JP2005176029A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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武 森川
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Abstract

【課題】消去対象の画像データが消去される前あるいは消去途中に、停電が発生したり不用意に電源が遮断された場合や、管理情報が消失したような場合であっても、消去対象の画像データを確実に消去して復元可能な状態で残ることのないようにした画像処理装置等を提供する。
【解決手段】第1の記憶手段7に画像データが記憶蓄積される。この第1の記憶手段7に記憶されている画像データについての管理情報が、第2の記憶手段9に記憶される。電源投入時に、前記管理情報に基づいて、制御手段12が、前記第1の記憶手段7に未消去状態で存在している消去対象の画像データを復元不可能に消去する。従って、電源投入時に、管理情報に基づいて、消去対象の画像データが未消去のまま第1の記憶手段7に記憶されていることが判明した場合には、制御手段により消去されるから、消去対象の画像データが復元可能な状態で残存する不都合を防止できる。
【選択図】 図6

Description

この発明は、画像データを記憶手段に格納して保存することのできる機能を備えた画像処理装置に関する。
近年の画像処理装置、例えば、複写機、ファクシミリ、あるいは複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などの多機能を備えた複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)等に用いられる画像処理装置では、入力されたジョブの画像データを大量に蓄積するため、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置を備えたものが提供されている。
このような記憶装置を備えた画像処理装置では、記憶装置に格納保存された画像データは、何回でも読み出して利用することができる。
ところで、記憶装置に転送される画像データには、ジョブのモードに応じて記憶装置に蓄積状態で残しておく必要のないものがある。例えば、通常のコピージョブや外部コンピュータなどから送信されたプリントジョブ等の画像データが該当するが、このような画像データであっても、記憶装置に一旦格納されるものとなされている。また、記憶装置に蓄積状態で残しておいた画像データであっても、のちに不要になったために破棄したい場合がある。
そこで、下記特許文献1には、記憶装置に記憶された画像データを任意に消去可能に構成し、あるいは所定時間経過後に自動的に消去させるようにした画像処理装置が提案されている。
また、下記特許文献2には、管理手段により画像処理装置の状態を管理し、画像処理装置の状態に応じた所定のタイミングで、画像情報消去手段により画像データを消去する画像処理装置が提案されている。
特開平9−284518号 特開2003−37719号
ところで、記憶装置に記憶されている画像データを復元不可能な状態で消去するために、消去用の特定のデータを消去対象の画像データの領域に上書きすることが行われている。
このような画像データの消去処理中に、新たな画像データが入力されて、記憶装置へ記憶するために記憶装置への書き込み要求がなされる場合がある。また逆に、画像データの書き込み処理中に、画像データの消去要求がなされる場合がある。
しかしながら、上記従来の技術では、画像データの消去処理と画像データの書き込み処理とが重なった場合には、現在実行中の処理の終了後に、他方の処理が実行されるものであった。このため、新たな画像データの書き込み処理が待たされ、あるいは消去処理が待たされるという問題があった。
特に、大量画像データを有するジョブについては、消去処理あるいは書き込み処理友に長時間を要することから、他方の処理は長時間実行できないことになり、効率が良くなかった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、画像データの消去処理と画像データの書き込み処理とが重なった場合に、実行中の処理の終了を待つことなく、他方の処理を実行することができる画像処理装置及び画像処理方法の提供を課題とする。
上記課題は、画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に画像データを書き込む書き込み手段と、前記記憶手段に記憶されている消去対象の画像データを消去する消去手段と、前記消去手段による消去対象の画像データの消去処理と、前記書き込み手段による前記記憶手段への新たな画像データの書き込み処理とが重なった場合には、前記書き込み手段に、前記消去対象の画像データ上へ前記新たな画像データを上書きさせることにより、前記消去対象の画像データの消去処理を実行させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置によって解決される。
この画像処理装置では、消去手段による消去対象の画像データの消去処理と、前記書き込み手段による前記記憶手段への新たな画像データの書き込み処理とが重なった場合には、前記書き込み手段は、制御装置によって、前記消去対象の画像データ上へ新たな画像データを上書きするように制御され、この上書きによって未消去の画像データは復元不可能に消去される。つまり、画像データの消去処理と新たな画像データの書き込み処理とが同時に実行されるから、一方の処理が終了するまで、他方の処理の実行を待たなくても良くなる。
前記画像処理装置において、前記新たな画像データの上書きによって前記消去対象の画像データを消去しきれない場合には、前記制御手段は、前記書き込み手段による上書き終了後に、前記消去手段に残りの画像データの消去処理を実行させる構成としても良い。
この場合には、消去対象の画像データよりも上書きされる画像データが少量であっても、上書きによって消去しきれないデータ部分は、消去手段による通常の消去処理によって消去されるから、消去対象の画像データが確実に消去される。
また、上記課題は、画像データを記憶手段に書き込んで記憶させるステップと、前記記憶手段に記憶されている消去対象の画像データを消去するステップと、前記消去ステップによる消去対象の画像データの消去処理と、前記書き込みステップによる前記記憶手段への新たな画像データの書き込み処理とが重なった場合には、前記書き込みステップにより、前記消去対象の画像データ上へ前記新たな画像データを上書きさせることにより、前記消去対象の画像データの消去処理を実行させる制御ステップと、を備えたことを特徴とする画像処理方法によっても解決される。
この画像処理方法において、前記新たな画像データの上書きによって前記消去対象の画像データを消去しきれない場合には、前記制御ステップでは、前記書き込みステップによる上書き終了後に、残りの画像データの消去処理を実行させるものとしても良い。
請求項1に係る発明によれば、消去対象の画像データの消去処理と新たな画像データの書き込み処理とを同時に実行できるから、現在実行中の消去処理または書き込み処理の終了を待って、新たな書き込み処理または消去処理を行う必要はなくなり、全体の処理時間を短縮でき、処理効率を向上でき、生産性を向上できる。
もとより、消去対象の画像データは、新たな画像データの上書きによって復元不可能に消去されるから、消去対象の画像データが未消去のまま記憶手段に残存するのを防止でき、高いセキュリティを確保できる。
請求項2に係る発明によれば、消去対象の画像データよりも上書きされる画像データが少量であっても、消去対象の画像データを確実に消去でき、セキュリティをより高めることができる。
請求項3に係る発明によれば、消去対象の画像データの消去処理と新たな画像データの書き込み処理とを同時に実行できるから、現在実行中の消去処理または書き込み処理の終了を待って、新たな書き込み処理または消去処理を行う必要はなくなり、全体の処理時間を短縮でき、処理効率を向上でき、生産性を向上できる。
請求項4に係る発明によれば、消去対象の画像データよりも上書きされる画像データが少量であっても、消去対象の画像データを確実に消去でき、セキュリティをより高めることができる。
以下、この発明の一実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置としてのMFP1のブロック図である。
このMFP1は、原稿読取部2と、プリンタ部3と、イーサネット(EtherNet)コントローラ4を備えている。
前記原稿読取部2は、原稿を読み取るためのスキャナを備え、読み取った原稿の画像データは、読取画像インターフェース部(図面ではIR画像I/Fと記す)21を介して、バス調停器8に送られるものとなされている。
前記プリンタ部3は、バス調停器8からプリンタインターフェース部(図面ではプリンタI/Fと記す)31を介して転送されてきた画像データを、用紙等に印字するものである。
前記イーサネットコントローラ4は、イーサネット41を介してジョブの送受を行うものであり、ユーザパソコン等の外部装置40からイーサネット41を介して送信されてきたプリントジョブを受信し、あるいは原稿読取部2で読み取った原稿の画像データを、イーサネット41を介して外部装置40へ送信する。
さらに、MFP1は、ワークメモリ5、画像メモリ6、ハードディスク装置(図面ではHDDと記す)7、バックアップメモリ9、電池10、前述したバス調停器8、メモリコントローラPCIブリッジ11、CPU12等を備えている。
前記ワークメモリ5は、イーサネットコントローラ4が受信したジョブに含まれるデータ、あるいは原稿読取部2で読み取られた画像データ等の出力対象データを展開するものである。
前記画像メモリ6は、前記ワークメモリ5で展開された画像データを一旦記憶するものである。この画像メモリ6に記憶された画像データは、MFP1の電源をオフにすると消去される。
前記ハードディスク装置7は、記憶手段として機能するものであり、前記画像メモリ6に一旦記憶された画像データを、ページ毎に復元可能に記憶するものである。このハードディスク装置7に記憶された画像データは、MFP1の電源をオフにしても消去されない。
前記バックアップメモリ9は、画像メモリ6及びハードディスク装置7に記憶される画像データについての管理情報を、記憶するものである。この管理情報については後述する。
前記電池10は、バックアップメモリ9を動作状態に保持するものであり、電池電圧が低下すると、バックアップメモリ9の記憶内容が消失するものとなされている。即ち、バックアップメモリ9として揮発性のメモリが用いられている。
前記バス調停器8は、転送制御部81によって、前記出力対象データのMFP1内の各部への転送を行うものである。
前記メモリコントローラPCIブリッジ11は、ワークメモリ5に対するデータの入力及び出力状態等を制御するとともに、CPU12のバスとPCIバスとを接続するものである。
前記CPU12は、メモリコントローラPCIブリッジ11、転送制御部81、画像メモリ6やハードディスク装置7に対する画像データの書き込み動作や読み出し動作の制御、画像データの消去に関する制御等、MFP1の全体を統括的に制御する。即ち、CPU12は画像データの書き込み手段、消去手段制御手段等として機能する。
そのほか、CPU12は、各種の機能を有する。例えば、ハードディスク装置7に消去対象データが未消去のまま存在しているか否かを判断したり、新たな画像データのハードディスク装置7への書き込み要求や、ハードディスク装置7からの画像データの読み出し要求が存在しているか否か等を判断する手段として機能する。また、MFP1の電源の投入時に、前記バックアップメモリ9に記憶されている管理情報に基づいて、前記ハードディスク装置7に消去すべき画像データが未消去のまま存在しているか否かを判断したり、同じく電源投入時に、前記電池10の電圧が正常か否かを判断することにより前記管理情報が消失しているか否かを判断する手段として機能する。
図1に示したMFP1において、実行可能なジョブの種類は、コピージョブ、スキャンジョブ、プリンタジョブである。また、データの流れとしては、データ入力、データ出力、ハードディスク装置に記憶されているデータの消去がある。
これらのデータの流れを、入力、出力、消去に分けて説明すると次の通りである。
[データ入力]
コピージョブ、スキャンジョブについては、原稿読取部2で読み取られた画像データが、読取画像インターフェース部21を介してワークメモリ5に転送されたのち、画像メモリ6に記憶され、さらにハードディスク装置7に記憶される。なお、スキャンジョブとは、原稿読取部2によって読み取られた原稿の画像データを外部に送信するジョブをいう。
プリンタジョブについては、外部装置40からイーサネット41を経由して送信されてきたプリントデータがイーサネットコントローラ4で受信され、ワークメモリ5に展開されたのち、画像メモリ6に記憶され、さらにハードディスク装置に記憶される。
[データ出力]
コピージョブ、プリンタジョブについては、画像メモリ6に画像データが存在するときには画像メモリ6から、画像メモリ6に画像データが存在しないときにはハードディスク装置7から、それぞれ読み出されたデータがワークメモリ5、プリンタインターフェース部31を経由してプリンタ部3に転送され、プリントされる。
スキャンジョブについては、画像メモリ6に画像データが存在するときには画像メモリ6から、画像メモリ6に画像データが存在しないときにはハードディスク装置7から、それぞれ読み出されたデータがワークメモリ5を経由してイーサネットコントローラ4へ転送され、イーサネット41を介してユーザパソコン等の外部装置40へと送信される。
[データ消去]
ハードディスク装置7に記憶されているデータの消去は、所定の消去用データあるいは新たに入力された画像データを上書きすることにより行われる。
この実施形態に係るMFP1において、画像データの登録を行うときは、MFP1は画像データの入力後、常時、ハードディスク装置7へ画像データを書き込む。従って、MFP1の電源がオフにされても画像データを復元可能に記憶保持することが可能である。
しかし、ハードディスク装置7に転送された画像データには、ジョブのモードによって、電源がオフにされても残しておく必要があるものと、必要のないものとがある。具体的には、通常のコピージョブやプリンタジョブは、電源がオフにされても画像データを残しておく必要はないが、ハードディスク装置7への蓄積モードのように一度登録したデータを何度も利用する場合などは、電源がオフにされても保存しておく必要がある。
本実施形態では、ハードディスク装置7に保存されたデータが不要である時に、セキュリティー対策として、前記バックアップメモリ9に記憶されている画像データ管理情報に基づいて、他のデータを上書きすることにより前記不要データを復元不可能に消去する。
図2に、前記画像データ管理情報の構成図を示す。
画像データ管理情報は、画像データの入出力制御と画像データの消去のために、1ページあるいは複数のページからなる画像データが、画像メモリ6及びハードディスク装置7のどの位置に存在するかを、ジョブ単位ごとに記憶しておくものである。
この画像データ管理情報については、例えば画像データの消去途中に停電が発生したり不用意に電源がオフされたとしても、電源再投入時に画像データを消去可能なように常時バックアップしておく必要があるため、バックアップメモリ9に記憶される。画像データ管理情報は、ジョブの種類が電源オフされても画像データを記憶しておく必要のあるジョブか否かに関わらず、全てのジョブについて作成される。
この実施形態では、画像データ管理情報としてジョブデータ属性情報とページデータ属性情報がある。ジョブデータ属性情報には、ジョブの種々のモード情報が登録される。ページデータ属性情報には、ページ毎に属性情報が登録される。
各ページは画像の副走査方向に所定のライン数でバンド分割され、各バンド毎に、画像メモリ6上の格納アドレス、ハードディスク装置7上の格納アドレスが登録されている。図2では、1つのジョブが2ページからなり、各ページが3バンドから構成される場合を示している。
さらに、ページデータ属性情報として、各バンド毎に、ハードディスク装置7の画像データが消去済みであるか否かを示すフラグが設定されるものとなされている。画像データの消去のための上書きは、画像データが不要になった時点から行われるが、前記画像消去済みフラグは、この上書きによる消去処理が終了した時点でセットされるようになっている。
図2に示したような画像データ管理情報は、画像データが不要になってかつページ毎の画像消去済みフラグが全てセットされた時点で、ジョブ単位で破棄される。
前述したように、本実施形態では、入力された画像データは一旦画像メモリ6に記憶され、ページ単位でハードディスク装置7に転送される。従って、画像データの存在に関しては以下の場合がある。
1、画像メモリ6だけに存在する場合
2、ハードディスク装置7にだけ存在する場合
3、画像メモリ6とハードディスク装置7の両方に存在する場合
画像データの存在に関する情報は、前記ページデータ属性情報に記憶され、画像データの取り出しが必要になった時点でこの情報が参照される。この時、もし画像データがハードディスク装置7にのみ存在していれば、ハードディスク装置7から画像データを一旦画像メモリ6上に復帰(読み出し処理)させた後で、プリント処理が行われ、あるいはスキャンジョブとして外部装置40への送信処理が行われる。
ハードディスク装置7に記憶されている画像データの書き込み及び消去に関する説明図を図3、図4に示す。この説明は、以下のフローチャートの説明の時に併せて行う。
図5は、CPUが行う、画像データの消去処理を含む画像データ入出力処理の内容を示すフローチャートである。なお、以下の説明及び図面では「ステップ」を「S」と略記している。
図5において、まずMFP1に電源が投入されると、Sl0lの立ち上げ処理が起動される。この立ち上げ処理では、ハードディスク装置7の画像データのうち消去すべき画像データが未消去のまま電源がオフされている可能性、及びバックアップメモリに記憶されている管理情報が消去されている可能性を考慮して必要な処理を行う。
図6に、S101の立ち上げ処理のサブルーチンを示す。
図6において、まずS201で、バックアップ用の電池10の電圧が正常か否かを判断することにより、前記バックアップメモリ9に記憶されている画像データ管理情報が消失しているか否かを判断する。
もしバックアップ用の電池10が切れている場合、換言すれば電圧が正常でない場合は(S201の判断がNO)、バックアップメモリ9の画像データ管理情報が消失しており、ハードディスク装置7の未消去画像データの有無や格納位置が不明であるため、S203に進んでハードディスク装置7の全記憶領域のデータを消去した後、このルーチンを終了しリターンする。このようにハードディスク装置7の全記憶領域のデータを消去することにより、画像データが復元可能な状態でハードディスク装置7に残存して、ハードディスク装置7の廃棄後等に、画像データが悪用されることによるトラブル発生の恐れを未然に防止でき、セキュリティを確保できる。
一方、S201でバックアップ用の電池の電圧が正常であれば(S201の判断がYES)、S202に進み、ハードディスク装置の画像消去処理を行った後リターンする。この画像消去処理の詳細は後述する。
図5に戻って、S102では画像データの入力に関わる処理全般を行う。具体的には、画像データの入力要求があれば、原稿読取部2からの画像入力、又はイーサネット41を介しての外部からのデータ入力を行い、画像メモリ6に画像データを記憶させる。
S103では、ハードディスク装置7への画像データの書き込み処理を行う。詳細は後述する。
S104では、ハードディスク装置7からの画像データの読み出し処理を行う。詳細は後述する。
S105では、画像データの出力に関する処理全般を行う。具体的には、画像データ出力の要求があれば、画像メモリ6から画像データを読み出して、プリンタ3による印字処理を行い、又はイーサネット41を介して外部装置40への送信処理を行う。
S106では、ハードディスク装置7における画像データの消去処理を行う。詳細は後述する。
以上の処理を終了すると、再度S102に戻り、S102〜S106の処理を繰り返し行う。
次に、画像データ管理情報の説明とともに、画像データの消去中に新たな画像データの書き込み要求があった場合の動作について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
図3(a)はハードディスク装置7上の画像データの配置を示す。この図は、1ページ目が3バンド、2ページ目も3バンドからなる画像データがハードディスク装置7に格納された状態を示している。これらハードディスク装置7における画像データ格納位置は、図2の画像データ管理情報におけるハードディスク装置7の開始アドレスに示されている。また、この状態では画像データ管理情報の画像消去済みフラグはまだセットされていない。
図3(b)は、同じくハードディスク装置7に格納された画像データの消去実行中の状態を示す。図中の取り消し線が引かれた部分は消去済みのバンドを示しており、ジョブ1の1ページのみ画像データが消去された状態を示している。この例では、実際の消去処理は、消去すべき領域に消去用の特定データを上書きして画像を復元不可能にすることにより行われる。図3(b)の状態では、画像データ管理情報の画像データ消去済みフラグは、1ページ目のみセットされる。
図3(c)は、図3(b)に示した画像データ消去実行中に、新しい画像データの書き込み要求があった場合を示している。この例では、消去用特定データの上書きによりジョブ1の2ページ目のデータを消去する代わりに、新しいジョブ2の1ページ目のデータを上書きすることにより消去する。この上書き完了時点で、画像データ管理情報において、ジョブ1の2ページ目の画像消去済みフラグがセットされる。
図4(a)〜(d)は、ハードディスク装置7に格納された画像データの消去中に、新たな画像データの書き込み要求があった場合の動作について、新たな画像データの上書きと画像データの消去を2回に分けて行う場合を示すものである。
図4(a)は、ハードディスク装置7上の画像データの配置を示している。この例では、ジョブ1のページ1とページ2が連続した領域ではなく不連続に配置されている。
図4(b)は1ページ目のみ画像データが消去された状態を示す。
図4(c)では、新しい画像データでジョブ2のページ1を上書きする場合を示している。この場合、ジョブ2のページ1が2バンドしか存在しないものとすると、ジョブ1のページ2を全て消去することはできない。このためにまずジョブ1のページ2のバンド1とバンド2のみを上書き消去する。
図4(d)では、ジョブ2の書き込み完了後に、図4(c)で消去できなかったジョブ1のページ2のバンド3とバンド4を、消去用の特定データを書き込んで消去した状態を示している。
本実施形態では、ハードディスク装置7に対して、画像データの読み出し、書き込み、消去という3種類のアクセスが同時に発生する場合があるが、画像データの読み出しを最優先とし、次に画像データの書き込み、最後に画像データの消去という優先順位で、画像メモリ6とハードディスク装置7間の転送を切り替える。
図7は、図5のS103のハードディスク装置7への画像データ書き込み処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図7において、まずS301で、ハードディスク装置7への書き込みデータが存在するか否か、換言すれば書き込み要求があるか否かを判断する。存在すれば(S301の判断がYES)、S302に進み、ハードディスク装置7からの読み出しデータが存在するか否か、換言すれば読み出し要求があるか否かを判断する。読み出しデータが存在しなければ(S302の判断がNO)、S303に進み、消去中断フラグがセットされているか否か判断する。消去中断フラグのセットについては後述する。
消去中断フラグがセットされていない場合は(S303の判断がNO)、S304に進み、ハードディスク装置7に消去対象データ(図7では消去データと記している)が存在するか否かを判断する。存在しない場合は(S304の判断がNO)、S308に進み、通常のハードディスク装置7への書き込み処理を行うために、現在の画像データ管理情報(図2)をチェックしてハードディスク装置7の空きアドレスを計算し、これを書き込みアドレスとする。
S304で、消去対象データが存在する場合は(S304の判断がYES)、S305で、現在消去中のジョブについての消去対象データの書き込みアドレスを、新たな画像データの書き込みアドレスとする。そして、画像データの消去中に新たな画像データの書き込みが行われたため、S306で消去中断フラグをセットする。
次いで、S307では、上記のようにして計算されたハードディスク装置7の書き込みアドレスに対して、画像メモリ6からハードディスク装置7へ画像データを転送して、ハードディスク装置7の書き込みを行った後、リターンする。
前述したように、ハードディスク装置7への書き込みは、消去対象データが存在する場合には、消去対象データの書き込みアドレスを、新たな画像データの書き込みアドレスとして書き込まれるから、消去対象データ上に新たな画像データが上書きされることになり、これにより消去対象データが復元不可能に消去される。
また、S303で、消去中断フラグがセットされていれば、消去対象の画像データのアドレス(新たな画像データの書き込みアドレス)は既に計算されているので、S307でハードディスク装置7ヘの書き込みを行った後、リターンする。
S30lで、ハードディスク装置7への書き込みデータが存在しなければ(S301の判断がNO)、書き込みは行われないので、S309で消去中断フラグをリセットしリターンする。また、S302でハードディスク装置7からの読み出しデータが存在する場合は(S302の判断がYES)、書き込みデータよりも優先順位が高いので書き込みは実行せず、S309に進んで前述と同様に消去中断フラグをリセットする。
次に、図5のS106及び図6のS202の画像データ消去処理の内容を、図8のフローチャートを参照して説明する。
まずS401で、ハードディスク装置7に消去対象の画像データが未消去のまま存在するか否か判断する。存在すれば(S401の判断がYES)、S402で、ハードディスク装置7からの読み出しデータが存在するか否かを判断する。読み出しデータが存在しなければ(S402の判断がNO)、S403でハードディスク装置7への書き込みデータが存在するか否かを判断する。書き込みデータがなければ(S402の判断がNO)、読み出しデータも書き込みデータも存在していないので、S404に進み、消去用の特定の画像データを上書きすることによる画像データ消去処理を実行した後、このサブルーチンを終了しリターンする。
この消去処理は、具体的には、画像メモリ6から画像データ管理情報に登録されたハードディスク装置7のバンド単位の開始アドレスに対して、所定の消去用画像データを転送することにより画像データを復元不可能にする。
また、新たな画像データが消去対象の画像データよりも少量である場合には、図7に示した書き込み処理を実行しても、消去対象の画像データの全てを上書きすることはできず、消去対象の画像データの一部が消去しきれず未消去のまま残ってしまう。しかし、この未消去の画像データに対しては、図8の消去処理に基づいて通常の消去処理が実行される結果、消去対象の画像データの全体が復元不可能に消去される。
S401で、ハードディスク装置7に消去対象データが存在しない場合(S401の判断がNO)、又はS402でハードディスク装置7からの読み出しデータが存在する場合(S402の判断がYES)、又はS403でハードディスク装置7への書き込みデータが存在する場合(S403の判断がYES)には、本ルーチンによる消去は行わず、そのままリターンする。
次に、図5のS104のハードディスク装置7からの画像データ読み出し処理の内容を、図9のフローチャートを参照して説明する。
まずS501で、ハードディスク装置7からの読み出しデータが存在するか否かを判断する。存在していれば(S501の判断がYES)、S502で無条件にハードディスク装置7から画像メモリ6へ画像データの読み出し処理を行った後、このサブルーチンを終了しリターンする。
S501において、読み出しデータが存在しない場合には(S501の判断がNO)、そのままリターンする。
以上の説明から明らかなように、消去対象の画像データの消去処理と、新たな画像データの書き込み処理とが重なった場合には、新たな画像データが消去対象の画像データ上へ上書きされるから、一方の処理の終了を待って他方の処理を実行する必要はなくなる。また、新たな画像データの書き込み要求がない場合には、通常の消去処理により消去される。
以上の実施形態では、画像データを記憶蓄積する記憶手段としてハードディスク装置を用いたが、ハードディスク装置に限定されることはなく、電源がオフになっても記憶状態を保持できる各種の不揮発性の記憶手段を用いればよい。また、ハードディスク装置等の記憶手段は、画像処理装置の本体内に備えられていなくても良く、ネットワーク上に存在する端末の記憶手段に画像データを記憶させる画像処理装置であっても良いし、画像処理装置の構成要素の1つあるいは二つ以上がネットワークを介して接続されたものであっても良い。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 画像データの管理情報の内容を示す図である。 ハードディスク装置に記憶されている画像データの書き込み及び消去の一例を説明するための説明図である。 同じくハードディスク装置に記憶されている画像データの書き込み及び消去の他の例を説明するための説明図である。 図1の画像処理装置において実行されるメインルーチンである画像データ入出力処理のフローチャートである。 図5のS101の立ち上げ処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5のS103の画像データ書き込み処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5のS106の画像データ消去処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5のS104の画像データ読み出し処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理装置(MFP)
2 原稿読取部
3 プリンタ部
6 画像メモリ
7 ハードディスク装置(第1の記憶手段)
9 バックアップメモリ(第2の記憶手段)
10 電池
12 CPU(制御手段、消去手段、書き込み手段)

Claims (4)

  1. 画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に画像データを書き込む書き込み手段と、
    前記記憶手段に記憶されている消去対象の画像データを消去する消去手段と、
    前記消去手段による消去対象の画像データの消去処理と、前記書き込み手段による前記記憶手段への新たな画像データの書き込み処理とが重なった場合には、前記書き込み手段に、前記消去対象の画像データ上へ前記新たな画像データを上書きさせることにより、前記消去対象の画像データの消去処理を実行させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記新たな画像データの上書きによって前記消去対象の画像データを消去しきれない場合には、前記制御手段は、前記書き込み手段による上書き終了後に、前記消去手段に残りの画像データの消去処理を実行させる請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像データを記憶手段に書き込んで記憶させるステップと、
    前記記憶手段に記憶されている消去対象の画像データを消去するステップと、
    前記消去ステップによる消去対象の画像データの消去処理と、前記書き込みステップによる前記記憶手段への新たな画像データの書き込み処理とが重なった場合には、前記書き込みステップにより、前記消去対象の画像データ上へ前記新たな画像データを上書きさせることにより、前記消去対象の画像データの消去処理を実行させる制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  4. 前記新たな画像データの上書きによって前記消去対象の画像データを消去しきれない場合には、前記制御ステップでは、前記書き込みステップによる上書き終了後に、残りの画像データの消去処理を実行させる請求項3に記載の画像処理方法。
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