JP2005192069A - デジタル音声再生装置 - Google Patents

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伸悦 加藤
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Abstract

【課題】ディジタル増幅回路は電源電圧等の変動で歪が発生する。
【解決手段】PWM変調器と電力スイッチからなるデジタル増幅回路に、PWM出力を復調して時間軸誤差を求める手段と、電源電圧の変動を検出する手段を追加し、2つの誤差信号からPWM入力へ帰還する補正信号を生成する。これにより電源電圧変動や電力スイッチの非理想動作による歪を減少させることが出来る。時間方向と振幅方向の誤差検出手段を分けることにより、高速高精度のA/D変換器を不要としたディジタル音声増幅装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源電圧が変動する場合でも高音質で再生を行うことが出来るデジタル音声再生装置に関する。
現在、ポータブル機器を中心として電池で駆動されるオーディオ機器が使用されている。こうした機器では電池の電圧変化に対応するためにさまざまな工夫が行われている。例えば特許文献1には、電源電圧を検出して、それに応じたゲインをアンプに設定する構成が記載されている
以下に従来の音声再生装置の電源電圧に対する処理方法について説明する。図3において、4は信号入力端子、5は再生増幅回路、6は実際に音を出すスピーカー、1は制御用CPU、2はA/Dコンバータ、3は電池である。
通常動作状態では、信号入力端子4へ入力された音楽信号が再生増幅回路5で電力増幅されて、スピーカー6へ出力される。電池3の寿命が近づいてきて電圧が低下すると、再生増幅回路5の動作状態が変化して、スピーカー6へ必要な電流を流せなくなって来る。そこで制御用CPU1では、A/Dコンバータ2を用いて電池電圧をモニタして、この電圧がある程度以下に低下した場合に、再生増幅回路5へ増幅率を変えて出力電流を少なくするように指令する。この制御により、スピーカー6から再生される信号は、振幅が小さくなるものの、波形がクリップするような状態を避けることが出来て、歪の少ない出力を得ることが出来る。
また、後述するノイズシェーピングの処理内容については一般誌に記載されている(例えば、非特許文献1参照。)。
特開2002−299961号公報 CQ出版社 トランジスタ技術 2003.7 p205−222
ここで、従来の構成から再生増幅回路部を変更して、入力にデジタル信号を与えてデジタル的に増幅してPWM(パルス幅変調)信号を出力するデジタル増幅回路を使用する場合を考える。PWM信号は、LPF(低域通過フィルタ)を通すと信号の電圧とパルスの幅に比例したアナログ電圧が出力されるので、電源電圧が低下すると信号振幅が下がり、自動的にゲインが低下する特性を持っている。従って、上記のようなデジタル増幅回路を使用すれば従来例のようにCPUを用いた複雑なゲイン設定処理は不要となる。しかし逆に、電源電圧の短い時間での変動が、再生信号の振幅の変動(振幅歪)を発生させるので、歪を少なくするためには安定な電源が必要となるという欠点も持っている。
そこで、出力信号を入力側へ帰還して振幅歪を低減させる、いわゆる負帰還増幅器の構成が考えられる。入力にデジタル信号を用いる場合には出力信号をA/D変換してデジタル信号を帰還する構成が考えられるが、特に出力信号振幅が大きく変化するような場合にはA/D変換器のダイナミックレンジが有効に利用されない場合が発生し、その場合には変換誤差が大きくなるために音声再生装置としての歪率が悪化する。また、PWM信号は非常に高速の信号なので、A/D変換器に必要とされるサンプリング周波数が非常に高くなるため、高速かつ高精度のA/D変換器を使用する必要があり、回路規模が増大してしまうという問題がある。
上記課題を解決するために、本発明のデジタル音声再生装置は、デジタルデータを1ビットの信号に変換するPWM変調器と1ビット信号を電力増幅する電力スイッチと電力スイッチの出力を入力とするPWM復調器と電源電圧の変動を検出する電源電圧検出部と、入力デジタルデータと、PWM復調器の出力及び電源電圧検出部の出力から補正信号を生成する誤差検出部を持ち、誤差検出部の出力をPWM変調回路の入力へ帰還する構成とすることで、電源電圧の変化や電力スイッチの損失等により歪が増加することを防ぐことが出来る。
電源電圧が変動したとしても、歪率の悪化が少ないデジタル音声再生装置を高速のA/Dコンバータを使わずに実現することが出来る。
図1に本発明のディジタル音声再生装置の実施形態のブロック図である。図1において、11はディジタル音声信号入力端子、12はディジタル音声信号に含まれるノイズを音声帯域外へシフトさせるノイズシェーパー、13はフィードバック信号を加算する加算器、14はデジタルデータを1ビットの信号に変換するPWM変調器、15は電力増幅を行う電力スイッチ、16は帯域外の信号を除去するローパスフィルタ(LPF)、17はスピーカー、18は出力段へ大電流高電圧を供給する出力用電源、19は電源電圧の変動を検出する電圧変動検出部、20は減衰器、21はPWM復調器、22はノイズシェーパー12の出力とPWM復調器21の出力及び電圧変動検出部19の出力を元にして帰還信号を生成する誤差検出部である。
また、図2は図1の動作を説明するための説明図で、図2において、23はノイズシェーパー12の出力データ、24はPWM変調器14の出力信号、25は電力スイッチ15の出力パルス波形、26はPWM復調回路21の出力データである。以下、図面を参照しながらその動作について説明する。
入力端子11から入力された例えば48kHz/16ビットのディジタル音声信号は、ノイズシェーパー12で帯域内のノイズレベルを低下させて、例えば48kHzの32倍の1.536MHzで5ビットの信号に変換される。
ノイズシェーパー12の出力は、加算器13を通してPWM変調器14へ入力される。PWM変調器14では、与えられた5ビット(32値)の信号を、あらかじめ決められている表のデータ等を用いて、32ビットのパルス列に変換する。例えば図2の23のように入力データの値が19の場合には19個が1で残りの13個が0となるようなパルス列24のように変換される。
このように変換されたパルス列は、電力スイッチ15へ出力され、電力スイッチでは、1が入力された時には電源と出力の間のスイッチ(実際にはFET等の半導体スイッチが使用される)を導通させGNDと出力の間のスイッチは非導通にして、0が入力された時にはGNDと出力の間のスイッチを導通させ、逆の電源との間のスイッチは非導通にするように制御する。これにより、電力スイッチ15の出力には、振幅が増幅されて電源電圧とGNDのレベルのパルス信号25が出力される。
この電力スイッチ15の出力をLPF16に通すと、不要な高域成分が除去されてオーディオ信号が取り出される。このオーディオ信号は、出力用電源18の電圧、電流供給で十分に増幅されているので、スピーカー17に接続することで、音声信号が再生される。
基本的な再生処理は以上のとおりで、ここから補正系の処理を説明する。まず、電力スイッチ15の出力は、スイッチの応答時間や負荷となるスピーカーのインピーダンス特性などの影響を受けて、振幅が変動したり、立ち上がり時間、立下り時間が変動したりする場合がある。この信号をPWM復調器21でデジタルデータに復調するのであるが、一般に出力用電源18の電圧は通常のデジタル回路の耐圧を越えている場合があるので、減衰器20で適当な電圧まで下げてからPWM復調器21へ接続する。
このPWM復調器21の最も簡単な構成は、1ビットのコンパレータとそれを所定の時間でサンプリングしてPWM波形のパルス幅を測定するカウンタで構成することが出来る。この構成で電力スイッチ15の出力を復調すると、図2の26に示すように歪の影響で、PWM変調器14の入力23とは異なった値が復調される場合がある。つまり時間軸方向の変化分をこの構成のPWM復調器21を用いて検出することが出来ることがわかる。なお、PWM復調器21のカウンタのクロック周波数をもっと高くすれば、パルス幅の復調精度を高くすることが出来る。ここで、図示はしていないが、補正分をフィードバック系に加えたとすると、PWM復調出力が20に対して、PWM変調器入力は19だったので、1の誤差が出ている。この誤差をPWM変調器入力へ減算すると、次のPWM変調器入力は、元の値13が12となり、同等の歪が発生する電力スイッチを通ると出力のパルス幅は広がって、それをPWM復調した結果は13になり、ノイズシェーパー12の出力と同等となり、誤差が補正されることになる。
これに加えて、PWM信号は、パルスの振幅とパルス幅の両方でLPF16の出力電圧が決まるので、振幅方向の変化分を検出する必要があるが、パルスの振幅は出力用電源18の電源電圧でほぼ決まるので、ここでは電圧変動検出部19を設けて、出力用電源電圧18の変化分を検出ることで、電力スイッチ15の出力パルス振幅を知ることが出来る。
この時に必要となる精度は、電圧の想定した変動幅の間を細かくチェックする形でよいので、例えば16Vの電源電圧のうちの1V分の変動を検出すればよければ4ビット分少ない精度のA/D変換器を用いて実現することが出来る。さらに、直流的な電圧変動はトータルゲインを変動させてスピーカー17の音量を制御したい時にも発生するので、コンデンサーで結合して直流成分を除去した電源電圧に対して、比較的単時間の変動分だけを検出するという動作をさせることも出来る。また、電源電圧ではなく、PWM信号そのものをホールドした信号を作成すれば、そのレベルを元にして同様の電圧変動検出を行うことも出来る。
こうして得られた、時間、振幅2つの誤差信号を誤差検出部22で基準となるノイズシェーパー12の出力と比較する。PWM復調器21の出力からPWM変調回路14の出力を減算し、この結果に振幅方向の誤差信号を乗算して誤差出力を算出するが、振幅誤差信号と、時間誤差信号の精度が異なるので、振幅誤差信号は例えば32サンプル分を積分して、その値をスケーリングして誤差信号への乗算値とする。このことからもわかるように、電圧変動検出部19の動作速度を下げても、積分時間を変えることでほぼ同等の出力が得られるので、要求される精度に合わせて、回路規模を削減することが可能となる。
このようにして得られた誤差検出部22の出力を加算器13へ帰還することで、電源電圧の変動や電力スイッチ15での非対称性等による出力への影響を削減することが出来る。
このように、時間方向と振幅方向の誤差を分けて検出することにより、高速高精度のA/D変換器を用いることなく、補正に必要な誤差情報を取得することが出来る。
本発明にかかるデジタル音声再生装置は、電源電圧が変動したとしても、歪率の悪化が少ないデジタル音声再生装置を高速のA/Dコンバータを使わずに実現することが出来るので、集積回路に内蔵してしまうことが可能となり、小型高性能な音声増幅装置を実現することが出来る。
本発明に関わるディジタル音声再生装置のブロック図 本発明に関わるディジタル音声再生装置の動作を説明するためのタイミング図 従来の音声再生装置のブロック図
符号の説明
11 デジタル信号入力端子
12 ノイズシェーパー
13 加算器
14 パルス幅変調回路
15 電力スイッチ
16 低域通過フィルタ
17 スピーカー
18 出力用電源
19 電圧変動検出部
20 減衰器
21 パルス幅復調回路
22 誤差検出部
23 ノイズシェーパー出力データ
24 PWM変調出力波形
25 電力スイッチ出力波形
26 PWM復調データ

Claims (1)

  1. デジタルデータを1ビットの信号に変換するPWM変調器と1ビット信号を電力増幅する電力スイッチと前記電力スイッチの出力を入力とするPWM復調器と電源電圧の変動を検出する電源電圧検出部と、入力デジタルデータと、PWM復調器の出力及び電源電圧検出部の出力から補正信号を生成する誤差検出部を持ち、前記誤差検出部の出力をPWM変調器の入力へ帰還することを特徴とするディジタル音声再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012015650A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Renesas Electronics Corp D級増幅器

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