JP2005167939A - 画像処理方法、画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地図画像上における各サムネイル画像の視認性を高めること。
【解決手段】 撮像装置101により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する場合に、撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、サムネイル画像のサイズを撮像画像の解像度に応じて決定し、地図を示す画像上の撮像位置に対応する位置に、上記決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 撮像装置101により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する場合に、撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、サムネイル画像のサイズを撮像画像の解像度に応じて決定し、地図を示す画像上の撮像位置に対応する位置に、上記決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示するための技術に関するものである。
従来、撮影された画像データからサムネイル画像を作成する技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。また、作成されたサムネイル画像を地図画像上の撮影場所となる箇所に表示する技術も知られている。このとき、サムネイル画像の大きさは決められた1つの大きさである。
特開2000−350165号公報
従来の技術では、地図画像上の撮影場所となる箇所にサムネイルを所定の大きさで置いてしまうため、撮影枚数が多くなるとその分だけ地図画像上に配置するサムネイルの数が増えてしまい、結果として夫々のサムネイルの内容が分かりづらかった。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、地図画像上における各サムネイル画像の視認性を高めることを目的とする
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理装置であって、
前記撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、当該サムネイル画像のサイズを前記撮像画像の解像度に応じて決定する決定手段と、
前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に、前記決定手段が決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
前記撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、当該サムネイル画像のサイズを前記撮像画像の解像度に応じて決定する決定手段と、
前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に、前記決定手段が決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理装置であって、
前記撮像手段が動画像を撮像する場合に、撮像時間を計時する計時手段と、
前記計時手段が計時した撮像時間が所定時間以上の動画像について、当該動画像を構成する各フレームのうち、所定のフレームの画像のサムネイル画像を、前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に配置した画像を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
前記撮像手段が動画像を撮像する場合に、撮像時間を計時する計時手段と、
前記計時手段が計時した撮像時間が所定時間以上の動画像について、当該動画像を構成する各フレームのうち、所定のフレームの画像のサムネイル画像を、前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に配置した画像を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理方法であって、
前記撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、当該サムネイル画像のサイズを前記撮像画像の解像度に応じて決定する決定工程と、
前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に、前記決定工程で決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする。
前記撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、当該サムネイル画像のサイズを前記撮像画像の解像度に応じて決定する決定工程と、
前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に、前記決定工程で決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理方法であって、
前記撮像手段が動画像を撮像する場合に、撮像時間を計時する計時工程と、
前記計時工程で計時した撮像時間が所定時間以上の動画像について、当該動画像を構成する各フレームのうち、所定のフレームの画像のサムネイル画像を、前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に配置した画像を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする。
前記撮像手段が動画像を撮像する場合に、撮像時間を計時する計時工程と、
前記計時工程で計時した撮像時間が所定時間以上の動画像について、当該動画像を構成する各フレームのうち、所定のフレームの画像のサムネイル画像を、前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に配置した画像を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成により、地図画像上における各サムネイル画像の視認性を高めることができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の基本構成を示すブロック図である。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の基本構成を示すブロック図である。
101は撮像装置で、CCD、レンズ制御回路などにより構成されており、現実空間を撮像する。102はGPS(Global Positioning Systems)回路で、周知の技術により画像処理装置自身の緯度、経度を示す信号を出力するものである。
103はCPUで、画像処理装置全体の制御を行うと共に、後述する各処理を実行するものである。また後述する各処理を実行する際には、同図に示した各部を制御する処理をも行う。
104はメモリで、記録媒体108からCPU103の制御により読み出された各種のデータ、撮像装置101により撮像された画像のデータ、GPS回路102から出力される緯度経度を示すデータ、画像圧縮伸張回路106による処理後の画像のデータなどを一時的に記憶するためのエリアを備えると共に、CPU103が各処理を行うために使用するワークエリアも備える。またメモリ104には、CPU103に後述する各種の処理を実行させるためのプログラムやデータも格納されている。またメモリ104には、後述する地図の画像(地図画像)のデータも格納されている。
105はバスで、同図に示した各部を繋ぐものである。106は画像圧縮伸張回路で、処理対象の画像を周知の圧縮/伸張技術でもって圧縮/伸張する。107はリサイズ回路で、処理対象の画像を、後述する処理により決定するサイズに拡大/縮小する。
108は記録媒体で、ハードディスクドライブ装置や画像処理装置に脱着可能なメモリ等により構成されるものであり、撮像装置101により撮像された画像のデータなどを格納する事ができる。また格納されたデータはCPU103の制御により必要に応じてメモリ104に読み出される。109はCRT等により構成される表示装置で、画像や文字などを表示することができる。
110は操作部で、ボタンなどにより構成され、各種の指示をCPU103に指示するためのものである。なお、表示装置109の画面がタッチパネルの場合には、操作部110はこのタッチパネルとして機能するものである。
次に、以上の構成を有する画像処理装置の動作について説明する。
撮像装置101は操作部110から撮像開始指示を受けた直後から現実空間の撮像を開始する。また撮像装置101は現実空間の動画像、静止画像の何れも撮像することができ、その設定は操作部110を操作することにより切り替えることができる。
静止画像を撮像した場合には、この静止画像のデータはバス105を介して記録媒体108に格納される。一方、動画像が撮像された場合には、各フレームの画像が順次記録媒体108に格納される。このように、何れの場合でも、撮像された画像(静止画像、動画像)は記録媒体108に格納される。
なお撮像された画像を記録媒体108に記録する際には、CPU103はリサイズ回路107を制御し、リサイズ回路107に、撮像された画像を所定のサイズにリサイズさせてサムネイル画像に変換し、画像圧縮伸張回路106により圧縮して記録する。即ち、撮像された画像は、圧縮されたサムネイル画像として記録媒体108に格納される。
動画像のサムネイル画像は、動画像を構成する各フレームのうち任意の1フレーム(予め決まったフレームでも良いし、操作部110を用いて指示するようにしても良い)の画像を上記リサイズ回路107によりリサイズすることにより生成される。静止画像のサムネイル画像は、静止画像を上記リサイズ回路107によりリサイズすることにより生成される。
そして操作部110を用いて撮像を完了する旨の指示を入力すると、CPU103は、記録媒体108から各静止画像のサムネイル画像をメモリ104に読み出すと共に、各動画像毎に任意の1フレーム(例えば先頭フレーム)のサムネイル画像をメモリ104に読み出す。以下、特に説明しない限りは、静止画像のサムネイル画像と、動画像中の任意の1フレームのサムネイル画像とをまとめて「表示対象画像」と呼称する場合がある。また、圧縮されたサムネイル画像を読み出す際には画像圧縮伸張回路106により伸張処理が施され、リサイズ回路107により後述する処理により決定されたサイズにリサイズされる。画像サイズは3段階有り、最も大きいサイズを「サイズ1」、次に大きいサイズを「サイズ2」、そして最も小さいサイズを「サイズ3」と呼称する。
一方、GPS回路102は逐次、画像処理装置の緯度経度を示す信号をデータとしてメモリ104に出力しており、CPU103は操作部110から撮像指示が入力された時点でGPS回路102から出力された「緯度経度を示すデータ」を、撮像された静止画像もしくは動画像のサムネイル画像、及び撮像された画像に係る情報(画像情報)とセットにして記録媒体108に記憶させる。
画像情報には様々なものが含まれるが、例えば同じセットに含まれるのサムネイル画像の作成元の画像が動画像であるか静止画像であるかを示すフラグ、同じセットに含まれるのサムネイル画像の作成元の画像の画素数を示す情報が含まれる。また、記録媒体108に格納される緯度経度については、操作部110から撮像指示が入力された時点でGPS回路102から出力されたものに限定するものではなく、何れのタイミングのものであっても良い。
そしてCPU103はメモリ104に記憶されている地図画像(撮像装置101により撮像する撮像地点を含む領域を包含する地図の画像)を表示装置109に表示すると共に、メモリ104に読み出されている表示対象画像とセットになっている緯度経度データに応じた地図画像上の位置に、この表示対象画像を表示するか否か、表示する場合にはその画像サイズを決定する。そして、この決定に応じて表示すべきサムネイル画像は決定した画像サイズでもって、緯度経度データに応じた地図画像上の位置に表示する。
図2は、地図画像上で表示すべきと判断されたサムネイル画像を、この地図画像上の撮像地点に対応する位置に、決定された画像サイズでもって表示する処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従ったプログラムはメモリ104に記憶されており、CPU103がこれを実行することで、本実施形態に係る画像処理装置は、後述する各処理を行うことになる。
尚、同図のフローチャートに従った処理を開始する前段で、記録媒体108には既に静止画像、動画像のサムネイル画像(伸張済み)が格納されているものとする。
先ずCPU103は、記録媒体108に格納されている静止画像、動画像のサムネイル画像を伸張してメモリ104に読み出すのであるが、各解像度毎の画像の数、動画像の数をカウントする為の変数Acnt,Bcnt,Ccntを0に初期化する(ステップS202)。
本実施形態ではAcntは300万画素以上の画像(静止画像、動画像)もしくは動画像の数をカウントするための変数、Bcntは100万画素以上300万画素未満の画像(静止画像、動画像)の数をカウントするための変数、Ccntは100万画素未満の画像(静止画像、動画像)の数をカウントするための変数とするが、この数値に限定するものではなく、BcntはCcntよりも高い解像度の画像をカウントするための変数、AcntはBcntよりも高い解像度の画像をカウントするための変数であれば良い。
次に、CPU103は記録媒体108から静止画像、動画像のサムネイル画像を画像圧縮伸張回路106を制御することで伸張して読み出し、読み出した静止画像、動画像のサムネイル画像とセットになって記憶されている画像情報を参照し、読み出した各サムネイル画像が動画像であるか否か、読み出した各サムネイル画像の作成元の画像の解像度がいくつであるかに応じて、変数Acnt、Bcnt、Ccntが有する値をカウントアップする(ステップS203〜S206)。
即ち、読み出したサムネイル画像の作成元の画像(静止画像、動画像)が300万画素以上の画像もしくは動画像である場合には処理をステップS204に進め、変数Acntが有する値をカウントアップする。また、読み出したサムネイル画像の作成元の画像(静止画像、動画像)が100万画素以上300万画素未満の画像である場合には処理をステップS205に進め、変数Bcntが有する値をカウントアップする。また、読み出したサムネイル画像の作成元の画像(静止画像、動画像)が100万画素未満の画像である場合には処理をステップS206に進め、変数Ccntが有する値をカウントアップする。
そして変数Acnt、Bcnt、Ccntの夫々が有する値の合計値が所定値CNTを越えているか否かを判断する(ステップS207)。所定値CNTは、予め決めたもので、地図画像上で表示するサムネイル画像の最大数を示す変数である。そして上記合計値が所定値CNT未満である場合には処理をステップS203に戻し、以降の処理を繰り返す。
一方、上記合計値が所定値CNT以上である場合には、処理をステップS208に進め、変数Acntが有する値が、「サイズ1で表示可能なサムネイル画像の最大個数M1(表示限度数)」を超えているか否かを判断する(ステップS208)。Acnt>M1の場合、メモリ104に読み出した300万画素以上の画像(静止画像、動画像)のサムネイル画像を上記リサイズ回路107を用いて「サイズ2」にリサイズする(ステップS209)。リサイズ後のサムネイル画像を画像Aと呼称する。画像Aのサイズは、「サイズ2」で規定されるサイズである。どのサムネイル画像の作成元の画像がどの解像度であるかは、サムネイル画像とセットになっている画像情報を参照すればよい。
そして生成した画像Aを「サイズ2」で規定される画像サイズでもって、画像Aの生成元の画像(動画像もしくは静止画像)とセットになっている緯度経度データに応じた地図画像上の位置に表示する(ステップS209)。
一方、Acnt≦M1の場合、上記画像AをステップS209と同様に生成する。画像Aのサイズは、「サイズ1」で規定されるサイズである。そして生成した画像Aを「サイズ1」で規定される画像サイズでもって、画像Aの生成元の画像(動画像もしくは静止画像)とセットになっている緯度経度データに応じた地図画像上の位置に表示する(ステップS210)。
即ち上記処理では、最も高い解像度の画像(静止画像、動画像)の個数、もしくは動画像の個数が所定数M1以下である場合には、夫々のサムネイル画像を大きく表示しても、互いに重なるなどの問題はないため、最も大きいサイズでもって表示し、所定数M1を越えている場合には、夫々のサムネイル画像を大きく表示すると互いに重なるなどの問題が生じるため、画像サイズを1つ落とす。これにより、互いのサムネイル画像が重なるなどの問題が発生しない程度に、各サムネイル画像を撮像地点に対応する地図画像上の位置に表示することができる。
次に、変数Bcntが有する値が、「サイズ2で表示可能なサムネイル画像の最大個数M2(表示限度数)」を超えているか否かを判断する(ステップS211)。Bcnt>M2の場合、メモリ104に読み出した100万画素以上300万画素未満の画像(静止画像、動画像)のサムネイル画像を上記リサイズ回路107を用いて「サイズ3」にリサイズする(ステップS213)。リサイズ後のサムネイル画像を画像Bと呼称する。画像Bのサイズは、「サイズ3」で規定されるサイズである。
そして生成した画像Aを「サイズ3」で規定される画像サイズでもって、画像Bの生成元の画像(静止画像)とセットになっている緯度経度データに応じた地図画像上の位置に表示する(ステップS213)。
一方、Bcnt≦M2の場合、上記画像BをステップS213と同様に生成する(ステップS212)。画像Bのサイズは、「サイズ2」で規定されるサイズである。そして、生成した画像Bを「サイズ2」で規定される画像サイズでもって、画像Bの生成元の画像(動画像もしくは静止画像)とセットになっている緯度経度データに応じた地図画像上の位置に表示する(ステップS212)。
即ち上記処理では、100万画素以上300万画素未満の画像(静止画像、動画像)の個数が所定数M2以下である場合には、夫々のサムネイル画像を大きく表示しても、互いに重なるなどの問題はないため、画像Aの次に優先して表示するために、画像Aよりも1段階小さいサイズでもって表示し、所定数M2を越えている場合には、夫々のサムネイル画像を大きく表示すると互いに重なるなどの問題が生じるため、最も小さいサイズに設定する。これにより、互いのサムネイル画像が重なるなどの問題が発生しない程度に、各サムネイル画像を撮像地点に対応する地図画像上の位置に表示することができる。
次に、変数Ccntが有する値が、「サイズ3で表示可能なサムネイル画像の最大個数M3(表示限度数)」を超えているか否かを判断する(ステップS214)。Ccnt≦M3の場合、メモリ104に読み出した100万画素未満の画像(静止画像、動画像)のサムネイル画像を上記リサイズ回路107を用いて「サイズ3」にリサイズする(ステップS215)。リサイズ後のサムネイル画像を画像Cと呼称する。画像Cのサイズは、「サイズ3」で規定されるサイズである。
そして生成した画像Cを「サイズ3」で規定される画像サイズでもって、画像Cの生成元の画像(動画像もしくは静止画像)とセットになっている緯度経度データに応じた地図画像上の位置に表示する(ステップS215)。
一方、Bcnt>M3の場合、画像Cは表示しない。
即ち上記処理では、100万画素未満の画像(静止画像、動画像)の個数が所定数M3以下である場合には、夫々のサムネイル画像を大きく表示しても、互いに重なるなどの問題はないため、画像Bの次に優先して表示するために、画像Bよりも1段階小さいサイズでもって表示し、所定数M3を越えている場合には、これ以上地図画像上にサムネイル画像を表示すると、他のサムネイル画像の内容が視覚的に見にくくなることを配慮して、表示しない。これにより、互いのサムネイル画像が重なるなどの問題が発生しない程度に、各サムネイル画像を撮像地点に対応する地図画像上の位置に表示することができる。
なお、上記所定数M1、M2,M3は、表示装置109の表示画面のサイズや画素数に応じて決まるものである。また、M2の値はM1の値に応じて決まるものであり、M3の値はM2の値に応じて決まるものである。
図3は、以上の処理により表示装置109の表示画面上に表示される地図画像、及びサムネイル画像の表示例を示す図である。
同図において301,302は画像Aであり、画像サイズは「サイズ1」で規定されたものである。上述の通り、画像Aは、300万画素以上の画像(静止画像、動画像)もしくは動画像のサムネイル画像である。又、画像Aとしての画像301,302は夫々、地図画像上で表示されている位置に対応する現実空間中の位置で撮像された静止画像、もしくは動画像から生成されたものである。
303,304は画像Bであり、画像サイズは「サイズ2」で規定されたものである。上述の通り、画像Bは、100万画素以上300万画素未満の画像(静止画像、動画像)のサムネイル画像である。又、画像Bとしての画像303,304は夫々、地図画像上で表示されている位置に対応する現実空間中の位置で撮像された静止画像から生成されたものである。
305,306は画像Cであり、画像サイズは「サイズ3」で規定されたものである。上述の通り、画像Cは、100万画素未満の画像(静止画像、動画像)のサムネイル画像である。又、画像Cとしての画像305,306は夫々、地図画像上で表示されている位置に対応する現実空間中の位置で撮像された静止画像から生成されたものである。
なお、画像Aは、300万画素以上の画像もしくは動画像を構成する各フレームのうち任意の1フレームの画像に基づいて作成されるものであるが、単に300万画素以上の静止画像のみから生成するようにしても良い。
以上の説明により、本実施形態によって、サムネイル画像が互いに重なることなく、また、地図画像上に過剰な数が表示されることなく、地図画像上の各撮像地点に対応する位置にサムネイル画像を表示することができ、従来に比べてよりサムネイル画像の視認性を高めることができる。
また、動画像、もしくは解像度が高い画像(動画像、静止画像)ほどサムネイル画像を表示するサイズを大きくするので、より詳細な情報を提供することができる。
なお、本実施形態では地図上の画像処理装置の位置をGPSにより得ていたが、これに限定されるものではなく、磁気センサや超音波センサにより画像処理装置の地図上の位置を得るようにしても良いし、その手段は特に限定するものではない。
また、変数Acnt、Bcnt、CcntとM1,M2,M3との比較に応じて決まる画像サイズは上記説明に限定されるものではないが、より表示優先度の高いサムネイル画像のサイズは大きくする。
また、本実施形態では、Ccnt>M3の場合には画像Cは表示しないと判断したが、例えばBcnt>M2の場合には画像Bは表示しないというように、表示装置109の表示画面のサイズによっては、サムネイル画像を表示しない基準を高くするようにしても良い。
[第2の実施形態]
第1の実施形態ではサムネイル画像を画像圧縮伸張回路106を用いて圧縮していたが、圧縮処理は必須なものではない。
第1の実施形態ではサムネイル画像を画像圧縮伸張回路106を用いて圧縮していたが、圧縮処理は必須なものではない。
また、サムネイル画像を撮像した直後に作成するのではなく、表示サイズが決定した時点で作成するようにしても良い。
[第3の実施形態]
撮像装置101により撮像された各動画像において、所定の時間以上撮像された動画像のみを表示対象とするようにしても良い。その場合、撮像された動画像のデータには、CPU103内部に備わっている不図示のタイマにより計時された撮影時間を示すデータを付加しておき、このデータを参照して、表示すべき動画像を決定する。また、撮影時間の長い動画像のサムネイル画像ほど表示優先度を高くしておき、逆に撮影時間の短いサムネイル画像ほど表示優先度を低くしておく。
撮像装置101により撮像された各動画像において、所定の時間以上撮像された動画像のみを表示対象とするようにしても良い。その場合、撮像された動画像のデータには、CPU103内部に備わっている不図示のタイマにより計時された撮影時間を示すデータを付加しておき、このデータを参照して、表示すべき動画像を決定する。また、撮影時間の長い動画像のサムネイル画像ほど表示優先度を高くしておき、逆に撮影時間の短いサムネイル画像ほど表示優先度を低くしておく。
この表示優先度の扱いは第1の実施形態と同じであり、表示優先度の高いサムネイル画像から表示し、表示するサムネイルの数が所定数以上となった場合には、表示優先度の低いものは表示されない。
[第4の実施形態]
上記画像処理装置は撮像装置101を接続したコンピュータ(図1に示した構成において撮像装置101以外の各部を有するコンピュータ)としても良いし、一台の撮像装置としても良い。即ち、図1に示した各部が単体の装置内に格納されるものであるか、複数台の装置内に分けて格納されるものであるかは特に限定するものではない。
上記画像処理装置は撮像装置101を接続したコンピュータ(図1に示した構成において撮像装置101以外の各部を有するコンピュータ)としても良いし、一台の撮像装置としても良い。即ち、図1に示した各部が単体の装置内に格納されるものであるか、複数台の装置内に分けて格納されるものであるかは特に限定するものではない。
[その他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
Claims (11)
- 現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理装置であって、
前記撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、当該サムネイル画像のサイズを前記撮像画像の解像度に応じて決定する決定手段と、
前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に、前記決定手段が決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記撮像画像が動画像の場合、前記サムネイル画像は、当該動画像中の所定の1フレームの画像から生成される画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記決定手段は、前記撮像画像の解像度が高いほど、前記撮像画像のサムネイル画像のサイズをより大きく決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記決定手段は、前記撮像画像が動画像であれば、前記撮像画像が静止画像である場合よりも、前記撮像画像のサムネイル画像のサイズをより大きく決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記決定手段は、前記撮像画像の解像度を含む所定の範囲内の解像度を有する撮像画像の個数が、前記範囲に対して予め決まる表示限度数を越えている場合には、前記サムネイル画像のサイズを第1のサイズに決定し、前記個数が前記表示限度数以下である場合には、前記サムネイル画像のサイズを前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズに決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記表示手段は、前記撮像画像の解像度を含む所定の範囲内の解像度を有する撮像画像の個数が、前記範囲に対して予め決まる表示限度数を越えている場合には、前記撮像画像のサムネイル画像は表示しないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理装置であって、
前記撮像手段が動画像を撮像する場合に、撮像時間を計時する計時手段と、
前記計時手段が計時した撮像時間が所定時間以上の動画像について、当該動画像を構成する各フレームのうち、所定のフレームの画像のサムネイル画像を、前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に配置した画像を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理方法であって、
前記撮像画像のサムネイル画像を作成する場合に、当該サムネイル画像のサイズを前記撮像画像の解像度に応じて決定する決定工程と、
前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に、前記決定工程で決定したサイズのサムネイル画像を配置した画像を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - 現実空間を撮像する撮像手段により得られる撮像画像のサムネイル画像を、地図を示す画像上で前記撮像画像の撮像位置に対応する位置に表示する画像処理方法であって、
前記撮像手段が動画像を撮像する場合に、撮像時間を計時する計時工程と、
前記計時工程で計時した撮像時間が所定時間以上の動画像について、当該動画像を構成する各フレームのうち、所定のフレームの画像のサムネイル画像を、前記地図を示す画像上の前記撮像位置に対応する位置に配置した画像を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに請求項8又は9に記載の画像処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項10に記載のプログラムを格納することを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003407775A JP2005167939A (ja) | 2003-12-05 | 2003-12-05 | 画像処理方法、画像処理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007230068A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Brother Ind Ltd | 印刷装置 |
-
2003
- 2003-12-05 JP JP2003407775A patent/JP2005167939A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007230068A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Brother Ind Ltd | 印刷装置 |
JP4635907B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-02-23 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
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