JP2005184281A - 電子メールサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の電子メールサービスとの互換性を維持しつつ、電子メールの受け手が無駄なデータを受信することを回避する。
【解決手段】 本文の文字に施すべき装飾の内容を示す装飾データを含む電子メールを受信しその電子メールをその送信先へ送信する電子メールサーバに、配下の通信端末が有する機能をその機種毎に記憶させておく。そして、上記電子メールを受信した場合に、その送信先の通信端末が装飾データを処理可能であるか否かを自装置の記憶内容に基づいて判定させ、その判定結果が肯定的である場合には装飾データを含む電子メールを送信させる一方、その判定結果が否定的である場合には装飾データを除外した電子メールを送信させる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、電子メールの本文に含まれている文字に様々な装飾を施す技術に関する。
近年、インターネットなどの電気通信回線を利用した様々な通信サービスが提供されている。このような通信サービスの一例としては、電子メールサービスが挙げられる。電子メールサービスとは、文字で構成された本文とその本文の送信元や送信先を示す通信アドレス(以下、前者を「送信元アドレス」、後者を「送信先アドレス」と呼ぶ)とを内包した電子メールを上記電気通信回線を介して送受信することによって実現されるメッセージ交換サービスの一種である。
基本的に電子メールサービスは、文字で構成された本文を送受信することによって実現されるが、上記本文を構成する文字に様々な装飾(文字色の指定や文字フォントの指定など)を施して興趣性を向上させたいといったニーズがある。このようなニーズに応えるための様々な技術が提案されているが、その一例としては、図1に示されているようにHTML(Hyper Text Markup Language)などのマークアップ言語を用いて、文字に施すべき装飾の態様を示す装飾データを上記本文に記述しておく技術が挙げられる。以下では、このような装飾データを含んでいる本文を「本文(装飾あり)」と称し、装飾データを含んでいない本文を「本文(装飾なし)」と称する。
しかしながら、電子メールサービスを利用している全てのユーザが、上記装飾データを解釈しその装飾データに応じた態様で装飾を施した本文を表示可能な通信端末(以下、「装飾データ対応機」)を用いて、電子メールサービスを利用している訳ではない。このような装飾データを解釈不能な通信端末(以下、装飾データ非対応機)を用いて電子メールサービスを利用しているユーザへ宛てて本文(装飾あり)を含んでいる電子メールを送信しても、その本文が正しく表示されることはない。このため、電子メールを送信する際には、その電子メールの受け手が装飾データ対応機を利用しているのか、それとも、装飾データ非対応機を利用しているのかに応じて、本文(装飾あり)と本文(装飾なし)とを使い分ける必要がある。しかしながら、このようなことは、繁雑であるのみならず、現実には不可能であることが一般的である。その理由は、電子メールの受け手がどのような通信端末を用いて電子メールサービスを利用しているのかを、電子メールの送信元は知らないことが一般的だからである。
このような問題点を解決するための技術の一例としては、非特許文献1に開示された技術が挙げられる。非特許文献1に開示された技術では、電子メールのデータ構造を図2に示すようにすることよって上記問題を解決している。図2に示されている電子メールには、本文(装飾あり)と本文(装飾なし)との両者と、本文(装飾あり)に埋め込まれる画像に対応する画像データなどの添付ファイルとが含まれている。装飾データ対応機である通信端末が図2に示す電子メールを受信した場合には、本文(装飾あり)と添付ファイルに含まれる画像データとにしたがって本文の表示が行われ(図3参照)、装飾データ非対応機である通信端末が、この電子メールを受信した場合には、本文データ(装飾なし)のみにしたがって本文の表示が行われる(図4参照)。このように、非特許文献1に開示された技術によれば、電子メールを受信した通信端末に、その通信端末の機能に応じて本文(装飾あり)と本文(装飾なし)とを使い分けさせている。このため、電子メールの送信元は、その電子メールの受け手が装飾データ対応機と装飾データ非対応機の何れを利用しているのかについて注意を払うことなく電子メールを送信することが可能になる。
N. Freed、"Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) Part One: Format of Internet Message Bodies"、[online]、IETF、 インターネット<URL:http://www.cis.ohio-state.edu/cgi-bin/rfc /rfc2045.html>
しかしながら、図2に示すようなデータ構造を有する電子メールを利用する場合には、電子メールの受け手が無用なデータまで受信してしまうといった問題点がある。具体的には、装飾データ対応機を利用しているユーザにとっては、本文(装飾なし)は無用なデータであり、装飾データ非対応機を利用しているユーザにとっては、本文(装飾あり)および添付ファイルは無用なデータである。このように無用なデータを受信してしまうことは好ましいことではない。何故ならば、電子メールサービスのなかには、その利用料金を受信した電子メールのデータ量に応じて受け手に負担させているような場合があるからである。
このように無用なデータを電子メールの受け手が受信してしまうことを回避する技術の一例としては、添付ファイルを含む電子メールの送信先がその添付ファイルを処理不能な携帯電話機などの移動通信端末である場合に、その移動通信端末に電子メールサービスを提供する電子メールサーバで添付ファイルを削除して送信することが挙げられる。しかしながら、このようなことは、電子メールの本文については、従来行われていなかった。
もっとも、図2に示すようなデータ構造とは異なる新たなデータ構造を策定して、電子メールの受け手が無用なデータを受信しないようにすることも考えられる。しかしながら、図2に示すデータ構造はインターネットにおける標準規格に準拠したものであり、このような標準規格とは異なるデータ構造を用いて電子メールサービスを提供してしまうと、インターネットを介して提供されている既存の電子メールサービスとの互換性が維持できなくなってしまい好ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、既存の電子メールサービスとの互換性を維持しつつ、電子メールの受け手が無駄なデータを受信することを回避する技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、通信端末の機種毎の機能を記憶した機能記憶手段と、本文の文字に施すべき装飾の内容を示す装飾データを含む電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールの送信先の通信端末の機能を前記機能記憶手段の記憶内容を参照して把握し、該通信端末が前記装飾データを処理可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果が肯定的である場合には前記装飾データを含む電子メールを前記通信端末へ送信する一方、前記判定手段による判定結果が否定的である場合には前記装飾データが除外された電子メールを前記通信端末へ送信する送信手段とを有する電子メールサーバを提供する。
本発明によれば、上記電子メールの送信先が上記機能記憶手段に機能が記憶されている通信端末である場合、その記憶内容に基づいて上記装飾データを処理可能であるか否かが判定される。そして、装飾データを処理可能であると判定された場合には、装飾データを含む電子メールが送信され、装飾データを処理不能であると判定された場合には、装飾データを除外した電子メールが送信される。
本発明によれば、既存の電子メールサービスとの互換性を維持しつつ、電子メールの受け手が無駄なデータを受信することが回避されるといった効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(A:構成)
(A−1:通信システムの構成)
図5は、本発明の1実施形態に係る電子メールサーバを有する通信システムの全体構成の一例を示す図である。図5に示されているように、この通信システムは、インターネット10に接続された通信端末20と、ゲートウェイ(以下、「GW」)30を介してインターネット10に接続された移動通信網40と、移動通信網40に収容される移動通信端末50Aおよび50Bと、移動通信網40に接続されている電子メールサーバ60と、を有している。
通信端末20は、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PC)であり、電子メールを生成し送信したり、受信した電子メールの内容に応じた画像を表示する機能(以下、メールクライアント機能)を備えている。本実施形態では、通信端末20は、このメールクライアント機能により、図2に示すデータ構造を有する電子メールを生成し送信する一方、このような電子メールを受信した場合に図3に示すような態様でその本文を表示するものとする。つまり、通信端末20は、前述した装飾データ対応機である。
GW30は、インターネット10における通信プロトコルと移動通信網40における通信プロトコルとを相互変換する機能を備えている。このGW30は、通信端末20と電子メールサーバ60との間で移動通信網40およびインターネット10を介して行われる通信を仲介するためのものである。
移動通信網40は、複数の基地局(図示省略)や交換機(図示省略)などを含んでおり、各基地局の形成する無線エリアに在圏している移動通信端末50Aおよび50Bを収容し無線通信サービスを提供するためのものである。
移動通信端末50Aと50Bは、上述したメールクライアント機能を備えた携帯電話機である。本実施形態では、移動通信端末50Aは、前述した装飾データ対応機であり、移動通信端末50Bは、前述した装飾データ非対応機である場合について説明する。以下では、移動通信端末50Aと50Bとを区別する必要がない場合には、単に「移動通信端末50」と表記する。なお、本実施形態では、移動通信端末50がメールクライアント機能を備えた携帯電話機である場合について説明するが、メールクライアント機能を備えたPHS(Personal Handyphone System:登録商標)やメールクライアント機能を備えたPDA(Personal Digital Assistance)、メールクライアント機能を備えたモバイル型PCなどであっても良いことは勿論である。
電子メールサーバ60は、移動通信端末50を利用しているユーザに電子メールサービスを提供するためのコンピュータ装置であり、このようなユーザのメールアドレス宛てに送信されてきた電子メールを格納するための記憶領域(以下、メールボックス)が設けられている。以下では、移動通信端末50のように、そのユーザのメールアドレスに対応するメールボックスが電子メールサーバ60に設けられている端末を「電子メールサーバ60の配下の端末」と称する。
この電子メールサーバ60は、移動通信網40を介して電子メールを受信すると、その送信先が配下の端末であるか否かを判定し、配下の端末ではない場合には、そのままその宛先で電子メールを送信する一方、配下の端末である場合には、その電子メールを該当するメールボックスへ格納する。そして、電子メールサーバ60は、上記メールボックスへ電子メールを格納すると、そのメールボックスに対応する移動通信端末50へ電子メールの着信を通知する旨の通信メッセージ(以下、メール着信通知)を送信する。その後、移動通信端末50から電子メールの送信を要求する旨の通信メッセージ(以下、メール送信要求)が送信されてくると、電子メールサーバ60は、該当するメールボックスから電子メールを上記メールボックスから読み出しその送信先へ送信する。
この電子メールサーバ60が、従来の電子メールサーバと異なっている点は、上記メールボックスに格納した電子メールを配下の端末へ送信する際に、その送信先が装飾データ対応機であるか否かに応じて異なるデータ構造を有する電子メールに加工して送信する点である。具体的には、電子メールサーバ60は、装飾データ対応機へ電子メールを送信する場合には、図2に示す電子メールから本文(装飾なし)を削除した電子メール(図6参照)を送信する。逆に、装飾データ非対応機へ電子メールを送信する場合には、電子メールサーバ60は、図2に示す電子メールから本文(装飾あり)と添付ファイルとを削除した電子メール(図7参照)を送信する。
このような構成としたため、本実施形態に係る電子メールサーバよれば、配下の端末装置については、装飾データ対応機/非対応機の何れに対しても、無駄なデータ送信されることが回避される。加えて、電子メールサーバ60から通信端末20(すなわち、配下の端末ではない送信先)へ送信される電子メールは、従来の電子メールサービスにて用いられている電子メールと同一のデータ構造(図2参照)を有しているので、インターネット10において提供されている従来の電子メールサービスとの互換性も維持される。以下では、本実施形態に係る通信システムの特徴を顕著に示している電子メールサーバ60を中心に説明する。
(A−2:電子メールサーバ60の構成)
まず、図8を参照しつつ電子メールサーバ60の構成について説明する。図8は、電子メールサーバ60の構成例を示すブロック図である。この図に示されているように、電子メールサーバ60は、制御部100と、通信部110と、記憶部120とを有している。
制御部100は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部120に格納されているソフトウェアを読み出し実行することにより、電子メールサーバ60の各部を制御するためのものである。通信部110は、移動通信網40に接続されており、移動通信網40を介して送くられてくる電子メールを受信し制御部100へ引渡すとともに、制御部100から引渡された電子メールを移動通信網40へ送り出すためのものである。
記憶部120は、詳細な図示は省略したが、RAM(Random Access Memory)などにより構成される揮発性記憶部と、ハードディスクなどにより構成される不揮発性記憶部とを含んでいる。この揮発性記憶部は、ソフトウェアにしたがって作動している制御部100によってワークエリアとして利用される。一方、不揮発性記憶部には、上述したメールボックスが設けられている他、図9に示す対応状況管理テーブルや各種ソフトウェアが格納されている。以下では、まず、対応状況管理テーブルについて説明する。
対応状況管理テーブルは、後に詳細に説明するが、配下の端末が装飾データ対応機であるか否かを制御部100に判定させるためのものである。図9に示されているように、この対応状況管理テーブルには、配下の端末の機種を一意に特定する機種識別子(例えば、移動通信端末50の型式番号など)に対応付けてその端末が装飾データ対応機であるか否かを示す対応状況フラグが格納されている。以下では、対応状況フラグの値が“1”である場合には、装飾データ対応機であることを意味し、その値が“0”である場合には、装飾データ非対応機であることを意味しているものとする。本実施形態では、図9に示されているように、移動通信端末50Aの機種識別子(例えば、“XXXXX”)に対応付けられている対応状況フラグの値は“1”であり、移動通信端末50Bの機種識別子(例えば、“YYYYY”)に対応付けられている対応状況フラグの値は“0”である。
次いで、記憶部120に格納されているソフトウェアについて説明する。この記憶部120には、オペレーティングシステム(Operating System:以下、「OS」)を制御部100に実現させるためのOSソフトウェアと、図10に示されている電子メール送信動作を制御部100に実現させるための電子メール送信ソフトウェアが格納されている。制御部100は、電子メールサーバ60の電源(図示省略)が投入されると、まず、OSソフトウェアを記憶部120から読み出し実行する。OSソフトウェアにしたがって作動している制御部100には、電子メールサーバ60の各部を制御する機能、他のソフトウェアを記憶部120から読み出し実行する機能が付与される。そして、OSの実現が完了すると、制御部100は、即座に、上記電子メール送信ソフトウェアを実行し、移動通信網40を介して送信されてくる電子メールの受信を待ち受ける。
次いで、電子メール送信ソフトウェアにしたがって作動している制御部100に付与される機能について説明する。この電子メール送信ソフトウェアにしたがって作動している制御部100には、従来の電子メールサーバが有する機能と同一な機能に加え、本発明に係る電子メールサーバに特有な機能が付与される。
具体的には、従来の電子メールサーバが有する機能と同一な機能とは、以下に述べる3つの機能である。第1に、移動通信網40を介して送信されてくる電子メールを受信する機能である。第2に、受信機能により受信した電子メールの送信先が配下の端末でない場合には、その電子メールをその送信先へそのまま送信し、逆に、受信した電子メールの宛先が配下の端末である場合には、その電子メールを該当するメールボックスへ格納する機能である。そして、第3に、上記メールボックスへ電子メールを格納した場合に、上述したメール着信通知を該当する移動通信端末50へ送信する機能である。
一方、本発明に係る電子メールサーバに特有な機能とは、以下に述べる2つの機能である。第1に、上述したメール送信要求を受信した場合に、その送信要求の内容に基づいて、その端末が装飾データ対応機であるか否かを判定する機能である。より詳細に説明すると、本実施形態では、移動通信端末50から送信されてくるメール送信要求には、その移動通信端末の機種を示す機種識別子が内包されており、この機種識別子と上記対応状況管理テーブルの格納内容とに基づいて、その移動通信端末50が装飾データ対応機であるか否かを判定することができる。
そして、第2に、上記判定結果に応じて異なるデータ構造を有する電子メールそ送信する機能である。具体的には、上記メール送信要求を送信してきた端末が装飾データ対応機であると判定した場合には、制御部100は、その端末に対応するメールボックスに格納されている電子メールから図6に示すようなデータ構造を有する電子メールを生成して送信する。逆に、上記送信要求を送信してきた端末が装飾データ非対応機であると判定した場合には、制御部100は、図7に示すようなデータ構造を有する電子メールを生成して送信する。なお、本実施形態では、電子メールの送信先が装飾データ対応機であるか非対応機であるかに応じて、図6または図7に示すデータ構造を有する電子メールを送信する場合について説明したが、その電子メールに含まれている本文(装飾あり)や本文(装飾なし)を構成する文字の文字コード(例えば、シフトJISコードやEUCコードなど)がその送信先の通信端末で処理不能な文字コードである場合には、適宜文字コードを変換して送信するとしても勿論良い。具体的には、送信先の通信端末が処理可能な文字コードがシフトJISコードであるにもかかわらず、その通信端末へ宛てて送信されてきた電子メールの本文がEUCコードで記述されていた場合には、シフトJISコードへ変換してから送信させる。このようにすることにより、通信端末が処理不能な文字コードで記述された電子メールが送信され、その本文を構成する文字が正しく表示されないといった事態が生じることが回避される。なお、本文を構成する文字の文字コードは、その本文に含まれているメタタグのchraset属性(図1参照)を参照することで、特定することができる。
以上に説明したように、電子メールサーバ60のハードウェア構成は一般的なコンピュータ装置のハードウェア構成と同一であり、記憶部120に格納されている各種ソフトウェアを制御部100に実行させることにより、本発明に係る電子メールサーバに特有な機能が付与される。なお、本実施形態では、上記各種機能をソフトウェアモジュールを用いて実現する場合について説明したが、これらソフトウェアモジュールと同一の機能を担っているハードウェアモジュールを用いて電子メールサーバ60を構成しても良いことは勿論である。
(B:動作)
次いで、本実施形態に係る電子メールサーバ60が行う動作のうち、その特徴を顕著に示す動作について図面を参照しつつ説明する。
図10は、上記電子メール送信ソフトウェアにしたがって作動している制御部100が行う電子メール送信動作の流れを示すフローチャートである。図10に示されているように、制御部100は、移動通信網40を介して送信されてきた電子メールを通信部110を介して受信(ステップSA1)すると、その電子メールの送信先が配下の端末であるか否かを判定する(ステップSA2)。より詳細に説明すると、制御部100は、ステップSA1にて受信した電子メールに内包されている送信先アドレスに自装置のドメイン名が含まれている場合には、その電子メールの送信先は配下の端末であると判定し、逆に、自装置のドメイン名が含まれていない場合には、その送信先は配下の端末ではないと判定する。そして、制御部100は、ステップSA2の判定結果が“No”である場合には、ステップSA1にて受信した電子メールをそのままその送信先アドレスへ宛てて送信し(ステップSA3)、逆に、ステップSA2の判定結果が“Yes”である場合には、ステップSA1にて受信した電子メールをその電子メールの送信先アドレスに対応するメールボックスへ格納し、後述するステップSA4以降の処理を行う。
例えば、ステップSA1にて受信された電子メールの送信先が、通信端末20である場合には、その送信先アドレスには、通信端末20に電子メールサービスを提供するための電子メールサーバのドメイン名が含まれている。このため、上記ステップSA2の判定結果は“No”になり、上記ステップSA3の処理が行われる。このように、ステップSA1にて受信した電子メールの送信先が、電子メールサーバ60の配下の端末ではない場合には、インターネットを介して提供される電子メールサービスにて用いられるべきデータ構造(図2参照)を有する電子メールがその送信先へ送信される。このため、従来の電子メールシステムとの互換性が担保されることになる。
一方、ステップSA1にて受信された電子メールの送信先が、移動通信端末50Aや50Bである場合には、ステップSA2の判定結果は“Yes”になり、ステップSA4以降の処理が行われる。
ステップSA2の判定結果が“Yes”の場合に後続して実行されるステップSA4では、制御部100は、ステップSA1にて受信した電子メールの送信先アドレスで特定される移動通信端末50へメール着信通知を送信する。このようにして送信されたメール着信通知を受信すると、移動通信端末50は、自端末の機種を一意に識別する機種識別子を書き込んだメール送信要求を送信する。
次いで、制御部100は、ステップSA4にて送信したメール着信通知に対応して移動通信端末50から送信されてくるメール送信要求を通信部110を介して受信し(ステップSA5)、そのメール送信要求に内包されている機種識別子と上述した対応状況管理テーブルの格納内容とに基づいて、その移動通信端末50が装飾データ対応機種であるか否かを判定する(ステップSA6)。具体的には、制御部100は、ステップSA5にて受信したメール送信要求に内包されている機種識別子と同一の機種識別子に対応付けて対応状況管理テーブルに格納されている対応状況フラグの値が“1”である場合には、そのメール送信要求を送信してきた移動通信端末は装飾データ対応機であると判定し、逆に、該当する対応状況フラグの値が“0”である場合には、その移動通信端末は装飾データ非対応機であると判定する。
そして、ステップSA6の判定結果が“Yes”である場合(すなわち、装飾データ対応機であると判定した場合)には、制御部100は、上記メールボックスへ格納した電子メールから本文(装飾なし)を削除した電子メール(図6参照)を生成してその送信先へ送信する(ステップSA7)。逆に、ステップSA6の判定結果が“No”である場合(すなわち、装飾データ非対応機であると判定した場合)には、制御部100は、上記メールボックスへ格納した電子メールから本文データ(装飾あり)と添付ファイルとを削除した電子メール(図7参照)を生成してその送信先へ送信する(ステップSA8)。
以上に説明したような動作が行われるため、移動通信端末50Aには図6に示すデータ構造を有する電子メールが送信され、移動通信端末50Bには図7に示す構造を有する電子メールが送信される。このように、本実施形態によれば、装飾データ対応機へ送信される電子メール(図6参照)には、本文(装飾なし)は含まれておらず、装飾データ非対応機に送信される電子メール(図7参照)には、本文(装飾あり)および添付ファイルは含まれていない。このように、本実施形態によれば、電子メールサーバ60の提供する電子メールサービスを利用しているユーザが無用なデータを受け取ることが回避されることになる。
(C:変形例)
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明した。しかしながら、以下に述べるような変形を加えても良いことは勿論である。
(C−1:変形例1)
上述した実施形態では、電子メールサーバ60が、配下の端末宛ての電子メールを受信した場合に、その電子メールの送信先の移動通信端末50に着信通知を送信して電子メールの着信を通知する場合について説明した。しかしながら、移動通信端末50に、自端末宛ての電子メールが着信しているか否かを問い合わせる旨の通信メッセージを定期的に送信させ、その通信メッセージに上述した機種識別子を内包させておくとしても勿論良い。このような態様によれば、電子メールサーバ60が、配下の端末宛ての電子メールを受信する度にその着信を通知する必要がなくなり、電子メールサーバ60に係る負荷を軽減することが可能になるといった効果を奏する。
また、移動通信端末50が移動通信網40に常時収容されている場合には、その移動通信端末50から送信されるメール送信要求の受信を待つことなく、その移動通信端末50宛ての電子メールをその機種に応じたデータ構造で送信することも可能である。具体的には、上記対応状況管理テーブル(図9参照)において、上述した機種識別子に替えて移動通信端末50を利用しているユーザに割り当てられているメールアドレスを格納しておく。このようにすると、受信した電子メールの送信先アドレスと係る対応状況管理テーブルの格納内容とに基づいて、移動通信端末50が装飾データ対応機であるか否かを判定することが可能になる。
(C−2:変形例2)
上述した実施形態では、機種識別子を内包したメール送信要求を移動通信端末50に送信させ、このメール送信要求に内包されている機種識別子と前述した対応状況管理テーブル(図9参照)の格納内容とに基づいて、その移動通信端末50が装飾データ対応機であるか否かを電子メールサーバ60に判定させる場合について説明した。しかしながら、上記対応状況フラグを内包したメール送信要求を移動通信端末50に送信させるようにすれば、前述した対応状況管理テーブルを電子メールサーバ60に記憶させておく必要はない。通信網を介して送受信される通信メッセージには、将来の拡張を見越して予備領域が設けられていることが一般的である。そして、このような予備領域には、その利用用途が定められていない場合には、“0”やスペースなどの所定の文字コード(以下、パディングコード)が設定されることが一般的であるから、上記装飾データ対応機には、係るパディングコードとは異なる文字コードを設定させるようにする。これにより、移動通信端末50から送信されてくるメール送信要求の内容のみに基づいてその移動通信端末50が装飾データ対応機であるか否かを判定することが可能になる。
(C−3:変形例3)
上述した実施形態では、本発明に係る電子メールサーバに特有な機能を実現させるためのソフトウェアが電子メールサーバ60の記憶部120に予め格納されている場合について説明した。しかしながら、上記ソフトウェアが記録されている記録媒体であって、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体を用いて、上記ソフトウェアを一般的なコンピュータ装置にインストールし本発明に係る電子メールサーバと同一の機能を付与するとしても勿論良い。このようにすると、既存の通信システムに含まれている電子メールサーバに、本発明に係る電子メールサーバと同一の機能を付与することが可能になるといった効果を奏する。なお、上記記録媒体の一例としては、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disk)、フロッピーディスク(登録商標)などが挙げられる。
(C−4:変形例4)
上述した実施形態では、装飾データ非対応機に対しては、図1に示す電子メールから本文(装飾あり)と添付ファイルとを削除した電子メール(図7参照)を送信する場合について説明した。しかしながら、装飾データ非対応機であっても、添付ファイルについては別途処理可能な機種もあるため、本文(装飾あり)のみを削除して送信するとしても勿論良い。
装飾データを含む電子メールの本文の一例を示す図である。 電子メールのデータ構造の一例を示す図である。 本文(装飾あり)にしたがった本文の表示例を示す図である。 本文(装飾なし)にしたがった本文の表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電子メールサーバ60を有する通信システムの全体構成の一例を示す図である。 同電子メールサーバ60が装飾データ対応機へ送信する電子メールデータのデータ構造の一例を示す図である。 同電子メールサーバ60が装飾データ非対応機へ送信する電子メールデータのデータ構造の一例を示す図である。 同電子メールサーバ60の構成例を示すブロック図である。 同電子メールサーバ60の記憶部120に格納されている対応状況管理テーブルのテーブルフォーマットの一例を示す図である。 同電子メールサーバ60の制御部100が行う電子メール送信動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10…インターネット、20…通信端末、30…GW、40…移動通信網、50、50A、50B…移動通信端末、60…電子メールサーバ、100…制御部、110…通信部、120…記憶部。

Claims (2)

  1. 通信端末の機種毎の機能を記憶した機能記憶手段と、
    本文の文字に施すべき装飾の内容を示す装飾データを含む電子メールを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された電子メールの送信先の通信端末の機能を前記機能記憶手段の記憶内容を参照して把握し、該通信端末が前記装飾データを処理可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果が肯定的である場合には前記装飾データを含む電子メールを前記通信端末へ送信する一方、前記判定手段による判定結果が否定的である場合には前記装飾データが除外された電子メールを前記通信端末へ送信する送信手段と
    を有する電子メールサーバ。
  2. 前記判定手段は、前記通信端末から該通信端末宛ての電子メールの送信を要求する旨の通信メッセージであって、該通信端末の機種を一意に識別する機種識別子を内包した通信メッセージを受信した場合に、該通信メッセージに内包されている機種識別子と前記機能記憶手段の記憶内容とに基づいて、該通信端末が前記装飾データを処理可能であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子メールサーバ。
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