JP2005169020A - 血中酸素飽和度検出装置 - Google Patents

血中酸素飽和度検出装置 Download PDF

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武 小坂
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

【課題】動脈の脈動変化量、静脈の脈動変化量、細胞および光学的変化量 等を考慮して、動脈の酸素飽和度を正確に算出する。
【解決手段】ヘモグロビンの吸収分光域の5個、4個、或いは2個の生体分光信号を用いて、演算式に従って算出する。
【選択図】図6

Description

発明の詳細な説明
本発明は血中の成分検出装置に関する。
動脈中の酸素飽和度を非侵襲的に計測する装置はすでにパルスオキシメーターとして商品になっている。測定部位については指先が多数をしめるが、指先は非常によく動き動脈の酸素飽和度の測定値に悪影響をあたえる。そこで比較的動きが鈍い頭、額などが候補になっている。又、生体の緊急時における酸素供給システムの優位性を考慮して指先より脳、心臓などがより重要な計測の対象となる。それらを合わせて脳に近い額、顔面あるいは頭部で計測する、所謂反射光型が考案されすでに市販されている。これらは動脈の脈動を応用した2つの分光センサーで信号処理して酸素飽和度の値を算出している。
発明が解決しようとする課題
問題は生体に起因するS/Nが悪く、どんな場合でも動脈の酸素飽和度が正確に計測できる、とはなってないことである。問題は、次のような場合に生じる。
人が立ってる状態の額から計測できる酸素飽和度と、寝ている状態の額から計測できる酸素飽和度が異なることである。状態によって値がことなるのは問題である。この原因は立っている状態では額には血の鬱積が生じないが、寝た状態では血の鬱積が生じ主に静脈血がたまり、近傍の動脈の脈動が静脈に脈動を与え、その結果静脈の酸素飽和度が動脈の酸素飽和度に悪影響を与えることによる。
又、指先あるいは足にセンサーを装着する場合には一つは体動に伴ってノイズが発生する問題であり、他はセンサーケーブルが生体に絡むとか負担を強いる問題である。体動問題は生体内の問題とセンサーの光学系に起因する問題に分けられる。
いずれにしてもこれらの悪影響をとり除くことが本発明の課題である。
課題を解決するための手段
はじめに、酸素飽和度を計測する原理から説明する。
生体内での光の振る舞いについて考察する。
図1にあるように、ある層中に粒子が均一に分布していて光散乱と光吸収がある場合の入射光、透過光、反射光の様子を考察する。血中の酸素飽和度などを扱う場合にはヘモグロビンが粒子となってKubelka−Munkの理論がこの図に適用される。
前方に進む光強度をI、後方に返ってくる光強度をJ、Sを散乱係数、Kを吸収係数とすると次式が成り立つ。ただし分光波長はある1つの波長としている。
dI=−(K+S)・I・dy+S・dy−−−−−−−−−−−−(1)
dJ=+(K+S)・J・dy−S・dy−−−−−−−−−−−−(2)
これを解くと
I=A・exp(κy)|B・exp( κy) (3)
J=A’・exp(κy)+B’・exp(−κy)−−−−−(4)
ここで
κ=√(K(K+2S))
yは入射面から深さ(進行方向)に沿った距離で
A、B、A’、B’は境界条件により決定される。
今、yが相当に距離を持っているとする。そのときI、Jは発散するのではなくある値になると考えてよい。なぜなら生体のなかで光強度が+増幅或いは−増幅される現象は観測されてない。すると実効的には
A=A’=0
と考えてよい
次にIについてかんがえる。
y=0の時、I0とすると
I=I0・exp(−κy)−−−−−−−−−−−−(5)
がその答である。
次に図2のように層のなかを進行する場合を考える。
1層の中では(5)式がなりたつ。
2層の中では1層と2層の境界面のIをI1とすると
I=I1・exp(−κ2・y)−−−−−−−−−−−−(6)
がなりたつ。ここでκ2は2層中の散乱と吸収係数で成り立つ定数でありyは1層と2層の境界面からの距離である。
I1は(5)式から
I1=I0・exp(−κ1・d1)−−−−−−−−−−−(7)
ここでd1は1層の厚さである。
これを(6)式に入れると
I=I0・exp(−κ1・d1)・exp(−κ2・y)−−−−−−−−−−(8)
同様に3層中では
I=I0・exp(−κ1・d1)・exp(−κ2・d2)・exp(−κ3・y)
−−−−−−(9)
同様にn層まで考えることができる。
ここで3層までモデルを考え、3層からの透過光の強さをIとすると
I=I0・exp(−κ1・d1)・exp(−κ2・d2)・exp(−κ3・d3)
−−−−−−(10)
ここで
κi=√(Ki(Ki+2Si)) (I=1、2,3)
ここでこのモデルを指にあてはめる。1層を動脈に2層を静脈に3層をその他細胞に、光学的なものはI0に相当すると考え、さらに各記号の意味を考える。
1層のκ1は、動脈中のなかでの最大の巨大分子ヘモグロビンとしてよい。
ただし、K1は酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの合成されたものと考えられ、散乱係数S1はK1よりはるかに大と考えられる。
κ1=√(K1(K1+2・S1))−−−−−−−−−−(11)
変形して
κ1=√((S1・S1)((K1・K1)/(S1・S1)+2・K1/S1))=√(2・K1・S1)−−−−−−−−−−(12)
ここでヘモグロビンの酸化率=酸素飽和度をSpとすると
K1=K11・Sp+(1−Sp)・K12−−−−−−−−−−(13)
ここでK11は酸化ヘモグロビンの吸収係数を、K12はヘモグロビンの吸収係数を表している。(13)を(12)に代入すると
κ1=√(2(K11−K12)・S1・Sp+2・K12・S1)−−−−−(14)
ここで置換え整理する。
κ1−√(A1・Sp+B1)−−−−−(15)
A1、B1は定数項のあつまりで
A1=2(K11−K12)・S1−−−−−−−−−−(16)
B1=2・K12・S1−−−−−−−−−−(17)
結局、κ1は、今求めようとしている血中の酸素飽和度Spの関数である。
次にd1は動脈層の厚さであるが、意味するところは動脈毛細血管から全ての動脈をあつめたものにそうとうする等価的な厚さである。これらは脈動しており、固定部分と脈動部分に分けられる。すなわち
d1=d1(dc)|d1(ac) (18)
と表される。
次に2層について考える。
この層を静脈に想定する。2層のκ2も動脈中のなかでの最大の巨大分子ヘモロビンとしてよい。また、K2も酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの合成されたものと考えられ、散乱係数S2はS1と同値であり、K2よりはるかに大と考えられる。
κ2=√(K2(K2+2・S1))−−−−−−−−−−(19)
変形して
κ2=√((S1・S1)((K2・K2)/(S1・S1)+2・K2/S1))=√(2・K2・S1)−−−−−−−−−−(20)
ここでヘモグロビンの酸化率=酸素飽和度をS’pとすると
K2=K11・S’p+(1−S’p)・K12−−−−−−−−−−(21)
ここでK11は酸化ヘモグロビンの吸収係数を、K12はヘモグロビンの吸収係数を表している。(21)を(20)に代入すると
κ2=√(2(K11−K12)・S1・S’p+2・K12・S1)−−−−−(22)
ここで置換え整理する。
κ2=√(A1・S’p+B1)−−−−−(23)
A1、B1は定数項のあつまりで
A1=2(K11−K12)・S1−−−−−−−−−−(14)
B1=2・K12・S1−−−−−−−−−−(15)
結局、κ2は、静脈の血中の酸素飽和度S’pの関数である。
次にd2は靜脈層の厚さであるが、意味するところは静脈毛細血管から全ての靜脈をあつめたものにそうとうする等価的な厚さである。これらは体動ととに動き、固定部分と動部分に分けられる。すなわち
d2=d2(dc)+d2(ac)−−−−−−−−−−(24)
と表される。
次に3層について考える。
この層は血とは関係なくある細胞層で、従ってκ3はヘモグロビンの酸素飽和度とは関係ない独立定数である。d3はそれら細胞をあつめた等価的な厚さで、体動とともに動き
、固定部分と動部分に分けられる。すなわち
d3=d3(dc)+d3(ac)−−−−−−−−−−(25)
と表される。
ここで(10)式のI0について考える。これは人射光の強度であるが、体動に伴い光束の制限が変動することも考えられる。即ち
I0=Ig・Ix−−−−−−−−−−(26)
ここでIgは制限を受けない状態の入射光の強度を、Ixは制限の変動部分を表す。
従ってIgは固定部分となる。
ここで(15)、(18)、(23)、(24)、(25)、(26)の各式を(10)式に代入すれば
I=Ig・Ix・exp(−√(A1・Sp+B1)・(d1(dc)+d1(ac)))・exp(−√(A1・S’p+B1)・(d2(dc)+d2(ac)))・exp(−κ3・(d3(dc)+d3(ac)))−−−−−−−−−−(27)
ここで(27)式の対数をとり、時間的に変動部分のみをとりだすと次式をうる。
Ln(I)(ac)=ln(Ix)−√(A1・Sp+B1)・(d1(ac))−√(A1・S’p+B1)・(d2(ac))−κ3・(d3(ac))−−−−−−−−−−(28)
ここでκ3を考える。ある分光域をとると分光的には変動しない領域があり、
−κ3・(d3(ac))も 分光的には変動しない。そこで
X=ln(Ix)−κ3・(d3(ac))−−−−−−−−−−(29)
とおき、
a1−Ln(I)(ac)−−−−−−−−−−(30)
とすれば
a1=X−√(A1・Sp+B1)・(d1(ac))−√(A1・S’p+B1)・(d2(ac))
−−−−−−−−−−(31)
(31)式は、生体例えば指の透過光を、一般に体動があるときに計測した場合をしめしている。ただし分光的には1の波長に対しての測定値を式で表しているだけのものである。a1は透過光の強さを計測し対数をとりその変動部分をとりだしたものであり、Xは光学的な変動と血中外の細胞の変動を表し、A1,B1は1波長のヘモグロビンに絡む定数、Spは動脈の酸素飽和度を表し、(d1(ac))は動脈の厚さ変動を、S’pは靜脈の酸素飽和度を表し、(d2(ac))は靜脈の厚さ変動を表す。すなわちa1は未知数X、Sp、d1(ac)、S’p、d2(ac)の5個である。したがって独立に(31)とならぶ計測値が5個以上得られたらこれら未知数は解くことができる。
以上は透過光について展開したものであり、ここで反射光についての展開をする。
(5)式に対応する反射光Jの一般解は
J=B’・exp(−κy)−−−−−−−−−−−−(32)
である。
図3を参照して説明する。
y=0 の時のJと y=d の時のJの大小比較は
J0/J1=exp(κd)−−−−−−−−−−−−(33)
(32)式は
J=J1・exp(κd)・exp(−κy)−−−−−−−(34)
次に2層について考える。
y=d1の時のJと y=d2 の時のJの大小比較は
J1/J2=exp(κ2・d2))−−−−−−−−−−−−(35)
すると
J0=J2・exp(κ2・d2)・exp(κ1・d1)−−−−−−−(36)
同様に3層まで考えると
J0−J3・exp(κ1・d1)・exp(κ2・d2)・exp(κ3・d3)−−(37)
ここで、d1は動脈に、d2は静脈に、d3はその他の細胞、J3は測定における光学的な変動要素も含めたものとし、時間的に変動するものを考えて、対数と微分の処理をする。
すると(10)式以後、expのκの符号が逆ではあるが透過の場合と同様にとり扱うことができる。結局(28)式に相当する式として次式を得る。
Ln(J0)(ac)=ln(Ix)+√(A1・Sp+B1)・(d1(ac))+√(A1・S’p+B1)・(d2(ac))|κ3・(d3(ac)) (38)
ここでIxはJ3の変動部分とする
ここでκ3を考える。ある分光域をとると分光的には変動しない領域があり、
−κ3・(d3(ac))も 分光的には変動しない。そこで
X=−ln(Ix)+κ3・(d3(ac))−−−−−−−−−−(39)
とおき、
a1=−Ln(I)(ac)−−−−−−−−−−(40)
とすれば
a1=X−√(A1・Sp+B1)・(d1(ac))−√(A1・S’p+B1)・(d2(ac))−−−−−−−−−−(41)
これは(31)式と同型であり、反射も透過も(31)式を解けばよいことがわかる。模式的には図4のような各層を想定している。
ここで(41)においてd1(ac)−δ、d2(ac)=ε・δとして
a1=X−√(A1・Sp+B1)・δ−√(A1・S’p+B1)・ε・δ−−−−−(42)
をうる。
ここで未知数はX、Sp、δ、S’p、ε の5個である。これを解く為には5個以上の独立式があればよい。(42)式は1波長の場合であり、続いて2波長、3、4、5の波長の測定で次式がえられる。
a2=X−√(A2・Sp+B2)・δ−√(A2・S’p+B2)・ε・δ−−−−(43)
a3=X−√(A3・Sp+B3)・δ−√(A3・S’p+B3)・ε・δ−−−−(44)
a4−X−√(A4・Sp+B4)・δ−√(A4・S’p+B4)・ε・δ−−−−(45)
a5=X−√(A5・Sp+B5)・δ−√(A5・S’p+B5)・ε・δ−−−−(46)
ここで
m1=a1−a2、m2=a2−a3、m3=a3−a4、m4=a4−a5−−−−(47)
と置き、整理すると
m1={−√(A1・Sp+B1)+√(A2・Sp+B2)}・δ+{−√(A1・S’p+B1)+√(A2・S’p+B2)}・ε・δ−−−−(48)
m2={−√(A2・Sp+B2)+√(A3・Sp+B3)}・δ+{√(A2・S’p+B2)|√(A3・S’p+B2)}・ε・δ (49)
m3={−√(A3・Sp+B3)+√(A4・Sp+B4)}・δ+{−√(A3・S’p+B3)+√(A4・S’p+B4)}・ε・δ−−−−(50)
m4={−√(A4・Sp+B4)+√(A5・Sp+B5)}・δ+{−√(A4・S’p+B4)+√(A5・S’p+B5)}・ε・δ−−−−(51)
を得る。次にδを消去する。
m1/m2==[{−√(A1・Sp+B1)+√(A2・Sp+B2)}+{−√(A1・S’p+B1)+√(A2・S’p+B2)}・ε]/[{−√(A2・Sp+B2)+√(A3・Sp+B3)}+{−√(A2・S’p+B2)+√(A3・S’p+B2)}・ε]−−−−(52)
m2/m3==[{−√(A2・Sp+B2)+√(A3・Sp+B3)}+{−√(A2・S’p+B2)+√(A3・S’p+B2)}・ε]/[{−√(A3・Sp+B3)+√(A4・Sp+B4)}+{−√(A3・S’p+B3)+√(A4・S’p+B4)}・ε]−−−−(53)
m3/m4=[{−√(A3・Sp+B3)+√(A4・Sp+B4)}+{−√(A3・S’p+B3)+√(A4・S’p+B4)}・ε]/[{−√(A4・Sp+B4)+√(A5・Sp+B5)}+{−√(A4・S’p+B4)+√(A5・S’p+B5)}・ε]−−−−(54)
ここで(51)、(52)、(53)式の未知数はSp、S’p、εの3個であり解くことができる。これからεを消去する。
[m1{−√(A2・Sp+B2)+√(A3・Sp+B3)}−m2{−√((A1・Sp+B1)+√(A2・Sp+B2)}]/[−m1{√(A2・S’p+B2)+√(A3・S’p+B3)}+m2{−√(A1・S’p+B1)+√(A2・S’p+B2)}]=[m2{−√(A3・Sp+B3)+√(A4・Sp+B4)}−m3{−√(A2・Sp+B2)+√(A3・Sp+B3)}]/[−m2{−√(A3・S’p+B3)+√(A4・S’p+B4)}+m3{−√((A2・S’p+B2)+√(A3・S’p+B3)}]−−−(55)
[m2{−√(A3・Sp+B3)+√(A4・Sp+B4)}−m3{−√(A2・Sp+B2)+√(A3・Sp+B3)}]/[−m2{−√(A3・S’p+B3)+√(A4・S’p+B4)}+m3{−√(A2・S’p+B2)+√(A3・S’p+B3)}]=[m3{−√(A4・Sp+B4)+√(A5・Sp+B5)}−m4{−√(A3・Sp+B3)+√(A4・Sp+B4)}]/[−m3{−√(A4・S’p+B4)+√(A5・S’p+B5)}+m4{−√(A3・S’p+B3)+√(A4・S’p+B4)}]−−−−(56)
ここで
Sp=1−U −−−−−−−−−−−−−−−−(57)
S’p=1−U’ −−−−−−−−−−−−−−−−(58)
とおき、1>U>0、1>U’>0の条件下で√を展開してU、U’の2次項までとる。
例えば
√(A・Sp+B)=√{A(1−U)+B}=√{(A+B)−AU}={√(A+B)}・√[1−{A/(A+B)}U]={√(A+B)}・{1−(1/2)・(A/(A+B))・U−(1/8)・(A/(A+B))・U
−−−−−−−−−−−−−−−−(59)
となる。ここで
C−A+B −−−−−−−−−−−−−(60)
すると(59)式は
√C(1−(1/2)・(A/C)・U−(1/8)・(A/C)・U
−−−−−−−−−−−−−−−−(61)
(54)、(55)、(56)、(57)、(58)式を用いて(52)、(53)式を展開すると次式をうる。
(α+βU+γ)/(α+β(U’)+γ(U’))=(α|βU|γ)/(α|β(U’)|γ(U’))=(α+βU+γ)/(α+β(U’)+γ(U’)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(62)
ここでαi、βi、γi はU、(U’)の各係数である。
α=m1(−√C2+√C3)−m2(−√C1+√C2)
−−−−−−−−−−−−−−−−(63)
β=−(1/2)・m1・{(−√C2)・(A2/C2)+√C3・(A3/C3)}++(1/2)・m2・{(−√C1)・(A1/C1)+√C2・(A2/C2)}
−−−−−−−−−−−−−−−−(64)
γ=−(1/8)・m1・{(−√C2)・(A2/C2)+√C3・(A3/C3)}++(1/8)・m2・{(−√C1)・(A1/C1)+√C2・(A2/C2)
−−−−−−−−−−−−−−−−(65)
α=m2(−√C3+√C4)−m3(−√C2+√C3)
−−−−−−−−−−−−−−−−(66)
β=−(1/2)・m2・{(−√C3)・(A3/C3)+√C4・(A4/C4)}++(1/2)・m3・{(−√C2)・(A2/C2)+√C3・(A3/C3)}
−−−−−−−−−−−−−−−−(67)
γ=−(1/8)・m2・{(−√C3)・(A3/C3)+√C4・(A4/C4)}++(1/8)・m3・{(−√C2)・(A2/C2)+√C3・(A3/C3)
−−−−−−−−−−−−−−−−(68)
α=m3(−√C4+√C5)−m4(−√C3+√C4)
−−−−−−−−−−−−−−−−(69)
β=−(1/2)・m3・{(−√C4)・(A4/C4)+√C5・(A5/C5)}++(1/2)・m4・{(−√C3)・(A3/C3)+√C4・(A4/C4)}
−−−−−−−−−−−−−−−−(70)
γ=−(1/8)・m3・{(−√C4)・(A4/C4)+√C5・(A5/C5)}++(1/8)・m4・{(−√C3)・(A3/C3)+√C4・(A4/C4)
−−−−−−−−−−−−−−−−(71)
ここで
Ci=Ai|Bi (72)
i=1、2、3、4、5
である。
(62)式より、U≠(U’)として次式をうる。
(αβ−αβ)+(γα−γα)(U+(U’))+(β1γ2−β2γ1)(U・(U’))=0−−−−−−−−−−−−−−(73)
(α2β3−α3β2)+(γ3α2−γ2α3)(U+(U’))+(β2γ3−β3γ2)(U・(U’))−0−−−−−−−−−−−−−−(74)
ここで
X1=U+(U’) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(75)
X2=U・(U’) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(76)
とおくと、
(α1β2−α2β1)+(γ2α1−γ1α2)X1+(β1γ2−β2γ1)X2=0−−−−−−−−−−−−−(77)
(α2β3−α3β2)+(γ3α2−γ2α3)X1+(β2γ3−β3γ2)X2=0−−−−−−−−−−−−−(78)
(77)、(78)の−次の連立方程式を解けばX1,X2がもとまり、U、(U’)は次の2次の方程式の解を求めればよい。
−X1・t+X2=0−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(79)
以上が一つの解法である。今までの生体のSpO2の値を考慮して
U’>U
tの大きい方を U’に、小さい方をUにしてSp、S’pをもとめればよい。
以上は一般的な答であるが、測定に際してもう少し注意深くみる必要がある。
(41)式におけるXに注目する。Xは光学的な構成が動きと生体の血管外の細胞の動きできまるもので、例えば反射式で考えると人の額に発光と受光装置を貼り付けた場合、生体の動きで変化するとは考えにくいか、血管に比べたら無視できると思われる。
すると(41)式は
a1=√(A1・Sp|B1)・(d1(ac)) √(A1・S’p|B1)・(d2(ac))
−−−−−−−−−−(141)
ここで(141)においてd1(ac)=δ、d2(ac)=ε・δとして
a1=−√(A1・Sp+B1)・δ−√(A1・S’p+B1)・ε・δ−−−−−(142)
をうる。
ここで未知数は、Sp、δ、S’p、εの4個である。これを解く為には4個以上の独立式があればよい。(141)式は1波長の場合であり、続いて2波長、3、4の波長の測定で次式がえられる。
a2−−√(A2・Sp+B2)・δ−√(A2・S’p+B2)・ε・δ−−−−(143)
a3=−√(A3・Sp+B3)・δ−√(A3・S’p+B3)・ε・δ−−−−(144)
a4=−√(A4・Sp+B4)・δ−√(A4・S’p+B4)・ε・δ−−−−(145)
この式は先の(48)、(49)、(50)、(51)に相当しており解法としては同様にとり扱える。
ここでm1=a1、m2=a2、m3=a3、m4=a4としてδを消去する。
m1/m2=[−√(A1・Sp+B1)−√(A1・S’p+B1)・ε]/[−√(A2・Sp+B2)]−√(A2・S’p+B2)・ε]−−−−(152)
m2/m3=[−√(A2・Sp+B2)−√(A2・S’p+B2)・ε]/[−√(A3・Sp+B3)−√(A3・S’p+B3)・ε]−−−−(153)
m3/m4=[−√(A3・Sp+B3)−√(A3・S’p+B3)・ε]/[−√(A4・Sp+B4)−√(A4・S’p+B4)・ε]−−−−(154)
ここで(151)、(152)、(153)式の未知数はSp、S’p、εの3個であり解くことができる。これからεを消去する。
[m1{−√(A2・Sp+B2)}−m2{−√(A1・Sp+B1)}]/[−m1{−√(A2・S’p+B2)}+m2{−√(A1・S’p+B1)}1=[m2{−√(A3・Sp+B3)}−m3{−√(A2・Sp+B2)}]/[−m2{−√(A3・S’p+B3)}+m3{−√(A2・S’p+B2)}]−−−−(155)
[m2{−√(A3・Sp+B3)}−m3{−√(A2・Sp+B2)}]/[−m2{−√(A3・S’p+B3)+m3{−√(A2・S’p+B2)}}=[m3{√(A4・Sp|B4)}m4{√(A3・Sp+B3)}]/[−m3{−√(A4・S’p+B4)}+m4{−√(A3・S’p+B3)}]−−−−(156)
ここで再度
Sp=1−U−−−−−−−−−−−−−−−−(57)
S’p=1−U’−−−−−−−−−−−−−−−(58)
とおき、1>U>0、1>U’>0の条件下で√を展開してU、U’の2次項までとる。
例えば
√(A・Sp+B)=√{A(1−U)+B}=√{(A+B)−AU}={√(A+B)}・√[1−{A/(A+B)}U]={√(A+B)}・{1−(1/2)・(A/(A+B))・U−(1/8)・(A/(A+B))・U
−−−−−−−−−−−−−−−−(59)
となる。ここで
C=A+B−−−−−−−−−−−−−(60)
すると(56)式は
√C(1−(1/2)・(A/C)・U−(1/8)・(A/C)・U
−−−−−−−−−−−−−−−−(61)
(54)、(55)、(56)、(57)、(58)式を用いて(152)、(153)式を展開すると次式をうる。
(α10+β10U+γ10)/(α10+β10(U’)+γ10(U’))−(α20+β20U+γ20)/(α20+β20(U’)+γ20(U’))=(α30+β30U+γ30)/(α30+β30(U’)+γ30(U’)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(162)
ここでαi、βi、γiはU、(U’)の各係数である。
α10=m1(−√C2)−m2(−√C1)
−−−−−−−−−−−−−−(163)
β10=−(1/2)・m1・{(−√C2)・(A2/C2)}+|(1/2)・m2・{(√C1)・(A1/C1)}
−−−−−−−−−−−−−−−(164)
γ10=−(1/8)・m1・{(−√C2)・(A2/C2)}++(1/8)・m2・{(−√C1)・(A1/C1)
−−−−−−−−−−−−−−−(165)
α20=m2(−√C3)−m3(−√C2)
−−−−−−−−−−−−−−−(166)
β20=−(1/2)・m2・{(−√C3)・(A3/C3)}++(1/2)・m3・{(−√C2)・(A2/C2)}
−−−−−−−−−−−−−−−(167)
γ20=−(1/8)・m2・{(−√C3)・(A3/C3)}++(1/8)・m3・{(−√C2)・(A2/C2)
−−−−−−−−−−−−−−−(168)
α30=m3(−√C4)−m4(−√C3)
−−−−−−−−−−−−−−−(169)
β30=−(1/2)・m3・{(−√C4)・(A4/C4)}++(1/2)・m4・{(−√C3)・(A3/C3)}
−−−−−−−−−−−−−−−(170)
γ30=−(1/8)・m3・{(−√C4)・(A4/C4)}++(1/8)・m4・{(−√C3)・(A3/C3)
−−−−−−−−−−−−−−−(171)
ここで
Ci=Ai+Bi −−−−−−−−−−−−−−−−(172)
i=1、2、3、4
である。
(162)式より、U≠(U’)として解くことができる。あとは5波長の場合と同型なので解法は省略する。
次に2つの波長を用いて4つの波長と同等の効果が得られる一つの解法をしめす。
従来のパルスオキシメーターの測定原理は(141)において
d2(ac)=0
即ち静脈は動かないと考えていた。すると
ε=0
(142)式は
a1=(−√(A1・Sp+B1))・δ −−−−−(242)
ここでSpとδが未知数であり、これを解く為には
2個以上の独立式があればよい。(241)式は1波長の場合であり、続いて2波長の測定で次式がえられる。
a2=(−√(A2・Sp+B2))・δ −−−−(243)
これを解くにはδを消去して
(a1/a2)=(A1・Sp+B1)/(A2・Sp+B2)−−−−(243)
(243)式からSpを求めればよい。
Sp=((a1/a2)B2−B1)/(A1−(a1/a2)A2)
−−−−(244)
問題はこの方式だと体動時に靜脈が動き正確なSp値が測定できないことである。
そこで
(141)式を次のように表す。
a1=(−√(A1・Sp+B1))・δ +N −−−−(245)
またa2に対しては
a2−(−√(A2・Sp+B2))・δ+h・N −−−−(246)
と表す。
また(142)、(143)よりhは
h=√(A2・S’p+B2)/√(A1・S’p+B1) −−−−(246)
S’pは静脈の酸素飽和度であり変動は僅かと考えたらよい。今一定として(245)、(246)からNを求めることを考える。Nがわかれば(245)、(246)のa1、a2からN、h・Nを引きSpを求めることができる。つまり2つの波長の出力からN、h・Nを用いてSpを求めることができる。
その方法を示す。ここで(245)、(246)の状態から時系列上、次に状態が変化したとする。
ただしSpの変化はδ、Nにくらべて緩やかにかわるとする。
すると
Δa1=−(√(A1・(Sp+B1)))・(Δδ)+ΔN −−−−(247)
またa2に対しては
Δa2=−(√(A2・(Sp+B2)))・(Δδ)+h・ΔN −−−(248)
(247)、(248)のΔa1はa1と次の状態の差を、Δa2はa2と次の状態の差を表している。だから未知数はΔδとΔNの2個であり解くことができる。ΔNについてはa1の時Nであったものが次ぎの状態ではN+ΔNとなったとしている。
次の状態は
a1+Δa1=−(√(A1・(Sp+ΔSp)+B1)))・(δ+Δδ)+(N+ΔN)
−−−−(249)
a2+Δa2=−(√(A2・(Sp+ΔSp)+B2)))・(δ十Δδ)+h・(N+ΔN)
−−−−(250)
ここでSp、Nは既知とする。なぜならN=0のときをa1の状態とできるからである。Nのない状態のa1の波形パターンを必用数メモリーしておき、現実のa1の波形との相関をとるとか、周期性を測定するとかしてNの存在のチェックは可能である。だから最初はN=0、次はN=0+ΔNとなる。その次からは新しいNはΣΔNをすることによりわかる。
(249)、(250)は(Sp+ΔSp)と(δ+Δδ)が未知数なので解くことができる。その答を夫々あたらしくSp、Δとすれば(246)、(247)がまたスタートの式となる。
またhについては一定としてあつかってきたが(246)で示すようにS’pの値で変化する。そこで適当なSpの関数として例えば実験的に
S’p=C0+C1・Sp −−−−(251)
としてC0、C1をもとめその都度変更してもよい。
これから解るように2つの波長であっても4つの波長と実効的には同じ効果が期待できることをしめした。
次にセンサーにからむ発光、受光、信号伝達 等の骨子の説明をする。
上述のように独立な酸素飽和度の絡む計測値を得るために、LEDなどの多素子の発光が必要となる。発光部が生体の接着部にある場合、発光部の電力供給線が多線となり、そのケーブルが持つべきフレキシブルとか軽量とかの生体とのなじみ易さから離れて行く。そこで一つは図5にしめすように例えばLEDの電源線を2本とし多発光素子を順次時系列的にスイッチング機能により切換えて発光さす。例えば切換えの部分をCPUのポートにしてプログラムで順次ポートを切り替えて行く。CPUへは例えば5図のように供給電源にCPUが接続しており、切換えルーチンプログラムにはいるようにトリガーになる例えば0から立ち上がるパターンを電源供給にいれておく。するとくり返して順次時系列的に各LEDが点灯(JNJT)する。重要なことは電力にCPUトリガ信号をいれておくということである。またトリガ信号に同期させて受光部からの信号を取り出せば各波長の信号がとりだすことができ、各波長ごとの各独立式がえられる。
次の段階では電源供給ケーブルと受光ケーブルが問題となる場合を想定して無線の場合を図10に示す。これは説明のための図であり重要なことは無線にすることで例えば電源供給はマイクロ波を用い、受光信号は通常のMHzでもよいし赤外光でもよい。勿論どちらかは有線という折衷もかんがえられる。
次に発光部の改善として積分球光源応用の場合を説明する。積分球光源は一般的には図7に示すように球形をしており内部が一様な拡散(必ずしも完全拡散である必要はない)反射をしていて一方に入射口があって他方に射出口がある構成になっている。入射口に対し光を入射させ、その光が直接射出口に出ないように内部に遮蔽板をもうけ内部で拡散反射を繰り返して射出口から射出光として光がでる。入射光は必ずしもそとからでなくてもよく、重要なことは直接に射出口に出て行かないことである。その場合射出口の光の性質は半空間に対して完全拡散の一様な強度の面光源となる。また内部の任意部位では全空間に対して完全拡散の一様な照射光をうける。この性質を応用する。図8では一つは射出口のほぼ中ほどに図に示すように透明体たとえば赤外光も通すガラス板をいれ、その中に測定部位、例えば足をいれる。すると測定部位が多少動こうとも動くことによる測定部位に対する光学的な変動はなくなる。他の例は図9に示すように半球にして実効的に同じ効果をあげている例である。この場合は透明板ではなく積分拡散反射と等価の拡散板(DIB)をもちいる。積分球あるいは積分球等価の場合は光源は生体に対し非接触となる。これらの積分球に入射される光源は各LEDで分光的に各LEDの分光域をカバーする一個の受光素子でもよいし、その逆に受光素子は各PDで、分光的に各PDの分光域をカバーする一個の発光素子でもよい。
図11は更に実効的に積分球射出光と等価な面光源の例をしめす。構成は例えば平面の一辺に発光部を設け拡散手段を介して光導体に発光させ、光導体の一面には反射手段を設け他面に対して光を導き、射出面に拡散手段を設ける。また光導体、拡散手段、反射手段などにフレキシブルな部材を用い、生体面との接触がスムーズにできるようにする。また発光部に各波長の発光源を有し、受光部に各発光源の波長域を含む感度を有する一個の素子をもうけるとして説明をしてきたが、その逆であってもよい。即ち受光部に各波長の感度をもつ各受光素子を有し、発光部に各受光素子の波長域を含む発光域を有する一個の素子をもうけてもよい。
図12以下本発明装置の説明をする。図12は本発明の発光一受光センサーLDSを額の測定部位P(額の略中央部)に取り付けた模式図である。LDSは円形となっているが必ずしも円形の必要はない。その中に必要な発光部、受光部が配置されておればよい。ケーブルは直線的に描写しているが、フレキシブルなもので内部には発光一受光センサーに必要な信号線が入っていればよい。ケーブルを介して信号が必要な演算等をする部署(ここでは図示されていない)に伝達される。
図13はLDSの発光部ALと受光部BDを模式的に示したものである。ALはここでは5個の分光波長で個々に構成されるLEDであって、夫々λ1、λ2、λ3、λ4、λ5の分光波長の光を発している。その光は測定部位PのP1(点でも面でもよい)から入射して光路LLPを通ってP2から外へ出て行く。BDはそれらを受光する受光部である。LDSは主にMLとBDで構成され、それらに必要な信号等はケーブルLで伝達される。図14はAL、BDにおいて各分光波長の入射光路が一つの場合の模式図である。ALにおいて各LEDから発せられたλ1、λ2、λ3、λ4、λ5の分光波長の光をダイクロイックミラー等で合成して測定部位に入れ、測定の光路を通った後、外部に出てくる。それをBDの受光部で受光する。時系列的に各LEDが発光する場合はBDの受光部は分光する必要はない、が同時発光或いはブロードな分光波長をもっている場合は分光する必要がある。図14のBDは分光する場合を模式的に示したもので、ダイクロインクミラー等から構成される。
図15はLDSの中の各LED、あるいは受光部の配置をしめした模式図である。一つは各LEDの分光波長の光を図示している各λ1、λ2、λ3、λ4、λ5を周辺から入射させ、中央から合成した光をとる。或いは、逆に中央から合成した光もしくはブロードな光を入射させ、周辺から各分光波長の光を取り出してもよい。
或いはブロードな光を中央を含むいずれから入れ、いずれかから取り出しその後分光波長に分解する。或いは分光波長された光をいずれかの部位から入れ、合成された光をいずれからとりだしてもよい。
図16は本発明の構成を機能ブロックで示したものである。ALから発せられた光は被測定部を通ってBDで受光される。BDからの信号はA/D変換等の機能(A/DET)を経て演算等の機能(ENET)にはいる。これらの機能はメインの機能を示したもので、細部の機能については(27)式から(79)式までの展開をおこない、アナログ回路の方が有利な場合はアナログ回路を用いて細部の機能を果たす。特に演算等の機能では、動脈の血中酸素飽和度SpO2、静脈の血中酸素飽和度S’pO2、脈波δ、動脈の静脈への影響度εを算出する。ε・δから静脈の脈波を算出してもよい。これら算出したものから表示(DISP)、あるいは信号の出力等必要に応じて出力する。駆動等の機能(KDET)ブロックはALの回路を駆動するためのものであるが、一方では演算等の機能ブロック、或いはA/D変換等の機能ブロックからの信号をフィードバック信号として受け、適切な算出値がえられるようにALへの信号をコントロールしている。またLD1,LD2、LD3、LD4、LD5、LD6の伝達部分は有線であっても、無線であってもよい。特にLD1、LD6が無線の場合はAL、BD内に必要な電源を確保する。
以上は5波長に対しての本発明例で、4波長にたいしての、(142)式から(172)式までの対応は図13、図14、図15、図16の5波長から1波長を消したものでできる。従って説明は省く。
また2波長に対しての、(242)式から(251)式までの対応は図13、図14、図15、図16の5波長から3波長を消したものでできる。従って説明は省く。
図10は無線でセンサーと信号処理部の信号のやり取りをしめした模式図である。
図5、図6は多発光素子を順次点灯(JNJT)させ駆動用の配線を簡略化させたものの本発明の模式図である。これはまた多受光素子の順次起動に対しても用いられることができる。図6で重要なことは電源供給にCPUあるいは切換えスイッチがスタートする信号をいれておくことである。また図6には別途メモリー機能があってセンサーに固有な分光特性、例えば(42)、(43)、(44)、(45)、(46)式の書く未知数の係数等をメモリーしておき、メモリーの部位は生体に負担を掛けないようにできるだけ生体からはなしておく。クーブルに繋がる各機能とケーブルはコネクター方式を採用する。それによりセンサーの故障時での対応が簡単になる。
図17はALの発光LED4個の印加電圧の掛けかたの一例である。IEをゼロにして、Lα1を−にするとλ1が発光し+にするとλ2が発光し、Lα2を−にするとλ3が発光し+にするとλ4が発光する。従ってLα1とLα2とを交互に印加させ、印加の極も順次変えていけば各LEDは順次点灯する。それにより3芯線で各LEDの点灯が可能となる。
図19は、発光LED4個の場合で、Lα1、Lα2、Lα3、Lα4の印加に従って各LEDを個々に制御できるようにしたものである。
図8、図9は積分球応用の非接触の測定部位照明の装置例である。
図11は平面照明の装置例である。重要なことは、フレキシブルで、実効的には積分球と等価な照明効果をもつということである。
図18は受光部回路例の説明図である。受光素子としてAPD(アバランシエ.フォト.ダイオード)を用いる場合の回路である。APDは逆バイアス電圧を印加することによりPD(フォト.ダイオード)に比べ数十倍から百数十倍の出力の増大となる特性を有する。この特性を応用して今まで感度が足りなく問題となっていた測定部位を測定可能にする。回路は逆印加電圧BVB、BVAの電位に直列に抵抗R1,R3が結線され、R3の電位からコンデンサーCDを介してか、又CDを介さないでオペアンプOPに結線されフィードバック抵抗R2で増幅され、出力VOが得られる。今この回路で、切換えSW2がBVBに、SW2に連動して切換えSW1がCD側に結線されているとすると、λがAPDに入射するとPDに比べ数十倍から百数十倍の電流がえられその内交流成分のみがOPに入力し、交流成分の何倍かしたものがVOとして得られる。この交流成分の意味を考える。
(27)式から
I=Ig・Ix・exp(−√(A1・Sp+B1)・(d1(dc)+d1(ac)))・exp(−√(A1・S’p+B1)・(d2(dc)+d2(ac)))・exp(−κ3・(d3(dc)+d3(ac)))−−−−−−−−−−(27)
ここで(27)式のIxとexp(−κ3・(d3(dc)+d3(ac)))を次のように置く。
Ix・−exp(−3κ・(d3(dc)+d3(ac)))=exp(−κ3・(d3(dc)+d3(ac))+exp(ln(Ix)))
−−−−−−−−−−(300)
すると
I=Ig・exp(−√(A1・Sp+B1)・(d1(dc)+d1(ac)))・exp(−√(A1・S’p+B1・(d2(dc)+d2(ac)))・exp(−κ3・(d3(dc)+d3(ac))+exp(ln(Ix)))
−−−−−−−−−−(301)
このIの微分成分をAC成分と考えて
ΔI=Ig・exp(−√(A1・Sp+B1)・d1(dc)・exp(−√(A1・S’p+B1)・d2(dc)・exp(−κ3・(d3(dc)・((−√(A1・Sp+B1)・d1(ac))+(−√(A1・S’p+B1)・d2(ac))|(κ3・d3(ac)|exp(ln(Ix))
−−−−−−−−−−(302)
このΔIに比例したものがVOである。
一方、DC成分は、SW2とSW1を切り替えた場合のVOのある時間平均をとればよい。ここではACとDCのVOの各比例定数は1として
(302)式をIのDC成分(平均)で割ると
ΔI/Idc=((−√(A1・Sp+B1)・d1(ac))+(−√(A1・S’p+B1)・d2(ac))+X
−−−−−−−−−(303)
ここで
X=(κ3・d3(ac)+exp(ln(Ix))−−−−−−−−−−(304)
(303)式は(31)式と同型になりVOからの信号で最終の答まで求められることがわかる。即ち図18に示す回路により従来のPDより感度のいいAPDを用いてaλを得て必要な因子を求めることができる。平均値をとるときはコンデンサーを外すことが重要であって必要ならR2とは別のOPのフィードバック抵抗としてもよいし、必要ならBVA=BVAであってもよい。
またAPDの増幅率は入射光の分光波長がことなればことなってくる場合もある。その補正は印加電圧を可変にすることにより可能となる。印加電圧の電圧により増幅率がかわるという特性を応用する。あらかじめ分光的な増幅率が分かっている場合は、一定になるように、あらかじめシュミレーションした電圧を自動或いは手動で与えてやればよい。
発明の効果
本発明によればヘモグロビンの吸収分光波長域の5個、或いは4個、或いは2個の分光波長の生体信号を得て、胎動ノイズを除去し、生体に負担をかけないで、動脈中の酸素飽和度、静脈中の酸素飽和度、動脈中の脈動変化量、酸素飽和度静脈の脈動変化量等を算出することができる。
本発明にかかる測定原理の説明図 本発明にかかる測定原理の説明図 本発明にかかる測定原理の説明図 本発明にかかる測定原理の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図 本発明にかかる機能ブロックの説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部と受光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部と受光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の説明図 本発明にかかる機能ブロックの説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の受光部の説明図 本発明にかかる測定検出部の発光部の説明図
符号の説明
I0 1層に入る前方光強度
J0 1層から出る後方光強度
ε 動脈の脈波の静脈への影響度
Δ 動脈の脈波の変化部分
LDS 発光−受光センサー
P 測定部位
L ケーブル
AL 発光部
BD 受光部
λ 分光波長
λ1 分光波長
λ2 分光波長
λ3 分光波長
λ4 分光波長
λ5 分光波長
P1 入射部位
P2 射出部位
LLP 光路
IE 印加端子
Lα1 印加端子
Lα2 印加端子
Lα3 印加端子
Lα4 印加端子
LD1 伝達ライン
LD2 伝達ライン
LD3 伝達ライン
LD4 伝達ライン
LD5 伝達ライン
LD6 伝達ライン
A/D アナログ/デジタル変換機
R1 抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
APD アバランシエ・フォト・ダイオード
BVA BVA Vの印加電源
BVB BVB Vの印加電源
CD コンデンザー
OP 作動増幅器
VO OPの出力
SW1 切換えスイッチ
SW2 切換えスイッチ
SYC 連動
DJ0 拡散反射
DJ0 拡散入射
y 深さ方向y軸
J 後方光強度
I 前方光強度
dJ 微小後方散乱
dI 微小前方散乱
D ある層の厚さ
dD 深さ方向の微小厚さ
1LAY 1層
2LAY 2層
3LAY 3層
I1 2層に入る前方光強度
I2 3層に入る前方光強度
I3 3層から出る前方光強度
κ1 1層の光学定数
κ2 2層の光学定数
κ3 3層の光学定数
D1 1層の厚さ
D2 2層の厚さ
D3 3層の厚さ
J1 2層から出る後方光強度
J2 3層から出る後方光強度
J3 3層に入る後方光強度
SW スイッチ
SCB センサーケーブル
KDK 駆動回路
SSF 信号処理
JS 受光素子
HK1 受光素子1
HK2 受光素子2
HK3 受光素子3
HK4 受光素子4
HK5 受光素子5
JNJT 順次点灯
MER メモリー
CPU コンピューター
TRG トリガ信号
TRS トリガ処理
SRI 処理機能
NI0 入射光
NIM 入射口
SDB 遮蔽板
DIL 拡散光
SHK 積分球
DIM 射出口
DIB 拡散板
DI0 射出光
TPB 透明体
SHE 積分等価拡散光
HSS 発信装置
HKB 発光部
JKB 受光部
A/D アナログデジタル変換
HSB 発信部
KSK 拡散面光源
KSM 拡散手段
HNM 反射手段
KDT 光導体
KGN 光源
A/DET A/D変換等機能
ENET 演算等機能
KDET 駆動等機能
DISP 表示
SpO2 動脈血酸素飽和度
S’pO2 静脈血酸素飽和度
δ 動脈脈波
ε 動脈の静脈への影響度

Claims (37)

  1. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  2. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  3. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  4. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  5. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  6. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  7. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出し、動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置において、生体に対して積分球と実効的等価照射手段を有する装置。
  8. 可視光或いは赤外光域のヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて、動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、心拍数 等を算出する非侵襲パルスオキシメーターにおいて、生体に対して積分球と実効的等価照射手段を有する装置。
  9. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、生体接触部において多発光素子の印加電圧回路を順次切換えて、測定器本体から多発光素子に到る印加電圧供給線の数を簡素化する手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  10. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、生体接触部で多発光素子を順次切換える手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  11. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  12. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  13. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  14. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、生体接触部において多発光素子の印加電圧回路を順次切換えて、測定器本体から多発光素子に到る印加電圧供給線の数を簡素化する手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  15. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、生体接触部において多発光素子の印加電圧回路を順次切換えて、測定器本体から多発光素子に到る印加電圧供給線の数を簡素化する手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  16. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、積分球と実効的等価照射手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  17. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、積分球と実効的等価照射手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  18. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、積分球と実効的等価照射手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  19. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  20. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  21. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  22. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  23. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  24. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  25. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、生体接触部において多発光素子の印加電圧回路を順次切換えて、測定器本体から多発光素子に到る印加電圧供給線の数を簡素化する手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  26. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、生体接触部において多発光素子の印加電圧回路を順次切換えて、測定器本体から多発光素子に到る印加電圧供給線の数を簡素化する手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  27. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  28. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  29. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  30. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、生体接触部において多発光素子の印加電圧回路を順次切換えて、測定器本体から多発光素子に到る印加電圧供給線の数を簡素化する手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  31. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、生体接触部において多発光素子の印加電圧回路を順次切換えて、測定器本体から多発光素子に到る印加電圧供給線の数を簡素化する手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  32. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  33. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  34. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、生体信号にかかわる電源、信号において無線伝達をする手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  35. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、APDを用いて生体信号にかかわる必要な信号を取り出する手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の5個の生体分光信号を用いて本文(27)式から(79)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  36. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、APDを用いて生体信号にかかわる必要な信号を取り出する手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の4個の生体分光信号を用いて本文(141)式から(172)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
  37. 可視光或いは赤外光を用いて生体内部の生体信号を取り出すようにした装置において、反射光を用いて生体信号を取り出す手段を有し、積分球と実効的等価照射手段を有し、APDを用いて生体信号にかかわる必要な信号を取り出する手段を有し、ヘモグロビンの吸収分光域の2個の生体分光信号を用いて本文(242)式から(251)式にいたる演算をして動脈中の酸素飽和度、動脈の脈波、静脈酸素飽和度、静脈の脈波 等を算出する装置
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