JP2005194219A - 素足にストッキング様の層を形成するユニット - Google Patents

素足にストッキング様の層を形成するユニット Download PDF

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【目的】脚を組んだりしても、形成されたストッキング層が薄れたり、剥れたりすることのないスプレー組成物を含むユニットを提供する。
【構成】顔料・染料、真珠光沢剤、シルクパウダー、フィラーから選ばれる着色剤を、化粧料及び噴射剤と共にエアゾールとして収納した缶ないしボンベから成る容器と、上記着色剤を化粧料と共に素足に直接スプレー噴射してストッキング様の層を形成する旨を利用者に伝える説明文・画像及び/又は説明音声から成る説明媒体との組み合わせから成る、素足にストッキング様の層を形成するユニットであって、前記組成物が磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与する物質を含むことを特徴とする素足にストッキング様の層を形成するユニット。である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、(女性の)素足に直接スプレー噴射することで、衣服ともいうことができるストッキング様の層を形成するための組成物を含むユニットに関する。このユニットを利用して、素足にストッキング様の層を形成することで、従来型のストッキングを履かないでも、履いているような外観が得られ、これを利用する女性(男性も同様に)にとっては、足指が露出しているサンダル状靴を履く自由を得ることができる。
メイキャップ術において、皮膚の表面のキズやアザ或いは変色部分を隠すための層を形成する化粧品はファンデーションと呼ばれている。
ファンデーションを構成する組成分としては、例えば、層形成のための基礎材、皮膚保護剤、着色剤、紫外線吸収剤、真珠光沢剤など美麗効果のための微粒子剤、その他各種の補助剤など種々の物質が広く利用されており(例えば、特許文献1参照)、また、ファンデーションとしての層を形成するには、通常の塗布技術の外にスプレー方式(例えば、特許文献2及び3参照)、静電気による塗布方式(例えば、特許文献4参照)などが知られている。
然しながら、素足に対してスプレー噴射によって衣服ともいえる層を形成することは知られていない。本発明のユニットにより素足に形成された層は、あたかもストッキングを履いているかの如き外観で、従来型の細い糸で編まれたストッキングを履くことから女性を解放するという考え方は、本発明者による先提案技術の外には知られていない。
特許第3470806 特許第2812690 特開2003−19027 特開平5−194145
足(脚)の一部が露出しているスカートを履かない酷寒の地や、酷暑の地域を除いて、文明の進んだ地に住む多くの女性にとって、素足のままでいることは恥ずかしいことであり、年間を通じてストッキングを履くのがエチケットである。然しながら、美しく仕上げたペディキュア、特に足指の爪のネイルアートなど、を見せたいと思うのも女心であり、素足にサンダル履きも1つのスタイルであるが、エチケットに縛られてストッキングを履いてしまったら、足指が隠れてしまうので、苦心のネイルアートも台無しである。
また、サンダル状の解放的な靴を履いた場合、ストッキングの先端部分によって、足指に美しく施したペディキュアが隠れてしまうだけでなく、ストッキングの一部分が傷つけられ破れてしまうことがしばしばあり、新しいストッキングに履き替えるまでの間、女性はしばし恥ずかしさを忍ばなければならないことになる。
本発明者は、上記のような事態の発生に悩む女性(場合によっては男性も)をストッキングを履くことから解放するため、スプレー噴射により素足の上にストッキングを感じさせる層を形成するための組成物を含むユニットを、先に提案した(本明細書において「先提案技術」という。)。
この先提案技術は、ストッキングを履いているように見えるのに、同時に、ペディキュアも見えるという美脚効果を得ることができる、素足にストッキング様の層を形成するためのスプレー組成物を含むユニットである。
本発明者は、かかる先提案技術について更に研究を続けた結果、上記スプレー組成物によってエアーストッキング層を形成した脚を組んで擦ったりすると、ストッキング層の一部が薄れたり剥れたりすることがあることが判明した。形成されたストッキング層同士の摩擦が生じると層自体が薄くなることを突きとめた。
そこで、本発明の目的は、脚を組んだりしても、形成されたストッキング層が薄れたり、剥れたりすることのないスプレー組成物を含むユニットを提供することである。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
1.顔料・染料、真珠光沢剤、シルクパウダー、フィラーから選ばれる着色剤を、化粧料及び噴射剤と共にエアゾールとして収納した缶ないしボンベから成る容器と、上記着色剤を化粧料と共に素足に直接スプレー噴射してストッキング様の層を形成する旨を利用者に伝える説明文・画像及び/又は説明音声から成る説明媒体との組み合わせから成る、素足にストッキング様の層を形成するユニットであって、前記組成物が磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与する物質を含むことを特徴とする素足にストッキング様の層を形成するユニット。
2.磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与する物質が、シリコーンコンパウンドであることを特徴とする前記1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
3.説明媒体が、外装包装体の外周面の全体又は一部に形成されていることを特徴とする前記1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
4.説明媒体が、スプレー噴射させる組成物を収納する容器の外周面に形成されていることを特徴とする前記1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
5.説明媒体が、容器に取り付けられた紙片・プラスチックス製板、木板、金属板の全体又は一部に形成されていることを特徴とする前記1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
本発明によれば、次の効果が得られる。
(1)ストッキングを履かずとも、あたかも履いているような質感が得られるので、素足(生足)でも恥ずかしさを感じない。
(2)素足のままでも、ストッキングを履いたときのように、膝下を長いように見させることができる。
(3)ストッキングを履いた場合、ストッキングの先端で足の指が隠れてしまうが、本発明に係る組成物のスプレー噴射によれば、足の指は隠れないではっきりと見ることができるので、サンダル状の靴を履く場合にも、女性の足指の美しさ、ぺディキュア、特にペインティングなどによるネイルアートの美しさを損なうことがない。
(4)本発明に係る組成物のスプレー噴射によって形成される層は、例えばパウダー層であるので、暑さでむれることがないので、通常のストッキングを履くことに苦痛さえ感じる暑い地方や暑い季節に利用すれば、女性はストッキングから解放されることになり、また、通常のストッキングと異なり足を締め付けることがないので、疲れにくい利点がある。
(5)携帯に適した小さい缶ないしボンベなどで提供することができるので、持ち運びに便利であり、層が部分的に破壊されてしまったような場合にも、簡単に対応することができる。
(6)特に、本発明によれば、本発明の組成物を素足にスプレー噴射してストッキング層を形成し、このストッキング層を有する素足を組んで擦ったりした際、ストッキング層が擦れて薄くなることを抑制できる。
図1に従って、本発明に係るユニットの代表的な1実施例を詳細に説明する。
本発明に係るユニットは、外装包装容器10(図1の1−A参照)と、スプレー噴射する組成分を収納した容器20(図1の1−B参照)と、説明媒体30(図1の1−A,1−B,1−C参照)とで構成される。
外装包装容器10は、図1の1−A に示すように、紙やプラスチックス製の箱であり、市販に際しては透明な包装紙で被覆されている。外表面の1部ないし全部には、「エアーストッキング」「パウダーストッキング」「スプレーストッキング」「履かないストッキング」のようなネーミングを含む説明文11と、素足にストッキング様の層を形成した画像部分12と、図示しない利用上の警告文などが表示されている。
説明文11は、スプレー噴射するだけで、素足の上にストッキング様の層が形成され、ストッキングを履く必要のないことを看者に直接的に伝えるものであることが好ましい。
画像部分12は、素足の上にストッキング様の層が形成されている状態が表わされていることが必要であり、特に重要なことは、ネイルアートを含む足指のペディキュアの状態が美しく描かれていることが好ましい。図面に示した態様は素足だけが描かれているが、少なくとも一方の足はサンダルを履いた状態が描かれていることがより好ましい。
尚、外装包装容器10の外形形状は、図示する角柱形に限定されるものでなく、円柱形や六角柱形など様々に構成することができる。
本発明に係るユニットにおける容器20は、スプレー噴射される組成物を収納する缶ないしボンベとスプレー噴射のための構造とから成り、封入したガスの圧力に耐える強度を持っていることが必要であり、缶ないしボンベを構成する材質並びにその構造、或いは備えるノズルの構造などは、公知のスプレー噴射のための構造を有する公知の或いは市販品の各種の構成を採用することができる。
容器20の表面には、「エアーストッキング」「パウダーストッキング」「スプレーストッキング」「履かないストッキング」のようなネーミングを含む説明文21と、素足にストッキング様の層を形成した画像部分22と、図示しない利用法ないし利用上の警告文などが表示23されている。これらが必要なのは、利用者が買った後に容器20を取り出してから、外装包装容器10を捨ててしまうことがあるためで、このような場合にも、容器20の表面に表わされている説明文21、画像部分22、警告文とによって内容物を判断できるようにするためである。
説明媒体30は、本ユニットを形成している容器に収納された組成物が、素足の上にスプレー噴射させるだけで、ストッキング様の層を形成するものである旨の説明文31及びその利用法、更には利用上の警告などを利用者に伝える説明文33、説明画像32及び/又は必要に応じて説明音声を記録するものである。説明文及び説明音声は、「エアーストッキング」「パウダーストッキング」「スプレーストッキング」「履かないストッキング」のようなフレーズを含んでいることが好ましい。従来、ストッキングとして固定している概念、即ちシルクや細い合成樹脂製糸で編まれたものという概念を破壊するようなインパクトのあるフレーズであることが好ましい。
図1の1−Cには、説明媒体30として、折り畳み可能な紙片が示されているが、このような紙片に代えて又はこれに加えて、プラスチックス製板、木板、金属板が利用される。そして図1の1−Aは外装色装容器10が説明媒体30を兼ねており、図1の1−Bは容器20が説明媒体30を兼ねていることを表している。
更に、説明媒体30として、音声記録・再生媒体を単独で或いは他の説明媒体と共に利用することができる。利用するのに好ましいのは、音声記録が、テープやディスクなどのハードな媒体ではなくて、チップ化された集積回路の中にディジタルで記録されるものであることである。記録・再生時間が数分以内のものであれば、非常に安価に利用することができるし、記録・再生時間が長いものでは、空き容量を、自社だけでなく他の企業や営業などの広告宣伝媒体として、更には音楽や映画その他のキャンペーンなどに利用することができるので、これらからの副次的な収入があれば、ユニット全体の販売価格を低廉化することが可能となる。
説明媒体30は、外装包装容器10の中に容器20と共に収納するか、或いは外装包装容器10及び/又は容器20の外側に紐その他の手段で取り付ける構成とすることができる。
本発明に係るスプレー組成物は、一般的な粉末タイプ又はリキッドタイプのファンデーション化粧料成分(好ましくはリキッドタイプのファンデーション化粧料成分)に、噴射剤と着色剤とを含有して成っており、例えば、LPG、シクロメチコン、水、酸化チタン、トリメチルシロキシケイ酸、酸化鉄、ブチレングリコール、イソステアリン酸ソルビタン、シクロペンタシロキ酸、ポリメタクリル酸メチル、PEG−10ジメチコン、ジステアルジモニウムヘクトライト、PCA−Na、シルク、加水分解シルク、カフェイン、チャエキス、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リジン、アルギニン、トレオニン、プロリン、キサンタンガム、ベタイン、ソルビトール、フェノキシエタノールなどが挙げられる。これら組成物の成分の1部は除くことができるし、また逆に別な成分を追加することもできる。
これらの組成物を構成する成分は、含有させることにそれぞれの理由があることは従来のファンデーション化粧料の技術分野で知られていることであり、本発明においても同様の理由を有する。
本発明に用いられる噴射剤としては、スプレー噴射のための噴射剤として公知のものを特別の制限がなく利用することができる。例えば、LPGの外に、塩素化、フッ素化及び塩素−フッ素化低分子量炭化水素類、低分子量炭化水素混合物[例、フィリップ ペトロリウム社(Phillips Petroleum Company)の子会社のフィリップ ケミカル社(Phillips Chemical Co.)製のプロペラントA46(Propellant A46)として商業的に知られているブタン、イソブタン及びプロパンの混合物]、エーテル類及びハロ炭化水素類例えばジメチルエーテル或いはジクロロジフルオロメタン単独或いはそれとジクロロテトラフルオロエタンとの混合物などが挙げられる。炭化水素及びハロ炭化水素噴射剤と亜酸化窒素との混合物も用いることができる。更には、窒素及び二酸化炭素も又噴射ガスとして用いられる。それらは容器の内容物を放射するのに十分な割合(例えば、30〜90重量%)で用いられる。
本発明に用いられる着色剤として、化粧品用組成物に通常使用されている顔料・染料及び/又は真珠光沢剤及び/又はシルクパウダー及び/又はフィラーを含有する粒子相を有するものであってもよい。顔料は、最終組成物の重量に対して0〜15重量%、好ましくは8〜10重量%の割合で組成物中に存在し、白色又は有色の無機物及び/又は有機物で、通常のサイズ又はナノメートルサイズのものであってよい。二酸化チタン、二酸化ジルコニウム又は二酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄又は酸化クロム、フェリックブルー、クロム水和物、カーブンブラック、ウルトラマリン(アルミノシリカート-ポリスルフィド)、ピロリン酸マンガン及びある種の金属パウダー、例えば銀又はアルミニウムパウダーを挙げることができる。また、カルシウム、バリウム、アルミニウム、又はジルコニウム塩のレーキ類、又は酸性染料を挙げることもできる。
真珠光沢剤は、0〜20重量%、好ましくは8〜15重量%の割合で組成物中に存在し、天然真珠母、酸化チタン、酸化鉄、天然顔料又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、並びに有色のチタンマイカを挙げることができる。
シルクパウダーは、0〜30重量%、好ましくは5〜15重量%の割合で組成物中に加えることができ、シルクを紛粒化した公知のものを特別の制限なく利用することができる。
フィラーは0〜30重量%、好ましくは5〜15重量%の割合で組成物中に加えることができ、無機又は合成、ラメラ状又は非ラメラ状であってもよい。タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、テフロン(登録商標)、デンプン、窒化ホウ素、ポリマーのミクロスフィア、例えばエクスパンセル(Expancel)[ノーベル・インダストリー社(Nobel Industrie)]、ポリトラップ(polytrap)[ダウコーニング社(Dow Corning)]、及びシリコーン樹脂のマイクロビーズ[例えば、東芝のトスパール(Tospearls)]、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム又は水化炭酸マグネシウム、又は8〜22の炭素原子を有する有機カルボン酸から誘導された金属石鹸を挙げることができる。
また、組成物は水溶性又は脂溶性染料、特に天然の有機染料、例えばコチニールカルミン、及び/又は合成染料、例えばハロアシッド染料、アゾ染料又はアントラキノン染料を含有してもよい。更に、無機染料、例えば硫酸銅を挙げることもできる。
本発明に好ましく用いられる真珠光沢剤は、パール顔料ともいわれており、パール顔料は、白色パール顔料、例えばチタン又はビスマスオキシクロライドで被覆されたマイカ、着色パール顔料、例えば鉄酸化物で被覆されたマイカ−チタン、特に鉄(III)青又は酸化クロムで被覆されたマイカ−チタン、上記のタイプの有機顔料並びにビスマスオキシクロライドを主成分とするパール顔料で被覆されたマイカ−チタンより選択可能である。
本発明の着色剤としては、染料が用いられてもよく、皮膚を着色する様々な有機色素及び無機色素が含まれる。有機色素には通常、D&C(医薬品及び化粧品用)及びFD&C(食品、医薬品、化粧品用)の青色、褐色、緑色、橙色、赤色、黄色などの着色料として指定されるアゾ、インジゴイド、トリフェニルメタン、アントラキノン及びキサンチン染料を含むさまざまな種類がある。無機色素は通常、レーキ又は酸化鉄と呼ばれる、認可された色素添加物の不溶性の金属塩である。好適な色素には、通常は安全であると認識されるものであり、具体例は、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、褐色酸化鉄、ウルトラマリン、FD&C(食品、医薬品、化粧品用)着色料赤色2号、5号、6号、7号、10号、11号、12号、13号、30号及び34号;FD&C黄色5号、赤色3号、21号、27号、28号及び33号アルミニウムレーキ、黄色5号、6号及び10号アルミニウムレーキ、橙色5号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、赤色6号バリウムレーキ、赤色7号カルシウムレーキなどである。
本発明に用いられる一般的ファンデーション化粧料成分としては、保湿剤、湿潤剤、非揮発性油、乳化剤、防腐剤、粉末物質及び構成剤又は増粘剤が含まれる。非揮発性油の例は、米国特許第5,800,816号に記載されている。このような組成物は更に、例えば油分/てかり調節活性物質、落屑活性物質、抗ニキビ活性物質、抗炎症活性物質、皮膚漂白剤又はライトニング活性物質、皮膚感触剤、皮膚修復成分、日焼け止め剤、日焼け防止剤及びビタミン又はそれらの誘導体から選択される、有効な量の予防的又は治療的スキンケア成分を含むことができる。
本発明に用いられる一般的ファンデーション化粧料成分としては、油脂性物質、有機溶媒、シリコーン、増粘剤、緩和剤、紫外線又は広帯域濾光剤、発泡防止剤、水和剤、香料、保存剤、界面活性剤、増量剤、金属イオン封鎖剤、陰イオン、陽イオン、非イオン、両性ポリマー又はそれらの混合物、推進剤、アルカリ剤又は酸性剤、又は化粧品中に通常使用する他のあらゆる成分のような普通に使用する化粧品補助剤を含有してよい。
有機溶媒のうち、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセリンおよびソルビトールのようなアルコールおよび低級多価アルコールを挙げることができる。油脂性物質は、油またはろうまたはこれらの混合物、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール、ワセリン、パラフィン、ラノリン、水素化ラノリン、アセチル化ラノリンからなってよい。
油は動物、植物、鉱物性のまたは合成的な油、特に水素化パーム油、水素化リシン油、ワセリン油、パラフィン油、Purcellin油、シリコーン油およびイソパラフィンのうちから選択する。ろうは動物、化石、植物、鉱物性のまたは合成的なろうのうちから選択する。特に密ろう、カルノバろう、カンデリアろう、砂糖キビろう、木ろう、地ろう、モンタンろう、微晶ろう、パラフィン、シリコーンのろうおよび樹脂を挙げることができる。
脂肪酸エステルは例えば、イソプロピルミリステート、イソプロピルアジペート、イソプロピルパルミテート、オクチルパルミテート、C12〜C15脂肪族アルコールのベンゾエート(FINTEX社の「FINSOLV TN」)、プロピレンオキサイド3モルによりオキシプロピレン化したミリスチンアルコール(WITCO社の「WITCONOL APM」)、カプリン酸とカプリル酸のトリグリセリド(HULS社の「MIGLYOL 812」)である。
次に、本発明に係る組成物の利用法を説明する。
利用する前に、腿からつま先までの脚部を蒸しタオルなどで清浄化した後、スプレー噴射に先立って、缶を上下に10回以上振ってから、ノズルを約20cm程度離した位置から内容物を皮膚上に適当な量を直接スプレー噴射させる。次に、手指により均等になるようよく伸ばす。以上で、ストッキングを履いているような外観を有する層の完成で、ストッキングなしでもなんの恥じらいも感じることなく、外出することができる。
若し、層が部分的に破壊されたような場合には、部分的にスプレー噴射を行なうことで、簡単に修復が可能であるから。本発明に係る組成物が収納された缶をハンドバッグなどに携帯すれば、外出時の突発的なアクシデントにも対応することができる。
外出から帰ったら、ストッキング様の層を取り去る必要があるが、このための技法としては、通常のファンデーションを除去する手法を適用することができる。
本発明に用いられる磨耗耐性及び/又は転移耐性(transfer resistant property)を付与する物質からなる群から選択される1つ又はそれより多くの成分、相互溶解補助剤(co-solubilizer)及びそれらの混合物を含む。これらの構成成分の非限定的な例には、次のものが含まれる。
磨耗耐性又は転移耐性を向上する物質 例えば、皮膜形成又は永続性のある(substantive)特性を介して磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与する1つ又はそれより多くの物質は、本発明の組成物に使用し得る。このような物質は、一般に総計で約0.5〜約20重量%を使用する。
このような物質には、皮膜形成ポリマー物質が含まれる。皮膜形成ポリマー物質の濃度は変化し得る一方、一般に皮膜形成ポリマー物質は、約0.5〜約20質量%(例えば、約1〜約15%)、好ましくは約0.5〜約10質量%、更に好ましくは約1〜約8質量%の濃度で存在する。好ましいポリマーは、通常のファンデーション除去用ローションや、石鹸のような洗剤を使用して水で除去できる非粘着性被膜を形成する。
好適な皮膜形成高分子物質の例には:a)AQ29D、AQ35S、AQ38D、AQ38S、AQ48S及びAQ55Sのような、AQスルホポリエステル樹脂のようなスルホポリエステル樹脂、(イーストマン・ケミカルズ(Eastman Chemicals)より市販される);b)バイネックス(Vinex)2034、バイネックス2144及びバイネックス2019を含め、エア・プロダクツ(Air Products)より市販されるバイネックス(Vinex)樹脂のような、ポリビニルアセテート/ポリビニルアルコールポリマー;c)ナショナル・スターチ(National Starch)より市販される、ダーマクリルLTを含めてダーマクリル(Dermacryl)という商標名の、水分散性アクリル樹脂を含むアクリル樹脂;d)ルビスコル(Luviskol)K17、K30及びK90(BASFより市販される)を含むポリビニルピロリデン(PVP)、PVP/VA S−630及びW−735を含むPVP水溶性コポリマー及びISPより市販されるコポリマー845及びコポリマー937のようなPVP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、並びにバラバス(E.S.Barabas)著のエンサイクロペディア・オブ・ポリマーサイエンス・エンド・エンジニアリング(Encyclopedia of Polymer Science and Engineering)、2版、17巻、198〜257頁に開示されるその他のPVPポリマー;e)ジメチコーン及び有機置換型ジメチコーン、特に約50,000mPasを越える粘度を示す物質のような高分子量シリコーン;f)約50,000mPasを越える粘度を示す高分子量炭化水素ポリマー;g)オルガノシロキサン樹脂、ジオルガノポリシロキサンポリマー流体及びシリコーンエステルワックスを含むオルガノシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸(例えば、東レ・ダウ コーニング・シリコーン社製、シリコーンコンパウンドBY11−018など)が挙げられる。
本発明では、特に、磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与するため、シリコーンコンパウンドを含有させることが好ましい。このシリコーンコンパウンドとしては、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のシリコーンコンパウンドBY11−018等を好ましく用いることができるその使用量は1〜20重量%が好ましい。
次に実施例によって本発明を詳細に説明する。
組成分 (INCI名) 含有量(重量%)(注1)
A製品 B製品
LPG(Petoroleum Distillates) 50 70
シクロメチコン(Cyclomethicone) 21.55 12.93
水(Water) 12.6 7.56
酸化チタン(Titanium Dioxide) 4.2 2.52
トリメチルシロキシケイ酸(注2)(Trimethylsiloxysilicate)
3.25 1.96
酸化鉄(Iron Oxide) 1 0.6
ブチレングリコール(Butylene Glycol) 0.975 0.585
イソステアリン酸ソルビタン(Sorbitan Isostearate) 0.85 0.57
シクロペンタシロキ酸(Cyclopentasiloxane) 0.9 0.54
ポリメタクリル酸メチル(Polymethyl Methacrylate) 0.75 0.45
PEG−10ジメチコン(PEG-10 Dimethicone) 0.6 0.36
ジステアルジモニウムヘクトライト(Distearddimonium Heotorite)
0.55 0.33
PCA−Na(Sodium PCA) 0.475 0.285
シルク(Silk Powder) 0.45 0.27
加水分解シルク(Hydrolyzed Silk) 0.45 0.27
カフェイン(Caffeine) 0.25 0.15
チャエキス(Camellia Sinensis Extract) 0.05 0.03
セリン(Serine) 0.05 0.03
グリシン(Glycine) 0.05 0.03
グルタミン酸(Glutamic Acid) 0.05 0.03
アラニン(Alanine) 0.05 0.03
リジン(Lysine) 0.05 0.03
アルギニン(Arginine) 0.05 0.03
トレオニン(Threonine) 0.05 0.03
プロリン(Proline) 0.05 0.03
キサンタンガム(Xanthan Gum) 0.25 0.15
ベタイン(Beteine) 0.05 0.03
ソルビトール(Sorbitol) 0.05 0.03
フェノキシエタノール(Phenoxyethanol) 0.25 0.16
注1:A製品はLPG 50重量%の製品を示し、B製品はLPG 70重量%の製品を表わす。
注2:東レ・ダウコーニング・シリコーン社のシリコーンコンパウンドBY11−018。
[比較例1]
50gの製品を得るための組成分及びその含有量(重量%)を示す。
組成分 含有量(重量%) (注3)
LPG(Petoroleum Distillates) 35 JCID
シクロメチコン(Cyclomethicone) 13 JCD
水(Water) 9 JCD
イソプロピルパルミテート(Isopropyl Palmitate) 7.8 JCD
タルク(Talc) 7.2 JCD
酸化チタン(Titanium Dioxide ) 6.5 JCD
カオリン(Kaolin) 5.5 JCD
スクアラン(Squalane ) 5.1 JCD
イソステアリン酸ソルビタン(Sorbitan Isostearate) 3.9 JCID
ポリメタクリル酸メチル(Poly Methyl Methacrylate) 1.6 JCID
酸化鉄(Iron oxides) 1.3 JCD
ブチレングリコール(Butylene Glycol) 1.3 JCD
グリセリルベヘネート/エイコ酸(Glyceryl Behenate/Eicosadioate )
1 JCID
ペンチレングリコール(Pentylene Glycol) 0.7 JCID
PCA−Na(Sodium PCA) 0.7 JCD
フェノキシアタノール(Phenoxyethanol ) 0.3 JCID
シルクパウダー(Silk Powder) 0.05 JCID
ラウロイルリジン(Lauroyl Lysine) 0.05 JCD
注3: JCD は日本の化粧品原料基準を、そして JCIDは同じく日本の化粧品種別配合成分基準を表わす。
上記比較例1で示される組成物を素足にスプレー噴射してストッキング層を形成し、このストッキング層を有する素足を組んで擦ったところ、ストッキング層が擦れて薄くなった。
一方、上記実施例1で示される組成物を素足にスプレー噴射してストッキング層を形成し、このストッキング層を有する素足を組んで擦ってもストッキング層が擦れて薄くなることはなかった。即ち、下記(1)〜(6)の効果が得られることが確認された。
(1)ストッキングを履かずとも、あたかも履いているような質感が得られるので、素足(生足)でも恥ずかしさを感じないですんだ。
(2)素足のままでも、ストッキングを履いたときのように、膝下を長いように見させることができた。
(3)ストッキングを履いた場合、ストッキングの先端で足の指が隠れてしまうが、本発明に係る組成物のスプレー噴射によれば、足の指は隠れないではっきりと見ることができるので、サンダル状の靴を履く場合にも、女性の足指の美しさ、ぺディキュア、特にペインティングなどによるネイルアートの美しさを損なうことがなかった。
(4)本発明に係る組成物のスプレー噴射によって形成される層は、暑さでむれることがないので、通常のストッキングを履くことに苦痛さえ感じる暑い地方や暑い季節に利用すれば、女性はストッキングから解放されることになり、また、通常のストッキングと異なり足を締め付けることがないので、疲れにくかった。
(5)携帯に適した小さい缶ないしボンベなどで提供することができるので、持ち運びに便利であり、層が部分的に破壊されてしまったような場合にも、簡単に対応することができた。
(6)本発明の組成物を素足にスプレー噴射してストッキング層を形成し、このストッキング層を有する素足を組んで擦ったりしても、ストッキング層が擦れて薄くなることはなかった。
本発明に係るユニットの1実施例を示す概略斜視図

Claims (5)

  1. 顔料・染料、真珠光沢剤、シルクパウダー、フィラーから選ばれる着色剤を、化粧料及び噴射剤と共にエアゾールとして収納した缶ないしボンベから成る容器と、上記着色剤を化粧料と共に素足に直接スプレー噴射してストッキング様の層を形成する旨を利用者に伝える説明文・画像及び/又は説明音声から成る説明媒体との組み合わせから成る、素足にストッキング様の層を形成するユニットであって、前記組成物が磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与する物質を含むことを特徴とする素足にストッキング様の層を形成するユニット。
  2. 磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与する物質が、シリコーンコンパウンドであることを特徴とする請求項1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
  3. 説明媒体が、外装包装体の外周面の全体又は一部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
  4. 説明媒体が、スプレー噴射させる組成物を収納する容器の外周面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
  5. 説明媒体が、容器に取り付けられた紙片・プラスチックス製板、木板、金属板の全体又は一部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の素足にストッキング様の層を形成するユニット。
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