JP2005175973A - 立体表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れ、使い勝手の良い立体表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【解決手段】視点検出で得られた情報、主に視点位置に基づいて、両眼視差表示と運動視差表示の制御を行う。さらには、GUIのウインドウシステムに好適な制御手段を有するとともに、GUIによって、観察者が両眼視差と運動視差の設定を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、右眼と左眼の両眼視差と観察者の移動によって発生する運動視差を利用して観察者に立体像を観察させる立体表示装置とその制御方法に関する。
従来のコンピュータシステムにおいて、グラフィカル ユーザインターフェース(以下、GUIと呼ぶ)を実装したシステムがある。一般に、コンピュータを操作し、データを入力するために、キーボード、タブレット、マウス、トラックボール等の入力装置が用いられている。ウインドウ、アイコン、プルダウンメニュー等の視覚的に認識し易いオブジェクトを前述の入力手段、特に、モニタを観ながら座標情報や軌跡の情報をコンピュータに入力できるタブレットやマウスはGUIとともに用いられることが多く、コンピュータの操作性を向上させ、直感的な操作を行うことができる。
図19は特許文献1の従来例で、GUIをオペレーティングシステムに用いた代表的なコンピュータシステムの階層図である。図中、500はユーザが利用するアプリケーション・ソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)、501はユーザが実際にコンピュータと対話的かつ視覚的に操作するための環境であるビジュアル・シェルである。
アプリケーションは、GUI部品API502、GUI部品ライブラリー/サーバ503、ディスプレイ506上の描画を行うための描画API504、描画ライブラリー/サーバ505、その他の周辺機509を使用するためのその他のAPI507、その他のライブラリー/サーバ508、各々のデバイスを制御するためのデバイス・ドライバ510等を利用することにより、GUI環境のビジュアル・シェルを構築し、外部の周辺機器を制御して、成り立つものである。
コンピュータのソフトウェアやハードウェアの進歩は目覚ましく、ディスプレイ装置の発達も例外ではなく、高品位カラー化、大画面化、高精細化等が進められてきている。一方、ディスプレイを立体観察し、より多くの情報や臨場感を追求する傾向もあり、その方式も幾つか提案・実施されている。
両眼視差による立体表示手段は、ディスプレイ上に立体表示を行う方式として、パララックス・バリヤを用いた立体画像表示方式(以下、パララックス・バリヤ方式と呼ぶ)が広く知られている。
パララックス・バリヤ方式については、非特許文献1に開示されている。この方式によれば、複数視点からの複数視差画像のうち、少なくとも左右視差画像を交互に配列されたストライプ画像を、この画像から所定の距離だけ離れた位置に設けられた所定の開口部を有するスリット(パララックス・バリヤと呼ばれる)を介して、左右それぞれの眼でそれぞれの眼に対応した視差画像を観察することにより立体視を行うことができる。
また、左右の視差画像を表示する方式としてレンチキュラ方式も広く知られている。レンチキュラ方式はディスプレイの前面にかまぼこ状のレンズを多数ならべたレンチキュラを設け、空間的に左右の眼に入る画像を分離して、ユーザに立体像を観察させるものである。
更に、特許文献2には、2枚のレンチキュラーレンズとマスクによって左右視差画像を分離する立体表示装置が開示されている。以下、特許文献2に開示されている方式をリアクロスレンチ方式と呼ぶ。
図20はリアクロスレンチ方式の立体表示装置の例を示す要部斜視図である。図中6は画像表用のディスプレイデバイスであり、例えば液晶素子(LCD)で構成する。図は、偏光板、カラーフィルター、電極、ブラックマトリクス、反射防止マスクなどは省略してある。
10は照明光源となるバックライト(面光源)である。ディスプレイデバイス6とバックライト10の間には、市松状の開口8を備えたマスクパターンを形成したマスク基板(マスク)7を配置している。マスクパターンは透明なガラスまたは樹脂からなるマスク基板7上にクロムなどの金属蒸着膜または光吸収材等をパターニングして製作している。バックライト10、マスク基板7等は光源の一要素をなしている。
マスク基板7とディスプレイデバイス6の間には、透明樹脂またはガラス製の第1のレンチキュラーレンズ3及び第2のレンチキュラーレンズ4を配置している。
第1のレンチキュラーレンズ3は垂直方向に長い縦シレンドリカルレンズを左右方向に並べて構成した縦シリンドリカルレンズアレイであり、第2のレンチキュラーレンズ4は水平方向に長いシリンドリカルレンズを並べて構成した横シリンドリカルレンズアレイである。
ディスプレイデバイス6に表示する画像は図示するように左右の視差画像R及びLを夫々上下方向に多数の横ストライプ状の横ストライプ画素R、Lに分割し、それらを例えば画面上からLRLRLR・・・と交互に並べて1つの画像に構成した横ストライプ画像である。
バックライト10からの光はマスク基板7の各開口8を透過してディスプレイデバイス6を照明し、観察者の両眼に左右のストライプ画素R、Lが分離して観察される。
すなわち、マスク基板7はバックライト10により照明されて、開口8から光が出射する。マスク基板7の観察者側には第1のレンチキュラーレンズ3を配置しており、その各シリンドリカルレンズのほぼ焦点位置にマスク基板7がくるようにレンズ曲率を設計している。この断面においては第2のレンチキュラーレンズ4は光学的に何の作用もしないので、開口8上の1点から出射する光束はこの断面内では略平行光束に変換される。
マスクパターンの一対の開口部と遮光部は略第1のレンチキュラーレンズ3の1ピッチに対応するように設定している。
また、観察者の所定の位置から第1のレンチキュラーレンズ3までの光学的距離と第1のレンチキュラーレンズ3のピッチとマスクパターンの一対の開口部と遮光部のピッチを定めることによって、画面の全幅にわたって、開口8からの光が一様に左眼又は右眼に集まるようにすることができる。このようにしてディスプレイデバイス6上の左右ストレイプ画素が水平方向に左眼、右眼の領域に分離して観察される。
第2のレンチキュラーレンズ4は、マスク7の開口8上の各点から発する光束を、すべてディスプレイデバイス6の右眼又は左眼用ストライプ画像に集光して、これを照明、透過して上下方向にのみ集光時のNAに応じて発散し、観察者の所定の眼の高さから画面の上下方向の全幅にわたって左右のストライプ画像を一様に分離して見える観察領域を与えている。
上述のような立体画像表示装置の立体視領域は狭く、観察者の視点が立体視領域から外れると立体表示が認識されなくなる。そのため、観察者の視点位置を検出して、視点位置に応じて画像表示を制御して、立体視領域を観察者の視点位置に自動的に追従させ、実質的な立体視領域の拡大が図られている(視点検出追従)。例えば、特許文献3には、マスクパターンまたはレンチキュラーレンズを表示面に平行移動させて、立体視領域を拡大する技術が開示されている。
図21は、特許文献3に開示されている立体画像表示装置の図である。図21において、図20と同じ構成要素には同じ参照数字を付し、説明は省略する。図21の立体表示装置はレンチキュラーレンズが1枚の構成なので、図20における第2のレンチキュラーレンズ4を有していない。
このような立体表示装置において、観察者54の移動に応じた制御は以下のように行われる。
まず、位置センサー51が、予め設定された基準の位置からの観察者54の水平方向のずれを検出し、その情報を制御ユニット52へ送り、このずれ情報に応じて制御ユニット60がディスプレイ駆動回路61へ画像信号を出力すると、ディスプレイ駆動回路60が第1又は第2の横ストライプ画像をディスプレイ6に表示する。同時に制御ユニット60は、ずれ情報に基づくアクチュエータ駆動信号を発生し、マスクパターン7を水平方向に移動させるアクチュエータ62を駆動することにより、マスクパターン7を観察者54が左右のストライプ画像をもっともよく分離できる位置に移動させる。この結果、観察者54の視点位置が変化しても、立体視可能な範囲が拡大することになる。
また、特許文献4には、レンチキュラーレンズを水平方向だけでなく、表示素子とレンチキュラーレンズとの間隔も可変とすることによって、立体視可能な範囲を左右方向だけでなく、奥行き方向(表示装置と観察者との距離方向)にも拡大した立体表示装置が提案されている。
このような立体画像表示装置において、マスクパターンやレンチキュラーレンズの移動量は、観察者の視点位置や観察者と表示装置との距離の検出結果によって決定される。通常、視点位置検出は表示装置に設けたビデオカメラによって観察者を撮影し、撮影画像にテンプレートマッチング等を施す画像処理方法により行われる。また、距離検出については、ステレオ画像を用いた方法により検出が行われる。
次に、2D/3D混在表示の説明をする。2次元画像(一視点画像)表示装置との両立性を確保上させるために、パララックス・バリヤを透過型液晶表示装置などにより電子的に発生させ、バリヤ・ストライプの形状や位置などを電子的に可変制御するようにした立体表示装置が、特許文献5、特許文献6に開示されている。
図22は特許文献5に開示されている立体画像表示装置の基本構成図である。この立体画像表示装置は、画像表示を行う透過型液晶表示装置101と、これに厚さdのスペーサー102を介して配置される透過型液晶表示素子を具備する。透過型液晶表示装置101には2方向または多方向から撮像した視差画像を縦ストライプ画像として表示する。そして、電子式パララックス・バリヤ103にはXYアドレスをマイクロコンピュータ104等の制御部によって指定することにより、バリヤ面上の任意の位置にパララックス・バリヤパターンを形成し、前記パララックス・バリヤ方式の原理に従って立体視を可能とする。
また、図23は特許文献5に開示されている液晶パネルディスプレイと電子式パララックス・バリヤによって構成された立体画像表示装置の表示部の構成図であり、2枚の液晶層115、125をそれぞれ2枚の偏光板111、118及び121、128で挟んだ構成になっている。この装置において、2次元画像表示を行う際には、電子式パララックス・バリヤパターンの表示を停止し、電子式バリヤ103の画像表示領域の全域にわたって無色透明な状態にすることで、2次元表示との両立性を実現している。
また、特許文献6には、図24に示すように透過型液晶表示素子から成る電子式パララックス・バリヤ103の一部領域にのみバリヤ・ストライプのパターンを発生させることが出来る構成とし、3次元画像と2次元画像とを同一面内で混在表示することを可能とした例が開示されている。
更に、2D/3D混在表示が可能なディスプレイを用いたコンピュータシステム、特にGUI制御の方法が特許文献7に開示されている。特許文献7には、オブジェクトが3Dデータを有するかどうかの判断手段を備え、その判断手段に応じて立体表示装置の制御が行われることが記載されている。
さらに、運動視差表示手段について説明する。上述で説明した視点検出追従機能を有し、GUI等の操作環境が実装されたシステムにおいて、特許文献8の第5の実施形態に、ポインティングデバイスと観察者の視点追従を利用する運動視差表示手段が開示されている。図25、図26、図27は特許文献8に開示されている説明図で、図25が外観図、図26がブロック図、図27がGUIを説明した図である。
特開平10−074267号公報 特開平9−311294号公報 特開平10―232367号公報 特開平10−115800号公報 特開平3−119889号公報 特開平5−122733号公報 特開平10−74267号公報 特開平10−234057号公報 S。H。Kaplan、"Theory of Parallax Barriers"、J。SMPTE、Vol。59、No。7、pp。11-21(1952)
しかしながら、コンピュータと接続されてGUIを実装された2次元表示と3次元表示の切り替えが可能、あるいは2次元表示と3次元表示が混在可能で、視点検出追従機能と運動視差表示が可能なシステムに関して、視点検出範囲、視点追従範囲及び運動視差表示範囲での領域ごとの画像制御手段とシステム制御手段がコンピュータシステム上に無いため、観察者に逆立体視像やクロストークの大きな画像を表示するといった問題を生じていた。また、GUIによって領域毎の画像表示を設定できる好適な立体表示装置が提案されていなかった。
本発明はこの様な問題に鑑みてなされたものであり、操作性に優れ、使い勝手の良い立体表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の表示制御装置は以下の構成を備える。
視点検出で得られた情報、主に視点位置に基づいて、両眼視差表示と運動視差表示の制御を行う。
また、GUIのウインドウシステムに好適な制御手段を有するとともに、GUIによって、観察者が両眼視差と運動視差の設定を行う。
本発明よれば、視点位置を適当に領域分割し制御することで操作性に優れた立体表示装置が実現できる。また、GUIのウインドウ制御を適切に行うことで使い勝手の良い立体表示装置が実現できる。
以下に本発明の実施例について説明する。
以下に、本発明の第1の実施例の立体表示装置を図1〜図9に基づいて説明する。
第1の実施形態では、リアクロスレンチ方式の両眼視差立体表示に視点検出追従機能、2D/3D混在表示機能および運動視差表示機能備えた立体表示装置で、観察者の視点位置に応じた装置の制御方法について述べる。
まず、リアクロスレンチ方式の立体視領域追従について説明する。
本発明においては、両眼視差立体表示の方式はパララックス・バリア方式、レンチキュラー方式やリアクロスレンチ方式のように左右の視差画像を交互にストライプ状で観察者に出射し表示する直視型の両眼視差立体表示方式であれば、いずれの方式でも本発明に適用可能である。本発明の実施形態の説明では、リアクロスレンチ方式を例に説明を行う。
リアクロスレンチ方式を用いた立体視領域の追従原理を図1に示す。左右方向の追従は市松マスク7を左右方向へ移動制御することで達成できる。奥行き方向である前後追従に関しては縦レンチ3を前後方向に移動制御することで達成できる。
左右方向の追従と前後方向の追従は独立に考えることが可能であり、追従の原理を「左右方向の追従」「前後方向の追従」の順に説明する。
図2は左眼用1走査線における水平断面図であり、観察者の左眼が位置X1から水平方向に距離Xずれた位置X2に移動した場合の視点追従の原理を説明する説明図である。
位置X2において適正な立体視領域を形成するためには、市松マスク7の各開口部の中心と縦レンチの各シリンドリカルレンズの中心を結ぶ線が観察者の左眼位置で交わるという条件(以下:「条件A」と呼ぶ)を満たさねばならない。このために市松マスクを位置D1から左右方向に距離Dずれた位置D2に移動することにより、「条件A」を満たすものとする。
つまり、観察者が右方向に距離X移動した場合、市松マスク7を左方向(観察者の移動と反対方向)に距離Dだけ移動する。これにより図1に示すように縦ストライプ状の観察領域は、全体として距離Xだけ右方向に移動し、観察者は正しく立体画像を観察することができる。
この時、以下に示すような関係式が成り立っている。「条件A」より、
Figure 2005175973
観察者の移動距離Xと市松マスクの移動距離Dは、
Figure 2005175973
式(1)、(2)から次式のように表すことができる。
Figure 2005175973
但し、Lh1は観察者の眼の位置と縦レンチ主点の距離、Lh2は縦レンチ主点と市松マスクの距離、HLは縦レンチのピッチ、2Hmは市松マスクのピッチである。
Lh1、Lh2、Hm、HLは、設計する際に定まるものであり、式(3)は予め設定された左眼の基準位置X1からの水平方向の移動距離Xを計測することにより、市松マスク7を左右方向に移動する量Dが分かることを示している。
また、上記の説明では、市松マスク7を距離Dだけ移動するようにしているが、縦レンチを距離Dだけ移動しても観察領域を距離Xだけ左右方向に移動することができる。この場合は、縦レンチを観察者の移動と同じ方向に移動する。
図1に示すように、例えば、観察者の左眼位置が予め設定された左眼の基準位置Z1にある時に、観察者は正しく立体画像を観察していたとする。この観察者の左眼位置が位置Z1から前後方向に距離Zずれた位置Z2にある時、最適観察位置から外れ一般的にクロストークが発生し、正しく立体画像を観察することができない。
図3は、この様子を説明するものであり、観察者の両眼を含む水平面での断面図である。観察者が位置Z1において正しく立体画像を観察している場合を示すものであり、図示のようにZ1を含む最適観察位置において、左眼観察領域と右眼観察領域が分離間隔Fの幅で交互に形成されている。特にディスプレイの正面中央部に分布するメインローブの領域では前後方向に距離Zaの領域で、観察者は正しく立体画像を観察することが可能で、これを超える領域ではクロストークが発生し立体画像が観察できないことを示している。
図4は左眼用1走査線における水平断面図であり、観察者の左眼が位置Z1から前後方向にZずれた位置Z2に移動した場合の視点追従の原理を説明する説明図である。図4(a)は観察者がディスプレイから遠ざかる場合、図4(b)は観察者がディスプレイに近づく場合である。
位置Z2において適正な立体視領域を形成するためには、前述したような「条件A」を満たさねばならない。図4(a)および図4(b)に示すように、縦レンチを位置C1から前後方向に距離Cずれた位置C2に移動することにより、「条件A」を満たしている。つまり、観察者がディスプレイから遠ざかる方向に距離Z移動した場合、縦レンチを観察者の移動と同じ方向に距離Cだけ移動する。また、観察者がディスプレイから近づく方向に距離Z移動した場合も、縦レンチを観察者の移動と同じ方向に距離Cだけ移動する。これにより最適観察位置が位置Z1を含む面から、ディスプレイから遠ざかる方向および近づく方向に距離Zだけ移動した位置Z2を含む面に形成される。
図5は前後方向の観察領域の拡大を説明するためのものであり、観察者の両眼を含む水平面での断面図である。図3におけるメインローブの観察領域を位置Z1から前後方向に距離Zずれた、位置Z2に形成したものである。図示のように観察者は前後方向に距離Zbの領域で正しく立体画像を観察することが可能となる。すなわちZb-Zaだけ前後方向の観察領域が拡大されることを示すものである。
この時、市松マスク7と縦レンチ3との空気換算した光学的距離はLh2からLh2±Cとなり、市松マスク7と縦レンチ3の結像関係を保持するためには、縦レンチ3の各シリンドリカルレンズの焦点距離を変更せねばならない。
しかしながら、縦レンチ3の焦点距離を任意に変更することは困難である。このため市松マスク7と縦レンチの結像関係がくずれるので、左眼または右眼方向に指向性を持った照明光の一部にクロストークを生じる。
図6は、この様子を説明するものであり、図6(a)は位置Z1における左眼用と右眼用画像の左右方向1ライン分の輝度分布である。図6(b)は位置Z2における同様の輝度分布である。図中、実線は左眼用の輝度分布を示し、点線は右眼用の輝度分布を示す。また、G1およびG2は左眼用と右眼用画像が交ざるクロストークが発生する領域を示している。
図示のように、クロストークが発生する領域はG1<G2である。すなわち、市松マスク7と縦レンチ3の結像関係がくずれることにより、クロストークが発生する領域が増加したことを示している。
この時、観察者が正しく立体画像を観察できる領域の幅は、図6(a)ではF-G1、図6(b)ではF-G2となる。前述したように観察者が水平方向に移動した場合も観察者の位置を検出し、クロストークや逆立体視を補正して適正な立体視領域を追従させ正しく立体画像を観察させる。つまり、図6(a)および図6(b)におけるF-G1およびF-G2の領域を観察者の両眼に追従して提示するので、観察者は正しい立体画像を観察することができる。すなわち、縦レンチの各シリンドリカルレンズの焦点距離(=縦レンチのシリンドリカルレンズの曲率半径)を変更しなくても前後方向に観察領域を拡大して形成することができる。ただし、観察者の瞳の直径をEd、眼間距離をEとした時、F-G2>EdおよびE-G2>Edの条件を満たさなければならない。
観察者の移動距離Zと縦レンチの移動距離Cは、観察者がディスプレイから遠ざかる方向については、図4(a)に示すような幾何学的な関係から次式で表すことができる。
Figure 2005175973
また、観察者がディスプレイ近づく方向についても同様に考えることができる。図4(b)に示すような幾何学的な関係から次式で表すことができる。
Figure 2005175973
式(4)と式(5)では、観察者の移動距離Zと縦レンチの移動距離Cの符号のみが異なる。Lh1を観察者が前後方向に移動する際の基準とし、Lh2を縦レンチの前後方向の移動における基準とし、ディスプレイから観察者に向かう方向を正方向とすれば、式(4)と式(5)は同じ式となる。
Lh1、Lh2、Hm、HLは、設計する際に定まるものであり、式(4)、 (5)は予め設定された左眼の基準位置Z1からの前後方向の移動距離Zを計測することにより、縦レンチを前後方向に移動する量Cが分かることを示している。
観察者がディスプレイから前後方向に距離Z移動した場合、縦レンチも観察者の移動と同じ方向に距離Cだけ移動することにより、最適観察位置がディスプレイから観察者の移動と同じ方向に距離Zだけ移動した位置に形成される。
市松マスク7と縦レンチ3を所定量移動させることで、最適観察位置をずらすことができる。すなわち、観察者の視点位置の追従が可能であり、立体画像の認識できる領域が拡大できる。
次に、システム構成について説明する。図7に本発明のシステム構成を説明したブロック図を示す。101は上述した立体視領域の追従可能なリアクロスレンチ光学系である。102はシステム全体の制御を行うシステムコントローラでマイクロプロセッサや電子回路で構成される。103は左右方向の立体視領域の追従を行う市松マスク左右追従サーボ系で、市松マスク7を左右に移動するための支持機構や駆動機構、サーボモータのドライバー等から構成される。104は前後方向の立体視領域の追従を行う縦レンチ前後追従サーボ系で、縦レンチ3を前後に移動するための支持機構や駆動機構、サーボモータのドライバー等から構成される。105は観察者の視点位置を計測するための視点位置検出器で、観察者の位置を検出できれば、いかなる手段でもよいが、非接触で検出できる画像処理による方法が望ましい。106は視差画像を表示するための画像表示用コンピュータであり、システムコントローラから視点位置の情報を受け取り、それに応じた視差画像を表示し、いわゆる運動視差を表示することも可能である。
続いて、領域ごとの表示制御について説明する。
図8は、本発明で視点検出追従機能と運動視差表示機能を備えた立体表示装置の動作或いは制御範囲を示した図である。ビデオカメラを用いた画像処理方式では撮像の光学上の制約から検出の範囲は台形になることが多いが、図8では簡単のため検出の範囲を長方形としている。視点追従範囲は市松マスク左右追従サーボ系103と縦レンチ前後追従サーボ系104の制御範囲である。運動視差表示範囲113は運動視差表示が可能な範囲となる。また、図8において、Zone-Aは視点追従を行うが運動視差表示は行わない領域、Zone-Bは視点検出を行うが視点追従も運動視差表示も行わない領域、Zone-Cは検出範囲外で追従も運動視差表示も行わない領域である。
検出の範囲は主に使用する視点位置検出器の測定範囲に依存する。立体視領域の追従は視点位置の検出結果を市松マスク左右追従サーボ系103と縦レンチ前後追従サーボ104へのリファレンス信号として供給されることで実現している。この場合、市松マスク7や縦レンチ3の制御範囲、すなわち、視点追従範囲は視点検出範囲の同等または小さく設定される。つまり、視点検出範囲≧視点追従範囲 である。これら視点検出手段、視点追従範囲及び運動視差表示範囲は、本発明の制御回路やソフトウエアに記憶・制御される。
運動視差表示の範囲は良好に立体視できるところで行われるので、視点追従の範囲と同等または小さく設定される。つまり、視点追従範囲≧運動視差表示範囲 である。
図9は上記の領域別の画像制御及び立体画像表示装置の制御を説明したフローチャートである。ステップs101は視点検出器105を制御し、視点位置の情報を得る。この時の視点位置の情報としては3種類ある。第1は観察者が視点検出範囲以内に存在するか、第2に視点検出処理が成功したか否か、第3は視点位置の座標値で検出が失敗或いは観察者が存在しない場合はデータの更新はない。ステップs102はステップs101の視点位置情報によって制御手順を変える判断処理である。ステップs102で視点位置が有効な座標位置と判定されれば、ステップs104に進む。逆に無効な座標値又は観察者が不在と判定されたらステップs103に進む。ステップs103においては、無効な座標値の場合は追従のサーボ系への位置信号の更新は行わない。また、観察者が不在の場合は、システム全体のパワーセーブ処理や立体視領域の位置をデフォルトにする等の所定の処理がなされる。ステップs104では視点位置がZone-Bにあるか否かを判定し、Zone-Bにあればステップs105へ、Zone-Bになければステップs106へ進む。ステップ105では追従系の信号をZone-Bと追従範囲の境界の位置情報に制限する。
また、2D/3D混在又は表示機能を有するものであれば2次元表示を行う。ステップs106では視点位置がZone-Aにある否かを判定し、Zone-Aあればステップs107、Zone-Aなければステップs108進む。ステップs107は運動視差なしの立体表示を行う。また、観察者が運動視差表示範囲からZone-Aに移動した場合は運動視差範囲とZone-Aの境界値の位置情報をZone-Aでの位置信号とする。ステップs108は運動視差表示範囲内か否かの判断処理で、範囲内であればステップs109へ進む。逆に範囲内でなければ次の所定の処理へ進む。但し、論理的にはそのような場合は存在しない場合であるので、このステップs108を省略してもかまわない。ステップs109は運動視差表示の処理で観察者の視点位置に応じた視差画像を表示し、観察者に運動視差のある立体像を観察させる。
以上、第1の実施形態で説明したように、領域を分けることにより、画像表示とシステム制御が適切に行うことができる。
続いて、本発明の第2の実施例の立体表示装置を図10〜図16に基づいて説明する。
この実施例2では、上述の実施例1にGUIとポインティングデバイスを実装したコンピュータシステムについて述べる。立体表示方式は実施例1と同様に左右の視差画像を交互にストライプ状で観察者に出射し表示する直視型の立体表示方式であれば、いずれの方式でも本発明に適用可能である。この実施例2の説明も、リアクロスレンチ方式を例に説明を行う。
まず、リアクロスレンチ方式の2D/3D混在表示について説明する。
立体表示装置の表示部に2次元画像と3次元画像が同時に存在することを2D/3D混在表示と呼ぶことにする。また、立体表示装置の表示部の全面が2次元と3次元に切り替わる表示も2D/3D混在表示の一部として考える。
直視型の立体表示方式は観察者の左右眼に各々の視差画像を表示し、その両眼視差画像を観察者が見ることで立体像を認識している。左右の視差画像は、それぞれ逆の視差画像が混ざらないように光学的な制限を受けることになる。この光学的な制限を除去することで、通常の2次元表示が可能になる。リアクロスレンチ方式の2次元表示としては2種類の方法が考えられる。第一はリアクロスレンチ光学系の途中に拡散性の部材、例えば、磨りガラス等を挿入する。磨りガラスの代わりに透過散乱の切り替え可能なPDLCを用いることにより、電気的に2次元と3次元表示が制御できる。第二は市松マスクを液晶等で構成し、2次元表示の時には市松マスクを表示しない。後者の方法で、市松マスクを任意の位置に発生させることで部分的に3次元表の2D/3D混在表示が可能である。
次に、システムについて説明する。図10は実施例2の外観を示す。201は立体表示装置で立体表示部202と視点位置検出器105からなる。211はホストコンピュータ、212はポインティングデバイスであるマウス、213はキーボード、290は本システムを使用する観察者である。
図11はこの実施例2のシステム構成を説明する機能ブロック図である。201は立体表示装置、211はホストコンピュータ、212はポインティングデバイスである。立体画像表示装置211は、立体表示装置全体の制御や管理を行うシステムコントローラ221、2D/3D混在表示を行うための画像表示制御部222、観察者の視点位置を検出する視点位置検出器223、視点位置検出器223の情報にもとづいて立体視領域の追従を行う視点追従部224が含まれる。ホストコンピュータ221は、2D/3D混在表示制御機能を有するGUI制御部231、コンテンツの視差画像の生成制御を行うコンテンツ表示制御部232、立体表示装置201の制御を行う立体表示装置制御部233を含む。
図12は立体表示装置の表示画面全体が2次元表示を行っているときの画像の図で、2次元表示機能のみの通常のコンピュータシステムのGUIである。図中の230は画面の最も外側の境界の外枠、231は画面のタイトルバー、232はプルダウンメニューで使用されるメニューバー、233は画像を表示するためのウインドウ、234a、234b、234c、234dは、ディスクファイルや入出力デバイスを仮想的に使用者に示すアイコンである。235はオブジェクトを選択を行ったり、座標を入力するためにマウス等のポインティングデバイスによって移動可能なポインタである。
236は前述のオブジェクトの背景である。このように、アイコン234a〜234d、ウインドウ233、メニュー232などを用いるGUIでは、ファイルの移動、コピー、削除、周辺機器との入出力を行うためや、ディスプレイ上でその様な作業を行うための場所をデスクトップのウインドウ領域上に確保する目的で、ファイルシステム上のディレクトリや、アプリケーションに関連づけられたアイコン、ウインドウ、メニューなどのオブジェクトを移動したりすることがある。
また、図13は本実施形態において、複数のウインドウを表示しているGUIの表示例を示す図である。233a、233b、233cはユーザによって開かれ画像表示をしているウインドウで、ウインドウの重なりに応じて、他のオブジェクトが隠れるといったことが生じる。このオブジェクトの重なり合いにおいては、ウインドウがアクティブ或いは、イベントが作用した時刻が新しい方を優先させるように表示する。
図14は表示オブジェクトのウインドウ233をポインタ235で選択したときの図で、ウインドウ233がアクティブになった時の様子を示す。ウインドウ233のコンテンツは3次元データを持ち、ウインドウがアクティブになって時に3次元表示状態になる。尚、紙面の都合で、3次元表示は斜視図で示した。また、ウインドウがアクティブでない時は、視差画像の一方か他の画像等で2次元表示する。
図15はウインドウが複数ある場合で、ポインタ235でウインドウ233aをアクティブにしたときの図である。
ここで、運動視差表示について説明する。
図16は観察者がGUIに働きかけて、本実施形態のシステムを操作している処理のフォローチャートである。ステップS201はウインドウがアクティブか否かを判断する。このとき立体表示装置に表示されているウインドウは一つ或いは複数存在していてもよい。S201でアクティブなウインドウがないと判断されると描画に関する一連の更新処理は行わないか、場合によっては2次元表示を行う。また、アクティブなウインドウが存在すると判断すると次のステップS202に進む。S202は新たにウインドウイベントが発生したかどうか判断する処理である。ウインドウイベントとはウインドウのリサイズやドラッグ等である。また、複数のウインドウがあって、アクティブウインドウを切り替えたときもウインドウイベントとなる。ウインドウイベントが発生していない場合はステップs204に進む。ウインドウイベントが発生した場合はステップs203へ進み、ウインドウの再描画等の処理が行われる。また、必要に応じて再描画がされる。ステップs204は視点位置が更新されたか否かを判定する。視点位置の更新が無ければ、本処理を抜ける。視点位置の更新があれば、ステップs205へ進む。ステップs205は視点位置検出器から観察位置を取得する処理である。ステップs206はウインドウの位置と観察者の位置から視差量を求め視差画像を生成する。この場合のウインドウの位置は、表示領域の中心でステップs207は視差画像の描画を行う処理である。
また、上述のフローチャートの説明になかったが、以下の行程を、加えてもよい。
ウインドウがアクティブでないか、又は画像表示ウインドウが存在しない時は、省電化のために、視点検出機能と追従機能を停止する。
ウインドウをドラッグする場合は2次元表示とする。ウインドウをドラッグする場合は運動視差表示を行わない。
ウインドウをドラッグする場合は運動視差表示、3次元表示を観察者が設定できる。
ウインドウに表示されている立体オブジェクトをポインタやアイコン等を用いて、観察者の任意の位置に回転・移動してもよい。
以下に、本発明の第3の実施例の立体表示装置を図17に基づいて説明する。
両眼視差方式は眼の調節と輻輳の矛盾が一致しないため、観察者によっては疲労感や違和感を訴えるものがいる。また、この疲労感や違和感は観察者の個体差が大きいため、観察者によって立体表示条件を設定できる必要がある。
この実施例3では、観察者の好みよって3D表示環境を設定できるGUI及び本立体表示装置の制御方法について述べる。
まず、立体表示のダイアローグに説明する。
図17は観察者が任意に立体表示条件を設定するためのダイアローグである。301は本システムのGUI部品であるダイアローグボックスであり、メニューバーのプルダウンで選択することにより、表示と設定が可能となる。302はダイアローグのタイトル、303は設定確認用ボタンで、ボタンをポインタでクリックすることによりダイアローグを閉じる。304は立体表示選択用ラジオボタンで、ONで立体表示可能なオブジェクトは立体表示する。逆にOFFであれば、立体表示可能オブジェクトであっても立体表示しない。
305は運動視差表示選択ラジオボタンで、ONで運動視差表示可能なオブジェクトは運動視差表示する。逆にOFFであれば、運動視差表示可能オブジェクトであっても運動視差表示しない。306は運動視差強度の設定を行うスライダである。運動視差強度とは、観察者の移動量に対して、表示オブジェクトの視差をどの程度の視差を与えるかの比で、小さく設定すると微妙な運動視差となり、大きく設定すると誇張した運動視差となる。尚、運動視差表示選択ラジオボタンがONでなければ、スライダ306は無効となる。
304と305のラジオボタンの設定によって、本システムは以下のようになる。
1)立体表示ラジオボタンON且つ運動視差ラジオボタンONの場合は、両眼視差方式と運動視差表示が混合された表示になる。
2)立体表示ラジオボタンON且つ運動視差ラジオボタンOFFの場合は、両眼視差方式のみの立体表示で視点追従は機能する。
3)立体表示ラジオボタンOFF且つ運動視差ラジオボタンONの場合は、 運動視差表示のみの表示。第1の実施形態で述べた運動視差表示範囲は視点検出範囲と同等又は小さく設定される。この時、視点追従機能は動作しない。
4)立体表示ラジオボタンOFF且つ運動視差ラジオボタンOFFの場合は、通常の2次元表示装置として動作する。このとき、視点検出機能と視点追従機能は動作しない。
続いて、本発明の第4の実施例の立体表示装置を図18に基づいて説明する。
上記実施例では、主に表示する画像は連続した視差画像が生成できる場合を述べた。しかしながら、常に連続した視差画像が生成可能なデータを扱うことはなく、様々な画像データにコンピュータシステムが対応できなくてはならない。
この実施例4では、様々な画像データに対応できるコンピュータシステムについて述べる。
(1)画像データの種類:第4の実施形態で扱う画像データとしては次の3種類がある。第1は視差情報のない画像、すなわち、通常の2次元画像データである。第2は複数の視差画像データで、連続した視差画像の生成ができない画像データである。第3は上述で述べたように連続した視差画像が可能であり、運動視差表示可能な画像データであり、3次元コンピュータグラフィックスデータが代表的である。
(2)画像データのよる処理の流れ:図18に処理の概要を説明したフローチャートを示す。s301は表示するデータが従来から用いられている2次元画像データか3次元画像データかを判断するステップで、2次元画像データと判断されるとs302の2次元画像処理へ分岐し、3次元画像データであれば、ステップs303へ進む。
ステップs302の2次元画像処理には以下の処理が含まれる。
1)従来と同じ2次元画像処理を行う、2)視点検出機能と視点追従機能の停止する、3)2D/3D混在表示を2次元表示に固定する。
ステップs303は3次元画像データを持つもので、運動視差表示が可能か否かを判断するステップで、運動視差表示が不可能と判断するとステップs304の運動視差なし立体表示処理へ分岐し、運動視差が可能と判断するとステップs305の運動視差あり立体表示処理へ進む。
ステップ305は上記の実施形態と同様の処理が行われる。ステップs304は運動視差表示手段が有効に働かない以外はステップs305と同様である。
本発明の第1の実施例に係り、リアクロスレンチ方式における立体視領域の追従原理図 本発明の第1の実施例に係り、左眼用1走査線における水平断面図である。 本発明の第1の実施例に係る立体観察領域の説明図である。 本発明の第1の実施例に係る前後方向の追従原理図である。 本発明の第1の実施例に係る前後方向の立体視領域拡大の説明図である。 本発明の第1の実施例に係り、観察距離によるクロストーク領域を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るシステム構成のブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る立体表示装置の動作或いは制御範囲を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る領域別の制御方法のフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係るシステムの外観図である。 本発明の第2の実施例に係るシステムの機能ブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る2次元表示のみのGUI画面である。 本発明の第2の実施例に係り、複数ウインドウで2次元表示のみのGUI画面である。 本発明の第2の実施例に係る2D/3D混在表示のGUI画面である。 本発明の第2の実施例に係り、複数ウインドウで2D/3D混在表示のGUI画面である。 本発明の第2の実施例に係るシステムのフローチャートである。 本発明の第3の実施例に係る立体表示条件設定のダイアローグである。 本発明の第4の実施例に係る画像の種類による処理のフローチャートである。 従来のコンピュータシステムの階層図である。 リアクロスレンチ方式の要部斜視図である(従来例)。 視点追従の原理図である(従来例)。 電子式パララックス・バリア方式の基本構成図である(従来例)。 電子式パララックス・バリア方式の表示部構成図である(従来例)。 2D/3D混在表示の説明図である(従来例)。 運動視差を備えた立体表示装置の外観図である(従来例)。 運動視差を備えた立体表示装置のブロック図である(従来例)。 運動視差を備えた立体表示装置のGUIである(従来例)。
符号の説明
101 リアクロスレンチ光学系
102 システムコントローラ
103 市松マスク左右追従サーボ系
104 縦レンチ前後追従サーボ系
105 視点位置検出器
106 画像表示用コンピュータ
201 立体表示装置
202 立体表示部
211 ホストコンピュータ
212 マウス
213 キーボード
221 システムコントローラ
222 画像表示制御部
223 視点位置検出器
224 視点追従部
231 GUI制御部
232 コンテンツ表示制御部
233 立体表示装置制御部
290 観察者

Claims (18)

  1. 観察者の視点位置を検出する視点検出手段と、前記視点検出手段によって検出された視点位置情報に応じて立体表示領域を追従する視点追従手段と、前記視点追従手段の検出結果によって複数の視差画像を生成する視差画像生成手段と、前記視差画像生成手段によって生成された視差画像を用いて立体表示する立体表示手段を備えた立体表示装置において、
    観察者の視点位置情報に応じて視点追従手段と視差画像生成手段と立体表示手段の制御を行うことを特徴とする立体表示装置。
  2. 請求項1記載の立体表示装置において、観察者の視点位置に応じて視点追従手段の有効と無効を切り替える視点追従範囲を設けたことを特徴とする立体表示装置。
  3. 請求項1記載の立体表示装置において、観察者の視点位置に応じた視差画像生成手段の有効と無効を切り替える視差画像生成範囲を設けたことを特徴とする立体表示装置。
  4. 請求項1記載の立体表示装置において、視点検出範囲以内で且つ視差画像生成範囲外の範囲では、観察者が所定の位置にいるものとして視差画像を生成して表示することを特徴とする立体表示装置。
  5. 請求項1記載の視点追従手段の視点追従範囲を視点検出手段の可能な範囲以下に制限したことを特徴とする立体表示装置。
  6. 請求項1記載の視差画像生成手段の視差画像生成範囲を視点追従範囲以下に制限したことを特徴とする立体表示装置。
  7. 請求項1記載の装置に2次元表示と立体表示の切り替え或いは混在表示が可能な2D/3D混在機能を更に備えた立体表示装置において、上記の視点追従範囲外では2次元表示を行うことを特徴とする立体表示装置。
  8. 請求項1記載の視点検出手段によって検出される視点位置情報は、観察者が視点検出範囲以内に存在する否か、視点検出処理が成功したか否か、及び視点位置の座標値で構成され、検出が失敗或いは観察者が存在しない場合は視点位置の座標値の更新をしないことを特徴とする立体表示装置。
  9. 請求項1〜8いずれか記載の立体表示装置において、上記視点位置情報で観察者が存在しない場合は、視点追従手段を停止することを特徴とする立体表示装置。
  10. 観察者の視点位置を検出する視点検出手段と、前記視点検出手段によって検出された視点位置情報に応じて立体表示領域を追従する視点追従手段と、前記視点追従手段の検出結果によって複数の視差画像を生成する視差画像生成手段と、前記視差画像生成手段によって生成された視差画像を用いて立体表示する立体表示手段と、前記立体表示手段は2D/3D混在表示手段を持ち、ポインティングデバイス等によって操作可能なグラフィカルユーザインターフェースを実装した立体表示装置において、
    アクティブな表示ウインドウに対して、立体表示制御を行う請求項1〜10いずれか記載の立体表示装置。
  11. 請求項10記載の立体表示装置において、視差画像生成手段はアクティブな表示ウインドウの中心位置と視点位置の相対関係から視差画像を生成することを特徴とする立体表示装置。
  12. 請求項10記載の立体表示装置において、立体表示可能な画像表示ウインドウが存在しない場合は、視点検出手段と視点追従手段の停止を行うことを特徴とする立体表示装置。
  13. 請求項10記載の立体表示装置において、観察者が立体表示と運動視差表示をするか否かの表示選択手段を備えることを特徴とする立体表示装置。
  14. 請求項13記載の立体表示装置において、表示選択手段で両眼視差方式と運動視差表示を同時に設定できることを特徴とする立体表示装置。
  15. 請求項13記載の立体表示装置において、表示選択手段で両眼視差表示のみの設定ができることを特徴とする立体表示装置。
  16. 請求項13記載の立体表示装置において、表示選択手段で運動視差表示のみの設定ができることを特徴とする立体表示装置。
  17. 請求項13記載の立体表示装置において、表示選択手段で両眼視差方式と運動視差表示を同時に設定解除できることを特徴とする立体表示装置
  18. 観察者の視点位置を検出する視点検出手段と、前記視点検出手段によって検出された視点位置情報に応じて立体表示領域を追従する視点追従手段と、前記視点追従手段の検出結果によって複数の視差画像を生成する視差画像生成手段と、前記視差画像生成手段によって生成された視差画像を用いて立体表示する立体表示手段と、該立体表示手段は2D/3D混在表示手段を持ち、ポインティングデバイス等によって操作可能なグラフィカルユーザインターフェースを実装した立体表示装置において、
    表示対象の画像データが2次元画像データか3次元画像かを判断する判断手段と、3次元画像と判断された場合は更に、運動視差表示が可能か否かを判断する判断手段を備えたことを特徴とする立体表示装置。
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