JP2005184298A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2005184298A
JP2005184298A JP2003420535A JP2003420535A JP2005184298A JP 2005184298 A JP2005184298 A JP 2005184298A JP 2003420535 A JP2003420535 A JP 2003420535A JP 2003420535 A JP2003420535 A JP 2003420535A JP 2005184298 A JP2005184298 A JP 2005184298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
output
output buffer
buffer circuit
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003420535A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsuda
洋行 松田
Giyoushiyou Chin
暁翔 陳
Masahito Hiroshima
雅人 廣嶋
Yasuhiko Honda
泰彦 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toppan Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2003420535A priority Critical patent/JP2005184298A/ja
Publication of JP2005184298A publication Critical patent/JP2005184298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】出力信号の電圧の振動を防止し、記録装置に具備された場合に記録装置のデータ読み出し速度を高速化できる出力バッファ回路を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、ソースが電源端子VDDと接続され、ゲートが入力端子4aと接続されるPMOS2と、一端がPMOS2のドレインと接続され、他端が出力端子5と接続される抵抗11と、一端が出力端子5と接続される抵抗12と、ドレインが抵抗12の他端と接続され、ゲートが入力端子4bと接続され、ソースが基準電源端子VSSと接続されるNMOS3とを具備し、抵抗11の抵抗値は、PMOS2の等価抵抗値の略2〜4倍であり、抵抗12の抵抗値は、NMOS3の等価抵抗値の略2〜4倍であることを特徴とする出力バッファ回路6である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、出力バッファ回路に関する。
半導体メモリでは、記録されているデータを表す信号が出力バッファ回路から出力される。
図13は、従来の出力バッファ回路の一例を示す回路図である。
従来の出力バッファ回路1は、PチャネルMOS(以下、「PMOS」という)2とNチャネルMOS(以下、「NMOS」という)3を具備する。
PMOS2のソースは電源端子VDDと接続される。PMOS2のゲートは、第1の入力端子4aと接続される。PMOS2のゲートには、第1の入力端子4a経由で、第1の入力信号が入力される。PMOS2のドレインは、NMOS3のドレインと出力端子(パッド)5と接続される。
NMOS3のドレインは、PMOS2のドレインと出力端子5と接続される。NMOS3のゲートは、第2の入力端子4bと接続される。NMOS3のゲートには、第2の入力端子4b経由で、第2の入力信号が入力される。NMOS3のソースは、基準電源端子VSSと接続される。
出力信号は、出力端子5から出力される。
近年、半導体メモリの読み出し速度の高速化が検討されており、このため出力バッファ回路1についても高速化が要求されている。
出力バッファ回路1の応答速度を高速化するために、出力バッファ回路1の寸法を大きくして電流を増加させる手法がある。しかしながら、この手法を用いた場合、図14に示すように、出力信号の波形にリンギング(出力電圧のオーバーシュート)が発生し、問題となる場合がる。
このリンギングを防止するために、従来から出力バッファ回路1に外付けで抵抗を接続する手法、半導体チップの内部に抵抗を付加する手法が用いられており、例えば、以下の特許文献1〜4等に開示されている。
特許文献1(特開2002−314394号公報)には、挿入した抵抗の抵抗値をソフトウェアにより変更することにより、MOSトランジスタの特性ずれを解決する回路が開示されている。
特許文献2(特開平5−102826号公報)には、半導体集積回路装置に抵抗を付加し、出力波形のオーバーシュート、アンダーシュートを減少させる半導体集積回路装置が開示されている。
特許文献3(特開2000−323976号公報の段落[0016])には、出力バッファ回路に対する外付けの抵抗の抵抗値を、経験的に数十〜数百Ω(オーム)とする点について開示されている。
特許文献4(特開2003−133943号公報の段落[0040])には、抵抗値を例えば100Ωとする点について開示されている。
特開2002−314394号公報 特開平5−102826号公報 特開2000−323976号公報 特開2003−133943号公報
上記特許文献1,2では、抵抗値の最適化に関して何ら開示されていない。特許文献3,4には、抵抗値の最適化の手法が十分に開示されていない。したがって、従来においては、出力バッファ回路に備える抵抗の抵抗値が、経験あるいは試行錯誤により設定される。
高速な出力バッファ回路を設計する場合、出力信号の波形の立ち上がり(以下、「H出力」という)、立ち下がり(以下、「L出力」という)の遷移時間が数ns以下に設定する必要がある。例えば、出力付加容量が40pF付いている場合、出力バッファ回路のPチャネルあるいはNチャネルトランジスタの実効抵抗値は、数Ω以下とする必要がある。
この場合従来の試行錯誤的な設定では十分な最適化が困難であるという問題がある。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、MOSトランジスタと抵抗との抵抗値を最適に設定し、出力信号の電圧振動を抑制し、記憶装置(メモリ)のデータ読み出し速度の高速化を図る出力バッファ回路を提供することを目的とする。
本発明を実現するにあたって講じた具体的手段について以下に説明する。
本発明の第1例は、ソースが電源端子と接続され、ゲートが第1の入力端子と接続されるPチャネルMOSと、一端がPチャネルMOSのドレインと接続され、他端が出力端子と接続される第1の抵抗と、一端が出力端子と接続される第2の抵抗と、ドレインが第2の抵抗の他端と接続され、ゲートが第2の入力端子と接続され、ソースが基準電源端子と接続されるNチャネルMOSとを具備し、第1の抵抗の抵抗値は、PチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍であり、第2の抵抗の抵抗値は、NチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍であることを特徴とする出力バッファ回路である。
なお、この第1例において、第1の抵抗の抵抗値は、略10〜20Ωであり、第2の抵抗の抵抗値は、略10〜20Ωであるとしてもよい。
また、この第1例において、出力端子と接続された入力回路と、出力端子と接続された静電破壊保護手段とをさらに具備するとしてもよい。
第1の抵抗と第2の抵抗とを最適化することにより、電源端子と出力端子との間の電圧あるいは出力端子と基準電源端子との電圧が小さい場合において、出力電流は、PチャネルMOSあるいはNチャネルMOSの特性で決まり、電源端子と出力端子との間の電位差あるいは出力端子と基準電源端子との電位差が大きくなった場合において、出力電流は、第1の抵抗あるいは第2の抵抗で決まり、高速性を保ちながら出力バッファ回路の電流値を抑制できる。
したがって、出力バッファ回路の出力信号の電圧が安定するまでの時間が短縮化され、第1例の出力バッファ回路をメモリなどの記憶装置に具備することにより、記憶装置のデータ読み出しを高速化できる。
本発明の第2例は、ソースが電源端子と接続され、ゲートが第1の入力端子と接続されるPチャネルMOSと、一端が前記PチャネルMOSのドレインと接続され、他端が出力端子と接続される抵抗と、ドレインが前記出力端子と接続され、ゲートが第2の入力端子と接続され、ソースが基準電源端子と接続されるNチャネルMOSとを具備し、抵抗の抵抗値は、PチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍であることを特徴とする出力バッファ回路である。
なお、この第2例において、出力端子と接続された入力回路と、出力端子と接続された静電破壊保護手段とをさらに具備するとしてもよい。
また、第2例において、出力端子と接続された入力回路をさらに具備し、NチャネルMOSは、入力回路の静電破壊防止手段として機能するとしてもよい。
この第2例では、電流ノイズの影響を受けやすいPチャネルMOSからの充電電流に対して対策を講じることにより、高速性を保つとともにレイアウトの簡略化が図られる。
また、NチャネルMOSを入力回路の静電破壊防止手段として機能させることにより、別途静電破壊防止手段を具備する必要がなく、よりレイアウトを簡素化できる。
本発明の第3例は、ソースが電源端子と接続され、ゲートが第1の入力端子と接続されるPチャネルMOSと、一端がPチャネルMOSのドレインと接続され、他端が出力端子と接続される抵抗と、ドレインがPチャネルMOSのドレインと接続され、ゲートが第2の入力端子と接続され、ソースが基準電源端子と接続されるNチャネルMOSと、出力端子と接続された入力回路と、出力端子と接続された静電破壊保護手段とを具備し、抵抗の抵抗値は、PチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍であり、抵抗の抵抗値は、NチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍であることを特徴とする出力バッファ回路である。
この第3例では、抵抗の抵抗値の最適化がなされるとともに、抵抗がPチャネルMOS側とNチャネルMOS側とで共有されるため、よりレイアウトを簡素化できる。
本発明においては、出力信号の電圧の振動を防止でき、記憶装置に具備された場合に、記憶装置のデータ読み出し速度を高速化できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、上記図13及び以下の各図において、同一の要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態では、PMOSのドレインと出力端子との間に第1の抵抗が接続され、出力端子とNMOSのドレインとの間に第2の抵抗が接続される出力バッファ回路について説明する。
図1は、本実施の形態に係る出力バッファ回路の一例を示す回路図である。
本実施の形態に係る出力バッファ回路6は、出力バッファ7、入力回路8、抵抗9、静電破壊防止装置10を具備する。
出力バッファ回路6は、供給電源が1.8Vの製品であるため、電源電圧は、最大2.3Vに設定されているとする。
出力バッファ回路6に具備されている出力バッファ7は、PMOS2とNMOS3と抵抗11,12を具備する。
PMOS2のソースは、電源端子VDDと接続される。PMOS2のゲートは、第1の入力端子4aに接続されており、第1の入力信号を入力する。
第1の入力信号は、図示しないメモリセルから読み出された記憶情報に対応した信号である。
PMOS2のドレインは、抵抗11の一端と接続され、抵抗11の他端は、出力端子5に接続される。
抵抗12の一端は、抵抗11の他端と出力端子5に接続され、抵抗12の他端は、NMOS3のドレインに接続される。
NMOS3のゲートは、第2の入力端子4bに接続されており、第2の入力信号を入力する。
第2の入力信号は、前記図示しないメモリセルから読み出された記憶情報に対応した信号を入力する。
NMOS3のソースは、基準電源端子VSSと接続される。
出力バッファ回路6に具備されている入力回路8は、抵抗9を介して出力端子5に接続される。すなわち、出力端子5は、入力信号を内部に伝達するために、抵抗9を介して入力回路8が接続される。
出力バッファ回路6に具備されている静電破壊防止装置10は、出力端子5に接続される。本実施の形態では、静電破壊防止装置10は、寄生バイポーラトランジスタ13を具備する。
寄生バイポーラトランジスタ13は、NPN型である。寄生バイポーラトランジスタ13のコレクタは、出力端子5に接続される。寄生バイポーラトランジスタ13のベースは、基盤に接続される。寄生バイポーラトランジスタ13のエミッタは、基準電圧端子VSSに接続される。
出力バッファ回路6の基本動作について説明する。
出力バッファ回路6は、図示しない切替信号にしたがって出力バッファモードとして動作する場合、メモリセルの読み出し情報にしたがって、第1の入力信号及び第2の入力信号に応じて出力信号を外部に出力する。
また、出力バッファ回路6は、切替信号にしたがって入力モードとして動作する場合において、出力端子5に外部からの入力信号が印加されると、抵抗9及び入力回路8を経由してチップ内部に入力信号を伝達する。
以下に、出力バッファモードとしての動作について詳細に説明する。
出力バッファ回路6から出力信号「H」が出力される場合、第1の入力端子4aに入力される第1の入力信号は、「H」から「L」に変化し、第2の入力端子4bに入力される第2の入力信号も、「H」から「L」に変化する。
すると、PMOS2がONとなり、NMOS3がOFFとなり、電源端子VDDからPMOS2及び抵抗11を経由して出力端子5に電流が流れ、出力バッファ回路6からの出力信号は、「L」から「H」に変化する。
一方、出力バッファ回路6から出力信号「L」が出力される場合、第1の入力端子4aに入力される第1の入力信号及び第2の入力端子4bに入力される第2の入力信号は、「L」から「H」に変化する。
すると、PMOS2がOFFとなり、NMOS3がONとなり、出力端子5から抵抗12及びNMOS3を経由して基準電源端子VSSに電流が流れ、出力バッファ回路6からの出力信号は、「H」から「L」に変化する。
図2は、本実施の形態に係る出力バッファ回路6の特性の計算に用いられる等価回路の一例を示す回路図である。
この図2は、出力バッファ7が実際のシステムボード(基盤)上に実装され、使用された場合の等価回路の一例を表している。
なお、この図2においては、記載を簡素化するために、入力回路8、抵抗9、静電破壊防止装置10については省略している。
システムボード上には、システムボードに具備される電源配線等の寄生のインダクタンス(L)、抵抗(R)、容量(C)が存在する。したがって、出力バッファ回路6の電流ノイズが大きいと、上記寄生のインダクタンス、抵抗、容量に影響を受けた信号現象が発生し、システムの誤動作が引き起こされる場合がある。
上記図2において、回路14は、電源配線の寄生等価回路であり、寄生インダクタンスL1,L2、寄生抵抗R1、寄生容量C1を具備する。
回路15は、基準電源配線の寄生等価回路であり、寄生インダクタンスL3,L4、寄生抵抗R2、寄生容量C2を具備する。
回路16は、出力信号配線の寄生等価回路であり、寄生インダクタンスL5〜L8、寄生容量C3〜C6を具備する。
なお、上記図2の例では、寄生インダクタンスL5と寄生インダクタンスL8の値は、6nH(ナノヘンリー)とする。寄生インダクタンスL6と寄生インダクタンスL7の値は、10nHとする。容量C3〜C6の値は、10pF(ピコファラッド)とする。
図3は、本実施の形態に係る出力バッファ回路6の特性の例を示すグラフである。この図3では、抵抗11の抵抗値をパラメータとして用いた場合のPMOS2の出力電圧と出力電流の依存性の例を表している。
直線SL1〜SL4は、それぞれ抵抗11の抵抗値が10Ω、20Ω、50Ω、100Ωの場合の電圧電流特性を示している。
曲線CL1は、PMOS2のみ(抵抗11の抵抗値が0Ω)の場合の電圧電流特性を示している。
曲線CL2〜CL4は、PMOS2とそれぞれ抵抗値10Ω、20Ω、50Ω、100Ωの抵抗11とを直列に接続した場合の電圧電流特性を示すグラフである。
なお、PMOS2の寸法は、高速化に必要な電流を得るために、実質等価抵抗が略5Ωになるよう設定されている。
PMOS2と抵抗11とを直列に接続すると、上記の曲線CL2〜CL4から分かるように、出力電圧のレベルが低い場合には、電流値は、PMOS2の影響が強く、PMOS2の特性によりほぼ定まる。
一方、出力電圧のレベルが高くなると、電流値は、抵抗11の影響が強く、抵抗11の特性によりほぼ定まる。
計算上、曲線CL2〜CL4の理想的な変極点は、{[VDD−Vthp(PMOS2)]/2}+Vthp(PMOS2)で表される。
ここで、VDD=2.3V、PMOS2のしきい値Vthp(PMOS2)=0.7Vとすると、変極点は、略1.5Vとなる。なお、Vthp(PMOS2)は、PMOS2が動作する最低電圧を表すしきい値である。
変極点が略1.5V付近となる特性は、曲線CL2,CL3である。曲線CL2,CL3における抵抗11の抵抗値は、それぞれ10Ω,20Ωである。
したがって、上記図3を参考にすると、出力バッファ7を高速に動作させるための抵抗11の抵抗値は、略10Ω〜20Ωが適当と判断される。
また、この場合、抵抗11の抵抗値とPMOS2の抵抗値との比を求めると、PMOS2の等価抵抗の略2〜4倍に、抵抗11の抵抗値を設定することが適当と判断される。
NMOS3と抵抗12との間の関係についても同様である。
図4は、本実施の形態に係る出力バッファ回路6の出力波形の例を示すグラフである。この図4では、上記図2に示す等価回路を用いて、出力信号「L」を出力する場合の波形を表している。
曲線WH1は、PMOS2のみ(抵抗11の抵抗値が0Ω)の場合の出力信号の波形例である。
曲線WH2〜WH4は、PMOS2とそれぞれ抵抗値10Ω、20Ω、50Ω、100Ωの抵抗11とを直列に接続した場合の出力信号の波形例である。
出力信号の波形が電源電圧の10%から90%まで変化するまでの遷移時間をTrとすると、上記図4より、曲線WH1〜WH5までのTrは、それぞれ1.7ns(R=0Ω)、1.8ns(R=10Ω)、2.1ns(R=20Ω)、3.4ns(R=50Ω)、7.0ns(R=100Ω)となる。
この曲線WH1〜WH5の変化からも、抵抗11の抵抗値は10Ω〜20Ω程度が、出力信号の波形のオーバーシュートが許容される最適値であると考えられる。
以上の結果より、従来から経験的に用いられているように、出力バッファ回路に具備される抵抗の抵抗値を100Ω前後とすると、出力バッファ回路の高速化が困難であることが分かる。
図5は、上記図2の等価回路を用いて、出力信号「L」を出力する場合の波形の例を示す。
曲線WL1は、NMOS3のみ(抵抗12の抵抗値が0Ω)の場合の出力信号の波形例である。
曲線WL2〜WL4は、NMOS3とそれぞれ抵抗値10Ω、20Ω、50Ω、100Ωの抵抗12とを直列に接続した場合の出力信号の波形例である。
この図5から、抵抗12の抵抗値10Ω〜20Ωとしても、10Ω〜20Ω程度が適していると考えられる。
以上説明した出力バッファ回路6では、PMOS2のドレインと抵抗11の一端とが接続され、抵抗11の他端と出力端子5が接続され、出力端子5と抵抗12の一端が接続され、抵抗12の他端とNMOS3のドレインとが接続されている。
そして、本実施の形態では、抵抗11の抵抗値を、PMOS2の等価抵抗値の略2〜4倍と設定し、抵抗12の抵抗値を、NMOS3の等価抵抗値の略2〜4倍と設定している。
また、本実施の形態では、抵抗11の抵抗値を、略10〜20Ωと設定し、抵抗12の抵抗値を、略10〜20Ωと設定している。
このように、抵抗11と抵抗12とを最適化することにより、電源端子VDDと出力端子5との間の電圧あるいは出力端子5と基準電源端子VSSとの間の電圧が小さい場合に、出力電流は、PMOS2あるいはNMOS3の特性で決まり、電源端子VDDと出力端子5との間の電位差あるいは出力端子5と基準電源端子VSSとの電位差が大きくなった場合に、出力電流は、抵抗11あるいは抵抗12で決まる状態とすることができる。
したがって、高速性を保ちながら出力バッファ回路6の電流値を抑制することができ、出力バッファ回路6の出力信号の電圧が安定するまでの時間を短縮できる。
そして、本実施の形態に係る出力バッファ回路6をメモリなどの記憶装置に具備することにより、記憶装置のデータ読み出しを高速化できる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、PMOSのドレインと第1の抵抗の一端とが接続され、第1の抵抗の他端と出力端子とが接続され、出力端子とNMOSのドレインとが接続される出力バッファ回路について説明する。
図6は、本実施の形態に係る出力バッファ回路の一例を示す回路図である。
本実施の形態に係る出力バッファ回路17は、上記図1の出力バッファ回路6と出力バッファが異なっている。
出力バッファ回路17に具備される出力バッファ18は、PMOS2とNMOS3と抵抗19とを具備する。
PMOS2のソースは、電源端子VDDと接続される。PMOS2のゲートは、入力端子4aと接続されており、第1の入力信号を入力する。
PMOS2のドレインは、抵抗19の一端と接続され、抵抗19の他端は、出力端子5に接続される。
NMOS3のドレインは、出力端子5に接続され、NMOS3のゲートは、第2の入力端子4bと接続されており、第2の入力信号を入力する。NMOS3のソースは、基準電圧端子VSSと接続される。
出力バッファ回路17の基本動作について説明する。
出力バッファ回路17は、上記図1の出力バッファ回路6と同様に、出力バッファモード又は入力モードとして動作する。
出力バッファ回路17の出力バッファモード又は入力モードは、図示しない切替回路からの切替信号にしたがって切り替えられる。
本実施の形態に係る出力バッファ回路17は、PMOS2側にのみ抵抗19が具備されており、NMOS3側には抵抗が具備されていない。
出力電流のノイズに最も影響を与えるのは、電源端子VDDからの電流である。したがって、この電源端子VDDからの電流に関係するPMOS2側においてノイズ対策を施すことで、ノイズ除去効果を効率的に得ることができる。
また、本実施の形態では、出力バッファ18のNMOS3が出力端子5に直接接続されており、このNMOS3は、静電破壊保護素子としての役割を担うため、静電破壊保護防止装置10を省略してもよい。静電破壊保護防止装置10を省略することにより、さらにレイアウトを縮小できる。
以下に、静電破壊防止用の寄生バイポーラトランジスタ13による静電破壊保護動作について詳細に説明する。
図7は、静電破壊防止用の寄生バイポーラトランジスタ13の一例を示す平面図である。
また、図8は、静電破壊防止用の寄生バイポーラトランジスタ13の一例を示す断面図である。図8は、上記図7のA1−A2断面を表している。
図7及び図8では、寄生バイポーラトランジスタ13の一個分が表されている。半導体シリコン基板であるp−基板20の上に、コレクタ21としてn+拡散層が設けられており、エミッタ22としてn+拡散層が設けられており、コレクタ21の接続端子としてコンタクト23が設けられており、エミッタ22の接続端子としてコンタクト24が設けられている。
コレクタ21は、出力バッファ回路17の出力端子5に接続される。エミッタ22は、基準電源端子VSSに接続される。
静電破壊防止用の寄生バイポーラトランジスタ13のコレクタ21(出力端子5)に数百ボルトの静電気が印加された場合、コレクタ21のn+拡散層が接合破壊(ブレークダウン)を起こし、電流がp−基板20(ベース)に注入され、結果としてコレクタ21からエミッタ22への大電流が流れ、出力端子5に印加された静電気が放電され、出力端子5に接続されている入力回路8が保護される。
実際には、静電気を放電するために大電流を流す必要があるため、寄生バイポーラトランジスタ13の寸法は大きく設定する。
以下に、NMOS3による静電破壊保護動作について詳細に説明する。
図9は、出力バッファ回路17のNMOS3の一例を示す平面図である。
また、図10は、出力バッファ回路17のNMOS3の一例を示す断面図である。図10は、上記図9のA3−A4断面を表している。
図9及び図10では、NMOS3の一個分が表されている。p−基板25の上に、ドレイン26(コレクタに相当)としてn+拡散層が設けられており、ソース27(エミッタに相当)としてn+拡散層が設けられており、ドレイン26の接続端子としてコンタクト28が設けられており、ソース27の接続端子としてコンタクト29が設けられている。
ドレイン26は、出力バッファ回路17の出力端子5に接続される。ソース27は、基準電源端子VSSに接続される。また、NMOS3は、ゲート30を具備する。
NMOS3のドレイン26(出力端子5)に数百ボルトの静電気が印加された場合、ドレイン26のn+拡散層が接合破壊を起こし、電流がp−基板25(ベース)に注入され、結果としてドレイン26からソース27への大電流が流れ、出力端子5に印加された静電気が放電され、出力端子5に接続されている入力回路8が保護される。
このNMOS3による静電破壊保護動作は、上記の静電破壊防止用の寄生バイポーラトランジスタ13による静電破壊保護動作と同様である。
特に、本実施の形態のように、出力バッファ回路17を高速化する場合、NMOS3の寸法を大きく設定するため、寄生バイポーラトランジスタ13としての電流も多く流せるので、静電破壊防止装置10を省略できる。
本実施の形態では、出力バッファ18の寸法を大きく設定するために、トランジスタを複数個並列に接続してもよい。さらに、出力バッファ18の寸法を変更容易とするために、出力バッファ18用のNMOS31〜3nと並列に、予備用のNMOS3n+1〜3mを具備してもよい。
図11は、NMOS3を並列に接続した構成の一例を示す回路図である。この図11では、出力端子5とNMOS3との関係のみを表しており、他の構成要素については省略して表している。
出力端子5には、出力バッファ用のn個のNMOS31〜3nが並列に接続されている。さらに、出力端子5には、予備用のm−n個のNMOS3n+1〜3mが並列に接続される。NMOS31〜3nのゲートには、第2の入力端子4bが接続され、第2の入力信号を入力する。
予備用のNMOS3n+1〜3mのゲートは、例えばAL等のメタル配線を介して基準電源端子VSSと接続される。
ゲートの接続にメタル配線を用いることにより、必要に応じて予備用のNMOS3n+1〜3mのゲートに第2の入力信号が入力されるように変更することが容易となる。
このように、予備用のNMOS3n+1〜3mを出力バッファ回路17に具備することにより、より効果的に静電破壊を防止することができる。
本実施の形態においても、上記第1の実施の形態の場合と同様に、抵抗19の抵抗値を、PMOS2の等価抵抗値の略2〜4倍と設定し、また抵抗19の抵抗値を、略10〜20Ωと設定することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、上記第2の実施の形態の変形例について説明する。
本実施の形態に係る出力バッファ回路は、PMOSのドレインと第1の抵抗の一端とが接続され、抵抗の一端とNMOSのドレインとが接続され、抵抗の他端と出力端子とが接続される出力バッファ回路について説明する。
図12は、本実施の形態に係る出力バッファ回路の一例を示す回路図である。
本実施の形態に係る出力バッファ回路40は、上記図6の出力バッファ回路17と出力バッファが異なっている。
出力バッファ回路40に具備される出力バッファ41は、PMOS2とNMOS3と抵抗42とを具備する。
PMOS2のソースは、電源端子VDDと接続される。PMOS2のゲートは、第1の入力端子4aと接続されており、第1の入力信号を入力する。
PMOS2のドレインは、抵抗42の一端と接続され、抵抗42の他端は、出力端子5に接続される。
NMOS3のドレインは、抵抗42の一端と接続され、NMOS3のゲートは、第2の入力端子4bと接続されており、第2の入力信号を入力する。NMOS3のソースは、基準電圧端子VSSと接続される。
本実施の形態においても、上記第1の実施の形態の場合と同様に、抵抗42の抵抗値を、PMOS2の等価抵抗値の略2〜4倍と設定し、抵抗42の抵抗値を、NMOS3の等価抵抗値の略2〜4倍と設定し、抵抗42の抵抗値を、略10〜20Ωと設定することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施の形態に係る出力バッファ回路6,17,40において、各構成要素は同様の動作を実現可能であれば配置を自由に変更可能である。上記各実施の形態については、上記の構成そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
本発明は、出力バッファ回路により出力信号を出力する記憶装置の分野に有効である。
本発明の第1の実施の形態に係る出力バッファ回路の一例を示す回路図。 同実施の形態に係る出力バッファ回路をシステムボード上に組み込んだ場合の等価回路の一例を示す回路図。 同実施の形態に係る出力バッファ回路の電源端子から出力端子に流れる電流値と電圧値の関係の例を示す図。 出力信号の立ち上がり電圧の抑制状態の例を示すグラフ。 出力信号の立ち下がり電圧の抑制状態の例を示すグラフ。 本発明の第2の実施の形態に係る出力バッファ回路の一例を示す回路図。 静電破壊防止用の寄生バイポーラトランジスタの一例を示す平面図。 静電破壊防止用の寄生バイポーラトランジスタの一例を示す断面図。 同実施の形態に係る出力バッファ回路のNMOSの一例を示す平面図。 同実施の形態に係る出力バッファ回路のNMOSの一例を示す断面図。 出力バッファ内のNMOSを並列に接続した構成の一例を示す回路図。 本発明の第3の実施の形態に係る出力バッファ回路の一例を示す回路図。 従来の出力バッファ回路の一例を示す回路図。 従来の出力バッファ回路の出力信号の電圧の振動状態の一例を示す図。
符号の説明
1,6,17,40…出力バッファ回路、2…PMOS、3…NMOS、4a,4b…出力端子、5…出力端子、7,18,41…出力バッファ、8…入力回路、9,11,12,19,42…抵抗、10…静電破壊防止装置、13…寄生バイポーラトランジスタ

Claims (7)

  1. ソースが電源端子と接続され、ゲートが第1の入力端子と接続されるPチャネルMOSと、
    一端が前記PチャネルMOSのドレインと接続され、他端が出力端子と接続される第1の抵抗と、
    一端が前記出力端子と接続される第2の抵抗と、
    ドレインが前記第2の抵抗の他端と接続され、ゲートが第2の入力端子と接続され、ソースが基準電源端子と接続されるNチャネルMOSと
    を具備し、
    前記第1の抵抗の抵抗値は、前記PチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍であり、
    前記第2の抵抗の抵抗値は、前記NチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍である
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 請求項1記載の出力バッファ回路において、
    前記第1の抵抗の抵抗値は、略10〜20Ωであり、
    前記第2の抵抗の抵抗値は、略10〜20Ωである
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  3. 請求項1又は請求項2記載の出力バッファ回路において、
    前記出力端子と接続された入力回路と、
    前記出力端子と接続された静電破壊保護手段と
    をさらに具備する出力バッファ回路。
  4. ソースが電源端子と接続され、ゲートが第1の入力端子と接続されるPチャネルMOSと、
    一端が前記PチャネルMOSのドレインと接続され、他端が出力端子と接続される抵抗と、
    ドレインが前記出力端子と接続され、ゲートが第2の入力端子と接続され、ソースが基準電源端子と接続されるNチャネルMOSと
    を具備し、
    前記抵抗の抵抗値は、前記PチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍である
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  5. 請求項4記載の出力バッファ回路において、
    前記出力端子と接続された入力回路と、
    前記出力端子と接続された静電破壊保護手段と
    をさらに具備する出力バッファ回路。
  6. 請求項4記載の出力バッファ回路において、
    前記出力端子と接続された入力回路をさらに具備し、
    前記NチャネルMOSは、前記入力回路の静電破壊防止手段として機能する
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  7. ソースが電源端子と接続され、ゲートが第1の入力端子と接続されるPチャネルMOSと、
    一端が前記PチャネルMOSのドレインと接続され、他端が出力端子と接続される抵抗と、
    ドレインが前記PチャネルMOSのドレインと接続され、ゲートが第2の入力端子と接続され、ソースが基準電源端子と接続されるNチャネルMOSと、
    前記出力端子と接続された入力回路と、
    前記出力端子と接続された静電破壊保護手段と
    を具備し、
    前記抵抗の抵抗値は、前記PチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍であり、
    前記抵抗の抵抗値は、前記NチャネルMOSの等価抵抗値の略2〜4倍である
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
JP2003420535A 2003-12-18 2003-12-18 出力バッファ回路 Pending JP2005184298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003420535A JP2005184298A (ja) 2003-12-18 2003-12-18 出力バッファ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003420535A JP2005184298A (ja) 2003-12-18 2003-12-18 出力バッファ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005184298A true JP2005184298A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34782030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003420535A Pending JP2005184298A (ja) 2003-12-18 2003-12-18 出力バッファ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005184298A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290592A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Fujitsu Ltd 駆動回路および光スイッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290592A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Fujitsu Ltd 駆動回路および光スイッチ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7495878B2 (en) Decoupling capacitor control circuit and method for enhanced ESD performance
US8018264B2 (en) Interface circuit
JP3309898B2 (ja) 電源回路
US8217726B2 (en) Oscillator and input-output device and method of controlling the same
US20060279346A1 (en) Semiconductor integrated circuit
EP0720295B1 (en) Semiconductor device
US20070053121A1 (en) Electrostatic discharge (esd) protection apparatus for programmable device
US20130003469A1 (en) Circuits and methods for memory
US7652511B2 (en) Slew-rate control circuitry with output buffer and feedback
US7330067B2 (en) Semiconductor apparatus
US7589562B2 (en) I/O cell capable of finely controlling drive strength
JP2002152031A (ja) 入出力バッファ回路
JP2005184298A (ja) 出力バッファ回路
KR19990069746A (ko) 스탠바이전류 감소회로
US7050282B2 (en) Power supply clamp circuit
JPH05326890A (ja) 出力バッファ回路
US6788107B2 (en) Variable voltage tolerant input/output circuit
JP4380455B2 (ja) 出力ドライバ回路及び半導体ic
KR200276958Y1 (ko) 입/출력 버퍼의 전원 전압 강하 보상회로
KR20070021607A (ko) 액티브 저항의 레이아웃 구조 및 레이아웃 방법
KR100587027B1 (ko) 디램 내장 로직회로의 오동작 방지회로
JPH05290572A (ja) 半導体集積回路
JP4209792B2 (ja) 半導体集積回路装置及び非接触電子装置
JPH08203279A (ja) 半導体集積回路装置
US20020180479A1 (en) Pull-up terminator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090519