JP2005184178A - マルチキャリアcdmaシステムおよびそのシステム用送信局と受信局 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数領域拡散MC−CDMAを移動通信に適用する場合、受信処理側で、コード間干渉が生じ受信品質が低下する。これはDUR(希望波対干渉波電力)として定量的に評価できるが、多元接続時には拡散符号の組合せによりDURが大きく異なってくることが知られている。このため、多元接続時のコード間干渉の影響を軽減する装置の実現を目的とした。
【解決手段】DURからシステムの性能を評価するDUR規範により拡散符合を決定することとし、拡散率SとN個の拡散符号の組合せから得られるN個の拡散符号の組合せに対して、DURの最小値が最大となるように拡散符号の組合せを決定するか、または、同じくDURの平均値が最大となる拡散符号の組合せを決定するか、何れかの構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、移動体通信に適用するマルチキャリアCDMAシステムにおける多元接続用拡散符号の割当法及びその割当法を適用した送信局、受信局およびこれらを用いたシステムに関する。
OFDM(直交周波数分割多重)とCDMA(符号分割多重アクセス方式)とを組合せたマルチキャリアCDMA(以下、MC−CDMA)方式は、OFDMに見られる遅延波に対する高い耐性や周波数の直交性を利用した高い周波数利用効率という特徴と、CDMAに見られるマルチセル環境における高い周波数利用効率という特徴を兼ね備えたものとして、近年盛んに研究開発が進められている。
MC−CDMAは、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)を用いた時間領域拡散MC−CDMAと、サブキャリア毎に拡散符号の1チップを割り当てる周波数領域拡散MC−CDMAとの2つに大別することができる。後者では、アップリンクのように割当対象間でOFDMシンボルが非同期の場合は、受信機において非同期受信の影響により特性が劣化し、更に割当対象毎に異なる周波数選択性フェージングを受ける場合は、受信機において逆拡散出力に含まれる異なる拡散符号との相互相関(コード間干渉;ICI)が増大し、特性が劣化する。ダウンリンクにおいても、逆拡散段で周波数領域に拡散されたデータシンボルを合成する際にICIが無視できない場合があり、それによって特性が劣化する(非特許文献1および2)。
いずれのMC−CDMAにおいても、割当対象やデータを多重化する場合には拡散符号の直交性を利用し、規定された拡散符号を各割当対象あるいは各データブロックに割り当てる処理を行う。その際、規定された拡散符号の中からランダムに選択された符号を割り当てる処理が一般的に行われている。
E. A. Sourour and M. Nakagawa,"Performance of orthogonal multicarrier CDMA in a multipath fadingchannel,"IEEE Trans. Commun.,vol.44, pp.559-569, March 1996 S. Hara and R. Prasad, "Overview of multicarrier CDMA,"IEEE Commun. Mag., pp.126-133, Dec. 1997 庄納崇、山田知之、小林聖、荒木克彦、笹瀬巌"Multiple access interference in frequency-selective fading channels on uplink MC-CDMA,"信学技報、RCS2003-180, Nov. 2003
上述のように、周波数領域拡散MC−CDMAを移動通信に適用する場合、様々な要因によって、受信機において逆拡散を行う際にICIが発生する。このICIはDUR(希望波対干渉波電力比)として定量的に評価できるが、多元接続時に割り当てる拡散符号の組合せによってはDURが大きく異なることが示されている(非特許文献3)。そこで本発明においては、周波数領域拡散MC−CDMAの多元接続に際し、ICIを最小化する(つまり、DURを最大化する)ことでシステム性能を最大化することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1においてはシンボルストリームを複製する複製器と、拡散符号を周波数領域で乗算(拡散)する周波数領域拡散器と、逆離散フーリエ変換器(IDFT)又は逆高速フーリエ変換器(IFFT)を具備する送信局と、離散フーリエ変換器(DFT)又は高速フーリエ変換器(FFT)と、伝搬路による歪みを推定し、補正するチャネル推定器と、前記拡散符号を周波数領域で乗算し、更に加算する周波数領域逆拡散器を具備する受信局と
から構成されるマルチキャリアCDMAシステムであって、前記拡散符号をDUR規範といわれる希望波対干渉波電力比算出の方法に基づき決定するマルチキャリアCDMAシステムについて規定している。
請求項2においては、請求項1に記載のマルチキャリアCDMAシステムであって、Nを2以上で且つ拡散率Sより小さい自然数として、N個の前記拡散符号を割り当てる場合に、前記DUR規範が、割当可能な通りの組合せから得られるN個の前記拡散符号の組合せに関するもので、Dを拡散符号kの所望電力、Uklを拡散符号lが拡散符号kに与える干渉電力、Uを拡散符号k以外のN−1個の拡散符号それぞれが拡散符号kに与える干渉電力の総和としたとき、拡散符号kに対する希望波対干渉波電力DURは(D/U)で示して請求項1に記載の(数1)式により得られ、(数1)式に基づいて前記通りの組合せから得られるN個の組合せについて前記DURを算出し、前記通りの組の中で、N個の前記DURの最小値が最大となる前記拡散符号の組合せを選択するマルチキャリアCDMAシステムについて規定している。
請求項3においては、請求項1記載のマルチキャリアCDMAシステムであって、Nを2以上で且つ拡散率Sより小さい自然数として、N個の前記拡散符号を割り当てる場合に、前記DUR規範が、割当可能な通りの組合せから得られるN個の拡散符号の組合せに関するもので、Dを前記拡散符号kの所望電力、Uklを拡散符号lが拡散符号kに与える干渉電力、Uを拡散符号k以外のN−1個の前記拡散符号それぞれが拡散符号kに与える干渉電力の総和とするとき、拡散符号kに対する希望波対干渉波電力DURは(D/U)で示して請求項2に記載の(数2)式により得られ、(数2)式に基づき、前記通り組合せから得られるN個の組合せについて前記DURを算出し、前記通りの組の中で、N個の前記DURの平均値が最大となる前記拡散符号の組合せを選択するマルチキャリアCDMAシステムについて規定している。
請求項4においては、拡散符号の割当数N=2、3、…、Sのそれぞれに対し、前記DUR規範により求められた前記拡散符号の組合せの中から特定の拡散符号を選択して割り当てる請求項2又は請求項3のマルチキャリアCDMAシステムであって、kは2以上且つ拡散率Sより小さい自然数として、N=kに対応する特定の拡散符号の組合せと、N=k+1に対応する特定の拡散符号の組合せを比較して、N=k+1の組合せの中にN=kの組合せの要素が含まれない数をRとすれば、前記特定の拡散符号の組合せは、請求項4に記載の(数3)式の値が最小となるように選択するマルチキャリアCDMAシステムについて規定している。
請求項5においては、請求項2又は請求項3のマルチキャリアCDMAシステムであって、選択された拡散符号の組合せの要素を拡散符号の割当対象に割り当てる際に、予め設定された優先度の高い前記割当対象から順に前記DURの高い拡散符号を割り当てるマルチキャリアCDMAシステムについて規定している。
請求項6においては、請求項2又は請求項3のマルチキャリアCDMAシステムであって、選択された拡散符号の組合せの要素を拡散符号の割当対象が予め定められた時間間隔に同期して順に切り替える構成について規定している。
請求項7においては、シンボルストリームを複製する複製器と、拡散符号を周波数領域で乗算する周波数領域拡散器と、逆離散フーリエ変換器または高速フーリエ変換器とを具備しているマルチキャリアCDMAシステム用送信局について規定している。
請求項8においては、離散フーリエ変換器または高速フーリエ変換器と、伝播による歪みを推定し、且つ補正するチャネル推定器と、離散符号を周波数領域で乗算し、さらに加算する周波数領域逆拡散器とを具備するマルチキャリアCDMAシステム用受信局について規定している。
本発明によるマルチキャリアCDMA装置および拡散符号割当方法によれば、周波数領域拡散MC−CDMAにおいて周波数選択性フェージングを受けることで生じるICIを、拡散符号の割当法によって最小化することが出来る。これにより時間領域拡散MC−CDMAより特性の優れた周波数領域拡散MC−CDMAの性能を最大化することが可能となる。
本発明によるマルチキャリアCDMA装置の実施の形態について、以下図により説明する。なお、本発明が適用される通信システムにおいては、端末となる複数の送信局側から基地局となる受信局に送信する場合(アップリンク)、およびこの逆で基地局となる送信局から端末である受信局に通信する場合(ダウンリンク)の、これら局間の通信においては直交周波数分割多重方式(OFDM)と符号分割多重アクセス方式(CDMA)との組合せであるマルチキャリアCDMA(MC−CDMA)を採用している。このような通信システムにおいて、本発明における受信局においては、受信局と複数の送信局との接続を制御する多元接続制御部を有しており、この多元接続制御部は、
1)送信局がフレームを送信する際、フレームに含まれるチャネル推定用プリアンブルを送信中は、当該端末以外の端末のフレーム送信を休止し、当該プリアンブルの送信が完了した後に当該端末以外の端末のフレーム送信を再開する機能を有している。
2)受信局に接続することが出来る複数の端末となる送受信局を収容するマルチキャリアCDMA制御部を備えており、同時に、端末においても、マルチキャリアCDMA制御部はアップリンクとダウンリンクを時分割複信(TDD)する時分割複信制御部と、特定の周期で、特定のダウンリンク・スロットを用いて、全割当対象共通のパイロット信号を送信するパイロット信号送信制御部を有している。また、無線端末は、
1) 受信パイロット信号に基づきチャネル伝達関数を導出するチャネル伝達関数導出部を有している。
2) また、導出されたチャネル伝達関数を無線基地局に通知するチャネル伝達関数通知部を有している。
図1は周波数領域拡散MC−CDMAの送信局の構成図である。図1において、入力信号であるデータストリーム(Information data)は変調器(Modulator)11で変調されてビットストリームとなった後、マルチプレクサ(Multiplexer)12においてパイロット信号(Pilot)と共に多重化される。この多重化された出力は直列信号のビットストリームであるため直並変換器(S/P)13によりNp個の系列に変換され、さらに各系列においては複製器(Copier)141乃至14nによりそれぞれ拡散率に相当するSF個のシンボルストリームに複製される。この後、複製されたシンボルストリームは周波数領域で拡散器15からの拡散符号(Spreading code)と乗算される。ここで拡散符号の生成に際しては、拡散符号割当器(Spreading code assigner)150により拡散符号割当の制御が行われる。この乗算結果は、逆高速フーリエ変換器(IFFT)16(または逆離散フーリエ変換器)で時間領域での信号に逆変換された後、ガードインターバル挿入器(GI Insertion)17でガードインターバルが挿入され送信信号(Transmitted signal)として送信される。ここで、ガードインターバルGIはコード間干渉の原因となるマルチパスフェーディングの影響を除去するために挿入されるものである。
図2は周波数領域拡散マルチキャリアCDMAの受信局の構成図である。受信信号(Received signal)はシンボルタイミング検出器(Symbol timing detection)211で送信されてきたシンボルのタイミングを検出した後、ガードインターバル除去器(GI
removal)212でガードインターバルを除去する。これにより得られた信号は高速フーリエ変換器(FFT)22によりNc個に分割された周波数領域におけるデータに変換され、チャネル推定器(Channel estimator)23により伝搬路での歪みを推定し、乗算処理によりこの歪みは補正される。この後、周波数領域逆拡散器24の出力である拡散符号(spreading code)と乗算される。ここで、拡散符号の生成に際しては、拡散符号割当器(Spreading code assigner)241により拡散符号割当の制御が行われる。さらに送信局に対応したSF個づつの周波数領域におけるデータに纏められ、さらに、それぞれ加算器251〜25nで加算してシンボルストリームとし、並直列変換器(P/S)26により並列信号を直列のビットストリームとした後、逆信号点変換器(Demodulator)27により再生データ(Recovered data)を得ている。
(実施の形態1)
図3は、上記MC−CDMAシステムにおける拡散符号割当器における拡散符号割当法のシーケンス図である。図3において、利用可能なS個の拡散符号それぞれに対して、自拡散符号と自分以外の拡散符号との2拡散符号間のDUR(希望波対干渉電力比)を求める(ステップ301)。このDURの算出に対しては、N個(Nは2以上で且つ拡散率Sより小さい自然数)の拡散符号を割り当てる場合、拡散符号kに対するDURを
(D/U) とし、Dを拡散符号kにおける希望波の所望電力、Uklを拡散符号lが拡散符号kに与える干渉電力、Ukを拡散符号k以外のN−1個の拡散符号それぞれが拡散符号kに与える干渉電力の総和として下記(数4)式で算出することが出来る。ここで、(数4)式は請求項1に記載の(数1)式と同じである。
Figure 2005184178
(数4)により、通りのDURの組(N個で構成)を算出(ステップ302)する。
次いで、通りの組のうち、N個のDURの中で最も小さい値が最大となる拡散符号の組を選択する(ステップ303)。これにより得られた選択拡散符号を、本システムに接続している割当対象に対して任意に割り当てる(ステップ304)。ここで、多元接続数すなわち接続割当対象の数が変化しなければ(ステップ305のNo)この状態を保持し、変化すれば(ステップ305でYes)ステップ302の入力側に戻り再度拡散符号の割り当てを開始する。
(実施の形態2)
以上の処理においては、N個のDURのうちの最も小さい値が最大になる拡散符号の組合せを求めたが、DURの最小値の代わりに平均値を用いてもよい。すなわち、この場合はN個のDURの平均値が最大となる拡散符号の組合せを選択することになる。図4は、この場合のシーケンス図を示すもので、ステップ403の処理が「DURの最小値」が「平均値」に変更されている。
(実施の形態3)
図5は本発明における第3の実施の形態を示すもので、先ず、全てのDURの計算結果を拡散符号割当器内部にテーブルとして予め作成し保持しておき、多元接続数が変化した場合に、このテーブルを呼び出し参照して、割り当てる拡散符合を新たに決定する方法としている(ステップ506)。
図6は、上記のようにして作成されたテーブル(ステップ603)からDURの平均値を求め、その平均値が最大になる拡散符号の組を選択する処理を行っている(ステップ603)。
本発明、特にN個のDURの最小値が最大になる拡散符号の組合せを選択した場合の有効性を試算した結果を図7および図8に示す。図7はWalsh符号を使用したアップリンクの系で、逆拡散処理の段階でEGC(Equal Gain Combining)、またはMRC(Maximum Ratio Combining)を適用した場合である。図8は、Walsh符号または直交Gold符号でアップリンクの系で、MRCを適用した場合のシステムの場合について比較したものである。また、N個のDURの平均値が最大になる拡散符号の組合せを選択する場合の効果を図9に示す。図9はWalsh符号を使用したアップリンクの系で、MRCを適用した場合のシステムについて示したものである。何れの場合からも、DURの最大化を行った方(黒で塗りつぶしたプロット)が示すようにDURの観点で性能が向上していることが分かる。また、図8から、直交符号の中でも直交Gold符号よりもWalsh符号の方が優れた特性を示している。
(実施の形態4)
次に、拡散符号割当法の例を図10の模式図により説明する。図10は割当対象数Nの変化に応じて各割当対象に割り当てられる拡散符号の変化を表したもので、横方向の配列が割当対象数、縦方向の配列が割当対象番号を示している。図10でc2、c4、c5等記号ciは割り当てる個々の拡散符号を示すもので、図10のこれらの配列の1例を示したもので、割当対象数N=k(kは2以上で且つ拡散率Sより小さい自然数)の変化に応じて各割当対象に割り当てられる拡散符号の変化を表している。
すなわち、拡散符号の割当数N=2,3、…、Sのそれぞれに対し、前記(数1)式により規定されるDURの選定法、すなわち、DUR規範により求められた拡散符号の組合せの中から特定の拡散符号を選択して割り当てる前記実施の形態1または実施の形態2に記載のマルチキャリアCDMAシステムであって、N=k(kは2以上且つ拡散率Sより小さい自然数)に対応する特定の拡散符号の組合せと、N=k+1に対応する特定の拡散符号の組合せを比較して、N=k+1の組合せの中にN=kの組合せの要素が含まれない数をRとすれば、前記特定の拡散符号の組合せは、
Figure 2005184178
(数5)式を最小とするように選択することを特徴としている。ここで(数5)式は請求項4に記載の(数3)式と同じである。上記(実施の形態1)または(実施の形態2)を満足する拡散符号の組は1個以上である。つまり、選択できる候補が複数存在することがある。多元接続数が変化した場合に、変化前の割当拡散符号の組を考慮せず新規に拡散符号を割り当てる処理を行うより、変化前の割当拡散符号を可能な限り変えないで、新しい割当対象に対してのみ拡散符号を割り当てる方が処理のオーバーヘッドが少なくて済む。
変化前(N=k)の割当拡散符号が変化後(N=k+1)の選択できる拡散符号の組の中にも含まれる場合を、特に継承符号と呼ぶことにすると、継承符号が存在する場合(例えば、図10のN=4におけるc、c、c等は継承符号である。)は、これ等継承符号をそのまま使用し、継承符号がない場合にのみ入れ替えて利用する処理を行う。
例えば、N=4におけるcはここで発生し、次のN=5では存在しないから新規→破棄の処理が実行されることを示しており、N=5におけるcはN=4から引継ぎ、N=6では存在しないから継承→破棄の処理が行われることを示している。
また、選択された拡散符号の組合せの要素(つまり、拡散符号)を拡散符号の割当対象に割り当てる際、外部条件を考慮して決定された優先度をオペレータが入力し、この入力された優先度の高い割当対象から順にDURの高い拡散符号を割り当てるようにしている。ここで優先度とは、割当対象が要求する通信品質に対するものであり、顧客に対する所謂サービス品質(QoS)と言われるものである。この方法を使用することにより、さらに、選択された拡散符号の組合せの要素(つまり、拡散符号c、c等)を、ある時点ではc、c、cの順序で送り、他の時点ではc、c、cの順序で送る等、拡散符号の割当対象が一連の符号構成を単位とし、この単位に同期して順序をランダマイズしながら順に切り替えることにより、前記のQoSを確保するための優先度設定の処理を行うことなく各割当対象に対し平等な通信品質を提供することが出来るようになる。
周波数領域拡散MC−CDMAの送信機構成図。 周波数領域拡散MC−CDMAの受信機構成図。 (実施の形態1)の拡散符号割当法のシーケンス図。 (実施の形態2)の拡散符号割当法のシーケンス図。 (実施の形態3)の拡散符号割当法のシーケンス図。 (実施の形態3)における他の拡散符号割当法のシーケンス図。 (実施の形態1)における拡散符号割当法の効果を示すDUR比較図。 (実施の形態1)における異なる直交符号との拡散符号割当法の効果を示すDUR。 (実施の形態2)における拡散符号割当法の効果を示すDUR図。 (実施の形態4)による拡散符号割当法の模式図。
符号の説明
11:変調器 12:マルチプレクサ
13:直並列変換器 141〜14n:複製器
15:拡散器 150:拡散符号割当器
16:逆高速フーリエ変換器 17:ガードインターバル挿入器
211:シンボルタイミング検出器 212:ガードインターバル除去器
22:高速フーリエ変換器 23:チャネル推定器
24:周波数領域逆拡散器 241:拡散符号割当器
251〜25n:加算器 26:並直列変換器
27:逆信号点変換器

Claims (8)

  1. シンボルストリームを複製する複製器と、拡散符号を周波数領域で乗算する周波数領域拡散器と、逆離散フーリエ変換器又は逆高速フーリエ変換器を具備する送信局と、
    離散フーリエ変換器又は高速フーリエ変換器と、伝搬路による歪みを推定し、補正するチャネル推定器と、前記拡散符号を周波数領域で乗算し、更に加算する周波数領域逆拡散器を具備する受信局と
    から構成されるマルチキャリアCDMAシステムであって、
    前記拡散符号をDUR規範、すなわち希望波対干渉波電力比からシステムの性能を評価する手順に基づき決定する
    ことを特徴とするマルチキャリアCDMAシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチキャリアCDMAシステムであって、
    Nを2以上で且つ拡散率Sより小さい自然数として、N個の前記拡散符号を割り当てる場合に、
    前記DUR規範が、割当可能な通りの組合せから得られるN個の前記拡散符号の組合せに関するもので、
    を拡散符号kの所望電力、Uklを拡散符号lが拡散符号kに与える干渉電力、Uを拡散符号k以外のN−1個の拡散符号それぞれが拡散符号kに与える干渉電力の総和としたとき、拡散符号kに対する希望波対干渉波電力DURは(D/U)で示して(数1)式により得られ、
    Figure 2005184178
    (数1)式に基づいて前記通りの組合せから得られるN個の組合せについて前記DURを算出し、
    前記通りの組の中で、N個の前記DURの最小値が最大となる前記拡散符号の組合せを選択すること
    を特徴とするマルチキャリアCDMAシステム。
  3. 請求項1記載のマルチキャリアCDMAシステムであって、
    Nを2以上で且つ拡散率Sより小さい自然数として、N個の前記拡散符号を割り当てる場合に、
    前記DUR規範が割当可能な通りの組合わせから得られるN個の拡散符号の組合せに関するもので、
    を前記拡散符号kの所望電力、Uklを拡散符号lが拡散符号kに与える干渉電力、Uを拡散符号k以外のN−1個の前記拡散符号それぞれが拡散符号kに与える干渉電力の総和とするとき、拡散符号kに対する希望波対干渉波電力DURは(D/U)で示して(数2)式により得られ、
    Figure 2005184178
    (数2)式に基づき、前記通りの組合せから得られるN個の組合せについて前記DURを算出し、
    前記通りの組の中で、N個の前記DURの平均値が最大となる前記拡散符号の組合せを選択する
    ことを特徴とするマルチキャリアCDMAシステム。
  4. 拡散符号の割当数N=2、3、…、Sのそれぞれに対し、前記DUR規範により求められた前記拡散符号の組合せの中から特定の拡散符号を選択して割り当てる請求項2又は請求項3のマルチキャリアCDMAシステムであって、
    kを2以上で且つ拡散率Sより小さい自然数として、N=kに対応する特定の拡散符号の組合せと、N=k+1に対応する特定の拡散符号の組合せを比較して、N=k+1の組合せの中にN=kの組合せの要素が含まれない数をRとすれば、
    前記特定の拡散符号の組合せは、(数3)の値が最小となるように選択される
    Figure 2005184178
    ことを特徴とするマルチキャリアCDMAシステム。
  5. 請求項2又は請求項3のマルチキャリアCDMAシステムであって、
    選択された拡散符号の組合せの要素を拡散符号の割当対象に割り当てる際、
    予め設定された優先度の高い前記割当対象から順に前記DURの高い拡散符号を割り当てることを特徴とするマルチキャリアCDMAシステム。
  6. 請求項2又は請求項3のマルチキャリアCDMAシステムであって、
    選択された拡散符号の組合せの要素を拡散符号の割当対象が予め定められた時間間隔に同期して順に切り替える
    ことを特徴とするマルチキャリアCDMAシステム。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載のマルチキャリアCDMAシステムに使用する送信局であって、
    シンブルストリームを複製する複製器と、
    拡散符号を周波数領域で乗算する周波数領域拡散器と、
    逆離散フーリエ変換器または高速フーリエ変換器と
    を具備することを特徴とするマルチキャリアCDMAシステム用送信局。
  8. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載のマルチキャリアCDMAシステムに使用する受信局であって、
    離散フーリエ変換器または高速フーリエ変換器と、
    伝播路による歪みを推定し、且つ補正するチャネル推定器と、
    離散符号を周波数領域で乗算し、さらに加算する周波数領域逆拡散器と
    を具備することを特徴とするマルチキャリアCDMAシステム用受信局。
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JP2009177733A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Advanced Telecommunication Research Institute International 無線装置およびそれを用いた無線ネットワーク
JP2017225076A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 Necネットワーク・センサ株式会社 通信装置、通信システム、回線決定方法、及び回線決定プログラム

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