JP2005168992A - シャンプー台のピロー - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャンプー台で洗髪される顧客の不快感を軽減することができるピローを提供する。
【解決手段】 理美容院に設置されるシャンプー台1に取り付けるピロー5において,シャンプー台1の縁部に形成された凹部10及び前記凹部10の両側の縁部において上面,シャンプー台1外側及びシャンプー台1内側を覆うように一体的に形成し,前記凹部10を覆う部分において,シャンプー台1内側よりシャンプー台1外側が高くなるように形成した。また,前記凹部10を覆う部分に,シャンプー台1内側に向かうほど下方に傾斜する傾斜部16を形成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は,理美容院に設置されるシャンプー台に取り付けるピローに関する。
理美容院には,顧客の頭髪を洗髪するシャンプー台が設置されている。かかるシャンプー台の縁部には,顧客の頸部を支持するため凹部が形成され,ピローが取り付けられている。洗髪するときは,シャンプー台の前方に設置された椅子の背もたれを後方に倒して,顧客の上半身を仰向けにし,頸部をピローに載せ,頭部をシャンプー台の内側に配置する。そして,シャンプー台に設けられたシャワー等を用いて,店員が顧客に洗髪を施すようになっている。
従来,シャンプー台に取り付けるピローとして,シャンプー台の縁部に形成された凹部を塞ぐように装着するものが提案されている(例えば,特許文献1参照。)。また,シャンプー台の縁部より内側に取り付けるものが提案されている(例えば,特許文献2参照。)。
特開2001−190323号公報 特開2003−180440号公報
従来のピローは,シャンプー台からずれやすく,顧客に不安定な感じを与えることがあった。また,水や液剤がピローと凹部の間の隙間などに侵入しやすく,衛生的でない場合があった。さらに,顧客に頸部の疲労等の不快感を与えることが多かった。特に,高齢者は頸部に痛みを強く感じやすい人が多く,苦痛を我慢しなければならない場合があった。そのため,洗髪に抵抗感を持たれ,拒否されることもあった。
本発明の目的は,シャンプー台で洗髪される顧客の不快感を軽減することができるピローを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明によれば,理美容院に設置されるシャンプー台に取り付けるピローであって,シャンプー台の縁部に形成された凹部及び前記凹部の両側に配置された水平な縁部において,上面,シャンプー台外側及びシャンプー台内側を覆うように軟質材料で一体的に形成し,前記凹部を覆う部分において,シャンプー台内側よりシャンプー台外側が高くなるように形成したことを特徴とする,シャンプー台のピローが提供される。かかるピローによれば,凹部の両側の縁部まで覆うことによりシャンプー台に確実に固定されるので,シャンプー台からずれ難く,顧客に不安定な感じを与えない。さらに,凹部とピローの間に水分が流入することを防止でき,衛生的で,顧客に不快感を与えない。また,シャンプー台の外側に配置される椅子の背もたれとピローの間の隙間が大きくなりすぎず,顧客の背中と頸部を良好に支持することができる。従って,背中や頸部の疲労感を軽減することができる。
このピローにあっては,前記凹部を覆う部分に,シャンプー台内側に向かうほど下方に傾斜する傾斜部を形成することが好ましい。そうすれば,傾斜部に後頭部を当接させることによって,後頭部と頸部を支持する状態とし,頸部の圧迫感を軽減することができる。
さらに,前記凹部を覆う部分において,上面を覆う部分の肉厚を,シャンプー台外側を覆う部分より厚く形成することが好ましい。この場合,上面を覆う部分のクッション性が高いので,頸部を載せたときの圧迫感を軽減することができる。
本発明によれば,ピローがシャンプー台に確実に固定され,洗髪中,ピローが凹部からずれない。従って,頸部と後頭部下部が安定した状態で支持され,顧客に不安定感を与えない。ピローとシャンプー台の縁部の間に水が侵入することを確実に防止できる。従って,ピローとシャンプー台が常に清潔に保たれ,異臭の発生等も防止でき,顧客に不快感を与えない。特に,凹部の左右両側からピローとシャンプー台の縁部の間に水が侵入することを確実に防止できる。椅子の背もたれとピローの間の隙間が大きくなりすぎないので,背中と頸部を良好に支持することができる。従って,背中や頸部の疲労感を軽減することができる。
以下,本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1に示すシャンプー台1は,美容院に設置されており,温水を吐出するシャワー2と,水栓3が備えている。シャンプー台1の前側の縁部には,本発明にかかるピロー5が取り付けられている。シャンプー台1の前方には,洗髪の際に顧客の身体を支持する椅子6が設置されている。椅子6は,背もたれ7を後方(シャンプー台1側)に倒すことが可能な構成となっている。
図2に示すように,シャンプー台1の前側(椅子6側)の縁部には,凹部10が形成されている。ピロー5は,この凹部10を覆うように取り付けられる。凹部10の横幅(上部において,左右両端の間の長さ)は,例えば約20cm程度である。
図3に示すように,ピロー5は,凹部10及び凹部10の左右両側に配置された水平な縁部において,上面,シャンプー台1の外側及びシャンプー台1の内側を覆うように,軟質材料で一体的に形成されており,凹部10と凹部10の両側の縁部をシャンプー台1の外側と内側から挟むように備えられる。ピロー5の内側の表面は,凹部10と凹部10の両側において,シャンプー台1の縁部の上面,外面及び内面に密接している。従って,ピロー5の内側の表面とシャンプー台1の縁部の表面との間に水が侵入し難いようになっている。
図4に示すように,ピロー5において,凹部10を覆う部分の上部中央部は,顧客の頸部に当接させて頸部を支持する頸部支持部15となっている。ピロー5の前側(椅子6側)の表面には,椅子6の背もたれ7を倒したときに背もたれ7の上端部を配置する際の目印となるマーク16が付けられている。背もたれ7の上端部と頸部支持部15の上端部との間の高さは,例えば約20mm〜45mm程度であることが好ましく,このような高さに背もたれ7を配置しやすいように,頸部支持部15の上端部から約20mm程度の位置と,頸部支持部15の上端部から約45mm程度の位置を示すように,マーク16が付けられている。
図5に示すように,ピロー5の中央部分には,顧客の後頭部下部(頸部に近い部分)を支持する後頭部支持部17が形成されている。後頭部支持部17は,シャンプー台1内側に向かうほど下方に傾斜する傾斜部として形成されている。後頭部支持部17の中央部には窪みが付けられており,後頭部を安定して支持できるようになっている。
ピロー5の左右両端部は,凹部10の左右両側の縁部を覆う覆い部20,21となっている。覆い部20,21は,凹部10の左右両側の縁部の上面,外面及び内面にそれぞれ密着するようになっている。このように,覆い部20,21によって凹部10の左右両側を挟むことにより,ピロー5をより確実に固定できるようになっている。また,凹部10の左右両側からピロー5とシャンプー台1の縁部の間に水が侵入することを防止できる。
なお,ピロー5は,弾力性を有し,かつ,吸水し難い材質によって形成され,また,シャンプー台1の縁部から滑り難い材質によって形成されている。ピロー5の材料としては,例えば軟質の合成樹脂,ゴム,ウレタンゴム,ウレタンフォーム等が好ましい。さらに,樹脂モールドを用いた射出成形等によって,ピロー5全体を一体的に製作することが好ましい。また,例えば凹部10の横幅が約20cm程度である場合,ピロー5の横幅(覆い部20の端と覆い部21の端の間の長さ)は,約23〜27cm程度が好ましく,さらに好ましくは,約25cm程度が良い。
頸部支持部15は,図6に示す例では,シャンプー台1の外面の上方に位置するように形成されている。後頭部支持部17は,頸部支持部15から連続するように形成されており,シャンプー台1内側に向かうほど下方に傾斜するように形成されている。このように,凹部10を覆う部分において,シャンプー台1内側よりシャンプー台1外側が高くなるように形成して,頸部支持部15をシャンプー台1外側に配置すると,背もたれ7を倒したとき,頸部支持部15と背もたれ7の上端部との間の隙間が大きくなりすぎず,背中と頸部を良好に支持することができる。従って,背中や頸部の疲労感を軽減することができる。
また,凹部10の上面を覆う部分の肉厚は,凹部10のシャンプー台1外側を覆う部分よりも厚くなるように形成されている。この場合,頸部支持部15,後頭部支持部17のクッション性が高いので,頸部を載せたときの圧迫感が少なく,顧客の不快感を軽減することができる。なお,頸部支持部15の上端と凹部10の上面との間の高さは,例えば約60mm程度にすると好ましい。
次に,以上のように構成されたシャンプー台1を使用した洗髪について説明する。先ず,顧客を椅子6に座らせ,背もたれ7を後方に倒す。これにより,図7に示すように,顧客の上半身を仰向けにし,頸部を頸部支持部15に載せ,後頭部下部を後頭部支持部17に載せ,後頭部を下に向けた状態で,頭部をシャンプー台1の内側に配置する。こうして,背中を背もたれ7によって支持し,頸部を頸部支持部15によって支持し,後頭部下部を後頭部支持部17によって支持した状態にする。
背もたれ7を倒すときは,マーク16の高さに背もたれ7の上端部が配置されるようにして,背もたれ7の上端部と頸部支持部15との間の高さが約20mm〜45mmになるようにすることが好ましい。背もたれ7の高さが高すぎると背中が丸められ,低すぎると胸部が開きすぎて,顧客に疲労感を与えやすいが,このような高さに調節することにより,顧客に疲労感を与えることを防止できる。また,マーク16が付けられているので,背もたれ7の高さを調節し易く,作業効率が良い。
このような状態にしたら,シャワー2等を用いて顧客の頭髪を洗髪する。頸部支持部15と後頭部支持部17は,十分な厚みを持って形成されており,クッション性が高いので,頸部と後頭部を載せたときの圧迫感が少ない。また,頸部だけでなく,後頭部下部も支持するので,頭部の重量による圧力が頸部のみに加わることなく,頸部と後頭部下部に圧力を分散させた状態で支持することができる。従って,頸部の圧迫感を軽減することができる。さらに,頸部支持部15が背もたれ7に近い前側の位置に形成されており,背もたれ7と頸部支持部15の間の隙間が大きくなりすぎないように配置されているので,背中と頸部を良好に支持することができる。従って,背中や頸部の疲労感を軽減することができる。以上のような構成により,長時間の洗髪を行っても,顧客の頸部や後頭部,背中等が痛むことを防止できる。
また,頸部支持部15及び後頭部支持部17に頸部及び後頭部下部を載せると,各顧客の頸部及び後頭部下部の形状に沿って頸部支持部15及び後頭部支持部17が僅かに変形し,頸部及び後頭部下部に適度な圧力が加わり,指圧効果(マッサージ効果)を与えることができる。従って,洗髪中,顧客に心地良さを与えることができる。
ピロー5は,凹部10の上面,シャンプー台1外側及びシャンプー台1内側を覆い,さらに覆い部20,21によって凹部10の両側の縁部まで覆うようにして,シャンプー台1に確実に固定されているので,洗髪中,ピロー5が凹部10からずれないようになっている。従って,店員が手を勢いよく動かして洗髪しても,頸部と後頭部下部が安定した状態で支持され,顧客に不安定感を与えない。また,後頭部下部は,後頭部支持部17に形成された窪みによって安定して支持されるので,店員が手を勢いよく動かして洗髪しても,後頭部下部が後頭部支持部17からずれ難く,顧客に不安定感を与えない。
また,ピロー5の内側の面は,シャンプー台1の縁部の表面に密着しており,ピロー5とシャンプー台1の縁部の間に水が侵入し難くなっている。さらに,ピロー5は一体的に形成されており,ピロー5の内部に水や液剤が侵入することはない。従って,ピロー5とシャンプー台1が常に清潔に保たれ,異臭の発生等も防止でき,顧客に不快感を与えない。特に,覆い部20,21を凹部10の左右両側の縁部に密着させた状態となっているので,凹部10の左右両側からピロー5とシャンプー台1の縁部の間に水が侵入することを確実に防止できる。また,ピロー5は,凹部10及び凹部10の左右両側の縁部を覆う簡単な構成によって取り付けられているので,ピロー5の取り付け,取り外しは容易に行うことができ,清掃を行い易い。
後頭部下部を洗髪するときは,店員の片手によって顧客の頭部を持ち上げて,他方の片手で洗髪を行えば良い。このとき,図7に二点鎖線で示すように,頸部支持部15に頸部を接触させたまま,頭部のみを持ち上げることが好ましい。そうすれば,頸部から背中側に流れようとする水や液剤を頸部支持部15によって止め,水や液剤が背中側に侵入することを防止できるので,顧客の襟元を濡らさずに洗髪できる。従って,顧客に不快感を与えない。また,店員の気遣いを軽減することができ,店員が作業を行い易く,作業効率が良い。特に,カラーリング後の洗髪等の際は,カラー剤等の薬液が襟元に侵入すると襟元が汚れる問題があるが,このような侵入を防止でき,顧客の襟元を汚さずに洗髪できる。なお,従来のピローでは,顧客の頭部を持ち上げるとき,凹部10からピローが外れやすい問題があったが,本発明にかかるピロー5は,凹部10の上面,シャンプー台1外側及びシャンプー台1内側を覆い,覆い部20,21によって凹部10の両側の縁部まで覆うようにして,シャンプー台1に確実に固定されているので,凹部10から外れる虞が無い。
かかるピロー5によれば,凹部10の上面,シャンプー台1外側及びシャンプー台1内側を覆い,さらに覆い部20,21によって凹部10の両側の縁部まで覆うようにして,シャンプー台1に確実に固定されているので,洗髪中,ピロー5が凹部10からずれない。従って,頸部と後頭部下部が安定した状態で支持され,顧客に不安定感を与えない。また,ピロー5とシャンプー台1の縁部の間に水が侵入することを確実に防止できる。特に,覆い部20,21によって凹部10の左右両側の縁部を覆うことで,凹部10の左右両側からピロー5とシャンプー台1の縁部の間に水が侵入することを確実に防止できる。また,頸部支持部15が背もたれ7に近い前側の位置に形成されており,背もたれ7とピロー5の間の隙間が大きくなりすぎないので,背中と頸部を良好に支持することができる。従って,背中や頸部の疲労感を軽減することができる。長時間の洗髪を行っても,背中,頸部,後頭部が痛むことを防止できる。さらに,頸部だけでなく,後頭部下部も支持するので,頸部の圧迫感を軽減することができる。頸部支持部15と後頭部支持部17のクッション性が高いので,頸部と後頭部の圧迫感が少ない。頸部支持部15に頸部を接触させたまま後頭部下部を洗髪できるので,水や液剤が背中側に侵入することを防止できる。従って,顧客に不快感を与えたり,衣服を汚損したりすることを防止できる。以上より,洗髪の快適性を向上させ,顧客の不快感を軽減することができる。さらに,洗髪を希望する顧客の数を増加させ,店の売り上げを向上させることが可能である。
以上,本発明の好適な実施の形態の一例を示したが,本発明はここで説明した形態に限定されない。例えば,本実施の形態においては,ピロー5は理美容院に設置されるシャンプー台に取り付けるものとしたが,かかるものに限定されず,例えば介護用等のシャンプー台に設置しても良い。
図8及び図9に示すように,頸部支持部15は,前側(椅子6側)の側面より外側に向かって凸状に張り出すように形成しても良い。図8においては,実施の形態における頸部支持部15の形状は点線で示し,前側に張り出すように形成した頸部支持部15を実線で示している。このように,頸部支持部15を前側に張り出すように形成すると,頸部の下側の部分まで支持され,さらに安定した良好な支持状態にすることができる。また,後頭部支持部17から頸部支持部15に連続するように窪みを形成することが好ましい。
本実施の形態においては,シャンプー台1の凹部10の上面を覆う部分の肉厚を厚く形成することにより,頸部支持部15と後頭部支持部17のクッション性を高めるようにしたが,図10及び図11に示すように,ピロー5の内側(シャンプー台1の縁部と向かい合う側)に,突起部23と溝部24とを設けるようにしても,頸部支持部15と後頭部支持部17のクッション性を高めることができる。図10に示す例では,上下方向に向かう板状をなす3個の突起部23が形成されており,頸部支持部15の中央と,頸部支持部15を挟んだ両側の位置とにそれぞれ配置されている。各突起部23の間は溝部24になっている。図11に示すように,各突起部23は,下面がシャンプー台1の凹部10の上面に前側から後側に向かう方向に沿って密接するように形成されている。溝部24においては,ピロー5の内側と外側の間の肉厚が,ピロー5の前側と同程度に薄く形成されている。従って,ピロー5をシャンプー台1の凹部10に取り付けると,凹部10の上面と溝部24との間に,突起部23で仕切られた空間がそれぞれ形成され,エアクッションが形成されたような状態になる。内側に突起部23が位置する中央部分は変形しにくいが,内側に溝部24が形成されている部分は肉厚が薄くて変形しやすい。また,頸部支持部15は,例えば表面の断面が略U字状に窪んだ形状に形成されている。即ち,内側に突起部23が位置する中央部分から内側に溝部24が形成されている部分に向かうに従って高さが高くなるように形成されている。頸部を頸部支持部15に載せたとき,内側に溝部24が形成されている部分は変形しやすいので内側に向かって押され,内側に突起部23が位置する中央部分は変形しにくく高さが保たれる。そのため,頸部を載せることで頸部支持部15全体が平らになるように変形する。内側に突起部23が位置する頸部支持部15の中央部分は適度な硬さがあるので,頸部支持部15の中央部分によって頸部に適度な圧力が加えられ,心地良い指圧効果が得られる。さらに,シャンプーを行っているときに頸部が揺れても,頸部の動きに追従して,内側に溝部24が形成されている左右のエアクッション状の部分がそれぞれ柔軟に変形し,頸部を良好に支持することができ,また,圧迫感を少なくすることができる。
また,実施の形態に示したピロー5の製造では,型に成形材料を圧入して射出成形を行うに際し,成形材料をあまり強く圧入して充填量を増やすと,成形後に硬くなってしまうので,成形材料を弱く圧入して充填量を少なくすることで,柔軟性を向上させる必要がある。しかし,成形材料の充填量を少なくすると,成形材料の詰まりが悪くなり,空洞が発生しやすい問題がある。これに対し,ピロー5の内側に突起部23と溝部24を設ける場合は,成形材料の充填量を増やしても,柔軟性を確保できる。即ち,成形材料の充填量を増やして詰まりを密にして,空洞の発生を防止することができる。従って,ピロー5の強度が向上するとともに,不良品の発生を防止できる。
次に,別の実施の形態によるピロー25を説明する。図12に示すピロー25は,ピロー5と同様に,凹部10及び凹部10の左右両側の縁部において上面,シャンプー台1外側及びシャンプー台1内側を覆うように一体的に形成されており,凹部10をシャンプー台1の外側と内側から挟むように取り付けられる。ピロー25の太さ(前後方向の幅)は,頸部から後頭部下部にあてがうことができるような太さに形成されている。ピロー5の上部中央部は,顧客の頸部及び後頭部下部を支持するように,下向きに凹型になるように湾曲している。この湾曲した部分の表面には,複数の凸状部26と,凹状部26同士の間に設けられた凹状部27からなる,複数の凹凸が形成されている。各凸状部26,凹状部27は,シャンプー台1外側及びシャンプー台1内側に向かって形成されている。ピロー25の左右両端部には,ピロー5に形成された覆い部20,21と同様の覆い部20,21が形成されている。このピロー25に頸部及び後頭部下部を載せると,頸部及び頭部の重みで凸状部26と凹状部27が僅かに変形し,凸状部26によって頸部及び後頭部下部を包囲するように湾曲する。このようにすると,変形によりクッション性を高めることができ,頸部及び後頭部下部を載せたときの圧迫感を軽減することができる。また,凸状部26によって頸部及び後頭部下部を包囲することにより,頸部及び後頭部下部を確実に保持できる。さらに,凸状部26によって頸部及び後頭部下部に適度な圧力を加え,指圧効果を与えることができ,心地良さを与えることができる。
本実施の形態にかかるピローを備えたシャンプー台を概略的に説明する斜視図である。 シャンプー台の構成を説明する説明図である。 ピローの構成を説明する斜視図である。 ピローの正面図である。 ピローの背面図である。 ピローの断面図である。 ピローによって頸部と後頭部を支持した状態を示す説明図である。 頸部支持部を張り出すように形成した実施形態にかかるピローの斜視図である。 頸部支持部を張り出すように形成した実施形態にかかるピローの断面図である。 内側に突出部と溝部を形成した実施形態にかかるピローの背面図である。 内側に突出部と溝部を形成した実施形態にかかるピローの断面図である。 別の実施の形態にかかるピローの説明図である。
符号の説明
1 シャンプー台
5 ピロー
6 椅子
7 背もたれ
10 凹部
15 頸部支持部
17 後頭部支持部
20,21 覆い部

Claims (3)

  1. 理美容院に設置されるシャンプー台に取り付けるピローであって,
    シャンプー台の縁部に形成された凹部及び前記凹部の両側に配置された水平な縁部において,上面,シャンプー台外側及びシャンプー台内側を覆うように軟質材料で一体的に形成し,
    前記凹部を覆う部分において,シャンプー台内側よりシャンプー台外側が高くなるように形成したことを特徴とする,シャンプー台のピロー。
  2. 前記凹部を覆う部分に,シャンプー台内側に向かうほど下方に傾斜する傾斜部を形成したことを特徴とする,請求項1に記載のシャンプー台のピロー。
  3. 前記凹部を覆う部分において,上面を覆う部分の肉厚を,シャンプー台外側を覆う部分より厚く形成したことを特徴とする,請求項1又は2に記載のシャンプー台のピロー。
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