JP2005174186A - 電子ペン、電子ペンの位置検出装置、電子ペンの位置表示システム - Google Patents

電子ペン、電子ペンの位置検出装置、電子ペンの位置表示システム Download PDF

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Masayuki Iwata
昌之 岩田
Makoto Yoshikawa
誠 吉川
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Abstract

【課題】赤外線発光素子が小電力消費量で効果的に発光する電子ペン、電子ペンの位置検出装置、電子ペンの位置表示システムを提供する。
【解決手段】赤外線信号を発生する赤外線発生回路と、超音波信号を発生する超音波発生回路と、前記赤外線発生回路および前記超音波発生回路の動作を制御する制御回路と、を有し、前記赤外線信号および前記超音波信号の到達時間差を用いて前記赤外線信号および前記超音波信号の発生位置を検出するレシーバとの間で、前記赤外線信号および前記超音波信号を発生する電子ペンであって、前記赤外線発生回路は、前記赤外線信号を発光する赤外線発光素子と、前記制御回路からの制御信号に応じて前記赤外線発光素子を導通するMOSFETと、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子ペン、電子ペンの位置検出装置、電子ペンの位置表示システムに関する。
電子ペンの位置検出装置は、媒体上に絵文字等を描く際に現在位置を知らせる信号を周期的に発生する電子ペンと、電子ペンが発生する現在位置を知らせる信号を受信して現在位置を求めた後にディスプレイに表示させるレシーバと、を備えてなる装置であり、例えば、赤外線信号および超音波信号の伝搬時間差を利用して電子ペンの現在位置を求める装置が提案されている。
赤外線信号および超音波信号を使用する電子ペンの位置検出装置の場合、電子ペンは、赤外線信号を発生する赤外線発生回路と、超音波信号を発生する超音波発生回路と、を有する。一方、レシーバは、赤外線信号を受信する赤外線受信回路と、超音波信号を受信する例えば2個の超音波受信回路と、赤外線信号および超音波信号の到達時間差を利用して電子ペンの現在位置を求める演算回路と、を有する。そして、媒体上に絵文字等を描く際に電子ペンが赤外線信号および超音波信号を発生した場合、演算回路は、赤外線受信回路が赤外線信号を受信した時間を基準として、一方の超音波受信回路が超音波信号を受信するまでの時間と他方の超音波受信回路が超音波信号を受信するまでの時間を求め、各時間を基に電子ペンと2個の超音波受信回路の間の各距離を求め、更に三角法の原理で各距離の交差位置を電子ペンの現在位置として求める。これにより、レシーバは、電子ペンの現在位置を示す信号に基づいて、絵文字等をディスプレイに表示させる。
特開2003−36225号公報
上記の電子ペンにおける赤外線発生回路は、赤外線発光素子(LED)と、媒体上に絵文字等を描く際に赤外線発光素子を導通させるスイッチ素子とを有し、赤外線発光素子とスイッチ素子は、正極側の電源ラインと負極側の電源ラインとの間に直列接続されている。
ここで、レシーバが電子ペンの現在位置を正確に求めるためには、赤外線発光素子の発光力が増大するほど効果的である。
例えば、赤外線発光素子の直列接続数を増加する方法がある。この場合、赤外線発光素子の発光力は増大するが、その反面、赤外線発光素子の抵抗値が増大して電力消費量も増大することとなる。電子ペンは、携帯性を有するため、電池で駆動されるのが一般的である。つまり、この方法は、電子ペンに内蔵される電池1本あたりの使用時間を短縮してしまうため、効果的な方法ではない。
そこで、本発明は、赤外線発光素子が小電力消費量で効果的に発光する電子ペン、電子ペンの位置検出装置、電子ペンの位置表示システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための主たる発明は、赤外線信号を発生する赤外線発生回路と、超音波信号を発生する超音波発生回路と、前記赤外線発生回路および前記超音波発生回路の動作を制御する制御回路と、を有し、前記赤外線信号および前記超音波信号の到達時間差を用いて前記赤外線信号および前記超音波信号の発生位置を検出するレシーバとの間で、前記赤外線信号および前記超音波信号を発生する電子ペンであって、前記赤外線発生回路は、前記赤外線信号を発光する赤外線発光素子と、前記制御回路からの制御信号に応じて前記赤外線発光素子を導通するMOSFETと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、赤外線発光素子が小電力消費量で効果的に発光する電子ペン、電子ペンの位置検出装置、電子ペンの位置表示システムを提供することが可能となる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===電子ペンの位置表示システムの概略構成===
図4を参照しつつ、本発明にかかる電子ペンの位置表示システムの概略について説明する。図4は、本発明にかかる電子ペンの位置表示システムの概略構成を示す図である。
電子ペン100は、絵文字等を描く際、ペン先端部が被記録体200に当接している期間、赤外線信号および超音波信号を周期的に発生するものである。レシーバ300は、電子ペン100が発生する一回ごとの赤外線信号および超音波信号の到達時間差を利用して電子ペン100の現在位置を求めるものである。ディスプレイ400は、パーソナルコンピュータ、携帯電話等の電子機器に設けられるものであり、これらの電子機器は、適宜の通信インターフェース(不図示)を介してレシーバ300と接続される。そして、レシーバ300が電子ペン100の現在位置を示す信号を電子機器に送信することによって、ディスプレイ400は、電子ペン100の移動軌跡としての絵文字等を表示することとなる。
なお、被記録体200は、このシステムに特有のものではなく、電子黒板、JIS規格(例えばA4サイズ、B5サイズ)の記録紙など、市場に流通する様々な大きさの媒体を採用できる。つまり、このシステムは、被記録体200を選択する面において汎用性を有することとなる。
===電子ペンの位置検出装置の概略構成===
図5を参照しつつ、本発明にかかる電子ペンの位置検出装置の概略について説明する。図5は、本発明にかかる電子ペンの位置検出装置の概略構成を示すブロック図である。
<<電子ペンの概略構成>>
電子ペン100は、ペン形状の筒容器の中に、スイッチ110、制御回路120、赤外線発生回路130、超音波発生回路140、電源150を有するものである。
スイッチ110は、被記録体200上に絵文字等を描く際、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上に当接したときの圧力変位に応じてオンする。このとき、制御回路120は、赤外線発生回路130、超音波発生回路140は、電源150からの電源電圧が印加され、特に、赤外線発生回路130および超音波発生回路140は、制御回路120の制御の下で動作する。一方、スイッチ110は、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上から離間したときの圧力変位に応じてオフする。このとき、制御回路120は、赤外線発生回路130、超音波発生回路140は、電源150からの電源電圧の供給が遮断され、動作を停止する。なお、電源150としては、電子ペン100の携帯性を考慮し、電池を採用することとする。
制御回路120は、スイッチ110がオンしている期間、赤外線発生回路130、超音波発生回路140、電源150の動作を制御する回路であり、例えばマイクロコンピュータを採用できる。
赤外線発生回路130は、スイッチ110がオンしている期間、光の速度を有する赤外線信号(30THz〜300THz程度)を周期的に発生するものである。
超音波発生回路140は、スイッチ110がオンしている期間、光の速度より遅い音の速度を有する超音波信号(20KHz〜100MHz程度)を、赤外線信号とペアで周期的に発生するものである。
<<レシーバの概略構成>>
レシーバ300は、箱容器の中に、赤外線受信回路310、例えば2個の超音波受信回路320A、320B、制御回路330、通信インターフェース回路340を有するものである。
赤外線受信回路310は、例えばIrDA(Infrared Data Association)規格モジュールからなる赤外線センサであり、電子ペン100の赤外線発生回路130から発生する赤外線信号を受信するものである。
超音波受信回路320A、320Bは、例えばPVDF(Polyvinyl Den Fluoride)を用いる超音波センサであり、電子ペン100の超音波発生回路140から発生する超音波信号を受信するものである。赤外線受信回路310、超音波受信回路320A、320Bは、レシーバ300内部のプリント配線基板350(図4)上に配設される。特に、レシーバ300は、三角法の原理に基づく三角測量方式で電子ペン100の現在位置を検出するため、赤外線受信回路310は、プリント配線基板350上の手前中央部に配設され、超音波受信回路320A、320Bは、プリント配線基板350上の手前両側部に配設される。
制御回路330は、赤外線受信回路310が赤外線信号を受信した後、超音波受信回路320A、320Bが超音波信号を受信するまでの各時間を求め、この各時間に基づいて電子ペン100の現在位置を求めるための演算処理を実行するものであり、例えばマイクロコンピュータを採用できる。
通信インターフェース回路340は、制御回路330から出力される電子ペン100の現在位置を示す信号を、パーソナルコンピュータ、携帯電話等の電子機器に送信するものである。これにより、ディスプレイ400には、電子ペン100の移動軌跡としての絵文字等が表示される。なお、通信インターフェース回路340としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格、IEEE1394規格等のシリアル通信方式、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の無線通信方式を採用できる。
===電子ペンの位置検出方法===
図5、図6、図7を参照しつつ、本発明にかかる電子ペンの位置検出装置の検出方法について説明する。図6は、電子ペンが赤外線信号および超音波信号を発生するタイミングと、レシーバが電子ペンからの赤外線信号および超音波信号を受信するタイミングとの関係を示す図である。また、図7は、本発明にかかる電子ペンの位置検出装置の検出方法(三角測量方式)を説明する図である。
先ず、電子ペン100のペン先端部が被記録体200に当接すると、スイッチ110がオンし、赤外線発生回路130および超音波発生回路140は、制御回路120の制御の下で動作を開始する。つまり、赤外線発生回路130は、IR(Infrared Ray)パターンの赤外線信号を周期的に発生する(時刻t0)。また、超音波発生回路140は、赤外線発生回路130と同時に動作を開始するが、超音波信号を所定振幅まで昇圧しなければならないため、赤外線信号が発生した後、当該赤外線信号とペアとなるPVDFパターンの超音波信号を周期的に発生する(時刻T1)。
一方、レシーバ300において、赤外線信号の伝搬速度は超音波信号の伝搬速度より速いため、赤外線受信回路310が電子ペン100からの赤外線信号を受信した後(時刻T3)、超音波受信回路320A、320Bは電子ペン100からの超音波信号を受信する(時刻T5、T6)。なお、超音波受信回路320A、320Bが超音波信号を受信する時刻T5、T6は、被記録体200上における電子ペン100の位置に応じて変化する。ここで、制御回路330は、赤外線受信回路310が電子ペン100からの赤外線信号の受信を終了した時刻T4から時刻T5までの時間TLと、時刻T4から時刻T6までの時間TRとを求める。また、制御回路330は、各時間TL、TRと超音波信号の伝搬速度を乗算することによって、電子ペン100の現在位置と超音波受信回路320A、320Bとの間の各距離L1、L2を求める。更に、制御回路330は、超音波受信回路320A、320Bの間を基準線として電子ペン100の方位を求める。そして、制御回路330は、距離L1、L2を用いて三角法の原理で電子ペン100の現在位置を検出することとなる。
===電子ペンの位置検出装置の具体構成===
<<電子ペンの具体構成>>
図1、図2、図6を参照しつつ、本発明にかかる電子ペンの具体構成について説明する。図1は、本発明にかかる電子ペンの具体構成を示す回路図である。図2は、本発明にかかる電子ペンの電源動作を示すフローチャートである。
2個の赤外線発光素子502、504(LED)は、レシーバ300が電子ペン100の現在位置を検出する際の基準となる赤外線信号を発光するものであり、直列接続されている。また、圧電素子506は、高圧の正弦波形を有する超音波信号を発生するための超音波発振器を構成する。例えば、赤外線発光素子502、504および圧電素子506は、単一の半導体チップに形成される。
電源150は、電池508の電圧VCCBTを基に、制御回路120(以下マイクロコンピュータと称する)用の電源電圧VCCA、赤外線発生回路130用の電源電圧VCCB、超音波発生回路140用の電源電圧VCCCを発生するレギュレータ510と、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上に当接している期間、ペン先端部の軸方向への位置変化に応じてオンするスイッチ110と、ダイオード514A、514Bと、電圧検出抵抗516と、を有する。特に、レギュレータ510は、VIN端子、ON/OFF端子、VOUT端子、VSS端子を有しており、ON/OFF端子の電圧がハイレベルの場合に動作し、ON/OFF端子の電圧がローレベルの場合に動作を停止する。レギュレータ510のVIN端子は、電池508の正極およびスイッチ110の一端と接続される。レギュレータ510のON/OFF端子は、ダイオード514Aを介してスイッチ110の他端と接続され、ダイオード514Bを介してマイクロコンピュータ120のP0端子と接続される。更に、レギュレータ510のON/OFF端子およびVSS端子はグランドGND−Aと接続され、電池508の負極はグランドGND−Cと接続される。
つまり、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上に当接してスイッチ110がオンした場合、レギュレータ510は、ON/OFF端子の電圧がダイオード514Aの導通に伴ってハイレベルとなるため、電圧VCCBTを基に電源電圧VCCA、VCCB、VCCCを発生する。なお、電子ペン100は、デジタル回路(マイクロコンピュータ120)およびアナログ回路(赤外線発生回路130、超音波発生回路140)が混在する回路である。デジタル回路およびアナログ回路にレギュレータ510から発生する電源電圧を使用する場合、アナログ回路の電源電圧の精度をデジタル回路の電源電圧の精度より高くする必要がある。そこで、電源150は、レギュレータ510のVOUT端子から発生する電源電圧を3個の電源電圧VCCA、VCCB、VCCCに分岐させて出力している。
マイクロコンピュータ120は、電源電圧VCCAとグランドGND−Aの間に接続される。マイクロコンピュータ120は、第1発振周波数の発振クロックを発生する内部発振回路518と、第2発振周波数(<第1発振周波数)の発振クロックを発生する外部発振回路520と、スイッチ110のオフ継続時間を計時するタイマ522と、を有する。外部発振回路520は、赤外線発生回路130および超音波発生回路140の動作を制御する際に使用する発振回路であり、外部発振回路520の第2発振周波数は、赤外線発生回路130および超音波発生回路140を制御する際の処理速度に応じて変更可能である。つまり、内部発振回路518の第1発振周波数は特定されないため、マイクロコンピュータ120は汎用のマイクロコンピュータで事足りることとなる。
ここで、図2を参照しつつ、電源150に対するマイクロコンピュータ120の制御動作について説明する。
先ず、マイクロコンピュータ120は、レギュレータ510からの電源電圧VCCAが印加されることによって動作を開始する(S600)。マイクロコンピュータ120は、プログラムメモリ(不図示)から読み出されるプログラムデータの解読結果に従って、初期化動作を実行する(S610)。マイクロコンピュータ120は、初期化動作を実行した結果、P0端子をハイレベル(論理値“1”)にする。即ち、ダイオード514A、514Bは、双方とも導通している状態になる。例えば、電子ペン100のペン先端部が被記録体200から離間した場合、ダイオード514Aがスイッチ110のオフに伴って非導通になるものの、他方のダイオード514Bが継続して導通しているため、レギュレータ510は電源電圧VCCA、VCCB、VCCCを継続して発生する。これにより、マイクロコンピュータ120は、起動および停止を頻繁に繰り返すことがなくなるため、赤外線発生回路130および超音波発生回路140を安定制御することが可能となる。
一方、マイクロコンピュータ120は、初期化動作を実行した結果、外部発振回路520が発生する発振クロックを選択する。これにより、電子ペン100全体の電力消費量を低減することが可能となる(S620)。マイクロコンピュータ120は、外部発振回路520の発振クロックに基づいて動作しつつ、タイマ522を初期リセットする(S630)。なお、マイクロコンピュータ120のP1端子は、電圧検出抵抗516の非接地側の一端と接続されている。
つまり、マイクロコンピュータ120のP1端子は、スイッチ110がオンしている期間、電圧検出抵抗516の電圧降下によってハイレベルになる。このことを利用し、マイクロコンピュータ120は、P1端子がハイレベルであるか否か、即ち、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上に当接しているか否かを判別する(S640)。P1端子がハイレベルである場合(S640:YES)、マイクロコンピュータ120は、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上に当接して絵文字等が描かれているものと判別し、タイマ522のリセットを継続して上記のステップS640の判別処理を再度実行する(S650)。一方、P1端子がローレベルである場合(S640:NO)、マイクロコンピュータ120は、電子ペン100のペン先端部が被記録体200から離間して絵文字等が描かれていないものと判別し、タイマ522のリセットを解除する。つまり、タイマ522は、時間TXの計時を開始する(S660)。その後、マイクロコンピュータ120は、タイマ522が時間TXを計時したか否かを判別する(S670)。タイマ522が時間TXを未だ計時していない場合(S670:NO)、マイクロコンピュータ120は、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上に再度当接する可能性が高いものと判別し、上記のステップS640の判別処理を再度実行する。一方、タイマ522が時間TXを計時した場合(S670:YES)、マイクロコンピュータ120は、電子ペン100のペン先端部が被記録体200上に再度当接する可能性が低いものと判別し、タイマ割込処理にてP0端子をローレベル(論理値“0”)にする。即ち、ダイオード514A、514Bが非導通になり、レギュレータ510は動作を停止する。つまり、レギュレータ510が電源電圧VCCA、VCCB、VCCCの発生を停止するため、マイクロコンピュータ120は動作を停止する。これにより、マイクロコンピュータ120は、電源150が動作を開始した後、マイクロコンピュータ120自体の判別結果如何で電源150の動作を停止することが可能となる(S680)。
赤外線発生回路130は、赤外線発光素子502、504と、Nチャンネル型のMOSFET524とを有する。MOSFET524のゲートは、抵抗526を介してマイクロコンピュータ120のP4端子と接続されるとともに抵抗528を介してグランドGND−Bと接続される。また、MOSFET524のドレインは、赤外線発光素子502、504を介して電源電圧VCCB(第1電源)と接続される。更に、MOSFET524のソースはグランドGND−B(第2電源)と接続される。MOSFET524は、赤外線発光素子502、504を発光させるためのスイッチ素子である。つまり、時刻T0乃至T1の期間、マイクロコンピュータ120のP4端子がハイレベルになることによってMOSFET524がオンし、赤外線発光素子502、504は赤外線信号を発光することとなる。また、赤外線発光素子502、504はMOSFET524のドレインソース路と直列接続されているが、MOSFET524のドレインソース間のオン抵抗は小さい値(例えば数十mΩ)である。つまり、赤外線発生回路130における赤外線発光素子502、504以外の電圧降下はほぼゼロに近くなるため、赤外線発光素子502、504は、電源電圧VCCBが低い値(例えば3V)の場合でも、十分な電流が供給されて十分な発光力を有することとなる。これにより、電池508の電力消費量を効果的に低減し、携帯性に適する電子ペン100を提供することが可能となる。なお、MOSFET524は、Nチャンネル型に限定されることなくPチャンネル型を採用することも可能である。この場合、赤外線発光素子502、504とMOSFET524の接続関係と、マイクロコンピュータ120のP4端子の制御ロジックは、適宜変更する必要がある。
超音波発生回路140は、圧電素子506と、コイル530と、半波整流用ダイオード532と、NPN型のバイポーラトランジスタ534、536とを有する。コイル530は、圧電素子506と並列接続される。バイポーラトランジスタ534のベースは、抵抗538を介してマイクロコンピュータ120のP5端子と接続される。また、バイポーラトランジスタ534のコレクタは、コイル530および半波整流用ダイオード532を介して電源電圧VCCCと接続される。更に、バイポーラトランジスタ534のエミッタは、グランドGND−Dと接続される。同様に、バイポーラトランジスタ536のベースは、抵抗540を介してマイクロコンピュータ120のP6端子と接続される。また、バイポーラトランジスタ536のコレクタは、抵抗542を介して半波整流用ダイオード532のカソードと接続される。更に、バイポーラトランジスタ536のエミッタは、グランドGND−Cと接続される。バイポーラトランジスタ534は、超音波信号の振幅を昇圧する発振用のスイッチ素子である。つまり、時刻T7乃至T1の期間、マイクロコンピュータ120のP5端子がハイレベルになることによってバイポーラトランジスタ534がオンし、超音波信号の振幅を昇圧することとなる。なお、時刻T7乃至T1の期間は、超音波信号の振幅を設定値まで昇圧する際に要する期間であり、時刻T7は、本実施形態において、時刻T0より早い時刻である。つまり、超音波発生回路140は、コイル530のインダクタンスが小さい値の場合でも、超音波信号の振幅を設定値まで確実に昇圧することとなる。これにより、低価格のコイル530を採用し、安価な電子ペン100を提供することが可能となる。一方、バイポーラトランジスタ536は、超音波信号の振幅を降圧する発振ダンピング用のスイッチ素子である。つまり、時刻T8乃至T9の期間、マイクロコンピュータ120のP6端子がハイレベルになることによってバイポーラトランジスタ536がオンし、超音波信号の振幅を降圧することとなる。これにより、超音波発生回路140は、時刻T1乃至T8の期間、超音波信号を発生する。
<<レシーバの具体構成>>
図3、図6を参照しつつ、本発明にかかるレシーバの具体構成について説明する。図3は、本発明にかかるレシーバの具体構成を示す回路図である。
通信インターフェース回路340は、制御回路330(以下マイクロコンピュータと称する)との間でデータを入出力するD+端子およびD−端子と、電源電圧を出力するVBUS端子と、グランド用のGND端子とを有する。なお、VBUS端子から出力される電源電圧VBUSは、パーソナルコンピュータ等の電子機器400から供給される。
電源360は、レギュレータ702を有し、電源電圧VBUSを基に、赤外線受信回路310用の電源電圧VCCA、超音波受信回路320A、320B用の電源電圧VCCB、マイクロコンピュータ330用の電源電圧VCCPCを発生するものである。特に、電源360は、電源電圧VBUSをマイクロコンピュータ330用の電源電圧VCCPCとして発生する。これにより、マイクロコンピュータ330は、電源電圧VCCPCが印加されて動作し、赤外線受信回路310用の電源電圧VCCAを生成して出力する。電源360は、マイクロコンピュータ330から印加される電源電圧VCCAをそのまま発生する。レギュレータ702は、電源電圧VBUSを基に、超音波受信回路320A、320B用の電源電圧VCCBを生成して発生する。
赤外線受信回路310は、IrDA規格の赤外線センサ704を有する。赤外線センサ704は、電源電圧VCCAとグランドGND−Cの間に接続される。そして、赤外線センサ704は、赤外線発生回路130から発生する赤外線信号を受信した場合、赤外線信号を受信したことを示す信号をマイクロコンピュータ330に出力する。
超音波受信回路320Aは、PVDFの超音波センサ706Aと、演算増幅器708Aと、コンパレータ710Aとを有する。超音波センサ706A、演算増幅器708A、コンパレータ710Aは、電源電圧VCCBとグランドGND−Aの間に接続される。超音波センサ706Aは、超音波発生回路140から発生する超音波信号を受信し、超音波信号を受信したことを示す正弦波の微弱信号を出力する。なお、超音波センサ706Aからの微弱信号の振幅は、例えば数百μVである。そのため、演算増幅器708Aは、コンパレータ710Aが微弱信号の振幅を基準電圧VREFと確実に比較できるまで、微弱信号の振幅を増幅するものである。しかし、小さい振幅を有する微弱信号を増幅する場合、微弱信号の重畳ノイズが顕著に増幅され、コンパレータ710Aが誤動作する原因となる。そこで、演算増幅器708Aは、1段目の演算増幅器712Aと2段目の演算増幅器714Aを有する。1段目の演算増幅器712Aは、超音波信号の周波数帯域(例えば数十KHz)を増幅するフィルタ特性と、コンパレータ710Aのノイズ誤動作を防止する低増幅率(例えば21dB)とを有する。これにより、1段目の演算増幅器712Aは、微弱信号における超音波信号と同一周波数帯域のみを低増幅率で増幅する。2段目の演算増幅器714Aは、コンパレータ710Aの比較動作を可能とする高増幅率(例えば17dB)を有する。これにより、2段目の演算増幅器714Aは、1段目の演算増幅器712Aの増幅信号を高増幅率で更に増幅する。そして、コンパレータ710Aは、2段目の演算増幅器714Aの増幅信号を基準電圧VREFと確実に比較し、比較結果を示す信号をマイクロコンピュータ330に出力する。
超音波受信回路320Bの構成は、超音波受信回路320Aと同様である。つまり、超音波受信回路320Bは、PVDFの超音波センサ706Bと、演算増幅器708Bと、コンパレータ710Bとを有する。超音波センサ706B、演算増幅器708B、コンパレータ710Bは、電源電圧VCCBとグランドGND−Bの間に接続される。超音波センサ706Bは、超音波発生回路140から発生する超音波信号を受信し、超音波信号を受信したことを示す正弦波の微弱信号を出力する。なお、超音波センサ706Bからの微弱信号の振幅は、例えば数百μVである。そのため、演算増幅器708Bは、コンパレータ710Bが微弱信号の振幅を基準電圧VREFと確実に比較できるまで、微弱信号の振幅を増幅するものである。しかし、小さい振幅を有する微弱信号を増幅する場合、微弱信号の重畳ノイズが顕著に増幅され、コンパレータ710Bが誤動作する原因となる。そこで、演算増幅器708Bは、1段目の演算増幅器712Bと2段目の演算増幅器714Bを有する。1段目の演算増幅器712Bは、超音波信号の周波数帯域(例えば数十KHz)を増幅するフィルタ特性と、コンパレータ710Bのノイズ誤動作を防止する低増幅率(例えば21dB)とを有する。これにより、1段目の演算増幅器712Bは、微弱信号における超音波信号と同一周波数帯域のみを低増幅率で増幅する。2段目の演算増幅器714Bは、コンパレータ710Bの比較動作を可能とする高増幅率(例えば17dB)を有する。これにより、2段目の演算増幅器714Bは、1段目の演算増幅器712Bの増幅信号を高増幅率で更に増幅する。そして、コンパレータ710Bは、2段目の演算増幅器714Bの増幅信号を基準電圧VREFと確実に比較し、比較結果を示す信号をマイクロコンピュータ330に出力する。
これにより、マイクロコンピュータ330は、赤外線受信回路310、超音波受信回路320A、320Bからの信号を用いて三角法の原理で、電子ペン100の現在位置を検出することとなる。
===その他の実施形態===
以上、本発明にかかる電子ペン、電子ペンの位置検出装置、電子ペンの位置表示システムについて説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<<赤外線発光素子の数>>
MOSFET524のオン抵抗がほぼゼロであることに着目し、予め定められた電源電圧VCCBの範囲で3個以上の赤外線発光素子を直列接続することによって、赤外線発光素子の発光力を高めることも可能である。
本発明にかかる電子ペンの具体構成を示す回路図である。 本発明にかかる電子ペンの電源動作を示すフローチャートである。 本発明にかかるレシーバの具体構成を示す回路図である。 本発明にかかる電子ペンの位置表示システムの概略構成を示す図である。 本発明にかかる電子ペンの位置検出装置の概略構成を示すブロック図である。 電子ペンが赤外線信号および超音波信号を発生するタイミングと、レシーバが電子ペンからの赤外線信号および超音波信号を受信するタイミングとの関係を示す図である。 本発明にかかる電子ペンの位置検出装置の検出方法(三角測量方式)を説明する図である。
符号の説明
100 電子ペン
110 スイッチ
120 制御回路(マイクロコンピュータ)
130 赤外線発生回路
140 超音波発生回路
150 電源
200 被記録体
300 レシーバ
310 赤外線受信回路
320A、320B 超音波受信回路
330 制御回路(マイクロコンピュータ)
340 通信インターフェース回路
350 プリント配線基板
400 電子機器
502、504 赤外線発光素子
506 圧電素子
508 電池
510 レギュレータ
514A、514B ダイオード
518 内部発振回路
520 外部発振回路
522 タイマ
524 MOSFET
530 コイル
532 半波清流用ダイオード
534、536 バイポーラトランジスタ

Claims (7)

  1. 赤外線信号を発生する赤外線発生回路と、超音波信号を発生する超音波発生回路と、前記赤外線発生回路および前記超音波発生回路の動作を制御する制御回路と、を有し、前記赤外線信号および前記超音波信号の到達時間差を用いて前記赤外線信号および前記超音波信号の発生位置を検出するレシーバとの間で、前記赤外線信号および前記超音波信号を発生する電子ペンであって、
    前記赤外線発生回路は、
    前記赤外線信号を発光する赤外線発光素子と、
    前記制御回路からの制御信号に応じて前記赤外線発光素子を導通するMOSFETと、を有することを特徴とする電子ペン。
  2. 前記赤外線発光素子と前記MOSFETのドレインソース路は、第1電源と第2電源の間に直列接続されてなることを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
  3. 被記録体に描画するためのペン先端部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電子ペン。
  4. 赤外線信号を発生する赤外線発生回路、超音波信号を発生する超音波発生回路、前記赤外線発生回路および前記超音波発生回路の動作を制御する制御回路、を有する電子ペンと、前記赤外線信号および前記超音波信号の到達時間差を用いて前記赤外線信号および前記超音波信号の発生位置を検出するレシーバと、を備えた電子ペンの位置検出装置であって、
    前記電子ペンは、前記赤外線発生回路として、
    前記赤外線信号を発光する赤外線発光素子と、
    前記制御回路からの制御信号に応じて前記赤外線発光素子を導通するMOSFETと、を有することを特徴とする電子ペンの位置検出装置。
  5. 前記赤外線発光素子と前記MOSFETのドレインソース路は、第1電源と第2電源の間に直列接続されてなることを特徴とする請求項4に記載の電子ペンの位置検出装置。
  6. 前記レシーバは、
    前記赤外線信号および前記超音波信号の発生位置の検出結果に基づいて、前記電子ペンの位置を表示するための表示信号をディスプレイに出力することを特徴とする請求項4または5に記載の電子ペンの位置検出装置。
  7. 赤外線信号を発生する赤外線発生回路、超音波信号を発生する超音波発生回路、前記赤外線発生回路および前記超音波発生回路の動作を制御する制御回路、を有する電子ペンと、前記赤外線信号および前記超音波信号の到達時間差を用いて前記赤外線信号および前記超音波信号の発生位置を検出するレシーバと、前記赤外線信号および前記超音波信号の発生位置の検出結果に基づいて前記電子ペンの位置を表示するディスプレイと、を備えた電子ペンの位置表示システムであって、
    前記電子ペンは、前記赤外線発生回路として、
    前記赤外線信号を発光する赤外線発光素子と、
    前記制御回路からの制御信号に応じて前記赤外線発光素子を導通するMOSFETと、を有することを特徴とする電子ペンの位置表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007098697A1 (en) * 2006-03-01 2007-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Remote control, imaging device, method and system for the same
JP2009523335A (ja) * 2006-01-13 2009-06-18 スマート テクノロジーズ ユーエルシー 対話型入力システム
JP2010515195A (ja) * 2007-01-03 2010-05-06 ルイディア インコーポレイテッド 複数のスタイラスアノテーションシステム

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