JP2005170210A - 船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板 - Google Patents

船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板 Download PDF

Info

Publication number
JP2005170210A
JP2005170210A JP2003412291A JP2003412291A JP2005170210A JP 2005170210 A JP2005170210 A JP 2005170210A JP 2003412291 A JP2003412291 A JP 2003412291A JP 2003412291 A JP2003412291 A JP 2003412291A JP 2005170210 A JP2005170210 A JP 2005170210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
centrifugal force
screw
ship
propulsion device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003412291A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kimura
厚 木村
Takashi Kimura
孝 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003412291A priority Critical patent/JP2005170210A/ja
Publication of JP2005170210A publication Critical patent/JP2005170210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

【課題】船舶が海面等を進む際の海面等で推進力を得ることができる遠心力推進装置と、前記推進力を得た際に発生する波を低減する消波ガイド付きスクリューと、前記消波ガイド付きスクリューに付属して船舶の左右側面に取り付ける船舶用造波抵抗軽減補助板の提供。
【解決手段】重りを付けたアームからなる回転部と、モーターの動力を伝達する駆動部とからなり、船舶の船体となる長方形状の基台上に、回転するように設けた歯車と、歯車の中心部に設けた支柱と、前記支柱の先端部に設けたアームとアームの先端に設けた重りとからなる左右大回転部と、棒状のアームと、前記アームの先端に設けた重りとからなる左右小回転部と、前記駆動部を構成する前記各歯車を回転させるモーターとからなる遠心力推進装置の構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶が海面等を進む際の海面等で推進力を得ることができる遠心力推進装置と、前記遠心力推進装置等と共に付設できる消波ガイド付きスクリューと、前記消波ガイド付きスクリューに付属して船舶の左右両側面に取り付ける船舶用造波抵抗軽減補助板とからなる船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板に関する改良発明である。
従来から船舶等に利用されている推進力装置の代表的な装置としてスクリュー等がある。そして前記スクリューは船舶の船尾の下部に設け、前記スクリューを構成するプロペラを水中で回転させることで、海水等からなる流体を後方に送り、船舶を前進させていた。
また、前記スクリューを取り付ける船舶は造波によって発生する水の抵抗を抑える為に、1940年以降製作の戦艦大和、武蔵のように大型船は、船首の下部に半球状の膨らみを付けていた。だが、半球状船首を採用してもなお、高速航行中の船は船首付近の水膜状波を期待するほどに消波できていないのが現状である。
しかしながら、従来の船舶の推進力装置は、推進力装置の取り付け場所を船舶の船尾というように限定しなければならず、水や波の抵抗を受ける水中に前記スクリューを設けていたため、前記推進力装置を構成する前記スクリューは水の抵抗を低減することができなかった。また船舶の全船首が半球状の船首を採用しても消波することはできず、石油等による燃料資源の有効利用の必要性は減少しないという問題がある。
そこで、本発明は、従来の船舶に取り付ける際、前記推進力装置の取り付け場所を限定せず、水や波の抵抗を低減すると共に、より少ないコスト及びエネルギーで船舶等に必要な推進力を提供することができる船舶の遠心力装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板の構成とした。
本発明は、上記の課題を解決するために、重りを付けたアームからなる回転部と、前記モーターの動力を伝達する駆動部とからなり、船舶の船体となる長方形状の基台上に、前記回転部を構成するために垂直に支柱を設け、前記支柱音中心に前記動力を伝達し、回転するように設けた歯車と、歯車の中心部に設けた前記支柱と、前記支柱の先端部に設けたアームとアームの先端に設けた重りとからなる左右大回転部と、前記左右大回転部の各歯車と嵌合した歯車と、前記各歯車の中心に支柱を設け、前記支柱の上部には、棒状のアームと、前記アームの先端に設けた重りとからなる左右小回転部と、前記駆動部を構成する前記各歯車を回転させるモーターと、前記モーターから前記支柱に連結した軸と、前記軸が左右にぶれないように前記基台に固定した略T字状の支持部とからなることを特徴とする遠心力推進装置と、前記遠心力推進装置に付属し、円状の回転軸と、前記回転軸の中心から外方に向かって放射状に設けた楕円状のプロペラと、前記プロペラの先端部を推進方向と反対方向に折り曲げたガイド板とからなり、前記ガイド板の折り曲げ角度は、約80度から100度の角度、好ましくは90度方向に折り曲げたことを特徴とする消波ガイド付きスクリューと、前記遠心力推進装置に付属し、複数のプロペラと、前記プロペラの表面に複数も受けた略半円状の翼とからなり、前記翼は、プロペラの中部から先端方向に向かって傾斜するように取り付け、略半円状の本体と、前記本体の先端部に設けた切欠とからなることを特徴とする消波ガイド付きスクリューと、前記遠心力推進装置及び消波ガイド付きスクリューに付属し、船舶の船底部に取り付ける前記造波抵抗軽減補助板は、L字形状の板で上板と下板とからなり、船底部の正面に取込口を設け、前記取込口では、船舶が直進する際、船首で受ける波を取込み、船尾で前記波を排出できることを特徴とする造波抵抗軽減補助板を設けたことを特徴とする船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板の構成とした。
本発明である船舶の遠心力推進装置は、推進力装置の取り付け場所を船舶の船尾というように限定しなくても良いため、水や波の抵抗を受ける水中に推進装置を構成するスクリュー等を設けることもないため、水の抵抗を低減することができる。よって、石油等による燃料資源の節約になる。
また、本発明である消波ガイド付きスクリューは、円状の回転軸と、前記回転軸の中心から外方に向かって放射状に設けた楕円状のプロペラに折り曲げたガイド板を設けたこと及び、前記プロペラに翼等を取り付けたことで、スクリューの背面が受ける流体の抵抗を軽減すると共に、船舶の推力を増強し、流体の中でスクリューが受ける回転エネルギーを効率よく推進エネルギーに代え、風車等のように流体の中から回転エネルギーを取り出すことができるとともに、航空機用や風力発電用プロペラ、流体ポンプなど幅広く応用することができる。
さらに、本発明である造波抵抗軽減補助板は、L字形状のフロート板で、船底部の正面に、略L字状の取込口を設け、前記取込口は、船舶が海等を直進する際、船首で受ける波を取込み、波の抵抗を吸収すると共に船尾まで前記波を流す仕組みであるため、従来、船首の上部まで発生していた波を前記を前記を上板に当て波の高さを抑えると共に、前記波の抵抗を低減し船舶を移動することができる。
以下に、添付図面に基づき、本発明である遠心力を利用した船舶等の遠心力推進装置と、船舶が前記推進力によって移動する際、波の抵抗を軽減する消波ガイド付きスクリューと、前記消波ガイド付きスクリューに付属して船舶の左右両側面に取り付ける船舶用造波抵抗軽減補助板について添付図面に基づいて詳細を説明する。
図1から図9は本発明である遠心力を利用した船舶等の遠心力推進装置を示し、図10から図17は消波ガイド付きスクリューを示し、図18から図23は船舶用造波抵抗軽減補助板をそれぞれ示した図である。
図1から図9に示したのは、本発明の中心である遠心力を利用し、進行方向に対し進むことができる船舶等の遠心力推進装置1である。図1に示したように遠心力推進装置1とは、重りを付けたアームからなる回転部1aと、前記モーター7の動力を伝達する駆動部1bとからなり、船舶の船体となる長方形状の基台6上に、前記回転部1aを構成するために垂直に支柱2b、3bを設け、前記支柱2b、3bの中心に前記動力を伝達し、回転するように設けた歯車2a、3aと、歯車2a、3aの中心部に設けた前記支柱2b、3bと、前記支柱の先端部に設けたアーム2c、3cとアーム2c、3cの先端に設けた重り2d、3dとからなる左右大回転部2、3と、前記左右大回転部2、3の各歯車2a、3aと嵌合した歯車4a、5aと、前記各歯車4a、5aの中心に支柱4b、5bを設け、前記支柱4b、5bの上部には、棒状のアーム4c、5cと、前記アーム4c、5cの先端に設けた重り4d、5dとからなる左右小回転部4、5と、前記駆動部1bを構成する前記各歯車2a、3a、4a、5aを回転させるモーター7と、前記モーター7から前記支柱5bに連結した軸7aと、前記軸7aが左右にぶれないように前記基台6に固定した略T字状の支持部7bとからなることを特徴とする装置である。
図1に示したように遠心力推進装置1は、例えば、船舶等では船体となる基台6の上部で、スクリュー等の代わりとなる遠心力を得ることができる装置である。先ずは、前記遠心力を得るために前記モーター7を回転することから始める。そして、前記アーム2c、3c、4c、5cや前記アームに取り付けることで、重り2d、3d、4d、5dを順次回転させ、遠心力を得たことによってプラス方向(前進方向)、即ち矢印1c方向に推進力を得る仕組みである。尚、符号1dはマイナス方向(後進方向)の矢印を示す。
次に、モーター7、左右大回転部2、3、左右小回転部4、5の装置について詳細を説明する。なお、前記モーター7は電気エアモーター、エアタービン等種類を問わない。前記モーター7を回転させることで、モーター7の先端部に取り付けた軸7aを回転し、軸7aに接続した支柱5bが回転する。
そして、前記支柱5bが回転することで、前記アーム5cの先端に取り付けた重り5dを回転し、プラス方向(前進方向)とマイナス方向(後進方向)の遠心力を相殺、若しくはプラス方向(前進方向)に整え、船舶等を前進させる仕組みである。以下、同様に、歯車5aを2a、3a、4a、支柱5b、2b、3b、4bの順番に回転し、遠心力を発生する。
図1に示したように本発明で遠心力を発生する際、左右大回転部2、3を構成するアーム2c、3cの回転速度を標準の回転速度とした。そして、一方の前記左右小回転部4、5のアーム4c、5cの回転速度を標準の2倍速としたことを特徴とする。
なお、本発明では遠心力を発生させるために使用する重り2d、3d及び4d、5dの重さは予め同一とした。また前記アーム2c、3c、4c、5cの長さや重さも同一とした。なお、本発明で使用する前記歯車2、3の歯の枚数と前記歯車4、5の歯の枚数の比率を2:1とした。同一経過時間で2:1の角速度を得るためである。
本発明では遠心力は質量及び中心からの距離rと座標形の角速度ωの2乗に比例する法則を利用する。具体的に下記の公式を使用する。
F=ma(F:遠心力、m:質量、a:加速度)・・・・・・・・・(1)
a=rω(r:半径、ω:加速度)・・・・・・・・・・・・・・(2)
F=mrω となる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
また速度vは、v=rω(V:速度、r:半径、ω:角速度)よりω=v/rより(4)(式4)
F=m×(v/r) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
よって、本発明の場合(5)に示したように、半径rであるアーム2c、3c、4c、5cの長さが一定であれば、前記重り4d、5dであるmは、速度vが速くなればなるほど、遠心力Fが大きくなり、更に、速度vが増加すれば、質量mが平方根となるため、前記重り2d、3dに対し軽くなる仕組みである。
図2では遠心力推進装置1で遠心力を発生する際の各アーム2c、3c、4c、5cの取り付け位置を右側面図で示した。また図3から図7は、前記アーム2c、3c、4c、5cの回転を示した平面図、図8及び図9では、図1に示したプラス方向(前進方向)のモーメント割合を示した。
図2に示したように本発明である遠心力推進装置1の各アーム2c、3c、4c、5cの重り2d、3d、4d、5dは、回転時に互いに接触しないように支柱2b、3b、4b、5bを交互に設けている。そして図3に示したように、最初に本発明では、前記各アーム2c、3c、4c、5c共にプラス方向である矢印1cに向いており、回転しないために本装置全体の遠心力は0となる。
次に、図4に示したように、最初の遠心力を得るための駆動源として、モーター7から接続した軸7aを回転させる。そして前記軸7aを回転させることで、支柱5bに接続した右小回転部5が回転し、遠心力を得る回転部1aである左右大回転部2、3及び左右小回転部4、5が回転することができる仕組みである。なお、駆動源として利用するモーター7は、種類を問わず、前記支柱5bを回転し続けることができるものとする。
図4に示したように左右大回転部2、3は、前記支柱5bが回転することで、アーム2c、3cを、プラス方向(前進方向)矢印1cから、それぞれ左右対称になるように、プラス方向(前進方向)から90度回転し、また、左右小回転部4、5に取り付けたアーム4c、5cは、前記プラス方向(前進方向)から180度回転することで、マイナス方向(後進方向)の遠心力となる。よって、本装置全体の遠心力は、マイナス方向(後進方向)となる。
次に図5は、図4で左右水平になった左右大回転部2、3のアーム2c、3cを、左右水平な状態から90度マイナス方向(後進方向)1dに回転し、一方、左右小回転部4、5のアーム4c、5cを、マイナス方向(後進方向)から180度回転し、プラス方向(前進方向)に回転させた平面図である。本装置全体の遠心力は、マイナス方向(後進方向)とプラス方向(前進方向)からなるため0となる。
図6は、図5で、マイナス方向(後進方向)にあった左右大回転部2、3のアーム2c、3cが、左右大回転部2、3の内側で一直線になるよう重なった場合である。この場合、前記アーム2c、3c同士で、遠心力を相殺するため、遠心力は0となる。また、プラス方向(前進方向)にあった前記左右小回転部4、5のアーム4c、5cは、180度回転し、マイナス方向(後進方向)に回転させた平面図である。本装置全体の遠心力は、0とマイナス方向(後進方向)からなるため、マイナス方向(後進方向)となる。
そして図7は、左右大回転部2、3の内側で一直線上になるように重なった場合から左右大回転部2、3のアーム2c、3cがプラス方向(前進方向)になるために遠心力がプラス方向(前進方向)となる。一方、前記左右大回転部2、3に取り付けたアーム4c、5cもプラス方向(前進方向)となるため、本装置全体の遠心力は、プラス方向(前進方向)と、プラス方向(前進方向)からなるため、プラス方向(前進方向)となる。
以上の結果から、本発明である遠心力推進装置1は、アーム2c、3c、4c、5cをモーター7等の駆動源によって回転させることで、マイナス方向(後進方向)になる。遠心力の効果を実際に検証する。
前記重り4d、5dであるmは、速度vが速くなればなるほど、遠心力Fが大きくなり、更に、速度vが増加すれば、質量mが平方根となるため、前記重り2d、3dに対し軽くなる仕組みであるから、図4及び図6に示した左右小回転部4、5で得ることができるマイナス方向(後進方向)の重り4d、5dの遠心力は、重り2d、3dの遠心力に対し、2倍の平方根となる。
例えば、重り2d、3dの遠心力を2とした場合、重り4d、5dの遠心力は2の平方根となり、よって図4及び図6で得ることができる重り4d、5dの遠心力は、2×(2の平方根)、即ち、2×1,4142・・=2.82842・・の遠心力となる。
一方、図7に示したように、左右大回転部2、3及び左右小回転部4、5で得ることができるプラス方向(前進方向)で得ることができる重り2d、3d及び4d、5dの遠心力は、前記重り2d、3dの遠心力を2とした場合、重り4d、5dの遠心力は2の平方根となり、よって、図7のみで得ることができる重り2d、3d、4d、5dの遠心力は、2+(2の平方根)、即ち、2+1.4142・・=3.4142・・の遠心力となる。
よって本発明である遠心力推進装置1は、モーター7等の駆動元を左右大回転部2、3及び左右小回転部4、5を回転することで、プラス方向(前進方向)の遠心力から船舶の推進力を得ることができる。
図8及び図9に示したモーメント表8は、本発明である遠心力推進装置1を利用し、図3から図7で示した左右大回転部2、3のアーム2c、3cと、左右小回転部4、5のアーム4c、5cで発生したプラス方向(前進方向)方向のモーメントを、時間8aと力の割合8bの理論値である。
よって図8のモーメント表8に示したように、本発明である遠心力推進装置1は、1時間から8時間の間にプラス方向(前進方向)に遠心力を得ることができる。そして、9時間から16時間の間にマイナス方向(後進方向)に遠心力を得ることができる。
またプラス方向(前進方向)のモーメント割合は、理論上0であるが、前記図1から図7に示したように、実際は図7に示したように、本発明は、プラス方向(前進方向)に対し遠心力を得ることができる。尚、符号8cはモーメント表を算出する際に使用する関数表である。次に、遠心力装置等を補助する消波ガイド付きスクリュー9の詳細を説明する。
図10に示したのは、本発明消波ガイド付きスクリュー9の第1実施例の正面図で船舶に取り付ける推進力装置の一部である。前記消波ガイド付きスクリュー9は、円状の回転軸9aと、前記回転軸9aの中心から外方に向かって放射状に設けた楕円状のプロペラ10、10、10と、前記プロペラ10の先端部を推進方向と反対方向に折り曲げたガイド板10bとからなる。
図10の正面図に示したように、プロペラ10の先端部を構成するプロペラ10の長さは、長手方向の割合を8とした場合、プロペラ10の折り曲げ部分即ち、本発明であるガイド板10bの長さの割合を1とした。そして前記ガイド板10bの折り曲げ角度は、約80度から100度の角度、好ましくは90度方向に折り曲げる。
前記ガイド板10bは、プロペラ10に取り付ける際、プロペラ10の根本を構成する根本のひねり角度α(10c)に併せてひねりを入れることができる。前記ひねり角度α(10c)とは、本発明である消波ガイド付きスクリュー9を構成する回転軸9aと、プロペラ10の間に発生する取付角度α(10c)である。
そして、前記プロペラ10を構成するガイド板10bは、プロペラ10の背面10dにおいて、流体を構成する海水を回転軸9aに集めるとともに、プロペラ10の表面10aでは、取付角度α(10c)を設けることで流体を回転軸9aの外へ排除できることを特徴とした。
図11は、消波ガイド付きスクリュー9の右側面図である。消波ガイド付きスクリュー9の右側面図に示したように、複数のガイド板10bは、単にプロペラ10をL字状に折り曲げるだけでなく、従来から存在する消波ガイド付きスクリュー等に後から取り付けることができる。
図12は、本発明であるプロペラ10の縦断面図である。図12に示したように、プロペラ10はガイド板10bを取り付けることで略L字の形を有している。
よって、本発明であるスクリュー9のプロペラ10の背面10dでは、流体10eを矢印方向に撹拌した際、プロペラ10の背面10dで発生した泡は、前記プロペラ10のガイド板10bの折り曲げ角度により、長手方向の湾曲した背面10dから流体10eを表面10aまで流体10fが流れ、流体である海水等から受ける抵抗を低減すると共に、船舶の推力を増強することができる。
図13に示したのは、図12に示した消波ガイド付きスクリュー9bの第2実施例である。第2実施例である消波ガイド付きスクリュー9bは、複数のプロペラ10と、前記プロペラ10の表面10aに対して垂直に設けた略半円状の翼11とからなる。前記翼11は、略半円状の本体11aと、前記本体11aの先端部に設けた切欠11bとからなり、前記翼11のプロペラ10の表面への取付角度はプロペラ10が約20度から45度の間の角度で傾斜するように取り付けた。
そして、図14は、前記消波ガイド付きスクリュー9bに取り付けた翼11の効果を示した右側面図である。図14に示したように前記翼11の効果として、プロペラ10の背面10dに取り付けた翼11本体11aから、プロペラ10の表面10aに取り付けた2つの翼11本体11aの間を流体が流れる。
よって、消波ガイド付きスクリュー9bが回転することで、複数の翼11を設けたプロペラ10は、背面10dの中部から、流体10eを表面10aに集めることで流体から発生する抵抗を軽減するとともに、推力を増強することができる。次に、消波ガイド付きスクリューで最も高く流体の抵抗を低減することができる翼11を示した第3実施例及び第4実施例を図16、図17で説明する。
図15は、プロペラ10を3枚備えた消波ガイド付きスクリューの第3実施例である。図15に示したように消波ガイド付きスクリュー9cは、翼11をプロペラ10の表面10aと背面10dに対し1組ずつ設け、前記翼11の取り付け時の傾斜角度を反対にし右上がりに設けたことを特徴とした。前記スクリュー9cに翼11を取り付ける枚数を減らすことで重量を軽減することができ、なおかつ、本発明を構成する翼11の傾斜角度を左上がり、右上がりいずれの傾斜角度としても良い。
そして、図16は、プロペラ10を4枚備えた場合の消波ガイド付きスクリュー9dの第4実施例である。なお、図17は前記消波ガイド付きスクリュー9dの右側面図である。
図16及び図17に示したように、前記プロペラ10の表面10a及び背面10dには、プロペラ10を挟んで対象になるように一組の翼11を設けている。一組の翼11を対称に設けることで、翼11の背面10dを流れる流体10eが、表面10aの流体10fになるための距離が最も短くてよい。
よって、第4実施例である消波ガイド付きスクリュー9dに示したように、前記プロペラ10が回転すると、プロペラ10の表面10a及び背面10dに対称に設けた一組の翼11では、流体10eが受ける流体の抵抗を最小限に抑えるとともに、表面10aでは流体10fを船舶の後方に流すことができる。
次に、本発明の特徴である遠心力を利用して消波した消波ガイド付きスクリューに付属して設けた造波抵抗軽減補助板12の詳細を説明する。
図18は、本発明である船舶の消波ガイド付きスクリューに付属し、船舶13の船底部13aに造波抵抗軽減補助板12、12を取り付けた船舶の正面図である。前記造波抵抗軽減補助板12は、船首13bを中心に左右対称に設けている。
前記造波抵抗軽減補助板12は、L字形状のフロート板であり、上板12aと下板12bとからなる。そして、船底部13aの正面に、略L字状の取込口12c、12cを設けている。また取込口12c、12cは、船舶13が海14等を直進する際、船首13bで受ける波14aを取込み、波の抵抗を吸収すると共に船尾13cまで前記波14aを流す仕組みである。
図19に示したように従来の波14bは、船首13bの上部まで発生していた。本発明では、造波抵抗軽減補助板12を船底部13aに設けたことにより、波14aを上板12aに当て、波14aの高さを抑えると共に、本発明である消波ガイド付きスクリュー9のある船尾13cまで、前記波14aの抵抗を低減し船舶を移動することができる。
次に、図20から図23では、前記造波抵抗軽減補助板12の断面形状を明確にすべく、船底部13aの船首13bから船尾13cの各縦断面図を示した。各断面図とは、図20の船舶の底面斜視図に示したように、左からA−A縦断面図(図21)、B−B縦断面図(図22)、C−C縦断面図(図23)である。以下、添付図面に基づいて詳細を説明する。
図21のA−A縦断面図に示したように、船底13dは、略半楕円上に窄んでおり、船底部13aの底部から左右各々の水平方向に対して略L字状を形成するように造波抵抗軽減補助板12を設けている。なお、前記造波抵抗軽減補助板12の枚数及び取付位置は限定することなく、船舶が受ける消波効果をより上げるために自由に交換及び増設変更ができる。
具体的には、造波抵抗軽減補助板12の数を2組とした場合、取付位置を図21に示した前記造波抵抗軽減補助板12の取付位置から下部である船底13d方向に向かって重ねるように設けることができる。
よって、本発明である造波抵抗軽減補助板12は、船首13b方向で発生した大波を造波抵抗軽減補助板12を構成する上板12aで吸収し、造波抵抗軽減補助板12の湾曲を形成した部分、即ち、下板12bを伝い海面に流れ、船舶が進行した際、波を抑えることができる。
図22に示したB−B縦断面図では、前記抑えた波を、更に抑えるようために造波抵抗軽減補助板12を設けた。造波抵抗軽減補助板12の特徴は、上板12aの幅を広げるとともに、前記上板12aの下に設けた下板12bを、船底13d方向に対し垂下するように延長した。
図23に示したC−C縦断面図では、前記抑えた波を消波するために、前記造波抵抗軽減補助板12を構成する上板12aの幅を広げ、下板12bの垂下方向の長さを延長し、更に船舶の安定を増加したものである。
よって本発明で使用する造波抵抗軽減補助板12は、船体の船首13bから船尾13cにかけて、上板12aと下板12bの各長さを流体である波の抵抗を低減することができる。また、前記造波抵抗軽減補助板12は、あらゆる船舶の左右両側面に対し、波等を推力に代えるために取り付けることができる。
本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の斜視図である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の左側面図である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の回転を示す第1図である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の回転を示す第2図である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の回転を示す第3図である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の回転を示す第4図である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の回転を示す第5図である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置の時間毎のプラス方向モーメントの割合を示すモーメント表である。 本発明である遠心力を利用した遠心力推進装置のモーメント表を算出する際に使用する関数表である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第1実施例の正面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第1実施例の右側面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第1実施例の縦断面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第2実施例の正面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第2実施例の右側面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第3実施例の正面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第4実施例の正面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューの第4実施例の右側面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューに付属し、造波抵抗軽減補助板を取り付けた船舶の正面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューに付属し、造波抵抗軽減補助板を取り付けた船舶の右側面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューに付属し、造波抵抗軽減補助板を取り付けた船舶の底面斜視図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューに付属し、造波抵抗軽減補助板を取り付けた船舶のA−A断面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューに付属し、造波抵抗軽減補助板を取り付けた船舶のB−B断面図である。 本発明である遠心力推進装置に付設できる消波ガイド付きスクリューに付属し、造波抵抗軽減補助板を取り付けた船舶のC−C断面図である。
符号の説明
1 遠心力推進装置
1a 回転部
1b 駆動部
1c 矢印
1d 矢印
2 右大回転部
2a 歯車
2b 支柱
2c アーム
2d 重り
3 左大回転部
3a 歯車
3b 支柱
3c アーム
3d 重り
4 左小回転部
4a 歯車
4b 支柱
4c アーム
4d 重り
5 右小回転部
5a 歯車
5b 支柱
5c アーム
5d 重り
6 基台
7 モーター
7a 軸
7b 支持部
8 モーメント表
8a 時間
8b 力の割合
8c 関数表
9 消波ガイド付きスクリュー
9a 回転軸
9b 消波ガイド付きスクリュー
9c 消波ガイド付きスクリュー
9d 消波ガイド付きスクリュー
10 プロペラ
10a 表面
10b ガイド板
10c ひねり角度α
10d 背面
10e 流体
10f 流体
11 翼
11a 本体
11b 切欠
12 造波抵抗軽減補助板
12a 上板
12b 下板
12c 取込口
13 船舶
13a 船底部
13b 船首
13c 船尾
13d 船底
14 海
14a 波
14b 従来の波

Claims (4)

  1. 重りを付けたアームからなる回転部と、前記モーターの動力を伝達する駆動部とからなり、船舶の船体となる長方形状の基台上に、前記回転部を構成するために垂直に支柱を設け、前記支柱の中心に前記動力を伝達し、回転するように設けた歯車と、歯車の中心部に設けた前記支柱と、前記支柱の先端部に設けたアームとアームの先端に設けた重りとからなる左右大回転部と、前記左右大回転部の各歯車と嵌合した歯車と、前記各歯車の中心に支柱を設け、前記支柱の上部には、棒状のアームと、前記アームの先端に設けた重りとからなる左右小回転部と、前記駆動部を構成する前記各歯車を回転させるモーターと、前記モーターから前記支柱に連結した軸と、前記軸が左右にぶれないように前記基台に固定した略T字状の支持部とからなることを特徴とする遠心力推進装置。
  2. 請求項2に記載した遠心力推進装置に付属し、円状の回転軸と、前記回転軸の中心から外方に向かって放射状に設けた楕円状のプロペラと、前記プロペラの先端部を推進方向と反対方向に折り曲げたガイド板とからなり、前記ガイド板の折り曲げ角度は、約80度から100度の角度、好ましくは90度方向に折り曲げたことを特徴とする消波ガイド付きスクリューを設けた請求項1に記載の遠心力推進装置。
  3. 請求項1に記載した遠心力推進装置に付属し、複数のプロペラと、前記プロペラの表面に複数設けた略半円状の翼とからなり、前記翼は、プロペラの中部から先端方向に向かって傾斜するように取り付け、略半円状の本体と、前記本体の先端部に設けた切欠とからなることを特徴とする消波ガイド付きスクリューを設けた請求項1に記載の遠心力推進装置。
  4. 請求項1に記載した遠心力推進装置及び消波ガイド付きスクリューに付属し、船舶の船底部に取り付ける前記造波抵抗軽減補助板は、L字形状の板で上板と下板とからなり、船底部の正面に取込口を設け、前記取込口では、船舶が直進する際、船首で受ける波を取込み、船尾で前記波を排出できることを特徴とする造波抵抗軽減補助板を設けた請求項1に記載の遠心力推進装置。
JP2003412291A 2003-12-10 2003-12-10 船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板 Pending JP2005170210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412291A JP2005170210A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412291A JP2005170210A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005170210A true JP2005170210A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34732776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003412291A Pending JP2005170210A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005170210A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000906A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 船舶用ダクト付きスラスタ
JP2014533814A (ja) * 2011-11-18 2014-12-15 リミテッド ライアビリティー カンパニー“ウクレイニアン ニューエナジー グループ”(“ユーエヌジー”リミテッド)リミテッド エネルギー発生機
CN105588959A (zh) * 2016-03-04 2016-05-18 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种可移动冲击电流发生器及使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000906A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 船舶用ダクト付きスラスタ
JP2014533814A (ja) * 2011-11-18 2014-12-15 リミテッド ライアビリティー カンパニー“ウクレイニアン ニューエナジー グループ”(“ユーエヌジー”リミテッド)リミテッド エネルギー発生機
CN105588959A (zh) * 2016-03-04 2016-05-18 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种可移动冲击电流发生器及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100506639C (zh) 六自由度水下机器人变向旋转轴推进器
US6948910B2 (en) Spiral-based axial flow devices
JP6982681B2 (ja) アジマススラスター、船舶、浮遊式プラットフォーム、潜水装置及び潜水艦
JP4814692B2 (ja) 航走体システム
PT1755942E (pt) Grupo de propulsão para navio, que compreende uma nacele destinada a uma instalaçâo por baixo da carena do navio
KR101917408B1 (ko) 소형 덕트가 달린 프로펠러 및 선박
US20120145066A1 (en) Subsurface Vortex Assisted Distributed Propulsion Active Hull
CN107554739B (zh) 一种双向全回转推进器、船舶及浮式平台
JP2013123988A (ja) 水中推進体
KR20110006942U (ko) 평면 날개형 수중 추진기
JP2005170210A (ja) 船舶の遠心力推進装置と消波ガイド付きスクリューと船舶用造波抵抗軽減補助板
JP2008201400A (ja) 波浪貫通型、螺旋翼推進、省エネ超高速、没水浮き双胴船
CN102616357A (zh) 360°仿生波动推进装置
CN110304224A (zh) 侧推潜航器及潜航方法
CN102795340B (zh) 一种航行器、流体动力发电机及桨
CN114162296B (zh) 潜航器推进和控制一体化装置、潜航器及其航行控制方法
JP2920206B2 (ja) 内部駆動型羽ばたき式推進器
FI75128C (fi) Drivanordning foersedd med motroterande propellrar.
CN105270590B (zh) 船尾整流板和船舶
US6352458B2 (en) Propulsion system and method
JPS62501924A (ja) 指向された流体の流れを生成するための装置
RU2310580C2 (ru) Пропеллер "устюг"
WO1993024360A1 (en) A propeller having optimum efficiency in forward and rearward navigation
KR101168280B1 (ko) 선박 동력전달장치 및 이를 이용한 선박
RU2176969C2 (ru) Гребное колесо

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080822