JP2005166233A - 光ディスク装置、半導体装置、光ディスクおよび記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の光ディスク装置は、記録データに対応した記録パルス1を用いて光ディスク9にマークを形成し、記録データの記録を行う光ディスク装置であって、光ピックアップと、制御部とを備えている。光ピックアップは、記録パルス1に応じたレーザビーム8を発するレーザ7と、レーザビーム8を光ディスク9に導くための光学部品とを含む。制御部は、レーザ7の発光特性に応じて定められた記録補償値を用いて、レーザ7の発光を制御する。
【選択図】 図1
Description
このような技術では、例えば、プログラマブルディレーラインのようなデバイスを用い、記録補償値に応じた遅延量を設定することにより記録パルスの前端、あるいは後端をシフトすることによって、形成する記録マークの前端、あるいは後端の位置を決定する。
すなわち、従来の技術では、光ディスクが高速化した場合に、記録マークの形成位置のずれが大きくなるという不都合がある。
本発明の光ディスク装置により、レーザの発光特性に応じた記録補償値を用いたマークの形成を行うことが可能となる。このため、より適切な記録補償を行い、適切な記録位置にマークを形成することが可能となる。
本発明の光ディスク装置により、レーザの立上がり時間あるいは立下がり時間に応じた記録補償値を用いて、マークの形成を行うことが可能となる。このため、例えば、レーザの立上がり時間に応じた記録補償値を用いて、レーザを発光開始を制御することが可能となる。また、例えば、レーザの立下がり時間に応じた記録補償値を用いて、レーザの発光停止を制御することが可能となる。
本発明の光ディスク装置では、レーザ発生部の発光特性を実際に測定しているため、より適切にレーザ発光部の発光の制御を行うことが可能となる。さらに、異なる発光特性を有するレーザを備える複数の光ディスク装置のそれぞれに対しても、それぞれの発光特性に応じて適切な記録補償値を決定することが可能となる。
本発明の光ディスク装置では、2つの記録補償値候補を用いて記録補償値を決定するため、より適切な記録補償値を用いて、レーザ発光部の発光の制御を行うことが可能となる。また、より少ない記録補償値候補を備えるだけで、実際に用いる記録補償値を算出することが可能であるため、記録補償値候補の記憶に必要なメモリなどの容量を削減することも可能となる。
請求項8に記載の光ディスク装置は、請求項7に記載の光ディスク装置であって、レーザ発生部の発光時の立上がり時間あるいは立下がり時間を測定する測定部をさらに備えている。制御部は、測定部からレーザ発生部の発光時の立上がり時間あるいは立下がり時間を取得する。
本発明の光ディスク装置では、レーザ発生部の発光特性を実際に測定しているため、より適切にレーザ発光部の発光の制御を行うことが可能となる。さらに、異なる発光特性を有するレーザを備える複数の光ディスク装置のそれぞれに対しても、それぞれの発光特性に応じて適切な記録補償値を決定することが可能となる。
本発明の光ディスク装置では、2つの記録補償値候補を用いて記録補償値を決定するため、より適切な記録補償値を用いて、レーザ発光部の発光の制御を行うことが可能となる。また、より少ない記録補償値候補を備えるだけで、実際に用いる記録補償値を算出することが可能であるため、記録補償値候補の記憶に必要なメモリなどの容量を削減することも可能となる。
請求項12に記載の光ディスクは、レーザの発光によりマークが形成され、記録データの記録が行われる光ディスクであって、レーザの発光特性の複数の異なる値に対して、それぞれ規定された複数の記録補償値候補が、予め所定の領域に記録されていることを特徴とする。
本発明の記録方法により、レーザの発光特性に応じた記録補償値を用いたマークの形成を行うことが可能となる。このため、より適切な記録補償を行い、適切な記録位置にマークを形成することが可能となる。
図6を用いて、出願人の調査により判明した従来技術の課題と、その課題を解決する本発明の概要とについて説明する。
《従来技術による記録マークの形成》
図6において、103は、記録パルス(記録補償前)であって、105は、記録パルス103の開始位置、終了位置がその前端、後端にそれぞれ一致した理想的な記録マークである。
記録マークは、レーザの記録発光レベルがスレシホールドレベル107を超える場合に形成される。この記録マークの形成に寄与するスレシホールドレベル107の存在により、記録パルス103によりレーザを駆動した場合には、実際に形成される記録マークは、110に示すタイミングで形成される。すなわち、記録マーク110は、理想的な記録マーク105に比べて長くなり、その前端は、記録パルス103の開始位置より時間Trrだけ遅れ、その後端は、記録パルス103の終了位置よりTffだけ遅れて形成される。ここで、Trrは、記録パルス103の開始位置から、記録発光レベル106がスレシホールドレベル107を超えるまでの時間であり、Tffは、記録パルス103の終了位置から、記録発光レベル106がスレシホールドレベル107を下回るまでの時間である。また、図6において、Trは、記録発光レベル106の立上がり時間であり、Tfは、立下がり時間である。
図6に示すような場合、本発明による記録補償は以下のように行われる。
すなわち、記録パルス103の開始位置を時間Trrだけ早め、終了位置をTffだけ早めるようにする。ただし、早めるという動作の実現は不可能であるから、例えば、プログラマブルディレーラインのようなデバイスに記録補償前の記録パルス103を入力し、その最大遅延量をTとすれば、最大遅延量Tから早めたい時間を引いて、プログラマブルディレーラインの設定遅延量とする。
(実施の形態1)
《構成》
図1は、本発明の実施の形態1における光ディスク装置、特にその記録補償にかかる部分の構成を示したものである。
また、メモリーBにはメモリーAの内容、すなわち、レーザの異なる立上がり時間(Tr1〜TrN)、立下がり時間(Tf1〜TfN)の各々で参照される記録補償値、換言すればレーザの異なる立上がり時間、立下がり時間の各々に適合した記録補償値が予め記憶されている。なお、これらの記録補償値をTrr1〜TrrN、Tff1〜TffNのように表す。
ADコンバータ14の出力データ、すなわち、レーザ7より発射されたレーザビーム8の記録発光レベルをデジタル信号に変換したデータは、入力データ10として、所定のデータ形式でCPU5へ入力される。
なお、入力データ10は、レーザビーム8の記録発光レベルであるとしたが、実際に使用されるレーザ7の立上がり時間Tr、立下がり時間Tfに相当するデータであってもよい。(なお、Tr、Tfについては図6参照)。例えば、記録発光レベルをオシロスコープ等で観測することによってレーザ7の立上がり時間、立下がり時間を測定し、その後、適当なデータ形式に変換してCPU5に入力してもよい。入力手段としては、例えば、所定のビット幅を有するスイッチのON・OFF機能を用いることで簡単に実現できる。
また、ホトディテクタ13、ADコンバータ14などは、レーザ7の発光時の立上がり時間と立下がり時間とを測定する測定部を構成する。
次に、図1のように構成された本発明における光ディスク装置のCPU5の動作を図2のフローチャートを用いて説明する。なお、図2に記したレジスタAおよびBは、CPU5を動作させるプログラムの記述のなかで意識されるものであるため、図1には図示していない。
《効果》
(1)
本発明の光ディスク装置により、実際に使用されるレーザ(本実施の形態では、図1に示したレーザ7)の発光特性(立上がり時間・立下がり時間)に応じた記録補償値を用いた記録マークの形成を行うことが可能となる。このため、より適切な記録補償を行い、適切な記録位置にマークを形成することが可能となる。
(2)
さらに、付随的な効果として、本発明では、以下の効果を奏することも可能である。
図6を用いて説明した技術では、記録パルス103で駆動されるレーザは、その浮遊容量が個々のレーザで異なる。このため、記録でない状態から記録の状態への遷移時における発光レベルの立上がり時間Trと、記録状態から記録でない状態への遷移時における発光レベルの立下がり時間Tfも個々に異なる。それに伴い、上で説明したTrrおよびTffも個々に異なることとなる。
一方、本発明では、実際に使用されるレーザ(図1においては、レーザ7)の立上がり時間Tr、立下がり時間Tfに応じて、適切な記録補償値の決定を行っている。
このため、異なる光ディスク装置間で各々のレーザの記録発光時の立上がり時間および立下がり時間の違いにより、形成される記録マークの長さ、前端および後端の位置の違いを生ずることが防止される。すなわち、異なる光ディスク装置の記録特性を均一に保つこと、換言すれば互換性を確保することが可能となる。この結果、記録したデータの再生についても互換性を確保することが可能となる。
(1)
図1に示す光ディスク装置では、レーザの立上がり時間Tr、立下がり時間Tfに応じて記録補償値の決定を行った。
(2)
図1に示す光ディスク装置では、レーザ7の立上がり時間Tr、立下がり時間Tfを、実際に測定すると説明した。
(実施の形態2)
次に本発明における光ディスク装置の、実施の形態2を説明する。
実施の形態2の構成は、前述した実施の形態1とほぼ同様である。
実施の形態2は、実際に使用するレーザ7の立上がり時間Tr、立下がり時間Tfと、CPU5が包含するメモリーAの内容とに一致するものがない場合の対応方法を提供するものである。
まず、60で実際に使用されるレーザ7の立上がり時間Tr、立下がり時間Tfに相当するデータ10の入力処理を行い、レジスタAに格納する。次に、61により、レジスタAの内容で、メモリーAの内容、すなわち、複数組のレーザの立上がり時間(Tr1〜TrN)、立下がり時間(Tf1〜TfN)の一組を参照する。参照した結果、一致した場合は、図2に示した51〜55までの処理を行う。一方、62で示すように、参照した結果、一致が認められない場合は、63でレジスタAの内容に最も近いメモリAの内容を検索し、64でその検索結果をレジスタBに格納する。次に、65により、レジスタBの内容で、メモリーBの内容、すなわち、レーザの異なる立上がり時間、立下がり時間の各々で参照される記録補償値(Trr1〜TrrN、Tff1〜TffN)を参照し、66によりレジスタCに格納する。
《効果》
本実施の形態に記載の光ディスク装置では、実施の形態1に記載の光ディスク装置とほぼ同様の効果を得ることが可能となる。
このため、異なる光ディスク装置間で各々のレーザの記録発光時の立上がり時間および立下がり時間の違いに対して、形成される記録マークの長さ、前端および後端の位置を一定の誤差の範囲内に抑えることが可能となる。換言すれば、異なる光ディスク装置の記録特性を一定の誤差の範囲内で均一に保つことが可能となる。
次に本発明における光ディスク装置の、実施の形態3を説明する。
《構成・動作》
実施の形態3の構成は、前述した実施の形態1とほぼ同様である。
その方法を図4のフローチャート形式で説明する。
本実施の形態に記載の光ディスク装置では、実施の形態1に記載の光ディスク装置とほぼ同様の効果を得ることが可能となる。
特に、設定された記録補償値は、上記の説明で明らかなように、実際に使用するレーザ7の立上がり時間、立下がり時間に最も近い前後の値で参照された記録補償値の平均値であり、一定の誤差の範囲内で最適な記録補償値である。
本発明における光ディスクは、上記各実施の形態で説明した記録補償値、すなわち、レーザの記録発光時の異なる立上がり時間(Tr1〜TrN)および立下がり時間(Tf1〜TfN)に適合するように規定された複数組の記録補償値(Trr1〜TrrN、Tff1〜TffN)が、予め所定の領域に記録されているという特徴を有する。
なお、上記記録補償値が予め記録されている所定の領域は、種々のディスク規格で定義されているコントロールトラックとすることも可能であり、もしくは当該光ディスク上の特定の物理アドレスを有するトラックとすることも可能である。
(実施の形態5)
《構成》
図5は、本発明の実施の形態5における光ディスク装置、特にその記録補償にかかる部分の構成を示したものである。図5では、図1と同様に、本発明の実施の形態5の説明に必要な構成要素のみを掲げ、他の構成要素、例えば、フォーカス、トラッキングの制御部、ピックアップの光学系の部分等に関する記述は省略した。
なお、CPU5に関して、実施の形態1と異なる点は、次の点である。すなわち、実施の形態1(すなわち図1)では、メモリーAおよびメモリーBがリードオンリー型のメモリーとして機能した。一方、本実施の形態(すなわち図5)では、再書き込み可能型のメモリー型として機能する。この機能については後に説明する。
再生信号20のうち、複数組の記録補償値が記録された所定の領域からの再生信号は、再生処理回路21、およびデータ処理回路22によって適宜再生処理、データ処理される。さらに、処理後の信号は、CPU5への入力データ11(前述したCPU5への入力データ10とは異なる)となってCPU5に入力される。このように、CPU5への入力データ11は、レーザの記録発光時の異なる立上がり時間および立下がり時間(Tr1〜TrN、Tf1〜TfN)に適合するように規定された複数組の記録補償値(Trr1〜TrrN、Tff1〜TffN)を所定のデータ形式に変換したものである。
《動作・効果》
以上の構成に基づいて、記録パルス1に対して記録補償を施し、光ディスク9に記録マークを形成する場合の動作は、次のようになる。すなわち、実際に使用されるレーザ7の立上がり時間Tr、立下がり時間Tfに相当するデータ10がCPU5に入力される。CPU5では、実施の形態1で説明した図2と同様の処理プログラムにより、記録補償値の決定を行う。
また、別の光ディスク装置においては、その光ディスク装置に実際に使用されているレーザの立上がり時間、立下がり時間に参照されて最適な記録補償値が選択・決定される。
図1あるいは図5に示したブロック図の各機能ブロックや、ハードウェア構成は、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
(付記)
《付記の内容》
(付記1)
記録データに対応してパルス幅及びパルス間隔が変化する記録パルスでレーザを駆動し、光ディスク媒体にマークを形成することによりデータを記録する際の、前記マークの前端、後端の位置を制御し、前記マークを適正位置に記録するための記録補償における記録補償値の決定が、前記レーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間に従属してなされることを特徴とした光ディスク装置。
レーザの記録発光時の異なる立上がり時間及び立下り時間に適合するように規定された複数組の記録補償値が予め記憶されている記録補償テーブルを有し、前記記録補償テーブルから選択される一組の記録補償値は、実際に使用されるレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間をもとに参照してなされることを特徴とする付記1に記載の光ディスク装置。
前記記録補償テーブルから選択される一組の記録補償値は、前記実際に使用されるレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間をもとに参照してなされることを特徴とする付記1に記載の光ディスク装置。
前記実際に使用されるレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間に最も近い前後の値をもとに前記記録補償テーブルから二組の記録補償値を参照し、前記二組の記録補償値の平均値を記録補償値とすることを特徴とする付記1に記載の光ディスク装置。
レーザの記録発光時の異なる立上がり時間もしくは立下り時間に適合するように規定された複数組の記録補償値が、予め所定の領域に記録されていることを特徴とした光ディスク。
前記光ディスクの、予め所定の領域に記録されている、レーザの記録発光時間の異なる立上がり時間もしくは立下り時間に適合するように規定された複数組の記録補償値から選択される一組の記録補償値は、実際に使用されるレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間をもとに参照してなされることを特徴とする光ディスク装置。
前記光ディスクの、予め所定の領域に記録されている、レーザの記録発光時の異なる立上がり時間及び立下り時間に適合するように規定された複数組の記録補償値から選択される一組の記録補償値は、前記実際に使用されるレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間に最も近い値をもとに参照してなされることを特徴とする付記6に記載の光ディスク装置。
前記実際に使用されるレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間に最も近い前後の値をもとに、前記光ディスクの、予め所定の領域に記録されている、レーザの記録発光時の異なる立上がり時間及び立下り時間に適合するように規定された複数組の記録補償値から二組の記録補償値を参照し、前記二組の記録補償値の平均値を記録補償値とすることを特徴とする付記6に記載の光ディスク装置。
前記従来の課題を解決するために、本発明の光ディスク装置は記録補償における記録補償値が、当該光ディスク装置に搭載したレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間に従属して決定されるものである。
また、本発明の光ディスク装置は、当該光ディスク装置に搭載したレーザの記録発光時の固有の立上がり時間及び立下り時間が参照する記録補償値が、前記光ディスクの当該光ディスク装置による所定の領域の再生によって読み出されるレーザの特性に適合した複数組の記録補償値の一組となっている。
本発明の光ディスク装置及び光ディスクによれば、異なる光ディスク装置間で各々のレーザの記録発光時の立上がり時間及び立下り時間の違いをして、形成される記録マークの長さ、前端及び後端の位置の違いを生じせしめない、即ち、異なる光ディスク装置の記録特性を均一に保つこと、換言すれば互換性を確保することが可能となり、結果として、記録したデータの再生についてもその特性に互換性を確保することが可能となる。
2,3 プログラマブルディレーライン
4 レーザパワー制御・駆動回路
5 CPU
6 レーザパワー設定器
7 レーザ
8 レーザビーム
9 ディスク
10,11 CPU5への入力データ
12 ハーフミラー
13 ホトディテクタ
14 ADコンバータ
20 再生信号
21 再生処理回路
22 データ処理回路
Claims (13)
- 記録データに対応した記録パルスを用いて光ディスクにマークを形成し、前記記録データの記録を行う光ディスク装置であって、
前記記録パルスに応じたレーザ光を発するレーザ発生部と、前記レーザ光を光ディスクに導くための光学部品とを含む光ピックアップと、
前記レーザ発生部の発光特性に応じて定められた記録補償値を用いて、前記レーザ発生部の発光を制御する制御部と、
を備える、
光ディスク装置。 - 前記発光特性とは、前記レーザ発生部の発光時の立上がり時間あるいは立下がり時間である、
請求項1に記載の光ディスク装置。 - 異なる値の複数の立上がり時間あるいは異なる値の複数の立下がり時間のそれぞれに対して規定された複数の記録補償値候補を格納する記憶部、
をさらに備え、
前記制御部は、前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間に基づいて、前記記憶部が格納する複数の前記記録補償値候補から、前記レーザ発生部の発光の制御に用いられる前記記録補償値を決定する、
請求項2に記載の光ディスク装置。 - 前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間を測定する測定部、
をさらに備え、
前記制御部は、前記測定部から前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間を取得する、
請求項3に記載の光ディスク装置。 - 前記制御部は、前記記憶部が格納する複数の前記記録補償値候補のうち、前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間に最も近い値に対して規定された前記記録補償値候補を前記記録補償値として選択する、
請求項3または4に記載の光ディスク装置。 - 前記制御部は、前記記憶部が格納する複数の前記記録補償値候補のうち、前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間に最も近い2つの値に対して規定された2つの前記記録補償値候補を選択し、選択された前記2つの前記記録補償値候補の平均値を前記記録補償値として決定する、
請求項3または4に記載の光ディスク装置。 - 前記制御部は、異なる値の複数の前記立上がり時間あるいは異なる値の複数の前記立下がり時間のそれぞれに対して規定された複数の記録補償値候補を前記光ディスクから取得し、前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間に基づいて、複数の前記記録補償値候補から、前記レーザ発生部の発光の制御に用いられる前記記録補償値を決定する、
請求項2に記載の光ディスク装置。 - 前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間を測定する測定部、
をさらに備え、
前記制御部は、前記測定部から前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間を取得する、
請求項7に記載の光ディスク装置。 - 前記制御部は、前記光ディスクから取得される複数の前記記録補償値候補のうち、前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間に最も近い値に対して規定された前記記録補償値候補を前記記録補償値として選択する、
請求項7または8に記載の光ディスク装置。 - 前記制御部は、前記光ディスクから取得される複数の前記記録補償値候補のうち、前記レーザ発生部の発光時の前記立上がり時間あるいは前記立下がり時間に最も近い2つの値に対して規定された2つの前記記録補償値候補を選択し、選択された前記2つの前記記録補償値候補の平均値を前記記録補償値として決定する、
請求項7または8に記載の光ディスク装置。 - パルス信号に応じたレーザ光を発するレーザ発生部の発光タイミングを制御する半導体装置であって、
前記レーザ発生部の発光特性に応じて定められた記録補償値を用いて、前記パルス信号の遅延量を決定する遅延量決定部と、
前記遅延量決定部により決定された前記遅延量を用いて、前記パルス信号を遅延させる遅延実行部と、
を備える、
半導体装置。 - レーザの発光によりマークが形成され、記録データの記録が行われる光ディスクであって、
前記レーザの発光特性の複数の異なる値に対して、それぞれ規定された複数の記録補償値候補が、予め所定の領域に記録されていることを特徴とする、
光ディスク。 - 記録データに対応した記録パルスを用いて光ディスクにマークを形成し、前記記録データの記録を行う光ディスク装置の記録方法であって、
前記記録パルスに応じたレーザ光を発するレーザ発生部の発光特性を取得する取得ステップと、
前記発光特性に応じて定められた記録補償値を用いて、前記レーザ発生部の発光を制御する制御ステップと、
を備える、
記録方法。
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