JP2005172426A - 連続熱処理炉 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被処理材Wを導入側パージ部4の第1搬送機構21から、熱処理部3の第2、第3、第4搬送機構を介し、排出側パージ部の第5搬送機構に受け渡す。第1、第3、第5搬送機構は周回駆動される無端体により、第2搬送機構22は第1搬送機構21寄りの高速回転駆動されるローラー22bと第3搬送機構23寄りの低速回転駆されるローラー22cにより、第4搬送機構は第5搬送機構寄りの高速回転駆動されるローラーと第3搬送機構23寄りの低速回転駆動されるローラーにより、被処理材Wを搬送する。第1、第5搬送機構は第3搬送機構23よりも高速搬送する。
【選択図】図1
Description
これにより、導入側パージ部に導入された被処理材を、雰囲気ガスが導入される熱処理部を経て排出側パージ部から排出するまで、連続的に搬送しつつ熱処理する方法であって、被処理材を導入側パージ部内に導入し、その被処理材が導入された導入側パージ部内を、その導入側パージ部の入口と熱処理部との接続口とを閉鎖した状態で、ガスパージまたは真空パージし、次に、その導入側パージ部と熱処理部との接続口を開いて熱処理部内に被処理材を導入し、その熱処理部内に導入された被処理材を搬送しつつ熱処理し、その熱処理部から排出側パージ部に被処理材を排出する前に、その排出側パージ部内を、その排出側パージ部の出口と熱処理部との接続口とを閉鎖した状態で、ガスパージまたは真空パージし、次に、その熱処理部と排出側パージ部との接続口を開いて排出側パージ部内に被処理材を排出し、次に、その被処理材を排出側パージ部から外部に排出するに際して、被処理材の導入側パージ部内と排出側パージ部内での搬送速度を、熱処理部内の熱処理領域における搬送速度よりも高速とし、その熱処理部内において、被処理材の搬送速度を熱処理領域に至る前に減速すると共に熱処理領域を過ぎた後に増速することができる。
また、被処理材を導入側パージ部内に導入する時、導入側パージ部と熱処理部との接続口を閉鎖することで、熱処理部への外気の拡散は防止される。その被処理材が導入された導入側パージ部内をガスパージまたは真空パージする時、その導入側パージ部の入口と熱処理部との接続口とを閉鎖することで、熱処理部への外気の拡散は防止される。そのガスパージまたは真空パージ後に、導入側パージ部と熱処理部との接続口から熱処理部内に被処理材が導入されるので、熱処理部内への外気拡散が防止され、熱処理部内の酸素濃度変動が防止される。
また、排出側パージ部に被処理材を排出する前に、排出側パージ部内をガスパージまたは真空パージする時、その排出側パージ部の出口と熱処理部との接続口とを閉鎖することで、熱処理部への外気の拡散は防止される。そのガスパージまたは真空パージ後に、排出側パージ部と熱処理部との接続口から排出側パージ部内に被処理材が排出されるので、熱処理部内への外気拡散が防止され、熱処理部内の酸素濃度変動が防止される。被処理材を排出側パージ部から外部に排出する時、排出側パージ部と熱処理部との接続口を閉鎖することで、熱処理部への外気の拡散は防止される。
被処理材の導入側パージ部内と排出側パージ部内での搬送速度を、熱処理部内での熱処理領域における搬送速度よりも高速とし、その熱処理部内において、被処理材の搬送速度を熱処理領域に至る前に減速すると共に熱処理領域を過ぎた後に増速する、被処理材の導入側パージ部から熱処理部への導入時と、熱処理部から排出側パージ部への排出時において、熱処理領域におけるよりも搬送速度を高速にし、熱処理部への外気の拡散をより防止でき、さらに、本体内からの熱の逃げを防止すると共にスループットを向上できる。
これにより、被処理材を第1搬送機構から第2搬送機構に高速回転駆動されるローラーを介して受渡し、次に低速回転駆動されるローラーを介して第3搬送機構に受渡し、次に第3搬送機構から第4搬送機構に低速回転駆動されるローラーを介して受渡し、次に高速回転駆動されるローラーを介して第5搬送機構に受渡すことができる。これにより、各搬送機構間での被処理材の受渡しを円滑に行うことができる。しかも、複数の被処理材の熱処理を行う場合に、前方の被処理材を第2搬送機構から第3搬送機構に受渡すと同時に、後方の被処理材を第1搬送機構から第2搬送機構に受渡し、また、前方の被処理材を第4搬送機構から第5搬送機構に受渡すと同時に、後方の被処理材を第3搬送機構から第4搬送機構に受渡すことが可能になり、搬送効率を向上できる。
また、排出側パージ部6に被処理材Wを排出する前に、排出側パージ部6内をガスパージまたは真空パージする時、その排出側パージ部6の出口と熱処理部3との接続口とは閉鎖されるので、熱処理部3への外気の拡散は防止される。そのガスパージまたは真空パージ後に、排出側パージ部6と熱処理部3との接続口から排出側パージ部6内に被処理材Wが排出されるので、熱処理部3内への外気拡散が防止され、熱処理部3内の酸素濃度変動が防止される。被処理材Wを排出側パージ部6から外部に排出する時、排出側パージ部6と熱処理部3との接続口は閉鎖されるので、熱処理部3への外気の拡散は防止される。
被処理材Wの導入側パージ部4内と排出側パージ部6内での搬送速度を、熱処理部3内の熱処理時領域における搬送速度よりも高速とし、その熱処理部3内において、被処理材Wの搬送速度を熱処理領域に至る前に減速すると共に熱処理領域を過ぎた後に増速するので、被処理材Wの導入側パージ部4から熱処理部3への導入時と、熱処理部3から排出側パージ部6への排出時において、その熱処理領域におけるよりも搬送速度を高速にし、熱処理部3への外気の拡散をより防止でき、これにより雰囲気ガスの消費量を低減できる。例えば、メッシュベルト23aの幅を400mm、熱処理部3に導入可能な被処理材Wの有効高さを250mmとした場合、パージ部4、6を設置しない場合は50〜60m3 /hの雰囲気ガスが消費されるのに対して、各パージ部4、6においてガスパージを行った場合、その消費量を21m3 /hに低減でき、真空パージを行った場合、その消費量を16m3 /hに低減できた。
また、各搬送機構21、22、23、24、25間で被処理材Wを搬送速度を同期した状態で受渡すので、被処理材Wを円滑に搬送できる。
また、被処理材Wを第1搬送機構21から第2搬送機構22に高速回転駆動されるローラーを介して受渡し、次に低速回転駆動されるローラーを介して第3搬送機構23に受渡し、次に第3搬送機構23から第4搬送機構24に低速回転駆動されるローラーを介して受渡し、次に高速回転駆動されるローラーを介して第5搬送機構25に受渡すことができる。これにより、各搬送機構間での被処理材Wの受渡しを円滑に行うことができるだけでなく、複数の被処理材Wの熱処理を行う場合に、前方の被処理材Wを第2搬送機構22から第3搬送機構23に受渡すと同時に、後方の被処理材Wを第1搬送機構21から第2搬送機構22に受渡し、また、前方の被処理材Wを第4搬送機構24から第5搬送機構25に受渡すと同時に、後方の被処理材Wを第3搬送機構23から第4搬送機構24に受渡すことが可能になり、搬送効率を向上できる。
4 導入側パージ部
6 排出側パージ部
15、16、17、18 扉
21 第1搬送機構
22 第2搬送機構
22b、22c ローラー
23 第3搬送機構
24 第4搬送機構
24b、24c ローラー
25 第5搬送機構
Claims (3)
- 雰囲気ガスが導入される熱処理部と、
その熱処理部に接続される導入側パージ部と、
その熱処理部に接続される排出側パージ部と、
その導入側パージ部の入口、その導入側パージ部と熱処理部との接続口、その熱処理部と排出側パージ部との接続口、および排出側パージ部の出口の開閉手段と、
その導入側パージ部内を、ガスパージまたは真空パージする手段と、
その排出側パージ部内を、ガスパージまたは真空パージする手段と、
その導入側パージ部内において被処理材を搬送する第1搬送機構と、
その熱処理部内の導入側において前記第1搬送機構から受渡された被処理材を搬送する第2搬送機構と、
その熱処理部内の導入側と排出側との間の熱処理領域において前記第2搬送機構から受渡された被処理材を搬送する第3搬送機構と、
その熱処理部内の排出側において前記第3搬送機構から受渡された被処理材を搬送する第4搬送機構と、
その排出側パージ部内において前記第4搬送機構から受渡された被処理材を搬送する第5搬送機構とを備え、
前記第1、第5搬送機構の搬送速度は前記第3搬送機構の搬送速度よりも高速とされ、
前記第2搬送機構の搬送速度は、前記第1搬送機構から被処理材を受渡される時は前記第3搬送機構に被処理材を受渡す時よりも高速とされ、
前記第4搬送機構の搬送速度は、前記第3搬送機構から被処理材を受渡される時は前記第5搬送機構に被処理材を受渡す時よりも低速とされ、
前記第1、第3、第5搬送機構は、周回駆動される無端体により被処理材を搬送するコンベヤにより構成され、
前記第2、第4搬送機構は、搬送方向の間隔をおいて並列する複数のローラーにより被処理材を搬送するコンベヤにより構成され、
その第2搬送機構における複数のローラーは、低速回転駆動されるものと高速回転駆動されるものとを有し、その低速回転駆動されるローラーは高速回転駆動されるローラーよりも第3搬送機構寄りに配置され、
その第4搬送機構における複数のローラーは、低速回転駆動されるものと高速回転駆動されるものとを有し、その低速回転駆動されるローラーは高速回転駆動されるローラーよりも第3搬送機構寄りに配置される連続熱処理炉。 - 前記第1、第5搬送機構はチェーンコンベヤにより構成され、第3搬送機構はメッシュベルトコンベヤにより構成される請求項1に記載の連続熱処理炉。
- 被処理材の第1搬送機構から第2搬送機構への受渡し時に、その第2搬送機構の搬送速度は第1搬送機構の搬送速度に同期され、
被処理材の第2搬送機構から第3搬送機構への受渡し時に、その第2搬送機構の搬送速度は第3搬送機構の搬送速度に同期され、
被処理材の第3搬送機構から第4搬送機構への受渡し時に、その第4搬送機構の搬送速度は第3搬送機構の搬送速度に同期され、
被処理材の第4搬送機構から第5搬送機構への受渡し時に、その第4搬送機構の搬送速度は第5搬送機構の搬送速度に同期される請求項1または2に記載の連続熱処理炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005036458A JP4293994B2 (ja) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | 連続熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005036458A JP4293994B2 (ja) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | 連続熱処理炉 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10327486A Division JP2000146448A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 連続熱処理方法および熱処理炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4293994B2 JP4293994B2 (ja) | 2009-07-08 |
Family
ID=34737664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005036458A Expired - Lifetime JP4293994B2 (ja) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | 連続熱処理炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4293994B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102042752A (zh) * | 2010-12-17 | 2011-05-04 | 湖南航天工业总公司 | 一种工业级微波高温辊道连续烧结窑炉的辊道动力系统 |
JP2013057107A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Dowa Thermotech Kk | 熱処理方法及び熱処理装置 |
KR20170028830A (ko) | 2015-09-04 | 2017-03-14 | 쥬가이로 고교 가부시키가이샤 | 연속 열처리 설비 |
-
2005
- 2005-02-14 JP JP2005036458A patent/JP4293994B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013057107A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Dowa Thermotech Kk | 熱処理方法及び熱処理装置 |
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JP4293994B2 (ja) | 2009-07-08 |
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