JP2005179754A - 金属コロイド粒子及びその製造方法並びにそれを配合した流動性組成物、その流動性組成物を用いて形成した電極 - Google Patents

金属コロイド粒子及びその製造方法並びにそれを配合した流動性組成物、その流動性組成物を用いて形成した電極 Download PDF

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Abstract

【課題】高濃度にしても分散安定性に優れた金属コロイド粒子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸などのメルカプトカルボン酸とメルカプトカルボン酸エステルまたはその加水分解生成物とを金属コロイド粒子表面に付着させる。このような金属コロイド粒子は、メルカプトカルボン酸またはジスルフィドカルボン酸の存在下、金属化合物と還元剤とを反応させてメルカプトカルボン酸が付着した金属コロイド粒子を得る工程、得られた金属コロイド粒子を含む懸濁液とメルカプトカルボン酸エステルを混合し、更にメルカプトカルボン酸エステルを付着させる工程を経て製造し、更に好ましくは、付着させたメルカプトカルボン酸エステルを加水分解させる工程を経て製造する。
【選択図】なし

Description

本発明は、金属コロイド粒子及びその製造方法に関し、詳細には、高濃度にしても分散安定性に優れた金属コロイド粒子及びその製造方法に関する。また、本発明は、その金属コロイド粒子を配合した流動性組成物、並びにその流動性組成物を用いて形成した電極に関する。
平均粒子径が1〜100nm程度の金属粒子は金属コロイド粒子と呼ばれ、導電性が非常に高く、可視光を透過する性質を有しており、例えば、金属コロイド粒子を配合したコーティング剤や塗料を塗布することで、ブラウン管、液晶ディスプレイ等の透明性部材の電磁波遮蔽に適用されている。また、近年、銀、銅等のコロイド粒子を配合したペースト、インキ、塗料等を用いて、スクリーン印刷、インクジェット印刷等の手法で基板上に回路や電極のパターンを塗布した後、加熱して金属コロイド粒子を融着させ、微細な電極を形成する技術が提案されており、特にプリント配線基板の製造に応用されつつある。この方法で、欠陥のほとんどない均一な組成で、導電性が高い電極を形成するには、高濃度で塗装適性に優れ、金属コロイド粒子が高度に分散した金属ペースト・インキ・塗料が必要とされる。
一方、金属コロイド粒子は微粒子であるが故に表面エネルギーが大きく、凝集し易いため、金属コロイド粒子を配合したコーティング剤、ペースト、インキ、塗料等を得るには、金属コロイド粒子を予め水、アルコール等の分散媒に分散させた所謂金属コロイド溶液とし、これに適宜バインダーや分散剤、増粘剤等の各種添加剤を加えるのが、一般的である。従って、金属コロイド溶液にも高濃度で、金属コロイド粒子の分散安定性が優れたものが求められており、例えば、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸などの硫黄化合物の存在下で、金属化合物を還元し、得られた金属コロイド粒子をpH8〜14の範囲の分散媒に分散させる技術が知られている(特許文献1参照)。更に、溶媒中に金属塩とアミンを溶解した溶液を還元することにより得られた溶液に、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸などの硫黄化合物を添加して、その硫黄化合物を金コロイド粒子表面に修飾する技術が知られている(特許文献2参照)。
WO02/13999号パンフレット 特開平11−60581号公報
金属コロイドの粒子表面に硫黄化合物を付着させると分散性はある程度改善されるものの、高濃度の金属コロイド溶液が得られ難いという問題がある。前記特許文献1記載の金属コロイド溶液でも、10重量%程度の濃度とすることは容易にでき、その濃度では分散安定性は十分維持されるものの、それ以上の濃度とすることは容易ではない。一方、前記特許文献2には、特定の硫黄化合物で修飾した金コロイド粒子を記載しているものの、高濃度化の可能性あるいはその際の分散安定性については記載していない。そこで、本発明は、より一層高濃度でも分散安定性に優れた金属コロイド粒子を提供するものである。
本発明者は、金属コロイドの粒子表面に付着する硫黄化合物の付着状態を制御することにより、上記の問題点を解決できないかと鋭意研究を重ねた結果、硫黄化合物としてメルカプトカルボン酸を用いてこれを粒子表面に付着させた後、更にメルカプトカルボン酸エステルを付着させ、好ましくは付着させたメルカプトカルボン酸エステルを加水分解すると、得られた金属コロイド粒子は高濃度化が容易になされるものであることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、
(1)メルカプトカルボン酸を金属コロイドの粒子表面に付着させた後、更にメルカプトカルボン酸エステルを付着させることを特徴とする金属コロイド粒子の製造方法、及び、付着させたメルカプトカルボン酸エステルを加水分解させることを特徴とする金属コロイド粒子の製造方法、
(2)メルカプトカルボン酸エステルまたはその加水分解生成物が粒子表面に付着したことを特徴とする金属コロイド粒子、及び、メルカプトカルボン酸とメルカプトカルボン酸エステルまたはその加水分解生成物とが粒子表面に付着したことを特徴とする金属コロイド粒子である。
また、前記の金属コロイド粒子を配合してなることを特徴とする流動性組成物であり、前記流動性組成物を用いて形成したことを特徴とする電極である。
本発明の金属コロイド粒子及び本発明の製造方法で得られる金属コロイド粒子は分散安定性が非常に優れているため、高濃度でも安定した分散状態が維持される。このため、この金属コロイド粒子を配合した流動性組成物は高濃度化、組成の均一化が容易になり、それを用いると、導電性、電磁波遮蔽性等の特性に優れたものが形成でき、特に、プリント配線基板等の微細電極の形成などに利用できる。
本発明の製造方法は、メルカプトカルボン酸を金属コロイドの粒子表面に付着させた後、更にメルカプトカルボン酸エステルを付着させる。メルカプトカルボン酸は、金属コロイドの粒子間に静電気的な反発力を働かせ、安定化の効果が大きいが、高度の分散安定性は得られなかった。これは、メルカプトカルボン酸が二量化し易い性質を有し、三次元的な構造を形成して金属コロイド粒子の表面に付着されるので、密度の高い付着層が得られ難いためと推測される。一方、メルカプトカルボン酸エステルは構造的に二量化し難いものの、金属コロイド粒子に付着し難く、歩留まりが良くない。本発明では、金属コロイド粒子の表面にメルカプトカルボン酸の付着層を形成し、付着層の空隙に吸着させることでメルカプトカルボン酸エステルの付着性を向上させ、同時に付着層の空隙がメルカプトカルボン酸エステルによって埋められるので、付着層が緻密化すると考えられる。次いで、メルカプトカルボン酸エステルが加水分解されるとエステルがカルボキシル化し、メルカプトカルボン酸の状態になって、高度の分散安定性を有する金属コロイド粒子が得られるものと考えられる。
メルカプトカルボン酸エステルは、水分の存在下で、例えば、水系溶媒中や空気中の水分を吸湿する等で、比較的容易に加水分解されるので、特に加水分解を行わなくても加水分解が進み、最終的に本発明の効果が得られるが、好ましくは加水分解を行う。例えば、メルカプトカルボン酸エステルが付着した金属コロイド粒子を、水系媒液中で常温下でエイジングするだけでも加水分解することができる。工業的には水系媒液中で50〜100℃の範囲の温度で加熱すると、加水分解が進み易いので好ましく、60〜90℃の範囲がより好ましい加熱温度である。
本発明で用いるメルカプトカルボン酸は、化学式:HSRCOOH(Rはアルキル基等の炭化水素基)または化学式:HOOCR’SRCOOH(R、R’はアルキル基等の炭化水素基)で表される化合物であって、特に低分子量のものであれば、加熱した際に揮発または分解し易く、導電性に影響を与え難いので好ましい。好ましい分子量の範囲は34〜200であり、48〜180の範囲が更に好ましい。具体的には、メルカプト酢酸(分子量92)、3−メルカプトプロピオン酸(分子量106)、メルカプトコハク酸(分子量150)、チオジグリコール酸(分子量150)、チオジプロピオン酸(分子量178)、システイン(分子量121)等や、ジスルフィド酢酸、ジスルフィドプロピオン酸等のジスルフィドカルボン酸の還元生成物が挙げられ、これらから選ばれる1種を用いても、2種以上を組み合わせて用いても良い。中でも、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、ジスルフィド酢酸の還元生成物、ジスルフィドプロピオン酸の還元生成物は効果が高く好ましい。金属コロイド粒子の懸濁液と、メルカプトカルボン酸またはジスルフィドカルボン酸とを混合すると、金属コロイドの粒子表面にメルカプトカルボン酸が付着する。
前記のジスルフィドカルボン酸は、化学式:HSSRCOOH(Rはアルキル基等の炭化水素基)または化学式:HOOCRSSR’COOH(R、R’は同種または異種のアルキル基等の炭化水素基)で表される化合物であって、還元性雰囲気下で容易にメルカプトカルボン酸に転位する。例えば、ジスルフィド酢酸メチル、ジスルフィド酢酸エチル、ジスルフィド酢酸n−ブチル等のジスルフィド酢酸や、ジスルフィドプロピオン酸メチル、ジスルフィドプロピオン酸エチル、ジスルフィドプロピオン酸n−ブチル等のジスルフィドプロピオン酸が挙げられる。
また、メルカプトカルボン酸エステルは化学式:HSRCOOR(R、Rは同種または異種のアルキル基等の炭化水素基)または化学式:ROOCRSRCOOR(R〜Rは同種または異種のアルキル基等の炭化水素基)で表される化合物である。メルカプトカルボン酸エステルも加水分解後の分子量が小さいと、加熱した際に揮発または分解し易いので好ましく、好ましい分子量の範囲は34〜200であり、48〜180の範囲が更に好ましい。メルカプトカルボン酸エステルとしては、メルカプト酢酸メチル、メルカプト酢酸エチル、メルカプト酢酸n−ブチル等のメルカプト酢酸のエステル、メルカプトプロピオン酸メチル、メルカプトプロピオン酸エチル等のメルカプトプロピオン酸のエステルや、ジスルフィド酢酸エステル、ジスルフィドプロピオン酸エステル等のジスルフィドカルボン酸のエステルの還元生成物等が挙げられ、これらから選ばれる1種を用いても、2種以上を組み合わせて用いても良い。中でも、メルカプト酢酸エステル、メルカプトプロピオン酸エステル、ジスルフィド酢酸エステルの還元生成物、ジスルフィドプロピオン酸エステルの還元生成物が効果が高く好ましい。メルカプトカルボン酸が付着した金属コロイド粒子の懸濁液と、メルカプトカルボン酸エステルまたはジスルフィドカルボン酸エステルとを混合すると、金属コロイドの粒子表面にメルカプトカルボン酸エステルが更に付着する。
前記のジスルフィドカルボン酸のエステルは、化学式:HSSRCOOR(R、Rは同種または異種のアルキル基等の炭化水素基)または化学式:ROOCRSSRCOOR(R〜Rは同種または異種のアルキル基等の炭化水素基)で表される化合物であって、還元性雰囲気下で容易にメルカプトカルボン酸エステルに転位する。具体的には、ジスルフィド酢酸メチル、ジスルフィド酢酸エチル、ジスルフィド酢酸n−ブチル等のジスルフィド酢酸のエステルや、ジスルフィドプロピオン酸メチル、ジスルフィドプロピオン酸エチル、ジスルフィドプロピオン酸n−ブチル等のジスルフィドプロピオン酸のエステル等が挙げられる。
メルカプトカルボン酸、メルカプトカルボン酸エステルの使用量は、金属コロイド粒子1重量部に対し、いずれも0.001〜0.3重量部の範囲とすると、安定性を向上させる効果が得られ易く、0.01〜0.1重量部の範囲が更に好ましい。また、メルカプトカルボン酸とメルカプトカルボン酸エステルの使用量の割合は、モル比で0.5〜3の範囲が好ましく、0.7〜1.5の範囲が更に好ましい。
金属コロイド粒子を得るには、金属化合物と還元剤とを反応させたり、金属化合物に適当な波長の光を照射する、所謂光デポジション法などの公知の方法を用いることができる。金属コロイド粒子を製造するための原料である金属化合物は、例えば、前記金属の塩化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩等を用いることができる。金属化合物を溶解する媒液には、水またはアルコール等の有機溶媒、あるいはこれら2種以上の混合溶媒を用いることができ、金属化合物の媒液中の濃度は、金属化合物が溶解する範囲であれば特に制約はないが、工業的には5ミリモル/リットル以上とすることが好ましい。水性の金属コロイド粒子を製造するには、金属化合物が水溶性のものであれば好ましいが、水に難溶であっても、金属成分と可溶性の錯体を形成する塩素イオンやアンモニア等を含む化合物を加えて用いることもできる。
金属化合物と還元剤とを反応させる方法は、多量の金属化合物を処理できるので、工業的に好ましい。還元剤としては公知のものを用いることができ、例えば、ヒドラジンや、塩酸ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、抱水ヒドラジン等のヒドラジン化合物等のヒドラジン系還元剤、水素化ホウ素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、次亜硝酸ナトリウム、亜リン酸及び亜リン酸ナトリウム等のその金属塩、次亜リン酸及び次亜リン酸ナトリウム等のその金属塩、アルデヒド類、アルコール類、アミン類、糖類等が挙げられ、これらを1種または2種以上を用いても良い。還元反応は任意の温度で行うことができ、水性媒液中で行う場合には、5〜90℃の範囲の温度であれば、反応が進み易いので好ましい。還元剤の添加量は金属に還元できる範囲であれば適宜設定することができ、金属化合物1モルに対して、0.2〜50モルであることが好ましい。添加量が0.2モル未満では還元反応が十分に進行し難いため好ましくなく、50モルを超えると生成した金属コロイド粒子の分散が不安定になり易いため好ましくない。
金属化合物と還元剤の混合液のpHを8〜14の範囲に調整すると、金属化合物が媒液中に均一に分散し、還元反応が生じ易いので好ましい。更に好ましいpHの範囲は8〜13であり、8〜12であれば一層好ましい。具体的には、例えば、金属化合物を含む媒液のpHを調整した後、金属化合物を還元しても良く、あるいは、還元剤を混合した後、pHを調整しても良い。pH調整には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物や炭酸塩、アンモニア等のアンモニウム化合物、アミン類等の塩基性化合物を用いることができる。混合液中で生成させた金属コロイド粒子は、必要に応じてろ別、洗浄、媒液に再分散させて懸濁液とするか、あるいは、そのままで懸濁液として、メルカプトカルボン酸及びメルカプトカルボン酸エステルを混合し、これらを付着させる工程に供することができる。
本発明の好ましい実施形態としては、金属化合物と還元剤との反応を、保護コロイドの存在下で行う。この方法では、保護コロイドの作用により、高度に分散した金属コロイド粒子が得られる。生成した金属コロイド粒子には保護コロイドが付着するので、保護コロイドが低分子量のものであれば、加熱した際に揮発または分解し易く、導電性に影響を与え難いので好ましい。好ましい分子量の範囲は34〜200であり、48〜180の範囲が更に好ましい。保護コロイドとしては、クエン酸及びその誘導体、アニリン及びその誘導体や、酸チオール類、脂肪族チオール類、脂環式チオール類、芳香族チオール類等のチオール類、チオグリコール類、チオアミド類、ジチオール類、チオール酸(チオン酸)類、チオン類、ポリチオール類、チオ炭酸類、チオ尿素類、硫化水素及びそれらの誘導体等の硫黄化合物を用いることができる。中でも、酸チオール類に族するメルカプトカルボン酸を保護コロイドとして用いると、高度に分散した金属コロイド粒子が得られるばかりでなく、メルカプトカルボン酸の金属コロイド粒子へ付着も同時に行えるので好ましい。ジスルフィドカルボン酸は還元性雰囲気下で容易にメルカプトカルボン酸に転位するので、メルカプトカルボン酸に替えて用いても良い。メルカプトカルボン酸、ジスルフィドカルボン酸としては、前記の化合物を用いることができる。保護コロイドは、金属コロイド粒子1重量部に対し、0.001〜1.5重量部の範囲で用いると少なくとも保護コロイドとしての安定化効果が得られ易いため好ましく、より好ましくは0.05〜1.5重量部の範囲であり、0.05〜0.5重量部の範囲が更に好ましい。メルカプトカルボン酸またはジスルフィドカルボン酸を用いる場合は、金属コロイド粒子1重量部に対し、0.001〜0.3重量部の範囲が好ましく、0.01〜0.1重量部の範囲が更に好ましい。
また、本発明のより好ましい実施形態は、メルカプトカルボン酸またはジスルフィドカルボン酸の存在下、金属化合物と還元剤とを反応させてメルカプトカルボン酸が付着した金属コロイド粒子を得る工程、得られた金属コロイド粒子を含む懸濁液とメルカプトカルボン酸エステルまたはジスルフィドカルボン酸エステルを混合し、メルカプトカルボン酸エステルを更に付着させる工程を経る方法であり、更に好ましくは、付着したメルカプトカルボン酸エステルを加水分解する工程を経る方法である。
このようにして得られた金属コロイド粒子は、媒液のpHを5以下にすると容易に凝集するので、吸引ろ過、沈降分離等の比較的簡単な操作でろ別できる。より好ましいpHの範囲は、0〜5である。ろ別した金属コロイド粒子は常法により洗浄することができ、可溶性塩類を十分に除去できるので、導電性等の特性上好ましいものとなる。pH調整には、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等の有機酸等の酸性化合物を用いることができる。
本発明の金属コロイド粒子は、メルカプトカルボン酸エステルまたはその加水分解生成物を金属コロイドの粒子表面に付着させたものである。メルカプトカルボン酸は、前述のように二量化し易い性質を有するので、緻密な付着層が形成され難いが、メルカプトカルボン酸エステルは二量化し難く、しかも、加水分解されるとメルカプトカルボン酸の状態になり、金属コロイドの粒子間に静電気的な反発力を働かせ、高度の分散安定性が得られると考えられる。メルカプトカルボン酸エステルは加水分解生成物として付着させるのが好ましいが、水分の存在下で比較的容易に加水分解されるので、メルカプトカルボン酸エステルとして金属コロイド粒子に付着させておいても、最終的に加水分解され同様の効果が得られる。更に好ましくは、粒子表面にメルカプトカルボン酸を付着させると、メルカプトカルボン酸の付着層の空隙にメルカプトカルボン酸エステルが吸着されるので付着性が向上し、より優れた分散安定性が得られる。金属コロイド粒子の表面にはこれらの化合物以外にも、金属コロイド粒子の生成時に用いられる各種の保護コロイドが付着していても良い。
メルカプトカルボン酸エステルとしては、前記のメルカプト酢酸エステル、メルカプトプロピオン酸エステル、ジスルフィド酢酸エステルの還元生成物、ジスルフィドプロピオン酸エステルの還元生成物等を用いることができる。その付着量は、金属コロイド粒子1重量部に対し、0.001〜0.3重量部の範囲であると、優れた安定性が得られるので好ましく、0.01〜0.1重量部の範囲が更に好ましい。また、メルカプトカルボン酸としては、前記のメルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、ジスルフィド酢酸の還元生成物、ジスルフィドプロピオン酸の還元生成物等を用いることができ、その付着量は、金属コロイド粒子1重量部に対し、0.001〜0.3重量部の範囲が好ましく、0.01〜0.1重量部の範囲が更に好ましい。
本発明において、金属コロイド粒子を構成する金属種には特に制限はないが、周期表VIII族(鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金)、及び、IB族(銅、銀、金)であれば、多くの用途に用いることができ、これらから選ばれる1種の金属を用いても良く、あるいは、2種以上の金属を合金にしたり、2種以上の金属を積層させる等して、組み合わせて用いても良い。中でも、金、銀、白金、パラジウム、銅は導電性に優れているので、電極材料として特に好ましい。金属コロイド粒子の平均粒子径は、1〜100nmの範囲が好ましく、2〜50nmの範囲が更に好ましい。
次に、本発明は、前記の金属コロイド粒子、あるいは前記の方法で得られた金属コロイド粒子を配合した流動性組成物であって、金属コロイド溶液、または金属ペースト・インキ・塗料などを包含する。金属コロイド溶液は、金属コロイド粒子を最大で80重量%、好ましくは20〜80重量%の範囲で含む高濃度のものでありながら、分散安定性に優れている。従来の金属コロイド溶液は、分散安定性や工業的な濃縮技術の問題により、金属コロイド粒子の濃度を最大でも10重量%程度にしかできず、これを用いる金属ペースト・インキ・塗料は、配合や特性の設計が著しく制限を受けた。金属コロイド溶液に含まれる金属コロイド粒子の平均粒子径は、1〜100nmの範囲が好ましく、2〜50nmの範囲が更に好ましい。
金属コロイド粒子は、製造後、通常、ろ別され、湿ケーキの状態として得られるので、この湿ケーキに水またはアルコール等の有機溶媒、あるいはこれら2種以上の混合溶媒の媒液を加えて撹拌し、必要に応じてサンドミル、ラインミル、コロイドミル等の分散機、超音波分散機を用いて再分散させる。本発明の金属コロイド粒子はアルカリ性の媒液に容易に分散するので、ろ別後の金属コロイド粒子をpHが8〜14の範囲、好ましくは8〜13の範囲、より好ましくは8〜12の範囲に調整した水系媒液中に再分散させるのが好ましい。金属コロイド溶液中の金属コロイド粒子の濃度は任意に設定でき、濃縮しなくても、前記濃度の金属コロイド溶液が得られる。pH調整には、例えば、前記のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物や炭酸塩、アンモニウム化合物、アミン類等の塩基性化合物を用いることができる。
更に、前記金属コロイド溶液に、必要に応じて分散剤、増粘剤等の各種添加剤や、溶媒、バインダー樹脂等を加えたペースト・インキ・塗料とすることができる。これらの添加剤、溶媒、バインダー樹脂等は、用途に応じて適宜選択することができる。例えば、分散剤としてはカルボン酸、スルホン酸、硫酸または亜硫酸エステル型、リン酸エステル型及びそれらの塩等のアニオン系界面活性剤、脂肪族アミン、芳香族アミン、複素環アミン及びそれらの第4級アンモニウム塩等のカチオン系界面活性剤、エーテル型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型等のノニオン系界面活性剤等が、溶媒には比較的高沸点の非極性溶剤あるいは低極性溶剤、具体的には、テルピネオール、ミネラルスピリット、キシレン、トルエン、エチルベンゼン、メシチレン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、シクロヘキサン、シクロオクタン等が挙げられる。また、バインダー樹脂にはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、オリゴエステルアクリレート樹脂、キシレン樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。金属コロイド粒子の配合量は用途に応じて適宜設定することができるが、固形分中に金属コロイド粒子を10〜100重量部程度含むのが、一般的である。
前記の金属ペースト・インク・塗料は、例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷等の方法により、基板に塗布後、加熱焼成して、プリント配線基板の回路や、その他の電極を製造するのに用いることができる。前記金属ペースト・インク・塗料は高濃度で金属コロイド粒子が高度に分散しているので、これを用いて製造した前記の電極は欠陥がほとんどなく均一な組成で、電気特性の優れたものとなる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。
1.金属コロイド粒子の調製
実施例1
金属化合物として硝酸銀50g、メルカプトカルボン酸としてメルカプト酢酸1.4gを純水140ミリリットルに溶解し、28%アンモニア水150ミリリットルを加え、pHが11.8の溶液を調整した。一方、還元剤として水素化ホウ素ナトリウム2.1gを、28%アンモニア水4ミリリットルを加えた295ミリリットルの純水に溶解した。両者を30分間かけて600ミリリットルの純水中に撹拌しながら同時に滴下し、硝酸銀を還元させて銀コロイド粒子を媒液中に生成させた。次いで、メルカプトカルボン酸エステルとしてメルカプト酢酸メチル1.6gを添加し、メルカプト酢酸とメルカプト酢酸メチルとが表面に付着した本発明の金属コロイド粒子(試料A)を得た。
実施例2
実施例1の金属コロイド粒子の調製において、金属化合物及びメルカプトカルボン酸を含む溶液として、硝酸銀50g、3−メルカプトプロピオン酸1.6gを純水220ミリリットルに溶解し、28%アンモニア水70ミリリットルを加え、pHを11.6に調整した溶液を用いたこと以外は実施例1と同様にして、3−メルカプトプロピオン酸とメルカプト酢酸メチルとが表面に付着した本発明の銀コロイド粒子(試料B)を得た。
実施例3
実施例1の金属コロイド粒子の調製において、メルカプト酢酸メチルをメルカプト酢酸n−ブチルに替え、その添加量を2.2gとしたこと以外は実施例1と同様にして、メルカプト酢酸とメルカプト酢酸n−ブチルとが表面に付着した本発明の銀コロイド粒子(試料C)を得た。
2.メルカプトカルボン酸エステルの加水分解
実施例4
実施例1で得られた試料Aを含む媒液を、60℃の温度で1時間加熱処理した。その後、硝酸(30%)を用いて媒液のpHを2.5に調整し、銀コロイド粒子を沈降させ、真空ろ過機で銀コロイド粒子をろ別し、ろ液の電気伝導度が10μS/cm以下になるまで水洗して、メルカプト酢酸とメルカプト酢酸メチルの加水分解生成物とが表面に付着した本発明の銀コロイド粒子(試料D)の湿ケーキを得た。
実施例5
実施例1で得られた試料Aを含む媒液を、硝酸(30%)を用いて媒液のpHを2.5に調整し銀コロイド粒子を沈降させ、次いで、得られた沈降懸濁液を60℃の温度で1時間加熱処理した後、実施例4と同様にろ別、水洗してメルカプト酢酸とメルカプト酢酸メチルの加水分解生成物とが表面に付着した本発明の銀コロイド粒子(試料E)の湿ケーキを得た。
実施例6
実施例2で得られた試料Bを含む媒液を、実施例4と同様に加熱処理、ろ別、水洗して、3−メルカプトプロピオン酸とメルカプト酢酸メチルの加水分解生成物とが表面に付着した本発明の銀コロイド粒子(試料F)の湿ケーキを得た。
実施例7
実施例3で得られた試料Cを含む媒液を、実施例4と同様に加熱処理、ろ別、水洗して、メルカプト酢酸とメルカプト酢酸n−ブチルの加水分解生成物とが表面に付着した本発明の銀コロイド粒子(試料G)の湿ケーキを得た。
実施例8
実施例1で得られた試料Aを含む媒液を、25℃の温度で2時間撹拌してメルカプト酢酸メチルを加水分解させ、その後、実施例4と同様にろ別、水洗して、メルカプト酢酸とメルカプト酢酸メチルの加水分解生成物とが表面に付着した本発明の銀コロイド粒子(試料H)の湿ケーキを得た。
3.金属コロイド溶液の調製
実施例9〜13
実施例4〜8の銀コロイド粒子(試料D〜H)の湿ケーキを、濃度が70%になるように水に添加し、2−アミノエタノールにてpHを9に調整した後、超音波分散機で1時間かけて再分散させ、本発明の銀コロイド溶液(試料I〜M)を得た。これらを、それぞれ実施例9〜13とする。
比較例1
実施例1の金属コロイド粒子の調製において、メルカプト酢酸メチルを添加せずに銀コロイド粒子を得た後、実施例4と同様に加熱処理、ろ別、水洗してメルカプト酢酸が表面に付着した銀コロイド粒子の湿ケーキを得、更に実施例9〜13と同様にして銀コロイド溶液(試料N)を得た。
評価1
実施例9〜13、比較例1の金属コロイド溶液(試料I〜N)の安定性を評価した。評価は製造直後10時間静置したものと、室温にて1ヶ月貯蔵したものについて、沈降物を除去し、上澄み中に含まれる銀コロイド粒子の濃度と、その銀コロイド粒子の凝集粒子径を、マイクロトラックUPA9340型粒度分布測定装置(日機装製)を用いて測定することで行った。凝集粒子径は50%個数基準による平均粒子径として表す。結果を表1に示す。本発明の金属コロイド溶液は、貯蔵前後でも金属コロイド溶液の濃度がほとんど変わらず、沈降物が生成し難いことが判る。また、金属コロイド粒子の凝集粒子径にもほとんど変化がなく、分散状態が安定していることが判る。
Figure 2005179754
実施例14〜18、比較例2
実施例9〜13、比較例1で得られた金属コロイド溶液(試料I〜N)を、純水で銀コロイド粒子の濃度が40重量%になるように調整した後、表2に示す処方で10分間超音波分散機で分散させ、銀インキを得た。それぞれを実施例14〜18、比較例2(試料O〜T)とする。
Figure 2005179754
評価2
実施例14〜18、比較例2の銀インキ(試料O〜T)を製造直後のものと製造後1ヶ月貯蔵したものについて、#16バーコーターでガラス板上に塗布し風乾した後、70℃の温度で10分間予備加熱し、更に150℃の温度で30分間焼きつけ塗膜化した。塗膜の体積抵抗率を、ロレスタ−GP型低抵抗率計(三菱化学社製)を用いて測定した。結果を表3に示す。本発明の銀インキは貯蔵後もほとんど導電性が低下せず、安定性が優れていることが判る。
Figure 2005179754
本発明の金属コロイド粒子及び本発明の製造方法で得られる金属コロイド粒子は高濃度でも分散安定性が保持され易く、それを配合した流動性組成物、例えば、金属コロイド溶液、金属ペースト・インキ・塗料は、導電性付与剤、電磁波遮蔽剤、着色剤などの種々の用途に用いることができ、特に、プリント配線基板等の微細電極の形成などに有用である。

Claims (11)

  1. メルカプトカルボン酸を金属コロイドの粒子表面に付着させた後、更にメルカプトカルボン酸エステルを付着させることを特徴とする金属コロイド粒子の製造方法。
  2. 付着させたメルカプトカルボン酸エステルを加水分解させることを特徴とする請求項1に記載の金属コロイド粒子の製造方法。
  3. 水系媒液中でメルカプトカルボン酸エステルを50〜100℃の温度下で加水分解することを特徴とする請求項2に記載の金属コロイド粒子の製造方法。
  4. メルカプトカルボン酸がメルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、ジスルフィド酢酸の還元生成物、ジスルフィドプロピオン酸の還元生成物からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の金属コロイド粒子の製造方法。
  5. メルカプトカルボン酸エステルがメルカプト酢酸エステル、メルカプトプロピオン酸エステル、ジスルフィド酢酸エステルの還元生成物、ジスルフィドプロピオン酸エステルの還元生成物からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の金属コロイド粒子の製造方法。
  6. メルカプトカルボン酸またはジスルフィドカルボン酸の存在下、金属化合物と還元剤とを反応させてメルカプトカルボン酸が付着した金属コロイド粒子を得る工程、得られた金属コロイド粒子を含む懸濁液とメルカプトカルボン酸エステルを混合し、更にメルカプトカルボン酸エステルを付着させる工程を経ることを特徴とする請求項1に記載の金属コロイド粒子の製造方法。
  7. メルカプトカルボン酸エステルまたはその加水分解生成物が粒子表面に付着したことを特徴とする金属コロイド粒子。
  8. 更にメルカプトカルボン酸が粒子表面に付着したことを特徴とする請求項7に記載の金属コロイド粒子。
  9. メルカプトカルボン酸エステルの加水分解生成物が、金属コロイド粒子の表面に付着したメルカプトカルボン酸エステルを加水分解したものであることを特徴とする請求項7に記載の金属コロイド粒子。
  10. 請求項7に記載の金属コロイド粒子を配合してなることを特徴とする流動性組成物。
  11. 請求項10に記載の流動性組成物を用いて形成したことを特徴とする電極。
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