JP2005182566A - 情報送信装置 - Google Patents

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Renzaburou Miki
錬三郎 三木
Keiji Sakai
啓至 酒井
Tetsuo Iwaki
哲男 岩木
Masaaki Hanano
雅昭 花野
Tomoyuki Miyake
知之 三宅
Fumio Kokubo
文雄 小久保
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Abstract

【課題】 セキュリティ性を向上しかつ生体それぞれに固有の特徴を速く判断する。
【解決手段】 非接触ICカード60は、電磁波を受信する第2アンテナ86と、第2アンテナ86が受信した電磁波を、電力に変換する第2受信部80と、電力を蓄電する電源部70と、生体それぞれに固有の特徴を検出するセンサ部72と、使用者に固有の特徴を表わす情報を記憶する生体情報記憶部74と、センサ部72が検出した特徴が、生体情報記憶部74に記憶された情報により表わされる特徴に一致するか否かを判断する個人認証部76と、情報を記憶する記憶部68と、個人認証部76によって、センサ部72が検出した特徴が、生体情報記憶部74に記憶された情報により表わされる特徴に一致すると判断されると、信号を生成する制御部66と、第2アンテナ86とは異なる装置により、制御部66が生成した信号に対応する電磁波を出力する第1アンテナ90とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報送信装置に関し、特に、非接触ICカードとして利用される情報送信装置に関する。
鉄道会社などで使用されている非接触ICカードは、外部のリーダ・ライタから送られる特定周波数を受信することにより電力供給を受けた後に、非接触ICカード内部の制御部やメモリが動いて、外部リーダ・ライタと交信を行なった後に、使用者が望む処理を実施する。
図3を参照して、従来の非接触ICカードは、特許文献1に開示されるように、制御部150と、センサ部152と、電源部154と、記憶部156と、送受信部158と、アンテナ160と、電源コード162とを含む。制御部150は、非接触ICカードの各構成要素を制御する。制御部150は、他の構成要素との情報の交換を司る回路でもある。センサ部152は、使用者の指紋(以下、使用者の指紋を始めとする、生体それぞれに固有の特徴を表わす情報を「生体情報」と称する。ちなみに、使用者の筆跡なども、生体それぞれに固有の特徴を表わすので、生体情報の一種である。)を制御部150に入力する。電源部154は、非接触ICカードの各回路に電源を供給する。記憶部156は、情報を記憶する。記憶部156は、自らが記憶した情報を出力する回路でもある。送受信部158は、制御部150と外部のリーダ・ライタ(図示せず)との情報交換を司る。アンテナ160は、送受信部158が送信する電磁波を発信する。アンテナ160は、電磁波を受信する装置でもある。電源コード162は、電源部154が供給する電力を非接触ICカードの各構成要素に供給する媒体である。送受信部158は、送信部172と、受信部174とを含む。送信部172は、制御部150から渡された情報を上述したリーダ・ライタに送信する。受信部174は、上述したリーダ・ライタから受信した情報を制御部150に引渡す。制御部150は、センサ部152が検出した生体情報を解析する。制御部150は、解析した結果と記憶部156に記憶された情報とを照合する。その照合の結果、両者が合致したときにのみ、上述したリーダ・ライタと情報を交換する。電源部154は、受信部174が受信する電磁波の分岐勢力を受ける。電源部154は、電磁波の分岐勢力を電力に変換する回路でもある。非接触ICカード装置の各部に供給される電力は、このようにして変換された電力である。
この技術によると、非接触ICカードは、リーダ・ライタからの電磁波を受けて使用者の指紋を照合する。その照合の結果、両者が合致したときにのみ、上述したリーダ・ライタと情報を交換する。これにより、当該非接触ICカードの真の所有者以外の使用者による不正な使用を排除できる。そうすることで、現在使用範囲の限定されている非接触ICカードの使用範囲を拡大することができる。今後、利便性・安全性から考えて、指紋などの生体情報を使用して正規使用者を確認するようになってくる可能性が高いと考えられる。その場合、非接触IC自身に、指紋読取り用のセンサを搭載することが望ましい。そこで、上述したように、そのようなセンサが搭載された非接触ICカードが提案され、実用化されている。
しかし、特許文献1に開示されたように、リーダ・ライタからの電波を受けて動き出す場合、生体情報などによる認証作業もリーダ・ライタからの電波を受けた後に実施されることになる。そうした場合、指紋のような大きな画像データを瞬時に処理するには、高クロック周波数のMPUが必要になる。高クロック周波数のMPUは、現行の非接触ICカードに搭載されている低クロック周波数のMPUよりも消費電力が高くなるため(どれだけ高くなるか、現段階では不明であるが、予測値は現在実用化されているMPUの10倍以上になると考えられている)、非接触ICカードに搭載しても、電力不足により作動しない。このため、指紋読取り用のセンサを搭載する非接触ICカードには電池を内蔵することが考えられている。しかし電池を内蔵した場合、モールド成形されるカード自体において電池交換は困難である。それゆえ、電池が切れるとカード自体が使用できなくなる。交換可能なボタン電池を使用した場合、電池ボックスが必要となるため、非接触ICカード自体の厚みが増し、携帯性が損なわれる。蓄電池にして、リーダ・ライタと交信中に充電することも考えられるが、他の処理に電力が取られる中で蓄電池に十分に充電することは困難である。また誤って認証処理を作動させてしまった場合、その段階で電力を使い切ってしまうことが考えられる。さらに、非接触ICカードの使用頻度が低い場合、蓄電池が放電して、必要なときに電力を供給できない恐れもある。その上、上述した技術を用いて、敢えて指紋のような大きな画像データを処理する場合には、低クロック周波数のMPUを使用することになるため、データ処理に時間がかかる。これにより、認証時間が長くなり、使用者の求める処理が瞬時に行なえるという非接触ICカードの利便性が損なわれると考えられる。
特開平11−195102号公報
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、セキュリティ性を向上しかつ生体それぞれに固有の特徴を速く判断できる情報送信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、情報送信装置は、電磁波を受信するための受信手段と、受信手段が受信した電磁波を、電力に変換するための変換手段と、変換手段が変換した電力を蓄電するための蓄電手段と、蓄電手段が蓄電した電力を用いて、生体それぞれに固有の特徴を検出するための検出手段と、予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報を記憶するための第1の記憶手段と、検出手段が検出した特徴が、第1の記憶手段に記憶された情報により表わされる特徴に一致するか否かを判断するための判断手段と、予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報とは異なる情報を記憶するための第2の記憶手段と、判断手段によって、検出手段が検出した特徴が、第1の記憶手段に記憶された情報により表わされる特徴に一致すると判断されると、第2の記憶手段に記憶された情報に対応するように変調された信号を生成するための生成手段と、受信手段とは異なる装置により、生成手段が生成した信号に対応する電磁波を出力するための出力手段とを含む。
すなわち、受信手段は、電磁波を受信する。変換手段は、受信手段が受信した電磁波を、電力に変換する。蓄電手段は、変換手段が変換した電力を蓄電する。検出手段は、蓄電手段が蓄電した電力を用いて、生体それぞれに固有の特徴を検出する。第1の記憶手段は、予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報を記憶する。判断手段は、検出手段が検出した特徴が、第1の記憶手段に記憶された情報により表わされる特徴に一致するか否かを判断する。第2の記憶手段は、予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報とは異なる情報を記憶する。生成手段は、判断手段によって、検出手段が検出した特徴が、第1の記憶手段に記憶された情報により表わされる特徴に一致すると判断されると、第2の記憶手段に記憶された情報に対応するように変調された信号を生成する。出力手段は、受信手段とは異なる装置により、生成手段が生成した信号に対応する電磁波を出力する。これにより、受信手段は、出力手段とは異なる装置により、電磁波を受信する。出力手段とは異なる装置により、電磁波が受信されるので、蓄電手段は、必要な電力を蓄電できる。必要な電力が蓄電されるので、生体それぞれに固有の特徴が使用者に固有の特徴に一致するか否かを、速く判断できる。その結果、セキュリティ性を向上しかつ生体それぞれに固有の特徴を速く判断できる情報送信装置を提供することができる。
また、上述の受信手段は、出力手段が出力する電磁波とは周波数が異なる電磁波を受信するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、受信手段は、出力手段が出力する電磁波とは周波数が異なる電磁波を受信する。これにより、変換手段は、受信手段が受信したより多くの電磁波を、電力に変換できる。より多くの電磁波が電力に変換されると、より多くの電力が蓄電される。その結果、セキュリティ性を向上しかつ生体それぞれに固有の特徴をより速く判断できる情報送信装置を提供することができる。
また、上述の生体それぞれに固有の特徴は、指紋、指静脈の分岐点、および指静脈の端点のいずれかの特徴であることが望ましい。
すなわち、判断手段は、検出手段が検出した、指紋、指静脈の分岐点、および指静脈の端点のいずれかの特徴が、第1の記憶手段に記憶された情報により表わされる特徴に一致するか否かを、より高速に判断する。これにより、判断手段の判断はより高速化される。その結果、セキュリティ性を向上しかつ生体それぞれに固有の特徴をより速く判断できる情報送信装置を提供することができる。
また、上述の情報送信装置は、判断手段の判断の結果を表示するための手段をさらに含むことが望ましい。
すなわち、情報送信装置は、判断手段の判断の結果を表示する。これにより、判断の結果が明確化される。その結果、セキュリティ性を向上し、明確化させ、かつ生体それぞれに固有の特徴をより速く判断できる情報送信装置を提供することができる。
本発明に係る情報送信装置は、セキュリティ性を向上しかつ生体それぞれに固有の特徴を速く判断できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る非接触ICカード60は、第1アンテナ部62と、送受信ユニット64と、制御部66と、記憶部68と、電源部70と、センサ部72と、生体情報記憶部74と、個人認証部76と、表示部78と、第2受信部80と、第2アンテナ部82とを含む。第1アンテナ部62は、外部リーダ・ライタ100との間で電波を送受信する。送受信ユニット64は、第1アンテナ部62が取扱う高周波信号と、制御部66が取扱うデータを相互に変換する。送受信ユニット64は、変換したデータを制御部66に出力する。送受信ユニット64は、第1アンテナ部62が受信した高周波信号を分岐させ、電力に変換する回路でもある。制御部66は、非接触ICカード60の各部を制御する。制御部66は、各種のデータを管理する回路でもある。記憶部68は、制御部66が管理する、予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報とは異なる情報を記憶する。電源部70は、送受信ユニット64が出力する電力を蓄電する。電源部70は、第2アンテナ86が変換し、第2受信部80がさらに変換した電力を蓄電する装置でもある。電源部70は、蓄電した電力を非接触ICカード60の各部に供給する回路でもある。センサ部72は、電源部70が蓄電した電力を用いて、生体それぞれに固有の特徴を検出する。本実施の形態の場合、センサ部72が検出する、生体それぞれに固有の特徴は、指紋、指静脈の分岐点、および指静脈の端点のいずれかの特徴である。このように特徴を検出すると、指紋や指静脈のパターンをすべて検出する場合に比べ、生体情報全体の量を抑制することができる。生体情報全体の量が抑制されると、生体情報の処理を速くでき、かつ電力の消費を抑制することができる。これが、特徴を表わす情報を検出する理由である。生体情報記憶部74は、予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報(生体情報)を予め記憶する。個人認証部76は、センサ部72が検出した特徴が、生体情報記憶部74に記憶された情報により表わされる特徴に一致するか否かを判断する。個人認証部76は、外部リーダ・ライタ100との間のデータの入出力を制限する回路でもある。表示部78は、個人認証部76の判断の結果を表示する。第2受信部80は、第2アンテナ部82が出力した交流電力(以下、この交流電力を「高周波信号」と称する。なお、以下の説明において、生成される高周波信号の周波数は、その高周波信号を生成する回路や高周波信号の利用目的などにより異なる。)を直流電力に変換する。第2受信部80が高周波信号を直流電力に変換する原理は、第1受信部96が利用する原理と同一である。第2アンテナ部82は、携帯電話が出力した電磁波(本実施の形態において、携帯電話が通信に利用する電磁波の周波数は、800MHz帯である。ただし、この周波数は、携帯電話を使用する国や地域に応じて自由に設定できる。たとえば、日本で、携帯電話を使用する場合でも、この周波数を1.5GHz帯および2GHz帯のいずれかとしてもよい。)を、その電磁波の周波数に等しい周波数の高周波信号に変換する(なお、特に携帯電話が出力した電磁波に限定されないが、本実施の形態においては、携帯電話が出力した電磁波を変換することとする)。
第1アンテナ部62は、第1アンテナ90と、第1同調回路92とを含む。第1アンテナ90は、外部リーダ・ライタ100との間で通信用に予め定められた周波数の電波を用いて通信する。第1アンテナ90は、受信した電波や電磁波を高周波信号に変換し、第1同調回路92に出力する。第1アンテナ90は、第2アンテナ86とは異なる装置により、第1同調回路92および後述する送信部94を介して、制御部66が生成した信号に対応する電磁波を、外部リーダ・ライタ100に出力する装置でもある。第1同調回路92は、第1アンテナ90が出力した高周波信号からノイズを除去する。第1同調回路92は、送受信ユニット64が出力した高周波信号のノイズを除去する回路でもある。
送受信ユニット64は、送信部94と第1受信部96とを含む。送信部94は、制御部66が出力した各種データを高周波信号に変換する。第1受信部96は、第1同調回路92が出力した高周波信号を制御部66が利用可能なデータに変換する。第1受信部96は、第1アンテナ部62が出力した高周波信号を分岐させ、分岐させた高周波信号を電力に変換する回路でもある。本実施の形態の場合、第1受信部96は、第1アンテナ部62が受信した高周波信号から、電磁誘導の原理を用いて交流電力を発生させる。第1受信部96は、発生させた交流電力を、整流により、直流電力に変換する。第1受信部96は、変換された直流電力を電源部70に出力する。これにより、第1受信部96は、電波の分岐勢力から得た電力を電源部70に供給する。なお、第1受信部96は、個人認証部76の認証処理の結果に応じて、第1アンテナ部62が出力した高周波信号をすべて電力に変換することができる。これは、個人認証部76の認証処理の結果に応じた、制御部66の制御により実現される。
第2アンテナ部82は、第2同調回路84と第2アンテナ86とを含む。第2同調回路84は、第2アンテナ86が出力した高周波信号から、携帯電話が通信に利用する周波数に対応する成分を抽出する。第2同調回路84は、第2受信部80が出力した高周波信号から、ノイズを除去する回路でもある。第2アンテナ86は、後述する第1アンテナ90が出力する電磁波とは周波数が異なる電磁波(すなわち携帯電話から受信した電磁波)を受信する。第2アンテナ86は、携帯電話から受信した電磁波を高周波信号に変換する装置でもある。
図2を参照して、非接触ICカード60で実行されるプログラムは、使用者の認証、およびデータの入出力に関して、以下のような制御構造を有する。
ステップ120(以下、ステップをSと略す)にて、第2アンテナ部82は、携帯電話からの電磁波(通信用電磁波)を常に受信する。S122にて、第2受信部80は、第2アンテナ部82が受信した電磁波(すなわち第2アンテナ部82が出力した高周波信号)を電力に変換する。S124にて、電源部70は、第2受信部80が変換した電力を蓄電する。
S126にて、センサ部72は、使用者がセンサ部72に対し、予め定められた特定の指を密着させたことを検出する。S128にて、電源部70は、使用者がセンサ部72に指を密着させると、非接触ICカード60の各部に電力を供給する。S130にて、センサ部12は、使用者の指から指紋および指静脈の特徴点(分岐点および端点)を画像データとして採取する。
S132にて、個人認証部76は、生体情報記憶部74から真正使用者の生体情報(本実施の形態の場合、真正使用者の、指紋ならびに指静脈の分岐点および端点の、特徴を表わす情報)を読出す。生体情報が読出されると、個人認証部76は、読出した生体情報とセンサ部72が採取した画像データとを照合させる。個人認証部76は、このデータ照合の結果が不一致か否かを判断する。データ照合の結果が不一致と判断した場合には(S132にてYES)、処理はS134へと移される。もしそうでないと(S132にてNO)、処理はS136へと移される。
S134にて、個人認証部76は、センサ部72に指を接触させたものが不正使用者と判断する。非接触ICカード60は、使用者の認証を終了する。
S136にて、個人認証部76は、表示部78に非接触ICカード60の使用を許可する旨の情報を出力する。具体的には、非接触ICカード60の使用を許可する旨を表わすLED(Light Emitting Diode)を点灯させる。これにより、表示部78が点灯する。S138にて、個人認証部76は、制御部66および送受信ユニット64に、外部リーダ・ライタ100からのデータの入出力について許可を与える。S140にて、第1受信部96は、外部リーダ・ライタ100から発信される電波の受信を待ち受ける。電波の受信は、使用者が非接触ICカード60を外部リーダ・ライタ100の近く(外部リーダ・ライタ100が発信する電波を受信可能な範囲)に近づけることによって可能になる。
S142にて、第1アンテナ部62は、受信した電波を高周波信号に復調する。第1受信部96は、復調した高周波信号をデータに変換する。第1受信部96は、変換したデータを制御部66に出力する。併せて、第1受信部96は、受信した高周波信号を分岐させ、分岐させた信号を電力に変換する。第1受信部96は、変換した電力を電源部70に供給する。
S144にて、電源部70は、第1受信部96が供給した電力を蓄電する。併せて、電源部70は、蓄電した電力を非接触ICカード60の各部に供給する。
S146にて、制御部66は、外部リーダ・ライタ100とデータを入出力する。制御部66は、第1受信部96が出力したデータに基づき、新たなデータを作成する。制御部66は、作成したデータを送信部94に出力する。送信部94は、制御部66が出力したデータを高周波信号に変換する。第1アンテナ部62は、送信部94が出力した高周波信号から電波を生成し、外部リーダ・ライタ100に対して出力する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、非接触ICカード60の動作について説明する。
[真正使用者が非接触ICカードを使用する場合]
第2アンテナ部82は、通信用電磁波を常に受信する(S120)。電磁波が受信されると、第2受信部80は、第2アンテナ部82が受信した電磁波を電力に変換する(S122)。電磁波が電力に変換されると、電源部70は、第2受信部80が変換した電力を蓄電する(S124)。電力が蓄電されると、センサ部72は、使用者がセンサ部72に対し、予め定められた特定の指を密着させたことを検出する(S126)。使用者がセンサ部72に指を密着させると、電源部70は、非接触ICカード60の各部に電力を供給する(S128)。センサ部12は、使用者の指から指紋および指静脈の特徴点(分岐点および端点)を画像データとして採取する(S130)。画像データが採取されると、個人認証部76は、生体情報記憶部74から真正使用者の生体情報を読出す。生体情報が読出されると、個人認証部76は、読出した生体情報とセンサ部72が採取した画像データとを照合させる。個人認証部76は、このデータ照合の結果が不一致か否かを判断する(S132)。この場合、データ照合の結果が不一致と判断しないので(S132にてNO)、個人認証部76は、表示部78に非接触ICカード60の使用を許可する旨の情報を出力する(S136)。その情報が出力されると、表示部78が点灯する。続いて、個人認証部76は、制御部66および送受信ユニット64に、外部リーダ・ライタ100からのデータの入出力について許可を与える(S138)。許可が与えられると、第1受信部96は、外部リーダ・ライタ100から発信される電波の受信を待ち受ける(S140)。電波が受信されると、第1アンテナ部62は、受信した電波を高周波信号に復調する。第1受信部96は、復調した高周波信号をデータに変換する。第1受信部96は、変換したデータを制御部66に出力する。併せて、第1受信部96は、受信した高周波信号を分岐させ、分岐させた信号を電力に変換する。第1受信部96は、変換した電力を電源部70に供給する(S142)。それらが終了すると、電源部70は、第1受信部96が供給した電力を蓄電する。併せて、電源部70は、蓄電した電力を非接触ICカード60の各部に供給する(S144)。電力が供給されると、制御部66は、外部リーダ・ライタ100とデータを入出力する(S146)。これにより、個人認証部76によって、センサ部72が検出した特徴が、生体情報記憶部74に記憶された情報により表わされる特徴に一致すると判断されると、制御部66は、記憶部68に記憶された情報に対応するように変調された信号を生成することとなる。
[不正使用者が非接触ICカードを使用する場合]
画像データが採取されると、個人認証部76は、生体情報とセンサ部72が採取した画像データとのデータ照合の結果が不一致か否かを判断する(S132)。この場合、データ照合の結果は不一致なので(S132にてYES)、個人認証部76は、センサ部72に指を接触させたものが不正使用者と判断する。非接触ICカード60は、使用者の認証を終了する(S134)。
以上のようにして、本実施の形態に係る非接触ICカードは、予め電力を蓄電する。生体情報などを使用した認証能力を持つ非接触ICカードにおいて、使用者の求める処理が瞬時に行なえるという利便性を損なわないようにするためには、リーダ・ライタと非接触ICカードが交信する前に、認証作業を終える必要がある。一方、本実施の形態に係る非接触ICカードは、携帯電話などから送信された不要電磁波(携帯電話の通話時や待ち受け時にアンテナから全方位に出ており、かつ基地局との交信に使用しない電波、いわゆる不要輻射と呼ばれる電波のこと)を電力に変換する。携帯電話などから送信された不要電磁波を電力に変換することができるので、非接触ICカードの電源部は、常時十分な電力を蓄電できる。さらに、本実施の形態に係る非接触ICカードは、電力の備蓄専用のアンテナを備えるので、特に効率よく十分な電力を蓄電できる。十分な電力が蓄電されているので、非接触ICカードは、外部のリーダ・ライタから電波を受ける前に、十分に個人認証を済ませることができる。電波を受ける前に十分個人認証が済まされるので、十分な個人認証が完了するまでの時間が短縮される。その結果、非接触ICカードのセキュリティ性(不正使用を回避する点に加え、非接触ICカードに記憶された生体情報の外部への流出を回避する点)を向上しかつ生体それぞれに固有の特徴を速く判断できる情報送信装置を提供することができる。さらに、本実施の形態に係る非接触ICカードは、非接触ICカードの使用を許可する旨の情報を出力させることにより、たとえば汗が原因で生体情報が採取できなかったといった、不測の事態を使用者に認識させることができる。これにより、本実施の形態に係る非接触ICカードは、より快適な利用が可能となる。
なお、電力供給のタイミングは、特に限定されない。たとえば電力供給のタイミングは、非接触ICカード60が外部リーダ・ライタ100と交信する直前であってもよい。この場合も、MPUの消費電力によっては、外部リーダ・ライタ100が送信した電磁波に加え、上述した不要電磁波を電力に変換することにより、十分な電力を得ることができる。
また、非接触ICカード60には、周波数が互いに異なる、なるべく多くの電磁波(たとえば、携帯電話のほかに、PDA(Personal Digital Assistant、携帯用情報端末)に用いられる電磁波、PHS(Personal Handy Phone system、簡易型携帯電話システム)用の端末に用いられる電磁波、または無線LANに使用する2.4GHz帯の電磁波など)を受信できるように、なるべく多くのアンテナなどを設けることが望ましい。なるべく多くのアンテナなどを設けることにより、より効率よく電力を蓄電できることがその理由である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの全体構成図である。 本発明の実施の形態に係る非接触ICカードの認証およびデータの入出力処理の制御の手順を示すフローチャートである。 従来例に係る非接触ICカードの全体構成図である。
符号の説明
60 非接触ICカード、62 第1アンテナ部、64 送受信ユニット、66,150 制御部、68,156 記憶部、70,154 電源部、72,152 センサ部、74 生体情報記憶部、76 個人認証部、78 表示部、80 第2受信部、82 第2アンテナ部、84 第2同調回路、86 第2アンテナ、90 第1アンテナ、92 第1同調回路、94,172 送信部、96 第1受信部、100 外部リーダ・ライタ、158 送受信部、160 アンテナ、162 電源コード、174 受信部。

Claims (4)

  1. 電磁波を受信するための受信手段と、
    前記受信手段が受信した電磁波を、電力に変換するための変換手段と、
    前記変換手段が変換した電力を蓄電するための蓄電手段と、
    前記蓄電手段が蓄電した電力を用いて、生体それぞれに固有の特徴を検出するための検出手段と、
    予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報を記憶するための第1の記憶手段と、
    前記検出手段が検出した特徴が、前記第1の記憶手段に記憶された情報により表わされる特徴に一致するか否かを判断するための判断手段と、
    前記予め定められた使用者に固有の特徴を表わす情報とは異なる情報を記憶するための第2の記憶手段と、
    前記判断手段によって、前記検出手段が検出した特徴が、前記第1の記憶手段に記憶された情報により表わされる特徴に一致すると判断されると、前記第2の記憶手段に記憶された情報に対応するように変調された信号を生成するための生成手段と、
    前記受信手段とは異なる装置により、前記生成手段が生成した信号に対応する電磁波を出力するための出力手段とを含む、情報送信装置。
  2. 前記受信手段は、前記出力手段が出力する電磁波とは周波数が異なる電磁波を受信するための手段を含む、請求項1に記載の情報送信装置。
  3. 前記生体それぞれに固有の特徴は、指紋、指静脈の分岐点、および指静脈の端点のいずれかの特徴である、請求項1に記載の情報送信装置。
  4. 前記情報送信装置は、前記判断手段の判断の結果を表示するための手段をさらに含む、請求項1に記載の情報送信装置。
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