JP2005164953A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、データ及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、データ及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 表示手段上における情報の表示倍率に応じて、当該情報内における特定の色に係る情報の表示を制御可能とする。
【解決手段】 表示制御手段102は、表示パネル101上における情報の表示倍率を設定するとともに当該情報内の特定の色を指定し、設定した表示倍率に応じて当該情報内における特定の色に係る情報の表示を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばベクタ図形の表示倍率に応じた表示色の操作を可能とする情報処理装置、情報処理方法、プログラム、データ及び記録媒体に関するものである。
従来、Web技術の発達により、様々なコンピュータ、携帯端末での情報の表示が行われるようになってきている。
各端末では、情報表示画面の大小、解像度のバリエーションがあるが、そこに表示される画像、とりわけ2次元図形表示について、表示領域の大小に依存せず拡大・縮小表示の可能な、ベクタ図形フォーマット、例えばW3C(World Wide Web Consortium)が推進するスケーラブルベクタグラフィックス(SVG)がある(例えば、非特許文献1参照。)。
ハガキ、カード、ポスター、プレゼンテーション資料作成用に用いられるグラフィック編集アプリケーションでは、予めデザイナーにより作成された図形部品成果品(以下、クリップアートと称す)を組み合わせて、ユーザが所望のデザインを得ることができるアプリケーションが知られている。スケーラブルベクタグラフィックスを扱うグラフィック編集アプリケーションでは、ユーザは自由にクリップアートの品質を保ちつつ拡大縮小を伴った貼り付けを行うことができる。
中越智哉著、「XMLとの連携、活用 SVGとは何ですか?」、インターネット上ホームページ、2001年10月25日掲載、2003年8月7日検索、http://www.atmarkit.co.jp/fjava/javafaq/xml/xml05.html
スケーラブルベクタグラフィックスフォーマットは、あらゆる表示倍率(スケール)で、スケーラブルな表示が可能である。しかしながら、表示スケールに応じて、図形表示の表示色について操作を行う表示技術は確立されていない。
そこで、本発明の目的は、表示手段上における情報の表示倍率に応じて、当該情報内における特定の色に係る情報の表示を制御可能とすることにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、表示手段上における情報の表示倍率を制御する表示倍率制御手段と、前記情報内の特定の色を指定する色指定手段と、前記表示倍率制御手段より設定された表示倍率に応じて、前記情報内における前記特定の色に係る情報の表示を制御する表示制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、情報処理装置による情報処理方法であって、表示手段上における情報の表示倍率を設定するとともに、前記情報内の特定の色を指定する表示処理設定ステップと、設定された表示倍率に応じて、前記情報内における前記特定の色に係る情報の表示を制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のデータは、表示手段上において情報を表示させるための処理をコンピュータに実行させるためのデータであって、前記表示手段上における前記情報の表示倍率を特定させるためのデータを記録した表示倍率特定領域と、前記情報内の特定の色を特定させるためのデータを記録した色特定領域と、前記情報内における前記特定の色に係る情報を特定するためのデータを記録した情報特定領域とを含み、前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域が関連付けられていることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラム又は前記データを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、表示手段上における情報の表示倍率に応じて、当該情報内における特定の色に係る情報の表示を制御することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100は、表示パネル101上における図形表示等を制御する表示制御手段102、表示される図形内の特定の色を指定する色指定手段103、図形表示の表示倍率の上限値及び下限値を設定する上・下限値設定手段104を備える。表示制御手段102には、表示パネル101上における図形表示の表示倍率を設定する表示倍率設定手段1021が含まれる。なお、表示パネル101は、本情報処理装置100の外部に構成されてもよい。表示制御手段102、色指定手段103及び上・下限値設定手段104は、情報処理装置100内部に備えられるCPU及びROM内に記録されるプログラムによって構成される。
図2に、本発明の一実施形態における、拡大・縮小表示が可能な(以下、スケーラブルと称す)ベクタグラフィックスフォーマットファイル記述の一例を示す。記述方法にはXML形式を用いる。例示されているXML形式によるファイル記述は、スケーラブルベクタグラッフィックスフォーマットで記述された、スケーラブルベクタ図形の図形表示の一例であり、特に特定の規格に完全に合致したものではない。以下順に説明を行う。
1−1はスケーラブルベクタグラッフィックスのデータが、データ表示サイズ(以下、ビューポートと称す)が論理単位幅400、高さ300にて表示されることを示す。通常は、論理単位は例えばディスプレイ表示の場合は表示デバイスのピクセル単位に置き換えられ、今回は400x300ピクセルの領域となるが、実際の適用はスケーラブルベクタグラフィックスのレンダリング機能を持つ処理系に依存する。実サイズ、例えばミリメートル単位による指定でもよい。
1−2は、ユーザ定義座標系の表示領域(以下、ビューボックスと称す)の指定を表す。"0 0 200 150"の指定は、画像フォーマット上の原点(0,0)、幅200、高さ150の座標系(ビューボックス)を、1−1で指定されたビューポートの座標システムにマッピングすることを意味する。つまり、本実施形態ではビューポート400:300、ビューボックス200:150の同一比率を持ち、丁度2倍となるマッピングを指定していることから、ビューポートには2倍の大きさで、本実施形態の図形フォーマットファイルの内容が表示されることを意味する。また、ビューボックスの指定は省略可能である。省略時はビューポートとビューボックスは一致する。
なお、ビューポートの指定には論理単位を用いているが、実サイズ例えばミリメートル単位を用いても良い。また、ここではビューポートおよびビューボックスが同一の比率を持つ事例を示すが、異なる比率でのマッピングも様々に可能である。しかし、ここでは詳細に言及しない。
1−3は、表示されるベクタ図形として、座標(x,y,width,height)が(50,50,100,100)となる矩形表示を意味する。なお、ベクタ図形座標の指定には論理単位を用いているが、実サイズ例えばミリメートル単位を用いても良い。図3は、図2のベクタグラフィックスフォーマットの表示例である
次に、図4のベクタグラフィックスフォーマットの記述例において3−1に示されるように、ビューポートを200x150、ビューボックスを400x300に指定してある。ビューポート領域に比して、縦横2倍領域のビューボックス(ユーザ座標系)を押し込めてマッピングしてある。つまり、縮尺(倍率)1/2となる表示が得られる。以下、縮尺と倍率は同じ意味を持つことから、スケールと呼ぶ。
図5に図示するが、表示領域ビューポートの変更により1/2の表示が得られることを示している。同様に、本実施形態の特徴とするところは、スケーラブルベクタグラフィックスで記述された図形は、その記述ファイルが表示される際に指定される、ビューポートとビューボックスの関係から、自由に拡大・縮小がなされて表示される。ベクタによる図形表示であるため、拡大縮小に伴うレンダリングの品質低下はない。
また、本実施形態では、ユーザは、表示デバイスに表示された図形を、携帯電話のような小さなキーボードやテンキーによるビューボックスの数値設定(拡大や縮小・移動)、あるいはパーソナルコンピュータで一般的なマウスによる表示ウィンドウ(ビューポート)の拡大縮小、等の入力機器、あるいは他の方法により、自由に表示スケールや領域を変更できるような、情報端末環境を想定することができる。
しかし、従来の技術では、表示スケールにより、表示カラーの操作を行う技術は確立していない。例えば、図6に示されるように、スケーラブルベクタグラフィックスによって記述されたファイルに特徴的な表示例として、アイコン表示と通常のサイズ表示双方に同一のスケーラブルベクタグラフィックスファイルを前述のビューポート等の変更により表示縮尺を変更し、それぞれについて表示することができる。
しかし、例示されているように縮小アイコン表示では、通常の表示状態に比べ、表示スケールがずっと小さい。わずかな色の差異は認識しずらいために、表示色の統合による減色をしたり、逆に類似色を区別するため異色への割り当てを行うなど、色の表示については表示スケール依存で切り替えることが望ましい場合が存在する。
スケールが小さくなる場合には、例えばアミパターンでは色の密度が上がることによって色が濃くなる変化が起きたり、パターンが細かくなることにより色の接近によるモワレ効果等を避けるためにも、より明るい色や、混色よりモノトーンへの変更などが必要となる場合もある。このようなスケールに応じた色の操作が可能ならば、副次的にレンダリングスピードの向上や、認識のしやすさも格段に向上する(表示例:スケールに応じた色操作を行ったアイコン表示)。
図7に示される場合では、例えばある一定以下のスケールの場合、注釈等の情報が判読できないまで縮小されるため不要となる場合がある。スケールに応じた色の消去が可能ならば、予め様々なデザイナー、オーサリング環境にて用意されるクリップアート等の図形ファイルに含まれる注釈テキストを一定の指定された色で記述しておけば、たとえクリップアートそれぞれに使用するフォントの種類や大きさが異なっていても、同じ色指定を持つという規則に合致していれば、一定のスケール以下ではこれをすべて消し去ることができる。
図8で示される事例では図7と同様だが、一定のスケール以下では意味を持たない配色を持ったベクタ図形ファイルというものが世の中には存在する。例えば、一般的に地図に記載される等高線は茶色系であり、一般的な地域の地形図には存在する茶色の等高線も、全国図など小さいスケールの地図となると等高線は表示されない。大きい縮尺では建物形状の表示が必要だが、一般に小さい縮尺では細かな表示は不要となる。個々の建物図形表示に対してのスケール依存表示を規定する方法も考えられるが、建物等を一定の予め指定された色での記述を行っておき、スケールにより特定の色を表示しない機能が実現できれば非常に強力かつ簡単に所望の結果を得ることができる。
図7、図8の事例に類似するが、特色での印刷を想定した場合、やはり特定のスケール印刷には、特色を落としたり、追加したりする事例が存在する。例えばスケールによっては注釈を入れる場合には、同じ色でも重ね刷りの場合は混色を避けるために濃度の濃いインクを使ったりして、印刷への成果物に別色版や別印刷機での重ね刷りを行う。印刷スケールに依存して必要な分版処理および色の管理を、現在のベクタ図形フォーマットで記述することはできないが、表示スケールに依存した色の操作が実現できればこれは可能である。
また別の事例として、クリップアートのような様々なオーサリングツールでデザインを行うケースを考える。大きいスケール表示での色使いと、小さいスケールでの色使いを、一定の規則、スケール依存のカラーパレットだけを決めておけば、たとえば大きいスケールで見せる細かく描く部分については、大スケールで表示される色を使うように規則を決めれば、あらゆるデザイナーによりあらゆるオーサリングツールで作成されたクリップアートに対し、予め決められた定義色について、スケールに応じた操作を、全てのクリップアートオブジェクトに対して、一々オブジェクト個々への操作を意識せずに、カスケード的な色の操作で表示色の操作を行うことができる。
このような事例を実現可能な具体例を以下に述べる。まず、単純化された図9に示されるようなスケーラブルベクタグラフィックスのファイル記述例を説明する。実際の表示例は図10に示す。図9の記述は、まず表示例の図10を見て明らかなように、正方形とそのコメントRectと記されたベクタ図形のグループ記述2つ、8−5と8−8からなる。これは、予めデザイナーによって作成されたクリップアート正方形Aと正方形Bによる組み合わせによる図形表示を示している。このように、スケーラブルベクタグラフィックスを扱うことのできる図形編集アプリケーションでは、ユーザは既存クリップアートの組み合わせて所望のデザイン結果を得るが、これは最も簡略化された事例である。また、編集アプリケーションによる図9に示すファイル記述の作成方法の詳細は、ここでは特に触れない。
表示例は図10となるが、図10は、ビューポートとビューボックスの関係から、スケール0.5での表示が行われている。まず8−5のid="A"で示される、正方形Aのベクタ図形グループは、8−6に示される、(x,y,width,height)が、(200,200,150,150)となる正方形のベクタグラフィックス記述と、8−7に示される"RectA"のテキストを、座標(x,y)が(150,140)を始点とし、文字サイズ10で表示する記述からなる。図10では、右下の正方形とテキスト"RectA"がこれにあたる。
同様に、id="B"で示される、正方形Bのベクタ図形グループは、8−9に示される、(x,y,width,height)が、(200,200,150,150)となる正方形のベクタグラフィックス記述と、8−10に示される"RectB"のテキストを、座標(x,y)が(50,40)を始点とし、文字サイズ10で表示する記述からなる。
A,Bそれぞれの正方形に付されたRectとなるコメントテキストは、8−7、8―10のcolor属性に示されるように、CommentClr色での記述となる。CommentClr色は、8−1に示すXMLファイルのCSS(カスケードスタイルシート)で定義を行っている。色の定義をカスケードスタイルシートに行うことにより、スケーラブルベクタグラフィックスのファイル記述内にある全てのベクタ図形の階層構造とは無関係に、あらゆるベクタ図形オブジェクトで使用されているCommentClr色について統一的に定義を行うことができる。
続いて8−3に示すように、CommnetClr色は、color-path:urlで指示するところのid="CommentColor"で指定された色へのリファレンスとなっている。これはスケーラブルベクタグラフィックスのファイル記述内定義<defs>タグ内にある、8−4の<colorpath>タグで具体的な定義を行うようにされている。本実施形態は、ディフォルトのカラーとしてdarkgrey色を指示し、darkgrey色は、再び8−2にて示すCSSで、RGBのHex値A9A9A9となっている。
次に、図11において、表示スケールに応じた、ベクタグラフィックスフォーマットの記述例を例示する。図12に図示するフローチャートで順を追って説明を行う。まず、ステップS11−1は、スケーラブルベクタグラフィックスの記述について、ビューポート、ビューボックスの指定を得る。
ステップS11−2は表示を行う情報端末やコンピュータの表示ディスプレイデバイスの情報を得る。ステップS11−3において、ステップS11−2の情報に基づきビューポートを作成し、ステップS11−4でビューボックスをマッピングする。ステップS11−5では、ビューポート、ビューボックスの関係から、図11で示された記述がどれだけのスケールで表示されるかを計算する。本例では、ビューボックスが0.5倍の大きさのビューポートへマッピングされるためスケールは0.5となる。
ステップS11−6では、図11に記述されている図形ファイルが順にパージングされ、表示対象のベクタ図形タグが順に取り出される。取り出してレンダリングされる図形は、指定されたビューボックス内での表示部分がある図形のみに限られる。まず10−6が取り出され、次のループで取り出される図形タグは10−7、続いて10−9、10−10となる。図形タグのレンダリング(パーザーによる取り出し)がすべて終了すれば、この系は終了である。
ステップS11−7では実際に図形の表示、レンダリングの処理が行われる。レンダリング処理における色の選択に着目し、色選択の過程を図13のフローチャートによって説明する。ステップS12−1は、特定のベクタグラフィックスの要素表示を行う際に、ベクタグラフィックス記述内の色指定を得ることを指す。ステップS12−2では得られた当該の色指定がcolor-path:urlを参照する色か否かを判断し、もちろん参照でなく通常の色指定ならば、ステップS12−4にてそのままの色指定にてベクタ図形を描画表示行う。
参照の場合は、表示スケールに依存した色の操作を行っている可能性があるため、12−3にて、ステップS11−5で既に得られている表示スケールを取得する。ここで図11の記述について説明を加える。color-path:urlが参照する色定義は、スケーラブルベクタグラフィックスのファイル記述内定義<defs>タグ内にある、10−4の<colorpath>タグで具体的な定義を行う。<colorpath>タグでは、8−4で示された、通常の発色であるdefault指定色のほかに、minScaleおよびminColor指定を行う。minScaleについては、ベクタ図形グラフィクス全体の表示スケールが、minScaleに指定されたスケールを下回るとき(ステップS12−5)、color-path:urlにてid=CommentColorを指定参照する色については、minColorで指定した色を使用することを指定する(ステップS12−6)。
即ち、本実施形態では、darkgrey色は、表示スケール0.3を下回る場合には、全てgreyで表示することができる。ちなみに、minColorの指定は必須でなく、minScaleが指定されておりminColor指定がない場合、指定表示スケールを下回った場合には当該の参照を行っている色については非表示を実現することができる。
図11での実施形態では、ステップS11−4で得られたように、スケール0.5での表示であるため、darkgreyからgreyへの変更は行われず、図10と同じ結果表示がとなる。スケールにより表示が切り替わる例として、図14の記述例を示す。図13のフローチャートで説明する。例えばベクタ図形記述の13−7における"RectA"と表示される行の色の表示について、ステップS12−1における色の取得では13−3のCSSに定義されるcolor-path:urlを参照するため、ステップS12−3において、表示スケールの取得へ進む。ステップS12−3では、13−1の情報を参照しビューポートに4倍の大きさのビューボックスがマッピングされているため、表示スケール0.25であることを得る。
続いてステップS12−5において、minScaleと表示スケールとの比較が行われるが、本実施形態では、表示スケール0.25、minScale="0.3"であるため、ステップS12−6に進む。ステップS12−6での色選択では、minColorでの表示を行うが、記述例の参照先<colorpath>での色定義において、minColorは定義されていないため、表示すべき当該オブジェクトの表示はされないこととなる。同様に13−10まで図形レンダリングを進めた結果として注釈が非表示となる事例を図15に示す。図10と比較して表示スケールの指定以外はベクタグラフィックスに関する指定は同じであるが、表示スケールがCommentClr色にminScaleで指定されている0.30を下回る0.25であるため、CommentClr色によるテキスト表示は行われない。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、スケール縮小方向での色の操作として、minScaleおよびminColorの指定を例示したが、本発明の第2の実施形態では、逆にスケール拡大方向での色の操作として、同じ処理過程及び同じベクタグラフィックスフォーマットファイルの記述例でmaxScaleおよびmaxColorの指定が可能である。MaxScaleで指定された以上での表示スケールにおいては、スケーラブルベクタグラフィックスのファイル記述内で、指定された特定の色の表示スケールに依存(拡大方向)した色の操作が可能である。
<第3の実施形態>
上記第1の実施形態では、スケールに依存する色の変更を行う色指定の対象として、色へのCSSによるインデックスで示したが、特定のRGB値を持つ色について、これを表示スケールに従った変更を行うようにも変更できる。前者は、例えば同じHex値00000の黒であっても、noirとblackは異なった意味を持ち、noirは表示スケール依存を持ち、blackは依存しないという使い分けが可能である。RGB値による指定の場合、必ず当該の指定色は表示スケール依存となり、例えば特色(SportColor)分版における1版の色制御に適用が考えられる。
<第4の実施形態>
上記実施形態において述べた様々なアトリビュートや属性値などの用語は一事例であり、同様な効果を得られることを目的とした他の用語による定義でももちろん構わない。
以上のように、上記実施形態によれば、ごく簡単かつ非常に効果的なフォーマット記述方法によって、スケーラブルベクタグラフィックスのファイル記述に、使用されている特定の色への操作と表示スケールとの関連付けを行い、これを図形表示スケールに依存した情報端末での図形の表示と特定の色の変更を実現することができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における、拡大・縮小表示が可能なベクタグラフィックスフォーマットファイルの記述例1を示す図である。 図2のベクタグラフィックスフォーマットの表示例を示す図である。 本発明の一実施形態における、拡大・縮小表示が可能なベクタグラフィックスフォーマットファイルの記述例2を示す図である。 図4のベクタグラフィックスフォーマットの表示例を示す図である。 スケーラブルベクタグラフィックスによって記述されたファイルに特徴的な表示例を示す図である。 表示スケールに応じた図形表示例を示す図である。 表示スケールに応じた図形表示例を示す図である。 本発明の一実施形態における、拡大・縮小表示が可能なベクタグラフィックスフォーマットファイルの記述例3を示す図である。 図9のベクタグラフィックスフォーマットの表示例を示す図である。 本発明の一実施形態における、拡大・縮小表示が可能なベクタグラフィックスフォーマットファイルの記述例4を示す図である。 本発明の一実施形態における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における、拡大・縮小表示が可能なベクタグラフィックスフォーマットファイルの記述例5を示す図である。 図14のベクタグラフィックスフォーマットの表示例を示す図である。
符号の説明
100 情報処理装置
101 表示パネル
102 表示制御手段
103 色指定手段
104 上・下限値設定手段
1021 表示倍率設定手段

Claims (17)

  1. 表示手段上における情報の表示倍率を制御する表示倍率制御手段と、
    前記情報内の特定の色を指定する色指定手段と、
    前記表示倍率制御手段より設定された表示倍率に応じて、前記情報内における前記特定の色に係る情報の表示を制御する表示制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 表示倍率の下限値を設定する下限値設定手段を更に有し、
    前記表示制御手段は、前記表示倍率制御手段により設定された前記表示倍率が前記下限値を下回るか否かに応じて、前記特定の色に係る情報の表示を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記表示倍率が前記下限値を下回った場合に、前記特定の色に係る情報を他の色に切り替えて表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記表示倍率が前記下限値を下回った場合に、前記特定の色に係る情報を非表示とさせることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 表示倍率の上限値を設定する上限値設定手段を更に有し、
    前記表示制御手段は、前記表示倍率制御手段により設定された前記表示倍率が前記上限値を上回るか否かに応じて、前記特定の色に係る情報の表示を制御することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記表示倍率が前記上限値を上回った場合に、前記特定の色に係る情報を他の色に切り替えて表示させることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記表示倍率が前記上限値を上回った場合に、前記特定の色に係る情報を非表示とさせることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置による情報処理方法であって、
    表示手段上における情報の表示倍率を設定するとともに、前記情報内の特定の色を指定する表示処理設定ステップと、
    設定された表示倍率に応じて、前記情報内における前記特定の色に係る情報の表示を制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 請求項8に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 表示手段上において情報を表示させるための処理をコンピュータに実行させるためのデータであって、
    前記表示手段上における前記情報の表示倍率を特定させるためのデータを記録した表示倍率特定領域と、
    前記情報内の特定の色を特定させるためのデータを記録した色特定領域と、
    前記情報内における前記特定の色に係る情報を特定するためのデータを記録した情報特定領域とを含み、
    前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域が関連付けられていることを特徴とするデータ。
  11. 表示倍率の下限値を指定するデータを記録した下限値指定領域を更に含み、
    前記下限値指定領域が、前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域に関連付けられていることを特徴とする請求項10に記載のデータ。
  12. 前記情報の表示倍率が前記下限値を下回った場合における前記特定の色に係る情報の表示色を特定させるためのデータを記録した表示色特定領域を更に含み、
    前記表示色特定領域が、前記下限値指定領域、前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域に関連付けられていることを特徴とする請求項11に記載のデータ。
  13. 前記情報の表示倍率が前記下限値を下回った場合に前記特定の色に係る情報を非表示とさせるためのデータを記録した切替表示特定領域を更に含み、
    前記切替表示特定領域が、前記下限値指定領域、前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域に関連付けられていることを特徴とする請求項11に記載のデータ。
  14. 表示倍率の上限値を指定するデータを記録した上限値指定領域を更に含み、
    前記上限値指定領域が、前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域に関連付けられていることを特徴とする請求項10〜13の何れか1項に記載のデータ。
  15. 前記情報の表示倍率が前記下限値を下回った場合における前記特定の色に係る情報の表示色を特定させるためのデータを記録した表示色特定領域を更に含み、
    前記表示色特定領域が、前記下限値指定領域、前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域に関連付けられていることを特徴とする請求項14に記載のデータ。
  16. 前記情報の表示倍率が前記下限値を下回った場合に前記特定の色に係る情報を非表示とさせるためのデータを記録した切替表示特定領域を更に含み、
    前記切替表示特定領域が、前記下限値指定領域、前記表示倍率特定領域、前記色特定領域及び前記情報特定領域に関連付けられていることを特徴とする請求項14に記載のデータ。
  17. 請求項9に記載のプログラム、又は、請求項10〜16の何れか1項に記載のデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JPWO2005124280A1 (ja) * 2004-06-18 2008-04-10 株式会社ナビタイムジャパン 通信型ナビゲーションシステムおよび情報配信サーバならびに携帯ナビゲーション端末
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