JP2005182151A - 設計支援システムおよび設計支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特定の処理を実行可能な複数のCADツールの中の特定のCADツールを用いて特定の処理を実行することが可能な設計支援システムおよび設計支援方法を提供する。
【解決手段】 専用設計マシンA31〜A33は、同じ種類のCADツールを搭載している。各専用設計マシンA3はOSが異なる。共用設計マシンA4a1〜A4c3は、同じ種類のCADツールを搭載している。各共用設計マシンA4a〜A4cはOSが異なる。操作用端末A1は処理内容定義表情報1と処理別実行OS投入方法定義表情報2とOS依存ツール情報一覧表情報3とを受け付け各情報をログイン端末A2に出力する。ログイン端末A2は、処理内容定義表情報1に応じた回路設計を処理別実行OS投入方法定義表情報2によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されOS依存ツール情報一覧表情報3によって特定されるCADツールに実行させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、設計支援システムおよび設計支援方法に関し、特には、CADツールを利用した設計支援システムおよび設計支援方法に関する。
一般に、LSIの設計作業は、複数の処理を有する。複数の処理のそれぞれは、種々のCADツール(ソフトウエア)によって実行される。
設計に使用する複数のCADツールが、複数の設計マシンに分散している場合、設計者は、処理を行うごとに、使用するCADツールを有している設計マシン上で使用予定のCADツールを起動させて設計マシンの環境設定を行い、環境設定が済んだ設計マシンを用いて処理を実行するという煩雑な運用をしなければならないという問題があった。この問題は、設計者が設計マシンの環境設定を1台ずつ手動で行うことに起因する問題である。
また、設計に使用する複数のCADツールが、複数の設計マシンに分散している場合、設計者は、設計に使用するCADツールを有している設計マシンのそれぞれにログオンする作業を行わなければならず、設計作業の連続実行が途切れてしまうという問題があった。
また、各処理長時間ジョブまたは夜間ジョブのような人による処理終了の確認が困難なケースでは、処理終了の確認を得るまで時間がかかり、処理終了後から次の処理を実行するまでの間、設計マシンが使用されず、また、この間、設計自体が進まないため、設計マシンの有効活用ができないという問題が生じてしまう。これらの問題も、設計者が設計マシンの環境設定を1台ずつ手動で行うことに起因する問題である。
特許文献1(特開平8−96018号公報)には、複数の設計マシンに分散された複数のCADツールを使用してLSI設計を行う際に、処理フローの整合性を維持しながら、設計マシンの環境設定を自動的に行う自動設計システムが記載されている。
具体的には、回路データに応じたLSIの設計を複数の設計マシンに分散された複数のCADツールを使用して行う際に、処理順序に優先順位をつけることにより処理フローの整合性を維持し、また、設計処理を行うCADツールを実行する設計マシンを、CADツールを実行可能な設計マシンを示す実行環境情報に基づいて決定し、決定した設計マシン上で、設計処理を行うCADツールを起動する自動設計システムが記載されている。なお、特許文献1に記載の実行環境情報は、CADツールごとに、そのCADツールを実行可能な設計マシンを並列的に示した情報である。
特許文献1に記載の自動設計システムは、設計マシンの環境設定を自動的に行うので、設計者が、設計マシンの環境設定を手動で1台ずつ行うことに起因する問題を解消することが可能となる。
なお、特許文献2(特開2000−315199号公報)には、複数のジョブを複数のプロセッサで並列に処理する際に、ジョブの完了したプロセッサで逐次未処理のジョブを実行させることにより、効率的にプロセッサを使用することを可能にする分散処理方式が記載されている。
特開平8−96018号公報 特開2000−315199号公報
設計者は、特定の処理を複数のCADツールのいずれかでも実行可能な状況であれば、それら複数のCADツールの中の特定のCADツールを用いて特定の処理を実行したいという要求を生じる可能性がある。
例えば、特定の処理を複数のCADツールのいずれかでも実行可能な状況であっても、その複数のCADツールの中の特定のCADツールを用いることが有効であると思われる場合、設計者は、特定の処理を特定のCADツールを用いて実行したくなる。
具体的には、特定の処理を実行可能なCADツールが互いに異なるOS(オペレーティングシステム)を使用する複数の設計マシンのいずれかでも使用可能な場合、設計者は、特定の処理を実行するCADツールとして、特定のOS上で実行されるCADツールを使用したいという要求を生じる可能性がある。
また、互いに異なるバージョン(版)のCADツールが存在しており、特定の処理が、どのバージョンのCADツールを用いても実行可能な場合、設計者は、特定の処理を実行するCADツールとして、特定のバージョンのCADツールを使用したいという要求を生じる可能性がある。
特許文献1に記載の自動設計システムは、CADツールを実行する設計マシンを、実行環境情報に基づいて自動的に決めてしまう。実行環境情報は、CADツールごとに、そのCADツールを実行可能な設計マシンを並列的に示した情報なので、特許文献1に記載の自動設計システムの場合、特定の処理を行うCADツールは複数のCADツールの中から任意に決められてしまう。
このため、特許文献1に記載の自動設計システムは、複数のCADツールの中の特定のCADツールを用いて特定の処理を実行したいという要求に応えることができない。
また、特許文献2には、CADツールを用いたLSI設計に関する記載が無く、さらに言えば、ジョブの完了したプロセッサで逐次未処理のジョブを実行させるので、特定の処理を実行可能な複数のCADツールの中の特定のCADツールを用いて特定の処理を実行したいという要求に応えることができない。
本発明の目的は、特定の処理を実行可能な複数のCADツールの中の特定のCADツールを用いて特定の処理を実行したいという要求に応えることが可能な設計支援システムおよび設計支援方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の設計支援システムは、回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムであって、前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールを搭載し、かつ、互いに異なるOSを搭載する複数の設計マシンと、前記回路設計情報およびOSを指定するOS指定情報とを受け付ける入力部と、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールに実行させる設計処理制御部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の設計支援方法は、回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムが行う設計支援方法であって、前記設計支援システムは、前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールを搭載し、かつ、互いに異なるOSを搭載する複数の設計マシンを含み、前記回路設計情報およびOSを指定するOS指定情報とを受け付ける入力ステップと、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールに実行させる設計処理制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、回路設計情報に応じた回路設計を、OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールを用いて実行させる。OS指定情報によって指定されるOSとして、設計者が望むOSを指定することによって、回路設計を、設計者が望むOS上で実行されるCADツールを用いて実行することが可能となる。
したがって、例えば、設計過程において変化するCADツールとOSの最適な組合せを容易に変更可能となり、設計マシンの有効活用ができ、処理TAT(Turn around Time)も改善される。
また、同時進行のプロジェクトとの競合で特定の設計マシンが混んでいる場合等に、別の設計マシンを用いて回路設計を行うような設計マシンの変更が容易に可能となり、設計マシンの有効活用ができ、設計全体のTATも改善される。
また、上記の設計支援システムにおいて、前記入力部は、さらに、前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報を受け付け、前記設計処理制御部は、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載され、かつ、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させることが望ましい。
また、上記の設計支援方法において、前記入力ステップは、さらに、前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報を受け付け、前記設計処理制御ステップは、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載され、かつ、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させることが望ましい。
本発明によれば、回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載され、かつ、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールを用いて実行させる。
OS指定情報によって指定されるOSとして設計者が望むOSを指定し、かつ、CADツール特定情報によって特定されるCADツールとして設計者が望むCADツール(例えば、特定のバージョン(版)のCADツール)を指定することによって、回路設計を、設計者が望むCADツールを用いて実行することが可能となる。
したがって、設計過程において変化するCADツールとOSとの最適な組合せを容易に変更可能となり、設計マシンの有効活用ができ、処理TATも改善される。
また、同時進行のプロジェクトとの競合で特定の設計マシンが混んでいる場合等に、別の設計マシンを用いて回路設計を行うような設計マシンの変更が容易に可能となり、設計マシンの有効活用ができ、設計全体のTATも改善される。
また、本発明の設計支援システムは、回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムであって、前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールをそれぞれ搭載する複数の設計マシンと、前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報および前記回路設計情報とを受け付ける入力部と、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させる設計処理制御部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の設計支援方法は、回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムが行う設計支援方法であって、前記設計支援システムは、前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールをそれぞれ搭載する複数の設計マシンを含み、前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報および前記回路設計情報とを受け付ける入力ステップと、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させる設計処理制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、回路設計情報に応じた回路設計を、CADツール特定情報によって特定されるCADツールを用いて実行させる。
CADツール特定情報によって特定されるCADツールとして設計者が望むCADツールを指定することによって、回路設計を、設計者が望むCADツール(例えば、特定のバージョン(版)のCADツール)を用いて実行することが可能となる。
したがって、設計過程において変化するCADツールとOSとの最適な組合せを容易に変更可能となり、設計マシンの有効活用ができ、処理TATも改善される。
また、同時進行のプロジェクトとの競合で特定の設計マシンが混んでいる場合等に、別の設計マシンを用いて回路設計を行うような設計マシンの変更が容易に可能となり、設計マシンの有効活用ができ、設計全体のTATも改善される。
本発明によれば、回路設計情報に応じた回路設計を、OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールを用いて実行させる。OS指定情報によって指定されるOSとして、設計者が望むOSを指定することによって、回路設計を、設計者が望むOS上で実行されるCADツールを用いて実行することが可能となる。
また、本発明によれば、回路設計情報に応じた回路設計を、CADツール特定情報によって特定されるCADツールを用いて実行させる。CADツール特定情報によって特定されるCADツールとして設計者が望むCADツールを指定することによって、回路設計を、設計者が望むCADツールを用いて実行することが可能となる。
したがって、設計過程において変化するCADツールとOSの最適な組合せを容易に変更可能となり、設計マシンの有効活用ができ、処理TATも改善される。
また、同時進行のプロジェクトとの競合で特定の設計マシンが混んでいる場合等に、別の設計マシンを用いて回路設計を行うような設計マシンの変更が容易に可能となり、設計マシンの有効活用ができ、設計全体のTATも改善される。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例の設計支援システムを示したブロック図である。
図1において、本設計支援システムは、入力部としての3台の操作用端末A1と、設計処理制御部としての2台のログイン端末A2と、設計マシンとしての3台の専用設計マシンA3と、設計マシンとしての9台の共用設計マシンA4と、共用ストレージA5とを含む。
各操作用端末A1と、各ログイン端末A2と、各専用設計マシンA3と、各共用設計マシンA4および共用ストレージA5とは、通信回線A6を介して接続されている。本設計支援システムは分散環境となっている。
なお、本実施例では、操作用端末A1を3台としたが、操作用端末A1の台数は3台に限らず適宜変更可能である。また、本実施例では、ログイン端末A2を2台としたが、ログイン端末A2の台数は2台に限らず適宜変更可能である。また、本実施例では、専用設計マシンA3を3台としたが、専用設計マシンA3の台数は3台に限らず適宜変更可能である。また、本実施例では、共用設計マシンA4を9台としたが、共用設計マシンA4の台数は9台に限らず適宜変更可能である。
なお、本実施例は、一種以上のOS、コンピュータを有する分散環境を使用する、一種以上の適用OSおよびバージョンを有する一種以上のCADツールを適用する大規模LSIの設計において、設計フローの整合性、連続実行性を保証しつつ、インタラクティブ、バッチ両方の実行方法で、CADツールのOSおよびバージョンの混在を可能とし、かつ、CADツールのOSおよびバージョンの切り替えを効率的に実現するLSI設計支援システムを実現できる。
コンピュータである専用設計マシンA3は、設計者等の使用者が直接使用することを許可されている設計マシンである。
専用設計マシンA31は、自己のメモリ内にOSとしてOSAを搭載しており、OSA用の複数種類のCADツール(ソフトウエア)を自己のメモリ内に搭載している。
専用設計マシンA32は、自己のメモリ内にOSとしてOSBを搭載しており、専用設計マシンA31に搭載されている複数種類のCADツールのOSB用のCADツール(ソフトウエア)を自己のメモリ内に搭載している。
専用設計マシンA33は、自己のメモリ内にOSとしてOSCを搭載しており、専用設計マシンA31に搭載されている複数種類のCADツールのOSC用のCADツール(ソフトウエア)を自己のメモリ内に搭載している。
なお、専用設計マシンA31に搭載されている複数種類のCADツールと、専用設計マシンA32に搭載されている複数種類のCADツールと、専用設計マシンA33に搭載されている複数種類のCADツールとの違いは、OSA用か、OSB用か、OSC用かの違いだけである。よって、専用設計マシンA31〜A33のそれぞれは、同じ処理を実行可能なCADツールを有することになる。また、専用設計マシンA31〜A33のそれぞれは、バージョンの異なるCADツールを有していてもよい。
コンピュータである共用設計マシンA4は、使用者がCPUリソース分散ツールを介して使用することを許可されている設計マシンである。
共用設計マシンA4a1は、自己のメモリ内にOSとしてOSAを搭載しており、OSA用の複数種類のCADツール(ソフトウエア)を自己のメモリ内に搭載している。共用設計マシンA4a2および共用設計マシンA4a3は、共用設計マシンA4a1と同一構成である。
共用設計マシンA4b1は、自己のメモリ内にOSとしてOSBを搭載しており、共用設計マシンA4a1に搭載されている複数種類のCADツールのOSB用のCADツール(ソフトウエア)を自己のメモリ内に搭載している。共用設計マシンA4b2および共用設計マシンA4b3は、共用設計マシンA4b1と同一構成である。
共用設計マシンA4c1は、自己のメモリ内にOSとしてOSCを搭載しており、共用設計マシンA4a1に搭載されている複数種類のCADツールのOSC用のCADツール(ソフトウエア)を自己のメモリ内に搭載している。共用設計マシンA4c2および共用設計マシンA4c3は、共用設計マシンA4c1と同一構成である。
なお、共用設計マシンA4a1〜A4a3に搭載されている複数種類のCADツールと、共用設計マシンA4b1〜A4b3に搭載されている複数種類のCADツールと、共用設計マシンA4c1〜A4c3に搭載している複数種類のCADツールとの違いは、OSA用か、OSB用か、OSC用かの違いである。よって、共用設計マシンA4a1〜A4c3のそれぞれは、同じ処理を実行可能なCADツールを有することになる。共用設計マシンA4a1〜A4c3のそれぞれは、バージョンの異なるCADツールを有していてもよい。
操作用端末A1は、キーボードとディスプレイ等を含む入出力装置としてのコンピュータであり、使用者によって操作される。操作用端末A1は、回路設計情報と、OSを指定するOS指定情報と、回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報とを受け付ける。
ログイン端末A2は、操作用端末A1から入力された回路設計情報に応じた回路設計を専用設計マシンA3または共用設計マシンA4に実行させる。
例えば、ログイン端末A2は、回路設計情報に応じた回路設計を、OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールに実行させる。また、ログイン端末A2は、回路設計情報に応じた回路設計を、CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させる。また、ログイン端末A2は、回路設計情報に応じた回路設計を、OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載され、かつ、CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させる。
なお、ログイン端末A2は、操作用端末A1を介して使用者によって間接的に操作されるようにしてもよい。また、ログイン端末A2と操作用端末A1とを1台のコンピュータで実現してもよい。また、ログイン端末A2と専用設計マシンA3とを1台のコンピュータで実現してもよい。
共用ストレージA6は、ログイン端末A2、専用設計マシンA3および共用設計マシンA4から参照可能な外部記憶装置である。
図2は、ログイン端末A2が有する機能と、専用設計マシンA3および共用設計マシンA4とが有する機能とを、機能ブロックとして示したブロック図である。
なお、図2では、専用設計マシンA3および共用設計マシンA4とが有する機能を、専用設計マシンA3が有する機能として示しているが、専用設計マシンA3が有する機能は共用設計マシンA4も有する。
また、図2では、1台の操作用端末A1と、1台のログイン端末A2と、1台の設計マシンA3とを示しているが、操作用端末A1の台数と、ログイン端末A2の台数と、設計マシンA3またはA4の台数は、適宜変更可能である。
なお、図2に示した機能のうち、ログイン端末A2が有する機能は、ログイン端末A2に格納されている動作プログラムを、ログイン端末A2に含まれるコンピュータが実行することにより実現され、専用設計マシンA3および共用設計マシンA4とが有する機能は、専用設計マシンA3および共用設計マシンA4に格納されている動作プログラムを、専用設計マシンA3および共用設計マシンA4に含まれるコンピュータが実行することにより実現される。
図2において、ログイン端末A2は、設計フロー実行部A20を含む。設計フロー実行部A20は、処理内容抽出部A21と、OS依存ツール情報一覧抽出部A22と、処理投入部A23と、処理実行結果入力部A24とを含む。
設計マシン(専用設計マシンA3および共用設計マシンA4)は、単体処理実行部B1を含む。単体処理実行部B1は、OS依存ツール情報抽出部B11と、OS依存ツール情報設定部B12と、処理実行部B13と、処理実行結果出力部B14とを含む。
操作用端末A1は、回路設計情報を含む処理内容定義表情報1と、OS指定情報を含む処理別実行OS投入方法定義表情報2と、CADツール特定情報を含むOS依存ツール情報一覧表情報3とを受け付ける。
処理内容定義表情報1と、処理別実行OS投入方法定義表情報2およびOS依存ツール情報一覧表情報3とは、例えば、設計者により作成される。よって、処理内容定義表情報1と、処理別実行OS投入方法定義表情報2およびOS依存ツール情報一覧表情報3のいずれも、設計者の好みに応じて設計可能となる。
図3は、処理内容定義表情報1の一例を示した説明図である。
図3において、回路設計情報としての処理内容定義表情報1は、処理別に定義されている処理内容定義情報11を有する。各処理内容定義情報11は、処理名情報11a、処理対象データ情報11b、処理方法(バッチ処理またはインタラクティブ処理)情報11cおよび先行処理との関係情報(ただし、バッチ処理実行時のみ規定)11dとが関連づけられている。処理内容定義表情報1は、処理順に並べられている。
図4は、処理別実行OS投入方法定義表情報2の一例を示した説明図である。
図4において、処理別実行OS投入方法定義表情報2は、処理別に定義されている処理別実行OS投入方法定義情報21を有する。各処理別実行OS投入方法定義情報21は、処理名情報21aと、OS指定情報としての実行OS情報21bと、投入方法(処理実行設計マシン指定情報)情報21cとが関連づけられている
図5は、OS依存ツール情報一覧表情報3の一例を示した説明図である。
図5において、OS依存ツール情報一覧表情報3は、OS単位で設定されており、処理名情報31と、処理名に対応する処理を実行するCADツールの場所(格納場所)を示すCADツール情報32およびOS情報33とが関連づけられている。
なお、CADツール情報32は、処理名情報31に対応する処理を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報である。よって、CADツール情報32によって、特定のバージョン(版)のCADツールを指定することが可能となる。
なお、図5では、1種類のOSに応じたOS依存ツール情報一覧表情報3しか示していないが、本実施例では、OSAとOSBとOSCの3種類のOSを用いているので、OS依存ツール情報一覧表情報3は、OSAとOSBとOSCとの3種類を含むことになる。
図2に戻って、設計フロー実行部A20は、処理内容定義表情報1と処理別実行OS投入方法定義表情報2およびOS依存ツール情報一覧表情報3とに基づいて設計マシン(専用設計マシンA3および共用設計マシンA4)に含まれる単体処理実行部B1を制御することによって、設計マシンの環境を設定し、設計マシンに回路設計を実行させる。
具体的には、処理内容抽出部A21は、処理内容定義表情報1から処理順に1つずつ処理名情報11aを抽出する。処理内容抽出部A21は、抽出した処理名情報11aを処理名情報C1として出力する。図6は、処理名情報C1の一例を示した説明図である。
図2に戻って、OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理内容抽出部A21が抽出した処理名情報11aを含む処理別実行OS投入方法定義情報21を処理別実行OS投入方法定義表情報2から抽出する。
OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理別実行OS投入方法定義表情報2から抽出した処理別実行OS投入方法定義情報21が含む実行OS情報21bを抽出し、抽出した実行OS情報21bが示すOSに対応するOS情報33を有するOS依存ツール情報一覧表情報3を抽出する。OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、抽出したOS依存ツール情報一覧表情報3をOS依存ツール情報一覧表情報C2として出力する。図7は、OS依存ツール情報一覧表情報C2の一例を示した説明図である。
図2に戻って、OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理内容抽出部A21が抽出した処理名情報11aを含む処理別実行OS投入方法定義情報21から投入方法情報21cを抽出する。さらに、OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理内容抽出部A21が抽出した処理名情報11aを含む処理内容定義情報11から処理対象データ情報11b、処理方法情報11cおよび先行処理との関係情報11dとを抽出する。
OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、抽出した処理対象データ情報11b、抽出した処理方法情報11c、抽出した先行処理との関係情報11dおよび抽出した投入方法情報21cとを含む情報を投入方法情報C3として出力する。図8は、投入方法情報C3の一例を示した説明図である。
処理投入部A23は、投入方法情報C3の投入方法情報21cによって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンに対して、処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3とを出力する。処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3とを受け付けた設計マシンが有する単体処理実行部B1は、処理対象データ情報11bに応じた回路設計をCADツール情報32によって特定されるCADツールに実行させる。
換言すると、処理投入部A23は、回路設計情報に含まれる処理対象データ情報11bに応じた回路設計を、OS依存ツール情報一覧表情報C2の中のOS情報33が示すOSを有する設計マシンに搭載され、かつ、CADツール情報32によって特定されるCADツールに実行させる。
さらに言えば、処理投入部A23は、回路設計情報に含まれる処理対象データ情報11bに応じた回路設計を、OS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールに実行させる。
さらに言えば、処理投入部A23は、回路設計情報に含まれる処理対象データ情報11bに応じた回路設計を、CADツール情報32によって特定されるCADツールに実行させる。
処理実行結果入力部A24は、投入方法情報C3の処理方法情報11dがインタラクティブ実行を示す場合、単体処理実行部B1から出力される処理結果情報C4を参照して処理が正常に終了したか否かを判断する。処理実行結果入力部A24は、処理が正常終了したと判断した場合、処理内容抽出部A21を動作させ、不正終了したと判断した場合は処理を中断する。
処理実行結果入力部A24は、投入方法情報C3の処理方法情報11dがバッチ実行を示す場合、処理内容抽出部A21を動作させる。、
本実施例では、処理内容定義表情報1に示された全ての処理が終了するまで、処理内容抽出部A21から処理実行結果入力部A24が動作を繰り返す。
単体処理実行部B1は、設計フロー実行部A20(具体的には、処理投入部A23)から供給される情報(処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3)に基づいて、処理名情報C1によって示された処理を実行するCADツールを起動して設計マシンの環境を設定し、環境が設定された設計マシンにて処理名情報C1によって示された処理を実行する。
具体的には、OS依存ツール情報抽出部B11は、OS依存ツール情報一覧表C2からCADツール情報32を抽出し、抽出したCADツール情報32をOS依存ツール情報C5として出力する。
OS依存ツール情報設定部B12は、OS依存ツール情報C5に基づいて設計マシンの環境設定を行う。具体的には、OS依存ツール情報設定部B12は、設計マシンのメモリに格納されているCADツールの中から、OS依存ツール情報C5が示すCADツール情報32が示すCADツールを起動することによって設計マシンの環境設定を行う。
OS依存ツール情報抽出部B11およびOS依存ツール情報設定部B12とが動作を繰り返すことで、OS依存ツール情報C2が有する全てのOS依存ツール情報に応じたCADツールを起動し、設計マシンを設定する。
処理実行部B13は、処理名情報C1によって示される処理を、設計マシンに設定したCADツールに順次実行させる。
処理実行結果出力部B14は、処理実行部B13によって実行されたCADツールによる処理が正常終了したか、または不正終了したかの情報を処理結果情報C4として出力する。
次に、動作を説明する。
図9は、本実施例の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図9を参照して本実施例の動作を説明する。なお、図9(a)は、設計フロー実行部A20の動作を説明するためのフローチャートであり、図9(b)は、単体処理実行部B1の動作を説明するためのフローチャートである。
操作用端末A1は、処理内容定義表情報1と、処理別実行OS投入方法定義表情報2と、OS依存ツール情報一覧表情報3とを受け付ける。操作用端末A1は、処理内容定義表情報1と、処理別実行OS投入方法定義表情報2と、OS依存ツール情報一覧表情報3とをログイン端末A2に出力する。
ログイン端末A2内の処理内容抽出部A21は、処理内容定義表情報1から処理順に1つずつ処理名情報11aを抽出する。処理内容抽出部A21は、抽出した処理名情報11aを処理名情報C1として出力する(ステップA1)。
OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理内容抽出部A21が抽出した処理名情報11aを含む処理別実行OS投入方法定義情報21を処理別実行OS投入方法定義表情報2から抽出する。
OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理別実行OS投入方法定義情報2から抽出した処理別実行OS投入方法定義情報2が含む実行OS情報21bを抽出し、抽出した実行OS情報21bが示すOSに対応するOS情報33を有するOS依存ツール情報一覧表情報3を抽出する。OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、抽出したOS依存ツール情報一覧表情報3をOS依存ツール情報一覧表情報C2として出力する(ステップA2)。
また、OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理内容抽出部A21が抽出した処理名情報11aを含む処理別実行OS投入方法定義情報21から投入方法情報21cを抽出する。さらに、OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理内容抽出部A21が抽出した処理名情報11aを含む処理内容定義情報11から処理対象データ情報11b、処理方法情報11cおよび先行処理との関係情報11dとを抽出する。
OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、抽出した処理対象データ情報11b、抽出した処理方法情報11c、抽出した先行処理との関係情報11dおよび抽出した投入方法情報21cとを含む情報を投入方法情報C3として出力する(ステップA3)。
処理投入部A23は、投入方法情報C3に示される処理方法情報11cがバッチ実行を示す場合(ステップA4)、バッチ実行での単体処理実行投入を行う。
具体的には、処理投入部A23は、投入方法情報C3によって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンが、処理名情報C1によって示される処理を、CPUリソース分散ツールを利用して、CADツール情報32によって特定されるCADツールにて並列実行するように、投入方法情報C3によって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンを設定する。
また、処理投入部A23は、投入方法情報C3に先行処理との関係情報11dが含まれている場合は、先行処理が完了してから処理名情報C1によって示される処理が実行されるように、投入方法情報C3によって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンを設定する。(ステップA5、A6)。
処理投入部A23は、投入方法情報C3によって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンに対して、処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3とを出力する。
処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3とを受け付けた設計マシンが有する単体処理実行部B1は、処理対象データ情報11bに応じた回路設計をCADツール情報32によって特定されるCADツールを用いて並列に実行する(ステップA7)。
具体的には、設計マシン上で、OS依存ツール情報抽出部B11は、OS依存ツール情報一覧表C2からCADツール情報32を抽出し、抽出したCADツール情報32をOS依存ツール情報C5として出力する(ステップB1)。
OS依存ツール情報設定部B12は、OS依存ツール情報C5に基づいて設計マシンの環境設定を行う。具体的には、OS依存ツール情報設定部B12は、設計マシンのメモリに格納されているCADツールの中から、OS依存ツール情報C5が示すCADツール情報32が示すCADツールを起動することによって、設計マシンの環境設定を行う(ステップB2)。
OS依存ツール情報抽出部B11およびOS依存ツール情報設定部B12とが動作を繰り返すことで、OS依存ツール情報C2が有する全てのOS依存ツール情報に応じたCADツールを起動し、設計マシンを設定する(ステップB3)。
処理実行部B13は、処理名情報C1によって示される処理を、設計マシンに設定したCADツールを用いて順次実行させる(ステップB4)。このとき、設計マシンに対してバッチ実行に対応する設定がなされている場合、処理実行部B13は、並列処理を実行する。
ステップA4において、処理投入部A23は、投入方法情報C3に示される処理方法情報11cがインタラクティブチ実行を示す場合、インタラクティブ実行での単体処理実行投入を行う(ステップA8)。
処理投入部A23は、投入方法情報C3が投入先の設計マシンとして共用設計マシンを示している場合には、投入方法情報C3によって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する共用設計マシンが、処理名情報C1によって示される処理を、CPUリソース分散ツールを利用して、CADツール情報32によって特定されるCADツールにて並列実行するように、投入方法情報C3によって指定される共用設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンを設定する。
また、処理投入部A23は、投入方法情報C3が投入先の設計マシンとして専用設計マシンを示している場合には、投入方法情報C3によって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する専用設計マシンが、処理名情報C1によって示される処理を、リモート処理を利用して、CADツール情報32によって特定されるCADツールにて実行するように、投入方法情報C3によって指定される専用設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する専用設計マシンを設定する(ステップA9)。
処理投入部A23は、投入方法情報C3によって指定される設計マシンの中でOS依存ツール情報一覧表情報C2が示すOSを有する設計マシンに対して、処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3とを出力する。
処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3とを受け付けた設計マシンが有する単体処理実行部B1は、処理対象データ情報11bに応じた回路設計をCADツール情報32によって特定されるCADツールを用いて実行する(ステップA10)。
なお、ステップA10の具体的な処理は、ステップB1〜B5となる。設計マシンに対してインタラクティブ処理に対応する設定がなされている場合、設定処理実行結果出力部B14は、処理実行部B13によって実行されたCADツールによる処理が正常終了したか、または不正終了したかの情報を処理結果情報C4として出力する(ステップB5)。
処理実行入力部A24は、処理結果情報C4の内容を確認し、CADツール実行結果が不正を示す場合には全体の処理を終え、CADツール実行結果が正常終了を示す場合にはステップA12へと進む(ステップA11)。
処理内容抽出部A21は、処理内容定義表情報A1の全ての処理内容が終わっているかチェックし、全て終わっていればステップA1へと戻り、順次、同様の処理を繰り返し行い、処理内容定義表情報A1の全ての処理内容が終わっていれば全体の処理を終える(ステップA12)。
本実施例では、回路設計情報に応じた回路設計を、実行OS情報(OS指定情報)によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールを用いて実行させる。実行OS情報によって指定されるOSとして、設計者が望むOSを指定することによって、回路設計を、設計者が望むOS上で実行されるCADツールを用いて実行することが可能となる。
また、本実施例では、回路設計情報に応じた回路設計を、CADツール情報(CADツール特定情報)によって特定されるCADツールを用いて実行させる。CADツール情報によって特定されるCADツールとして設計者が望むCADツールを指定することによって、回路設計を、設計者が望むCADツール(例えば、特定のバージョン(版)のCADツール)を用いて実行することが可能となる。
このため、例えば、設計過程において変化するCADツールとOSの最適な組合せを容易に変更可能となり、設計マシンの有効活用ができ、処理TAT(Turn around Time)も改善される。
また、同時進行のプロジェクトとの競合で特定の設計マシンが混んでいる場合等に、別の設計マシンを用いて回路設計を行うような設計マシンの変更が容易に可能となり、設計マシンの有効活用ができ、設計全体のTATも改善される。
次に、具体例を用いて本実施例の動作を説明する。
図10は、本実施例の具体例な動作を説明するための説明図である。なお、図10において、図2および図9に示したものと同一のものには同一符号を附してある。
図10に示すように、本実施例では、処理内容定義表情報1には、回路設計情報としてのデータ1(処理対象データ情報)に対し、制約作成処理(処理名情報)と論理合成処理(処理名情報)とをインタラクティブ実行(処理方法情報)で行うことを示す情報が設定されている。
また、処理実行OS投入方法定義表情報2には、制約作成処理(処理名情報)はOSA(実行OS情報)を搭載している専用設計マシン1(投入方法情報)で実行され、論理合成処理(処理名情報)はOSB(実行OS情報)を搭載している共用設計マシン(投入方法情報)で実行されることが設定されている。
また、OS依存ツール情報一覧表情報3には、OSA用(OS情報)とOSB用(OS情報)のものが用意され、それぞれ制約作成ツール(処理名情報)と論理合成ツール(処理名情報)の設計マシン上での格納場所(CADツール情報)が設定されている。
ログイン端末A2が有する処理内容抽出部A21は、処理内容定義表情報1から処理名情報である制約作成処理を抽出し、抽出した制約作成処理を処理名情報C1として出力する(ステップA1)。
OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理実行OS投入方法定義表情報2から、処理内容抽出部A21が抽出した制約作成処理に対応するOSとしてOSAを抽出し、抽出したOSAに対応するOS依存ツール情報一覧表3を抽出し、抽出したOSAに対応するOS依存ツール情報一覧表3をOS依存ツール情報一覧表情報C2として出力する(ステップA2)。
また、OS依存ツール情報一覧抽出部A22は、処理内容定義表情報1と処理実行OS投入方法定義表情報2とを参照して、処理内容抽出部A21が抽出した制約作成処理に応じた投入方法情報C3として、データ1を専用設計マシン1でインタラクティブ実行するという情報を抽出する(ステップA3)。
処理投入部A23は、投入方法情報C3が、専用設計マシンへのインタラクティブ実行を示しているため、ステップA8へと進む(ステップA4)。
投入方法情報C3が専用設計マシン1を示しているので、処理投入部A23は、OSAを有する専用設計マシン1に対して、リモート実行設定を行う(ステップA9)。
続いて、処理投入部A23は、OSAを有する専用設計マシン1に対して、処理名情報C1とOS依存ツール情報一覧表情報C2および投入方法情報C3とを出力し、OSAを有する専用設計マシン1にデータ1に対する処理を実行させる(ステップA10)。
具体的には、OSAを有する専用設計マシン1上にて、OS依存ツール情報抽出部B11は、OS依存ツール情報一覧表(OSA用)C2から制約作成処理に関係する制約作成ツール場所を抽出する(ステップB1)。
OS依存ツール情報設定部B12は、OSAを有する専用設計マシン1のメモリ内の、OS依存ツール情報抽出部B11が抽出した制約作成ツール場所が示す場所に格納されているCADツールを起動してOSAを有する専用設計マシン1の環境を設定する(ステップB2)
本例では、OS依存ツール情報一覧表(OSA用)C2には他に制約作成処理に関するOS依存情報は何も存在しないため(ステップB3)、処理実行部B13は制約作成処理のための制約作成ツールであるCADツールを実行してデータ1に関する回路設計を行う(ステップB4)。
制約作成ツールが正常に終了すると、処理実行結果出力部B14は、処理結果情報C4として正常終了を出力する(ステップB5)。
ログイン端末A2は、処理実行結果入力部A24にて処理結果の正常終了を確認し(ステップA11)、処理内容定義表情報1の処理が全て終わっていないため、ステップA1に戻る(ステップA12)。
次に、処理内容定義表情報1の論理合成処理を、ログイン端末A2上でステップA1〜A5、ステップA8〜A10、共用設計マシン上でステップB1〜B5、ログイン端末上でステップA11〜A12にて行い全体の処理を終える。
本実施例は、一つの操作用端末A1または1つのログイン端末A2を操作することで、全ての設計マシンを操作できる。この結果、従来必要とされていた複数の設計マシンの操作が不要となり運用性が向上する。本実施例では、運用者が1つの端末からあらゆる処理を実行可能とすることで運用の煩雑さを解決する。
また、処理間で異なる設計マシンを使用する場合でも、ログイン端末A2が異なる設計マシンを順番に制御していくので連続実行性が保証されることにある。この結果、人手による処理終了の確認が不要となり、長時間 JOB、夜間JOB等を人手を介さず効率的に運用可能となり、設計マシンの有効活用ができ、設計全体のTATも改善される。
また、処理別実行OS投入方法定義表情報A2の実行OS情報21bを書き換えるだけで、特定の処理を実行するCADツールのOSを簡単に変更することが可能となる。また、OS依存ツール情報一覧表3のCADツール情報32を書き換えるだけで、特定の処理を実行するCADツールのバージョンを簡単に変更することが可能となる。この結果、設計過程において変化するCADツールとOSや設計マシンの最適な組合せを容易に変更可能となり、設計マシンの有効活用ができ、処理TATも改善される。
また、同時進行のプロジェクトとの競合で特定の設計マシンが混んでいる場合等に、別の設計マシンで処理を実行するようにする変更が容易に可能となり、設計マシンの有効活用ができ、設計全体のTATも改善される。
換言すると、処理別に実行マシンおよびOSを定義し、定義内容から各実行マシンでの処理実行を自動制御する方法を実現することで、処理の連続実行および設計マシンの変更作業を容易に行えるようにし、その結果設計マシンの有効活用と設計全体のTAT短縮が可能となる。
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
本発明の一実施例の設計支援システムを示したブロック図である。 図1に示した設計支援システムの機能を説明するための機能ブロック図である。 処理内容定義表情報1の一例を示した説明図である。 処理別実行OS投入方法定義表情報2の一例を示した説明図である。 OS依存ツール情報一覧表情報3の一例を示した説明図である。 処理名情報C1の一例を示した説明図である。 OS依存ツール情報一覧表情報C2の一例を示した説明図である。 投入方法情報C3の一例を示した説明図である。 設計支援システムの動作を説明するためのフローチャートである。 設計支援システムの一例の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
A1 操作用端末
A2 ログイン端末
A20 設計フロー実行部
A21 処理内容抽出部
A22 OS依存ツール情報一覧抽出部
A23 処理投入部
A24 処理実行結果入力部
A3 専用設計マシン
A4 共用設計マシン
A5 共用ストレージ
A6 通信回線
B1 単体処理実行部
B11 OS依存ツール情報抽出部
B12 OS依存ツール情報設定部
B13 処理実行部
B14 処理実行結果出力部
C1 処理名情報
C2 OS依存ツール情報一覧表情報
C3 投入方法情報
1 処理内容定義表情報
11 処理内容定義情報
11a 処理名情報
11b 処理対象データ情報
11c 処理方法情報
11d 先行処理との関係情報
2 処理別実行OS投入方法定義表情報
21 処理別実行OS投入方法定義情報
21a 処理名情報
21b 実行OS情報
21c 投入方法情報
3 OS依存ツール情報一覧表情報
31 処理名情報
32 CADツール情報
33 OS情報

Claims (6)

  1. 回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムであって、
    前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールを搭載し、かつ、互いに異なるOSを搭載する複数の設計マシンと、
    前記回路設計情報およびOSを指定するOS指定情報とを受け付ける入力部と、
    前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールに実行させる設計処理制御部とを含むことを特徴とする設計支援システム。
  2. 請求項1に記載の設計支援システムにおいて、
    前記入力部は、さらに、前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報を受け付け、
    前記設計処理制御部は、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載され、かつ、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させることを特徴とする設計支援システム。
  3. 回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムであって、
    前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールをそれぞれ搭載する複数の設計マシンと、
    前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報および前記回路設計情報とを受け付ける入力部と、
    前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させる設計処理制御部とを含むことを特徴とする設計支援システム。
  4. 回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムが行う設計支援方法であって、
    前記設計支援システムは、前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールを搭載し、かつ、互いに異なるOSを搭載する複数の設計マシンを含み、
    前記回路設計情報およびOSを指定するOS指定情報とを受け付ける入力ステップと、
    前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載されているCADツールに実行させる設計処理制御ステップとを含むことを特徴とする設計支援方法。
  5. 請求項4に記載の設計支援方法において、
    前記入力ステップは、さらに、前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報を受け付け、
    前記設計処理制御ステップは、前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記OS指定情報によって指定されたOSを有する設計マシンに搭載され、かつ、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させることを特徴とする設計支援方法。
  6. 回路設計情報に応じた回路設計をCADツールを用いて実行する設計支援システムが行う設計支援方法であって、
    前記設計支援システムは、前記回路設計情報に応じた回路設計を実行可能なCADツールをそれぞれ搭載する複数の設計マシンを含み、
    前記回路設計を実行するCADツールを特定するCADツール特定情報および前記回路設計情報とを受け付ける入力ステップと、
    前記回路設計情報に応じた回路設計を、前記CADツール特定情報によって特定されるCADツールに実行させる設計処理制御ステップとを含むことを特徴とする設計支援方法。
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