JP2005185397A - ヘッド部回動式歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】歯ブラシを持ち替えることなく、また、姿勢を変えることなく、歯列全体について歯磨きを行うことのできる歯ブラシを提供する。
【解決手段】握持用の柄部11と、該柄部11の先端部において該柄部と直角の方向に延長しかつ直角方向の軸まわりに回動可能にかつ柄部11に対して着脱自在に取り付けられた連結(回動)軸12aと、該回動軸12aの先端部に該回動軸に一体的に取り付けられたヘッド部12とを有し、該ヘッド部12には、歯牙20の上面に対向する上板121と該上板の前後において歯牙を挟むように前記上板121から下方に向けて延長する前後板122、123とを有し、これら上板及び前後板の内壁面に歯牙清掃用のブラシを有する。
【選択図】図2
【解決手段】握持用の柄部11と、該柄部11の先端部において該柄部と直角の方向に延長しかつ直角方向の軸まわりに回動可能にかつ柄部11に対して着脱自在に取り付けられた連結(回動)軸12aと、該回動軸12aの先端部に該回動軸に一体的に取り付けられたヘッド部12とを有し、該ヘッド部12には、歯牙20の上面に対向する上板121と該上板の前後において歯牙を挟むように前記上板121から下方に向けて延長する前後板122、123とを有し、これら上板及び前後板の内壁面に歯牙清掃用のブラシを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ブラシが植毛されているヘッド部が歯ブラシ本体(柄部又は握持部)先端に着脱自在にかつ回動自在に取り付けられているヘッド部回動式の歯ブラシに関する。
図5は、従来の歯ブラシの使用例を説明するための概略構成図で、図中、10は歯ブラシ或いは電動歯ブラシで、該歯ブラシ10は、周知のように、歯ブラシ本体部(柄部或いは握持部)1とブラシ部(植毛部)2とよりなり、ブラシ部2は本体部1に一体的に固定されて取り付けられている。20は歯列で、歯磨き時、ブラシ部2を歯面に当てながら歯面に垂直方向(A方向)に動かしながら全体をB方向に移動して歯列20の略半分について歯磨きをし、次いで、歯ブラシ本体部1を持ち替えて、残りの半分について、前記と同様、歯面に垂直方向に動かしながら全体をC方向に移動し、この一連の動作によって歯列20全体について歯磨きをする。
上述のように、従来の歯ブラシ或いは電動歯ブラシは、ブラシ部(植毛部)が本体部(柄部)に固定されているため、歯列の略中央部(正面部)で、歯ブラシを持ち替えて、歯ブラシの移動方向を変えなければならず、特に、他人(例えば、要介護高齢者)の歯牙を清掃しようとする時、(介護者は)自分の姿勢を変えなければならず、非常に不便であった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、歯ブラシを持ち替えることなく、また、姿勢を変えることなく、歯列全体について歯磨きを行うことのできる歯ブラシを提供することを目的としてなされたものである。
請求項1の発明は、握持用の柄部と該柄部の先端部において該柄部と直角の方向に延長しかつ直角方向の軸まわりに回動可能に取り付けられた回動軸と、該回動軸の先端部に該回動軸に一体的に取り付けられたヘッド部とを有し、該ヘッド部には、歯牙の上面に対向する上板と該上板の前後において歯牙を挟むように前記上板から下方に向けて延長する前後板とを有し、これら上板及び前後板の内壁面に歯牙清掃用のブラシを有することを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記柄部及び前記回動軸に通孔を有し、該通孔を通して洗浄液或いは薬液を前記ヘッド部から放射するようにしたことを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記回動軸は前記柄部に対して着脱自在であることを特徴としたものである。
ブラシを有するヘッド部を握持部(柄部)に対して回動可能にし、該ヘッド部を歯列の上面に沿って移動可能としたので、歯列に沿って歯牙を清掃する場合等において、歯ブラシを持ち替える必要なく歯列全体を清掃することができ、また、他人の歯牙を清掃するような場合、自分の姿勢を変える必要がなく、歯牙の清掃を非常に楽に行うことができる。
また、ブラシを植毛したヘッド部が柄部に対して着脱可能であるので、ブラシ清掃時のヘッド部の交換が楽であり、更には、使用者ごとにヘッド部を変えることが容易で、非常に衛生的である。
更には、洗浄液(水)、薬液等を放射しながらの歯磨きが可能で、より効果的に歯牙を清掃することができる。
更には、洗浄液(水)、薬液等を放射しながらの歯磨きが可能で、より効果的に歯牙を清掃することができる。
図1は、本発明による歯ブラシの使用例を説明するための概略図で、図中、10は本発明による歯ブラシを示し、歯ブラシ10の握持部(柄部)11はその先端部において略直角に曲げられ、この直角に曲げられた部分の軸心に対して、ヘッド部12が回動自在に取り付けられている。本発明の場合、ヘッド部12が柄部11に対して回動するので、歯ブラシ10の柄部11を矢印A方向に動かしながら全体をB方向に移動させることで歯面を清掃することができ、歯列20の清掃位置によって、歯ブラシ10を持ち替えたり、姿勢を変えたりする必要はなく、歯列の清掃を楽にすることができる。
図2は、本発明による歯ブラシ10を分解して示す斜視図で、図中、11は握持部(柄部)、12はヘッド部で、該握持部11とヘッド部12は着脱可能であり、かつ、ヘッド部12は握持部11に対し回動可能となっている。具体的には、握持部(柄部)11はその先端部11aにおいて略直角に曲げられ、この直角に曲げられた部分11aの軸方向にヘッド部12を取り付けるための連結穴11bが設けられており、この連結穴11bに、ヘッド部12に設けられた連結軸12aが着脱自在に挿入され、Oリング13によって脱落しないように装着され、これによって、ヘッド部12は握持部11に対して着脱自在にかつ回動可能に取り付けられる。
ヘッド部12は、歯牙20の上に配置される上板121と、該上板121の前後において、歯牙20を挟むように配置された前後板122、123とから成り、これら上板121及び前後板122、123の内側には、それぞれブラシ141、142、143が植毛されており、これらブラシ141、142、143がそれぞれ歯牙20の上面、前面、及び、後面に接触して、歯牙20の表面を清掃する。本発明によると、ヘッド部12は、上板121及び前後板122、123により、略コの字状に形成され、下部及び両側部が開口しており、従って、上板121及び前後板122、123によって、歯牙20を上方及び前後の3方から覆いながら、歯列に沿って移動することが可能であり、歯列に沿って移動する時に、ヘッド部12が歯ブラシのB方向(図1参照)への移動に従って回動するので、握持部11を矢印A方向(図1参照)に動かしながら歯ブラシ全体をB方向(図1参照)に移動することで、歯列全体について、握持部11を持ち替えることなく、また、姿勢を変えることなく清掃することができる。
図3は、本発明の他の実施例を説明するための要部断面図で、図中、15は握持部(柄部)11に設けられた通孔、16はヘッド部12の連結軸12a及び上板121、前後板122、123等に設けられた通孔で、その他、図1及び図2に示した実施例と同様の作用をする部分には、図1及び図2の場合と同一の参照番号が付してある。而して、この実施例によると、通孔15、16を通して洗浄水や薬液を供給しながら歯牙の清掃をすることができ、より効果的に歯牙の清掃を行うことができる。
図4は、図3に示した歯ブラシの作用状態の一例を示す図で、図中、30は洗浄水(又は薬液)ボトル31及び該洗浄水(又は薬液)ボトル31内の洗浄液又は薬液を送出するためのポンプ又はコンプレッサ等を有する装置本体で、該装置本体30から送出された洗浄水又は薬液は給水(又は給液)チューブ32を通して、図3に示した歯ブラシ10に送給され、前述の通孔15、16を通して、ヘッド部12より放射される。
1…歯ブラシ本体部、2…ブラシ部、3…装置本体、10…歯ブラシ、11…握持部(柄部)、11a…先端部、11b…連結穴、12…ヘッド部、121…上板、122…前板、123…後板、12a…連結軸、13…Oリング、141,142,143…ブラシ、15,16…通孔、20…歯牙(歯列)、30…装置本体、31…洗浄水ボトル、32…チューブ。
Claims (3)
- 握持用の柄部と該柄部の先端部において該柄部と直角の方向に延長しかつ直角方向の軸まわりに回動可能に取り付けられた回動軸と、該回動軸の先端部に該回動軸に一体的に取り付けられたヘッド部とを有し、該ヘッド部には、歯牙の上面に対向する上板と該上板の前後において歯牙を挟むように前記上板から下方に向けて延長する前後板とを有し、これら上板及び前後板の内壁面に歯牙清掃用のブラシを有することを特徴とするヘッド部回動式歯ブラシ。
- 前記柄部及び前記回動軸に通孔を有し、該通孔を通して洗浄液或いは薬液を前記ヘッド部から放射するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のヘッド部回動式歯ブラシ。
- 前記回動軸は前記柄部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッド部回動式歯ブラシ。
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JP2003428810A JP2005185397A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | ヘッド部回動式歯ブラシ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006099693A1 (en) * | 2005-03-21 | 2006-09-28 | Sasenko Sadikovic | Eccentric-simmetrical rotary girder of the toothbrush with its internal conduit for the toothpaste supply of the brushes sheafs |
JP2021513438A (ja) * | 2018-02-13 | 2021-05-27 | イーエイチティー エルエルシー | 歯科洗浄用装置 |
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2003
- 2003-12-25 JP JP2003428810A patent/JP2005185397A/ja active Pending
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