JP2005189206A - 試料採取装置 - Google Patents

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JP2005189206A JP2003434093A JP2003434093A JP2005189206A JP 2005189206 A JP2005189206 A JP 2005189206A JP 2003434093 A JP2003434093 A JP 2003434093A JP 2003434093 A JP2003434093 A JP 2003434093A JP 2005189206 A JP2005189206 A JP 2005189206A
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Hiroyuki Koshiyama
宏之 越山
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Kanebo Ltd
Kanebo Spinning Corp
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Kanebo Ltd
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Abstract

【課題】フィルター部材近傍に、広範囲に亘って、乱流、逆流を生じさせ、これにより、フィルター部材上の不純物を取り除き、送液管中の主流へ排出することを、十分に且つ速やかに可能とするサンプリング採取装置を提供する。
【解決手段】一定方向に向かって流れる処理液を適宜採取する試料採取装置であって、処理液が流れる送液管と、この送液管内部に導入口を開口すると共に、排出口を送液管外に開口してなるサンプリング管と、そのサンプリング管の導入口に装着された接続部材と、その接続部材の導入口に装着されたフォルター部材とからなり、前記送液管の処理液送入部と排出部の口径が他の部分の口径より小さく設定されてなり、また、前記フィルター部材は、枠体とメッシュとからなると共に、その先端部が円錐体状となるように形成され、この円錐体状の頂部は処理液の上流側に向けられていることを特徴とする試料採取装置。
【選択図】なし

Description

本発明は、一定方向に向かって流れる処理液を、その濃度調査のために採取する際に用いる試料採取装置に関する。
工業的に生産される布帛は、準備、染色、仕上加工等の各過程において、糊抜き、精錬、漂白、染色、洗浄、樹脂加工等の各処理を受ける。例えば、漂白過程においては過酸化水素等を含む酸化漂白剤、或いは酸性亜硫酸ソーダ等を含む還元漂白剤を布帛に含浸させる処理が、又樹脂加工過程においては合成樹脂剤、触媒、助剤等を含む樹脂加工用剤を布帛に付与する処理がなされる。
このような処理を行う装置において、例えば、所定の処理液を循環して使用する漂白機、シルケット機、減量加工機等にあっては、得られる製品の品質を維持するために、処理液の濃度を常に監視し、その濃度を予め定めた範囲に都度調整する必要がある。
かかる濃度調査用試料を採取する機構として、本出願人は、図2に示すようなものをを既に提案している(特許文献1)。
特開平11−33318号公報
同図に示すように、同機構は、処理液20を一定方向へ移送する送液管30にサンプリング管31を分岐状態で連結し、フィルター32を備えるサンプリング管31の導入口35を前記送液管30内に開口すると共に、その排出口36を系外に設けた適宜な濃度検査用容器37に臨ませた構成となっている。
また、フィルター32は、ラッパ状の導入口33aを有する本体部材33と円錐体のメッシュ部を有するフィルター部材34とからなっている。
図2に示す機構において、前記送液管30中を流れる処理液20の一部はこの処理液20自体が備える圧力によって連続的にフィルター32を通ってサンプリング管31内に流入し、次いで該サンプリング管31を経由して濃度検査用容器37に到着する。次いで、同容器37中の試料は、別位置で濃度検査される。尚、サンプリング管31には、処理液20の流通を開閉する弁38が設置されており、試料採取を実施しないときはこれを閉状態にする。
採取した試料の濃度検査の結果に合わせて、処理液20の成分、温度等、濃度に関する数値が自動操作又は人為操作により加減され、これにより所定の濃度が常に維持される。
このようなサンプリング管31を用いる処理液20の採取においては、本体部材33の導入口33a付近の口径に比べてその内側部、即ち、流通方向の先端部が狭くなっているので、その部分の処理液20の内圧が高くなり、この処理液20に乱流、逆流が頻繁に発生する。この乱流、逆流が原因となってフィルター部材34の内側と外側間に圧力差が生じる。一方、フィルター部材34の全体形状は、液流の動圧を受けにくい円錐体に形成されているので、フィルター部材34の表面に目詰まりした不純物は、前述の乱流、逆流によって生じるフィルター部材34内部の圧力により取り除かれ、更に処理液20の液流によって剥がされ、送液管30の下流へ流される。
しかしながら、上記乱流、逆流は、フィルター32内に生じるだけであり、フィルター部材34に付着した不純物を取り除くには、不十分であった。
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、送液管内のフィルター部材近傍に、広範囲に亘って、乱流、逆流を生じさせ、これにより、フィルター部材上の不純物を取り除き、送液管中の主流へ排出することを、十分に且つ速やかに可能とする試料採取装置を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、本発明を達成したものであって、本発明の目的は、一定方向に向かって流れる処理液を適宜採取する試料採取装置であって、処理液が流れる送液管と、この送液管内部に導入口を開口すると共に、排出口を送液管外に開口してなるサンプリング管と、そのサンプリング管の導入口に装着された接続部材と、その接続部材の導入口に装着されたフォルター部材とからなり、前記送液管の処理液送入部と排出部の口径が他の部分の口径より小さく設定されてなり、また、前記フィルター部材は、枠体とメッシュとからなると共に、その先端部が円錐体状となるように形成され、この円錐体状の頂部は処理液の上流側に向けられていることを特徴とする試料採取装置によって達成される。
本発明により、送液管内のフィルター部材近傍に、広範囲に亘って、乱流、逆流を生じさせ、これにより、フィルター部材上の不純物を取り除き、送液管中の主流へ排出することを、十分に且つ速やかにできる試料採取装置を提供することができる。
以下、図1により本発明の一実施態様を説明する。
図1は、本発明の試料採取装置の一実施態様を示す縦断面図である。
図において、1は送液管、2は処理液送入部、3は処理液排出部、4はフィルター部材近傍の送液管上部、5はフィルター部材近傍の送液管下部、6はフィルター部材、7はメッシュ、8は枠体、9は接続部材、10はサンプリング管を示している。
図1に示す試料採取装置は、処理液20を一定方向へ移送する送液管1にサンプリング管10を分岐状態で連結し、フィルター部材6を接続部材9を介して備えるサンプリング管10の導入口11を前記送液管1内に開口すると共に、その排出口12を送液管1外に開口してなる。この排出口12は、従来使用されている、図2に示すような系外に設けた適宜な濃度検査用容器に臨ませた構成となっている。また、サンプリング管10には、従来使用されている、図2に示すような処理液20の流通を開閉する弁を設け、試料採取の調節を行うようにする。
送液管1においては、サンプリング管10とフィルター部材6を挟んで、処理液送入部2と処理液排出部3が設けられており、また、図1に示すように、その口径が他の部分の口径よりも小さく構成されている。
処理液送入部2の口径x及び処理液排出部3の口径xと、送液管の口径yとの比率は、1:3とすることが好適である。
また、フィルター部材近傍の送液管4,5の口径を、図1に示すように、他の部分の口径よりも大きく構成している。送液管の口径yとフィルター部材近傍の送液管の口径zとの比率は、2:3とすることが好適である。
このように、フィルター部材近傍の送液管の口径を他の部分の口径より大きく構成することで、本発明の効果がより得られる。
また、フィルター部材6は、枠体8とメッシュ7からなる。枠体8は、円筒状で、その先端部分にメッシュ7が装着されて、円錐状体となっている。
このフィルター部材6は、その枠体8が接続部材9の導入口に係合してなり、その接続部材9は、サンプリング管の導入口に係合してなる。
尚、上記枠体8と接続部材9とは、一体化したものとしてもよい。
また、フィルター部材6の先端部は、正円錐体に限らず、類似する形状であってもよく、本発明の目的を達成する形状であればよい。
このような試料採取装置を用いての試料の採取は、弁を開いた状態においては、送液管1を通る処理液20の一部がフィルター部材6を経由してサンプリング管10を通り、濃度検査用容器に送られる。
この間、処理液送入部2及び排出部3の口径と送液管1の口径との違いにより、また、フィルター部材近傍の送液管4,5の口径と送液管1の口径との違いにより、送液管1内に圧力差が生じ、これによって、フィルター部材6近傍の送液管内に乱流、逆流が発生する。また、フィルター部材6内外にも圧力差が生じ、逆流、乱流が発生する。これらの逆流、乱流により、円錐体状のメッシュ7表面に目詰まりした不純物が取り除かれ、更に処理液20によって剥がされ、送液管1の下流に流される。
本発明のように、フィルター部材内部だけでなく、送液管内にも広範囲に亘って乱流、逆流を発生させることにより、メッシュに付着した不純物を十分に且つ速やかに取り除くことが可能となる。よって、連続的に試料採取を行ってもメッシュ表面の目詰まりが起こりにくい。
また、常に処理中の試料を採取することができるので、測定遅れがなく、コントロール精度が向上する。
本発明の試料採取装置は、準備、染色、仕上加工等の各過程において、糊抜き、精錬、漂白、染色、洗浄、樹脂加工等の各処理に使用される処理液を、その濃度調査のために採取する際に好適に用いられる。
本発明の試料採取装置の一実施態様を示す垂直方向縦断面図である。 従来の試料採取装置を示す垂直方向縦断面図である。
符号の説明
1 送液管
2 処理液送入部
3 処理液排出部
4、5 フィルター部材近傍の送液管
6 フィルター部材
7 メッシュ
8 枠体
9 接続部材
10 サンプリング管

Claims (1)

  1. 一定方向に向かって流れる処理液を適宜採取する試料採取装置であって、処理液が流れる送液管と、この送液管内部に導入口を開口すると共に、排出口を送液管外に開口してなるサンプリング管と、そのサンプリング管の導入口に装着された接続部材と、その接続部材の導入口に装着されたフォルター部材とからなり、前記送液管の処理液送入部と排出部の口径が他の部分の口径より小さく設定されてなり、また、前記フィルター部材は、枠体とメッシュとからなると共に、その先端部が円錐体状となるように形成され、この円錐体状の頂部は処理液の上流側に向けられていることを特徴とする試料採取装置。
JP2003434093A 2003-12-26 2003-12-26 試料採取装置 Pending JP2005189206A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101482529B1 (ko) * 2013-04-19 2015-01-16 한국철도기술연구원 공기 중 부유미생물의 샘플링 장치

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