JP2005171903A - 流体回路システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エア等の気体、ガスが循環するクローズドループ流体回路において、サプライガスを供給するコンプレッサの稼動効率を向上させて、省エネルギを達成することにある。
【解決手段】クローズドループ回路中に配設された熱交換ユニット108により、エアシリンダ124側に向かって供給される高温の圧縮エアと、前記エアシリンダ124に供給されて仕事を終えた低温の排気エアとの間で熱交換が行われ、高温の圧縮エアの熱エネルギが低温の排気エアに移動する。従って、高温の圧縮エアの温度が降下すると共に、排気エアの温度が上昇し、前記温度が上昇した排気エアがコンプレッサ106のエア吸入ポート104から吸い込まれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、シリンダ等の空気圧アクチュエータに対して圧縮エア(サプライガス)を供給するコンプレッサを効率的に稼動させることが可能な流体回路システムに関する。
電磁弁マニホールドに付設された複数のエアシリンダを駆動させる従来技術に係るエア回路を図18に示す。
このエア回路1は、それぞれ直列に接続された大容量タイプのコンプレッサ2、アフタクーラ3、エアタンク4、第1フィルタ5及びエアドライヤ6を含む。前記エアドライヤ6の出力側には、複数の分岐通路7a、7b、…を介して第2フィルタ8、減圧弁9、圧力計10及び複数の電磁弁マニホールド11a、11b、…がそれぞれ直列に接続され、前記電磁弁マニホールド11aには、複数のエアシリンダ12a〜12cが並列に接続されている。なお、前記電磁弁マニホールド11aの共通排気ポート13にはサイレンサ14が接続され、大気に連通するように設けられている。
このエア回路1の概略動作を説明すると、コンプレッサ2から導出された大容量の圧縮エアは、アフタクーラ3、エアタンク4、第1フィルタ5及びエアドライヤ6をそれぞれ流通することにより、温度、湿度及び脈動等が制御される。
このように制御された圧縮エアは、分岐通路7a、7b、…を介してそれぞれ適宜分配された後、減圧弁9によってエアシリンダ12a〜12cに対応する所定の圧力に減圧され、さらに、共通供給ポート15から電磁弁マニホールド11a、11b、…に供給される。前記電磁弁マニホールド11aでは、共通供給ポート15に連通する図示しない各ポートを介して各エアシリンダ12a〜12cの一方のシリンダ室16aに向かって圧縮エアが供給され、各エアシリンダ12a〜12cが駆動される。
各エアシリンダ12a〜12cが駆動される際、他方のシリンダ室16bから導出されたエアは、電磁弁マニホールド11a、11b、…の共通排気ポート13及びサイレンサ14を介して大気中に排気される。
このように、従来技術に係るエア回路1では、エアシリンダ12a〜12cが駆動される際、前記エアシリンダ12a〜12cから排出されたエアは、再利用されることがなくその全量が大気中に排気され、次工程に移行する。
そこで、非特許文献1には、図19に示されるように、圧力を維持したまま排気エアを回収して再利用を図ろうとする排気回収回路20が提案されている。
この排気回収回路20では、エアシリンダ21の作業ストローク中において、ヘッド側シリンダ室22aに供給された高圧エアが所定圧力に低下するまで回収弁23を介してアキュムレータ24に回収され、前記所定圧力以下に低下すると前記回収弁23から大気中に排気されるように構成されている。前記アキュムレータ24に回収された低圧エアは、復帰ストロークのロッド側シリンダ室22bへのエア源として利用され、エアシリンダ21を再駆動させる。
小根山尚武著、「空気圧システムの省エネルギー」、第1版、財団法人省エネルギーセンター、2003年3月31日、p.306−307
本発明は、前記提案に関連してなされたものであり、エア等の気体、ガスが循環するクローズドループ流体回路において、サプライガスを供給するコンプレッサの稼動効率を向上させて、省エネルギを達成することが可能な流体回路システムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、外部機器を駆動させて仕事を終えたリターンガスをコンプレッサの吸入ポートに導入する通路を含むクローズドループ回路からなり、
前記クローズドループ回路には、前記外部機器に向かって供給され前記コンプレッサの圧縮に伴う高温のサプライガスと、低温の前記リターンガスとの熱を交換する熱交換手段が設けられることを特徴とする。
この場合、前記高温のサプライガスから低温のリターンガスへの熱の伝達は、油を媒介してなされるとよい。
前記熱交換手段には、圧縮性エアを送風するファン、又は、冷却油に浸漬された配管、あるいは、内管と外管とを有し内管通路と外管通路との間の温度差によって熱交換がなされる二重管等が含まれる。
本発明によれば、クローズドループ回路中に配設された熱交換手段により、外部機器側に向かって供給される高温のサプライガスと、前記外部機器に供給されて仕事を終えた低温のリターンガスとの間で熱交換が行われ、高温のサプライガスの熱エネルギが低温のリターンガスに移動する。従って、サプライガスの温度が低下すると共に、リターンガスの温度が上昇し、前記温度が上昇したリターンガスがコンプレッサの吸入ポートから吸い込まれ、再度、コンプレッサによって圧縮されてクローズドループ回路に沿って循環する。
これによって外部から熱エネルギを補う必要がなく、コンプレッサが吸い込むリターンガスのエンタルピが上昇し、結果的に外部に放出される熱エネルギが減少して省エネルギを達成することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、クローズドループ回路中に熱交換手段を設けることによりリターンガスのエンタルピを上昇させ、サプライガスを供給するコンプレッサの稼動効率を向上させて、省エネルギを達成することができる。
本発明に係る流体回路システムについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照数字100は、本発明の第1の実施の形態に係る流体回路システムを示す。なお、以下に示す実施の形態及び比較例において、同一の構成要素には同一の参照数字を付してその詳細な説明を省略する。
この第1の実施の形態に係る流体回路システム100は、クローズドループを構成する圧力流体循環回路からなり、エア供給ポート102及びエア吸入ポート104が設けられたコンプレッサ106と、前記コンプレッサ106のエア供給ポート102及びエア吸入ポート104にそれぞれ接続される熱交換ユニット(熱交換手段)108と、前記コンプレッサ106から供給された圧縮エア、ガス等のサプライガスを一時的に貯留すると共に、前記圧縮エア等の脈動を抑制するタンク110と、前記タンク110から導出された圧縮エア中に含有する塵埃等を除去するフィルタ112と、前記フィルタ112を通過して圧縮エアを冷却するエアドライヤ114とを含む。
さらに、前記流体回路システム100は、前記エアドライヤ114から導出された圧力流体が供給され、工場設備116の配管通路に接続されたフィルタ118及びレギュレータ120と、前記レギュレータ120の出力側に接続される電磁弁マニホールド122と、前記電磁弁マニホールド122に接続された複数の分岐通路を介して圧力流体が供給されることによりそれぞれ駆動される複数のエアシリンダ124と、前記エアシリンダ124のシリンダ室内に供給される圧縮エアの流量を調整するスピードコントローラ126とを備える。
熱交換ユニット108は、コンプレッサ106のエア供給ポート102に接続される高温用エア供給ポート128と、前記タンク110に接続される第1接続ポート130と、第1循環用通路132を介して電磁弁マニホールド122の排気ポートに接続される低温用エア供給ポート134と、第2循環用通路136を介してコンプレッサ106のエア吸入ポート104に接続される第2接続ポート138とを有する。
この場合、前記高温用エア供給ポート128と第1接続ポート130とは第1連通路を介して連通するように設けられ、前記低温用エア供給ポート134と第2接続ポート138とは第2連通路を介して連通するように設けられる。
このように、コンプレッサ106、熱交換ユニット108等は、クローズドループを構成するようにそれぞれ接続される。なお、前記コンプレッサ106には、前記クローズドループ内に対して圧力流体を初期的に供給し、あるいは前記クローズドループ内の圧力流体の減少に対応して予め貯留された圧力流体を該クローズドループ内に補充するための図示しないサプライ用タンクを接続してもよい。また、前記サプライ用タンク内には、予め品質が管理されて製造されたガス等の圧力流体が貯留されていてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る流体回路システム100は、基本的には、以上のように構成されるものであり、次に、その動作並びに作用効果について説明する。
コンプレッサ106から吸い込まれたエアは内部で圧縮され、前記圧縮エアの温度が上昇する。高温となった圧縮エアは、エア供給ポート102から吐出されて熱交換ユニット108の高温用エア供給ポート128に導入され、第1連通路及び第1接続ポート130を介してタンク110に供給される。
前記タンク110から導出された圧縮エアは、フィルタ112を通過し、さらにエアドライヤ114に導入される。前記エアドライヤ114では、圧縮エア中の水分を分離してドライエアとすると共に、下降したエアの温度を常温程度に戻す作用がなされる。
通常、エアブロー等は、ある程度の調質された圧縮エアで使用上の問題が発生しないが、工場設備116等において電磁弁マニホールド122及び複数のエアシリンダ124等から構成されるアクチュエータシステムを用いる場合、より品質の良い圧縮エアを用いることにより、前記アクチュエータシステムを構成する機器の寿命を延命し、良好な作動状態を保持することができるため、フィルタ及びミストセパレータを用いるとよい。
最終段階まで調質された圧縮エアは、レギュレータ120によって圧力調整がなされて電磁弁マニホールド122に供給され、図示しないコントローラからの付勢信号によって付勢される電磁弁を介して所望のエアシリンダ124を駆動させることができる。
その際、圧縮エアは、スピードコントローラ126によって供給される流量が減少し、エアシリンダ124の図示しないピストンの変位速度の調整がなされる。
前記エアシリンダ124のシリンダ室内に残存するエアは、前記ピストンの変位作用下に、電磁弁マニホールド122の排気ポートから排気される。前記排気ポートから排気される低温の排気エアは、第1循環用通路132及び低温用エア供給ポート134を通じて熱交換ユニット108に導入される。
前記熱交換ユニット108の内部では、高温用エア供給ポート128から導入された高温の圧縮エア(サプライガス)と、低温用エア供給ポート134から導入された低温の排気エア(リターンガス)との間で熱交換が行われ、高温の圧縮エアの熱エネルギが低温の排気エアに移動する。従って、圧縮エアの温度が低下すると共に、排気エアの温度が上昇し、前記上昇した排気エアは、第2循環用通路136を介してエア吸入ポート104からコンプレッサ106に導入される。
これによって外部から熱エネルギを補う必要がなく、コンプレッサ106が吸い込むエアのエンタルピが上昇し、結果的に外部に放出される熱エネルギが減少して省エネルギを達成することができる。
ここで、第1比較例に係る流体回路システム140を図11に示す。
この第1比較例に係る流体回路システム140では、コンプレッサ106の出力側に液体を用いて冷却するアフタクーラ142が接続されると共に、エアシリンダ124から排気される排気エアは、電磁弁マニホールド122の排気ポートに接続されたサイレンサ144から大気中に排気されるように構成されている点で第1の実施の形態と相違している。
配管を通じて前記アフタクーラ142に導入された高温の圧縮エアは、工業用水、あるいはオイルクーラに接続されたオイルが冷却用配管146内を循環することにより冷却され熱エネルギが大気中に放出されることにより、前記圧縮エアの温度が下降する。
次に、第1の実施の形態に係る流体回路システム100と第1比較例に係る流体回路システム140とにおけるエンタルピ(ENTHALPY)とエントロピ(ENTROPY)との関係を図2に示す。なお、図2中に示される特性曲線A〜Fは、それぞれ、圧縮エアの圧力が0kgf/cm、1kgf/cm、2kgf/cm、3kgf/cm、4kgf/cm、5kgf/cmを示している。
エンタルピ(h)とは、圧縮エア等の気体が等圧変化するときに授受されるエネルギ(熱量)を示し、エントロピ(s)とは、圧縮エア等の気体の状態量を示している。
コンプレッサ106の通常の使用状態として、エンタルピ(h1)のエア(大気)若しくはNガス等は、スクロール式、スクリュー式、レシプロ式、ベーン式、ターボ式等によるコンプレッサ106によって、予め設定された圧縮比に基づいて圧縮される。
コンプレッサ106によって昇圧された圧縮エアは、断熱変化によってその温度が上昇し、前記圧縮エアのエンタルピはh2に増加する。圧縮エアの温度とエンタルピが比例関係にあるからである。このときにコンプレッサ106が行った仕事(圧縮に必要となる動力源)は、Wである(状態1から状態2に変化)。
圧縮され、高いエンタルピ状態となった圧縮エアをそのままアクチュエータシステムに使用した場合、タンク110、レギュレータ120、フィルタ112、配管チューブ、管継手、電磁弁、流量調整弁、エアシリンダ124等の流体機器の適用温度範囲を超越して不具合が発生するおそれがある。そこで、圧縮エアの温度を下げるため、アフタクーラ142、冷凍式エアドライヤ等を用いて流体機器の適用範囲の温度に調整するのが一般的である。
しかしながら、前記温度調節に伴って圧縮エアが有するエンタルピは大気中に放出されてh2からh3に減少する(状態2から状態3に変化)。前記エンタルピのh2からh3への減少は、エネルギQ1が大気中に放出されることを示している。さらに、適温となった圧縮エアは、アクチュエータシステムによって所望の仕事を行い、エンタルピはh3からh4に減少し、圧縮エアの圧力が低下する(状態3から状態4に変化)。
第1比較例に係る流体回路システム140では、アクチュエータシステムにおけるエアシリンダ124と電磁弁マニホールド122間の閉塞された空間に存在するエンタルピh4の圧縮エアが、電磁弁の付勢/滅勢によってピストンの変位方向が切り替わるときに大気中に排気され、同じ温度状態で圧力が降下する(状態4から状態1に変化)。
これに対し、第1の実施の形態に係る流体回路システム100では、大気中に放出される排気エアを排気することがなく、第1循環用通路132を介して再度、熱交換ユニット108に導入することにより、エンタルピをh1′に増加させることができる。これにより、再度、圧縮エアをエンタルピh2の状態まで増加させるのに必要となるエネルギQ2の相当分(図2中の斜線部分参照)だけ削減することができる。
従って、第1比較例では、状態1→状態2→状態3→状態4→状態1とその状態が変化するのに対し、第1の実施の形態では、状態1′→状態2→状態3→状態4→状態1′と変化するため、コンプレッサ106を動力を削減して効率的に稼動させることができ、省エネルギを達成することができる。
換言すると、アフタクーラ142を用いる第1比較例では、高温の圧縮エアの温度を減少させることだけをその目的とし、圧縮エアの温度が降下する際に発生する熱量は循環する冷却液である水やオイルに熱伝導し、結果的に流体回路中から外部に放出されてしまうという問題がある。
これに対して、第1の実施の形態では、電磁弁マニホールド122の排気ポートと熱交換ユニット108とを接続する第1循環用通路132を接続し、低温となっている排気エアがエアシリンダ124の排気時に熱交換ユニット108に吸入される。前記熱交換ユニット108の内部においてコンプレッサ106から導出された高温の圧縮エアと低温の排気エアとの間で熱交換がなされる。
従って、高温の圧縮エアの温度が減少し、低温の排気エアの温度が上昇するという熱交換が行われ、再加熱されて温度が上昇した排気エアはコンプレッサ106のエア吸入ポート104を通じて吸入される。この結果、外部から熱エネルギを補う必要がなくコンプレッサ106が吸い込むエアのエンタルピが上昇し、且つ外部に放出されるエネルギが減少することにより省エネルギを達成することができる。
この場合、コンプレッサ106のエア圧縮による温度上昇(エンタルピ上昇)を使用温度まで吸熱するエネルギQ1を全て環境(大気中)に排熱するのではなく、コンプレッサ106の吸い込みのエアのエンタルピ上昇(温度上昇)を再利用することにより、エア圧縮工程での加圧仕事を減少させ、コンプレッサ106の稼動効率を上昇させることができる。
すなわち、理想気体では、エントロピh1≒エントロピh4であり、加熱することによってエントロピh1′>h4とすることができる。コンプレッサ106が行う圧縮エアに対する仕事(必要な動力)をW、W′とすると、
W≒h2−h1
W′≒h2−h1′
となり、∇W=W−W>0となり、∇Wの分だけ省エネルギが達成される。
次に、第2の実施の形態に係る流体回路システム150を図3に示すと共に、第2比較例に係る流体回路システム160を図12に示す。なお、以下の実施の形態において、その作用効果が第1の実施の形態と同一であるのでその詳細な説明を省略し、異なる作用効果を奏する場合にのみ説明する。
第2の実施の形態では、熱交換ユニット108内に、コンプレッサ106から導出される高温の圧縮エアの熱を送風によって低温の排気エアが流通する配管に熱伝達するファン152が設けられている点で第1の実施の形態と相違している。なお、前記ファン152は電動モータ154等によって回転自在に設けられる。
第2比較例では、ファン152を用いた空冷式アフタクーラ162によってコンプレッサ106から導出される高温の圧縮エアの冷却がなされるが、その際、圧縮エアの温度降下に伴って熱エネルギが大気中に放出され、熱エネルギを効率的に利用することができないという問題がある。
次に、第3の実施の形態に係る流体回路システム170、180を図4及び図5に示す。
この第3の実施の形態では、熱交換ユニット108とコンプレッサ106との間の第2循環用通路136に対して圧力供給機構190を接続している点で第1及び第2の実施の形態と相違している。
この圧力供給機構190は、熱交換ユニット108の第2接続ポート138に接続されるシャトル弁192と、他の圧縮エア供給源194に接続されて前記シャトル弁192側に供給する補充用圧縮エアを所定圧に減圧するレギュレータ196と、前記シャトル弁192とコンプレッサ106との間に配置される排気エア回収タンク198とを備える。
第2接続ポート138を介して熱交換ユニット108から導出された排気エアは、シャトル弁192に導入され、前記レギュレータ196によって予め設定されている低圧の圧縮エアの圧力よりも高いとはそのままシャトル弁192を経由して排気エア回収タンク198に供給され、さらにコンプレッサ106のエア吸入ポート104を介してコンプレッサ106に導入される。その際、別系統の圧縮エア供給ライン199からのエア消費は、なされていない。
前記排気エアの圧縮エアの流量が減少し、排気エア回収タンク198内の圧力がレギュレータ196の設定圧力よりも下がった場合、前記シャトル弁192が作動し、他の圧縮エア供給源194に接続された別系統の圧縮エア供給ライン199からの圧縮エアが該シャトル弁192を経由して排気エア回収タンク198内に供給される。
前記圧力供給機構190を設けることにより、常時、一定の排気側圧力(排気エアの圧力)が保持され、排気エアを利用するコンプレッサ106を安定して稼動させることができる。
次に、第4の実施の形態に係る流体回路システム200を図6に示す。
図示しない循環用通路を介して吸入口202から吸い込まれる排気エアは、エアクリーナ204を通過してエア中に含有する塵埃等が除去され、吸い込み容量調整弁206に導入される。前記エアクリーナ204と吸い込み容量調整弁206との間には、オイルチャンバ208内の潤滑油211中に浸漬された熱交換用配管212が配設され、前記エアクリーナ204を通過した低温のエアが前記熱交換用配管212を通じて吸い込み容量調整弁206に導入される。
前記吸い込み容量調整弁206では、内部に導入されたエアの圧力が設定圧力よりも上昇したことを検知するとそれ以上のエアの吸入を阻止するために吸い込み通路を閉塞する動作が行われる。
吸い込み容量調整弁206を通過したエアは、コンプレッサ106に導入されて圧縮されて圧縮エアとなる。なお、前記コンプレッサ106は、ツインスクリュー式、スクロール式、レシプロ式、ベーン式、ターボ式等のいずれであってもよい。
前記コンプレッサ106は、供給電源によって駆動するモータ209の回転力を、Vベルト210やタイミングベルト等の回転駆動力伝達手段を介して小プーリ213から大プーリ214に伝え、且つ回転数が減少され、回転速度が減速される。このとき、プーリ径を他のサイズに交換することにより、一定の回転数で回転する安価なインダクションモータの回転数が変更され、その結果、圧縮エアの吐出流量を変更することができる。
コンプレッサ106の内部で昇圧された圧縮エアは、その出力ポート216からオイルチャンバ208内に放出される。前記オイルチャンバ208内には、高温になった圧縮エアの熱が伝達される潤滑油211が収容されている。前記高温の圧縮エアは潤滑油211と混合し、温度上昇した潤滑油211は、オイルチャンバ208の内圧によって押し出され、オイルクーラ218に流れ込む。このオイルクーラ218では、潤滑油211の温度が下がり、さらにオイルフィルタ220を通過することにより潤滑油211に含まれる塵埃、金属粉等の不純物が濾過され、コンプレッサ106内に送給され、再び、圧縮エアと共にコンプレッサ106よりオイルチャンバ208内に戻される。
オイルチャンバ208内の潤滑油211を含んだ圧縮エアは、オイルセパレータ222を通過して油分が取り除かれた状態となり、チャンバ出口224から保圧弁226へ送給される。なお、オイルセパレータ222で分離された潤滑油211は、オイルチャンバ208内の内圧により押し出され、配管228を通ってコンプレッサ106に戻される。
前記保圧弁226に導入された圧縮エアは、その圧力がコンプレッサ106毎に固有の規定値以下とならないように自動的に調圧される。これにより、吐出エア流量に対してエア消費量が多く圧力低下によって発生する、オイルセパレータ222の分離機能の低下と、それによる潤滑油211の潤滑量不足と、コンプレッサ106の過熱とを未然に防止することができる。オイルチャンバ208内の圧力はチャンバ出口224で分岐し、次の機器に連通接続されている。
なお、図6中において、参照数字230は、圧力を目視可能な吐出エア圧力計を示し、参照数字232は、オイルチャンバ208内の圧力が異常となったときに自動的に減圧する安全弁を示し、参照数字234は、コンプレッサ106が停止した後に潤滑油211の補給等によりオイルチャンバ208内を減圧する際、手動で開放する手動放気弁を示している。
また、参照数字236は、電磁弁を示し、この電磁弁236は、通常時においてオン状態となっており、チャンバ出口224から分岐した圧縮エアが直接吸い込み容量調整弁206に導入され、前記圧縮エアが設定圧以上になるとオフ状態となるように設定されている。前記保圧弁226の二次側から吐出した圧縮エアの圧力が設定圧よりも下がったことが圧力スイッチ238によって検知されると、前記圧力スイッチ238から導出される検出信号に基づいて電磁弁236がオフ状態となり、再び、吸い込み容量調整弁206が開成して圧縮エアが形成される。
第4の実施の形態では、吸入口202から吸い込まれるエアシリンダ駆動時の排気エアがエアクリーナ204を通過した後、オイルチャンバ208内の潤滑油211中に浸漬された熱交換用配管212に沿って流通する。この熱交換用配管212には、例えば、エバーフィンチューブ等のように配管外周面に熱伝導率を増大させるフィン240が形成されると好適である。
前記熱交換用配管212を排気エアが通過する際、前記排気エアは高温の潤滑油211によってエンタルピが上昇し、温度上昇した排気エアがコンプレッサ106に吸い込まれて圧縮される。この結果、コンプレッサ106のオイルクーラにおいて大気に放出される熱エネルギが減少し、コンプレッサ106の圧縮工程において必要な仕事が減少することにより省エネルギを達成することができる。
第3比較例に係る流体回路システム250を図13に示す。
この第3比較例に係る流体回路システム250では、コンプレッサ106に吸引されるエアが大気を常温のまま吸い込む構造となっており、熱交換用配管212が設けられておらず、コンプレッサ106の圧縮工程における熱エネルギを減少させることができない。
次に、二重管を用いた第5の実施の形態に係る流体回路システム300を図7及び図8に示す。
コンプレッサ106から導出された高温の圧縮エアは、前記コンプレッサ106に接続された第1二重管継手302を経由して第1二重管304の内管を通り、一次側の第2二重管継手306を介してマニホールドフレーム308に導入される。
前記マニホールドフレーム308には、図8に示されるように、略中央部に配置された隔壁310を介して分離構成された下部側の第1室312と上部側の第2室314とが設けられる。マニホールドフレーム308の二次側には複数の第3二重管継手316が接続され、前記第3二重管継手316に設けられたインナコレクタ318を介して、該第3二重管継手316に接続された第2二重管320の内管通路322と下部側の第1室312とが連通接続され、第2二重管320の外管通路324と上部側の第2室314とが連通接続される(図8参照)。
この場合、前記マニホールドフレーム308の下部側の第1室312には、第1二重管304の内管通路326を通過した高温の圧縮エアが導入され、さらに、前記圧縮エアは、第3二重管継手316のインナコレクタ318を通過して第2二重管320の内管に沿って流通し、一次側の第4二重管継手328及び二次側の第5二重管継手330がそれぞれ接続された電磁弁332に導入される。
一次側の第4二重管継手328及び二次側の第5二重管継手330がそれぞれ接続された電磁弁332は、以下の点において従来の二重管対応の電磁弁と構成的に異なっている。すなわち、従来の二重管対応の電磁弁は、圧縮エアの供給ポートが単管のシステムからなり、また、シリンダに接続されるAポート及びBポートのみ二重管継手が接続されており、供給ポート及び排気ポートは単管用のポートとなっていた。
これに対して、第5の実施の形態に係る流体回路システム300に組み込まれた電磁弁332では、供給ポート334及び排気ポート336がそれぞれ一次側の第4二重管継手328で一体的に接続されている点で相違している。なお、前記電磁弁332の二次側の第5二重管継手330は、従来と同様であり、Aポート338とBポート340とで分配される配管構造となっている。
前記電磁弁332の二次側の第5二重管継手330には第3二重管342の一端部が接続され、前記第3二重管342の他端部には二重管を単管に分配するチーズ344が接続されている。さらに、前記チーズ344の下流側には単管を介して一組のスピードコントローラ346が接続され、前記第3二重管342の内管、チーズ344を介して圧縮エアがスピードコントローラ346に導入される。前記スピードコントローラ346によって所定圧に減圧された圧縮エアは、シリンダ348のAポート338又はBポート340を介してピストンが収装された一方のシリンダ室に供給され、ピストンを押圧する仕事がなされる。
排気工程において、既に仕事を終えた他方のシリンダ室から排気される排気エアは、第1〜第3二重管304、320、342の内管と外管との間に形成された外管通路に集合される。外管通路を通じて排気される排気エアは、第3二重管継手316のインナコレクタ318の外周側通路350を経由してマニホールドフレーム308の上部側の第2室314に導入される。ここで高温の圧縮エアが供給される下部側の第1室312と低温の排気エアが供給される上部側の第2室314とが、隔壁310に形成された放熱フィン352によって熱交換が行われ、高温の圧縮エアの温度が下がり、低温の排気エアの温度が上がる。前記熱交換によってエンタルピが上昇した排気エアは、第2二重管継手306を経て第1二重管304の外管通路を通過してコンプレッサ106に接続された第1二重管継手302を介して内部の吸入ポートに吸い込まれる。
なお、前記マニホールドフレーム308は、アルミニウム等の軽金属による押し出し成形によって製造され、軸線方向に沿って同一の断面形状を有し、シリンダ348及び電磁弁332の個数等に対応して任意の軸線方向に沿った長さに設定することができる。
次に、第6の実施の形態に係る流体回路システム400を図9及び図10に示す。
この流体回路システム400は、コンプレッサ106と、前記コンプレッサ106のエア供給ポート102に接続される第1タンク402と、第1通路404を介して前記第1タンク402の出力側に接続される電磁弁マニホールド406及びエアシリンダ408と、前記第1通路404から分岐する第2通路410を介して第1タンク402の出力側に接続される真空ポンプ機構412と、第3通路414を介して前記電磁弁マニホールド406及び真空ポンプ機構412の吸引側に接続される第2タンク416とを備える。
前記第1タンク402は正圧からなるエアが貯留され、前記第2タンク416は負圧からなるエアが貯留される。
真空ポンプ機構412には、図10に示されるように、二重管418及び二重管継手420を介して吸着用パッド422が装着された吸着装置424が接続される。この場合、二重管418の内管によって形成された内管通路426に沿って負圧流体を供給し、吸着用パッド422を介して図示しないワークが吸着される。
一方、二重管418の内管と外管との間に形成された外管通路428によってワークを離脱させるための真空破壊用の正圧流体を供給する。このように正圧流体と負圧流体とを二重管418を介して一体的に流通するように設けることにより、正圧流体に塵埃等が含むことを抑制することができる。
次に、コンプレッサ106の概略構成を図14に示す。
本実施の形態で使用されるコンプレッサ106は、エア圧縮機構が単数設けられたものでもよいが、図14に示されるように、第1エア圧縮機構500a及び第2エア圧縮機構500bを含む複数のエア圧縮機構502を備えたものであってもよい。
このコンプレッサ106は、制御部504から導出される制御信号に基づいて回転数、回転トルク等が制御されるサーボモータ506もしくはインバータ制御によるインダクションモータと、前記サーボモータ506(もしくはインダクションモータ)のモータ軸に連結された第1傘歯車508aに噛合する第2及び第3傘歯車508b、508cによって構成されるベベルギア機構510と、前記第2及び第3傘歯車508b、508cにそれぞれ連結され、制御部504からの付勢・滅勢信号に基づいて前記サーボモータ506の回転力を第1及び/又は第2エア圧縮機構500a、500bに伝達する第1及び第2電磁クラッチ512a、512bとを有する。
さらに、前記コンプレッサ106には、エア吸入ポート104と切換弁514とを連通させる通路中に設けられる第1エアタンク516aと、エア供給ポート102と切換弁514とを連通させる通路中に設けられる第2エアタンク516bと、前記エア吸入ポート104から導入されたエアを第1又は第2エア圧縮機構500a、500bのいずれか一方への供給に切り換えると共に、前記エア吸入ポート104から導入されたエアを分岐させて第1及び第2エア圧縮機構500a、500bの両方への供給に切り換える切換弁514と、前記切換弁514と第1及び第2エア圧縮機構500a、500bとを接続する第1〜第4切換通路518a〜518dと、前記第1及び第2エアタンク516a、516b内に貯留されるエアの圧力を検出して制御部504に検出信号を導出する第1及び第2圧力センサ520a、520bとがそれぞれ設けられる。
図15は、制御部504から出力される付勢・滅勢信号に基づいて第1エア圧縮機構500aへ回転トルクを伝達する第1電磁クラッチ512aの接続を切ることにより、第2エア圧縮機構500bのみを単独で運転した状態を示す。この場合、エア吸入ポート104から導入されたエアは、第1エアタンク516a、切換弁514及び第4切換通路518dを経由して第2エア圧縮機構500bに供給される。前記第2エア圧縮機構500bによって圧縮された圧縮エアは、第2切換通路518b、切換弁514及び第2エアタンク516bを経由してエア供給ポート102から吐出される。
なお、第1エアタンク516a及び第2エアタンク516b内のエアの圧力は、第1及び第2圧力センサ520a、520bを介してその検出信号が制御部504にそれぞれ導入される。また、図15とは反対に第2電磁クラッチ512bの接続を切って第1エア圧縮機構500aのみを単独で運転させてもよいことは勿論である。
図16は、エア吸入ポート104から導入されたエアを第1及び第2エア圧縮機構500a、500bによって二段に圧縮する直列的運転状態を示す。この場合、エア吸入ポート104から導入されたエアは、先ず、切換弁514及び第3切換通路518cを介して第1エア圧縮機構500aに供給された後、前記第1エア圧縮機構500aによって圧縮された圧縮エアが第1切換通路518aを介して切換弁514に一旦戻り、次に、前記圧縮エアをさらに第2エア圧縮機構500によって圧縮し、このように二段にわたって圧縮された圧縮エアがエア供給ポート102から吐出される。
このように、第1及び第2エア圧縮機構500a、500bの直列的運転によりエア吸入ポート104から導入されたエアを二段にわたって圧縮することにより、圧縮エアの圧力を略二倍とすることができる。
図17は、エア吸入ポート104から導入されたエアを第1及び第2エア圧縮機構500a、500bによって分配した並列的運転状態を示す。この場合、エア吸入ポート104から導入されたエアは、切換弁514を介して第1エア圧縮機構500aと第2エア圧縮機構500bの両方に供給し、前記第1及び第2エア圧縮機構500a、500bから出力された圧縮エアは、それぞれ切換弁514に戻って合流し、エア供給ポート102から吐出される。
このように、第1及び第2エア圧縮機構500a、500bの並列的運転によって第1及び第2エア圧縮機構500a、500bをそれぞれ個別且つ同時に作動させることにより、エア供給ポート102から吐出される圧縮エアの流量を略二倍とすることができる。
以上のように、このコンプレッサ106では、エアの消費状況に対応させて制御部504から切換弁514に導出される切換信号、第1及び/又は第2電磁クラッチ512a、512bへの付勢・滅勢信号、サーボモータ506に対する制御信号等によって、図15〜図17に示されるような単独運転状態、直列的運転状態、並列的運転状態に任意に切換制御することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る流体回路システムの回路構成図である。 第1の実施の形態に係る流体回路システムと第1比較例に係る流体回路システムにおけるエンタルピとエントロピとの関係を示す特性図である。 本発明の第2の実施の形態に係る流体回路システムの回路構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る流体回路システムの回路構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る流体回路システムの回路構成図である。 本発明の第4の実施の形態に係る流体回路システムの回路構成図である。 本発明の第5の実施の形態に係る流体回路システムの回路構成図である。 図7に示すマニホールドフレーム及び第3二重管継手の縦断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る流体回路システムの回路構成図である。 図9に示す吸着装置及び二重管の部分拡大縦断面図である。 第1比較例に係る流体回路システムの回路構成図である。 第2比較例に係る流体回路システムの回路構成図である。 第3比較例に係る流体回路システムの回路構成図である。 複数のエア圧縮機構を備えたコンプレッサの概略構成図である。 図14に示すコンプレッサを構成するエア圧縮機構の単独運転状態の動作説明図である。 図14に示すコンプレッサを構成するエア圧縮機構の直列的運転状態の動作説明図である。 図14に示すコンプレッサを構成するエア圧縮機構の並列的運転状態の動作説明図である。 従来技術に係るエア回路の回路構成図である。 従来技術に係る排気回収回路の回路構成図である。
符号の説明
100、150、170、180、200、300、400…流体回路システム
102…エア供給ポート 104…エア吸入ポート
106…コンプレッサ 108…熱交換ユニット
128…高温用エア供給ポート 134…低温用エア供給ポート
132、136…循環用通路 152…ファン
212…熱交換用配管

Claims (5)

  1. 外部機器を駆動させて仕事を終えたリターンガスをコンプレッサの吸入ポートに導入する通路を含むクローズドループ回路からなり、
    前記クローズドループ回路には、前記外部機器に向かって供給され前記コンプレッサの圧縮に伴う高温のサプライガスと、低温の前記リターンガスとの熱を交換する熱交換手段が設けられることを特徴とする流体回路システム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記高温のサプライガスから低温のリターンガスへの熱の伝達は、油を媒介してなされることを特徴とする流体回路システム。
  3. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記熱交換手段は、圧縮性エアを送風するファンを含むことを特徴とする流体回路システム。
  4. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記熱交換手段は、冷却油に浸漬された配管を含むことを特徴とする流体回路システム。
  5. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記熱交換手段は、内管と外管とを有する二重管を含み、内管通路と外管通路との間の温度差によって熱交換がなされることを特徴とする流体回路システム。
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