JP2005188894A - 停弾装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粒状部材が充填された停弾装置における、弾丸の分別回収に要する時間を短縮する。
【解決手段】 銃器による実弾射撃訓練に使用され、標的の後方に設置されて弾丸を捕捉するチップ7が支持面14bの上に層をなして堆積された停弾層を備えてなる停弾装置であって、前記支持面14bの、弾丸が集中して入射する集中被弾領域の上方に、チップ7の下方への移動を抑止する移動抑止手段を設ける。移動抑止手段は、長手方向に延在する圧縮面を備え、長手方向軸線を水平方向にし前記圧縮面を前記停弾層表面に当接させて載置される断面コの字形の圧縮部材17と、前記支持面14bに起倒可能に固着され、圧縮部材17を前記支持面14bに向かって付勢し、前記圧縮面と支持面14bの間のチップ7を締め付けるシャフト15およびナット18とを含んで構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、実弾射撃訓練場に設置される、内部に弾丸の運動エネルギーを停止するためのチップ、土砂等の粒状部材が充填された停弾装置に係り、特に、充填された粒状部材の中から弾丸を取り出す作業を短縮する点に配慮した停弾装置に関する。
従来、実弾射撃訓練では、図14及び図15に示す如く射撃手1が標的2に向かって銃器3(拳銃、小銃、機関銃等)を用いて弾丸4を発射する。発射された弾丸4は標的2を貫通もしくは標的2付近を通過後図14の表面ラバー5を取り付けた停弾装置6の内部に充填された粒状部材7及び図15の山積みされた粒状部材7に入り込むことによりその運動エネルギーを失い停止する。
射撃された弾丸が停弾装置内部に蓄積され続けると、射撃された弾丸が、弾丸の運動エネルギーを停止させるための粒状部材ではなく、停弾装置内部に蓄積されている弾丸に命中し跳弾を発生する場合が生ずる。このため、図16に示すように、作業員8により、停弾装置6の内部に充填された粒状部材を掻き分けながら1発ずつ弾丸のみを探して取り出したり、図17に示すように、充填された粒状部材を取り出し、取り出した粒状部材の中から弾丸のみを分別回収した後粒状部材のみを元通りに戻したりしていた。また、図18に示す如く、コンプレッサー9からの搬送空気をエジェクター10に送り込み、吸引口11に負圧を発生させる弾丸分別機を用い、粒状部材のみを吸引して、吸引されず残った弾丸を手で拾って回収していた。
特許文献1には、発射された弾丸を堆積した粒状部材で捕捉する停弾装置において、射手側の面は弾性膜材とし、この弾性膜材と停弾装置後面のケーシングの間に前記粒状部材を充填し、弾性膜材と停弾装置後面のケーシングの間に介装されて上下方向に延びる複数の支持部材で弾性膜材と停弾装置後面のケーシングを固定したものが開示されている。
特許文献2には、四角柱状のバックストップ枠体に正面に減速材を備えた防弾膜を簾状に着脱自在に設けるとともに、減速材を備えた防弾膜を四角柱状の前記バックストップ枠体の両側面、天井面に着脱自在に配置したバックストップが開示されている。拳銃等から発射された弾丸の速度を前記防弾膜で減速させ、弾丸を大きく変形させることなく貫通させないで回収する。
特許文献3には、フレームと、該フレームを覆う表面層と、該表面層の内側に充填された、取り出し可能なチップ状の弾粘性部材の重点層からなる停弾装置が開示されている。
特許文献4には、停弾装置に堆積された停弾用の粒状部材の底面をベルトコンベヤーで支持し、粒状部材をベルトコンベヤーで移送しながら空気流を吹き付けて銃弾と粒状部材を分別する装置が開示されている。
特開2002-318097号公報 特開2002-139300号公報 特開2002-62095号公報 特許1812561
射撃訓練では射撃手1の位置及び標的2の位置は殆ど変わらず、また射撃は標的2を狙って行われるから、射撃された弾丸は、図19及び図20に示す如く、殆ど銃器3と標的2の外縁を結ぶ線が停弾装置表面と交差する点で囲まれる集中被弾部(集中被弾領域)13に集中し、停弾装置のそれ以外の領域(被弾部12)に着弾する弾丸の量は限られている。
しかし、前記図16〜図18に示すように、弾丸の分別回収手順では、集中被弾部13、被弾部12の区別なく、弾丸回収作業を行っていたために弾丸回収時間を多く費やしていた。これはひとつには、集中被弾部13の粒状部材を弾丸分別のために取り出すと、上方の粒状部材がずれ落ちてくるため、上方の粒状部材全体も合わせて取り出さざるを得ないという理由がある。
特許文献4記載の装置では、回収のための作業員は少なくて済むものの、設備費がかさみ、運転コストも大きい。
特許文献1記載のものでは、上下方向に配置された支持部材で粒状部材が充填される区画を複数に区画した例が示されているが、前記集中被弾部の粒状部材のみを取り出せるようにはなっておらず、充填された粒状部材全体を対象に弾丸を探索する必要があり、それだけの時間が必要になる。
特許文献2のものは粒状部材を用いたものではなく、特許文献3に開示されたものも、集中被弾部と被弾部を区別して粒状部材中の弾丸を探索するようにはなっておらず、充填された粒状部材全体を対象に弾丸を探索する必要があり、それだけの時間が必要になる。
本発明の課題は、粒状部材が充填された停弾装置における、弾丸の分別回収に要する時間を短縮するにある。
前述のように、標的の後方付近、つまり集中被弾領域に弾丸が集中するから、前記集中被弾領域についてのみ、粒状部材中に混在する弾丸の分別回収を行えるようにすれば弾丸回収時間を短縮することが可能となる。
すなわち、前記課題を解決するための本発明は、銃器による実弾射撃訓練に使用され、標的の後方に設置されて弾丸を捕捉する粒状部材が層をなして堆積された停弾層を備えてなる停弾装置であって、弾丸が集中して入射する集中被弾領域の上方で前記停弾層を形成する粒状部材の下方への移動を抑止する移動抑止手段を有してなる停弾装置である。
弾丸が集中して入射する集中被弾領域の上方で前記停弾層を形成する粒状部材の下方への移動を抑止することにより、集中被弾領域の粒状部材だけを取り出しても、上方の粒状部材がずれ落ちてこないから、集中被弾領域のみについて弾丸の分別回収を行うことが可能になる。
上記停弾装置において、前記停弾層の標的側の表面を着脱可能なカバーで覆い、このカバーの、前記集中被弾領域を覆う部分とそれ以外の領域を覆う部分を別体で分離可能に形成することが望ましい。こうすれば、弾丸の回収を行う集中被弾領域を覆うカバーを取り外すだけで集中被弾領域の弾丸回収を行うことができる。
上記停弾装置において、前記停弾層が、傾斜した支持面上に層をなして堆積された粒状部材を有してなる場合、前記移動抑止手段は、長手方向に延在する圧縮面を備え、長手方向軸線を水平方向にし前記圧縮面を前記停弾層表面に当接させて載置される圧縮部材と、この圧縮部材を前記支持面に向かって付勢し、前記圧縮面と支持面の間の粒状部材を締め付ける固定部材とを含んで構成することができる。射撃訓練が終了して弾丸の回収を行う場合、集中被弾領域を覆うカバーを取り外し、集中被弾領域の直上部の停弾層表面に載置される。この圧縮部材が固定部材により圧縮部材を前記支持面に向かって付勢されることにより、前記圧縮面と支持面の間の粒状部材が締め付けられる。締め付けられた粒状部材は相互間の摩擦が大きくなって下方にずれおちなくなり、したがって、それより上方の粒状部材も下方にずれおちなくなり、集中被弾領域のみについて弾丸の分別回収を行うことが可能になる。
前記停弾層が、傾斜した支持面上に層をなして堆積された粒状部材を有してなっている場合、前記移動抑止手段は、前記支持面上に、長手方向の一方の辺が水平軸のまわりに回動可能に枢着されて水平方向に延在するせき板部材と、このせき板部材を前記水平軸のまわりに回動させる回動手段とを含んで構成してもよい。射撃訓練が終了して弾丸の回収を行う場合、集中被弾領域を覆うカバーを取り外し、支持面に平行になっていた背聞いた部材を、回動手段により回動させて支持面と直角になるようにする。このようにすることで上方にある粒状部材は下方にずれ落ちようとしてもせき板部材にせき止められ、下方にずれ落ちることがなくなる。したがって、集中被弾領域のみについて弾丸の分別回収を行うことが可能になる。
本発明によれば、停弾装置に射撃された弾丸の回収エリアを限定できるから、粒状部材が充填された停弾装置における、弾丸の分別回収に要する時間の短縮が可能になる。
(実施例1)
本発明の実施例1を図面を参照して説明する。本発明の実施例1に係る停弾装置を図5に示す。図5は本発明の実施例1に係る停弾装置を実弾射撃訓練場内に設置した状態の全体的な構成を示す。本実施例では粒状部材としてチップ7を用いた。
図5に示すように、本実施例に係る停弾装置は、標的2の後方に設置され、傾斜面をなしてチップ7を支持する支持面14bと、この支持面14bの上方に結合されてチップ7を収容する垂直部をなす支持部14aと、前記支持面14bに層状に堆積されて停弾層を形成するチップ7と、前記支持部14に充填され堆積状態を保持されたチップ7と、前記停弾層の表面に取り付けられた着脱可能なカバーである表面ラバー5と、図示されていない移動抑止手段とを含んで構成されている。
本実施例では弾丸の回収は弾丸が集中する集中被弾領域のみ行うため、表面ラバー5を分割方式として、図6、図7に示すように、弾丸を回収するエリアのみを取り外すことも可能としてある。分割方式を採用する表面ラバー5は、各々マジックテープ、ファスナー、ボタン等で継ぎ合わせることで表面ラバーの着脱を容易に行うことができる。これにより、取り扱う表面ラバー1枚の重量が軽減されるとともに長さも短くなって、取り扱い易くなり、作業者の負担を軽減することができた。
なお、本明細書では、集中被弾領域は、図19、図20に示されているように、弾丸を発射する銃器の銃口と標的の外縁を結ぶ直線の延長線が停弾装置表面と交差する交点で囲まれた領域とする。標的の位置は通常固定され、弾丸を発射する銃器の銃口位置は射撃手により多少変化するものの大きな差異はないと考えてよいから、集中被弾領域もほぼ決まった領域と考えられる。
停弾装置に射撃された弾丸を回収する際には、表面ラバー5を停弾装置から取り外してチップ表面が視認可能となった状態から前記移動抑止手段を作動状態とし、作業員が手で拾い回収あるいは弾丸分別装置により弾丸回収作業を行う。
以下、移動抑止手段につき説明する。移動抑止手段は、長手方向に延在する圧縮面を備え、長手方向軸線を水平方向にし前記圧縮面を前記停弾層表面に当接させて載置される断面コの字形の圧縮部材17と、この圧縮部材17を前記支持面14bに向かって付勢し、前記圧縮面と支持面14bの間のチップ7を締め付ける固定部材であるシャフト15およびナット18とを含んで構成されている。
図2に支持部14aと支持面14bの断面及び支持面14bに装着されたシャフト15の詳細を示す。シャフト15は一端を支持面14bに水平軸を中心に回動可能に枢着され、他端部には前記ナット18が螺合する雄ねじが形成されている。図2ではシャフト15は1本だけ図示してあるが、停弾装置の支持面の、前記集中被弾領域の直上、すなわち、集中被弾領域を覆う表面ラバー5が取り外された状態で露出した停弾層の最上部に相当する位置に、水平方向に分散して複数本、設置されている。シャフト15は、チップ7を堆積する前に、図2に示すように、支持面14bの傾斜面に接した状態(横たえられた状態)にしておくことで、弾丸が進入不可能な厚みで堆積されたチップにより直接被弾することを防ぐことが可能である。
図1に、圧縮部材17をシャフト15に取り付けた状態を示す。集中被弾領域の表面ラバー5が取り外されたら、図1に示すように、シャフト15を支持面14bの傾斜面に沿った状態から支持面14bに垂直になるようにチップ7の中から抜き出して回動させ、ネジ加工等を施した部分をチップ7の表面から突出させる。次いで圧縮部材17を停弾層の表面に載置してシャフト15に係合させる。本実施例では、前述のように、圧縮部材17は断面コの字形の鋼製部材で、コの字形の底辺(相対する2辺を連結する辺)部分に前記シャフト15が貫通する開孔が設けられており、該底辺の内面(圧縮面)がチップ7に当接するように、かつシャフト15を前記開孔に挿通させて長手方向を水平方向にして停弾層の表面に載置される。シャフト15の圧縮部材17を挿通した箇所にナット18がねじ込まれ、締め付けられる。圧縮部材17はシャフト15に螺合するナット18によって支持面14bに向かって付勢され、圧縮面と支持面14bの間のチップ7を締め付ける。シャフト15はチップ7を圧縮する際に発生する圧縮部材17に加わる反力に耐えうる材質、軸径、ネジ強度、本数等を有している。締め付けられたチップ7は、チップ相互間の摩擦が増大するため、その下方のチップ7がなくなっても下方にずれ落ちない。
この状態で、図3に示すように、エジェクター10を用いて集中被弾領域のチップ7を吸い込み、弾丸を分別回収する。集中被弾領域のチップ7がエジェクター10に吸い込まれてなくなっても、圧縮部材17で締め付けられたチップ7及びその上方のチップ7は空になった集中被弾領域にずれ落ちることがなく、集中被弾領域のチップ7だけについて弾丸の分別回収が可能である。
集中被弾領域について弾丸の分別回収が終了したら、図4に示すように、ナット18を緩めて圧縮部材17を取り外し、シャフト15を支持面14bに沿うように倒す。圧縮部材17を取り外すと、上方のチップ7が下方の集中被弾領域にずれ落ちてくる。次いで取り外してあった表面ラバー5を元のように復旧する。その後、エジェクター10を用いて弾丸分別済みのチップ7を、支持部14aの上方から、充填する。
停弾装置の集中被弾領域のみ弾丸を回収する場合、集中被弾領域の弾丸が混在したチップを抜き取ると、その上方及び周辺の集中被弾領域以外のチップが集中被弾領域に崩れ、混ざりが起こる。このため本実施例では集中被弾領域上方のチップを圧縮・せき止めることにより集中被弾領域以外のチップが集中被弾領域に混ざらなくすることが可能となる。
上述のように、集中被弾領域のみについて弾丸を回収することで、弾丸回収時間の短縮が可能となる。
(実施例2)
次に、図8、図9を参照して本発明の実施例2を説明する。実施例2が前記実施例1と異なるのは、固定部材として、シャフト15及びナット18に代えて、ワイヤロープ16及びウインチ19を用いる点である。他の構成は前記実施例1と同じであるので、同一の符号を付し、説明は省略する。ワイヤロープ16は、その一端が支持面14bに回動可能に枢着され、通常時(弾丸回収時以外の時)は、図9に示すように、支持面14bの傾斜面上に横たえられている。シャフト15の場合と同様に、チップを支持面14bに堆積する前に支持面14bの傾斜面に接した状態にしておくことで、弾丸が進入不可能な厚みで堆積されたチップにより直接被弾することを防ぐことが可能である。
弾丸回収を行う場合は、実施例1の場合と同様に、集中被弾領域の表面ラバー5が取り外された後、図8に示すように、ワイヤロープ16を支持面14bの傾斜面に沿った状態から支持面14bに垂直になるようにチップ7の中から抜き出して回動させ、ワイヤロープ16の端部をチップ7の表面から突出させる。次いで圧縮部材17を停弾層の表面に載置してワイヤロープ16に係合させる。圧縮部材17は前述のように、断面コの字形の鋼製部材で、コの字形の底辺(相対する2辺を連結する辺)部分に前記ワイヤロープ16が貫通する開孔が設けられており、該底辺の内面(圧縮面)がチップ7に当接するように、かつワイヤロープ16を前記開孔に挿通させて長手方向を水平方向にして停弾層の表面に載置される。圧縮部材17のワイヤロープ16を挿通した箇所にウインチ19が取り付けられ、ワイヤロープ16がウインチ19に巻き込まれ、締め付けられる。圧縮部材17はウインチ19に巻き込まれるワイヤロープ16によって支持面14bに向かって付勢され、圧縮面と支持面14bの間のチップ7を締め付ける。ワイヤロープ16はチップ7を圧縮する際に発生する圧縮部材17に加わる反力に耐えうる材質、線径、本数等を有している。締め付けられたチップ7は、チップ相互間の摩擦が増大するため、その下方のチップ7がなくなっても下方にずれ落ちない。
あとの手順は前記実施例1と同様である。本実施例ではワイヤロープ16を用いたが、ワイヤロープに代えて、ロープ、ピアノ線等を用いた固定手段としてもよい。
(実施例3)
次に図10、図11を参照して実施例3を説明する。実施例3が前記実施例1と異なるのは、シャフト15は支持面14bに固定されておらず、支持面14bの裏面に、シャフト15が挿通される孔を備えたガイド20が前記孔の軸線を支持面14bの傾斜面に垂直にして固着され、シャフト15の頭部がガイド20の前記孔よりも大きくしてある点である。他の構成は実施例1と同じなので同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例では、集中被弾領域の表面ラバー5が取り外されたら、シャフト15は支持面14bの裏面からガイド20の孔に挿通され、雄ねじを備えた部分が停弾層の表面上に突出する。その後の手順は前記実施例1と同様であるので、説明は省略する。本実施例は、図10に示すように、支持面14bの裏面側に作業員8が入ることが可能な場合に適用できる。
(実施例4)
本実施例は、粒状部材として土砂を停弾層に用いた停弾装置に本発明を適用した例である。本実施例が前記実施例1と異なるのは、移動抑止手段として、固定手段及び圧縮部材に代えて、前記支持面14b上に、長手方向の一方の辺が水平軸のまわりに回動可能に枢着されて水平方向に延在する平板状のせき板部材である可動式傾斜面21と、この可動式傾斜面21を前記水平軸のまわりに回動させる回動手段とを備えたものである。他の構成は実施例1と同じなので同一の符号を付して説明を省略する。
回動手段は、支持部14aの後壁内面(標的に対向する側の面)に配置された複数の滑車22と、支持部14aの頂部に設置されるウインチ20と、一端を可動式傾斜面21の自由端側(枢着側でない側)の辺に固着され、他端を前記複数の滑車22及び支持部14aの頂部に形成された開孔を経て支持部14aの頂部よりも上に伸ばしたワイヤロープ24とを含んで構成されている。
可動式傾斜面21の設置位置は、可動式傾斜面21を支持面14bに垂直になるように回動させたとき、可動式傾斜面21の自由端側の位置が、集中被弾領域の直上、集中被弾領域の表面ラバー5を取り外した状態で露出した停弾層の最上部になる位置としてある。
図12に示すように、ワイヤロープ24を可動式傾斜面21に固定して土砂を堆積する前に支持面14bの傾斜面に接した状態にしておき且つ弾丸が進入不可能な位置に設置された滑車22の溝に通して弾丸が殆んど射撃されることのない停弾装置上方等に土砂を堆積後突出させておく。弾丸回収作業を行う場合、図13に示すように、ウインチ20を支持部14aの頂部に設置し、弾丸回収を行う集中被弾領域の表面ラバー5を取り外した後、前記ワイヤロープ24をウインチ20で巻き取る。
これにより、可動式傾斜面21を停弾装置の傾斜面に対して起き上がらせて土砂が流れ落ちない角度とすることが可能となり、土砂をせき止めて、チップからなる停弾層を備えた停弾装置同様、集中被弾領域のみの弾丸回収作業が可能となる。
本発明の実施例1に係る移動抑止手段の設置状態を示す断面図である。 本発明の実施例1に係る固定部材の設置状態を示す断面図である。 本発明の実施例1に係る弾丸回収作業の例を示す概念図である。 本発明の実施例1に係る弾丸回収作業後のチップ再充填作業の例を示す概念図である。 本発明の実施例1に係る停弾装置の全体的な構成を示す斜視図である。 図5に示す実施例で表面ラバーの一部をとりはずした例を示す斜視図である。 図5に示す実施例で集中被弾領域の表面ラバーの一部をとりはずした例を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係る移動抑止手段の設置状態を示す断面図である。 本発明の実施例2に係る固定部材の設置状態を示す断面図である。 本発明の実施例3に係る移動抑止手段の設置状態を示す断面図である。 本発明の実施例3に係る移動抑止手段の部分の詳細を示す断面図である。 本発明の実施例4に係る移動抑止手段の設置状態を示す断面図である。 本発明の実施例4に係る移動抑止手段の作動状態を示す断面図である。 実弾射撃訓練場における射撃訓練及び停弾装置の斜視図である。 実弾射撃訓練場における射撃訓練及び停弾装置の斜視図である。 従来の実弾射撃訓練場における停弾装置内部に射撃された弾丸の回収作業の例を示す斜視図である。 従来の実弾射撃訓練場における停弾装置内部に射撃された弾丸の回収作業の他の例を示す斜視図である。 従来の実弾射撃訓練場における停弾装置内部に射撃された弾丸の回収作業のさらに他の例を示す斜視図である。 実弾射撃訓練場における停弾装置に射撃された弾丸の被弾部と集中被弾部を示す斜視図である。 実弾射撃訓練場における停弾装置に射撃された弾丸の被弾部と集中被弾部の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 射撃手
2 標的
3 銃器
4 弾丸
5 表面ラバー
6 停弾装置
7 チップ
8 作業員
9 コンプレッサー
10 エジェクター
11 吸引口
12 被弾部
13 集中被弾部
14a 支持部
14b 支持面
15 シャフト
16 ワイヤロープ
17 圧縮部材
18 ナット
19 ウインチ
20 ガイド
21 可動式傾斜面
22 滑車
23 ウインチ
24 ワイヤロープ

Claims (4)

  1. 銃器による実弾射撃訓練に使用され、標的の後方に設置されて弾丸を捕捉する粒状部材が層をなして堆積された停弾層を備えてなる停弾装置であって、弾丸が集中して入射する集中被弾領域の上方で前記停弾層を形成する粒状部材の下方への移動を抑止する移動抑止手段を有してなる停弾装置。
  2. 請求項1に記載の停弾装置において、前記停弾層の標的側の表面は着脱可能なカバーで覆われており、このカバーは、前記集中被弾領域を覆う部分とそれ以外の領域を覆う部分が別体で分離可能に形成されていることを特徴とする停弾装置。
  3. 請求項1または2に記載の停弾装置において、前記停弾層は、傾斜した支持面上に層をなして堆積された粒状部材を有してなり、前記移動抑止手段は、長手方向に延在する圧縮面を備え、長手方向軸線を水平方向にし前記圧縮面を前記停弾層表面に当接させて載置される圧縮部材と、この圧縮部材を前記支持面に向かって付勢し、前記圧縮面と支持面の間の粒状部材を締め付ける固定部材とを含んで構成されていることを特徴とする停弾装置。
  4. 請求項1または2に記載の停弾装置において、前記停弾層は、傾斜した支持面上に層をなして堆積された粒状部材を有してなり、前記移動抑止手段は、前記支持面上に、長手方向の一方の辺が水平軸のまわりに回動可能に枢着されて水平方向に延在するせき板部材と、このせき板部材を前記水平軸のまわりに回動させる回動手段とを含んで構成されていることを特徴とする停弾装置。
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