JP2005190921A - 発熱体 - Google Patents

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成昭 久保田
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Abstract

【課題】取り付けが容易で且つ防水性が高い発熱体を提供する。
【解決手段】可撓性を備えたシート状の電気抵抗体からなるヒータ2を可撓性を備えた板状の絶縁体からなるモールド体1に密閉状態で内収させ、モールド体1内においてヒータ2とケーブル3とを接続させて、ヒータ2の両端に接続されるケーブル3の被覆9の一部と、ヒータ2におけるケーブル3との接続端子8とをモールド体1内に収容した。そして発熱体を被加熱体12に取り付ける取付具13の幅方向への移動を規制する規制体7をモールド体1側に設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケーブルを一体的に備えた面状をなす発熱体に関する。
従来可撓性を有する面状の発熱体(面状発熱体)として、可撓性を備えたシート状のヒータを可撓性を備えた板状のモールド体内に密閉状態で内収した構造のものが公知となっている(例えば特許文献1参照)。
特開昭59−105287号公報
一方上記面状発熱体は、ヒータへの通電を行うためにヒータにケーブルが接続されるが、特にヒータを水分が多い環境に配置する場合、ヒータとケーブルとの接続部分の防水を別途行う必要があるという欠点があった。
上記課題を解決するための本発明の発熱体は、可撓性を備えたシート状の電気抵抗体からなるヒータ2と、ヒータ2を密閉状態で内収する可撓性を備えた板状の絶縁体からなるモールド体1と、ヒータ2の両端に接続されるケーブル3とからなり、モールド体1が、加熱圧着によって一体化される2つのモールド片6からなり、両モールド片6によってヒータ2を挟持する構成であるものにおいて、ケーブル3が絶縁体の被覆9を備え、ヒータ2にケーブル3との接続端子8を設け、モールド体1内においてヒータ2とケーブル3とを接続させ、上記接続端子8と被覆9の一部をモールド体1内に収容したことを第1の特徴としている。
第2に、ケーブル3の被覆9とモールド片6とが同一の材質を原料とする材料から形成され、前記被覆9の一部がモールド体1内においてモールド片6に一体的に加熱圧着されたことを特徴としている。
第3に、モールド片6及び被覆9がシリコンを含む材料からなることを特徴としている。
第4に、発熱体を被加熱体12に取り付ける取付具13の幅方向への移動を規制する規制体をモールド体1側に設けたことを特徴としている。
第5に、規制体が、モールド体1から突設される一対のリブ7からなることを特徴としている。
以上のように構成される本発明の構造によると、本発熱体は全体として可撓性を有するため、本発熱体を湾曲させることによって、筒状等の様々な形状の被加熱体に容易に取り付けることができるという効果の他、ヒータだけでなく、ヒータとケーブルとの接続端がモールド体内に密閉状態で埋め込まれるように収容されるため、モールド体内のヒータ及びヒータとケーブルとの接続部分はモールド体の外部に対して防水され、本発熱体を、特別な防水等を施すことなく水分が多い部分に配置し、当該部分を容易に加熱又は加温することができるという効果がある。
特にケーブルの被覆とモールド片とを同一の材質を原料とする材料、例えばシリコンゴムから形成し、被覆の一部をモールド片内においてモールド片に一体的に加熱圧着することによって、接続端子部分の防水がモールド片と被覆とにより行われ、接続端子部分の防水効果は高く、また製造も容易に行うことができる。なおモールド片及び被覆を、耐熱温度及び可撓性が高いシリコンゴムによって形成することにより、ヒータの温度を高くして被加熱体を高温で加熱することができるとともに、モールド片同士及びモールド片と被覆との加熱圧着を容易に且つ高強度で行うことができる。
一方発熱体を被加熱体に取り付ける取付具の幅方向への移動を規制する規制体をモールド体側に設けることによって、本発熱体を取り付ける作業者は、発熱体に対して位置が定められた規制体によって発熱体を被加熱体に容易に取り付けることができる。特に規制体によって取付具が発熱体からずれて外れることがなく、例えば被加熱体に振動等が加えられた場合であっても、取付具が発熱体から容易に外れることはなく、振動等による発熱体外れ等が防止される。
このとき規制体をモールド体から突設される一対のリブによって構成することで、規制体を簡単に設けることができる他、例えば取付具を両リブ間に配されるベルトによって構成した場合、該ベルトの幅を両リブ間の幅にほぼ一致させることにより、ベルトの幅方向への移動(ずれ)をほぼ完全に無くすることができ、発熱体の取り付けをより容易に行うことが可能となる。
図1(a),(b),(c)は本発明の発熱体の平面図,正面図,側面図であり、モールド体1内にヒータ2が密閉状態で埋め込まれて収容(モールド)されており、ヒータ2に接続されたケーブル3がモールド体1から突出した構成となっている。そしてケーブル3を介してヒータ2に通電することによって、ヒータ2を発熱させ、このヒータ2の発熱によって発熱体自体が発熱する構造となっている。
上記ヒータ2は、ステンレス製の薄板を、蛇行状に型抜きすることによって形成された電気抵抗体であり、全体としてシート状をなし、可撓性を有している。また途中に温度ヒューズ4が設けられている。そしてヒータ2は、本発熱体の長さ方向X(長手方向)となる平面視(図1(a))における左右方向を往復する形状となっており、ケーブル3との接続端が上記平面視で右側に集中配置されている。
上記モールド体1は、図2に示されるように、シリコンゴムからなる2枚の板状のモールド片6からなり、両モールド片6によってヒータ2をサンドイッチ状に挟持(ラミネート)してモールドするように構成されている。すなわち図2に示されるように、両モールド片6間にヒータ2を挟み込み、全体をモールド片6の外側から加圧加熱することによって、両モールド片6がヒータ2をラミネートし、且つ両モールド片6は、ヒータ2が存在しない部分において一体的に圧着される。
これによりモールド体1内にヒータ2が密閉状態で埋め込まれる。また表面側のモールド片6には、幅方向Y(長手方向Xに対する直交方向)の両端部にリブ7が突出して設けられており、長さ方向Xの両端はリブ7が無い開放状態となっている。なおモールド体1には、ヒータ2の接続端子8と、該接続端子8に接続されるケーブル3の接続端側の被覆の一部をラミネートする接続端カバー部11が両モールド片6に配されて設けられている。
上記ケーブル3は、シリコンゴム製の上記被覆9を有している。そしてケーブル3のヒータ2との接続部分近傍の被覆9は、ヒータ2の接続端子8と共にモールド体1の接続端カバー部11にラミネートされモールドされている。これは上記のようにヒータ2をモールド片6によってラミネートする際に、該接続端カバー部11によって、ヒータ2の接続端子8と該接続端子8に接続されたケーブル3の被覆9の一部とが同時にラミネートされて実現される。
この際ケーブル3の被覆9はモールド片6と同じシリコンゴム製であるため、上記両モールド片6の加熱圧着時に、両モールド片6の加熱圧着と同様の条件で被覆9もモールド片6に容易に加熱圧着され、モールド片6と被覆9とが一体的となることによって、ケーブル3の接続端側の被覆の一部及びヒータ2(ケーブル3との接続端子8を含む)とがモールド体1内にモールドされ、これによりヒータ2及びヒータ2の接続端子8、ケーブル3のヒータ2との接続部分の防水が行われる。
そして上記のように両モールド片6同士、及びモールド片6と被覆9との加熱圧着条件が略同じであるため、上記加熱圧着時に各部に応じて条件を変更したり、いずれか一方の最適条件に合わせる必要がなく、モールド片6及び被覆9を容易に加熱圧着して、本発熱体を容易に製造することができる。
なおヒータ2は、接続端子8が長手方向X(左右方向)の一端側(右側)に集中しているため、接続端カバー部11をモールド体6の複数箇所に設ける必要が無く、発熱体に対して突起物となる接続端カバー部11は1箇所で済む。またヒータ2が蛇行しながらモールド体1の長手方向を往復する形状であるため、本発熱体は全面に亘って略均一に発熱する。
本発熱体は、上記のように構成されており、全体として可撓性を有するため、図3(a)に示されるように、柱状体12、例えば水道管の外周に容易に巻き付けて取り付けることができ、該柱状体12を被加熱体として、容易に加熱加温することができる。このとき本発熱体は、前述のようにヒータ2が蛇行しながらモールド体1の長手方向Xを往復する形状であるため、略全面にわたって均一に発熱し、且つヒータ2の面積を大きくとることができるため発熱量が増大している。これにより柱状体12の本発熱体が巻きつけられた部分は、比較的高温で、ほぼムラなく加熱加温され、加熱効率が高いため、上記のように柱状体12が水道管の場合、水道管の凍結防止等を効率よく施すことが可能となる。
このときモールド体1内のヒータ2及びヒータ2とケーブル3との接続部分がモールド体1の外部に対して防水されているため、特別な防水等を施すことなく水分が比較的多い水道管に本発熱体を巻き付けて配置することができる。そしてヒータ2の接続端子8がモールド体1の平面視(図1(a))の右端側に集中配置され、ケーブル3が前記モールド体1の右端側からのみ突出することによって、本発熱体の配線を集中して簡単に行うことができる。
また本発熱体のヒータ2には、温度ヒューズ4が取り付けられており、ヒータ2の過発熱が防止され、被加熱体を概ね一定の温度に加熱加温することができる。ただし本発熱体はモールド体1及びケーブル3の被覆がシリコンゴムにより形成されているため、全体として耐熱性が高い。このためヒータ2の温度を比較的高温に維持し、被加熱体をより高い温度で加熱加温することができる。
一方上記のように本発熱体には、前述のようにモールド体1にリブ7が突設されているため、図3(a)に示されるように、本発熱体を柱状体12に巻きつけた状態で、発熱体の固定用のベルト13をリブ7間に配置して巻きつけ、さらに図3(a),(b)に示されるように、該ベルト13を締め付けて固定することによって、本発熱体を柱状体12に容易に巻きつけ固定することができる。
例えば上記ベルト13をいわゆるマジックテープ(登録商標)機能を備えたベルトとすることによって、ベルト13による本発熱体の締め付け固定を簡単に行うことができる。このときベルト13の幅Wを、リブ7間の幅W1(モールド体1の内幅)に概ね一致させることによって、ベルト13は両リブ7によりモールド体1に対する幅方向の移動が規制され、幅方向にずれることはほとんど無い。
すなわちリブ7が、本発熱体を被加熱体12に取り付ける取付具(ベルト13)の幅方向への移動を規制する規制体を構成し、本発熱体を取り付ける作業者は、発熱体(モールド体1)に対して位置が定められたベルト13によって発熱体を被加熱体12に容易に取り付けることができる。またベルト13はリブ7によって発熱体からずれて外れることがなく、例えば被加熱体に振動等が加えられた場合であっても、ベルト13が発熱体から容易に外れることはなく、これにより発熱体が被加熱体12から外れることが防止される。
なおベルト13の幅Wは必ずしもリブ7間の幅W1と略同一である必要は無く、ベルト13は、リブ7間の幅W1の範囲内であればどのような幅のものでも良く、この場合もベルト13がリブ7を超えて発熱体から外れることは無い。しかしリブ7間の幅W1とベルト13の幅Wの差分だけベルト13はリブ7間内で移動が可能となるため、若干のベルト13の移動は発生し、発熱体の取付作業の作業性を低下させる場合がある。ただし発熱体の被加熱体に対する取付場所によっては、取り付けスペースの関係で細いベルトが望ましい場合があり、ベルトの発熱体に対するずれ量と、取り付けスペースに対する作業性とはトレードオフの関係にある。
また上記実施形態においては被加熱体がパイプを含む柱状体12である例を説明したが、本発熱体は可撓性を有するため、非加熱体が平面の場合はもちろん、多角形柱等の場合でも上記のように被加熱体に容易に取り付けることができ、該被加熱体の加熱加温を行うことができる。
(a)は本発明の発熱体の平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 本発熱体の製造過程を示す正面図である。 (a)は本発熱体を柱状体に取り付けた状態を示す断面図、(b)は(a)の展開図、(c)は(b)のA−A断面図である。
符号の説明
1 モールド体
2 ヒータ
3 ケーブル
6 モールド片
7 リブ
8 ケーブルとの接続端子
9 ケーブルの被覆
12 柱状体(被加熱体)
13 ベルト(取付具)

Claims (5)

  1. 可撓性を備えたシート状の電気抵抗体からなるヒータ(2)と、ヒータ(2)を密閉状態で内収する可撓性を備えた板状の絶縁体からなるモールド体(1)と、ヒータ(2)の両端に接続されるケーブル(3)とからなり、モールド体(1)が、加熱圧着によって一体化される2つのモールド片(6)からなり、両モールド片(6)によってヒータ(2)を挟持する構成であるものにおいて、ケーブル(3)が絶縁体の被覆(9)を備え、ヒータ(2)にケーブル(3)との接続端子(8)を設け、モールド体(1)内においてヒータ(2)とケーブル(3)とを接続させ、上記接続端子(8)と被覆(9)の一部をモールド体(1)内に収容した発熱体。
  2. ケーブル(3)の被覆(9)とモールド片(6)とが同一の材質を原料とする材料から形成され、前記被覆(9)の一部がモールド体(1)内においてモールド片(6)に一体的に加熱圧着された請求項1の発熱体。
  3. モールド片(6)及び被覆(9)がシリコンを含む材料からなる請求項2の発熱体。
  4. 発熱体を被加熱体(12)に取り付ける取付具(13)の幅方向への移動を規制する規制体をモールド体(1)側に設けた請求項1又は2又は3の発熱体。
  5. 規制体が、モールド体(1)から突設される一対のリブ(7)からなる請求項4の発熱体。
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