JP2005172832A - 種々の位相のコヒーレント光スペクトラムアナライザを使用したスペクトル位相の測定 - Google Patents

種々の位相のコヒーレント光スペクトラムアナライザを使用したスペクトル位相の測定 Download PDF

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Abstract

【課題】複素光スペクトル分析のシステムと方法の提供。
【解決手段】本発明は光スペクトラムアナライザを提供する。光スペクトラムアナライザ(100)は、局部発振器光信号(110)と未知の光信号(120)とを受信する受信器(130)を含む。受信器(130)は異なる位相の3つ以上のヘテロダイン信号を出力する。異なる位相の信号は直角位相発生器(140)に結合される。直角位相発生器(140)は、互いに対して90°位相がずれている第1と第2の直角位相信号を生成する。第1と第2の直角位相信号は複素信号発生器(150)に結合される。複素信号発生器(150)は、正と負の画像を有する複素信号を発生する。測定処理ユニット(160)は、複素信号の正と負の画像の位相の相対的な差から未知の光信号の位相を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、光スペクトル分析に関し、より詳細には、光スペクトル位相測定に関する。
高解像度光学分光計は、未知の信号のスペクトル特性を観察するために使用される。一部の高解像度光学分光計は、コヒーレント光スペクトル分析の原理に基づいたヘテロダインアーキテクチャを実施し、非常に細かい測定分解能を達成している(コヒーレント光スペクトラムアナライザとしても知られる)。このヘテロダインアーキテクチャに従って、現在のコヒーレント光スペクトラムアナライザは、2×2光カプラを使用して、未知の信号を局部発振器信号と組み合わせる。局部発振器信号は、既知の周波数で発振するように設定されるか、又は周波数の範囲にわたって掃引される。光ダイオードなどの非線形の検出器を介してカプラの2つの出力が検出され、結果としての電気信号は、一方から別の方を減算して所望のヘテロダイン信号を分離する。ここから、未知の信号のスペクトル特性を得ることができる。
コヒーレント光スペクトラムアナライザを使用した測定を行なうために、未知の信号との混合によるヘテロダイン信号を取得する間、局部発振器信号は異なる波長にわたって掃引される。残念ながら、2×2光カプラに基づいた現在の受信器アーキテクチャでは、ヘテロダイン信号の精密な位相を測定することができない。
ヘテロダイン信号の位相測定に伴う問題は、シヌソイド関数の基本的な位相の曖昧さから生じる。典型的には、上述のようなヘテロダイン信号は、次のような一般的な形態を有する。即ち、
H(t)=V(t)cos(Δωt+Δφ(t)) (1)
式1に示すように、Δωは局部発振器と未知の信号との間の周波数差を表わし、Δφ(t)は、ヘテロダインビート信号の相対位相を表わす。2つの未知数(V(t)とΔφ(t))があるので、H(t)を一回だけ測定しても、所望のヘテロダイン位相であるΔφ(t)を解くことはできない。
従って、従来の光スペクトラムアナライザは、Δφ(t)を無視してV(t)を測定しようと試みた。しかしながら、ヘテロダイン信号の位相は走査の全体にわたって変わり、並びに走査毎にも変わるので、V(t)のスペクトル測定に振幅の不確実性が導入される。さらに、ヘテロダイン信号の位相を観測することができないので、受信器は正のヘテロダインビート周波数にも負のヘテロダインビート周波数にも同様に敏感になる。従って、帯域通過受信器の使用によって位相の不確実性を低減しようとすると、デバイスの最終的な分解能を制限するスペクトル画像が生成されてしまう。
本発明による実施形態は、複素光スペクトル分析のシステム及び方法を提供する。本システムは、光受信器、直角位相発生器、複素信号発生器、測定処理ユニット、及びディスプレイユニットを含む。光受信器は、第1の局部発振器光信号と未知の光信号を受信する。直角位相発生器は、光受信器と複素信号発生器との間に結合される。測定処理ユニットは、複素信号発生器とディスプレイユニットとの間に結合される。ディスプレイユニットは、未知の光信号の測定された位相と振幅特性を出力する。
光スペクトル分析の方法は、局部発振器光信号と未知の光信号を受信することを含む。
局部発振器光信号と未知の光信号の関数として、位相が異なる3つ又はそれより多いヘテロダイン光信号が生成される。位相が異なる3つ又はそれより多いヘテロダイン信号の関数として、第1の直角位相信号と第2の直角位相信号が生成される。第1の直角位相信号と第2の直角位相信号の関数として、複素信号が生成される。複素信号から未知の光信号の位相と振幅を求める。
本発明によれば、複素光スペクトル分析のシステムと方法が提供される。本システムと方法において、種々の位相のコヒーレント光信号を生成し、それらから複素信号を求める。複素信号の正の画像と負の画像を利用して、位相と振幅の測定に関する改善された精度および確実性を達成することが可能になる。さらに、未知の光信号のスペクトル特性の完全な記述を、測定されたスペクトルの振幅と位相の関数として求めることも可能になる。
本発明による実施形態は、一例として示され、制限として示されていない。添付図面の図において、同様の参照符号は、同様の要素を示す。
次に、本発明による実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態の例は、添付図面に示される。本発明による種々の実施形態について説明するが、本発明をこれらの実施形態に制限することを意図するものではないことを理解されたい。それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の思想と範囲の中に含まれ得る代替案、修正案、及び等価物を包含することが意図されている。さらに、以下の本発明による実施形態の詳細な説明では、本発明による種々の実施形態の完全な理解を提供するために、多くの特定の細部が説明されている。しかしながら、これらの特定の細部がなくても本発明による実施形態を実施できることを理解されたい。また、本発明による実施形態の態様を不必要に不明瞭にしないように、よく知られた方法、手順、構成要素、及び回路は、詳細に説明されていない。
本発明による実施形態はスペクトル分析のシステム及び方法を提供する。本システムと方法では、種々の位相のコヒーレント光信号を生成し、それらから複素信号を求める。複素信号の正の画像(image:イメージ、像)と負の画像を利用して、位相と振幅の測定に関する改善された精度および確実性を達成する。さらに、未知の光信号のスペクトル特性の完全な記述を、測定されたスペクトルの振幅と位相の関数として求めることもできる。
図1を参照すると、本発明による一実施形態における光スペクトラムアナライザ100のブロック図が示される。図1に示されるように、光スペクトラムアナライザ100は、受信器130、直角位相発生器140、複素信号発生器150、測定処理ユニット160、及びディスプレイユニット170を含む。受信器130は直角位相発生器140に結合される。直角位相発生器140は複素信号発生器150に結合される。複素信号発生器150は測定処理ユニット160に結合される。測定処理ユニット160はディスプレイユニット170に結合される。
受信器130は、第1の入力において局部発振器光信号110を受信し、第2の入力において未知の光信号120を受信する。本発明による一実施形態において、局部発振器光信号110は、周波数調整可能な光源によって提供される。本発明による一実施形態において、局部発振器信号110は連続的に掃引される。本発明による一実施形態において、未知の光信号120は、試験中の装置、光ネットワークなどから受信される。
受信器130は、種々の位相の3つ又はそれより多いヘテロダイン信号(例えば、H1、H2、及びH3)を、受信した局部発振器光信号110と未知の光信号120の関数として生成する。信号M1、M2、及びM3は、他の可能な項に加えてそれぞれH1、H2、及びH3を含むことを理解されたい。本発明による一実施形態において、受信器130は120度位相が異なる3つのヘテロダイン信号H1、H2、及びH3を生成する。より具体的には、ヘテロダイン信号HlとH2、H2とH3、H3とHlは、互いに120度だけ位相が異なる。本発明による別の実施形態では、受信器130は90度位相が異なる4つのヘテロダイン信号(例えば、H1、H2、H3、及びH4)を生成する。より具体的には、各ヘテロダイン信号は、位相の隣接するヘテロダイン信号に対して90度だけ位相が異なる。
本発明による一実施形態において、直角位相発生器140は、Ml、M2、及びM3の中にそれぞれ含まれる、異なる位相のヘテロダイン光信号H1、H2、及びH3を受信する。直角位相信号発生器140は、異なる位相のヘテロダイン信号Hl、H2、及びH3を含む混合信号M1、M2、及びM3の関数として1対の直角位相信号IとQを生成する。一実施形態では、直角位相信号IとQは、それぞれ式4と式5によって与えられる。
Figure 2005172832
複素信号発生器150は直角位相信号IとQを受信する。複素信号発生器150は、直角位相信号IとQの関数として複素信号Sを生成する。複素信号Sは式6によって与えられる。
Figure 2005172832
上式でSは振幅、φは位相である。
測定処理ユニット160は複素信号Sを受信する。測定処理ユニット160は、複素信号Sの正の画像と負の画像を求める。また、測定処理ユニット160は、複素信号Sの正の画像と負の画像の関数として、未知の光信号120の1つ又は複数のスペクトル特性も測定する。未知の光信号120のスペクトル特性の測定には、振幅、位相、チャープ、色分散、偏波モード分散などが含まれ得る。さらに、振幅と位相の測定情報を使用して、未知の光信号120の時間領域記述を確認し、光スペクトラムアナライザ100が時間領域範囲と直接的に比較され得る測定を行うことを可能にする。ディスプレイユニット170は、未知の光信号120の位相および/または振幅を表すディスプレイ信号を生成し、ユーザにグラフィカルに示す。
図2を参照すると、本発明による一実施形態における光スペクトラムアナライザ200のブロック図が示される。図2に示されるように、光スペクトラムアナライザ200は、光カプラ220、光検出器225、減算ユニット230、変換ユニット240、複素信号発生ユニット245、複素フィルタ250、測定処理ユニット255、及びディスプレイユニット260を含む。
光カプラ220は、第1の入力で局部発振器光信号210を受信し、第2の入力で未知の光信号215を受信する。本発明による一実施形態において、局部発振器光信号210は、外部キャビティ型のチューナブルレーザダイオードなどのレーザ源によって提供される。本発明による一実施形態において、未知の光信号215は、試験中の装置、光ネットワークなどから受信される。
光カプラ220は、局部発振器光信号210と未知の光信号215とを組み合わせて、異なる位相の3つ又はそれより多い組み合わされた光信号Cl、C2、及びC3を生成する。光検出器225は、組み合わされた光信号Cl、C2、及びC3を受信する。光検出器225は、非線形検出器(例えば、光ダイオード)を利用して、組み合わされた光信号Cl、C2、及びC3を異なる位相の混合信号M1、M2、及びM3に変換する。非線形検出器によって、未知の光信号215と局部発振器光信号210が混合されることが可能になる。異なる位相の混合信号M1、M2、及びM3は、異なる位相のヘテロダイン光信号とノイズ成分からなる(例えば、Ml=Hl+N、M2=H2+N、M3=H3+N)。ノイズ成分は、レーザ源、試験中の装置、光ネットワーク、光カプラ、光検出器、光検出デバイス、増幅器などによって生成されたノイズを表わす。
次に図3を参照すると、本発明による一実施形態における、光カプラ330と光検出器340のブロック図が示される。図3に示されるように、光カプラ330は局部発振器光信号310と未知の光信号320を受信して、異なる位相の3つ又はそれより多い組み合わされた光信号Cl、C2、及びC3を生成する。
本発明による一実施形態において、光カプラ330は、3つの光入力および3つの光出力を有する3×3光カプラからなる。3×3カプラの第1の入力は、局部発振器光信号310に結合される。3×3カプラの第2の入力は、未知の光信号320に結合される。第3の入力は接続されず、どの信号も受信しない。2つの光入力だけを利用するので、第3の入力は必要ではないことを理解されたい。本発明による一実施形態において、光カプラ330は、光ファイバカプラである。
光カプラ330は、局部発振器光信号310と未知の光信号320の各々の一部を、各光出力に分配する。従って、3×3カプラの3つの出力は、種々の位相の組み合わされた3つの光信号Cl、C2、及びC3をそれぞれ提供する。分配される信号の部分は、光カプラ330の分割比率に依存する。本発明による一実施形態において、3×3光カプラ330は、各光出力に対して3分の1の分割比率を有する、バランスのとれた光カプラである。しかしながら、光カプラ330は、例えば、以下に限定しないが、25/25/50の分割比率などの異なる分割比率を有していてもよいことを理解されたい。この場合、増幅器346、351、及び356の相対的な応答を調節して、種々の受信器チャネル間の不均衡を補償することができる。
本出願の目的のために、3×3光カプラを含む、本発明による実施形態について説明する。しかしながら、当業者であれば、異なる光カプラを使用して、本発明による種々の実施形態を実施するための態様が理解されるであろう。本発明による一実施形態において、4×4光カプラを利用する。本発明による別の実施形態では、一連の2×2光カプラを利用する。
光検出器340は、複数の検出器(光検出デバイス)345、350、355、及び関連する増幅器346、351、356を含む。各光検出デバイス345、350、355及び増幅器346、351、356は、それぞれ検出されて組み合わされた信号(例えば、それぞれCl、C2、及びC3)の関数として混合信号(例えば、Ml、M2、及びM3)を生成する。種々の位相の混合信号Ml、M2、及びM3はそれぞれ、種々の位相のヘテロダイン信号H1、H2、H3、及びノイズ成分を含むことを理解されたい。種々の位相のヘテロダイン信号H1、H2、及びH3は、信号記述の複素空間(実数と虚数)に広がる。
本発明による一実施形態において、光検出デバイス345、350、及び355は、光ダイオードである。しかしながら、光検出デバイス345、350、及び355のために任意の二乗検波装置を利用できることを理解されたい。各光ダイオード345、350、及び355は、組み合わされた光信号の強度に比例する光電流を生成する。従って、種々の位相の混合信号Ml、M2、及びM3はそれぞれ、式7、式8、式9によって与えられる。
Figure 2005172832
上式で、PLOは、局部発振器光信号310のパワー(例えば、強度)を表し、Punknownは未知の光信号320のパワー(例えば、強度)を表わす。Δωは、局部発振器光信号310と未知の光信号320との間の周波数の差を表わし、Δφは、局部発振器光信号310と未知の光信号320との間の位相の差を表わす。以下の式(10)〜式(12)に示すように、M1、M2、及びM3のヘテロダイン成分は、H1、H2、H3と同一であることが理解されよう。
Figure 2005172832
次に図4を参照すると、本発明による一実施形態における、種々の位相のヘテロダイン信号Hl、H2、及びH3の相対位相の例示的なグラフ400が示される。図4に示されるように、ヘテロダイン信号H1とH2、H2とH3、H3とHlは、互いに120度ずつ位相が異なる。
図2を再び参照すると、種々の位相の混合信号Ml、M2、及びM3は、減算ユニット230によって受信される。減算ユニット230は、混合された電気信号M1、M2、及びM3の関数として、2つの差分信号H4とH5を生成する。減算プロセスは、混合信号M1、M2、及びM3の不必要な非ヘテロダイン部分(例えば、ノイズ成分)を除去し、これによって、種々の位相のヘテロダイン信号Hl、H2、及びH3を効果的に分離する。差分信号H4とH5は、変換ユニット240によって受信される。変換ユニット240は、差分信号H4とH5の関数として、直角位相信号IとQとを生成する。
次に図5を参照すると、本発明による一実施形態における、減算ユニット510と変換ユニット530のブロック図が示される。図5に示されるように、減算ユニット510は差分加算回路540と545を含む。本発明による一実施形態において、種々の位相の混合信号M1とM2との間の差と、混合信号M3とM2との間の差を求める。任意の混合信号M1、M2、及びM3は、減数(例えば、「コモンモード」チャネル)として使用され得ることを理解されたい。
差分加算回路540では、式13に従ってM1からM2を引くことによって第1の差分信号H4を得る。
Figure 2005172832
同様に、差分加算回路545では、式14に従って、M2からM3を引くことによって第2の差分信号H5を得る。
Figure 2005172832
この場合、PLOは局部発振器光信号のパワーを表し、Punknownは未知の光信号のパワーを表し、Δωは局部発振器光信号と未知の光信号との間の周波数の差を表し、Δφは局部発振器光信号と未知の光信号との間の位相差を表わす。
本発明による一実施形態において、減算ユニット510はアナログ回路として実施される。本発明による別の実施形態では、種々の位相の混合信号(例えば、M1、M2、及びM3)をデジタル化する。減算ユニット510は、コンピュータ読み取り可能な媒体に常駐するソフトウェアコードとして実施される。ソフトウェアコードはプロセッサによって実行され、これによって、デジタル化された種々の位相の混合信号M1、M2、及びM3が受信され、差分信号H4とH5がそこから生成される。
変換ユニット530は差分信号H4とH5を受信する。変換ユニット530が動作して、120度だけ異なる差分信号H4とH5を、90度だけ異なる2つの直角位相信号IとQに変換する。式15に示されるように、直角位相信号Iは、差分加算回路560でH4からH5を引くことによって求められる。即ち、
I=H4−H5 (15)
式13と式14からそれぞれ、H4とH5の項に代入すると、直交信号Iは式16によって与えられる。即ち、
I=H1−2・H2+H3 (16)
直角位相信号Qは、式17に従って、加算回路565でH4とH5を加えて、係数回路570でこの合計に√3を掛けることによって求められる。
Figure 2005172832
式18に従って、式13及び式14からそれぞれH4とH5に項を代入することによって、直角位相信号Qが与えられる。
Figure 2005172832
本発明による一実施形態において、変換ユニット530はアナログ回路として実施される。本発明による別の実施形態では、差分信号H4とH5はデジタル信号である。変換ユニット530は、コンピュータ読み取り可能な媒体に常駐するソフトウェアコードとして実施される。ソフトウェアコードはプロセッサによって実行され、これによって差分信号H4とH5が受信され、信号IとQがそこから生成される。
本発明による特定の実施形態では、変換ユニット530が必要ではないことを理解されたい。例えば、4×4光カプラを利用する場合、種々の位相のヘテロダイン信号は90度の倍数だけ互いに異なる。
次に図6を参照すると、本発明による一実施形態における、直角位相信号IとQの相対位相の例示的なグラフが示される。図6に示されるように、減算ユニットと変換ユニットにより生成された直角位相信号IとQは、位相が90度異なるが、振幅が同じである。
図2を再び参照すると、複素信号発生器245は、直角位相信号I(例えば、実数項)とQ(例えば、虚数項)を変換ユニット240から受け取る。複素信号発生器245は、複素信号Sを直角位相信号IとQの関数として生成する。複素信号は式19によって与えられる。即ち、
S=I+i・Q=S+S (19)
上式で、SとSは、複素信号Sの、正の周波数または画像と、負の周波数または画像とをそれぞれ表わす。正の画像Sと負の画像Sは、式20と式21によってそれぞれ与えられる。
Figure 2005172832
複素信号Sは複素フィルタ250によって受信される。複素フィルタ250は、複素信号Sの正の画像成分Sと負の画像成分Sを個別にフィルタリングして除去する。正の画像成分Sと負の画像成分Sは各々、それぞれ正の画像と負の画像の振幅と位相を指定する。さらに、S成分とS成分の位相差は、局部発振器光信号と未知の光信号の位相ノイズの影響を受けない。
測定処理ユニット255は、複素信号Sの正の画像成分Sと負の画像成分Sを受け取る。測定処理ユニット255は正の画像成分Sと負の画像成分Sを位相比較して、その相対的な位相差を求める。局部発振器信号210が未知の光信号215の周波数スペクトルにわたって掃引される際に、相対的な位相差を利用して、未知の光信号215のスペクトル位相特性を求めることができる。また、測定処理ユニット255は、振幅、チャープ、色分散、及び偏波モード分散など、未知の光信号215の1つ又は複数の追加のスペクトル特性を測定することもできる。例えば、スペクトル振幅特性は、複素信号の正の画像Sと複素信号の負の画像Sの振幅の関数として、又は複素信号の正の画像Sと負の画像Sの平均として求められ得る。
さらに、スペクトルの振幅と位相の特性を利用して、未知の光信号215の時間領域記述を確認することができる。従って、光スペクトラムアナライザ200は、時間領域範囲によって行われた測定と比較され得る測定を行うことができる。
ディスプレイユニット260は、1つ又は複数の測定されたスペクトル特性を表す、1つ又は複数のディスプレイ信号を生成する。ディスプレイユニットは、測定のグラフィックな表現をユーザへ提供する。
次に図7を参照すると、本発明による一実施形態における、例示的な未知の光信号710のグラフが示される。図7に示されるように、局部発振器信号720は、未知の光信号710の帯域幅にわたって掃引される。局部発振器信号720の各波長(例えば、周波数)において、複素信号S(例えば、ビート周波数)の正の画像730と負の画像740がそれぞれ、サンプリングされる。従って、正の画像と負の画像(730、740)の位相を比較して、未知の信号の2つのスペクトル成分(730、740)の相対的な位相を求めることができる。
次に図8を参照すると、本発明による一実施形態における、光スペクトル分析を行なう方法のフロー図が示される。図8のブロック810に示されるように、局部発振器光信号が受信される。本発明による一実施形態において、局部発振器信号は既知の周波数で振動する。本発明による別の実施形態では、局部発振器信号は、周波数範囲にわたって掃引する。
ブロック820では、未知の光信号が受信される。本発明による一実施形態において、未知の光信号は、試験中の装置、光ネットワークなどからの信号である。
ブロック830では、種々の位相の3つ又はそれより多いヘテロダイン信号が、受信された局部発振器信号と未知の光信号の関数として生成される。本発明による一実施形態において、種々の位相の3つ又はそれより多いヘテロダイン信号を生成することは、局部発振器光信号と未知の光信号とを組み合わせ、及び分割して、種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号を形成することを含む。種々の位相の各混合信号は、対応する種々の位相のヘテロダイン信号とノイズ成分を含む。本発明による一実施形態において、120度位相が異なる3つの混合信号(例えば、M1、M2、及びM3)は、局部発振器信号に結合された第1の入力と、未知の光信号に結合された第2の入力とを有し、3×3光カプラの各々の出力に結合された光検出デバイスと増幅器を有する3×3光カプラを含む受信器によって生成される。
ブロック840では、1対の直角位相信号(例えば、IとQ)が、種々の位相の3つ又はそれより多いヘテロダイン信号の関数として生成される。本発明による一実施形態において、1対の直角位相信号を生成することは、第1と第2の差分信号を、種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号の関数として生成することを含む。その後、第1と第2の差分信号から1対の直角位相信号が生成される。
ブロック850では、複素信号(例えば、S)が、1対の直角位相信号の関数として生成される。複素信号は正の画像成分と負の画像成分とを有する。
ブロック860では、未知の光信号の1つ又は複数のスペクトル特性(例えば、位相、振幅)が複素信号から求められる。本発明による一実施形態において、未知の信号の位相特性は、正の画像成分と負の画像成分との間の位相差の関数として求められる。本発明による別の実施形態では、未知の信号の振幅特性は、負の画像成分の振幅の関数、正の画像成分の振幅の関数、又は正の画像成分と負の画像成分の平均として求められる。さらに複素スペクトル(位相と振幅)を求めることにより、チャープ及び分散などの特性が複素信号から求められる。
次に図9を参照すると、本発明による一実施形態における、未知の光信号910の周波数領域表現の例示的なグラフが示される。図9に示されるように、未知の光信号910の周波数領域表現は複数の側波帯を含む。正と負の周波数ヘテロダイン画像成分930と920を含む局部発振器信号915の周波数領域も示される。正と負の画像成分は、局部発振器信号915の光周波数に、複素フィルタの中心周波数と等しい量をプラス又はマイナスした位置にある。局部発振器信号915が未知の光信号910の側波帯(例えば、スペクトル)にわたって掃引される際、局部発振器信号915が未知の光信号910の2つの側波帯の間にある時、フィルタを適切に選択することにより、複素信号の非ゼロの正の画像と負の画像(隣接する側波帯に対応する)が同時に測定される。一実施形態では、未知の信号の中の側波帯の周波数間隔の半分に対応する複素フィルタを選択する。従って、未知の光信号910の複素スペクトル(例えば、振幅と位相)を求めることができる。さらに、チャープ、分散などの完全な周波数領域記述を求めることができる。本発明による実施形態は、バンドパスフィルタ及び対応する電子回路の帯域幅によって制限される、変調された未知の信号の複素スペクトルを測定する能力を提供する。
次に図10を参照すると、本発明による別の実施形態における受信器1000のブロック図が示される。図10に示されるように、受信器1000は、変調器1030、光カプラ1040、及び光検出器1050を含む。
変調器1030は局部発振器光信号1020を変調する。一実施形態では、変調器1030は、局部発振器信号1020の位相を変調する。光カプラ1040は、第1の入力で未知の光信号1010を受信し、変調された局部発振器光信号1020を第2の入力で受信する。本発明による一実施形態において、局部発振器光信号1020は、外部キャビティ型のチューナブルレーザダイオードなどのレーザ源によって提供される。本発明による一実施形態において、未知の光信号1010は、試験中の装置、光ネットワークなどから受け取られる。光信号1010は、データ変調と一貫性のあるスペクトル側波帯を有することを理解されたい。これらの側波帯の振幅と位相を測定することが望ましい。
光カプラ1040は、変調された局部発振器光信号1020と未知の光信号1010を組み合わせて分割し、変調された種々の位相の3つまたはそれより多い組み合わされた光信号C1、C2、及びC3を生成する。光検出器1050は、組み合わされた光信号C1、C2、及びC3を受信する。光検出器1050は、組み合わされた光信号C1、C2、及びC3を、変調された種々の位相の混合信号Ml、M2、及びM3に変換する。
変調された種々の位相の混合信号M1、M2、及びM3は、本発明による上述の実施形態に従って処理され得る。図11に示されるように、変調された局部発振器信号は、多数の側波帯によって特徴づけられることを理解されたい。従って、複素フィルタの分離周波数と局部発振器(1020)の変調周波数(1030)を適正に選択することにより、未知の信号の側波帯間隔が受信器の電子回路の帯域幅を超えている場合に、未知の信号の種々の側波帯間の位相差を求めるが可能になる。
次に図11を参照すると、本発明による一実施形態における、未知の光信号1110から1114の周波数領域表現の例示的なグラフが示される。図11に示されるように、未知の光信号1110から1114の周波数領域表現は、帯域1111と1112を含む複数の側波帯を含む。また、優勢な正および負の側波帯成分1121、1122を含む、変調された局部発振器信号1120の周波数領域も示される。正と負の側波帯成分1121、1122は、局部発振器信号1120の光周波数に、局部発振器変調器の周波数と等しい量をプラス又はマイナスした位置にある。信号側波帯1111と局部発振器側波帯1121がビートを生じて負の画像を与える一方で、信号側波帯1112と局部発振器側波帯1122がビートを生じて正の画像を与える。従って、適切な周波数で局部発振器を変調し、かつ複素フィルタを適正に選択することにより、信号の側波帯間隔が受信器の電子回路の帯域幅能力を超えていても、信号の側波帯の相対位相を測定することができる。局部発振器信号1120が未知の光信号1110から1114の側波帯(例えば、スペクトル)にわたって掃引される際に、局部発振器信号1120が未知の光信号1110から1114の2つの側波帯の間にあり、複素フィルタと局部発振器変調周波数を適正に選択することにより、複素信号の非ゼロの正の画像と負の画像(信号の隣接する側波帯に対応する)は同時に測定される。一実施形態では、複素フィルタは、信号側波帯1111と局部発振器側波帯1121の周波数差に対応するように選択される。この周波数差が受信器の電子回路の帯域幅内にあるように、局部発振器の変調周波数を適宜に選択する。従って、未知の光信号1110から1114の複素スペクトル(例えば、振幅と位相)を求めることができる。さらに、チャープ、分散などの完全な周波数領域記述を求めることができる。本発明による実施形態は、変調された未知の信号の複素スペクトルを測定する能力を拡張し、複素フィルタ、及び対応する電子回路の帯域幅によってもはや制限されない。
次に図12を参照すると、本発明による一実施形態における受信器1200のブロック図が示される。図12に示されるように、受信器1200は、偏光スプリッタ1220、複数の光カプラ1225、1230、1235、及び複数の光検出器1240、1245を含む。
偏光スプリッタ1220は未知の光信号1210を受信する。偏光スプリッタ1220は、第1の偏光された未知の光信号P1と第2の偏光された未知の光信号P2を、未知の光信号の関数として生成する。本発明による一実施形態において、P1の偏光状態はP2の偏光状態に対して直交する。未知の光信号1210は、試験中の装置、光ネットワークなどから受信される。
第1の光カプラ1230は、第1の入力で局部発振器信号1215を受信する。また、第1の光カプラ1230は、第1の偏光された未知の光信号P1を第2の入力で受信する。第1の光カプラ1230は、局部発振器光信号1215と第1の偏光された未知の光信号P1とを組み合わせて分割し、それにより種々の位相の組み合わされた光信号の第1の組C1、C2、及びC3を生成する。第1の光検出器1240は、組み合わされた光信号C1、C2、及びC3を異なる位相の混合信号の第1の組M1、M2、及びM3に変換する。
第2の光カプラ1235は、第1の入力で局部発振器信号1215を受信する。また、第2の光カプラ1235は、第2の偏光された未知の光信号P2を第2の入力で受信する。第2の光カプラ1235は、局部発振器光信号1215と第2の偏光された未知の光信号P2とを組み合わせて分割し、それにより種々の位相の組み合わされた光信号の第2の組C1’、C2’、及びC3’を生成する。第2の光検出器1245は、組み合わされた光信号C1’C2’、及びC3’を異なる位相の混合信号の第2の組M1’M2’、及びM3’に変換する。
本発明による一実施形態において、局部発振器信号1215は、第3の光カプラによって、第1の光カプラ1230の第1の入力と、第2の光カプラ1235の第1の入力とに結合される。局部発振器信号1215は、第3の光カプラ1225の第1の入力で受信されて分割され、第1と第2の光カプラ1230、1235に結合される。本発明による一実施形態において、P1とP2の偏光は、光カプラ1225からのそれぞれの局部発振器出力と整合される。局部発振器光信号1215は、外部キャビティ型のチューナブルレーザダイオードなどのレーザ源によって提供される。
異なる位相の混合信号の第1の組M1、M2、及びM3と、異なる位相の混合信号の第2の組M1’、M2’、及びM3’は、種々の偏光の測定値の集合を含むことを理解されたい。従って、異なる位相の混合信号の第1の組M1、M2、及びM3と、異なる位相の混合信号の第2の組M1’、M2’、及びM3’は、本発明による上述の実施形態に従って処理され、偏波モード分散などの偏光依存効果を求めることができる。
上記の本発明による特定の実施形態は、例示と説明のために与えられている。それらの実施形態は、網羅的であるように、又は本発明による実施形態を開示されたそのものずばりの形態に限定することを意図していない。上記の教示に鑑みて、多くの修正および変更が可能であることは明らかであろう。本発明による実施形態は、本発明による実施形態の原理とその実用的な用途を最も良く説明し、これによって当業者が本発明と、特定の使用に適した種々の変形例も意図されている本発明による種々の実施形態とを最良に利用することを可能にするように選択されて説明されている。本発明による実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物によって定義されることが意図されている。
本発明による一実施形態における、光スペクトラムアナライザのブロック図である。 本発明による一実施形態における、光スペクトラムアナライザのブロック図である。 本発明による一実施形態における、光カプラと光検出器のブロック図である。 本発明による一実施形態における、種々の位相のヘテロダイン信号H1、H2、H3の相対位相の例示的なグラフである。 本発明による一実施形態における、減算ユニットと変換ユニットのブロック図である。 本発明による一実施形態における、直角位相信号IとQの相対位相の例示的なグラフである。 本発明による一実施形態における、例示的な未知の光信号のグラフである。 本発明による一実施形態における、光スペクトル分析を行なう方法のフロー図である。 本発明による一実施形態における、未知の光信号の周波数領域表現の例示的なグラフである。 本発明による一実施形態における受信器のブロック図である。 本発明による一実施形態における、変調された未知の光信号の周波数領域表現の例示的なグラフである。 本発明による一実施形態における受信器のブロック図である。
符号の説明
100、200 光スペクトラムアナライザ
110、210、310、1020、1215 局部発振器光信号
120、215、320、1010、1210 未知の光信号
130、1000、1200 受信器
140 直角位相発生器
150 複素信号発生器
160 測定処理ユニット
170 ディスプレイユニット
220、330、1040、1225、1230、1235 光カプラ
225、340、1240、1245 光検出器
250 複素フィルタ
1220 偏光スプリッタ

Claims (7)

  1. 光スペクトラムアナライザであって、
    局部発振器光信号(110)と未知の光信号(120)の関数として、種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号を生成するための受信器(130)と、
    前記受信器(130)に結合され、前記種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号の関数として、第1の直角位相信号と第2の直角位相信号とを生成するための直角位相発生器(140)と、
    前記直角位相発生器(140)に結合され、前記第1の直角位相信号と前記第2の直角位相信号の関数として、複素信号を生成するための複素信号発生器(150)と、
    前記複素信号発生器(150)に結合され、前記未知の光信号の位相を前記複素信号の関数として求めるための測定処理ユニット(160)と、
    前記複素信号発生器(150)と前記測定処理ユニット(160)との間に結合された複素フィルタ(250)であって、前記複素信号の正の画像成分と負の画像成分が、前記複素信号から分離され、前記複素フィルタの分離周波数が、前記未知の光信号内の2つの側波帯を同時に測定できるように選択される、複素フィルタ(250)と、及び
    前記測定処理ユニット(160)に結合され、前記位相を示すためのディスプレイユニット(170)とを備える、光スペクトラムアナライザ。
  2. 前記未知の光信号の位相を求めることが、前記複素信号の負の画像成分と正の画像成分との間の位相差を求めることを含む、請求項1に記載の光スペクトラムアナライザ。
  3. 前記測定処理ユニット(160)がさらに、前記未知の光信号の振幅を前記複素信号の関数として求める、請求項1に記載の光スペクトラムアナライザ。
  4. 前記測定処理ユニット(160)がさらに、チャープ、色分散、偏波モード分散からなるグループから選択されたスペクトル特性を、前記複素信号の関数として求める、請求項1に記載の光スペクトラムアナライザ。
  5. 前記受信器(130)が、
    前記局部発振器光信号と前記未知の光信号を組み合わせて分割するためのカプラ(220)と、及び
    前記カプラ(220)に結合され、前記種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号を、前記組み合わされて分割された前記局部発振器光信号と前記未知の光信号の関数として生成するための光検出器(225)とを備える、請求項1に記載の光スペクトラムアナライザ。
  6. 前記受信器(130)が、
    前記局部発振器光信号(1020)を受信し、変調された局部発振器光信号を生成するための変調器(1030)と、
    前記変調器(1030)に結合され、前記変調された局部発振器光信号と前記未知の光信号(1010)とを組み合わせて分割するためのカプラ(1040)と、及び
    前記カプラ(1040)に結合され、前記種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号を、前記組み合わされて分割された前記変調された局部発振器光信号と前記未知の光信号の関数として生成するための光検出器(1050)とを備える、請求項1に記載の光スペクトラムアナライザ。
  7. 前記受信器(130)が、
    前記未知の光信号(1210)を受信するための偏光スプリッタ(1220)であって、第1の偏光された未知の光信号P1と第2の偏光された未知の光信号P2が、前記未知の光信号(1210)の関数として生成される、偏光スプリッタ(1220)と、
    前記偏光スプリッタ(1220)に結合され、前記第1の偏光された未知の光信号P1と前記局部発振器光信号(1215)とを受信するための第1の光カプラ(1230)と、
    前記第1の光カプラ(1230)に結合され、種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号の第1の組を出力するための第1の光検出器(1240)と、
    前記偏光スプリッタ(1220)に結合され、前記第2の偏光された未知の光信号P2と前記局部発振器光信号(1215)とを受信するための第2の光カプラ(1235)と、及び
    前記第2の光カプラ(1235)に結合され、前記種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号の第1の組に対して種々に偏光された種々の位相の3つ又はそれより多い混合信号の第2の組を出力するための第2の光検出器(1245)とを備える、請求項1に記載の光スペクトラムアナライザ。
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