JP2005165477A - アクセス先記憶装置の割当方法及び装置とそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】各記憶装置に対するクライアント装置のアクセスを一元管理し、特定の記憶装置に対する負荷の集中を防止し、かつクライアント装置の障害発生を未然に防止する。
【解決手段】リダイレクション指示装置RSを新たに設け、ディスク装置Dx,Dy,Dzに対しアクセスする際にクライアント装置Ca,Cb,Ccは先ず上記リダイレクション指示装置RSに対しLogin Requestパケットを送信する。リダイレクション指示装置RSは、ディスク装置選択情報管理テーブル31の記憶情報をもとにアクセス先のディスク装置を選択し、リダイレクション指示用のLogin Responseパケットを送信する。クライアント装置は、上記リダイレクション指示用のLogin Responseパケットにより指示されたディスク装置へLogin Requestパケットを再送信する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、クライアント装置と複数の記憶装置との間で、例えばSCSI(Small Computer System Interface)プロトコルを使用してデータの伝送を行うシステムにおいて、クライアント装置に対しアクセス先の記憶装置を割り当てる方法及び装置と、この装置で使用されるプログラムに関する。
SCSIは、SCSIイニシエータ機能を持つサーバやパーソナル・コンピュータ等のクライアント装置と、SCSIターゲット機能を持つ磁気ディスク装置等の記憶装置との間で、制御データや情報データを送受信するための規格であり、広く普及している。このうちiSCSIは、上記クライアント装置と記憶装置との間の通信をTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワーク上で行うためのプロトコルであり、標準仕様はIETF(Internet Engineering Task Force)において2003年までに決定されている。
iSCSIオペレーションの一つとして定義されている「Login Request」は、クライアント装置から記憶装置に対しTCP/IPパケットに搭載されて送信されるもので、両者間のiSCSIセッションを確立することを要求するオペレーションである。Login Requestオペレーションを含むパケット(以下、Login Requestパケットと呼称する)を受信した記憶装置は、クライアント装置に対して「Login Response」オペレーションを含むパケット(以下、Login Responseパケットと呼称する)を返送し、クライアント装置がこのパケットを受信することで両者間のiSCSIセッションが確立する。
ところで、クライアント装置に対しiSCSIイニシエータ機能を付与するためのプログラムでかつ市販製品の多くは、iSCSIターゲットのIPアドレスを静的に設定するようになっている。
また、このようなプログラムのLogin Responseオペレーションは、リダイレクション機能も備える。すなわち、ターゲットがLogin Responseのパラメータフィールド内の「Status−Class」パラメータに「1(リダイレクション)」を設定し、さらにTarget Addressに任意のIPアドレスを設定したLogin Responseパケットを返送したとする。そうすると、このパケットを受信したイニシエータは、Target Addressに設定したIPアドレスに対してLogin Requestパケットを再送信する。このリダイレクション機能は、イニシエータにとって予期しないターゲットの移動(ターゲットのIPアドレスの変更)があった場合に有用な機能である(例えば、非特許文献1を参照。)。
さらに、クライアント装置に対してiSCSIイニシエータ機能を付与するためのプログラムも知られている(例えば、非特許文献2及び非特許文献3を参照。)。
IETFのIPストレージワーキンググループによる仕様書、ドラフト第20版、http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-ips-iscsi-20.txt
Linux(商標)版iSCSIデーモン、http://sourceforge.net/projects/linux-iscsi
Windows(商標)版「Microsoft iSCSI Software Initiator」、http://www.microsoft.com/downloads
ところが、上記従来提案されている技術は、各クライアント装置が各々任意のディスク装置に対し個別にアクセスするものとなっている。このため、特定のIPアドレスを持つディスク装置に負荷が偏るおそれがある。また、特定のIPアドレスを持つディスク装置が故障中或いはメンテナンス中であって、クライアント装置がそれを知らずに当該ディスク装置に対しアクセスした場合に、ディスク装置へのアクセスが不可となって、クライアント装置において障害が発生する可能性がある。さらに、各クライアント装置が使用しているディスク装置を一元的に把握できないという問題もある。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、各記憶装置に対するクライアント装置のアクセスを一元管理できるようにし、これにより特定の記憶装置に対する負荷の集中を防止すると共に、クライアント装置における障害の発生を未然に防止することを可能にしたアクセス先記憶装置の割当方法及び装置とそのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明は、クライアント装置から複数の記憶装置に対し通信ネットワークを介してアクセスしてデータの送受信を行うシステムにあって、リダイレクション指示装置を新たに設ける。そして、上記記憶装置に対しアクセスする際にクライアント装置は、先ず上記リダイレクション指示装置に対しセッションの確立要求を送信する。リダイレクション指示装置は、上記セッションの確立要求を受信すると上記複数の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択し、この選択された記憶装置へアクセス先を変更させるための指示を生成して上記要求元のクライアント装置へ返送する。クライアント装置は、上記リダイレクション指示装置から送られたアクセス先の変更指示に応じて、当該変更指示により指定された記憶装置に対しセッションの確立要求を再送信するようにしたものである。
したがってこの発明によれば、複数の記憶装置に対するクライアント装置のアクセスをリダイレクション指示装置において一元管理できるようになり、これにより各記憶装置の負荷を効果的に分散して特定の記憶装置に対する負荷の集中を防止することが可能となる。また、故障又はメンテナンス等によりアクセス不可能な状態に陥っている記憶装置が存在する場合に、当該記憶装置に対するアクセスを事前に回避することが可能となる。このため、クライアント装置がアクセス不可能な記憶装置に対しアクセスしてしまい、これが原因となってクライアント装置で障害が発生する不具合は確実に回避される。
また上記目的を達成するために他の発明は、独立して設けられた第1の記憶装置とは別に、リダイレクション指示装置にも同等の第2の記憶装置を設ける。記憶装置に対しアクセスする際にクライアント装置は、先ず上記リダイレクション指示装置に対しセッションの確立要求を送信する。リダイレクション指示装置は、上記セッションの確立要求を受信すると上記第1及び第2の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する。そして、この選択された記憶装置が第1の記憶装置である場合には、要求元のクライアント装置に対しアクセス先を上記選択された第1の記憶装置に変更させるための指示を送信し、一方選択された記憶装置が第2の記憶装置である場合には、要求元のクライアント装置に対しセッションの確立要求を受け付けた旨の応答を返送する。クライアント装置は、アクセス先を変更させるための指示を受信した場合に、当該指示に従いアクセス先の記憶装置へセッションの確立要求を再送信するようにしたものである。
したがってこの発明によれば、リダイレクション指示装置内に設けられた第2の記憶装置を含めすべての記憶装置に対するクライアント装置のアクセスを一元管理できるようになり、これにより前記発明と同様に記憶装置の負荷を効果的に分散して特定の記憶装置に対する負荷の集中を防止することが可能となる。またそれと共に、アクセス不可能な記憶装置へのアクセスを未然に回避して、クライアント装置における障害発生を確実に防止することができる。
さらに、この発明に係わるリダイレクション指示装置は、以下のような各種構成を備えることを特徴とする。
第1の構成は、アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段に、複数の記憶装置の選択履歴を記憶する管理テーブルを設け、クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、上記管理テーブルに記憶された選択履歴に基づいて少なくとも前回選択されていない記憶装置を選択するようにしたものである。選択アルゴリズムには例えばラウンドロビン方式が使用可能である。
このように構成すると、クライアント装置からセッションの確立要求が到来するごとに、アクセス可能な状態にある複数の記憶装置が循環形式により順に選択される。このため、記憶装置の負荷を効率良く分散することが可能となる。
第2の構成は、アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段に、複数の時間帯の各々に対応付けてアクセス先の記憶装置を表す情報を記憶した管理テーブルを設け、クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、その受信時刻を含む時間帯に対応付けられた記憶装置を上記管理テーブルから選択するようにしたものである。
このように構成すると、複数の記憶装置が予め時間帯別に割り振られ、クライアント装置からのアクセスが時間帯に応じて異なる記憶装置に分配される。このため、クライアント装置からのアクセスが常時特定の記憶装置に集中する不具合は解消され、これにより各記憶装置の負荷は分散される。
第3の構成は、アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段に、複数のクライアント装置の各々に対応付けてアクセス先の記憶装置を表す情報を記憶した管理テーブルを設け、クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、当該要求元のクライアント装置に対応付けられた記憶装置を上記管理テーブルから選択するようにしたものである。
このように構成すると、クライアント装置ごとにアクセス先の記憶装置が分散される。このため、特定の記憶装置に対し多数のクライアント装置からのアクセスが集中する不具合は解消され、これにより記憶装置の負荷は分散される。
第4の構成は、アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段に、各記憶装置がアクセス可能な状態にあるか否かを判定する手段を備え、上記アクセスの可否の判定結果に基づいて管理テーブルの内容を変更するようにしたものである。
このように構成すると、各記憶装置がアクセス可能な状態にあるか否かがリダイレクション指示装置において監視され、アクセス不可となった記憶装置が検出されると当該記憶装置が管理テーブル上でアクセス対象から除外される。このため、アクセス不可能な記憶装置へのアクセスを事前に回避することができ、これによりクライアント装置における障害発生を確実に防止できる。
要するにこの発明では、リダイレクション指示装置を新たに設けている。そして、クライアント装置は、先ず上記リダイレクション指示装置に対しセッションの確立要求を送信し、リダイレクション指示装置は上記セッションの確立要求を受信すると複数の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択して、この選択された記憶装置へアクセス先を変更させるための指示を要求元のクライアント装置へ返送する。クライアント装置は、上記リダイレクション指示装置から送られたアクセス先の変更指示に応じて、当該変更指示により指定された記憶装置に対しセッションの確立要求を再送信する。
したがってこの発明によれば、各記憶装置に対するクライアント装置のアクセスを一元管理できるようになり、これにより各記憶装置の負荷を分散して特定の記憶装置に対する負荷の集中を防止すると共に、クライアント装置における障害の発生を未然に防止することが可能なアクセス先記憶装置の割当方法及び装置とそのプログラムを提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態における記憶装置割当方法を実施するための構成を備えたシステムの概略構成図である。
このシステムは、複数のクライアント装置(図では3台の場合を例示)Ca,Cb,Ccと、記憶装置としての複数のディスク装置(図では3台の場合を例示)Dx,Dy,Dzとを、TCP/IPネットワークNWを介して接続可能とすると共に、TCP/IPネットワークNWにリダイレクション指示装置RSを接続したものである。
クライアント装置Ca,Cb,Ccは、例えばサーバ又はパーソナル・コンピュータからなり、iSCSIイニシエータ機能を実現するアプリケーション・プログラムがインストールされている。このプログラムは、ディスク装置Dx,Dy,Dzに対しアクセスする際に、ディスク装置Dx,Dy,Dzに対し直接Login Requestパケットを送信せずに、リダイレクション指示装置RSに対しLogin Requestパケットを送信する機能を新たに備える。なお、クライアント装置Ca,Cb,Ccにはそれぞれ、IPアドレス“a”,“b”,“c”が割り当てられている。
一方、ディスク装置Dx,Dy,Dzは、記憶媒体として例えば磁気ハードディスクを使用した記憶部と、通信インタフェース部とを備える。通信インタフェースには、iSCSIターゲット機能を実現する既存のアプリケーション・プログラムがインストールされている。なお、ディスク装置Dx,Dy,Dzにはそれぞれ、IPアドレス“x“,“y”,“z”が割り当てられている。
ところで、リダイレクション指示装置RSは、TCP/IP信号解析・生成部10と、iSCSI信号解析・生成部20と、ディスク装置選択情報管理部30とを備えている。これらはいずれもソフトウエア、つまりCPU(Central Processing Unit)においてアプリケーション・プログラムを実行させることにより実現される。なお、TCP/IP信号解析・生成部10及びiSCSI信号解析・生成部20については、ソフトウエアに限らずハードウェアでも実現可能である。リダイレクション指示装置RSには、IPアドレス“r”が割り当てられている。
TCP/IP信号解析・生成部10は、クライアント装置Ca,Cb,Ccから送信されたLogin RequestパケットをTCP/IPネットワークNWを介して受信し、この受信されたLogin Requestパケットの内容を解析する機能と、iSCSI信号解析・生成部20により生成されるリダイレクション指示用のLogin ReSponseオペレーションの信号列を含むLogin ReSponseパケットを生成する機能と、この生成されたLogin ReSponseパケットを上記Login Requestパケット送信元のクライアント装置に向けTCP/IPネットワーク1へ送信する機能とを備える。
iSCSI信号解析・生成部20は、TCP/IP信号解析・生成部10において抽出されたLogin Requestオペレーションの信号列からクライアント装置の識別情報を抽出する機能と、ディスク装置選択情報管理部30から通知されるアクセス先のディスク装置のIPアドレスに基づいてリダイレクション指示用Login Responseオペレーションの信号列を生成する機能とを備える。
ディスク装置選択情報管理部30は、ディスク装置選択情報管理テーブル31を備える。このディスク装置選択情報管理テーブル31には、過去に選択したディスク装置の履歴に対応付けて、次に選択すべきディスク装置の識別情報が記憶される。次に選択すべきディスク装置の決定は、例えばラウンドロビン方式により行われる。図3はこのラウンドロビン方式により決定された、次に選択すべきディスク装置の一例を示すものである。
ディスク装置選択情報管理部30は、TCP/IP信号解析・生成部10及びiSCSI信号解析・生成部20により抽出されたクライアント装置の識別情報をもとに認証等を行う機能と、ディスク装置選択情報管理テーブル31の記憶情報をもとに送信元のクライアント装置がアクセスすべきディスク装置を選択する機能と、選択されたディスク装置のIPアドレスをiSCSI信号解析・生成部20に通知する機能とを備える。
次に、以上のように構成されたシステム及びリダイレクション指示装置RSの動作を説明する。図2はシステムの動作手順を示すシーケンス図、図4はリダイレクション指示装置RSの動作手順及び動作内容を示すフローチャートである。
なお、ここではクライアント装置Cbがディスク装置Dx,Dy,Dzのいずれかにアクセスしてデータの送受信を行う場合を例にとって説明を行う。
クライアント装置Cbは、リダイレクション指示装置RSに対しLogin RequestパケットP1を送信する。これに対しリダイレクション指示装置RSは、ステップ4aによりLogin Requestパケットの到来を監視している。この状態でTCP/IPネットワークNWを介して上記Login RequestパケットP1が到来すると、リダイレクション指示装置RSはTCP/IP信号解析・生成部10により次のようにパケット解析処理を行う。
すなわち、TCP/IP信号解析・生成部10は、先ずステップ4bにおいて、上記受信されたLogin RequestパケットP1のTCP/IPヘッダから送信元のクライアント装置の識別情報、例えばクライアント装置のIPアドレスを抽出する。そして、この抽出されたクライアント装置のIPアドレスI1をディスク装置選択情報管理部30に通知する。次にステップ4cにより、上記受信されたLogin RequestパケットP1のTCPペイロード部からLogin Requestオペレーションの信号列を抽出する。そして、この抽出されたLogin Requestオペレーションの信号列I2をiSCSI信号解析・生成部20に通知する。
上記Login Requestオペレーションの信号列I2を受け取るとiSCSI信号解析・生成部20は、ステップ4dにより上記Login Requestオペレーションの信号列I2から送信元のクライアント装置のイニシエータ名を抽出する。そして、この抽出された送信元クライアント装置のイニシエータ名I3をディスク装置選択情報管理部30に通知する。
ディスク装置選択情報管理部30は、ステップ4eにおいて、上記通知された送信元クライアント装置のIPアドレスI1及びイニシエータ名I3をもとに例えば認証処理を行う。そして、正当性が確認されると、ディスク装置選択情報管理テーブル31の記憶情報をもとにアクセス先のディスク装置を選択する。
このとき、上記アクセス先ディスク装置の選択方法としては、例えばラウンドロビン方式が使用される。すなわち、クライアント装置からLogin Requestパケットが受信されるごとに、アクセス先のディスク装置をDx,Dy,Dz,Dx,Dy,Dz,…のような循環形式で選択する。図3は、このラウンドロビン方式を使用する選択方法において使用するディスク装置選択情報管理テーブル31の一例を示すものである。この例では、直前にディスク装置Dxが選択された状態で、次にクライアント装置CbからLogin RequestパケットP1を受信すると、このクライアント装置Cbのアクセス先としてディスク装置Dyが選択される。
ディスク装置選択情報管理部30は、以上のように選択されたアクセス先ディスク装置DyのIPアドレス“y”を、アクセス先を表すアドレス情報I4としてiSCSI信号解析・生成部20に通知する。
iSCSI信号解析・生成部20は、ディスク装置選択情報管理部30から通知されたアクセス先ディスク装置DyのIPアドレス“y”をもとに、ステップ4fによりリダイレクション指示用Login Responseオペレーションの信号列I5を生成し、TCP/IP信号解析・生成部10に通知する。
TCP/IP信号解析・生成部10は、ステップ4gにより、上記iSCSI信号解析・生成部20から通知されたリダイレクション指示用Login ReSponseオペレーションの信号列I5にTCP/IPヘッダを付加し、これによりリダイレクション指示用のLogin ResponseパケットP2を生成する。例えば、この場合Status−ClassパラメータP21としてはRedirectionであることを示す“1”が設定され、またTarget AddressP22にはIPアドレス“y”が挿入される。そして、この生成されたリダイレクション指示用のLogin ResponseパケットP2を、ステップ4hによりTCP/IPネットワーク1を介してクライアント装置Cbへ送信する。
クライアント装置Cbは、Login RequestパケットP1の送信に対し、Login ResponseパケットP2を受信すると、この受信されたLogin ResponseパケットP2が通常のパケットであるか、或いはリダイレクションを指示するパケットであるかを判定する。そして、リダイレクションを指示するパケットであれば、上記受信されたLogin ResponseパケットP2のTarget AddressP22に設定されたIPアドレス“y”を宛先アドレスとするLogin RequestパケットP3を生成する。そして、この生成されたLogin RequestパケットP3を宛先であるディスク装置Dyに向けTCP/IPネットワークNWへ再送信する。
以後、クライアント装置Cbとアクセス先のディスク装置Dyとの間ではiSCSIセッションが確立される。そして、クライアント装置Cbがディスク装置Dyに対しアクセス可能な状態に移行する。
以上述べたように第1の実施形態では、リダイレクション指示装置RSを新たに設け、ディスク装置Dx,Dy,Dzに対しアクセスする際にクライアント装置Ca,Cb,Ccは先ず上記リダイレクション指示装置RSに対しLogin RequestパケットP1を送信する。これに対しリダイレクション指示装置RSは、ディスク装置選択情報管理テーブル31の記憶情報をもとにアクセス先のディスク装置を選択して、リダイレクション指示用のLogin ResponseパケットP2を送信する。クライアント装置Ca,Cb,Ccは、上記リダイレクション指示用のLogin ResponseパケットP2を受信すると、このパケットにより指示されたディスク装置へLogin RequestパケットP3を再送信するようにしている。
したがって、複数のディスク装置Dx,Dy,Dzに対するクライアント装置Ca,Cb,Ccのアクセスがリダイレクション指示装置RSにより一元管理されるようになり、これにより各ディスク装置Dx,Dy,Dzの負荷を効果的に分散して特定のディスク装置に対する負荷の集中を防止することができる。
また、クライアント装置Ca,Cb,Ccからの要求に対しアクセス可能なディスク装置Dx,Dy,Dzが割り当てられるので、故障又はメンテナンス等によりアクセス不可能な状態に陥っているディスク装置が存在する場合に、当該ディスク装置に対するアクセスを事前に回避することが可能となる。このため、クライアント装置Ca,Cb,Ccがアクセス不可能なディスク装置に対しアクセスしてしまい、これが原因となってクライアント装置Ca,Cb,Ccで障害が発生する不具合は確実に回避される。
また、ディスク装置Dx,Dy,Dzを選択するためにラウンドロビン方式が使用され、クライアント装置Ca,Cb,CcからLogin Responseパケットが到来するごとに、アクセス可能な状態にある複数のディスク装置Dx,Dy,Dzが循環形式により順に選択される。このため、ディスク装置Dx,Dy,Dzの負荷を効率良く分散することができる。
なお、ディスク装置Dx,Dy,Dzを選択するための構成としては、上記ラウンドロビン方式を利用するもの以外に以下のような各種構成を使用可能である。
すなわち、第1の構成は、アクセス可能なディスク装置Dx,Dy,Dzを複数の時間帯に振り分け、クライアント装置Ca,Cb,CcからLogin Requestパケットが到来した場合にその時間帯に応じてディスク装置Dx,Dy,Dzを選択するものである。
例えば、1日を3つの時間帯に分けて、これらの時間帯に対応付けてアクセス先のディスク装置Dx,Dy,Dzを予め振り分ける。そして、この振り分け情報をディスク装置選択情報管理テーブル31に記憶する。図5はその記憶内容の一例を示すものである。リダイレクション指示装置RSは、クライアント装置Ca,Cb,CcからLogin RequestパケットP1が到来した場合に、このときの受信時刻が含まれる時間帯に振り分けられているディスク装置を上記ディスク装置選択情報管理テーブル31から選択する。そして、この選択されたディスク装置へのアクセス先の変更を指示するためリダイレクション指示用Login ResponseパケットP2を生成して、送信元のクライアント装置へ送信する。
このような方法及び構成であれば、クライアント装置Ca,Cb,Ccからのアクセスが常時特定のディスク装置に集中する不具合は解消され、これにより一日で見た場合の各ディスク装置Dx,Dy,Dzの負荷は分散される。
第2の方法及び構成は、各クライアント装置Ca,Cb,Ccの各々に対応付けてアクセス先のディスク装置Dx,Dy,Dzを予め割り当て、クライアント装置Ca,Cb,CcからLogin Requestパケットが到来した場合に、当該パケットの送信元クライアント装置に対応するディスク装置を選択するものである。
例えば、クライアント装置Ca,Cb,Ccにそれぞれ対応してアクセス先となるディスク装置Dx,Dy,Dzを割り当て、この割当情報をディスク装置選択情報管理テーブル31に記憶する。リダイレクション指示装置RSは、クライアント装置Ca,Cb,CcからLogin RequestパケットP1が到来した場合に、このパケットの送信元のクライアント装置に対応するディスク装置を上記ディスク装置選択情報管理テーブル31から選択する。そして、この選択されたディスク装置へのアクセス先の変更を指示するためリダイレクション指示用Login ResponseパケットP2を生成して、送信元のクライアント装置へ送信する。
このような方法及び構成であれば、クライアント装置Ca,Cb,Ccごとにアクセス先のディスク装置Dx,Dy,Dzが分散される。このため、特定のディスク装置に対し複数のクライアント装置Ca,Cb,Ccからのアクセスが集中する不具合は回避され、これによりディスク装置Dx,Dy,Dzの負荷は分散される。
(第2の実施形態)
図7は、この発明の第2の実施形態における記憶装置割当方法を実施するための構成を備えたシステムの概略構成図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
リダイレクション指示装置RS′は、TCP/IP信号解析・生成部10′と、iSCSI信号解析・生成部20′と、ディスク装置選択情報管理部30′と、ディスク本体40とを備えている。このうちディスク本体40は、ディスク装置Dx,Dy,Dzの記憶部と同等の機能を有するもので、クライアント装置Ca,Cb,Ccに対しアクセス対象の記憶装置の一つとして提供される。
TCP/IP信号解析・生成部10′は、クライアント装置Ca,Cb,Ccから送信されたLogin RequestパケットをTCP/IPネットワークNWを介して受信し、この受信されたLogin Requestパケットの内容を解析する機能と、iSCSI信号解析・生成部20′からの通知に従いリダイレクション指示用のLogin ReSponseパケット及び通常のLogin ReSponseパケットを選択的に生成する機能と、この生成されたLogin ReSponseパケットを上記Login Requestパケット送信元のクライアント装置に向けTCP/IPネットワーク1へ送信する機能とを備える。
iSCSI信号解析・生成部20′は、TCP/IP信号解析・生成部10′において抽出されたLogin Requestオペレーションの信号列からクライアント装置Ca,Cb,Ccの識別情報を抽出する機能と、ディスク装置選択情報管理部30′から通知されるアクセス先ディスク装置のアドレスをもとに、アクセス先がリダイレクション指示装置RS′内のディスク本体40であるか、外部のディスク装置Dx,Dy,Dzであるかを判定する機能と、その判定結果に基づいてリダイレクション指示用Login Responseオペレーションの信号列及び通常のLogin Responseオペレーションの信号列を選択的に生成する機能とを備える。
ディスク装置選択情報管理部30′は、ディスク装置選択情報管理テーブル31′を備える。このディスク装置選択情報管理テーブル31′には、時間帯ごとに割り当てられたアクセス先ディスク装置の識別情報が記憶される。図9はその一例を示すもので、1日が4つの時間帯に分けられ、これらの時間帯に対応付けてアクセス先ディスク装置Dx,Dy,DzのIPアドレス及びリダイレクション指示装置RS′内のディスク本体40を示す情報“local”が記憶されている。
ディスク装置選択情報管理部30′は、TCP/IP信号解析・生成部10′及びiSCSI信号解析・生成部20′により抽出されたクライアント装置の識別情報をもとに認証等を行う機能と、ディスク装置選択情報管理テーブル31′の記憶情報をもとに送信元のクライアント装置がアクセスすべきディスク装置Dx,Dy,Dz或いはディスク本体40を選択する機能と、選択されたディスク装置Dx,Dy,Dz又はディスク本体40のIPアドレスをiSCSI信号解析・生成部20に通知する機能とを備える。
次に、以上のように構成されたシステム及びリダイレクション指示装置RS′の動作を説明する。図8はシステムの動作手順を示すシーケンス図、図10はリダイレクション指示装置RS′の動作手順及び動作内容を示すフローチャートである。
いま例えば図8に示すように、クライアント装置Cbがリダイレクション指示装置RS′に対しLogin RequestパケットP1を送信したとする。リダイレクション指示装置RS′は、Login Requestパケットの到来をステップ7aで検出すると、TCP/IP信号解析・生成部10′により次のようにパケット解析処理を行う。すなわち、TCP/IP信号解析・生成部10′は、先ずステップ7bにおいて、上記受信されたLogin RequestパケットP1のTCP/IPヘッダから送信元のクライアント装置の識別情報、例えばクライアント装置のIPアドレスを抽出する。そして、この抽出されたクライアント装置のIPアドレスI1をディスク装置選択情報管理部30′に通知する。次にステップ7cにより、上記受信されたLogin RequestパケットP1のTCPペイロード部からLogin Requestオペレーションの信号列を抽出する。そして、この抽出されたLogin Requestオペレーションの信号列I2をiSCSI信号解析・生成部20′に通知する。
上記Login Requestオペレーションの信号列I2を受け取るとiSCSI信号解析・生成部20′は、ステップ7dにより上記Login Requestオペレーションの信号列I2から送信元のクライアント装置のイニシエータ名を抽出する。そして、この抽出された送信元クライアント装置のイニシエータ名I3をディスク装置選択情報管理部30′に通知する。
ディスク装置選択情報管理部30′は、ステップ7eにおいて、上記通知された送信元クライアント装置のIPアドレスI1及びイニシエータ名I3をもとに例えば認証処理を行う。そして、正当性が確認されると、ディスク装置選択情報管理テーブル31′の記憶情報をもとにアクセス先のディスク装置を選択する。例えば、現在の時間帯が12:00〜18:00であれば、図9に示すようにアクセス先としてディスク装置Dzが選択される。また、現在の時間帯が18:00〜24:00であれば、アクセス先として“local”、つまりリダイレクション指示装置RS′内のディスク本体40が選択される。そして、この選択結果I4′をiSCSI信号解析・生成部20′に通知する。
iSCSI信号解析・生成部20′は、上記ディスク装置選択情報管理部30′から通知された判定結果I4′をもとに、ステップ7fにおいてアクセス先がリダイレクション指示装置RS′内のディスク本体40であるのか、或いは外部のディスク装置Dx,Dy,Dzであるのかを判定する。そしてこの判定の結果、アクセス先が外部のディスク装置Dx,Dy,Dzであれば、前記第1の実施形態で述べた場合と同様に、ステップ7iによりリダイレクション指示用のLogin Responseオペレーションの信号列I5を生成し、TCP/IP信号解析・生成部10′に通知する。
これに対し、アクセス先がリダイレクション指示装置RS′内のディスク本体40だったとする。この場合iSCSI信号解析・生成部20′は、ステップ7gにより、セッションの確立要求を受け付けたことを示す通常のLogin Responseオペレーションの信号列I5′を生成し、TCP/IP信号解析・生成部10′に通知する。
TCP/IP信号解析・生成部10′は、iSCSI信号解析・生成部20′からリダイレクション指示用のLogin Responseオペレーションの信号列I5が到来すると、ステップ7jによりリダイレクション指示用のLogin ResponseパケットP2を生成する。これに対しiSCSI信号解析・生成部20′から通常のLogin Responseオペレーションの信号列I5′が到来した場合には、ステップ7hにより通常のLogin ReSponseパケットP4を生成する。この通常のLogin ReSponseパケットP4は、例えば図8に示すようにStatus−ClassパラメータP41にアクセスが成功したことを示す“0”が設定される。
そして、TCP/IP信号解析・生成部10′は、上記のように生成したリダイレクション指示用のLogin ResponseパケットP2、又は通常のLogin ResponseパケットP4を、ステップ7kによりTCP/IPネットワーク1を介してクライアント装置Cbへ返送する。
クライアント装置Cbは、Login Responseパケットを受信すると、この受信されたLogin Responseパケットが通常のパケットP4であるか、或いはリダイレクション指示用のパケットP2であるかを判定する。そして、リダイレクション指示用のパケットP2であれば、前記第1の実施形態で述べたようにLogin RequestパケットP3を生成して、アクセス先として指定されたディスク装置Dyに向けTCP/IPネットワークNWへ再送信する。
これに対し受信されたLogin Responseパケットが通常のパケットP4だった場合には、先に送信したLogin RequestパケットP1が受領されたものと判断し、アクセス先であるリダイレクション指示装置RS′内のディスク本体40との間でセッションを確立したのち、データの送受信を開始する。
以上のように第2の実施形態では、リダイレクション指示装置RS′内に設けられたディスク本体40を含め、すべてのディスク装置に対するクライアント装置Ca,Cb,Ccのアクセスをリダイレクション指示装置RS′において一元管理できるようになる。このため、リダイレクション指示装置RS′内に設けられたディスク本体40を含め、すべてのディスク装置の負荷を時間帯に応じて分散することができ、これにより特定のディスク装置に対する負荷の集中を防止することが可能となる。またそれと共に、アクセス不可能なディスク装置へのアクセスを未然に回避して、クライアント装置Ca,Cb,Ccにおける障害発生を防止することができる。
なお、この第2の実施形態においても、ディスク装置Dx,Dy,Dzを選択するための構成としては、ラウンドロビン方式を利用するものや、クライアント装置Ca,Cb,Ccの各々に対応付けてアクセス先のディスク装置Dx,Dy,Dzを予め割り当てておくものを使用可能である。
(第3の実施形態)
前記第1及び第2の実施形態では、アクセス可能なディスク装置Dx,Dy,Dz及びディスク本体40をディスク装置のみを選択情報管理テーブル31に予め記憶しておく場合を例にとって説明した。しかし、ディスク装置Dx,Dy,Dz及びディスク本体40の動作状態に応じて、ディスク装置選択情報管理テーブル31の記憶情報を更新するようにしてもよい。
図11はこの発明に係わる第3の実施形態の動作説明に使用するシステム図、図13はリダイレクション指示装置RSの制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
リダイレクション指示装置RSは、待ち受け状態において、ステップ13aによりアクセス不可の手動入力操作が行われたか否かを監視すると共に、ステップ13bによりアクセス可否の判定タイミングの到来を監視している。
この状態で、例えばネットワーク管理者がリダイレクション指示装置RSにおいてアクセス不可の手動入力操作を行ったとする。そうするとリダイレクション指示装置RSのディスク装置選択情報管理部30は、ステップ13gにおいてアクセス不能となったディスク装置を認識する。そして、ステップ13hに移行し、ディスク装置選択情報管理テーブル31上において、アクセス不能となったディスク装置のIPアドレスをアクセス可能なディスク装置のIPアドレスに書き換える。例えば、いまディスク装置Dxが故障等によりアクセス不能となったとすると、図12に示すように、ディスク装置DxのIPアドレス“x”をアクセス可能なディスク装置DyのIPアドレス“y”に書き換える。
一方、アクセス可否の判定タイミングになると、リダイレクション指示装置RSは、ステップ13cに移行し、ディスク装置Dx,Dy,Dzに対し状態確認用のパケットP5を送信する。そして、ステップ13dにより時間経過を監視しながら、ステップ13eにおいて応答パケットP6の返送を監視する。この状態で、上記確認用のパケットP5を送信した時点から一定時間が経過しても応答パケットP5が返送されてこなければ、上記ステップ13g及びステップ13hに移行してディスク装置選択情報管理テーブル31の書き換えを行う。
具体的には、状態確認用のパケットP5としてpingパケットを送信し、これに対しディスク装置から一定時間内に応答がない場合に、当該ディスク装置はアクセス不能な状態に陥っていると判断して、そのIPアドレスをディスク装置選択情報管理テーブル31から一時的に削除する。または、SNMP(Simple Network Management Protocol)に従いディスク装置に対し負荷状態を問い合わせ、これに対し返答がないか或いは当該ディスク装置の負荷がある数値に達している旨の返答パケットが返送された場合に、当該ディスク装置はアクセス不能な状態に陥っていると判断して、そのIPアドレスをディスク装置選択情報管理テーブル31から削除する。
以上のように構成することで、システムの運用中にディスク装置Dx,Dy,Dz又はディスク本体40がアクセス不可能な状態に陥った場合には、当該ディスク装置Dx,Dy,Dz又はディスク本体40のIPアドレスが、アクセス可能なディスク装置Dx,Dy,Dz又はディスク本体40のIPアドレスに書き換えられる。このため、アクセス不可能なディスク装置へのアクセスをより一層確実に回避することが可能となり、これによりクライアント装置Ca,Cb,Ccを障害の発生からさらに確実に保護することができる。
(その他の実施形態)
前記第1の実施形態では、ディスク装置Dx,Dy,Dzとは別にリダイレクション指示装置RSを新たに設け、このリダイレクション指示装置RSにおいてクライアント装置Ca,Cb,Ccに対するアクセス先の割当処理を行うようにした。また第2の実施形態では、ディスク本体40を備えるリダイレクション指示装置RS′を新たに設け、このリダイレクション指示装置RS′において、上記ディスク本体40を含むすべてのディスク装置Dx,Dy,Dzの割当処理を行うようにした。しかし、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
例えば、複数の記憶装置の一つ又は複数にリダイレクション指示機能を持たせ、クライアント装置はこのリダイレクション指示機能を持つ記憶装置に対しセッションの確立要求を送信する。これに対しリダイレクション指示機能を持つ記憶装置は、上記セッションの確立要求を受信すると、自装置を含むすべての記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する。そして、選択された記憶装置が自装置であれば、セッションの確立要求を受け付けた旨の応答を要求元のクライアント装置に返送し、一方選択された記憶装置が自装置以外であれば、アクセス先を上記選択された記憶装置に変更させるための指示を要求元のクライアント装置に送信する。クライアント装置は、アクセス先を変更させるための指示を受信すると、当該指示された記憶装置に対しセッションの確立要求を再送信する。
このようにすると、既存の記憶装置に例えばリダイレクション指示機能を実現するアプリケーション・プログラムを追加することにより、比較的簡単にこの発明を実施可能となる。
また、前記第1及び第2の実施形態では、リダイレクション指示装置RS,RS′のTCP/IP信号解析・生成部10,10′において、Login Requestパケットを解析することにより、TCP/IPヘッダに含まれるクライアント装置のIPアドレス、及びLogin Requestオペレーションの信号列に含まれるクライアント装置のイニシエータ名を抽出するようにしたが、クライアント装置を識別する情報であればその他の情報であってもよい。
さらに、前記各実施形態では記憶装置としてディスク装置を使用する場合を例にとって説明したが、記憶装置としては他にRAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体記憶素子を使用したものや、磁気ディスクと半導体記憶素子とを併用したものであってもよい。また、通信ネットワークとしてはTCP/IPを使用するネットワーク以外に、その他のプロトコルを使用するものであってもよい。
その他、クライアント装置の種類やその構成、リダイレクション指示装置の構成及び機能、アクセス先選択制御の手順と内容、アクセス可否の判定制御手順と内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明の第1の実施形態に係わる記憶装置割当方法を実施するための構成を備えたシステムの概略構成図。 図1に示したシステム及びリダイレクション指示装置の動作説明に使用するシーケンス図。 図1に示したリダイレクション指示装置が備えるディスク装置選択情報管理テーブルの記憶情報の一例を示す図。 図1に示したリダイレクション指示装置による制御手順と制御内容を示すフローチャート。 図1に示したリダイレクション指示装置が備えるディスク装置選択情報管理テーブルの記憶情報の他の例を示す図。 図1に示したリダイレクション指示装置が備えるディスク装置選択情報管理テーブルの記憶情報の別の例を示す図。 この発明の第2の実施形態に係わる記憶装置割当方法を実施するための構成を備えたシステムの概略構成図。 図7に示したシステム及びリダイレクション指示装置の動作説明に使用するシーケンス図。 図7に示したリダイレクション指示装置が備えるディスク装置選択情報管理テーブルの記憶情報の一例を示す図。 図7に示したリダイレクション指示装置による制御手順と制御内容を示すフローチャート。 この発明の第3の実施形態に係わるリダイレクション指示装置が備えるアクセス可否判定機能を説明するためのシーケンス図。 図11に示したアクセス可否判定機能により変更されたディスク装置選択情報管理テーブルの記憶情報の一例を示す図。 図11に示したリダイレクション指示装置が備えるアクセス可否判定機能の制御手順と制御内容を示すフローチャート。
符号の説明
Ca,Cb,Cc…クライアント装置、Dx,Dy,Dz…ディスク装置、NW…TCP/IPネットワーク、RS,RS′…リダイレクション指示装置、10,10′…TCP/IP信号解析・生成部、20,20′…iSCSI信号解析・生成部、30,30′…ディスク装置選択情報管理部、31,31′…ディスク装置選択情報管理テーブル、40…ディスク本体。

Claims (17)

  1. クライアント装置と、複数の記憶装置と、リダイレクション指示装置とを、通信ネットワークを介して接続可能にしたシステムにあって、前記クライアント装置に対しアクセス先の記憶装置を割り当てる際に、
    前記クライアント装置から前記リダイレクション指示装置に対し、セッションの確立要求を送信する過程と、
    前記セッションの確立要求に応じ、前記リダイレクション指示装置が前記複数の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する過程と、
    前記選択された記憶装置へアクセス先を変更させるための指示を、前記リダイレクション指示装置から前記要求元のクライアント装置へ送信する過程と、
    前記アクセス先を変更させるための指示に応じ、クライアント装置から前記指示された記憶装置に対しセッションの確立要求を再送信する過程と
    を具備することを特徴とするアクセス先記憶装置の割当方法。
  2. クライアント装置と、複数の第1の記憶装置と、当該第1の記憶装置と同等の機能を有する第2の記憶装置を備えるリダイレクション指示装置とを、通信ネットワークを介して接続可能にしたシステムにあって、前記クライアント装置に対しアクセス先の記憶装置を割り当てる際に、
    前記クライアント装置から前記リダイレクション指示装置に対し、セッションの確立要求を送信する過程と、
    前記セッションの確立要求に応じ、前記リダイレクション指示装置が前記複数の第1の記憶装置及び前記第2の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する過程と、
    前記選択された記憶装置が前記第1の記憶装置である場合には、前記リダイレクション指示装置から前記要求元のクライアント装置に対しアクセス先を前記選択された第1の記憶装置に変更させるための指示を送信し、一方前記選択された記憶装置が前記第2の記憶装置である場合には、前記リダイレクション指示装置から前記要求元のクライアント装置に対し前記セッションの確立要求を受け付けた旨の応答を返送する過程と、
    前記アクセス先を変更させるための指示に従い、前記クライアント装置から当該指示された第1の記憶装置に対しセッションの確立要求を再送信する過程と
    を具備することを特徴とするアクセス先記憶装置の割当方法。
  3. 前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する過程は、
    前記リダイレクション指示装置から各記憶装置に対しアクセスの可否を問い合わせる信号を送信し、この問い合わせに対する記憶装置からの応答をもとに前記記憶装置がアクセス可能な状態にあるか否かを判定する過程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクセス先記憶装置の割当方法。
  4. クライアント装置及び複数の記憶装置に対し通信ネットワークを介して接続可能なリダイレクション指示装置であって、
    前記クライアント装置から送信されるセッションの確立要求を受信する手段と、
    前記受信されたセッションの確立要求に応じ、前記複数の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する手段と、
    前記選択された記憶装置へアクセス先を変更させるための指示を、前記要求元のクライアント装置へ送信する手段と
    を具備することを特徴とするリダイレクション指示装置。
  5. クライアント装置及び複数の第1の記憶装置に対し通信ネットワークを介して接続可能なリダイレクション指示装置であって、
    前記第1の記憶装置と同等の機能を有する第2の記憶装置と、
    前記クライアント装置から送信されるセッションの確立要求を受信する手段と、
    前記受信されたセッションの確立要求に応じ、前記複数の第1の記憶装置及び前記第2の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する手段と、
    前記選択された記憶装置が前記第1の記憶装置である場合には、前記要求元のクライアント装置に対し、アクセス先を前記選択された第1の記憶装置に変更させるための指示を送信する手段と、
    前記選択された記憶装置が前記第2の記憶装置である場合には、前記要求元のクライアント装置に対し、前記セッションの確立要求を受け付けた旨の応答を返送する手段と
    を具備することを特徴とするリダイレクション指示装置。
  6. 前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段は、
    前記複数の記憶装置の選択履歴を記憶する管理テーブルと、
    クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、前記管理テーブルに記憶された選択履歴に基づいて、少なくとも前回選択されていない記憶装置を選択する手段と
    を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のリダイレクション指示装置。
  7. 前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段は、
    複数の時間帯の各々に対応付けてアクセス先の記憶装置を表す情報を記憶した管理テーブルと、
    クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、その受信時刻を含む時間帯に対応付けられた記憶装置を前記管理テーブルから選択する手段と
    を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のリダイレクション指示装置。
  8. 前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段は、
    複数のクライアント装置の各々に対応付けてアクセス先の記憶装置を表す情報を記憶した管理テーブルと、
    クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、当該要求元のクライアント装置に対応付けられた記憶装置を前記管理テーブルから選択する手段と
    を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のリダイレクション指示装置。
  9. 前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する手段は、
    前記各記憶装置がアクセス可能な状態にあるか否かを判定する手段と、
    前記判定結果に基づいて前記管理テーブルを変更する手段と
    を、さらに備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のリダイレクション指示装置。
  10. クライアント装置及び複数の記憶装置に対し通信ネットワークを介して接続可能な、コンピュータを備えたリダイレクション指示装置で使用されるプログラムであって、
    前記クライアント装置から送信されるセッションの確立要求を受信する処理と、
    前記受信されたセッションの確立要求に応じ、前記複数の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する処理と、
    前記選択された記憶装置へアクセス先を変更させるための指示を、前記要求元のクライアント装置へ送信する処理と
    を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. クライアント装置及び複数の第1の記憶装置に対し通信ネットワークを介して接続可能であり、かつ前記第1の記憶装置と同等の機能を有する第2の記憶装置及びコンピュータを備えたリダイレクション指示装置で使用されるプログラムであって、
    前記クライアント装置から送信されるセッションの確立要求を受信する処理と、
    前記受信されたセッションの確立要求に応じ、前記複数の第1の記憶装置及び前記第2の記憶装置の中からアクセス先として適当な記憶装置を選択する処理と、
    前記選択された記憶装置が前記第1の記憶装置である場合には、前記要求元のクライアント装置に対し、アクセス先を前記選択された第1の記憶装置に変更させるための指示を送信する処理と、
    前記選択された記憶装置が前記第2の記憶装置である場合には、前記要求元のクライアント装置に対し、前記セッションの確立要求を受け付けた旨の応答を返送する処理と
    を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 前記リダイレクション指示装置が、前記複数の記憶装置の選択履歴を記憶する管理テーブルを備える場合に、
    前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する処理は、クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、前記管理テーブルに記憶された選択履歴に基づいて、少なくとも前回選択されていない記憶装置を選択することを特徴とする請求項10又は11に記載のプログラム。
  13. 前記リダイレクション指示装置が、複数の時間帯の各々に対応付けてアクセス先の記憶装置を表す情報を記憶した管理テーブルを備える場合に、
    前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する処理は、クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、その受信時刻を含む時間帯に対応付けられた記憶装置を前記管理テーブルから選択することを特徴とする請求項10又は11記載のプログラム。
  14. 前記リダイレクション指示装置が、複数のクライアント装置の各々に対応付けてアクセス先の記憶装置を表す情報を記憶した管理テーブルを備える場合に、
    前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する処理は、クライアント装置からセッションの確立要求が受信されるごとに、当該要求元のクライアント装置に対応付けられた記憶装置を前記管理テーブルから選択することを特徴とする請求項10又は11記載のプログラム。
  15. 前記アクセス先として適当な記憶装置を選択する処理は、
    前記各記憶装置がアクセス可能な状態にあるか否かを判定する処理と、
    前記判定結果に基づいて前記管理テーブルの記憶情報を変更する処理と
    を、前記コンピュータにさらに実行させる請求項12乃至14のいずれかに記載のプログラム。
  16. 複数の記憶装置及びリダイレクション指示装置に対し通信ネットワークを介して接続可能なクライアント装置であって、
    前記記憶手段に対しアクセスする際に、前記リダイレクション指示装置に対しセッションの確立要求を送信する手段と、
    前記セッションの確立要求の送信に対し、前記リダイレクション指示装置から送られる応答を受信する手段と、
    前記受信された応答の内容がアクセス先の変更指示である場合に、当該変更指示に応じて前記変更された記憶装置に対しセッションの確立要求を再送信する手段と
    を具備することを特徴とするクライアント装置。
  17. 複数の第1の記憶装置、及び当該第1の記憶装置と同等の機能を有する第2の記憶装置を備えるリダイレクション指示装置に対し通信ネットワークを介して接続可能なクライアント装置であって、
    前記記憶手段に対しアクセスする際に、前記リダイレクション指示装置に対しセッションの確立要求を送信する手段と、
    前記セッションの確立要求の送信に対し、前記リダイレクション指示装置から送られる応答を受信する手段と、
    前記受信された応答の内容がアクセス先の変更指示である場合に、当該変更指示に応じて前記変更された記憶装置に対しセッションの確立要求を再送信する手段と、
    前記受信された応答の内容が前記セッションの確立要求を受け付けた旨の応答である場合には、前記確立されたセッションを介して前記第2の記憶装置との間で通信を実行する手段と
    を具備することを特徴とするクライアント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009230643A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Nec Infrontia Corp 制御装置、制御方法、及びプログラム
JP2013097553A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Fujitsu Ltd 切替制御装置、切替制御方法、情報処理装置および切替制御プログラム
JP2015114843A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 日本電信電話株式会社 サービス提供システム及び方法及びプログラム

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