JP2005170435A - オーバーキャップ付き簡易開口式キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 オーバーキャップ付きの簡易開口式キャップについて、キャップの成形を困難なものにすることなく、無菌充填時には普通のキャップと同様にキャップの殺菌処理や容器口部の密封を行うことができて、しかも、使用後には一体的に容器口部から取り外すことができるようにする。
【解決手段】 容器口部に冠着するキャップ本体2と、キャップ本体2の天板部21に嵌合するオーバーキャップ部材3とで構成して、キャップ本体2の天板部21には、その中央部に簡易開口部26を形成し、簡易開口部27の周りを囲むように嵌合部27を形成しているのに対して、オーバーキャップ部31とヒンジ部32と筒状胴部33とを一体的に形成したオーバーキャップ部材3では、オーバーキャップ部3をヒンジ部32を介して筒状胴部33に可動的に連結すると共に、筒状胴部33の下端部分を嵌合部となるように形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャップの天板部に形成された簡易開口部をストローにより破断することで、容器口部に冠着されたキャップを取り外すことなく、キャップの天板部を貫通させたストローにより容器内の飲料を飲むことができるようにした簡易開口式のキャップに関し、特に、そのような簡易開口式のキャップに対して、その簡易開口部を覆うようにオーバーキャップが設けられているオーバーキャップ付き簡易開口式キャップに関する。
飲料が充填されたPETボトル等の容器口部に冠着される飲料容器用のキャップについて、その天板部の中央部に、開口部分を薄膜のシール片で塞いだり、或いは、シール部材で覆われた開口部分の外縁に沿って破断可能な薄肉ラインを形成したりすることで、ストローにより破断可能な簡易開口部を形成しておくことにより、容器口部に冠着されたキャップを取り外すことなく、ストローで簡易開口部を破断して容器内の飲料を飲めるようにするということが、下記の特許文献1〜3等により従来公知となっている。
特開2002−255203号公報 特開2002−205753号公報 特開2003−276751号公報
一方、飲料容器用のキャップについて、ストローを貫通させて保持する閉止栓が取り付けられた容器口部に対し、この容器口部に冠着されるキャップの天板部に開口部(飲み口)を形成すると共に、この開口部(飲み口)を覆うようなオーバーキャップ(開閉蓋)をヒンジを介してキャップに一体的に形成したものが下記の特許文献4により従来公知となっており、また、開放可能または開閉自在にプルタブ付き栓を取り付けたストロー挿入口が天板部に形成されているキャップに対して、その天板部を覆うようなオーバーキャップ(補助キャップ)をヒンジを介してキャップに一体的に形成したものが下記の特許文献5により従来公知となっている。
特開2000−85820号公報 特開2002−53159号公報
ところで、ストローにより破断可能な簡易開口部が天板部に形成された従来公知の簡易開口式キャップによれば、キャップにより容器口部を良好に密封することができて、しかも、ストローにより簡易開口部を破断するだけで、容器口部にキャップを冠着させたまま容器内の飲料をストローで容易に飲むことができるものの、その反面、搬送時や店頭販売時等において誤って簡易開口部が破断されてしまう虞がある。なお、薄膜のシール片による簡易開口部の場合は勿論のこと、破断可能な薄肉ラインによる簡易開口部をシール部材で覆っている場合でも、シール部材自体が破断され易いものであることから、やはり誤って簡易開口部が破断されてしまう虞がある。
そこで、上記の特許文献5に開示されているような、ストロー挿通口のあるキャップにヒンジを介して可動的にオーバーキャップを一体的に形成するという構造を、ストローを挿通する簡易開口部のある簡易開口式キャップに適用することで、簡易開口部をオーバーキャップで開閉可能に覆うようにして、誤って簡易開口部が破断されるのをオーバーキャップによって防止するということも当然考えられるが、そうした場合には、簡易開口部のあるキャップとオーバーキャップとが一体化された複雑な構造となって、射出成形等によるキャップの成形が困難なものとなり、さらには、無菌充填法により容器入りの飲料製品を製造する場合で、殺菌用薬液により予めキャップを殺菌処理する際に、通常の薬液散布量ではオーバーキャップを含むキャップの全体に薬液が充分に行き渡らず、また、多量に薬液を散布するとキャップの一部に薬液が残留してしまうような虞がある。
そのような無菌充填法でのキャップの殺菌処理の問題に対して、上記の特許文献4に開示されているような、オーバーキャップ付きキャップとは別部材の閉止栓を設けるという技術思想を転用して、この閉止栓の部分にストローにより破断可能な簡易開口部を形成しておくことにより、無菌充填法により容器入りの飲料製品を製造する場合に、簡易開口部が形成された閉止栓だけに予め殺菌処理を施して、この閉止栓により無菌雰囲気内での充填・密封工程で容器口部を密封してから、無菌雰囲気外での工程で殺菌処理していないオーバーキャップ付きキャップを容器口部に冠着するということも考えられる。
しかしながら、そうした場合には、充填・密封工程では、単に容器口部に押し込まれるだけの閉止栓のみによって容器口部を密封していることから、天板部に形成された密封部を容器口部に押し付けるように容器口部に螺合等により冠着されるキャップと比べて、密封状態が不充分なものとなる虞がある。さらには、オーバーキャップ付きキャップとは別部材である閉止栓を設けていることから、容器入りの飲料製品を消費者が使用した後で、容器本体とキャップを分別して廃棄処理するようなときに、容器本体に対してオーバーキャップ付きキャップと閉止栓とを別々に取り外すことが必要となって、分別作業が面倒なものになると共に、閉止栓を取り外し忘れたりするような虞もある。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、ストローにより破断可能な簡易開口部をオーバーキャップで覆うようなオーバーキャップ付き簡易開口式キャップについて、キャップの成形を困難なものにすることなく、無菌充填時にはオーバーキャップのない普通のキャップと同様にキャップの殺菌処理や容器口部の密封を行うことができて、しかも、使用後には一体的に容器口部から取り外すことができるようにすることを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、オーバーキャップ付き簡易開口式キャップについて、容器口部に冠着するキャップ本体と、キャップ本体の天板部に嵌合するオーバーキャップ部材とで構成して、天板部の周縁からスカート部を垂下させたキャップ本体には、天板部の周辺部の内面側に容器口部を密封するための密封部を形成し、天板部の中央部にストローにより破断可能な簡易開口部を形成すると共に、天板部の外面側で簡易開口部の周りを囲むように、オーバーキャップ部材と嵌合するための嵌合部を形成しているのに対して、オーバーキャップ部とヒンジ部と筒状胴部とを一体的に形成したオーバーキャップ部材では、筒状胴部の上側開口端を開閉自在に覆うためのオーバーキャップ部を、ヒンジ部を介して筒状胴部に可動的に連結すると共に、筒状胴部の下端部分を、キャップ本体と嵌合するための嵌合部となるように形成することを特徴とするものである。
上記のような本発明のオーバーキャップ付き簡易開口式キャップによれば、オーバーキャップ付き簡易開口式キャップをキャップ本体とオーバーキャップ部材の二部材で構成していることにより、射出成形等による各部材の成形がそれ程困難なものになることはない。また、無菌充填時には、キャップ本体のみを殺菌処理した状態で容器口部に冠着させることにより、普通のキャップと同様にキャップの殺菌処理や容器口部の密封を行うことができる。そして、無菌充填後にキャップ本体にオーバーキャップ部材を嵌合させることにより、キャップ本体の簡易開口部をオーバーキャップ部材のオーバーキャップ部により開閉自在に覆うことができて、簡易開口部を誤って破断するようなことなく効果的に保護することができる。さらに、オーバーキャップ付き簡易開口式キャップを使用した容器入り飲料製品を消費者が消費した後で、容器本体とキャップを分別して廃棄処理するときには、キャップ本体にオーバーキャップ部材を嵌合させたまま両者を一体的に容器口部から取り外すことができる。
ストローにより破断可能な簡易開口部をオーバーキャップで覆うようなオーバーキャップ付き簡易開口式キャップについて、キャップの成形を困難なものにすることなく、無菌充填時にはオーバーキャップのない普通のキャップと同様にキャップの殺菌処理や容器口部の密封を行うことができて、しかも、使用後には一体的に容器口部から取り外すことができるようにするという目的を、最良の形態として以下の実施例に具体的に示すように、容器口部に冠着するキャップ本体と、キャップ本体の天板部に嵌合するオーバーキャップ部材とで構成して、天板部の周縁からスカート部を垂下させたキャップ本体には、天板部の周辺部の内面側に容器口部を密封するための密封部を形成し、天板部の中央部にストローにより破断可能な簡易開口部を形成すると共に、天板部の外面側で簡易開口部の周りを囲むように、オーバーキャップ部材と嵌合するための嵌合部を形成しているのに対して、オーバーキャップ部とヒンジ部と筒状胴部とを一体的に形成したオーバーキャップ部材では、筒状胴部の上側開口端を開閉自在に覆うためのオーバーキャップ部を、ヒンジ部を介して筒状胴部に可動的に連結すると共に、筒状胴部の下端部分を、キャップ本体と嵌合するための嵌合部となるように形成するということで実現した。
本実施例のオーバーキャップ付き簡易開口式キャップは、PETボトルやボトル型缶等の飲料容器に使用されるものであって、図1に示すように、天板部21に簡易開口部26が形成されたキャップ本体2と、オーバーキャップ部31を有するオーバーキャップ部材3とで構成されており、キャップ本体2とオーバーキャップ部材3とは、何れも、ポリエチレンやポリプロピレン等の周知の容器蓋用の合成樹脂を材料として、それぞれ別個に射出成形等によって一体成形されたものである。
略円形の天板部21の周縁からスカート部22が垂下されたキャップ本体2には、天板部21の周辺部の内面側に、容器口部を密封するための密封部23(容器口部の内面側に接触する環状プラグと、容器口部の上端面に接触する環状の小突起と、容器口部の上端外縁に接触する環状のアウターリングとが、中心側から周辺側へ順次に同心円状に形成された密封部)が形成され、スカート部22の内面に、容器口部の外面に形成されたネジ部と螺合するネジ部24が形成され、スカート部22の下方に、容器口部に係止されるピルファープルーフバンド25が切り離し可能に形成されている。
このキャップ本体2は、図3に示すように、容器口部4に完全に螺合された状態で、ピルファープルーフバンド25が容器口部4の環状突起45に係合すると共に、天板部21の内面側に形成された密封部23が容器口部4の上端部分に密着するようになっており、キャップ本体2の天板部21の中央部で下方に陥没した部分の底部には、開口部となる領域の外縁に沿って破断可能な薄肉ライン26aを設けた簡易開口部26が形成されている。また、この簡易開口部26が形成された陥没部分の周りを囲むように、天板部21の外面側に、オーバーキャップ部材3を嵌合させるための嵌合用凹部27が環状に形成されている。
一方、キャップ本体2とは別体に形成されたオーバーキャップ部材3は、野球帽形状のオーバーキャップ部31と薄肉のヒンジ部32と段付き円筒状の筒状胴部33とが一体的に形成されたものであって、筒状胴部33の上側開口端を開閉自在に覆うためのオーバーキャップ部31が、小径の上部と大径の下部の二段構造に形成された筒状胴部33に対して、筒状胴部33の段部に一体成形されるヒンジ部32を介して可動的に連結されており、この筒状胴部33の下端部分が、キャップ本体2を嵌合させるための嵌合用凸部33aとなるように形成されている。
そのようなオーバーキャップ部材3とキャップ本体2とは、オーバーキャップ部材3の嵌合用凸部33aをキャップ本体2の嵌合用凹部27に位置合わせした状態で、キャップ本体2の天板部21にオーバーキャップ部材3を載せて上方から押圧することにより、図4に示すように、オーバーキャップ部材3の筒状胴部33の下端部分(嵌合用凸部33a)がキャップ本体2の嵌合用凹部27に嵌入されて、オーバーキャップ部材3とキャップ本体2は一体的に嵌合されることとなる。
キャップ本体2の天板部21の中央部に形成される簡易開口部26は、その上からストローにより強く押圧することで、薄肉ライン26aが破断されて、図5に示すように、キャップ本体2と一部で繋がった状態で簡易開口部26の部分がストロー5により下方に押し下げられることにより、ストロー5を容器内に貫通させるように開口されるものである。なお、オーバーキャップ部材3の高さについては、オーバーキャップ部材3をキャップ本体2に嵌合させてオーバーキャップ部31を閉じた状態で、容器内に充分に差し込んだ状態のストロー5をオーバーキャップ部31によって覆うことができるようなものとするのが好ましい。
上記のようなキャップ本体2とオーバーキャップ部材3とで構成される本実施例のオーバーキャップ付き簡易開口式キャップ1によれば、キャップ本体2とオーバーキャップ部材3との二部材で構成していることにより、射出成形等による各部材の成形をそれ程困難なく行なうことができる。そして、図4に示すように、オーバーキャップ部材3をキャップ本体2に一体的に嵌合させた状態で、オーバーキャップ部材3の筒状胴部33の上側開口端をオーバーキャップ部31で覆って閉じておくことにより、キャップ本体2の簡易開口部26をオーバーキャップ部材3により完全に覆うことができて、オーバーキャップ付き簡易開口式キャップ1が冠着されたPETボトル等による容器入り飲料製品について、搬送時や店頭販売時等に簡易開口部26が誤って破断されるようなことを確実に防止することができる。
また、そのような容器入り飲料製品を消費者が使用する(容器を開けて飲料を飲む)際には、片手でオーバーキャップ部材3のオーバーキャップ部31の突出部分(野球帽のツバに相当する部分)を持ち上げて筒状胴部33との係合を解除しても、ヒンジ部32により筒状胴部33に連結させた状態でオーバーキャップ部31を落とすことなく、筒状胴部33の上側開口端を開けることができて、図5に示すように、開けた筒状胴部33の上側開口端からストロー5を差し込むことで、キャップ本体2の簡易開口部26(薄肉ライン26a)を破断してストロー5を容器内に挿入させることができることから、容器口部4からキャップ(キャップ本体2とオーバーキャップ部材3)を取り外すことなく、容器内の飲料をストロー5により容易に飲むことができる。
そして、容器内の飲料を飲み残したときには、オーバーキャップ部31によって開口部(ストロー5が差し込まれている開口部)を再閉鎖することができて、しかも、オーバーキャップ部31の閉鎖部分の形状がドーム状となっているので、ストロー5を開口部に挿入して口でくわえ易い長さを開口部より上方に突出させた状態で再閉鎖することができる。また、容器内の飲料を飲み終えた後、キャップと容器本体を分別して廃棄処理する必要があるときには、オーバーキャップ部材3を一体的に嵌合させたままキャップ本体2を容器口部から取り外すことができて、キャップ本体2とオーバーキャップ部材3を一体的に処理することができる。
さらに、容器入り飲料製品について、近年、無菌雰囲気内(略無菌の清浄度の高い空気の雰囲気内)で、殺菌済みの容器本体に、殺菌済みの飲料を充填してから、殺菌済みのキャップにより容器本体を密封する、所謂無菌充填法が広く普及しているが、そのような無菌充填法に本実施例のオーバーキャップ付き簡易開口式キャップ1を使用することにより、オーバーキャップのない普通のキャップと同様にキャップの殺菌処理を行なうことができ、また、普通のキャップと同様に容器口部を良好に密封することができる。
すなわち、従来のキャップ本体部にヒンジ部を介してオーバーキャップ部が一体的に形成されたようなオーバーキャップ付きキャップでは、キャップの殺菌処理時に、殺菌用薬液がオーバーキャップ部の内部にまで行き渡り難く充分に殺菌できない虞があり、また、オーバーキャップ部の内部にまで充分に行き渡るように殺菌用薬液を多量に散布すると、オーバーキャップ部の内部に殺菌用薬液が残留するような虞がある。また、殺菌用薬液が行き渡り易いようにオーバーキャップ部を開いた状態で殺菌すると、キャップが搬送し難いものとなって、搬送不良が発生したりする可能性がある。
これに対して、本実施例のオーバーキャップ付き簡易開口式キャップ1を使用した無菌充填法では、無菌雰囲気内で、加熱殺菌処理された飲料を、殺菌済みの容器本体に充填すると共に、それとは別に、キャップ本体2だけを殺菌用薬液等により予め殺菌処理して、その後、無菌雰囲気内で、充填済みの容器本体に対し、周知のキャッピング装置によりキャップ本体2を容器口部に螺合することにより、無菌充填法による充填・密封工程を実施してから、その後の無菌雰囲気外の工程で、殺菌していないオーバーキャップ部材3をキャップ本体2に嵌合させるようにして、容器入り飲料製品を製造することにより、オーバーキャップ部材3(及び、オーバーキャップ部材をキャップ本体に嵌合するための装置)を特に殺菌しなくても、キャップ本体2を普通のキャップ(オーバーキャップのないキャップ)と同様に殺菌処理するだけで、容器内部の無菌性を維持することができる。
また、充填済み容器を密封する密封工程で、例えば、単に容器口部に押し込まれるだけの閉止栓によって容器口部を閉鎖したような場合には、天板部に形成された密封部を容器口部に押し付けるように容器口部に螺合により冠着される普通のネジキャップと比べて、密封状態が不充分なものとなる虞があるが、本実施例のキャップ本体2は、普通のネジキャップと同様に天板部21の内面側に密封部23が形成されており、容器口部4に螺合により冠着させられることから、普通のネジキャップと同様に容器口部を良好に密封することができる。
以上、本発明のオーバーキャップ付き簡易開口式キャップの一実施例について説明したが、本発明は、上記の実施例に示した具体的な構造にのみ限定されるものではなく、例えば、キャップ本体については、螺合により容器口部に冠着するネジキャップに限らず、スナップ係合により容器口部に冠着するスナップキャップであっても良く、また、キャップ本体の天板部内面に形成される密封部については、適宜の形状に変更することが可能であり、キャップ本体に一体成形されるものに限らず、別部材の密封部をキャップ本体に貼着するようにしても良く、また、スカート部の下方に形成されるピルファープルーフバンドについては、必要がない場合には省略できるものであり、また、キャップ本体に形成される簡易開口部については、開口部となる領域の外縁に沿って破断可能な薄肉ラインを形成したものに限らず、破断可能な薄膜のシール片の熱接着により開口部を塞ぐような他の異なる構造のものとしても良く、また、キャップ本体とオーバーキャップ部材の嵌合については、キャップ本体側の嵌合部が凹部でオーバーキャップ部材側の嵌合部が凸部である場合に限らず、その逆であっても良い等、適宜に設計変更可能なものであることはいうまでもない。
本発明のオーバーキャップ付き簡易開口式キャップの一実施例について、右半分を断面で示す部分断面側面図。 図1に示したキャップの(A)オーバーキャップ部を閉じたときと(B)オーバーキャップ部を開いたときのそれぞれについて、上方から見た状態で示す上面図。 図1に示したキャップについて、キャップ本体とオーバーキャップ部材を嵌合させる前の状態を示す縦断面図。 図1に示したキャップについて、キャップ本体とオーバーキャップ部材を嵌合させた使用前の状態を示す縦断面図。 図1に示したキャップについて、オーバーキャップ部材のオーバーキャップ部を開けてキャップ本体の簡易開口部をストローにより破断した使用時の状態を示す縦断面図。
符号の説明
1 オーバーキャップ付き簡易開口式キャップ
2 キャップ本体
3 オーバーキャップ部材
4 容器口部
5 ストロー
21 天板部
22 スカート部
23 密封部
26 簡易開口部
27 嵌合用凹部(キャップ本体側の嵌合部)
31 オーバーキャップ部
32 ヒンジ部
33 筒状胴部
33a 嵌合用凸部(オーバーキャップ部材側の嵌合部)

Claims (1)

  1. 容器口部に冠着されるキャップ本体と、キャップ本体の天板部に嵌合されるオーバーキャップ部材とで構成されており、天板部の周縁からスカート部が垂下されたキャップ本体には、天板部の周辺部の内面側に容器口部を密封するための密封部が形成され、天板部の中央部にストローにより破断可能な簡易開口部が形成されていると共に、天板部の外面側で簡易開口部の周りを囲むように、オーバーキャップ部材と嵌合するための嵌合部が形成されているのに対して、オーバーキャップ部とヒンジ部と筒状胴部とが一体的に形成されたオーバーキャップ部材では、筒状胴部の上側開口端を開閉自在に覆うためのオーバーキャップ部が、ヒンジ部を介して筒状胴部に可動的に連結されていると共に、筒状胴部の下端部分が、キャップ本体と嵌合するための嵌合部となるように形成されていることを特徴とするオーバーキャップ付き簡易開口式キャップ。
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