JP2005192027A - ネットワーク制御システム及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冗長構成の通信経路を形成したネットワーク制御システム及び制御方法に関し、サブネット内の分断障害に対処する。
【解決手段】 複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワークに於いて、冗長構成のルータ100_1は、パケット送受信部11とルーティング制御部12とARPテーブル13とを含むと共に、グループ情報を付加したパケットの送受信を行うグループ送信制御部16とグループ受信制御部17とを含む送受信手段と、サブネット内の分断障害発生を検出するサブネット分断認識部20を含む手段と、分断障害発生検出時に、バックアップのルータはマスタの状態に遷移して、サブネットに対するパケットの送受信処理を行う冗長機能制御部18等を含む手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のルータにより冗長接続構成とし、サブネット内の障害によっても通信を継続できるネットワーク制御システム及び制御方法に関する。
IPネットワークに於いて、ルータによって他のネットワークと区切られたサブネット内の端末は、ルータを介して他のネットワークの端末と通信を行うことになる。このようなサブネットに於いては、ルータに障害が発生すると、サブネット内の端末は、他のネットワークの端末と通信ができなくなる。そこで、複数のルータを設けて通信経路の冗長化を図ることが知られている。
このような通信経路の冗長化構成の場合に、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)(RFC2338)、HSRP(Hot Stanby Routing Protocol)(RFC2281)等のプロトコルを用いるのが一般的である。これらは、スタティックルーティングを使用する端末に対するものであり、複数のルータの中のマスタのルータが通信を行い、マスタに障害が発生した場合に、バックアップのルータが自動的にマスタのIPアドレスとMACアドレスとを引き継ぎ、ネットワーク間の通信経路を確保する。又冗長化しているルータのグループを1台の仮想ルータと定義して、その仮想ルータに対して仮想のIPアドレスとMACアドレスとを割当て、通常時はマスタのルータ、障害発生時はバックアップのルータが仮想アドレスを持ち、端末のデフォルトゲートウェイを仮想アドレスに設定することにより、通信の継続を図るものである。又冗長化しているルータ間では、ローカルサブネットで状態監視パケットを送受信し、バックアップは、マスタのルータからの状態監視パケットの未受信時間が一定時間経過することにより、それをトリガとしてマスタのルータの障害を検出する。
図10は、サブネットとバックボーンネットワークとの間に冗長化した通信経路を構成した場合の説明図であり、マスタをルータ100、バックアップをルータ101とし、仮想IP/MACアドレスはルータ100に登録されており、仮想IPアドレスをゲートウェイとした端末102、端末103は、ルータ100をゲートウェイとしてバックボーンネットワークへの通信を行っている。尚、104〜106はレイヤ2スイッチ(L2SW)を示す。ルータ100に障害が発生すると、ルータ101がマスタとなり、仮想IP/MACアドレスを引き継ぐ。そして、端末102と端末103とは、ルータ101を介してバックボーンネットワークへの通信を行う。
又図10の×印で示すように、レイヤ2スイッチ105に障害が発生すると、サブネット内が分断される。それにより、バックボーンネットワーク側から選択されるゲートウェイは何れか一方のルータであるため、分断された一方の側のみにパケットが到達するが、他方の側にはパケットが到達しないことになる。即ち、端末102に対しては、ルータ100を経由してバックボーンネットワークからのパケットが到着するが、端末103へのパケットは、ゲートウェイのルータ100へ送信され、ルータ100内にARP(Address Resolution Protocol)テーブルに端末103のエントリが存在しない場合、ARPが解決されないので、そのパケットは破棄される。又ARPテーブルに端末103のエントリが存在する場合(障害発生前のエントリが残存している場合)、サブネットに送信されるが、レイヤ2スイッチ105に障害が発生しているから、端末103へはパケットが到達しないことになる。端末103からのパケットは、ルータ101がマスタではないから、サブネット内の分断により、パケットの送受信ができない端末が生じる。
そこで、サブネットのルータに相当するネットワーク接続装置を設け、サブネット内の分断を認識することにより、サブネット内の全端末のIP/MACアドレスを収集して記憶し、冗長ルータ(冗長構成のネットワーク接続装置)間で、バックボーンネットワーク側の管理用パスを用いて、接続している配下の端末の情報を交換し、自ルータ配下の端末情報と、他ルータ配下の端末情報とをそれぞれ保持する。そして、一方のルータにバックボーンネットワークから到着したパケットについて、保持している端末情報により、自ルータの配下ではなく、他ルータの配下の端末に対するものであると判定すると、そのパケットを他ルータへ転送する。或いは、バックボーンネットワークから両方のルータに送信し、各ルータは保持した端末情報を参照し、自ルータの配下の端末に対するパケットでない場合は、そのパケットを破棄する手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−232463号公報
従来の複数ルータを用いて通信経路を冗長構成としたシステムに於いては、サブネット内の障害発生によって、そのサブネット内が分断されると、通信できない端末が発生する問題がある。そこで、サブネット内の障害を検出した時に、自ルータ(自ネットワーク接続装置)配下となる端末のIP/MACアドレスを収集して記録することにより、その記録内容を基にパケットの配送を可能とした前述の従来例は、ICMP(Internet Control Message Protocol)エコーリクエストメッセージをブロードキャストし、そのICMPエコーリプライメッセージにより、端末情報を収集するものであるが、このICMPエコーリプライメッセージを受信するまでには、数msの時間を要するものであり、従って、切替えの為の時間が長くなる問題がある。
又端末情報の収集と、記録と、対向ルータへの収集端末情報の転送との手順を行うものであるから、その間に到着したパケットの通信は保証されない問題がある。又接続端末情報の動的なテーブル(記録部)を冗長ルータ数分保持し、更新する必要があり、その為に、装置の負荷やリソースの消費という問題がある。又対向ルータ(対向ネットワーク接続装置)間では、管理用パスを用いて端末情報を交換するものであるが、伝送帯域を共有するベストエフォート型ネットワークには適用が困難である。更に、バックボーンネットワークに接続されるサブネットの数が増加すると、それに比例して管理パスの数、冗長サブネットと通信するルータとのコネクションの数が増大し、ネットワークが複雑化して、初期導入時やネットワークのトポロジ変更があった場合の設定作業が煩雑となる。又サブネット内の各端末装置が分断されている状態を認識した場合に、端末情報の収集を指示する為、端末装置の追加、移動が行われた場合にARPテーブルがエージングされ、再度ARPが発行されるまで通信を復旧することができないので、通信回復までに時間がかかる問題がある。
本発明は、前述の従来例の問題点を解決するものであり、サブネット内の分断状態の発生時に、迅速に切替えを行って通信を継続させることを目的とする。
本発明のネットワーク制御システムは、サブネットに対して複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワーク制御システムに於いて、冗長構成の前記ルータは、グループ化して該グループを示す情報を付加したパケットの送受信手段と、前記サブネット内の分断障害発生を検出する手段と、該手段により分断障害発生を検出した時に前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段とを備えている。
又前記冗長構成のルータは、前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとのARPテーブル内容を同期化する手段を備えている。
又前記グループ化したグループ番号とネットワークアドレスとを対応させて格納したサブネット情報テーブルと、前記サブネットからのパケットに前記サブネット情報テーブルを参照して前記グループを示す情報を付加して送出するグループ送信制御部と、自ルータのグループ番号を格納した所属グループテーブルと、受信したパケットに付加されたグループを示す情報が前記所属グループテーブルに格納されている時に該パケットを前記サブネットへ送出するグループ受信制御部とを備えている。
本発明のネットワークの制御方法は、サブネットに対して複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワークの制御方法に於いて、冗長構成の前記ルータは、グループ化して該グループを示す情報を付加したパケットを送受信し、前記サブネット内の分断障害発生を検出した時に、前記バックアップのルータをマスタの状態に遷移させて、該ルータと前記最初からのマスタのルータとを介して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う過程を含むものである。
又前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとの間で相互のARPテーブル内容を同期化する過程を含むものである。
複数のルータにより冗長構成の通信経路を形成し、1台のルータをマスタとし、他のルータをバックアップとして、マスタのルータに障害が発生した場合は、バックアップのルータがマスタとなってパケット通信を継続するシステムに於いて、サブネット内の分断障害発生時は、バックアップのルータもマスタとして、両方のルータによりパケットの送受信を行うことにより、分断されたサブネット内端末と他ネットワーク間の通信を継続することができる。又ARPテーブルの内容を冗長ルータ間で同期化することにより、無駄なARPの発行を防止することができる。又バックボーンネットワークが複数のサブネットに分かれている場合に於いても、サブネット内分断発生時に、分断されたサブネット内端末と他ネットワーク間の通信を継続させることができる。
サブネットに対して複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、マスタのルータの障害発生時にバックアップのルータがマスタとなってパケット通信を継続できるようにしたもので、冗長構成のルータ100_1は、パケット送受信部11とルーティング制御部12とARPテーブル13とを含むと共に、グループ化して該グループを示す情報を付加したパケットの送受信を行うグループ送信制御部16とグループ受信制御部17とを含む送受信手段と、前記サブネット内の分断障害発生を検出するサブネット分断認識部20を含む手段と、この手段により分断障害発生を検出した時に前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う冗長機能制御部18等を含む手段とを備えている。
図1は、本発明の実施例1の要部の説明図であり、バックボーンネットワークとサブネットとの間を接続する冗長構成のルータは同一構成であり、その一方のルータ100_1の構成を示すもので、11はパケット送受信部、12はルーティング制御部、13はARPテーブル、14はサブネット情報テーブル、15は所属グループテーブル、16はグループ送信制御部、17はグループ受信制御部、18は冗長機能制御部、19は接続遮断部、20はサブネット分断認識部を示す。又200_1,200_2はサブネット内のレイヤ2スイッチ(L2SW)を示す。
パケット送受信部11とルーティング制御部12とARPテーブル13とは、従来のルータにも備えられている構成であり、本発明の実施例に於いては、更に図示のように、他の各部を付加した構成を有するものである。又冗長構成のルータをグループとするもので、サブネット情報テーブル14は、ネットワークアドレスとグループ番号との組み合わせを格納している。又所属グループテーブル15は、自ルータが所属する冗長構成グループのグループ番号を格納している。
グループ送信制御部16は、バックボーンネットワークにパケットを送信する時に、サブネット情報テーブル14を参照して、登録したグループを判定し、グループ番号等のグループを識別できる情報として例えば識別子を付加する。又グループ受信制御部17は、バックボーンネットワークからパケットを受信すると、所属グループテーブル15を参照して、グループを判定し、自ルータが所属するグループのパケットであれが受信し、所属しないグループのパケットであれば破棄する。
又ルーティング制御部12は、IP,ARP,VRRP等の処理機能を含み、IPアドレスとMACアドレスとの対応を格納したARPテーブル13を参照し、パケットのルーティングを決定する。又パケット送受信部11は、受信したパケットを、ルーティング制御部12の指示に従って送信する。又サブネット分断認識部20は、マスタのルータからサブネットに例えば監視パケットを送信し、バックアップのルータが、その監視パケットを一定回数又は一定時間経過しても受信できない時に、サブネットに分断障害が発生したことを検出し、冗長機能制御部18に通知する。
冗長機能制御部18は、サブネット分断認識部20からの分断障害検出又は分断障害回復の通知により、接続遮断部19とルーティング制御部12とに対して指示する。接続遮断部19は、冗長機能制御部18からの指示に従ってパケットの通信の遮断機能のオン、オフを実行する。又ルーティング制御部12は、冗長機能制御部18からの指示に従って、VRRPのマスタ(現用系)とバックアップ(予備系)との状態の切替えの処理を行う。又サブネットが分断された場合には、冗長構成のルータ間でARPテーブル13の内容を交換してテーブル内容の同期をとる。従って、グループを示す情報を付加したパケットの送受信手段は、サブネット情報テーブル14と所属グループテーブル15とグループ送信制御部16とグループ受信制御部17とを含む構成を有し、又サブネット内の分断障害発生を検出する手段は、サブネット分断認識部20を含む構成を有し、分断障害発生を検出した時に、バックアップのルータはマスタの状態に遷移して、サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段は、冗長機能制御部18と接続遮断部19とを含む構成を有するものである。
図2は、ネットワークの説明図であり、サブネット400_1,400_2との間を、バックボーンネットワーク500_1により接続した構成の場合を示す。同図に於いて、100_1〜100_3はルータ、200_1〜200_3はレイヤ2スイッチ(L2SW)、300_1〜300_3は端末を示す。ルータ100_1〜100_3は、図1に示す構成を有するもので、バックボーンネットワーク500_1に対してサブネット400_1との間では、ルータ100_1,100_2により冗長構成の通信経路を形成している場合を示す。
バックボーンネットワーク500_1は、例えば、SONET(Synchronous Optical Network)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)又はATM(Aaynchronous Transfer Mode)等のネットワークとすることも可能であり、又レイヤ2の構成とすることもできる。又ルータ100_1〜100_3を接続するリングネットワーク構成とすることもできる。又サブネット400_1のルータ100_1,100_2間を接続するレイヤ2スイッチ200_1〜200_3は、スイッチングハブとすることもできる。
又サブネット400_1は、例えば、“10.10.10.0/24”、サブネット400_2は、例えば、“20.20.20.0/24”、バックボーンネットワーク500_1は、例えば、“30.30.30.0/24”のネットワークアドレスとして説明する。
図3の(a)は、サブネット情報テーブル14の一例を示し、(b)は所属グループテーブル15の一例を示す。サブネット情報テーブル14には、図2のバックボーンネットワーク500_1に接続されて、冗長構成の通信経路を構成しているサブネットのネットワークアドレス“10.10.10.0”と、サブネットマスク“255.255.255.0”と、冗長構成に対するグループ番号“100”とが格納されている場合を示す。冗長構成のサブネットが複数存在する場合は、そのサブネット数のテーブルのエントリを保持する。又図2に於いては、このサブネット情報テーブル14を、ルータ100_1〜100_3に於いて共通の内容に設定される。又所属グループテーブル15には、自ルータが所属するグループ番号“100”が格納されている場合を示す。この場合、複数の冗長構成のグループに所属する場合は、グループ数のテーブルのエントリを保持する。
図2に於いて、端末300_3から端末300_2へパケットを送信する場合、送信元IPアドレスは、“30.30.30.10”、送信先IPアドレスは、“10.10.10.20”とすると、ゲートウェイであるルータ100_3は、端末300_3から受信したパケットを、パケット送受信部11(図1参照)に於いて受信し、ルーティング制御部12は、ルーティングテーブルにより、ルータ100_1(“20.20.20.1”)をゲートウェイと判定し、バックボーンネットワーク500_1へ送信することを決定する。同時に、MACヘッダを、ゲートウェイ(ルータ100_1)のMACアドレスに付け替えて、このパケットをパケット送受信部11からグループ送信制御部16へ転送する。
グループ送信制御部16は、転送されたパケットの送信先IPアドレスが,サブネット情報テーブル14のネットワークアドレスに該当するかを検索する。このパケットの送信先IPアドレスは“10.10.10.20”であるので、サブネット情報テーブル14のネットワークアドレス“10.10.10.0”に該当する。グループ送信制御部16は、テーブルにヒットしたパケットの送信先を冗長構成サブネット400_1であると認識する。そして、グループ送信制御部16は、グループ番号に対応したMACアドレスを生成し、パケットの送信先MACアドレスを、グループ100宛のMACアドレス“02.00.00.00.0a.64”に付け替えを行う。
図4の(a)は、MACヘッダとIPヘッダとデータ部とフレームチェックシーケンスFCSとを含むパケットを示し、前述の端末300_3から送信したパケットの送信元IPアドレスSA“30.30.30.10”と、送信先IPアドレスDA“10.10.10.20”とを有する場合を示す。又図4の(b)は、MACヘッダの送信先MACアドレスDAを、グループ番号“100”を16進表示の“64”としたグループを示す情報を付加したグループ送信MACアドレスDA“02.00.00.00.0a.64”に付け替えることを示している。
この場合、付け替えを行った送信先MACアドレスをグループ宛パケットの識別子とした機能を有するものであり、本発明の実施例に於いては、この送信MACアドレスに限定されることなく、グループ宛であることを識別できる情報を用いることができる。又バックボーンネットワーク500_1は,グループ宛のMACアドレスのパケットをブロードキャストする機能を有するものであり、或いは、バス型のネットワークとすることも可能である。即ち、特定のグループ宛識別子を持ったパケットをブロードキャストする仕組みがあれば、識別子は前述のようにMACアドレスに限るものではない。又はMACアドレスをブロードキャストアドレスとし、送信元アドレス等の他のフィールドに識別子を持たせることもできる。
従って、バックボーンネットワーク500_1へ送出されたパケットは、ブロードキャストされて、ルータ100_1,100_2に到達する。ルータ100_1に於いては、受信したパケットは、グループ受信制御部17(図1参照)に転送される。このグループ受信制御部17は、受信したパケットのMACアドレスからグループ番号を求め、所属グループテーブル15を検索する。該当するグループ番号が存在すれば、そのパケットをパケット送受信部11へ転送する。又該当するグループ番号が存在しない場合は、そのパケットを破棄する。
パケット送受信部11は、ルーティング制御部12に問い合わせることにより、サブネット400_1へ送信するパケットと判定されるから、接続遮断部19を介してサブネット400_1へ送信する。この場合、接続遮断部19は、冗長機能制御部18により、遮断制御OFFの制御により、パケットを通過させる状態となっている。従って、点線矢印で示す経路のパケットにより端末300_2に到達することになる。
前述の場合、ルータ100_1をマスタ(現用系)、ルータ100_2をバックアップ(予備系)とした場合を示し、マスタのルータ100_1は、バックボーンネットワーク500_1からサブネット400_1へのパケットの転送処理を行い、且つサブネット400_1からバックボーンネットワーク500_1へのパケットの転送処理を行う。バックアップのルータ100_2は、前述の転送処理は行わない。即ち、ルータ100_2の冗長機能制御部18(図1参照)は、接続遮断部19を制御して、遮断制御ONとしている。その為、受信したパケットは、サブネット400_1には送信されない。
又マスタのルータ100_1とバックアップのルータ100_2との状態は、それぞれの冗長機能制御部18(図1参照)により管理し、サブネットの障害監視は、ルータ100_1のサブネット分断認識部20から監視パケットを送信し、ルータ100_2に於いて受信することにより疎通確認を行うものである。この監視パケットは、例えば、BPDU(Bridge Protocol Data Unit)パケットやPing等を適用することができる。又ルータ100_1,100_2は、バックアップネットワークを介して、IPパケットを送受信することにより、マスタ/バックアップ状態情報やサブネットの疎通情報を相互に通知する。このIPパケットは、冗長機能制御部18がルーティング制御部12を経由して、パケット送受信部11との間で転送して送受信の処理を行うことになる。
又端末300_1,300_2から送信したパケットは、ルータ100_1がゲートウェイとなっているので、このルータ100_1を介してバックボーンネットワーク500_1へ送信することになり、例えば、サブネット400_2の端末300_3との間でパケットを送受信することができる。
前述のネットワークに於いて、サブネットに障害が発生し、例えば、図5に示すように、レイヤスイッチ200_1,200_2間に分断発生として示す障害が発生して、サブネットが分断された状態となった時、ルータ100_2に於いてルータ100_1からの監視パケットの不到着により、ルータ100_2のサブネット分断認識部20(図1参照)に於いて分断障害発生を検出し、冗長機能制御部18に通知する。冗長機能制御部18は、バックアップからマスタへ遷移する制御を行うもので、接続遮断部19を遮断制御OFFとして、バックボーンネットワーク500_1とサブネット400_1との間のパケットの転送処理を開始する。従って、端末300_1は以前のルータ100_1を介してパケットを送受信し、端末300_2はルータ100_2を介してパケットを送受信することができる。
又この場合、ルータ100_2からも監視パケットを送信することになり、VRRPに於いても両方のルータがマスタとなり、端末300_1のゲートウェイはルータ100_1、端末300_2のゲートウェイはルータ100_2となる。端末300_2の所属するサブネットではゲートウェイがルータ100_1からルータ100_2に変更になるから、その間のレイヤ2スイッチのMACアドレステーブルを再学習させる必要がある。その為、監視パケットの送信元MACアドレスをVRRPの仮想MACアドレスとして送信することで、これを解決できる。
ここで、ルータ100_1が端末300_2宛のパケットを受信した場合、若し、サブネットにARPリクエストメッセージが発行されると、ARPリプライメッセージを返答する端末300_2は、分断されたサブネットに存在するため、返答できずに無駄なARPの処理が繰り返されることになる。そこで、ルータ100_1,100_2は、ARPテーブル13(図1参照)の内容の同期をとる。即ち、ルータ100_1の冗長機能制御部18は、自ルータのARPテーブル13をコピーし、バックボーンネットワーク500_1を介して送信する。
この場合のIPパケットの一例を図6に示す。IPヘッダの送信先アドレスDAとしてルータ100_2のIPアドレス“100.100.100.2”とし、UDP(User Datagram Protocol)により、ARPテーブル13の内容が送信される。又このIPパケットは、ユニキャストのみでなく、例えば、マルチキャストやブロードキャストによる送信を適用することができる。又ARPテーブルの内容の転送には、UDPに限定されるものではなく、TCPや独自のヘッダを付加することができる。又ルータ100_2は、例えば、UDP特定ポートにより冗長機能制御部18で受信し、自ルータ100_2のARPテーブル13との差分を求め、対向ルータ100_1のARPテーブル13にあるが、自ルータ100_2のARPテーブル13に存在しないエントリを追加する。それによって、サブネットが分断される障害が発生した場合、対向ルータ側の分断サブネットに所属する端末に対してのARPリクエストメッセージを、自ルータ側の分断サブネットに対して発行し続けるという状態を防止すると共に、無駄なARPを発行することによる処理負荷をなくすことができる。
又バックアップからマスタとなったルータ100_2も監視パケットを送信するものであり、従って、分断障害が回復すると、ルータ100_1,100_2は共に相互から送信した監視パケットを受信検出することができるから、障害が回復したことを検出して、元の状態に遷移する。
図7は、障害発生及び回復の概要のシーケンスを示すもので、マスタのルータ100_1からバックアップのルータ100_2に所定の時間間隔でサブネットに監視パケットを送信する。ルータ100_2は、監視パケットをサブネットを介して受信検出することにより、ルータ100_1とサブネットとが正常と判定する。×印で示すように、サブネットの障害により、監視パケットを受信できなくなった時は、前述のように、ルータ100_2のサブネット分断認識部20(図1参照)は、この監視パケットの受信ができないことにより、分断障害発生を検出して、冗長機能制御部18に通知し、冗長機能制御部18は、接続遮断部19を遮断制御OFFとし、バックアップ状態からマスタ状態に遷移し、サブネット分断認識部20の制御により監視パケットの送出を開始する。又前述のように、ARPテーブル13の同期をとる処理をバックボーンネットワークを介して行う。そして、相互に監視パケットの受信検出が可能となると、分断障害回復と判定し、元の状態に遷移する。
図8は、本発明の実施例2の説明図であり、サブネットと他ネットワークを接続する複数のルータと、このサブネットと複数のネットワークを介した冗長構成の通信経路を形成するネットワークを有し、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うもので、冗長構成のルータと、サブネットと通信するネットワークに属するルータとは、サブネットに送信するパケットに対して、パケットの送信IPアドレスで通常転送すると共に、コピーしたパケットをバックアップ用の特定ネットワークアドレスに変換した送信先IPアドレスで送信し、受信した該変換パケットをサブネットに送信する時に、本来の送信先IPアドレスのネットワークアドレスに再変換して送信するパケット送受信手段(図1のパケット送受信部11等の機能を有する手段)と、サブネット内の分断障害発生を検出する手段(図1のサブネット分断認識部20等の機能を有する手段)と、この手段により分断障害発生を検出した時に、バックアップのルータはマスタの状態に遷移して、サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段とを備えており、サブネット100(“10.10.10.0/24”)は、前述の実施例1と同様に、ルータ100_1,100_2により冗長構成とし、端末300_1,300_2とレイヤ2スイッチ200_1〜200_3とを含むものである。又ルータ100_3〜100_5とサブネット1(“100.100.100.0/24”),サブネット2(“100.100.101,0/24”),サブネット3(“100.100.102.0/24”)とを有し、端末300_3はルータ100_5に接続されている。
即ち、冗長構成の同一グループに属するルータ100_1,100_2がそれぞれ異なるサブネット1,2を介してルータ100_5と接続されたネットワークを構成し、ルータ100_5は、サブネット3とルータ100_3,100_4とサブネット1,2とを介して冗長構成のルータ100_1,100_2に実線矢印で示すように、サブネット100に対するパケットを送信する。ルータ100_1,100_2は、図1に示す構成を有するものであり、ルータ100_5も同様の構成とすることができる。又ルータ100_1,100_2とサブネット100との制御処理は、前述の実施例1と略同一であり、又サブネット1〜3を含む構成が、図2のバックボーンネットワーク500_1に相当することになり、重複する部分は説明を省略する。
バックアップのルータ100_2は、サブネット100を正しい情報“10.10.10.0/24”ではなく、“10.10.20.0/24”として広告している。ルータ100_5は、グループ送信制御部16に於いて、サブネット100宛のパケットを、“10.10.10.0/24”のネットワークへ送信すると共に、コピーした該パケットを“10.10.20.0/24”のネットワークへと、送信先IPアドレスを変換して送信する。よって、ルータ100_5は、サブネット100に対するパケットを、サブネット3とルータ100_3,100_4とサブネット1,2とを介して冗長構成のルータ100_1,100_2に実線矢印で示すように送信する。又ルータ100_2は、グループ受信制御部17に於いて、受信した“10.10.20.0”宛のパケットを、“10.10.10.0”(本来のサブネットのアドレス)に変換して、サブネット100へ送信使用とする。ただし、前述のように、マスタのルータ100_1は、受信したパケットをサブネット100内に送出し、バックアップのルータ100_2は、受信したパケットを接続遮断部19(図1参照)の遮断制御ONとしていることにより破棄する。
この状態で、×印で示すように、サブネット100内に分断障害が発生すると、バックアップのルータ100_2のサブネット分断認識部20がルータ100_1からの監視パケットを受信できないことにより、分断障害発生を検出し、バックアップの状態からマスタの状態に遷移し、接続遮断部19の遮断制御をOFFとする。それによって、受信したパケットをサブネット100内に送出し、分断された端末300_2に対するパケットの送受信を継続する。
図9は、本発明の実施例3の説明図であり、サブネットと他ネットワークを接続する複数のルータと、このサブネットと複数のネットワークを介した冗長構成の通信経路を形成するネットワークとを有し、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワーク制御システムであって、冗長構成のルータと、サブネットと通信するネットワークに属するルータとは、サブネットに送信するパケットをIPでカプセル化し、冗長構成のルータ宛に複数送信し、そのパケットを受信したルータがカプセル化を解除するパケットの送受信手段と、サブネット内の分断障害発生を検出する手段(図1のサブネット分断認識部20等の機能を有する手段)と、この手段により分断障害発生を検出した時に、バックアップのルータはマスタの状態に遷移して、サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段とを備えており、図9に於ける符号の中の図8と同一符号は同一部分を示し、ルータ100_5から冗長構成のルータ100_1,100_2に対してカプセル化して送信する場合を示す。即ち、端末300_3からサブネット100の端末300_2(“10.10.10.10”)宛のパケットを、ルータ100_5は、グループ送信制御部16(図1参照)に於いてルータ100_1に対して、送信先アドレスDAを“100.100.100.1”としてカプセル化して送出し、ルータ100_2に対して、送信先アドレスDAを“100.100.101.2”としてカプセル化して送出する。
マスタのルータ100_1は、グループ受信制御部17(図1参照)に於いてカプセルから取り出したパケットをサブネット100内に送出し、ルータ100_2は、カプセルから取り出したパケットを、接続遮断部19(図1参照)の遮断制御をONとしていることにより、破棄する。
サブネット100内の分断障害が発生すると、前述の実施例と同様に、この分断障害発生を検出し、バックアップのルータ100_2はマスタの状態に遷移する。それにより、遮断制御部19の遮断制御をOFFとして、サブネット100内に受信したパケットを送出する。従って、前述の各実施例と同様に、サブネット内の分断障害によっても、各端末に対するパケットの送受信を継続することができる。
(付記1)サブネットに対して複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワーク制御システムに於いて、冗長構成の前記ルータは、グループ化して該グループを示す情報を付加したパケットの送受信手段と、前記サブネット内の分断障害発生を検出する手段と、該手段により分断障害発生を検出した時に前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段とを備えたことを特徴とするネットワーク制御システム。
(付記2)前記冗長構成のルータは、前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとのARPテーブル内容を同期化する手段を備えたことを特徴とする付記1記載のネットワーク制御システム。
(付記3)前記グループ化したグループ番号とネットワークアドレスとを対応させて格納したサブネット情報テーブルと、前記サブネットからのパケットに前記サブネット情報テーブルを参照して前記グループを示す情報を付加して送出するグループ送信制御部と、自ルータのグループ番号を格納した所属グループテーブルと、受信したパケットに付加されたグループを示す情報が前記所属グループテーブルに格納されている時に該パケットを前記サブネットへ送出するグループ受信制御部とを備えたことを特徴とする付記1記載のネットワーク制御システム。
(付記4)サブネットと他ネットワークを接続する複数のルータと、該サブネットと複数のネットワークを介した冗長構成の通信経路を形成するネットワークを有し、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワーク制御システムに於いて、冗長構成の前記ルータと、サブネットと通信するネットワークに属するルータは、前記サブネットに送信するパケットに対して、パケットの送信IPアドレスで通常転送すると共に、コピーしたパケットをバックアップ用の特定ネットワークアドレスに変換した送信先IPアドレスで送信し、受信した該変換パケットをサブネットに送信する時に、本来の送信先IPアドレスのネットワークアドレスに再変換して送信するパケット送受信手段と、前記サブネット内の分断障害発生を検出する手段と、該手段により分断障害発生を検出した時に前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段とを備えたことを特徴とするネットワーク制御システム。
(付記5)前記冗長構成のルータは、前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとのARPテーブル内容を同期化する手段を備えたことを特徴とする付記4記載のネットワーク制御システム。
(付記6)サブネットと他ネットワークを接続する複数のルータと、該サブネットと複数のネットワークを介した冗長構成の通信経路を形成するネットワークとを有し、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワーク制御システムに於いて、冗長構成の前記ルータと、サブネットと通信するネットワークに属するルータは、前記サブネットに送信するパケットをIPでカプセル化し、冗長構成の前記ルータ宛に複数送信し、該パケットを受信した前記ルータがカプセル化を解除するパケットの送受信手段と、前記サブネット内の分断障害発生を検出する手段と、該手段により分断障害発生を検出した時に前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段とを備えたことを特徴とするネットワーク制御システム。
(付記7)前記冗長構成のルータは、前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとのARPテーブル内容を同期化する手段を備えたことを特徴とする付記6記載のネットワーク制御システム。
(付記8)サブネットに対して複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワークの制御方法に於いて、冗長構成の前記ルータは、グループ化して該グループを示す情報を付加したパケットを送受信し、前記サブネット内の分断障害発生を検出した時に、前記バックアップのルータをマスタの状態に遷移させて、該ルータと前記最初からのマスタのルータとを介して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う過程を含むことを特徴とするネットワークの制御方法。
(付記9)前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとの間で相互のARPテーブル内容を同期化する過程を含むことを特徴とする付記8記載のネットワークの制御方法。
(付記10)サブネットと他ネットワークを接続する複数のルータと、該サブネットと複数のネットワークを介した冗長構成の通信経路を形成するネットワークを有し、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワークの制御方法に於いて、冗長構成の前記ルータと、サブネットと通信するネットワークに属するルータは、前記サブネットに送信するパケットに対して、パケットの送信IPアドレスで通常転送すると共に、コピーしたパケットをバックアップ用の特定ネットワークアドレスに変換した送信先IPアドレスで送信し、受信した該変換パケットをサブネットに送信する時に、本来の送信先IPアドレスのネットワークアドレスに再変換して送信し、前記サブネット内の分断障害発生を検出時に、前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う過程を含むことを特徴とするネットワークの制御方法。
(付記11)サブネットと他ネットワークを接続する複数のルータと、該サブネットと複数のネットワークを介した冗長構成の通信経路を形成するネットワークとを有し、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワークの制御方法に於いて、冗長構成の前記ルータと、サブネットと通信するネットワークに属するルータは、前記サブネットに送信するパケットをIPでカプセル化し、冗長構成の前記ルータ宛に複数送信し、該パケットを受信した前記ルータがカプセル化を解除し、前記サブネット内の分断障害発生検出時に、前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う過程を含むことを特徴とするネットワークの制御方法。
本発明の実施例1の説明図である。 ネットワークの説明図である。 サブネット情報テーブル及び所属グループテーブルの説明図である。 転送パケットの説明図である。 サブネット障害時の説明図である。 ARPテーブル転送の説明図である。 本発明の実施例1の概要シーケンス説明図である。 本発明の実施例2の説明図である。 本発明の実施例3の説明図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
11 パケット送受信部
12 ルーティング制御部
13 ARPテーブル
14 サブネット情報テーブル
15 所属グループテーブル
16 グループ送信制御部
17 グループ受信制御部
18 冗長機能制御部
19 接続遮断部
20 サブネット分断認識部
100_1〜100_3 ルータ
300_1〜300_3 端末
400_1,400_2 サブネット
500_1 バックボーンネットワーク

Claims (5)

  1. サブネットに対して複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワーク制御システムに於いて、
    冗長構成の前記ルータは、グループ化して該グループを示す情報を付加したパケットの送受信手段と、前記サブネット内の分断障害発生を検出する手段と、該手段により分断障害発生を検出した時に前記バックアップのルータはマスタの状態に遷移して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク制御システム。
  2. 前記冗長構成のルータは、前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとのARPテーブル内容を同期化する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のネットワーク制御システム。
  3. 前記グループ化したグループ番号とネットワークアドレスとを対応させて格納したサブネット情報テーブルと、前記サブネットからのパケットに前記サブネット情報テーブルを参照して前記グループを示す情報を付加して送出するグループ送信制御部と、自ルータのグループ番号を格納した所属グループテーブルと、受信したパケットに付加されたグループを示す情報が前記所属グループテーブルに格納されている時に該パケットを前記サブネットへ送出するグループ受信制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のネットワーク制御システム。
  4. サブネットに対して複数のルータにより他のネットワークとの間に冗長構成の通信経路を形成して、複数のルータがマスタ、バックアップを構成し、通常時はマスタが通信を行うネットワークの制御方法に於いて、
    冗長構成の前記ルータは、グループ化して該グループを示す情報を付加したパケットを送受信し、前記サブネット内の分断障害発生を検出した時に、前記バックアップのルータをマスタの状態に遷移させて、該ルータと前記最初からのマスタのルータとを介して前記サブネットに対するパケットの送受信処理を行う過程を含む
    ことを特徴とするネットワークの制御方法。
  5. 前記サブネット内の分断障害発生検出により、前記マスタのルータと前記バックアップのルータでマスタの状態に遷移させたルータとの間で相互のARPテーブル内容を同期化する過程を含むことを特徴とする請求項3記載のネットワークの制御方法。
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