JP2005164616A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複層のクリーニングブレードを用い、従来のようなスティックスリップを生じさせなくとも小粒径・球形トナーを良好にクリーニングすることができるとともに、トナー担持体の速度変動を低減させることが可能なクリーニング装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】球形度が0.96以上、平均粒径が3〜8.5μmのトナーが担持されるトナー担持体5に当接して当該トナー担持体5上の残留トナーを除去するクリーニングブレード30を備えるクリーニング装置において、前記クリーニングブレード30を、トナー担持体5に当接し、JIS A硬度が90°以上のエッジ層32と、エッジ層32より硬度が小さいベース層31とからなる二層構造とし、クリーニングブレード30のトナー担持体5とのクリーニング角θ1が0〜10°となるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの静電方式の画像形成装置において使用される像担持体や中間転写体などのトナー担持体上に残存したトナーを除去するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置及び画像形成装置に関する。
静電方式の画像形成装置においては、一般に、感光体の表面に静電荷を蓄積させ、その上に画像データに由来した露光を行って静電潜像を形成し、次に、帯電トナーを静電潜像に付着させてトナー像を作り、このトナー像を記録用紙に転写し、さらに加熱圧着させて記録用紙にトナーを固着させることによって画像形成を行っている。この画像形成の際、感光体上のトナーが完全に転写されれば問題は無いが、一部が感光体上に残ってしまう場合がある。この場合、そのまま次の画像形成処理を行うと次の記録用紙上に前の画像が残り残像(ゴースト)を発生させてしまい、画像品質を著しく劣化させてしまう。そのため、トナー像を転写した後の感光体上に残留したトナーは取り除く必要がある。
感光体上の残留トナーは、クリーニングブレードによって取り除かれる。クリーニングブレードは、感光体表面に当接するように設けられており、感光体が回転することによって摺擦してトナーを掻き落とすように構成されている。この際、クリーニングブレードと感光体との間には摩擦が生じるため、クリーニングブレードと感光体との間で「スティックスリップ」が発生する。スティックスリップとは、クリーニングブレードがスティック状態とスリップ状態とを交互に繰り返して起こす現象をいい、より具体的には、クリーニングブレードは回転する感光体と接触しているため、感光体から摩擦力を受けて変形し、応力を生じる。その応力が所定より小さい場合には、クリーニングブレードは感光体に張り付いて滑りを生じない「スティック状態」にあり、感光体の更なる回転に伴ってクリーニングブレードの応力が大きくなり所定の限界に達するとき、クリーニングブレードと感光体との間に滑りが生じて「スリップ状態」となるものをいう。
従来のクリーニングブレードは、スティックスリップにより感光体上の残留トナーの掻き取りを可能としている。通常、クリーニングブレードは弾性体であり、単一単層の部材より構成されているが、装置の高速化、長寿命化、特に画像品質向上のためのトナーの小粒径化、球形化といった状況下においては、スティックスリップのスティック状態からスリップ状態への変化の際に生じる感光体とクリーニングブレードとの隙間をトナーがすり抜けやすく、クリーニング不良を生じさせるなど、単一単層のクリーニングブレードでは充分なクリーニング性能を発揮できないでいた。
トナーを小粒径化・球形化した場合、クリーニングブレードの感光体への接触圧を高く制御することが好ましい。しかしながら、接触圧が高すぎると感光体の回転トルクが大きくなりすぎたり、感光体の回転に伴うブレード先端部のめくれや異音(鳴き)の発生などの問題を生じさせてしまう。
また、スティックスリップによる不具合を回避するためにクリーニング時にスティックスリップを生じさせないようにするためにはクリーニングブレードの硬度を高めることが好ましい。しかしながら、硬度が高すぎるとクリーニングブレード全体での柔軟性がなくなり、クリーニング性が低下してしまっていた。
特許文献1ではクリーニングブレードを複層化することで小粒径トナーのクリーニング性を向上させている。しかしながら、特許文献1のようにスティックスリップが必要なクリーニング機構では、その動作が感光体に振動を与え得るため、感光体の回転速度に変化をもたらし、良好な画像形成を行うことが困難であった。一般に、感光体の速度変動は平均速度に対して3%以上となると、バンディングと呼ばれる画像スジを発生させ、良好な画像を得ることができないことが知られている。
特開2002−214989号公報
本発明はこのような実情に鑑みなされたものであり、その課題は、複層のクリーニングブレードを用い、従来のようなスティックスリップを生じさせなくとも小粒径・球形トナーを良好にクリーニングすることができるとともに、トナー担持体の速度変動を低減させることが可能なクリーニング装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係るクリーニング装置の発明は、球形度が0.96以上、平均粒径が3〜8.5μmのトナーが担持されるトナー担持体に当接して当該トナー担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードを備えるクリーニング装置において、前記クリーニングブレードを、前記トナー担持体に当接し、JIS A硬度が90°以上のエッジ層と、前記エッジ層より硬度が小さいベース層とからなる二層構造とし、前記クリーニングブレードの前記トナー担持体とのクリーニング角が0〜10°となるように構成されていることを特徴とする。
この特徴によれば、クリーニングブレードを、JIS A硬度90°以上のエッジ層と、エッジ層より硬度の小さいベース層からなる二層構造に構成するとともに、クリーニング角を0〜10°と設定することにより、スティックスリップが無いクリーニングが可能となる。また、スティックスリップが無くなることにより、小粒径トナー・球形トナーを確実にクリーニングすることが可能であるとともに、トナー担持体の速度変動を低減させて、バンディングの発生を回避することができる。
また、本発明の第2の態様に係る画像形成装置の発明は、球形度が0.96以上、平均粒径が3〜8.5μmのトナーを用いて電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置において、トナー担持体と、前記トナー担持体に当接して当該トナー担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードとを備えており、前記クリーニングブレードを、前記トナー担持体に当接し、JIS A硬度が90°以上のエッジ層と、前記エッジ層より硬度が小さいベース層とからなる二層構造とし、前記クリーニングブレードの前記トナー担持体とのクリーニング角が0〜10°となるように構成されていることを特徴とする。
この特徴によれば、クリーニングブレードを、JIS A硬度90°以上のエッジ層と、エッジ層より硬度の小さいベース層からなる二層構造に構成するとともに、クリーニング角を0〜10°と設定することにより、スティックスリップが無いクリーニングが可能となる。また、スティックスリップが無くなることにより、小粒径トナー・球形トナーを確実にクリーニングすることが可能であるとともに、トナー担持体の速度変動を低減させて、バンディングの発生を回避することができる。
以下、本発明に係るクリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた画像形成装置について説明する。
本発明のクリーニング装置及び画像形成装置において使用される現像剤としてのトナーは特に限定されることはなく、例えば一成分非磁性トナーなどの公知のものを使用できる。
トナー粒子は通常のトナー粒子と同様に3〜8.5μm程度の平均粒径を有するものを使用できる。トナーの平均粒径は、例えば精密粒度分布測定装置、マルチサイザーIII(ベックマンコールター社製)を用いて測定することができる。なお、本発明においては、トナーの平均粒径は平均体積粒子径を示すものである。
平均粒径が3μm未満のように極めて小粒径のトナーをクリーニングする場合には、いかに硬度の高いエッジ層をトナー担持体に当接させてスティックスリップの発生を押さえ込んだとしても、トナーのすり抜けが発生し、クリーニング不良となる。これは、クリーニングブレードをブレード部材のカッティングによって製造するため、そもそもエッジ層のトナー担持体に当接する稜線には微小な欠けが存在しているためである。この欠けを3μm未満にすることは非常に困難であり、そこからトナーのすり抜けが発生してしまう。
一方、平均粒径が8.5μmを超える大粒径のトナーをクリーニングする場合には、クリーニングブレードとトナー担持体との当接部近傍にトナーが停留しにくくなる。当接部近傍に存在するトナーは、それ自身がクリーニングブレードとトナー担持体との接触部における潤滑剤として機能するため、このような状態で耐刷を実施するとクリーニングブレードのトナー担持体との当接部の摩擦が異常に高くなり、最終的にはブレードがめくれてしまう。また、いかに硬度の高いエッジ層をトナー担持体に当接させてスティックスリップの発生を押さえ込んだとしても、摩擦状態が高くなることによるトナー担持体の回転トルクの変動も大きくなり、その結果、トナー担持体の速度変動も大きくなってしまう。
また、トナー粒子の球形度は0.96以上のものを使用できる。トナーの平均球形度は、例えばフロー式粒子像分析装置FPIA−2100(シスメックス株式会社製)を用いて測定することができる。この装置にはフラットシースフローセルと、このセルを挟んで対向する位置にCCDカメラとストロボとが配置されている。そして、水などに分散させたトナー粒子を吸引してフラットシースフローセルを通過させ、通過する粒子を、ストロボをフラッシュさせた状態で撮影する。得られた画像をコンピューター処理し、個々の粒子の面積(粒子投影面積)および粒子投影像の周囲長を計測し、またコンピューターにより粒子の円相当径を計算することにより個々の粒子の球形度を求めることができる。なお、後記実施例においては3600枚の画像を処理して平均の球形度を求めた。
次に、図面に基づき本発明のクリーニング装置及び画像形成装置の構成について説明する。
図1はサイクルタイプの画像形成装置の全体構成を示す模式的な断面図である。この画像形成装置1には、装置本体3の内部に「トナー担持体」の一例である感光体5が矢印7方向に回転自在に設けられている。この感光体5の周囲には、回転方向7に沿って、帯電手段としての帯電器9、現像手段としてのロータリー現像ユニット11、転写体としての中間転写ベルト21およびクリーニング手段としてのクリーニング装置8が配設されている。
帯電器9は、帯電バイアス回路(図示せず)から帯電バイアスが印加されており、感光体5の外周面を一様に帯電させる。ロータリー現像ユニット11の下方には露光ユニット15が設けられ、この露光ユニット15からは、帯電器9によって帯電された感光体5の外周面に向けて画像形成指令を画像転換して得られる画像データに応じてレーザ光が照射され、感光体5上に画像形成指令に対応する静電潜像を形成する。
このように感光体5上に形成された静電潜像は、ロータリー現像ユニット11によってトナー現像されることにより可視像化される。本実施形態に係るロータリー現像ユニット11は、イエロー用の現像器12Y、シアン用の現像器12C、マゼンタ用の現像器12Mおよびブラック用の現像器12Kが回転軸13を中心として回転自在に設けられている。これらの現像器12Y、12C、12M、12Kは、図1に示す如くロータリー現像ユニット11の回転方向に沿って配列され、その回転方向で位置決めされることにより感光体5に対置した状態でトナーを感光体5に供給する。そして、感光体5上の静電潜像が選択されたトナー色によりトナー像が形成されて可視像化される。図1では、イエロー用の現像器12Yが感光体5に対置して当該感光体5にトナーを供給している状態を示している。
ロータリー現像ユニット11の上方には、転写ユニット19が設けられている。この転写ユニット19は、複数のローラに掛け渡された中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21を回転駆動させる駆動部(図示せず)を備えている。ロータリー現像ユニット11で現像されたトナー像は、一次転写領域17で中間転写ベルト21上に一次転写される。カラー画像を用紙に転写する場合には、感光体5上に形成される各色のトナー像を中間転写ベルト21上に重ね合わせてカラー像を形成し、二次転写領域23においてカセット25から供給された用紙上にカラー像を二次転写する。このようにしてカラー画像が形成された用紙は、定着ユニット27を経由して装置本体上部に設けられた排出トレイ29上に搬送される。
感光体5上のトナーが転写により完全に中間転写ベルト21に転写されれば問題はないが、一部のトナーが感光体5上に残留してしまう。このまま、次の画像形成のための帯電プロセスを行うと、次の画像の上に前の画像が残り残像(ゴースト)を発生させ、画像品質を著しく劣化させてしまう。そのため不要物である残留トナーは除去する必要があり、この残留トナーを除去するのがクリーニング装置8である。
クリーニング装置8は、図2に示すように、被当接体であるトナー担持体としての感光体5の表面に当接するクリーニングブレード30と、このクリーニングブレード30を支持するブレードホルダ39を備えている。クリーニングブレード30は、図3に示す如く、硬度の異なる材料が厚み方向に積層した二層構造となっており、より具体的には、ベースとなるベース層31と、感光体5に当接するエッジ層32とから構成されている。エッジ層32はJIS A硬度が90°以上の材料により構成されており、ベース層31はエッジ層32より硬度が小さい材料より構成されている。なお「JIS A硬度」とは、JIS K 7312に準じて、スプリング式タイプA硬さ試験機により測定される値である。
クリーニングブレード30のベース層31及びエッジ層32は、ポリウレタンから構成したものが好ましい。ポリウレタンは、ポリオール、イソシアネート及び架橋剤を原料として製造することができる。ポリオールとしては、ポリウレタンの製造に用いられるものであれば特に限定されることはなく、例えばポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンブチレンアジペート、ポリカプロラクタムなどを挙げることができる。
イソシアネートとしては、ポリウレタンの製造に用いられるものであれば特に限定されることはなく、例えばジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネートなどを挙げることができる。
架橋剤としては、低分子ジオールと低分子トリオールとの混合物が好ましい。低分子ジオールとしては、例えば1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコールなどを挙げることができる。低分子トリオールとしては、例えばトリメチロールプロパン、トリイソプロパノールアミンなどを挙げることができる。
また、クリーニングブレード30のベース層31とエッジ層32の厚みは、ベース層31の厚みとエッジ層32の厚みとの和(すなわち、クリーニングブレード30の厚み)に対するエッジ層32の厚みの比(すなわち、クリーニングブレード30の厚みに対するエッジ層32の厚みの割合)が、0.05〜0.3となるように構成することができる。上記範囲であると、二層構造による効果を有効に発現することができる。
また、クリーニングブレード30の感光体5への当接状態のクリーニング角が0〜10°であることが好ましい。ここで「クリーニング角」とは、図2において符合θ1で示す角度であり、感光体5の接線に対しての、感光体に当接して変形したクリーニングブレード30の当接面の角度である。
また、図2中、符合θ3はホルダ角(初期圧接角)を示し、感光体5の接線に対しての、ブレードホルダ39の角度である。なお、符合θ2はクリーニングブレード30の変位角(撓み角)を示すものあり、クリーニングブレード30を感光体5に当接させることによって撓む当該クリーニングブレード30の角度(変位量)である。なお、変位角θ2及びホルダ角θ3は、クリーニング角θ1を0〜10°に設定することができる範囲内で適宜調整することが可能である。
本発明においては、クリーニングブレード30は、上述したようにJIS A硬度が90°以上のエッジ層32と、このエッジ層32より硬度が小さいベース層31とからなる二層構造に構成されている。また、クリーニング角θ1は0〜10°に設定されているものである。このような構成とすることによって、スティックスリップの発生を無くしたクリーニングが可能となり、小粒径・球形トナーを確実に掻き取ることができるとともに、感光体の速度変動を低減させてバンディングの発生を回避することができる。
以下、実施例等を挙げて本発明についてより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお以下に示す実施例等において、トナー粒子の球形度はフロー式粒子像分析装置FPIA−2100(シスメックス株式会社製)を用いて、平均粒径はマルチサイザーIII(ベックマンコールター社製)を用いて測定した。
実施例1
球形度0.96、平均粒径3μmのトナーを用いて電子写真方式の画像形成を行った。クリーニングブレードには、JIS A硬度が90°のエッジ層、JIS A硬度が65°のベース層からなる二層構造のものを使用した。また、クリーニングブレードの感光体との当接状態として、ホルダ角を17°、クリーニング角を10°に設定した。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表1に示した。
実施例2
トナーとして平均粒径8.5μmのものを使用したこと以外は実施例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表1に示した。
実施例3
トナーとして平均粒径6μmのものを使用したこと以外は実施例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表1に示した。
実施例4
トナーとして平均粒径6μmのものを使用し、エッジ層のJIS A硬度が95°のクリーニングブレードを使用したこと以外は実施例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表1に示した。
実施例5
トナーとして平均粒径6μmのものを使用し、クリーニング角を7°に設定したこと以外は実施例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表1に示した。
実施例6
トナーとして平均粒径6μmのものを使用し、クリーニング角を4°に設定したこと以外は実施例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表1に示した。
Figure 2005164616
比較例1
球形度0.96、平均粒径2.5μmのトナーを用いて電子写真方式の画像形成を行った。クリーニングブレードには、JIS A硬度が90°のエッジ層、JIS A硬度が65°のベース層からなる二層構造のものを使用した。また、クリーニングブレードの感光体との当接状態として、ホルダ角を17°、クリーニング角を10°に設定した。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表2に示した。
比較例2
トナーとして平均粒径9μmのものを使用したこと以外は比較例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表2に示した。
比較例3
トナーとして平均粒径6μmのものを使用し、エッジ層のJIS A硬度が80°のクリーニングブレードを使用したこと以外は比較例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表2に示した。
比較例4
トナーとして平均粒径6μmのものを使用し、エッジ層のJIS A硬度が80°のクリーニングブレードを使用してクリーニング角を13°に設定したこと以外は比較例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表2に示した。
比較例5
トナーとして平均粒径6μmのものを使用し、エッジ層のJIS A硬度が80°のクリーニングブレードを使用してクリーニング角を7°に設定したこと以外は比較例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表2に示した。
比較例6
トナーとして球形度0.91、平均粒径8μmのものを使用し、エッジ層のJIS A硬度が80°のクリーニングブレードを使用してクリーニング角を7°に設定したこと以外は比較例1と同様に行った。クリーニング性、感光体の平均速度に対しての速度変動の評価結果を表2に示した。
Figure 2005164616
表1及び表2に示すように、JIS A硬度が90°以上のエッジ層と、前記エッジ層より硬度が小さいベース層とからなる二層構造のクリーニングブレードを使用し、クリーニング角を0〜10°に設定した実施例1〜6においてはクリーニング不良の発生を確認することができず、トナーの掻き取り性が良好であった。また、感光体の速度変動を平均速度に対して2%以下に抑制することができ、もってバンディングの発生を回避することができた。その結果、良好な画像形成が可能であった。
静電方式の画像形成装置において使用される像担持体や中間転写体等のトナー担持体上に残留したトナーを除去するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置及び画像形成装置に利用可能である。
画像形成装置の概略構成図。 クリーニング装置の概略構成図。 クリーニングブレードの概略構成図。
符号の説明
1 画像形成装置、3 装置本体、5 感光体、7 感光体の回転方向、8 クリーニング装置、9 帯電器、11 ロータリー現像ユニット、12 現像器、15 露光ユニット、17 一次転写領域、19 転写ユニット、21 中間転写ベルト、23 二次転写領域、25 カセット、27 定着ユニット、29 排出トレイ、30 クリーニングブレード、31 ベース層、32 エッジ層、39 ブレードホルダ、θ1 クリーニング角、θ2 変位角(撓み角)、θ3 ホルダ角(初期圧接角)、

Claims (2)

  1. 球形度が0.96以上、平均粒径が3〜8.5μmのトナーが担持されるトナー担持体に当接して当該トナー担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードを備えるクリーニング装置において、
    前記クリーニングブレードを、前記トナー担持体に当接し、JIS A硬度が90°以上のエッジ層と、前記エッジ層より硬度が小さいベース層とからなる二層構造とし、
    前記クリーニングブレードの前記トナー担持体とのクリーニング角が0〜10°となるように構成されていることを特徴とする、クリーニング装置。
  2. 球形度が0.96以上、平均粒径が3〜8.5μmのトナーを用いて電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置において、
    トナー担持体と、前記トナー担持体に当接して当該トナー担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードとを備えており、
    前記クリーニングブレードを、前記トナー担持体に当接し、JIS A硬度が90°以上のエッジ層と、前記エッジ層より硬度が小さいベース層とからなる二層構造とし、
    前記クリーニングブレードの前記トナー担持体とのクリーニング角が0〜10°となるように構成されていることを特徴とする、画像形成装置。
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