JP2005181757A - マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法 - Google Patents

マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005181757A
JP2005181757A JP2003423537A JP2003423537A JP2005181757A JP 2005181757 A JP2005181757 A JP 2005181757A JP 2003423537 A JP2003423537 A JP 2003423537A JP 2003423537 A JP2003423537 A JP 2003423537A JP 2005181757 A JP2005181757 A JP 2005181757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical waveguide
side optical
input
output
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003423537A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Sakurai
孝夫 桜井
Toshiyuki Araki
俊行 荒木
Nobuhito Kishi
信人 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP2003423537A priority Critical patent/JP2005181757A/ja
Priority to EP04078456A priority patent/EP1544646A1/en
Priority to US11/015,064 priority patent/US20050135750A1/en
Publication of JP2005181757A publication Critical patent/JP2005181757A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/13Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method
    • G02B6/134Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method by substitution by dopant atoms
    • G02B6/1345Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method by substitution by dopant atoms using ion exchange
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/125Bends, branchings or intersections
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/13Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method
    • G02B6/134Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method by substitution by dopant atoms
    • G02B6/1342Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method by substitution by dopant atoms using diffusion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B2006/12133Functions
    • G02B2006/12147Coupler

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】良好な消光比を有する光結合器を提供する。
【解決手段】外部から入力された第1の光及び第2の光を合成して出力するY分岐型の光結合器であって、外部から入力された第1の光を伝搬する第1入力側光導波路と、外部から入力された第2の光を伝搬する第2入力側光導波路と、第1の光及び第2の光を合成した合成光を出力する光結合部と、合成光を伝搬して端部から出力する出力側光導波路とを備え、出力側光導波路は、第1入力側光導波路及び第2入力側光導波路と比較して、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が高い光結合器を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法に関する。特に本発明は、良好な消光比を有するマッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法に関する。
従来、第1の光を伝搬する第1の光導波路と、第2の光を伝搬する第2の光導波路と、第1の光及び第2の光を合成した合成光を伝搬して端部から出力する出力側光導波路とを備える光結合器が実現されている。このような光結合器においては、第1及び第2の光導波路から出力側光導波路に入射される2つの光の位相に応じて、これらの光が干渉する結果、出力側光導波路から出射される出力光の強度が変化する。そして理想的には、互いに強度の等しい光が逆位相で出力側光導波路に入射された場合、これらの光が互いに打ち消しあって出力側光導波路の外周から放射され、出力光の強度が0となることが望ましい。
このため、光結合器の特性をあらわす指標として、消光比が定義される。消光比とは、互いに強度の等しい光を同位相で出力側光導波路に入射させた場合に対する、逆位相で出力側光導波路に入射させた場合における出力光の強度の比率を示す。
光結合器において消光比を高める技術として、特許文献1から特許文献5が開示されている。特許文献1は、マッハ・ツェンダー型光変調器において、出力側光導波路を曲げて成形するか、又は、第1の光導波路及び第2の光導波路と光軸をずらすかのいずれかの手段により出力光及び放射光の分離性能を高め、観測される消光比を高める技術を開示する。
特許文献2は、光結合器を有する光ファイバジャイロにおいて、出力側光導波路を曲げて成形すると共に、第1及び第2の光導波路の間等に溝を設けて出力光及び放射光の分離性能を高め、観測される消光比を高める技術を開示する。
特許文献3及び4は、入射された光を入射導波路により伝搬し、伝搬された光を分岐して第1及び第2の導波路に出力するY分岐型光分岐路において、軸ずれ入射等による分岐比変動を抑制するために、入射導波路の幅を小さくする技術を開示する。
また、特許文献5は、マッハ・ツェンダー型光変調器において、マッハ・ツェンダー型光変調器と光ファイバとを結合する部分の光軸ずれの影響を低減することを目的として、高強度で光を誘導するマッハ・ツェンダー型光変調器の導波路と、低強度で光を誘導する光ファイバとの間に中間のテーパー部を設ける技術を開示する。
特開平8−194195号公報 特開平9−318367号公報 特許第3102874号明細書 特開平9−21985号公報 特開平10−73792号公報
上記の特許文献1から5は、光結合器において消光比が劣化する要因のうち、異なる要因の解消を図っている。
特許文献1及び2によれば、第1及び第2の光が光結合器において干渉した結果生じる放射光を出力側光導波路の出力光と分離し、出力光のみを観測可能とする。これにより、同一の強度で逆位相の光を第1及び第2の光導波路に入射した場合においても放射される放射光を出力光と共に観測してしまうのを防ぐことができ、消光比の劣化を低減することができる。しかし、第3の光導波路を曲げて配置したり、光導波路間に溝を設けたりするためのスペースが必要となり、また、これらの加工に伴い製造コストが増加するという問題がある。
特許文献3及び4によれば、入力された光を分岐し、光結合器の第1及び第2の光導波路に入射させる光分岐器の分岐比変動を抑止して、第1及び第2の光導波路を伝搬する光の強度を同一に近づけることにより、消光比の劣化を低減する。
特許文献5によれば、マッハ・ツェンダー型光変調器において光を結合した後、出力光が光ファイバに入射される際に、光ファイバの光軸ずれにより生じる消光比の劣化を低減することができる。
これに対し、本願の発明者は、光結合器の消光比を更に高めるために、光結合器において消光比を劣化させる要因を調査した結果、上記のいずれとも異なる要因によっても消光比が劣化することを発見した。
そこで本発明は、新たに発見した要因を解消し、光結合器における消光比の劣化を効果的に低減することのできるマッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、外部から入力された第1の光及び第2の光を合成して出力するY分岐型の光結合器であって、外部から入力された前記第1の光を伝搬する第1入力側光導波路と、外部から入力された前記第2の光を伝搬する第2入力側光導波路と、前記第1の光及び前記第2の光を合成した合成光を出力する光結合部と、前記合成光を伝搬して端部から出力する出力側光導波路とを備え、前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が高い光結合器を提供する。
前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、幅が小さくてもよい。また、前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、断面積が小さくてもよい。
また、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路は、強誘電体結晶を材料とする基板における光導波路を形成すべき部分に金属を拡散することにより形成され、前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較し、長さ当たりの金属の拡散量が小さくてもよい。
また、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路は、リチウム・ナイオベートを材料とする基板における光導波路を形成すべき部分にチタンを拡散することにより形成され、前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較し、長さ当たりのチタンの拡散量が小さくてもよい。
また、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路は、強誘電体結晶を材料とする基板における光導波路を形成すべき部分をプロトン交換することにより形成され、前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較し、長さ当たりのプロトン交換量が小さくてもよい。
本発明の第2の形態によると、入力された光を分岐する光分岐器と、分岐された2つの光を合波する光合波器とを備え、本発明の第1の形態による光結合器を前記光合波器として用いるマッハ・ツェンダー干渉計を提供する。本発明の第1の形態による光結合器を前記光分岐器として更に用いてもよい。
本発明の第3の形態によると、外部から入力された第1の光及び第2の光を合成して出力するY分岐型の光結合器の製造方法であって、外部から入力された前記第1の光を伝搬する第1入力側光導波路を形成する第1入力側光導波路形成段階と、外部から入力された前記第2の光を伝搬する第2入力側光導波路を形成する第2入力側光導波路形成段階と、前記第1の光及び前記第2の光を合成した合成光を出力する光結合部を形成する光結合部形成段階と、前記合成光を伝搬して端部から出力する出力側光導波路を形成する出力側光導波路形成段階とを備え、前記出力側光導波路形成段階は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が高い前記出力側光導波路を形成する光結合器の製造方法を提供する。
前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階のそれぞれは、強誘電体結晶を材料とする基板の表面における光導波路を形成すべき部分に金属膜を形成する金属膜形成段階と、前記金属膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成する拡散段階とを有し、前記出力側光導波路形成段階における前記金属膜形成段階は、前記第1入力側光導波路形成段階及び前記第2入力側光導波路形成段階と比較し、より幅の小さい前記金属膜を形成してもよい。
また、前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階のそれぞれは、強誘電体結晶を材料とする基板の表面における光導波路を形成すべき部分に金属膜を形成する金属膜形成段階と、前記金属膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成する拡散段階とを有し、前記出力側光導波路形成段階における前記金属膜形成段階は、前記第1入力側光導波路形成段階及び前記第2入力側光導波路形成段階と比較し、より薄い前記金属膜を形成してもよい。
また、前記金属膜形成段階は、リチウム・ナイオベートを材料とする基板の表面にチタン膜を形成し、前記拡散段階は、前記チタン膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成してもよい。
また、前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階のそれぞれは、強誘電体結晶を材料とする基板の表面における光導波路を形成すべき部分に金属膜を形成する金属膜形成段階と、前記金属膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成する拡散段階とを有し、前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階における前記金属膜形成段階は、前記基板に金属膜を積層する金属膜積層段階と、前記基板に積層した前記金属膜上に、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成すべき部分をマスクするマスクパターンを形成するマスクパターン形成段階と、前記基板に積層した前記金属膜における、前記マスクパターンによりマスクされていない部分を除去することにより、光導波路を形成すべき部分に前記金属膜を形成する除去段階とを含み、前記出力側光導波路を形成すべき部分をマスクするマスクパターンは、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路を形成すべき部分をマスクするマスクパターンと比較し、より幅が小さくてもよい。
また、前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階は、強誘電体結晶を材料とする基板の表面に、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成すべき部分に開口を有するマスクパターンを形成するマスクパターン形成段階と、前記基板の表面における前記マスクパターンにより露出される部分をプロトン交換して、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成するプロトン交換段階とを有し、前記マスクパターン形成段階は、前記出力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の幅を、前記第1入力側光導波路および前記第2入力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の幅と比較しより小さく形成してもよい。
また、前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階は、強誘電体結晶を材料とする基板の表面に、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成すべき部分に開口を有するマスクパターンを形成するマスクパターン形成段階と、前記基板の表面における前記マスクパターンにより露出される部分をプロトン交換して、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成するプロトン交換段階とを有し、前記プロトン交換段階は、前記出力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の長さ当たりのプロトン交換量を、前記第1入力側光導波路および前記第2入力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の長さ当たりのプロトン交換量と比較しより小さくしてもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、良好な消光比を有する光結合器を提供することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る光結合器120の構成を示す。
光結合器120は、外部から入力された第1の光及び第2の光を合成して出力するY分岐型の光結合器である。光結合器120は、第1入力側光導波路130と、第2入力側光導波路140と、光結合部150と、出力側光導波路160とを備える。
第1入力側光導波路130は、外部から入力された第1の光を伝搬して光結合部150に入力する。第2入力側光導波路140は、外部から入力された第2の光を伝搬して光結合部150に入力する。ここで、光結合器120がマッハ・ツェンダー型光変調器の光結合器として用いられる場合、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140は、分岐前の光導波路を伝搬する光が光分岐器により分岐された第1の光及び第2の光をそれぞれ入力してもよい。
光結合部150は、第1入力側光導波路130から入力された第1の光及び第2入力側光導波路140から入力された第2の光を合成した合成光を出力する。出力側光導波路160は、合成光を伝搬して端部から出力する。本実施形態に係る出力側光導波路160は、光結合器120の消光比を高めることを目的として、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と比較して、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が高いという特徴を有する。より具体的には、出力側光導波路160は、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と比較して、例えば断面積が小さく形成されてよく、また例えば幅が小さく形成されてよもよい。また、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140を出力側光導波路160として同一の光導波路を形成した後に、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140をリッジ加工することにより、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140から光が放射される比率を低減させてもよい。
なお、光結合器120がマッハ・ツェンダー型光変調器の光結合器として用いられる場合、出力側光導波路160は、分岐前の光導波路と比較して、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が高くてもよい。
本実施形態において光結合器120は、リチウム・ナイオベートやリチウム・タンタレート等の強誘電体結晶を材料とする基板100上に形成される。また、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、光結合部150、及び/又は出力側光導波路160は、基板100の強誘電体結晶の層における光導波路を形成すべき部分に、チタン等の金属を拡散することにより形成される。そして、出力側光導波路160は、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と比較し、長さ当たりにおけるチタン等の金属の拡散量が小さくなるように形成されることにより、基板100の面方向又は垂直方向の幅や断面積等が小さくなるように形成される。
これに代えて、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、光結合部150、及び/又は出力側光導波路160は、基板100の強誘電体結晶の層における光導波路を形成すべき部分をプロトン交換することにより形成されてもよい。そして、出力側光導波路160は、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と比較し、長さ当たりにおけるプロトン交換量が小さくなるように形成されることにより、基板100の面方向又は垂直方向の幅や断面積等が小さくなるように形成されてもよい。
図2は、本実施形態に係る光結合器120により放射される光波270を、(a)従来の構成、(b)本実施形態の構成のそれぞれについて示す。
図2(a)に示したように、従来の構成においては光の伝搬損失を低減することに重点をおき、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と出力側光導波路260とを、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が低い値となるように形成するのが一般的である。すなわち、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び出力側光導波路260としては、光を十分に閉じ込めて低損失となるような屈折率分布で形成された略同一の光導波路が用いられる。
第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140から同一強度で逆位相の第1の光及び第2の光を光結合部150に入射した場合、理想的には、これらの光が光結合部150により合波され、高次モードの光となって光波270として出力側光導波路260の外部に放射される。この結果、光波は出力側光導波路260に結合しない状態となる。
しかし、光を十分に閉じ込める第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び出力側光導波路260を用いた光結合器120を、広い波長領域の第1の光及び第2の光に対して使用する場合、全ての波長について放射光を出力側光導波路260の外部に放射することができない。すなわち、波長によっては光結合部150における合波時の進入角度等の条件が大きく相違する結果、光波270として放射されるはずの高次モードの光が出力側光導波路260内に一部閉じ込められる。このような光は、光波280として出力側光導波路260の側面に沿って減衰せずに伝搬し、伝搬中に出力側光導波路260の中心側に伝わって出力光として観測されてしまう。
以上に示した様に、図2(a)に示した光結合器120には、同一強度で逆位相の第1の光及び第2の光を結合した場合に生じる高次モードの光を伝搬して出力光として出力することにより消光比が劣化するという、特許文献1から5とは相違する消光比の劣化要因があることが分かる。
上記の要因を解消し良好な消光比を得るために、本実施形態に係る出力側光導波路160は、図2(b)に示したように、出力側光導波路160として、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140より光の閉じ込めが悪くなるような光導波路を用いる。すなわち例えば、出力側光導波路160として、同一の屈折率分布であっても断面積や幅等が小さい光導波路を用いる。これにより、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と比較して、光導波路内を伝搬する光が光導波路の外周に放射される単位長さ当たりの比率が高くなる。この結果、出力側光導波路160は、出力側光導波路260と比較して、広い波長領域の光波に対して光エネルギーを漏出し、出力側光導波路160を伝搬する高次モードの光を放出しやすくなる。したがって、第1の光及び第2の光が合波されて高次モードとなった光は光波270として効率良く放射され、出力側光導波路160の端部から出力光として出力される割合を低下させることができる。
以上に示した通り、本実施形態に係る光結合器120によれば、光結合部150により生じた高次モードの光を効率良く放射することにより、良好な消光比を実現することができる。また、上記の構造は、特許文献1又は2に開示された光結合器と比較して、省スペースで製造が容易であるという特徴を有する。
図3は、本実施形態に係る光結合器120の製造方法を示す。図3(a)から(c)は、図1における切断線190による断面を出力側光導波路160側から見た場合における、各製造段階の光結合器120の構造を示す。
まず、図3(a)に示したように、基板準備段階において、強誘電体結晶を材料とする基板100を準備する。
次に、図3(b)に示したように、第1入力側光導波路130を形成する第1入力側光導波路形成段階における金属膜形成段階において、基板100の強誘電体結晶の層の表面における光導波路を形成すべき部分に、金属膜の一例であるチタン膜300aを形成する。また、第2入力側光導波路140を形成する第2入力側光導波路形成段階における金属膜形成段階において、基板100における強誘電体結晶の層の表面に金属膜の一例であるチタン膜300bを形成する。
また、出力側光導波路160を形成する出力側光導波路形成段階における金属膜形成段階において、基板100の強誘電体結晶の層の表面における光導波路を形成すべき部分に、金属膜の一例であるチタン膜300cを形成する。ここで、出力側光導波路形成段階における金属膜形成段階においては、第1入力側光導波路形成段階及び第2入力側光導波路形成段階と比較し、より幅の小さいチタン膜300cを形成することにより、光導波路の単位長さ当たりにおける金属の量を少なくする。このチタン膜300cは、チタン膜300a〜bと同一の厚さであってもよい。
より具体的には、第1入力側光導波路形成段階、第2入力側光導波路形成段階、及び出力側光導波路形成段階における金属膜形成段階において、以下に示す手順によりチタン膜300a〜cを形成する。
まず、金属膜積層段階において、基板100の上面全体に金属膜を積層する。次に、マスクパターン形成段階において、基板100に積層した金属膜上に、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び出力側光導波路160を形成すべき部分をマスクするマスクパターンを形成する。ここで、出力側光導波路160の幅を、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と比較し小さくするため、出力側光導波路160を形成すべき部分をマスクするマスクパターンの幅を、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140を形成すべき部分をマスクするマスクパターンの幅と比較しより小さくしておく。
次に、除去段階において、基板100に積層した金属膜における、マスクパターンによりマスクされていない部分を除去することにより、光導波路を形成すべき部分にチタン膜300a〜cを形成する。
次に、図3(c)に示したように、第1入力側光導波路形成段階における拡散段階において、チタン膜300aを基板100に拡散して、基板100における強誘電体結晶の層に埋め込まれた第1入力側光導波路130を形成する。また、第2入力側光導波路形成段階における拡散段階において、チタン膜300bを基板100に拡散して、基板100における強誘電体結晶の層に埋め込まれた第2入力側光導波路140を形成する。また、出力側光導波路形成段階における拡散段階において、チタン膜300cを基板100に拡散して、基板100における強誘電体結晶の層に埋め込まれた出力側光導波路160を形成する。
なお、光結合部150を形成する光結合部形成段階においても、例えば上記の金属膜形成段階及び拡散段階と同様にして光結合部150を形成する。
以上に示した光結合器120の製造方法によれば、基板100上に、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び、これらと比較し幅が小さい出力側光導波路160を形成することができ、良好な消光比を実現する光結合器120を製造することができる。
図4は、本実施形態の第1変形例に係る光結合器120の製造方法を示す。図4(a)から(c)は、図1における切断線190による断面を出力側光導波路160側から見た場合における、各製造段階の光結合器120の構造を示す。
まず、図4(a)に示したように、基板準備段階において、図3(a)と同様にして強誘電体結晶を材料とする基板100を準備する。
次に、図4(b)に示したように、第1入力側光導波路形成段階、第2入力側光導波路形成段階、及び出力側光導波路形成段階における金属膜形成段階において、基板100における強誘電体結晶の層の表面に金属膜の一例であるチタン膜300a〜cを形成する。ここで、出力側光導波路形成段階における金属膜形成段階においては、第1入力側光導波路形成段階及び第1入力側光導波路形成段階と比較し、より薄いチタン膜300cを形成することにより、光導波路の単位長さ当たりにおける金属の量を少なくする。このチタン膜300cは、チタン膜300a〜bと同一の幅であってもよい。
次に、図4(c)に示したように、第1入力側光導波路形成段階、第2入力側光導波路形成段階、及び出力側光導波路形成段階における拡散段階において、チタン膜300a〜cを基板100に拡散して、基板100における強誘電体結晶の層に埋め込まれた第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び出力側光導波路160をそれぞれ形成する。なお、光結合部150を形成する光結合部形成段階においても、例えば上記の金属膜形成段階及び拡散段階と同様にして光結合部150を形成する。
以上に示した光結合器120の製造方法によれば、基板100上に、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び、これらと比較し幅又は断面積が小さい出力側光導波路160を形成することができ、良好な消光比を実現する光結合器120を製造することができる。
図5は、本実施形態の第2変形例に係る光結合器120の製造方法を示す。図5(a)から(d)は、図1における切断線190による断面を出力側光導波路160側から見た場合における、各製造段階の光結合器120の構造を示す。
まず、図5(a)に示したように、基板準備段階において、図3(a)と同様にして強誘電体結晶を材料とする基板100を準備する。
次に、図5(b)に示したように、第1入力側光導波路形成段階、第2入力側光導波路形成段階、及び出力側光導波路形成段階におけるマスクパターン形成段階において、基板100の表面における第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び出力側光導波路160を形成すべき部分に、開口510a〜cをそれぞれ有するマスクパターン500を形成する。この際、出力側光導波路160を形成すべき部分における開口510cの幅を、第1入力側光導波路130および第2入力側光導波路140を形成すべき部分における開口510a〜bの幅と比較しより小さく形成しておく。
次に、図5(c)に示したように、プロトン交換段階において、基板100の表面マスクパターン500により露出される部分を、安息香酸を成分とする液体に浸してプロトン交換し、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び出力側光導波路160を形成する。ここで、開口510cの幅は、開口510a〜bの幅と比較し小さいため、出力側光導波路160を形成すべき部分における開口510cの長さ当たりのプロトン交換量を、第1入力側光導波路130および第2入力側光導波路140を形成すべき部分における開口510a〜bの長さ当たりのプロトン交換量と比較しより小さくすることができる。
次に、図5(d)に示したように、マスクパターン除去段階において、マスクパターン500を除去する。
以上に示した光結合器120の製造方法によれば、基板100上に、第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、及び、これらと比較し幅又は断面積が小さい出力側光導波路160をプロトン交換により形成することができ、良好な消光比を実現する光結合器120を製造することができる。
なお、以上において、開口510cの幅を開口510a〜bの幅と比較し小さくするのに代えて、開口510a〜cの幅を同一とする一方、出力側光導波路160を形成すべき部分における開口510cに対しプロトン交換を行う時間を、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140を形成すべき部分における開口510a〜bに対しプロトン交換を行う時間と比較し短かくし、第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と比較し幅又は断面積が小さい出力側光導波路160を形成してもよい。
図6は、本実施形態に係るマッハ・ツェンダー干渉計600の構成を示す。マッハ・ツェンダー干渉計600は、入力された光を分岐する光分岐器610と、光分岐器610により分岐された2つの光を合波する光合波器615とを備える。本実施形態に係るマッハ・ツェンダー干渉計600は、図1に示した光結合器120を光合波器615として用いる。また、マッハ・ツェンダー干渉計600は、図1に示した光結合器120を光分岐器610として更に用いてもよい。
すなわち、光分岐器610は、分岐前光導波路620と、光分岐部630と、光分岐部630側の第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140とを有する。第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、光分岐部630、及び分岐前光導波路620は、光分岐器610として用いられる光結合器120における、図1に示した第1入力側光導波路130、第2入力側光導波路140、光結合部150、及び出力側光導波路160にそれぞれ対応する。分岐前光導波路620は、外部から入力された光を光分岐部630に入射させる。光分岐部630は、分岐前光導波路620から入射された光を分岐して、第1の光を第1入力側光導波路130に、第2の光を第2入力側光導波路140にそれぞれ入力する。第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140は、光分岐部630から入力された第1の光及び第2の光を伝搬する。
光合波器615は、光結合部150側の第1入力側光導波路130及び第2入力側光導波路140と、光結合部150と、出力側光導波路160とを有する。これらの部材は、図1に示した同一符号の部材にそれぞれ対応するため、説明を省略する。
以上において、マッハ・ツェンダー干渉計600は、分岐前光導波路620側から入力した光を分岐・合波した光を出力側光導波路160から出力すると共に、出力側光導波路160側から入力した光を分岐・合波した光を分岐前光導波路620から出力するように、双方向のマッハ・ツェンダー干渉計600として用いられてもよい。
以上に示したマッハ・ツェンダー干渉計600によれば、良好な消光比を実現するマッハ・ツェンダー干渉計を提供することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の実施形態に係る光結合器120の構成を示す。 本発明の実施形態に係る光結合器120により放射される光波270を、(a)従来の構成、(b)本実施形態の構成のそれぞれについて示す。 本発明の実施形態に係る光結合器120の製造方法を示す。(a)は基板準備段階、(b)は金属膜形成段階、(c)は拡散段階をそれぞれ示す。 本発明の実施形態の第1変形例に係る光結合器120の製造方法を示す。(a)は基板準備段階、(b)は金属膜形成段階、(c)は拡散段階をそれぞれ示す。 本発明の実施形態の第2変形例に係る光結合器120の製造方法を示す。(a)は基板準備段階、(b)はマスクパターン形成段階、(c)はプロトン交換段階、(d)はマスクパターン除去段階をそれぞれ示す。 本発明の実施形態に係るマッハ・ツェンダー干渉計600の構成を示す。
符号の説明
100 基板
120 光結合器
130 第1入力側光導波路
140 第2入力側光導波路
150 光結合部
160 出力側光導波路
190 切断線
260 出力側光導波路
270 光波
280 光波
300a〜c チタン膜
500 マスクパターン
510a〜c 開口
600 マッハ・ツェンダー干渉計
610 光分岐器
615 光合波器
620 分岐前光導波路
630 光分岐部

Claims (15)

  1. 外部から入力された第1の光及び第2の光を合成して出力するY分岐型の光結合器であって、
    外部から入力された前記第1の光を伝搬する第1入力側光導波路と、
    外部から入力された前記第2の光を伝搬する第2入力側光導波路と、
    前記第1の光及び前記第2の光を合成した合成光を出力する光結合部と、
    前記合成光を伝搬して端部から出力する出力側光導波路と
    を備え、
    前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が高い
    光結合器。
  2. 前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、幅が小さい請求項1記載の光結合器。
  3. 前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、断面積が小さい請求項1記載の光結合器。
  4. 前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路は、強誘電体結晶を材料とする基板における光導波路を形成すべき部分に金属を拡散することにより形成され、
    前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較し、長さ当たりの金属の拡散量が小さい
    請求項1記載の光結合器。
  5. 前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路は、リチウム・ナイオベートを材料とする基板における光導波路を形成すべき部分にチタンを拡散することにより形成され、
    前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較し、長さ当たりのチタンの拡散量が小さい
    請求項4記載の光結合器。
  6. 前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路は、強誘電体結晶を材料とする基板における光導波路を形成すべき部分をプロトン交換することにより形成され、
    前記出力側光導波路は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較し、長さ当たりのプロトン交換量が小さい
    請求項1記載の光結合器。
  7. 入力された光を分岐する光分岐器と、分岐された2つの光を合波する光合波器とを備え、請求項1記載の光結合器を前記光合波器として用いるマッハ・ツェンダー干渉計。
  8. 請求項1記載の光結合器を前記光分岐器として更に用いるマッハ・ツェンダー干渉計。
  9. 外部から入力された第1の光及び第2の光を合成して出力するY分岐型の光結合器の製造方法であって、
    外部から入力された前記第1の光を伝搬する第1入力側光導波路を形成する第1入力側光導波路形成段階と、
    外部から入力された前記第2の光を伝搬する第2入力側光導波路を形成する第2入力側光導波路形成段階と、
    前記第1の光及び前記第2の光を合成した合成光を出力する光結合部を形成する光結合部形成段階と、
    前記合成光を伝搬して端部から出力する出力側光導波路を形成する出力側光導波路形成段階と
    を備え、
    前記出力側光導波路形成段階は、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路と比較して、光導波路内を伝搬する光を光導波路の外周に放射する単位長さ当たりの比率が高い前記出力側光導波路を形成する
    光結合器の製造方法。
  10. 前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階のそれぞれは、
    強誘電体結晶を材料とする基板の表面における光導波路を形成すべき部分に金属膜を形成する金属膜形成段階と、
    前記金属膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成する拡散段階と
    を有し、
    前記出力側光導波路形成段階における前記金属膜形成段階は、前記第1入力側光導波路形成段階及び前記第2入力側光導波路形成段階と比較し、より幅の小さい前記金属膜を形成する
    請求項9記載の光結合器の製造方法。
  11. 前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階のそれぞれは、
    強誘電体結晶を材料とする基板の表面における光導波路を形成すべき部分に金属膜を形成する金属膜形成段階と、
    前記金属膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成する拡散段階と
    を有し、
    前記出力側光導波路形成段階における前記金属膜形成段階は、前記第1入力側光導波路形成段階及び前記第2入力側光導波路形成段階と比較し、より薄い前記金属膜を形成する
    請求項9記載の光結合器の製造方法。
  12. 前記金属膜形成段階は、リチウム・ナイオベートを材料とする基板の表面にチタン膜を形成し、
    前記拡散段階は、前記チタン膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成する
    請求項10又は請求項11記載の光結合器の製造方法。
  13. 前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階のそれぞれは、
    強誘電体結晶を材料とする基板の表面における光導波路を形成すべき部分に金属膜を形成する金属膜形成段階と、
    前記金属膜を前記基板に拡散して、光導波路を形成する拡散段階と
    を有し、
    前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階における前記金属膜形成段階は、
    前記基板に金属膜を積層する金属膜積層段階と、
    前記基板に積層した前記金属膜上に、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成すべき部分をマスクするマスクパターンを形成するマスクパターン形成段階と、
    前記基板に積層した前記金属膜における、前記マスクパターンによりマスクされていない部分を除去することにより、光導波路を形成すべき部分に前記金属膜を形成する除去段階と
    を含み、
    前記出力側光導波路を形成すべき部分をマスクするマスクパターンは、前記第1入力側光導波路及び前記第2入力側光導波路を形成すべき部分をマスクするマスクパターンと比較し、より幅が小さい
    請求項9記載の光結合器の製造方法。
  14. 前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階は、
    強誘電体結晶を材料とする基板の表面に、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成すべき部分に開口を有するマスクパターンを形成するマスクパターン形成段階と、
    前記基板の表面における前記マスクパターンにより露出される部分をプロトン交換して、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成するプロトン交換段階と
    を有し、
    前記マスクパターン形成段階は、前記出力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の幅を、前記第1入力側光導波路および前記第2入力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の幅と比較しより小さく形成する
    請求項9記載の光結合器の製造方法。
  15. 前記第1入力側光導波路形成段階、前記第2入力側光導波路形成段階、及び前記出力側光導波路形成段階は、
    強誘電体結晶を材料とする基板の表面に、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成すべき部分に開口を有するマスクパターンを形成するマスクパターン形成段階と、
    前記基板の表面における前記マスクパターンにより露出される部分をプロトン交換して、前記第1入力側光導波路、前記第2入力側光導波路、及び前記出力側光導波路を形成するプロトン交換段階と
    を有し、
    前記プロトン交換段階は、前記出力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の長さ当たりのプロトン交換量を、前記第1入力側光導波路および前記第2入力側光導波路を形成すべき部分における前記開口の長さ当たりのプロトン交換量と比較しより小さくする
    請求項9記載の光結合器の製造方法。
JP2003423537A 2003-12-19 2003-12-19 マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法 Withdrawn JP2005181757A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423537A JP2005181757A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法
EP04078456A EP1544646A1 (en) 2003-12-19 2004-12-17 Mach-Zehnder Interferometer, optical coupler, and manufacturing method of optical coupler
US11/015,064 US20050135750A1 (en) 2003-12-19 2004-12-17 Mach-zehnder interferometer, optical coupler, and manufacturing method of optical coupler

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423537A JP2005181757A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005181757A true JP2005181757A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34510713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423537A Withdrawn JP2005181757A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20050135750A1 (ja)
EP (1) EP1544646A1 (ja)
JP (1) JP2005181757A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101781011B1 (ko) 2011-01-21 2017-09-25 휴렛 팩커드 엔터프라이즈 디벨롭먼트 엘피 파면 합성기 시스템
RU2754205C1 (ru) * 2020-12-17 2021-08-30 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Физико-технический институт им. А.Ф. Иоффе Российской академии наук Способ подстройки интегрально-оптического интерферометра маха-цендера

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108871307B (zh) * 2018-04-25 2021-11-26 北京航空航天大学 基于图像识别与光功率反馈的y波导芯片直接耦合装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5193136A (en) * 1989-10-27 1993-03-09 Litton Systems, Inc. Process for making multifunction integrated optics chips having high electro-optic coefficients
US6567598B1 (en) * 1998-05-11 2003-05-20 California Institute Of Technology Titanium-indiffusion waveguides
US20030031401A1 (en) * 2001-08-08 2003-02-13 Codeon Corporation Apparatus and method to increase the extinction ratio in a Mach-Zehnder interferometer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101781011B1 (ko) 2011-01-21 2017-09-25 휴렛 팩커드 엔터프라이즈 디벨롭먼트 엘피 파면 합성기 시스템
RU2754205C1 (ru) * 2020-12-17 2021-08-30 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Физико-технический институт им. А.Ф. Иоффе Российской академии наук Способ подстройки интегрально-оптического интерферометра маха-цендера

Also Published As

Publication number Publication date
EP1544646A1 (en) 2005-06-22
US20050135750A1 (en) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9874692B2 (en) Substrate-type optical waveguide element and method for producing substrate-type optical waveguide element
US9851505B2 (en) Substrate-type optical waveguide element
US20160103281A1 (en) Polarization beam splitter and optical device
KR20050084479A (ko) 파동 전달 매체 및 도파 회로
CN109001858B (zh) 一种基于表面等离子体亚波长光栅的偏振分束器
US11402581B2 (en) Mode converter
JP3726062B2 (ja) 光合分波器
JP2008089875A (ja) 光導波路素子
JPWO2008020475A1 (ja) 導波路型偏光子および光導波路デバイス
CN112817091A (zh) 一种马赫曾德尔干涉仪及多通道粗波分复用器
JP2014035451A (ja) 光導波路素子
Liu et al. Ultra-high performance all-silicon TM polarizer covering OU optical communication bands
JP2014041253A (ja) 光導波路素子
JPH02210310A (ja) 光導波路および光波長変換素子および短波長レーザ光源の製造方法
JP2005181757A (ja) マッハ・ツェンダー干渉計、光結合器及び光結合器の製造方法
Zhao et al. Two-mode contra-directional coupler based on superposed grating
An et al. Integrated InP polarization rotator using the plasmonic effect
JPS635306A (ja) 光分波素子
JP2012008516A (ja) 光導波路及びアレイ導波路回折格子
JP6670209B2 (ja) ハイブリッド光回路
JP2010256502A (ja) 波長分離導波路及びそれを用いた波長変換素子
JP2003149473A (ja) 導波路型光デバイス
JP3220003B2 (ja) 偏光分離素子
JPH10160951A (ja) 光合分波回路
CN117666131A (zh) 导光器件以及头戴显示设备

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306