JP2005180164A - 橋梁の管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 個々の橋梁を特定するための特定情報を入力および記憶可能な特定情報登録手段19,22と、橋梁の重要度を表す重要度情報を入力および記憶可能な重要度登録手段19,30と、橋梁の損傷度を表す損傷度情報を入力および記憶可能な損傷度登録手段19,32と、前記重要度情報および前記損傷度情報に基づいて、橋梁の補修を実行する優先度を表す補修優先度情報を算出する補修優先度算出手段12と、補修優先度算出手段12により算出された前記補修優先度情報に基づく情報を、対応する前記特定情報および/または特定情報に関連付けられた情報と共に出力する補修優先度出力手段36とを備える。
【選択図】 図2
Description
そして、台帳の記録等から、橋梁の損傷が進んで危険な状態であると判断された場合等には、橋梁の補修や補強や再建設等の処置が行われる。
これによれば、簡単に、かつ一貫した判断基準で、橋梁の補修等を行う優先順位を決定することができる。
これによれば、橋梁の重要度と損傷度とを、分かりやすくかつ一貫した表現で表すことができ、また、補修優先度情報の算出を、容易にかつ一貫した基準で行うことができる。
これによれば、補修優先度情報を、分かりやすくかつ一貫した表現で表すことができる。
これによれば、各橋梁の、補修を行うべき優先順位を一目で確認できるようにすることができる。なお、本願の特許請求の範囲および明細書でいうところの「補修」とは、修理、修復、補強および再建設等の概念を含む。
これによれば、橋梁の重要度を的確に定義できるため、補修優先度算出手段により補修の優先度を的確に求めることができる。
これによれば、橋梁の点検により観測された橋梁の損傷の度合いを的確に反映させて、補修優先度算出手段により補修の優先度を的確に求めることができる。
これによれば、橋梁の点検により観測された橋梁の損傷の種類や度合い(損傷度)が入力されることで、対応する橋梁に対して行うべき補修の工法や費用を出力することができる。
これによれば、路線毎の、橋梁の補修費用を算出することができる。
これによれば、ユーザーは、橋梁の位置を、表示された地図上で認識することができ、分かりやすい。
これによれば、ユーザーは、橋梁の補修の優先順位を、表示された地図上で認識することができ、分かりやすい。
これによれば、ユーザーが入力装置により、表示装置に表示された地図上で橋梁の位置を指定して、指定した橋梁に対応する情報を入力できる。
これによれば、ユーザーが、橋梁の点検の際、端末機器を橋梁の所へ持参(運搬)して、その橋梁の損傷度情報を端末機器に入力することで、位置認識手段と構造物認識手段とによって橋梁を特定すると共に、入力された損傷度情報をその橋梁の特定情報に対応させて登録することができる。
これによれば、ユーザーが、橋梁の点検の際、端末機器を橋梁の所へ持参(運搬)して、その橋梁の損傷種類情報を端末機器に入力することで、位置認識手段と構造物認識手段とによって橋梁を特定すると共に、入力された損傷種類情報をその橋梁の特定情報に対応させて登録することができる。さらに、入力された損傷度情報および/または損傷種類情報に基づいて、路線毎の、橋梁の補修費用を算出することができる。
これによれば、ユーザーが橋梁の位置で端末機器に損傷度情報および/または損傷種類情報を入力することで、通信手段を介して、その橋梁の損傷度情報および/または損傷種類情報を登録することができる。
これによれば、端末機器が位置認識手段によって当該端末機器の端末位置情報を認識して、端末機器が位置している橋梁を特定するためのその端末位置情報と、その橋梁の損傷度情報および/または損傷種類情報とを、通信手段で送信して登録させることができる。
道路構造物の管理システムAが管理する道路構造物としては、例えば道路の路面や道路沿いの法面や橋梁やトンネル等が挙げられる。
道路構造物の管理システムAは、当該システム全体を統括する処理を行うサーバコンピュータ2と、ネットワーク4を介してサーバコンピュータ2と互いに通信可能に接続された複数のクライアントコンピュータ6と、サーバコンピュータ2に設けられた無線通信装置8を介してサーバコンピュータ2と無線通信可能に設けられた、持ち運び可能な端末機器10とから成る。
例えば、クライアントコンピュータ6を、市役所等の自治体組織の建物の、道路構造物を管理する部署内に設置し、サーバコンピュータ2をコンピュータシステム会社内に設置する。そして、自治体組織の建物とコンピュータシステム会社との間で、ネットワーク4としてのインターネットや専用回線等によって、情報を通信可能に設ければよい。
サーバコンピュータ2は、CPUやメモリやハードディスク等から成りソフトウェアプログラムを実行して様々な機能(手段)を実現可能な制御部2aと、ネットワーク4を介して他のコンピュータ等と通信するためのネットワークカード等の第一通信部2bと、無線通信装置8を接続可能な、USBやRS−232Cやパラレルポート等の第二通信部2cとを備える。
各特定情報に対応付け(関連付け)られて構造物データベース19に記憶される付帯情報としては、道路構造物の種類を表す構造物種類情報と、道路構造物の属する路線を表す路線情報と、道路構造物の位置を表す構造物位置情報と、道路構造物の重要度を表す重要度情報と、道路構造物の損傷度を表す損傷度情報と、道路構造物の損傷の種類を表す損傷種類情報とがある。
ただし付帯情報はこれらのみに限定されるものではない。例えば、道路構造物の竣工年や幅員等も記憶(登録)可能に設けてももちろん良い。
なお、図2においては、特定情報とその付帯情報は、構造物データベース19内に一組のみ図示されているが、特定情報と付帯情報は、管理する各道路構造物に一つずつ、即ち管理する道路構造物の数分だけ記憶(登録)することができる。
損傷の種類としては、例えば道路構造物の一種類である橋梁に対しては、舗装、伸縮装置、床板、桁および支承等のそれぞれの、ひび割れ、剥離、剥落、断面欠損等が挙げられる。補修工法/費用データベース20は、これらのそれぞれの部位のそれぞれの損傷の種類、およびその損傷の度合いに対応した補修工法および補修費用を表す、補修工法/費用情報が記憶されている。
クライアントコンピュータ6は、CPUやメモリやハードディスク等から成りソフトウェアプログラムを実行して様々な機能(手段)を実現可能な制御部6aと、ネットワーク4を介して他のコンピュータ等と通信するためのネットワークカード等の通信部6bと、キーボード6cやマウス6d等の、ユーザーが情報を入力可能な入力手段と、ディスプレイ6eやプリンタ6f等の、ユーザーに対して情報を出力可能な出力手段とを備える。
クライアントコンピュータ6のハードディスク等の記憶手段には、道路構造物の管理用の所定のクライアントアプリケーションプログラム(以下、クライアントアプリケーションと呼ぶ)がインストールされている。
道路構造物の管理システムAは、個々の道路構造物を特定するための各道路構造物に対応する特定情報、および、各特定情報に対応付け(関連付け)られる様々な付帯情報を、ユーザーが入力して登録することができるよう設けられる。また、登録された特定情報および付帯情報は、ユーザーによって参照可能に設けられる。
ユーザーによりクライアントコンピュータ6に入力された特定情報および各付帯情報は、通信部6bおよびネットワーク4を介してサーバコンピュータ2に送信され、サーバコンピュータ2の前記サーバアプリケーションにより、構造物データベース19に登録される。
また、ユーザーによりクライアントコンピュータ6に対して特定情報および付帯情報を出力するよう操作が行われた際には、前記各入出力手段22,24,26,28,30,32,34によりサーバコンピュータ2に対して特定情報および付帯情報の読み出し要求が送信される。サーバコンピュータ2の前記サーバアプリケーションは、その要求に対して、構造物データベース19から対応する特定情報および付帯情報を読み出してクライアントコンピュータ6に送信する。クライアントコンピュータ6の前記各入出力手段22,24,26,28,30,32,34は、その情報をディスプレイ6eまたはプリンタ6fに出力する。
ユーザーがクライアントコンピュータ6のキーボード6cまたはマウス6dを操作して、前記クライアントアプリケーションに対して所定の入力操作を行うと、情報入出力画面D1が表示される。この操作おいて、ユーザーは道路構造物の種類を入力するようになっている(構造物種類入出力手段24)。図4の情報入出力画面D1は、一例として、ユーザーが道路構造物として橋梁を選択した場合に表示される、橋梁の情報の入力画面を示している。
次に、重要度情報を入力および記憶可能な重要度登録手段について説明する。
重要度情報は、より詳しくは、路線重要度情報と、構造物重要度情報と、自然条件重要度情報とに基づいて(依存して)算出される。
路線重要度情報の算出は、ユーザーが行っても良いが、より好ましくは、重要度入出力手段30によって前記各要素の情報を入力可能に設け、例えばサーバコンピュータ2の前記サーバアプリケーションによって点数化して算出するよう設けるとよい。
なお、道路構造物はその竣工年における設計基準に基づいて建設されているため、道路構造物の前記構造や強度は、竣工年から推定するようにしても良い。
なお、路線重要度情報、構造物重要度情報および自然条件重要度情報の算出を、サーバコンピュータ2等、道路構造物の管理システムAの処理で算出するよう設けた場合には、別途、各重要度の基となる前記各要素を入力する入力画面(図示せず)を表示可能に設ける。
この総合重要度情報は、図4の情報入出力画面D1の総合重要度(全体評価)テキストボックス30aに表示されて出力される。
次に、損傷度情報を入力および記憶可能な損傷度登録手段と、損傷種類情報を入力および記憶可能な損傷種類登録手段について説明する。
例えば、損傷度情報は、橋梁の床板のひび割れであれば、ひび割れが一方向に少し入っている場合には「10」、ひび割れが二方向に入り始めている場合には「15」、全面に入り始めている場合には「20」等といったように定めることができる。
なお、損傷度情報の算出は、ユーザーが行っても良いが、より好ましくは、損傷種類入出力手段34および損傷度入出力手段32によって、道路構造物を構成する前記各要素の損傷種類と損傷状況(例えばひびの方向や数等)を入力可能に設け、例えばサーバコンピュータ2の前記サーバアプリケーションによって点数化して算出するよう設けるとよい。
なお、損傷度情報の算出を、サーバコンピュータ2等、道路構造物の管理システムAの処理で算出するよう設けた場合には、別途、各損傷度の基となる損傷状況(ひびの方向や数等)を入力する入力画面(図示せず)を表示可能に設ける。
この総合損傷度情報は、図示しない前記もう一つの情報入出力画面所定の総合損傷度テキストボックス等に表示されて出力される。
次に、構造物データベース19に登録された各前記特定情報毎に、対応する前記重要度情報および前記損傷度情報(総合重要度情報および総合損傷度情報)に基づいて、対応する道路構造物の損傷の補修を実行する優先度を表す補修優先度情報を算出する補修優先度算出手段12と、補修優先度算出手段12により算出された補修優先度情報に基づく情報を出力する補修優先度出力手段36とについて、図2を用いて説明する。
補修優先度算出手段12は、構造物データベース19に登録された各前記特定情報毎に、対応する前記重要度情報および前記損傷度情報(総合重要度情報および総合損傷度情報)を参照し、それに基づいて、対応する道路構造物の損傷の補修を実行する優先度を表す補修優先度情報を算出する。
補修工法/費用データベース20には、道路構造物の損傷の種類および損傷度に応じた補修工法および補修費用を表す補修工法/費用情報が、予め登録されている。
例えば、橋梁の鉄筋コンクリート構造部のひび割れに対しては、注入工法や充填工法を用いた補修が行われる。補修工法/費用データベース20には、損傷の種類としてのひび割れを表す情報と関連付けられて、補修工法を表す注入工法や充填工法といった名称を表す情報や、それら工法の具体的な内容を説明する情報や、その工法を実施するのに必要な費用の情報等が関連付けられて記憶されている。その他に例を挙げれば、コンクリート構造物の表面劣化に対しては、コンクリートの表面を樹脂系やポリマーセメント系の材料で被覆する表面被覆工法の名称、説明、費用等の情報が関連付けられて記憶される。また、コンクリートの剥落に対しては、剥離したコンクリート断面を元の形状に修復し、かぶりなどを確保することにより劣化進行を抑制し、構造物の耐久性を向上させる断面修復工法の名称、説明、費用等の情報が関連付けられて記憶される。
補修工法/費用選択手段14は、送信要求と共に送られてきた特定情報に対応する道路構造物の情報を構造物データベース19から検索して抽出し、その道路構造物の損傷種類情報や損傷度情報を参照して、それに応じた補修工法および補修費用を、補修工法/費用データベース20から読み出す。例えば、損傷の種類が鉄筋コンクリート構造物のひび割れであった場合には、補修工法/費用選択手段14は、その情報に関連付けられて記憶された注入工法や充填工法といった名称情報や、その工法の具体的な方法を示す説明情報や、その工法を実施するのにかかる費用情報等を、補修工法/費用データベース20から読み出す。
続いて、補修工法/費用選択手段14は、読み出した補修工法/費用情報をクライアントコンピュータ6に送信する。
本実施の形態においては、補修工法/費用出力手段38は、図4の情報入出力画面D1の補修工法テキストボックス38aに補修工法の名称を、補修費用テキストボックス38bに補修費用を、それぞれ表示する。
例えば、実際に道路構造物の補修工事を行って、その補修工事に掛かった費用が確定した際に、その工事で補修された道路構造物の損傷種類・損傷度や、補修の工法や、単位面積当たりの補修費用等(これらを、以下、補修履歴情報と呼ぶ)を、クライアントコンピュータ6から補修工法/費用データベース20に登録可能に構成する。そして、後に、補修工法/費用選択手段14が、他の道路構造物に関する補修工法/費用を選択する際には、前記補修履歴情報を参照して、過去に行われた同様の損傷種類・損傷度に対する補修工事の補修履歴情報が有る場合には、その補修履歴情報に基づいて、補修の工法/費用を選択するよう構成すればよい。
これによれば、過去に実際に行われた補修工法や掛かった補修費用に基づいて、補修の工法や費用が選択されるため、より精度高く、補修費用の予想および見積もりを行うことが可能となる。
路線補修費用算出手段16は、送信要求と共に送られてきた路線情報に対応する全ての道路構造物の情報を構造物データベース19から検索して抽出し、その道路構造物の損傷種類情報や損傷度情報を参照して、それに応じた補修費用を、補修工法/費用データベース20から読み出す。そして、路線補修費用算出手段16は、読み出した補修費用を合計して、クライアントコンピュータ6に送信する。
クライアントコンピュータ6の地図出力手段40は、GIS等の技術を用い、記憶手段41に予め記憶(インストール)された地図情報、および、構造物位置登録手段(構造物データベース19)に記憶された構造物位置情報に基づいて、ディスプレイ6eやプリンタ6fに、道路構造物の位置を地図上に表示させて出力する。
図5に、地図出力手段40がディスプレイ6eに表示させる地図画面D2を示す。道路構造物の位置は、地図画面D2上に、バツ(×)印50で表示されている。
なお、前記表示データは、道路構造物の種類に応じて、前記バツ印や円印等のように異ならせたり、色を異ならせたりすると、ユーザーが地図上に表示された道路構造物の種類を一目で判別できるため、好適である。
レイヤ出力制御手段は、ユーザーにより操作可能に設けられ、ユーザーの操作に応じて、地図上に、指定された道路構造物の種類に対応する構造物種類別位置レイヤを表示させる。これにより、地図上に、指定された種類の道路構造物の印のみを表示させることができる。
次に、端末機器10の構成について、図3を用いて説明する。
端末機器10は、携帯可能な大きさに形成されるとともに、図示しない内蔵バッテリーにより駆動可能に設けられ、ユーザーが道路構造物の現場等に持参(道路構造物の位置へ運搬)することができる。または、自動車の中に設置可能に設け、自動車のバッテリーによって駆動するよう構成してもよい。
ユーザーにより入力部10dに所定の操作がなされると、損傷種類・損傷度入力手段44が起動される。損傷種類・損傷度入力手段44は、表示部10eに所定の入力画面を表示し、入力部10dから入力される損傷種類情報や損傷度情報を受け付ける。
制御部10aは、損傷種類・損傷度入力手段44に入力された損傷種類情報および損傷度情報と、位置認識手段42により求められた端末位置情報とを、無線通信部10bを介してサーバコンピュータ2に送信する。
構造物認識手段18は、端末機器10から受信した端末位置情報と、構造物データベース19に登録された各道路構造物の特定情報に対応する構造物位置情報とを照合して、両情報が表す位置が一致する特定情報を抽出する。これにより、構造物認識手段18は、端末機器10がどの特定情報に対応する道路構造物の所に位置しているかを認識する。そして、構造物認識手段18は、検索して得られた特定情報に対応する損傷度情報および損傷種類情報として、端末機器10から受信した損傷度情報および損傷種類情報を登録する。
さらに、道路構造物の位置に運搬された端末機器10の位置認識手段42が、GPS等の技術を用いて自動的に端末位置情報を認識し、構造物認識手段18がその端末位置情報に基づいて自動的に道路構造物を特定して、損傷種類情報や損傷度情報を登録するため、ユーザーは、道路構造物の特定情報等を入力することなく、損傷種類情報や損傷度情報の登録を行うことができ、ユーザーの操作の手間を省くことができる。
また、本実施の形態においては、損傷度情報や損傷種類情報は、クライアントコンピュータ6と端末機器10とのいずれからでも入力できるよう構成したが、一方からのみ入力可能としてもよい。
さらに言えば、上記実施の形態においては、道路構造物の管理システムAを、サーバコンピュータ2およびクライアントコンピュータ6等から構成したが、本発明に係る橋梁の管理システムは、これらの機器を備えることを必須としているわけではなく、例えば、スタンドアロンのコンピュータでも実現することができる。さらには、システムをノートパソコン等の携帯可能なコンピュータで構成すれば、端末機器の機能をも一台のコンピュータで実現することも可能である。
D1 情報入出力画面
D2 地図画面
2 サーバコンピュータ
4 ネットワーク
6 クライアントコンピュータ
6c キーボード(入力手段)
6d マウス(入力手段)
6e ディスプレイ(出力手段)
6f プリンタ(出力手段)
8 無線通信装置(通信手段)
10 端末機器
10b 無線通信部(通信手段)
10c GPS通信部
10d 入力部(入力手段)
12 補修優先度算出手段
12a,12b 補修優先度テキストボックス
14 補修工法/費用選択手段
16 路線補修費用算出手段
18 構造物認識手段
19 構造物データベース(特定情報登録手段、構造物種類登録手段、路線登録手段、構造物位置登録手段、重要度登録手段、損傷度登録手段、損傷種類登録手段)
20 補修工法/費用データベース(補修工法/費用記憶手段)
22 特定情報入出力手段(特定情報登録手段)
22a,22b,22c 道路構造物名テキストボックス
24 構造物種類入出力手段(構造物種類登録手段)
26 路線入出力手段(路線登録手段)
26a,26b,26c 路線名テキストボックス
28 構造物位置入出力手段(構造物位置登録手段)
30 重要度入出力手段(重要度登録手段)
30a,30b,30c,30d 重要度情報テキストボックス
32 損傷度入出力手段(損傷度登録手段)
34 損傷種類入出力手段(損傷種類登録手段)
36 補修優先度出力手段
38 補修工法/費用出力手段
38a 補修工法テキストボックス
38b 補修費用テキストボックス
40 地図出力手段
42 位置認識手段
44 損傷種類・損傷度入力手段(損傷度登録手段、損傷種類登録手段)
Claims (15)
- 橋梁を管理するための橋梁の管理システムであって、
個々の橋梁を特定するための、各橋梁に対応する特定情報を、入力および記憶可能な特定情報登録手段と、
該特定情報登録手段に記憶される各前記特定情報毎に、対応する橋梁の重要度を表す重要度情報を入力および記憶可能な重要度登録手段と、
各前記特定情報毎に、対応する橋梁の損傷度を表す損傷度情報を入力および記憶可能な損傷度登録手段と、
各前記特定情報毎に、対応する前記重要度情報および前記損傷度情報に基づいて、対応する橋梁の補修を実行する優先度を表す補修優先度情報を算出する補修優先度算出手段と、
該補修優先度算出手段により算出された前記補修優先度情報に基づく情報を、対応する前記特定情報および/または該特定情報に関連付けられた情報と共に出力する補修優先度出力手段とを備えることを特徴とする橋梁の管理システム。 - 前記重要度情報は、前記重要度を数値または所定の複数段階で表現したものであり、
前記損傷度情報は、前記損傷度を数値または所定の複数段階で表現したものであり、
前記補修優先度算出手段は、前記重要度情報と前記損傷度情報とを所定の割合で勘案して、前記補修優先度情報を算出することを特徴とする請求項1記載の橋梁の管理システム。 - 前記補修優先度情報は、前記優先度を数値または所定の複数段階で表現したものであることを特徴とする請求項1または2記載の橋梁の管理システム。
- 前記補修優先度出力手段は、前記補修優先度情報を、該補修優先度情報が表す前記優先度が高い順に並べて出力可能であることを特徴とする請求項3記載の橋梁の管理システム。
- 前記重要度情報は、
対応する前記特定情報で特定される橋梁が属する路線の、種類や交通量等に基づく路線重要度と、
対応する前記特定情報で特定される橋梁の、構造や架設状況等に基づく構造物重要度と、
対応する前記特定情報で特定される橋梁が置かれた自然状況等に基づく自然条件重要度とのうちの少なくとも一つに依存して定められることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項記載の橋梁の管理システム。 - 前記損傷度情報は、対応する前記特定情報で特定される橋梁を点検して定められたものであることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項記載の橋梁の管理システム。
- 橋梁の損傷の種類および/または損傷度に応じた補修工法および/または補修費用を表す補修工法/費用情報を記憶する補修工法/費用記憶手段と、
前記特定情報登録手段に記憶される各前記特定情報毎に、対応する橋梁を点検して観測された、該橋梁のひび割れや剥離や剥落や断面欠損等の損傷の種類を表す損傷種類情報を、入力および記憶可能な損傷種類登録手段と、
各前記特定情報毎に、対応する前記損傷種類情報および/または前記損傷度情報に基づいて、対応する橋梁に対して行うべき補修の補修工法および/または補修費用を、前記補修工法/費用記憶手段に記憶された補修工法/費用情報の中から選択する補修工法/費用選択手段と、
該補修工法/費用選択手段により選択された補修工法/費用情報を、対応する前記特定情報および/または該特定情報に関連付けられた情報と共に出力する補修工法/費用出力手段とを備えることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項記載の橋梁の管理システム。 - 前記特定情報登録手段に記憶される各前記特定情報毎に、対応する橋梁の属する路線を表す路線情報を入力および記憶可能な路線登録手段と、
同一の前記路線情報に対応する全ての前記特定情報が表す各橋梁に対して行うべき補修の補修費用を、前記補修工法/費用選択手段によってそれぞれ求め、求められた該各橋梁の補修費用を合計することで、特定の路線に属する、前記特定情報に対応付けられた全ての橋梁の補修費用を算出する路線補修費用算出手段とを備えることを特徴とする請求項7記載の橋梁の管理システム。 - 前記特定情報登録手段に記憶される各前記特定情報毎に、対応する橋梁の位置を表す構造物位置情報を入力および記憶可能な構造物位置登録手段と、
前記構造物位置登録手段に記憶された前記構造物位置情報に基づいて、橋梁の位置を地図上に表示させて出力する地図出力手段とを備えることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか一項記載の橋梁の管理システム。 - 前記補修優先度出力手段は、前記地図出力手段による前記地図上の橋梁の位置を表す表示を、各橋梁の前記特定情報に対応する前記補修優先度情報の内容に応じて、色や字体等の表示方法を異ならせて出力可能であることを特徴とする請求項9記載の橋梁の管理システム。
- 前記地図出力手段は、前記地図を表示可能な表示装置を有し、
ユーザーに、前記表示装置に表示された前記地図上の橋梁の位置を指定可能に設けられると共に、該指定された橋梁に対応する前記重要度情報、前記損傷度情報、および/または前記損傷種類情報を入力可能とする入力手段を備えることを特徴とする請求項9または10記載の橋梁の管理システム。 - 橋梁の位置へ運搬可能に設けられ、橋梁を点検して観測された前記損傷度情報を入力可能な損傷度入力手段を有する端末機器と、
該端末機器の位置を表す端末位置情報を認識する位置認識手段と、
該位置認識手段により認識された前記端末位置情報を各前記構造物位置情報と照合することで、前記端末機器が位置する橋梁の前記特定情報を認識する構造物認識手段とを備え、
前記損傷度登録手段は、前記損傷度入力手段により前記端末機器に入力された前記損傷度情報を、前記構造物認識手段により認識した前記特定情報に対応させて記憶して登録することを特徴とする請求項9〜11のうちのいずれか一項記載の橋梁の管理システム。 - 橋梁の損傷の種類および/または損傷度に応じた補修工法および/または補修費用を表す補修工法/費用情報を記憶する補修工法/費用記憶手段と、
前記特定情報登録手段に記憶される各前記特定情報毎に、対応する橋梁を点検して観測された、該橋梁のひび割れや剥離や剥落や断面欠損等の損傷の種類を表す損傷種類情報を、入力および記憶可能な損傷種類登録手段と、
各前記特定情報毎に、対応する前記損傷種類情報および/または前記損傷度情報に基づいて、対応する橋梁に対して行うべき補修の補修工法および/または補修費用を、前記補修工法/費用記憶手段に記憶された補修工法/費用情報の中から選択する補修工法/費用選択手段と、
該補修工法/費用選択手段により選択された補修工法/費用情報を、対応する前記特定情報および/または該特定情報に関連付けられた情報と共に出力する補修工法/費用出力手段とを備え、
前記端末機器は、橋梁を点検して観測された前記損傷種類情報を入力可能な損傷種類入力手段を有し、
前記損傷種類登録手段は、前記端末機器に入力された前記損傷種類情報を、前記構造物認識手段により認識した前記特定情報に対応させて記憶して登録することを特徴とする請求項12記載の橋梁の管理システム。 - 橋梁の位置に運搬されている前記端末機器と通信して、端末機器に入力された前記損傷度情報および/または前記損傷種類情報を受信する通信手段を備えることを特徴とする請求項12または13記載の橋梁の管理システム。
- 前記位置認識手段は、前記端末機器に設けられ、
前記通信手段は、前記端末機器から、前記損傷度情報および/または前記損傷種類情報とともに前記端末位置情報を受信可能であることを特徴とする請求項14記載の橋梁の管理システム。
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