JP2005165494A - 簡易環境下共同利用コンピュータ、共同利用コンピュータ用サーバ、これらの制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

簡易環境下共同利用コンピュータ、共同利用コンピュータ用サーバ、これらの制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易環境下共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させる。
【解決手段】 共同利用コンピュータ用サーバ100はネットワーク1000を介して簡易環境下共同利用コンピュータ200と通信し、簡易環境下共同利用コンピュータ200に利用者コンピュータ環境を構築するに先立って、共同利用コンピュータ環境に付加される付加環境を特定する情報である付加環境特定情報を、簡易環境下共同利用コンピュータ200から受信する。共同利用コンピュータ用サーバ100に記憶される1種類以上の付加環境のうち、付加環境特定情報によって特定される付加環境を決定する。決定された付加環境を付加環境特定情報を送信した簡易環境下共同利用コンピュータ200に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンタルオフィスやリモートオフィス等において利用される簡易環境下共同利用コンピュータ、共同利用コンピュータ用サーバ、およびこれらの制御プログラムに関する。
従来、レンタルオフィス、リモートオフィス等において利用される共同利用コンピュータは、利用者のコンピュータで実現される環境(以下、単に「利用者コンピュータ環境」という。)を実現するために、共同利用コンピュータに実現される環境(以下、単に「共同利用コンピュータ環境」という。)に、利用者コンピュータ環境と共同利用コンピュータ環境との差分の環境(以下、単に「差分環境」という。)をダウンロードするようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、コンピュータの環境とは、コンピュータにインストールされた各種のプログラム、ネットワークの接続等の一部のハードウェア構成、コンピュータの動作に必要なパラメータの設定等をいい、このプログラムには、OS(Operating System)、通信用プログラム、メールソフトやインターネットブラウザ、辞書、各種のアプリケーションソフト等が含まれる。ただし、利用者コンピュータ環境におけるOSがすべて復元されるものではない。
共同利用コンピュータを最初に利用しようとする場合は、従来は、以下のような処理が行なわれていた。まず、利用に先立って利用者のコンピュータで実現されている環境である利用者コンピュータ環境を指定する情報を共同利用コンピュータシステム上の共同利用コンピュータ用サーバに登録する。次に、レンタルオフィス等で利用に必要な情報を記録したICカード等を受け取る。その後、ICカード等に記録された情報に基づいて正当な利用者であることの認証を行う。認証が得られたら、登録された利用者コンピュータ環境を指定する情報の指定等の利用者コンピュータ環境構築までの操作を行い、その後、利用者コンピュータ環境の下で利用していた。
特開2001−34580号公報
しかし、このような従来の共同利用コンピュータでは、利用者は、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間は共同利用コンピュータ環境の下で共同利用コンピュータの操作を行う必要があり、その間、利用者コンピュータ環境に慣れた利用者にとっては操作性が十分でないという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることが可能な簡易環境下共同利用コンピュータ、共同利用コンピュータ用サーバ、およびこれらの制御プログラムを提供することにある。
本発明の、簡易環境下共同利用コンピュータに構築される利用者コンピュータ環境を保存する共同利用コンピュータ用サーバは、ネットワークを介して簡易環境下共同利用コンピュータと通信を行う通信手段と、通信手段を介して受信した簡易環境下共同利用コンピュータからの要求に応じて情報処理または制御を行う情報処理制御手段と、簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加して構築される環境である付加環境を1種類以上、記憶する記憶手段とを有し、情報処理制御手段は、通信手段を介して受信した簡易環境下共同利用コンピュータからの、付加環境の送信要求に応じて記憶手段に記憶する付加環境を、前記通信手段を介して前記送信要求のあった簡易環境下共同利用コンピュータに送信する構成を有している。
利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加する付加環境を提供できるようにしたため、簡易環境下共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることが可能な共同利用コンピュータ用サーバを実現することができる。
また、本発明の他の、利用者コンピュータ環境を構築して利用者に利用させる簡易環境下共同利用コンピュータは、ネットワークを介して外部のサーバと通信し、利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルを外部のサーバから読み出す通信手段と、携帯記憶媒体に記憶された情報を少なくとも読み出す情報リーダライタと、共同利用コンピュータ環境が保存された共通領域、および、前記利用者コンピュータ環境ファイルを含む前記利用者が前記簡易環境下共同利用コンピュータを利用することによって生成された利用者生成情報を保存する一時保存領域を有する記憶手段と、共通領域に保存された前記共同利用コンピュータ環境と一時保存領域に保存された前記利用者コンピュータ環境ファイルとに基づいて利用者コンピュータ環境を構築し、簡易環境下共同利用コンピュータの利用の終了指示に応答して一時保存領域に保存された利用者生成情報を通信手段を介して前記外部のサーバに保存し、その後、前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を消去する情報処理制御手段とを有し、携帯記憶媒体は、共同利用コンピュータ環境に付加する環境であって、外部のサーバに予め記憶されている1種類以上の付加環境のうちの利用者が指定した付加環境を特定する付加環境特定情報を記憶し、情報処理制御手段は、利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、情報リーダライタを介して付加環境特定情報を読み出し、付加環境特定情報に応じた付加環境を外部のサーバから読み出し、一時保存領域に保存する構成を有している。
利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、付加環境を簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加して構築するようにしたため、簡易環境下共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることが可能な簡易環境下共同利用コンピュータを実現することができる。
また、本発明の実施態様では、携帯記憶媒体が、利用者が指定した複数の付加環境を特定する付加環境特定情報を記憶し、情報処理制御手段は、利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、情報リーダライタを介して前記付加環境特定情報を読み出し、付加環境特定情報に応じた複数の付加環境を前記外部のサーバから読み出し、一時保存領域に保存する構成を有している。
携帯記憶媒体に記憶された付加環境特定情報を読み出し、付加環境特定情報に応じた複数の付加環境を外部のサーバから読み出すようにしたため、複数の付加環境を組み合せて環境を構築できる自由度が増し、利便性を向上させることが可能な簡易環境下共同利用コンピュータを実現することができる。
本発明の実施態様によれば、制御手段が、前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を暗号化して前記外部のサーバに保存する構成を有している。
一時保存領域に保存された利用者生成情報を暗号化して外部のサーバに保存するため、セキュリティを向上させることが可能な簡易環境下共同利用コンピュータを実現することができる。
本発明の実施態様によれば、一時保存領域に保存された利用者生成情報を暗号化するための鍵を記憶し、簡易環境下共同利用コンピュータは、情報リーダライタを介して前記鍵を前記携帯記憶媒体から読み出し、鍵を用いて一時保存領域に保存された利用者生成情報を暗号化し、暗号化された前記利用者生成情報を外部のサーバに保存する構成を有している。
携帯記憶媒体に記憶された鍵を読み出して暗号化および復号を行うため、セキュリティを一層向上させることが可能な簡易環境下共同利用コンピュータを実現することができる。
本発明の実施態様によれば、簡易環境下共同利用コンピュータは、ネットワークを介して複数の外部のサーバと接続され、携帯記憶媒体は、複数の外部のサーバのうち付加環境または利用者コンピュータ環境ファイルを保存したサーバを特定するサーバ特定情報を記憶し、簡易環境下共同利用コンピュータは、情報リーダライタを介して携帯記憶媒体からサーバ特定情報を読み出し、サーバ特定情報に基づいて特定される外部のサーバと通信する構成を有している。
携帯記憶媒体からサーバ特定情報を読み出し、サーバ特定情報に基づいて特定される外部のサーバと通信するようにしたため、複数のサーバを有する構成の共同利用コンピュータシステムに適用を拡大することが可能な簡易環境下共同利用コンピュータを実現することができる。
また、本発明の、簡易環境下共同利用コンピュータに利用者コンピュータ環境を構築するための情報を提供する共同利用コンピュータ用サーバを制御する共同利用コンピュータ用サーバ制御プログラムは、コンピュータに、ネットワークを介して前記簡易環境下共同利用コンピュータと通信し、簡易環境下共同利用コンピュータに利用者コンピュータ環境を構築するに先立って、共同利用コンピュータ環境に付加される付加環境を特定する情報である付加環境特定情報を、簡易環境下共同利用コンピュータから受信する受信ステップと、共同利用コンピュータ用サーバに記憶される1種類以上の付加環境のうち、付加環境特定情報によって特定される付加環境を決定する決定ステップと、決定ステップで決定された付加環境を付加環境特定情報を送信した簡易環境下共同利用コンピュータに送信する送信ステップとをコンピュータに実行させるように構成されている。
利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加する付加環境を提供できるようにしたため、簡易環境下共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることが可能な共同利用コンピュータ制御プログラムを実現することができる。
また、本発明の、利用者コンピュータ環境を構築して利用者に利用させる簡易環境下共同利用コンピュータを制御する共同利用コンピュータ制御プログラムは、コンピュータに、携帯記憶媒体に記憶された、共同利用コンピュータ環境に付加する環境であって、外部のサーバに予め記憶されている1種類以上の付加環境のうち、利用者が指定した付加環境を特定する付加環境特定情報を少なくとも読み出す情報リーダライタステップと、付加環境特定情報を外部のサーバに送信し、付加環境特定情報に基づいて特定される付加環境を外部のサーバから取得する付加環境取得ステップと、付加環境取得ステップで取得した付加環境を一時保存領域に記憶させる付加環境記憶ステップと、ネットワークを介して外部のサーバと通信し、利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルを外部のサーバから読み出すファイル読出ステップと、ファイル読出ステップで読み出した利用者コンピュータ環境ファイルを前記一時保存領域に記憶させる環境ファイル記憶ステップと、環境ファイル記憶ステップで一時保存領域に記憶させた利用者コンピュータ環境ファイルと共同利用コンピュータ環境とに基づいて利用者コンピュータ環境を構築する利用者環境構築ステップと、簡易環境下共同利用コンピュータの利用の終了指示に応答して一時保存領域に保存された利用者生成情報を外部のサーバに保存させる保存ステップと、保存ステップで保存させた利用者生成情報を一時保存領域から消去する消去ステップとを実行させ、外部のサーバに保存される利用者生成情報は、利用者コンピュータ環境を構築するために共同利用コンピュータ環境に不足する環境である差分環境または付加環境を含む、利用者が簡易環境下共同利用コンピュータを利用することによって生成された情報を含む。
利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、付加環境を簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加して構築するようにしたため、簡易環境下共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることが可能な共同利用コンピュータ制御プログラムを実現することができる。
本発明は、共同利用コンピュータ用サーバを、利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加する付加環境を提供できるようにし、簡易環境下共同利用コンピュータを、利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、付加環境を簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加して構築するようにしたため、簡易環境下共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることが可能な簡易環境下共同利用コンピュータ、共同利用コンピュータ用サーバ、およびこれらの制御プログラムを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による簡易環境下共同利用コンピュータおよび共同利用コンピュータ用サーバのブロック構成を示す図である。図1において、共同利用コンピュータ用サーバ100は、ネットワーク300を介して簡易環境下共同利用コンピュータ200と通信を行う通信部130と、通信部130を介して受信した簡易環境下共同利用コンピュータ200からの要求等に応じて情報処理または制御を行う情報処理制御部120と、簡易環境下共同利用コンピュータ200の共同利用コンピュータ環境に付加して構築される環境である付加環境を1種類以上、記憶する記憶部140と、共同利用コンピュータ用サーバ100の操作を行うための操作部110とを含む。
図2は、共同利用コンピュータ用サーバ100の具体的構成の一例を示すブロック図である。図2において、操作部110は、キーボード等の入力部111と液晶ディスプレイ等の表示部112とによって構成されている。
図2では、記憶部140はハードディスク141によって実現されている。記憶部140は、図3に概念的に示すように、簡易環境下共同利用コンピュータ200に利用者コンピュータ環境が構築されるに先立って、共同利用コンピュータ環境に付加される付加環境を記憶し、付加環境が共同利用コンピュータ環境に付加されることによって、簡易環境下共同利用コンピュータの操作性の向上が図られる。
記憶部140は、さらに、簡易環境下共同利用コンピュータ200の初回の利用の際に利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルや、先に簡易環境下共同利用コンピュータ200によって送信された差分環境を保存するようになっているのでもよい。なお、この差分環境は、ネットワーク300上に接続された他の共同利用コンピュータ用サーバの記憶手段に記憶されているのでもよく、必ずしも同一の共同利用コンピュータ用サーバに保存されている必要はない。
情報処理制御部120は、情報処理や制御を行うCPU(Central Processing Unit)121と、CPU121を立ち上げるためのプログラムやその他のプログラムおよび制御用のパラメータ等を記憶するROM(Read Only Momory)122と、CPU121で用いるOSやアプリケーションの実行コードやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)123と、アプリケーションソフトや所定のデータを不揮発かつ書替可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)124を含む。
情報処理制御部120は、通信部130を介して受信した簡易環境下共同利用コンピュータ200からの、付加環境の送信要求に応じて記憶部140(図3に示すハードディスク141の記憶領域141a)に記憶する付加環境(図3では、付加環境としてタイプ1、タイプ2、・・・、タイプNのN種類が記憶されている例が示されている。)を読出し、通信部130を介して送信要求のあった簡易環境下共同利用コンピュータ200(図3では、簡易環境下共同利用コンピュータ200a)に送信するようになっている。具体的には、ネットワーク300を介して簡易環境下共同利用コンピュータ200と通信し、簡易環境下共同利用コンピュータ200に利用者コンピュータ環境を構築するに先立って、共同利用コンピュータ環境に付加される付加環境を特定する情報である付加環境特定情報を、簡易環境下共同利用コンピュータ200から受信する受信ステップと、共同利用コンピュータ用サーバ100に記憶される1種類以上の付加環境のうち、付加環境特定情報によって特定される付加環境を決定する決定ステップと、決定ステップで決定された付加環境を付加環境特定情報を送信した簡易環境下共同利用コンピュータ200に送信する送信ステップ(図3では、ステップS2。)とを実行するようになっている。差分環境の構築は、図3に示すステップS2で付加環境が簡易環境下共同利用コンピュータ200に構築された後に、図3に示すハードディスク141の記憶領域141bに記憶された差分環境を簡易環境下共同利用コンピュータ200に読み出すことによって行われる(図3では、ステップS3。)ようになっている。
ここで、上記の付加環境特定情報に複数の付加環境を特定する情報が含まれている場合、付加環境特定情報によって特定される複数の付加環境を、通信部130を介して送信要求のあった簡易環境下共同利用コンピュータ200に送信するようになっているのでもよい。また、付加環境を記憶部140に記憶させる処理は、外部のコンピュータ(図3の符号「400」で特定されるコンピュータ。)を介して行う(図3では、ステップS1。)ようになっているのでもよい。
図1に示す通信部130は、ネットワーク300を介して簡易環境下共同利用コンピュータ200等と通信を行うようになっており、ネットワーク300との通信は、無線で行うのでも、有線で行うのでもよい。通信部130は、簡易環境下共同利用コンピュータ200からの付加環境特定情報を受信し、付加環境を簡易環境下共同利用コンピュータ200に送信するようになっている。さらに、簡易環境下共同利用コンピュータ200に差分環境を送信し、利用者生成情報(暗号化したものを含む。)を共同利用コンピュータ用サーバ100から受信するようになっている。
次に、簡易環境下共同利用コンピュータ200は、ネットワーク300を介して共同利用コンピュータ用サーバ100と通信し、利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルを共同利用コンピュータ用サーバ100から読み出す通信部250と、携帯記憶媒体21に記憶された情報を少なくとも読み出す情報リーダライタ(以下、「情報R/W」という。)220と、共同利用コンピュータ環境が保存された共通領域、および、利用者コンピュータ環境ファイルを含む利用者が簡易環境下共同利用コンピュータ200を利用することによって生成された利用者生成情報を保存する一時保存領域を有する記憶部240と、共通領域に保存された共同利用コンピュータ環境と一時保存領域に保存された利用者コンピュータ環境ファイルとに基づいて利用者コンピュータ環境を構築し、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用の終了指示に応答して一時保存領域に保存された利用者生成情報を通信部250を介して共同利用コンピュータ用サーバ100に保存し、その後、一時保存領域に保存された利用者生成情報を消去する情報処理制御部230とに加え、簡易環境下共同利用コンピュータ200の操作を行うための操作部210とを含むように構成されている。
図4は、簡易環境下共同利用コンピュータ200の具体的構成の一例を示すブロック図である。図4において、操作部210は、キーボード等の入力部211と液晶ディスプレイ等の表示部212とによって構成されている。携帯記憶媒体21はICカードによって実現され、情報R/W220は、ICカードのリーダライタであるICカードR/W221によって実現されている。
携帯記憶媒体(ICカード)21は、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用に先立って利用者毎に交付され、携帯記憶媒体(ICカード)21には、この携帯記憶媒体(ICカード)21のカードID(カードID=i)、鍵Xi、携帯記憶媒体(ICカード)21に固有のカードパスワード等が登録されている。さらに、携帯記憶媒体21は、共同利用コンピュータ環境に付加する環境であって、共同利用コンピュータ用サーバ100に予め記憶されている1種類以上の付加環境のうちの利用者が指定した付加環境を特定する付加環境特定情報を記憶しているのでもよい。ただし、この付加環境特定情報は、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用の際に利用者が操作部210を介して入力するようになっているのでもよい。また、ここでのカードIDのiと鍵Xiの添え字iとは同一の番号とする。
カードIDは利用者を特定するためのIDであり、鍵Xiは利用者が作成したファイル等の情報(以下、利用者生成情報という。)を暗号化したり、共同利用コンピュータ用サーバ100から読み出した情報を復号したりするための鍵であり、カードパスワードは携帯記憶媒体(ICカード)21を持っている利用者の正当性を認証するものであり、操作部210を介して入力されたパスワードが、情報R/W220を介して読み出されたカードパスワードと照合された場合に共同利用コンピュータシステム1000へのアクセス可能とするものである。
また、ネットワーク300に複数のサーバ200が接続され、携帯記憶媒体(ICカード)21には、利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報を保存した共同利用コンピュータ用サーバ100を特定するサーバ特定情報が記憶され、簡易環境下共同利用コンピュータ200は、情報R/W220を介して携帯記憶媒体(ICカード)21からサーバ特定情報を読み出し、サーバ特定情報に基づいて特定される共同利用コンピュータ用サーバ100と通信するのでもよい。
また、カードIDおよびカードパスワードの登録時に、鍵Xiは自動生成されることが好適である。ここで、利用者は、自己のカードパスワードおよびカードIDを記憶しているものとするが、鍵Xiについては、携帯記憶媒体(ICカード)21内で生成されるので、利用者が知っている必要性はない。
図4では、記憶部240は、ハードディスク241によって実現されている。記憶部240は、図5に概念的に示すように、OS(Operating System)等の共同利用コンピュータ環境が保存された共通領域241a、および共通領域241aとは異なる記憶領域であって、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用によって生成された利用者生成情報を一時的に保存する一時保存領域241bが設けられている。なお、利用者生成情報には、共同利用コンピュータ用サーバ100に記憶された付加環境が含まれるものとする。
ここで、共通領域241aと一時保存領域241bとは、同一ドライブの中に含まれるのでも、別々のドライブに含まれるのでもよいものとする。また、共通領域241aについては、情報の読み出しができるだけで書き込みはできないようになっている。これに対して、一時保存領域241bについては、読み出しも書き込みもできるようになっている。なお、上記の「一時的」とは、1回の利用時間に亘る時間帯を含むものとする。
簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用に際し、利用者コンピュータ環境を実現するための情報がサーバ100の記憶部140から読み出されて一時保存領域241bに記憶され、利用終了時に消去されるようになっている。ここで、「利用者コンピュータ環境を実現するための情報」とは、初回利用時は、利用者コンピュータ環境を特定する情報が記録された情報であり、ファイル形式等で生成された情報をいい(以下、この情報を「利用者コンピュータ環境ファイル」という。)、2回目以降の利用時は、前回作成した差分環境をいうものとする。この差分環境とは、簡易環境下共同利用コンピュータ200に利用者コンピュータ環境を構築するために、共同利用コンピュータ環境に不足する環境をいう。また、「消去」は、「000・・0」、「111・・・1」等の所定のデータを全一時保存領域241bに書き込む等によって行うのでもよい。すなわち、後に利用する利用者が前の利用者の利用後に、前の利用者の利用に関する情報が得られないようにするものである。
情報処理制御部230は、図1に示すように、さらに、情報R/W220の制御を行い、記憶部240に記憶されている情報を簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用前の状態(以下、初期状態という。)に復元し、簡易環境下共同利用コンピュータ200の使用に際して利用者コンピュータ環境を生成する等の情報処理や制御を行うようになっている。
情報処理制御部230は、利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、情報R/W220を介して携帯記憶媒体(ICカード)21から付加環境特定情報を読み出し、付加環境特定情報に応じた付加環境を共同利用コンピュータ用サーバ100から読出し、一時保存領域241bに保存するように情報処理や制御を行う。
情報処理制御部230は、さらに共同利用コンピュータ用サーバ100から上記の利用者コンピュータ環境ファイルまたは差分環境を受信して一時保存領域241bに保存し、メール、ネットワーク、辞書、インターネットブラウザ等の設定を行い、差分環境を構築するようになっている。共同利用コンピュータ環境と差分環境とによって利用者コンピュータ環境が構築されるものとする。
また、利用者が簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用を終了しようとして終了指示を簡易環境下共同利用コンピュータ200に入力した場合、終了指示に応答して利用者がそれまで作成したファイルその他のデータである利用者生成情報を通信部250を介して共同利用コンピュータ用サーバ100に送信し、共同利用コンピュータ用サーバ100の記憶部140に記憶させるようになっている。その際、共同利用コンピュータ用サーバ100への送信に先立ち利用者生成情報を前記鍵を用いて暗号化し、暗号化した利用者生成情報をサーバ200に送信するのでもよい。言うまでもなく利用者生成情報には差分環境が含まれる。
さらに、情報処理制御部230は、利用者が作成したファイル等の利用者生成情報のバックアップが行われた後、記憶部240の一時保存領域241bに記憶された情報の消去を行い、記憶部240に記憶された情報が共通領域241aのみに記憶されている初期環境を復元するようになっている。情報の消去については、上記で説明した。
情報処理制御部230は、共同利用コンピュータ用サーバ100の情報処理制御部120と同様に情報処理や制御を行うCPU231と、CPU231を立ち上げるためのプログラムやその他のプログラムおよび制御用のパラメータ等を記憶するROM232と、CPU231で用いるOSやアプリケーションの実行コードやデータ等を記憶するRAM233と、アプリケーションソフトや所定のデータを不揮発かつ書替可能に記憶するEEPROM234で構成されている。
上記の情報R/W220を制御する機能、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用終了後に共同利用コンピュータ環境を復元する機能、および利用者生成情報を共同利用コンピュータ用サーバ100に保存させ、共同利用コンピュータ用サーバ100から必要な情報を読み出す等の機能は、記憶部240やEEPROM234に記憶されたOSやアプリケーションソフトがRAM233に実行コードとして記憶され、CPU231によって実行されることによって実現されるようになっている。
図1に示す通信部250は、ネットワーク300を介して共同利用コンピュータ用サーバ100等と通信を行うようになっており、ネットワーク300との通信は、無線で行うのでも、有線で行うのでもよい。通信部250は、共同利用コンピュータ用サーバ100から付加環境、利用者コンピュータ環境ファイル、差分環境等(それらの暗号化したものを含む。)を読み出し、利用者生成情報(暗号化したものを含む。)を共同利用コンピュータ用サーバ100に送信するようになっている。
以上、利用者コンピュータ環境の構築前に付加環境を構築して利用させる簡易環境下共同利用コンピュータ200の動作をまとめると、以下のようになる。
すなわち、携帯記憶媒体21に記憶された、共同利用コンピュータ環境に付加する環境であって、共同利用コンピュータ用サーバ100に予め記憶されている1種類以上の付加環境のうち、利用者が指定した付加環境を特定する付加環境特定情報を少なくとも読み出す情報リーダライタステップと、付加環境特定情報を共同利用コンピュータ用サーバ100に送信し、付加環境特定情報に基づいて特定される付加環境を共同利用コンピュータ用サーバ100から取得する付加環境取得ステップと、付加環境取得ステップで取得した付加環境を一時保存領域(図5に示す241b)に記憶させる付加環境記憶ステップと、ネットワーク300を介して共同利用コンピュータ用サーバ100と通信し、利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルを共同利用コンピュータ用サーバ100から読み出すファイル読出ステップと、ファイル読出ステップで読み出した利用者コンピュータ環境ファイルを一時保存領域241bに記憶させる環境ファイル記憶ステップと、環境ファイル記憶ステップで一時保存領域241bに記憶させた利用者コンピュータ環境ファイルと共同利用コンピュータ環境とに基づいて利用者コンピュータ環境を構築する利用者環境構築ステップと、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用の終了指示に応答して一時保存領域に保存された利用者生成情報を共同利用コンピュータ用サーバ100に保存させる保存ステップと、保存ステップで保存させた利用者生成情報を一時保存領域241bから消去する消去ステップとを実行する。ここで、共同利用コンピュータ用サーバ100に保存される利用者生成情報は、利用者コンピュータ環境を構築するために共同利用コンピュータ環境に不足する環境である差分環境または付加環境を含む、利用者が簡易環境下共同利用コンピュータ200を利用することによって生成された情報を含むものである。
(共同利用コンピュータ利用方法)
以下、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用方法について、図6を用いて説明する。図6は、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用方法における処理の流れを示すフローチャートであり、上記の特許文献1に記載された図7と対応させてあらわされている。
<初回利用手順>
まず、レンタルオフィスを初めて利用する場合の流れについて説明する。初めて利用する場合は、以下のステップST2〜ST5、およびステップST10、ST11に従って利用する。
利用者は、レンタルオフィスの簡易環境下共同利用コンピュータ200を初めて利用するに当たり、利用のための初期設定エントリーをする必要があり(ステップST2)、予め、ネットワーク300を介して利用者コンピュータ環境の情報を利用者コンピュータ環境ファイルに記録し、サーバ100の記憶部140に登録しておく(手順1、ステップST3)。
次に、レンタルオフィスで初めて簡易環境下共同利用コンピュータ200を利用するとき(ステップST4)は、利用者の正当性を認証すると共に、付加環境を共同利用コンピュータ用サーバ100の記憶部140から読み出し、利用者コンピュータ環境が構築するまでの環境を構築する。その後、ステップST3で登録した利用者コンピュータ環境ファイルを共同利用コンピュータ用サーバ100の記憶部140から読み出し、利用者コンピュータ環境ファイルに基づいて差分環境を一時保存領域241bに設定し、この差分環境と共同利用コンピュータ環境とによって利用者コンピュータ環境が簡易環境下共同利用コンピュータ200に構築される(手順2’、ステップST5’)。ここで、利用者コンピュータ環境の構築は、情報処理制御部230によって行われる。
ステップST5’で利用者コンピュータ環境の構築が完了すると、レンタルオフィスにいる簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用者は、利用者コンピュータ環境の下で、自己の会社のサーバへのアクセス、インターネットへの接続、各種文書の作成等を行い、利用者生成情報を生成する(手順3、ステップST10)。ステップST5’およびステップST10でのデータの書き込みは、一時保存領域241bに行われる。
ステップST10で簡易環境下共同利用コンピュータ200を利用した作業が終了すると、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用者はコンピュータ200をログオフ(Logoff)し、簡易環境下共同利用コンピュータ200のログオフの指示に応答して、一時保存領域241aに記憶された情報が情報処理制御部230によってサーバ100の記憶部140に保存され(ステップST11)、その後一時保存領域241bに記憶された情報は情報処理制御部230によって消去される(ステップST12)。一時保存領域241bに記憶された情報の消去については、既に説明したので省略する。ここで、一字保存領域241bに記憶された情報をサーバ100の記憶部140に保存する際、携帯記憶媒体21に記憶された鍵を情報リーダライタ220で読み出し、この鍵を用いて一時保存領域241bに記憶された情報を暗号化し、この暗号化された情報をサーバ100に保存するのでもよい。
以上述べたように、本実施形態では、共通領域241aがあるドライブと同一のドライブの一時保存領域241bに差分環境が構築され、簡易環境下共同利用コンピュータ200のログオフに応答して一時保存領域241bに記録された情報が消去されるようになっている。そのため、フォーマットによるデータの消去を行わないので、複数のドライブを有する必要はない。
<2回目以降の手順>
次に、2回目以降にレンタルオフィスを利用する際の手順について説明する。2回目以降の利用の場合は、以下のステップST9、およびステップST10、ST11、ST13に従って利用する。ステップST10、ST11、ST12については、上記で説明したので、その説明を省略する。
利用者が、2回目以降にレンタルオフィスで簡易環境下共同利用コンピュータ200(前回の利用した簡易環境下共同利用コンピュータ200と同一である必要性はない。)を利用する際は、まず、パスワード等を入力して利用者の正当性を認証し、利用者の正当性を認証すると共に、付加環境を共同利用コンピュータ用サーバ100の記憶部140から読み出し、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの環境を構築する。その後、前回ステップST11で保存した差分環境を、サーバ100の記憶部140から読み出し、一時保存領域241bに記憶させ、前回の利用者コンピュータ環境を簡易環境下共同利用コンピュータ200に復元する(手順6’、ステップST9’)。
簡易環境下共同利用コンピュータ200に利用者コンピュータ環境が復元されたら、ステップST10、ST11、ST12の順に手続きを行う。
以上説明したように、本実施形態による簡易環境下共同利用コンピュータ200は、利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、簡易環境下共同利用コンピュータ200の共同利用コンピュータ環境に付加する付加環境を提供できるようにしたため、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることができる。
また、携帯記憶媒体21に記憶された付加環境特定情報を読み出し、付加環境特定情報に応じた複数の付加環境を外部のサーバから読み出すようにしたため、複数の付加環境を組み合せて環境を構築できる自由度が増し、利便性を向上させることができる。
また、一時保存領域241bに保存された利用者生成情報を暗号化して外部のサーバに保存するため、セキュリティを向上させることが可能な簡易環境下共同利用コンピュータを実現することができる。携帯記憶媒体21に記憶された鍵を読み出して暗号化および復号を行うため、セキュリティを一層向上させることができる。
さらに、携帯記憶媒体21からサーバ特定情報を読み出し、サーバ特定情報に基づいて特定される外部のサーバと通信するようにしたため、複数のサーバを有する構成の共同利用コンピュータシステムに適用を拡大することができる。
なお、コンピュータに、ネットワーク300を介して簡易環境下共同利用コンピュータ200と通信し、簡易環境下共同利用コンピュータ200に利用者コンピュータ環境を構築するに先立って、共同利用コンピュータ環境に付加される付加環境を特定する情報である付加環境特定情報を、簡易環境下共同利用コンピュータ200から受信する受信ステップと、共同利用コンピュータ用サーバ100に記憶される1種類以上の付加環境のうち、付加環境特定情報によって特定される付加環境を決定する決定ステップと、決定ステップで決定された付加環境を付加環境特定情報を送信した簡易環境下共同利用コンピュータ200に送信する送信ステップとを実行させる共同利用コンピュータ制御プログラムがインストールされた所定のコンピュータを用いて実施するのでも同様の効果が得られる。
また、コンピュータに、携帯記憶媒体21に記憶された、共同利用コンピュータ環境に付加する環境であって、共同利用コンピュータ用サーバ100に予め記憶されている1種類以上の付加環境のうち、利用者が指定した付加環境を特定する付加環境特定情報を少なくとも読み出す情報リーダライタステップと、付加環境特定情報を共同利用コンピュータ用サーバ100に送信し、付加環境特定情報に基づいて特定される付加環境を共同利用コンピュータ用サーバ100から取得する付加環境取得ステップと、付加環境取得ステップで取得した付加環境を一時保存領域(図5に示す241b)に記憶させる付加環境記憶ステップと、ネットワーク300を介して共同利用コンピュータ用サーバ100と通信し、利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルを共同利用コンピュータ用サーバ100から読み出すファイル読出ステップと、ファイル読出ステップで読み出した利用者コンピュータ環境ファイルを一時保存領域241bに記憶させる環境ファイル記憶ステップと、環境ファイル記憶ステップで一時保存領域241bに記憶させた利用者コンピュータ環境ファイルと共同利用コンピュータ環境とに基づいて利用者コンピュータ環境を構築する利用者環境構築ステップと、簡易環境下共同利用コンピュータ200の利用の終了指示に応答して一時保存領域241bに保存された利用者生成情報を共同利用コンピュータ用サーバ100に保存させる保存ステップと、保存ステップで保存させた利用者生成情報を一時保存領域241bから消去する消去ステップとを実行させ、共同利用コンピュータ用サーバ100に保存される利用者生成情報は、利用者コンピュータ環境を構築するために共同利用コンピュータ環境に不足する環境である差分環境または付加環境を含む、利用者が簡易環境下共同利用コンピュータ200を利用することによって生成された情報を含む共同利用コンピュータ制御プログラムがインストールされた所定のコンピュータを用いて実施するのでも同様の効果が得られる。
なお、共同利用コンピュータ制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
本発明による簡易環境下共同利用コンピュータ、共同利用コンピュータ用サーバ、これらの制御プログラム、および記録媒体は、簡易環境下共同利用コンピュータの利用に際して、利用者コンピュータ環境が構築されるまでの間の操作性を向上させることができ、レンタルオフィス等で利用するコンピュータおよびこのコンピュータにインストールするプログラム等の用途にも適用できる。
本発明の一実施形態による簡易環境下共同利用コンピュータおよび共同利用コンピュータ用サーバを含む共同利用コンピュータシステムのブロック構成を示す図である。 図1中の共同利用コンピュータ用サーバの具体的構成の一例を示すブロック図である。 図1の共同利用コンピュータシステムにおける付加環境および差分環境の構築について説明するための図である。 図1中の簡易環境下共同利用コンピュータの具体的構成の一例を示すブロック図である。 図1中の簡易環境下共同利用コンピュータを構成する記憶部における共通領域と一時保存領域とを説明するための図である。 図1中の簡易環境下共同利用コンピュータの利用方法における処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
21 携帯記憶媒体(ICカード)
100 共同利用コンピュータ用サーバ
110 共同利用コンピュータ用サーバの操作部
111 共同利用コンピュータ用サーバの入力部
112 共同利用コンピュータ用サーバの表示部
120 共同利用コンピュータ用サーバの情報処理制御部
121 共同利用コンピュータ用サーバのCPU
122 共同利用コンピュータ用サーバのROM
123 共同利用コンピュータ用サーバのRAM
124 共同利用コンピュータ用サーバのEEPROM
130 共同利用コンピュータ用サーバの通信部
140 共同利用コンピュータ用サーバの記憶部
141 共同利用コンピュータ用サーバのハードディスク
141a、141b 共同利用コンピュータ用サーバの記憶部の記憶領域
200 簡易環境下共同利用コンピュータ
210 簡易環境下共同利用コンピュータの操作部
211 簡易環境下共同利用コンピュータの入力部
212 簡易環境下共同利用コンピュータの表示部
220 情報リーダライタ(情報R/W)
221 ICカードリーダライタ(ICカードR/W)
230 簡易環境下共同利用コンピュータの情報処理制御部
231 簡易環境下共同利用コンピュータのCPU
232 簡易環境下共同利用コンピュータのROM
233 簡易環境下共同利用コンピュータのRAM
234 簡易環境下共同利用コンピュータのEEPROM
240 簡易環境下共同利用コンピュータの記憶部
241 簡易環境下共同利用コンピュータのハードディスク
241a 簡易環境下共同利用コンピュータの記憶部の共通領域
241b 簡易環境下共同利用コンピュータの記憶部の一時保存領域
250 簡易環境下共同利用コンピュータの通信部
300 ネットワーク
400 外部のコンピュータ
1000 共同利用コンピュータシステム
ST1〜ST12 ステップ

Claims (9)

  1. 簡易環境下共同利用コンピュータに構築される利用者コンピュータ環境を保存する共同利用コンピュータ用サーバであって、
    ネットワークを介して簡易環境下共同利用コンピュータと通信を行う通信手段と、
    前記通信手段を介して受信した前記簡易環境下共同利用コンピュータからの要求に応じて情報処理または制御を行う情報処理制御手段と、
    前記簡易環境下共同利用コンピュータの共同利用コンピュータ環境に付加して構築される環境である付加環境を1種類以上、記憶する記憶手段とを有し、
    前記情報処理制御手段は、前記通信手段を介して受信した前記簡易環境下共同利用コンピュータからの、前記付加環境の送信要求に応じて、前記記憶手段に記憶された付加環境から付加環境を読み出し、前記通信手段を介して前記送信要求のあった簡易環境下共同利用コンピュータに送信する共同利用コンピュータ用サーバ。
  2. 利用者コンピュータ環境を構築して利用者に利用させる簡易環境下共同利用コンピュータであって、
    ネットワークを介して外部のサーバと通信し、前記利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルを前記サーバから読み出す通信手段と、
    携帯記憶媒体に記憶された情報を少なくとも読み出す情報リーダライタと、
    共同利用コンピュータ環境が保存された共通領域と、前記利用者コンピュータ環境ファイルを含む、前記利用者が前記簡易環境下共同利用コンピュータを利用することによって生成された利用者生成情報を保存する一時保存領域を有する記憶手段と、
    前記共通領域に保存された前記共同利用コンピュータ環境と前記一時保存領域に保存された前記利用者コンピュータ環境ファイルとに基づいて前記利用者コンピュータ環境を構築し、前記簡易環境下共同利用コンピュータの利用の終了指示に応答して前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を前記通信手段を介して前記外部のサーバに保存し、その後、前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を消去する情報処理制御手段とを有し、
    前記携帯記憶媒体は、前記共同利用コンピュータ環境に付加する環境であって、外部のサーバに予め記憶されている1種類以上の付加環境のうちの利用者が指定した付加環境を特定する付加環境特定情報を記憶し、前記情報処理制御手段は、前記利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、前記情報リーダライタを介して前記付加環境特定情報を読み出し、該付加環境特定情報に応じた付加環境を前記外部のサーバから読み出し、前記一時保存領域に保存する簡易環境下共同利用コンピュータ。
  3. 前記携帯記憶媒体は、利用者が指定した複数の付加環境を特定する付加環境特定情報を記憶し、前記情報処理制御手段は、前記利用者コンピュータ環境の構築に先立ち、前記情報リーダライタを介して前記付加環境特定情報を読み出し、前記付加環境特定情報に応じた複数の付加環境を前記外部のサーバから読み出し、前記一時保存領域に保存する、請求項2に記載の簡易環境下共同利用コンピュータ。
  4. 前記制御手段は、前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を暗号化して前記サーバに保存する、請求項2または請求項3に記載の簡易環境下共同利用コンピュータ。
  5. 前記携帯記憶媒体は、前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を暗号化するための鍵を記憶し、前記簡易環境下共同利用コンピュータは、前記情報リーダライタを介して前記鍵を前記携帯記憶媒体から読み出し、前記鍵を用いて前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を暗号化し、暗号化された前記利用者生成情報を前記サーバに保存する、請求項2から請求項4のいずれかに記載の簡易環境下共同利用コンピュータ。
  6. 前記簡易環境下共同利用コンピュータは、ネットワークを介して複数の外部のサーバと接続され、前記携帯記憶媒体は、複数の前記外部のサーバのうち前記付加環境または前記利用者コンピュータ環境ファイルを保存したサーバを特定するサーバ特定情報を記憶し、前記簡易環境下共同利用コンピュータは、前記情報リーダライタを介して前記携帯記憶媒体から前記サーバ特定情報を読み出し、前記サーバ特定情報に基づいて特定される外部のサーバと通信する、請求項2から請求項5のいずれかに記載の簡易環境下共同利用コンピュータ。
  7. 簡易環境下共同利用コンピュータに利用者コンピュータ環境を構築するための情報を提供する共同利用コンピュータ用サーバを制御する共同利用コンピュータ用サーバ制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    ネットワークを介して前記簡易環境下共同利用コンピュータと通信し、前記簡易環境下共同利用コンピュータに前記利用者コンピュータ環境を構築するに先立って、共同利用コンピュータ環境に付加される付加環境を特定する情報である付加環境特定情報を、前記簡易環境下共同利用コンピュータから受信する受信ステップと、
    前記共同利用コンピュータ用サーバに記憶される1種類以上の前記付加環境のうち、前記付加環境特定情報によって特定される付加環境を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定された付加環境を前記付加環境特定情報を送信した簡易環境下共同利用コンピュータに送信する送信ステップとを
    実行させる共同利用コンピュータ用サーバ制御プログラム。
  8. 利用者コンピュータ環境を構築して利用者に利用させる簡易環境下共同利用コンピュータを制御する共同利用コンピュータ制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    携帯記憶媒体に記憶された、共同利用コンピュータ環境に付加する環境であって、外部のサーバに予め記憶されている1種類以上の付加環境のうち、利用者が指定した付加環境を特定する付加環境特定情報を少なくとも読み出す情報リーダライタステップと、
    前記付加環境特定情報を前記外部のサーバに送信し、前記付加環境特定情報に基づいて特定される付加環境を前記外部のサーバから取得する付加環境取得ステップと、
    前記付加環境取得ステップで取得した付加環境を一時保存領域に記憶する付加環境記憶ステップと、
    ネットワークを介して外部のサーバと通信し、前記利用者コンピュータ環境を構築するために必要な情報が記録された利用者コンピュータ環境ファイルを前記外部のサーバから読み出すファイル読出ステップと、
    前記ファイル読出ステップで読み出した利用者コンピュータ環境ファイルを前記一時保存領域に記憶する環境ファイル記憶ステップと、
    前記環境ファイル記憶ステップで前記一時保存領域に記憶させた利用者コンピュータ環境ファイルと前記共同利用コンピュータ環境とに基づいて前記利用者コンピュータ環境を構築する利用者環境構築ステップと、
    前記簡易環境下共同利用コンピュータの利用の終了指示に応答して前記一時保存領域に保存された利用者生成情報を前記外部のサーバに保存させる保存ステップと、
    前記保存ステップで保存させた利用者生成情報を前記一時保存領域から消去する消去ステップとを
    実行させ、
    前記外部のサーバに保存される前記利用者生成情報は、前記利用者コンピュータ環境を構築するために前記共同利用コンピュータ環境に不足する環境である差分環境または前記付加環境を含む、前記利用者が前記簡易環境下共同利用コンピュータを利用することによって生成された情報を含む共同利用コンピュータ制御プログラム。
  9. 請求項7に記載の共同利用コンピュータ用サーバ制御プログラムまたは請求項8に記載の共同利用コンピュータ制御プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能記録媒体。
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