JP2005186810A - Rear gate device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、車両用リアゲート装置に関する。 The present invention relates to a vehicle rear gate device.
近年、車両用リアゲート装置においては、電動式の開閉駆動装置を用いてリアゲートを自動開閉する所謂パワーリアゲートとして構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、上述のような車両用リアゲート装置は、例えばワゴン車の如く比較的大形のリアゲートを有する車両に採用されることが多い。この場合、リアゲートの開閉時には車両後方に十分なスペースを確保しなければならなかった。しかも、このようなリアゲートの場合、その自重による回動中心回りのモーメントが大きく、電動又は手動による開閉操作力の低減が困難であった。
そこでこの発明は、車両後方のスペースが少なくてもリアゲート開閉可能とし、かつその開閉操作力の低減が可能な車両用リアゲート装置を提供する。
By the way, the vehicle rear gate device as described above is often employed in a vehicle having a relatively large rear gate such as a wagon car. In this case, it was necessary to secure a sufficient space behind the vehicle when the rear gate was opened and closed. Moreover, in the case of such a rear gate, the moment around the rotation center due to its own weight is large, and it is difficult to reduce the opening / closing operation force by electric or manual operation.
Therefore, the present invention provides a vehicle rear gate device that can be opened and closed with a small space behind the vehicle and that can reduce the opening and closing operation force.
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、リアゲート(例えば実施例のリアゲート4)を上下に分割して複数のゲート構成体(例えば実施例の上方ゲート構成体8及び下方ゲート構成体9)で構成し、上方に位置するゲート構成体を車体(例えば実施例の車体2)上部に枢着すると共に、上方に位置するゲート構成体に対して下方に位置するゲート構成体をスライド可能、かつ重合した状態で開閉可能に収容したことを特徴とする。
As a means for solving the above problems, the invention described in
この構成によれば、リアゲート開閉時に、下方に位置するゲート構成体をスライドさせてその上方に位置するゲート構成体に重合した状態で収容することで、リアゲートの回動中心(枢着部分)から回動先端までの長さ、すなわち回動半径が短縮される。
また、下方に位置するゲート構成体が上方に位置するゲート構成体に収容されることで、リアゲートの重心位置が回動中心側に移り、リアゲートの自重による回動中心回りのモーメントが低減される。
According to this configuration, when the rear gate is opened / closed, the gate structure located below is slid and accommodated in a state of being superimposed on the gate structure located above the rear gate, so that the rear gate can be rotated from the pivot center (pivot part). The length to the turning tip, that is, the turning radius is shortened.
In addition, since the lower gate structure is accommodated in the upper gate structure, the position of the center of gravity of the rear gate moves toward the rotation center, and the moment around the rotation center due to the weight of the rear gate is reduced. .
請求項2に記載した発明は、上方に位置するゲート構成体が下方に位置するゲート構成体の上方両側部をスライド可能に支持すると共に、下方に位置するゲート構成体の下方両側部をこれに隣接する左右の車体構成部材がスライド可能に支持する構成であり、上方に位置するゲート構成体の横幅を下方に位置するゲート構成体の横幅よりも広く設定し、上方に位置するゲート構成体、及び下方に位置するゲート構成体に隣接する車体構成部材(例えば実施例の車体構成部材15)には、下方に位置するゲート構成体を案内する左右一対のガイドレール(例えば実施例の上方ガイドレール11及び下方ガイドレール12)を設ける一方、下方に位置するゲート構成体の上方両側部及び下方両側部には、前記ガイドレールに沿って移動する移動体(例えば実施例の上方ローラ13及び下方ローラ14)をそれぞれ設けたことを特徴とする。
In the invention described in
この構成によれば、下方に位置するゲート構成体が、これよりも横幅が広く設定された上方に位置するゲート構成体の内部に、上方に位置するゲート構成体及び車体構成部材に設けられたガイドレール及びこれに沿って移動する移動する移動体により案内されつつ収容される。このとき、下方に位置するゲート構成体の上方両側部が前記移動体及びガイドレールを介して上方に位置するゲート構成体にスライド可能に支持されると共に、下方に位置するゲート構成体の下方両側部が前記移動体及びガイドレールを介して車体構成部材にスライド可能に支持されている。 According to this configuration, the lower gate structure is provided in the upper gate structure and the vehicle body component in the upper gate structure having a wider width than this. It is accommodated while being guided by a guide rail and a moving body that moves along the guide rail. At this time, both upper side portions of the gate structure located below are slidably supported by the gate structure located above via the movable body and the guide rail, and both sides below the gate structure located below. The portion is slidably supported by the vehicle body constituent member via the movable body and the guide rail.
請求項3に記載した発明は、前記車体側に、下方に位置するゲート構成体をケーブル(例えば実施例のケーブル19)を介して上昇させる駆動装置(例えば実施例の下方ゲート駆動装置16)を設けたことを特徴とする。
According to a third aspect of the present invention, there is provided a driving device (for example, the lower
この構成によれば、駆動装置により、下方に位置するゲート構成体を上方に位置するゲート構成体に重合させて収容するという動作が自動化される。 According to this configuration, the driving device automates the operation of superposing the lower gate structure on the upper gate structure and storing it.
請求項4に記載した発明は、前記車体構成部材に設けたガイドレールを、下方に位置するゲート構成体の両側縁部の車室内側に配置したことを特徴とする。
The invention described in
この構成によれば、リアゲートを閉じた際には、車体構成部材に設けられたガイドレールが下方に位置するゲート構成体により覆われて車室外側に露出しなくなる。 According to this configuration, when the rear gate is closed, the guide rail provided on the vehicle body constituting member is covered with the gate constituting body positioned below and is not exposed to the outside of the vehicle compartment.
請求項1に記載した発明によれば、車両後方のリアゲートの開閉に要するスペースが縮小され、少ないスペースでリアゲートの開閉が可能となるため、車両の利便性を向上させることができる。また、リアゲートの自重モーメントの低減に伴い、リアゲートの開閉操作力の低減を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、ガイドレール及びこれに沿って移動する移動体を用いることで、下方に位置するゲート構成体を上方に位置するゲート構成体内にスムーズに収容することができる。このとき、下方に位置するゲート構成体の上方両側部及び下方両側部がスライド可能に支持されることで、下方に位置するゲート構成体を安定してスライドさせることができる。
請求項3に記載した発明によれば、駆動装置を設けたことで、下方に位置するゲート構成体の収容動作を自動化することができる。
請求項4に記載した発明によれば、リアゲートを閉じた際には、車体構成部材に設けられたガイドレールが車室外側に露出しなくなるため、車両の外観品質を良好に保つことができる。
According to the first aspect of the present invention, the space required for opening and closing the rear gate at the rear of the vehicle is reduced, and the rear gate can be opened and closed in a small space. Therefore, the convenience of the vehicle can be improved. Further, as the rear gate's own weight moment is reduced, the rear gate opening / closing operation force can be reduced.
According to the invention described in
According to the third aspect of the present invention, by providing the drive device, it is possible to automate the accommodating operation of the gate structure located below.
According to the invention described in
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印RRは車両後方を、矢印LHは車両左方を、UPは車両上方をそれぞれ指向するものとする。
図1に示すように、ワゴンタイプの車両1における車体2後部には、車室内外を連通させる後部開口3が設けられ、この後部開口3がリアゲート4により開閉される。このリアゲート4は、その上端部が車体2上部のルーフ5の後縁部近傍に車幅方向(車両左右方向)に平行に設けられるヒンジ軸Cを中心として回動可能に枢着される。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. Note that the directions such as front, rear, left and right in the following description are the same as those in the vehicle unless otherwise specified. In the figure, an arrow RR points to the rear of the vehicle, an arrow LH points to the left of the vehicle, and UP points to the upper side of the vehicle.
As shown in FIG. 1, a
また、ヒンジ軸Cの近傍には、リアゲート4の電動式の開閉駆動装置6が設けられる。この開閉駆動装置6には車両後方に向かって延びる連結ステー6aが設けられ、この連結ステー6aの先端部がリアゲート4のヒンジ軸C近傍に連結される。そして、この開閉駆動装置6が連結ステー6aを略前後方向に沿ってストロークさせ、リアゲート4を押し上げる又は引き下ろすことによって、該リアゲート4の開閉動作が自動的に行われる。後部開口3の下部には、リアゲート4の全閉時におけるロック及びその解除を行うクロージャー7が設けられる。
In the vicinity of the hinge shaft C, an electric opening / closing drive device 6 for the
図2に示すように、リアゲート4は、その上下方向中央位置よりもやや下方の位置で二分割されている。ここで、リアゲート4の上方を構成する部位を上方ゲート構成体8、下方を構成する部位を下方ゲート構成体9とする。上方ゲート構成体8の横幅(左右幅)は下方ゲート構成体9の横幅よりも広くなるように設定されると共に、上方ゲート構成体8の厚さは下方ゲート構成体9の厚さよりも厚くなるように設定される(図1参照)。
As shown in FIG. 2, the
上方ゲート構成体8の両側縁部には、略上下方向に沿って延びる上方ガイドレール11がそれぞれ設けられる。一方、下方ゲート構成体9の上縁部両側には、各上方ガイドレール11内に配置され該上方ガイドレール11に対して転動可能な上方ローラ(移動体)13がそれぞれ設けられる。ここで、各上方ローラ13は、下方ゲート構成体9の上縁部両側にそれぞれ車幅方向に平行な上部支持軸13aを介して回転自在に取り付けられている。
また、下方ゲート構成体9の両側縁部にそれぞれ隣接する車体構成部材15には、車両後面視で下方ゲート構成体9の両側縁部に重なる位置に下方ガイドレール12がそれぞれ設けられる。一方、下方ゲート構成体9の下縁部両側には、下方ガイドレール12内に配置され該下方ガイドレール12に対して転動可能な下方ローラ(移動体)14がそれぞれ設けられる。ここで、各下方ローラ14は、下方ゲート構成体9の下縁部両側にそれぞれ車幅方向に平行な下部支持軸14aを介して回転自在に取り付けられる。
Further, the
このような構成により、下方ゲート構成体9が、上方ローラ13を上方ガイドレール11に沿って移動させると共に下方ローラ14を下方ガイドレール12に沿って移動させながら上昇する。その結果、下方ゲート構成体9が上方ゲート構成体8に対してスライドしながら、該上方ゲート構成体8内にこれと車両後面視で重なるように収容される。また、下方ゲート構成体9は、例えばその自重により上方ゲート構成体8内に収容された状態から各ローラ13,14を対応するガイドレール11,12内を転動させながら下降することで、上方ゲート構成体8内から引き出される。
With such a configuration, the
上述のような下方ゲート構成体9の昇降動作は、下方ゲート駆動装置16により行われる。この下方ゲート駆動装置16は、図2,3に示すように、ルーフ5後縁部における車幅方向略中央部に配設される駆動モータ17と、該駆動モータ17の駆動軸に固定される巻き取りプーリ18と、該巻き取りプーリ18により巻き取られる又は及び巻き戻される左右一対のケーブル19とを有する。各ケーブル19は、巻き取りプーリ18が一方向に回転することで同時に巻き取られ、他方向に回転することで同時に巻き戻されるようになっている。
The raising and lowering operation of the
巻き取りプーリ18は、ルーフ5の後縁部からリアゲート4の上縁部内に臨むように設けられる。また、各ケーブル19は、巻き取りプーリ18からリアゲート4の上縁部内を各々車幅方向外側に向かって延び、リアゲート4上縁部両側に設けられたガイドローラ19aに巻回され方向転換して下方に向かって延びる。これら各ケーブル19の先端部が、例えばL字形のブラケット19bを介して下方ゲート構成体9の上縁部両側に固定された上部支持軸13aに連結される。
The take-
駆動モータ17の作動はCPU(Central Processing Unit)等により制御されており、乗員が作動スイッチを操作することで、CPU等が駆動モータ17を作動させ、巻き取りプーリ18が回転駆動して各ケーブル19を巻き取る又は巻き戻すこととなる。これにより、下方ゲート構成体9が昇降し、上方ゲート構成体8内に収容される、又は上方ゲート構成体8から引き出されるようになっている。
The operation of the
図4は、下方ゲート駆動装置16により、下方ゲート構成体9が上昇しきって、上方ゲート構成体8内に収容された状態を示す。ここで、本図に示すリアゲート4の状態、すなわち下方ゲート構成体9が上昇しきった上限位置にある状態を、リアゲート4の全縮状態とし、図2に示すリアゲート4の状態、すなわち下方ゲート構成体9が下降しきった下限位置にある状態を、リアゲート4の全伸状態とする。なお、図4における下方ゲート駆動装置16の図示は省略している。
FIG. 4 shows a state in which the
図5は、上方ゲート構成体8の両側縁部にそれぞれ固定される上方ガイドレール11と、下方ゲート構成体9の両側縁部に隣接する車体構成部材15にそれぞれ固定される下方ガイドレール12を示す。
上方ガイドレール11は、上方ローラ13を遊挿可能な中空角形断面を有するもので、その車幅方向内側の部位には、上部支持軸13aを移動可能とするためのスリット11aが上下端に渡って形成されている。また、下方ガイドレール12は、上方ガイドレール11と同様、下方ローラ14を遊挿可能でかつ下部支持軸14aに対応するスリット12aが形成されるものである。
FIG. 5 shows an
The
下方ガイドレール12の上端部は、リアゲート4の前記全縮状態において、下方ローラ14及び下部支持軸14aが下方ガイドレール12内からその上方へ脱出するように設けられる。その下方ガイドレール12の上端部には、下方ローラ14及び下部支持軸14aが下方ガイドレール12の上方からその内部に進入する際にこれを案内する案内部21が形成される。
The upper end portion of the
また、下方ガイドレール12の下端部には、リアゲート4の前記全伸状態において、下方ローラ14及び下部支持軸14aの前記ヒンジ軸Cを中心とした所定の揺動を許容する揺動許容部22が形成される。前記所定の揺動とは、リアゲート4が全閉状態(クロージャー7によりロックされた状態)にある位置から所定量開いた状態となる位置までの間における揺動である。
Further, at the lower end portion of the
図6は、上方ガイドレール11が、上方ゲート構成体8の両側縁部内側に配設されていることを示す。また、図7は、下方ガイドレール12が、下方ゲート構成体9の両側に隣接する車体構成部材15の車幅方向内側に配設されていることを示す。ここで、下方ガイドレール12は下方ゲート構成体9の両側縁部の車室内側に位置しており、リアゲート4の全閉時においては下方ゲート構成体9により覆われて車室外側に露出しないようになっている。
FIG. 6 shows that the
リアゲート4は、その全閉状態からクロージャー7によるロックが解除され、かつ開閉駆動装置6が作動することで、図8に示すように、全閉状態から所定量開いた状態となるべく変位する。このようなリアゲート4の変位は、車体構成部材15側に設けられた下方ガイドレール12が、下方ゲート構成体9側に設けられた下方ローラ14及び下部支持軸14aのヒンジ軸Cを中心とした前記所定の揺動を許容可能に構成されていることで可能となっている。
The
そして、下方ゲート駆動装置16を作動させることで、各ケーブル19を介して下方ゲート構成体9が上方ゲート構成体8内に収容されるべく上昇することとなる。このときの下方ゲート構成体9の上昇動作は、該下方ゲート構成体9の上縁部両側及び下縁部両側に各々設けられた各ローラ13,14が対応するガイドレール11,12内を転動することで、スムーズかつ安定した状態で行われる。
Then, by operating the lower
下方ゲート構成体9が上昇しきって、図9に示すリアゲート4の全縮状態となったときには、下方ゲート構成体9がほぼ完全に上方ゲート構成体8内に収容されることとなる。このとき、各下方ローラ14及び下部支持軸14aは下方ガイドレール12内から上方へ脱出しており、これにより、リアゲート4がヒンジ軸Cを中心とした開閉(回動)動作が可能な状態となっている。
When the
上記状態から開閉駆動装置6をさらに作動させることで、図10に示すように、リアゲート4をその全開状態とすることができる。このとき、リアゲート4が前記全縮状態で開閉することで、リアゲート4のヒンジ軸C(回動中心)から該リアゲート4の全縮状態での下端(回動先端)までの長さ(回動半径)が短縮される。これにより、リアゲート4の開閉に要する車両後方のスペース(車両後端からの距離として図10にLで示す)が、リアゲート4が前記全伸状態で開閉する場合のスペース(図10にL’で示す)と比較して縮小される。
By further operating the opening / closing drive device 6 from the above state, the
また、下方ゲート構成体9が上方ゲート構成体8内に収容されることで、リアゲート4の重心位置がヒンジ軸Cに近づくこととなり、リアゲート4の自重によるヒンジ軸C回りのモーメントが低減される。すなわち、リアゲート4開閉時における連結ステー6aを含めた開閉駆動装置6及びこれを支持する車体2に加わる荷重が低減される。
Further, since the
そして、リアゲート4を閉じる際には、まず、図10に示す状態から開閉駆動装置6を作動させ、リアゲート4が全縮状態でかつ所定量開いた状態、つまり図9に示す状態とする。その後、下方ゲート駆動装置16を作動させ、各ケーブル19を巻き戻すことで、下方ゲート構成体9を上方ゲート構成体8から引き出すべくこれを下降させる。このとき、下方ガイドレール12の上端部が、下方ローラ14及び下部支持軸14aの下方ガイドレール12内への進入を案内可能に構成されているため、下方ガイドレール12に下方ローラ14及び下部支持軸14aをスムーズに進入させることができる。
When the
下方ゲート構成体9が下降しきってリアゲート4が全伸状態、つまり図8に示す状態となった後には、開閉駆動装置6及びクロージャー7を作動させることによって、リアゲート4全体を車体2側に引き込み、かつクロージャー7によるロックを行うことで、リアゲート4を全閉状態とすることができる。
After the
以上説明してきたように、この実施例における車両用リアゲート装置は、リアゲート4を上下に二分割してこれを上方ゲート構成体8及び下方ゲート構成体9で構成し、上方ゲート構成体8をルーフ5後縁部に枢着すると共に、上方ゲート構成体8に対して下方ゲート構成体9をスライド可能、かつ重合した状態で開閉可能に収容するべく構成したものである。
As described above, in the vehicle rear gate device according to the present embodiment, the
この構成により、リアゲート4開閉時に、下方ゲート構成体9をスライドさせて上方ゲート構成体8に重合した状態で収容することで、リアゲート4の回動中心から回動先端までの長さ、すなわち回動半径が短縮される。
このため、車両後方のリアゲート4の開閉に要するスペースが縮小され、少ないスペースでリアゲート4の開閉が可能となり、車両1の利便性を向上させることができる。
With this configuration, when the
For this reason, the space required for opening and closing the
また、下方ゲート構成体9が上方ゲート構成体8に収容されることで、リアゲート4の重心位置が回動中心側に移り、リアゲート4の自重による回動中心回りのモーメントが低減される。
このように、リアゲート4の自重モーメントの低減に伴い、リアゲート4の開閉操作力の低減を図ることができる。すなわち、上記実施例のようにリアゲート4を電動で開閉する場合には、開閉駆動装置6及び車体2に加わる荷重を低減してその構成の簡素化を図ることができるし、リアゲート4を手動で開閉する場合にはその使い勝手を向上させることができる。
Further, the
As described above, the opening / closing operation force of the
また、上記車両用リアゲート装置は、上方ゲート構成体8が下方ゲート構成体9の上方両側部をスライド可能に支持すると共に、下方ゲート構成体9の下方両側部をこれに隣接する左右の車体構成部材15がスライド可能に支持する構成であり、上方ゲート構成体8の横幅を下方ゲート構成体9の横幅よりも広く設定し、上方ゲート構成体8には左右一対の上方ガイドレール11を、下方ゲート構成体9に隣接する車体構成部材15には下方ガイドレール12を、それぞれ下方ゲート構成体9を案内するべく設ける一方、下方ゲート構成体9の上方両側部及び下方両側部には、各ガイドレール11,12に沿って移動するローラ13,14をそれぞれ設けた構成を有する。
In the vehicle rear gate device, the
この構成により、下方ゲート構成体9が、これよりも横幅が広く設定された上方ゲート構成体8の内部に、上方ゲート構成体8及び車体構成部材15に設けられたガイドレール11,12及びこれに沿って移動するローラ13,14により案内されつつ収容される。このとき、下方ゲート構成体9の上方両側部が上方ローラ13及び上方ガイドレール11を介して上方ゲート構成体8にスライド可能に支持されると共に、下方ゲート構成体9の下方両側部が下方ローラ14及びガイドレール12を介して車体構成部材15にスライド可能に支持されている。
このように、ガイドレール11,12及びこれに沿って移動するローラ13,14を用いることで、下方ゲート構成体9を上方ゲート構成体8内にスムーズに収容することができる。このとき、下方ゲート構成体9の上方両側部及び下方両側部がスライド可能に支持されることで、下方ゲート構成体9を安定してスライドさせることができる。
With this configuration, the
Thus, the
さらに、上記車両用リアゲート装置は、車体2側に、下方ゲート構成体9をケーブル19を介して上昇させる下方ゲート駆動装置16を設けた構成を有する。
Further, the vehicle rear gate device has a configuration in which a lower
この構成により、下方ゲート構成体9を上方ゲート構成体8に重合させて収容するという動作が自動化される。すなわち、下方ゲート駆動装置16を設けたことで、下方ゲート構成体9を上方ゲート構成体8内に収容する収容動作を自動化することができる。しかも、リアゲート4を開閉する開閉駆動装置6と組み合わせることで、上記実施例におけるリアゲート4の一連の開閉動作を自動化することができる。
With this configuration, the operation of superposing and accommodating the
さらにまた、上記車両用リアゲート装置は、車体構成部材15に設けた下方ガイドレール12を下方ゲート構成体9の両側縁部の車室内側に配置した構成を有する。
Furthermore, the vehicle rear gate device has a configuration in which the
この構成により、リアゲート4を閉じた際には、車体構成部材15に設けられた下方ガイドレール12が下方ゲート構成体9により覆われて車室外側に露出しなくなる。このため、車両1の外観品質を良好に保つことができる。
With this configuration, when the
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、リアゲート4が上下に三分割又はそれ以上に分割された構成を有する場合にも応用可能である。
また、下方ゲート構成体9が上方ゲート構成体8の車室内側又は車室外側に回り込むようにして該上方ゲート構成体8に重合し収容される構成であってもよい。
さらに、リアゲート4が全閉状態から所定量開く際に、例えば一般的な車両用スライドドアのように、リアゲート4をその面直方向に変位させるような動作を取り入れた構成としてもよい。
さらにまた、下方ゲート駆動装置16が、下方ゲート構成体9を別途ケーブルを用いて上方ゲート構成体8内から引き出す構成であってもよい。
また、下方ゲート構成体9をスライド可能に支持する構成として、ガイドレール及びこれに対して摺動するスライダーを組み合わせた構成であってもよい。
そして、上記実施例における構成は一例であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be applied to a case where the
Alternatively, the
Further, when the
Furthermore, the lower
Moreover, as a structure which supports the
And the structure in the said Example is an example, and it cannot be overemphasized that a various change is possible in the range which does not deviate from the summary of invention.
2 車体
4 リアゲート
8 上方ゲート構成体(ゲート構成体)
9 下方ゲート構成体(ゲート構成体)
11 上方ガイドレール(ガイドレール)
12 下方ガイドレール(ガイドレール)
13 上方ローラ(移動体)
14 下方ローラ(移動体)
15 車体構成部材
16 下方ゲート駆動装置(駆動装置)
19 ケーブル
2
9 Lower gate structure (gate structure)
11 Upper guide rail (guide rail)
12 Lower guide rail (guide rail)
13 Upper roller (moving body)
14 Lower roller (moving body)
15
19 Cable
Claims (4)
The vehicle rear gate device according to claim 2, wherein guide rails provided on the vehicle body constituent member are arranged on the vehicle interior side of both side edges of the gate structure located below.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431198A JP2005186810A (en) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | Rear gate device for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431198A JP2005186810A (en) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | Rear gate device for vehicle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005186810A true JP2005186810A (en) | 2005-07-14 |
Family
ID=34789341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003431198A Withdrawn JP2005186810A (en) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | Rear gate device for vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005186810A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1997660A3 (en) * | 2007-05-30 | 2009-03-11 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door opening and closing apparatus for vehicle |
-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003431198A patent/JP2005186810A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1997660A3 (en) * | 2007-05-30 | 2009-03-11 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door opening and closing apparatus for vehicle |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051202 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20070807 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |