JP2005164018A - 樹脂チューブ用ステンレス製継手 - Google Patents
樹脂チューブ用ステンレス製継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005164018A JP2005164018A JP2003436085A JP2003436085A JP2005164018A JP 2005164018 A JP2005164018 A JP 2005164018A JP 2003436085 A JP2003436085 A JP 2003436085A JP 2003436085 A JP2003436085 A JP 2003436085A JP 2005164018 A JP2005164018 A JP 2005164018A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- nut
- tube
- joint body
- resin tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Abstract
【解決手段】 継手本体1に設けたインサート部8に樹脂チューブ9を挿入し、継手本体1にナット3を螺合してスリーブ2を移動し、インサート部8とスリーブ2間で樹脂チューブ9を押圧・係止する管継手において、前記スリーブ2の外面に、大径部2aと小径部2bとからなる段差部を形成し、前記小径部2bの長さを、スリーブ2をナット3に挿入した状態において、小径部2bの端面がナット3より外側に突出するような寸法とし、この端面内径を押し広げてナット3とスリーブ2を一体化する。
【選択図】 図1
Description
下記の非特許文献1には、インサート部を有する継手本体と、インサート部の外側に移動可能に設けられるスリーブと、継手本体に螺合してスリーブを移動するナットとを備え、前記インサート部の外側には膨出部が設けられおり、前記インサート部に管を挿入して、継手本体にナットを螺合してスリーブを前記膨出部の外側に移動して管を押圧・係止する管継手が記載されている。
ニッタ・ムアー株式会社パンフレット「ケミフィットCSシリーズ」
(a)チューブの反力が期待できないので、フェルールのチューブの保持力が弱く、容易にチューブが回転し、チューブの引抜き抗力も低い。
(b)上記(a)の問題を解決するために、チューブインサートを使用することも行なわれているが、この場合、フェルールのくい込みによりチューブが切断する可能性がある。
(c)フェルールを締付けるナットの締付量は、ナットの指締め位置からの回転数となっているので、チューブの場合、締付量が不明確となる。
(d)部品点数が4点(継手本体、ナット、フロントフェルール、バックフェルール)あり、管理、取扱いに手間が掛かる。
(e)フェルールが2個あり、その取付け順序を間違えると、流体の漏れ、チューブの抜けの危険性がある。
背景技術の後者に述べた管継手は、ナットにスリーブを挿入する際、スリーブの入れる方向を間違えたり、管との接続方向によってはスリーブが落下したりする等の問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、樹脂チューブを簡単に、確実に接続でき、かつ安価な樹脂チューブ継手を提供することを目的とする。
前記スリーブの外面には、大径部と小径部とからなる段差部が形成され、前記小径部の長さは、スリーブをナットに挿入した状態において、小径部の端面がナットより外側に突出するような寸法とされ、この端面内径は押し広げられてナットとスリーブが一体化されていることを特徴とする。これにより、スリーブのナット内での自由な回転とナットからの抜け(分離)防止が図られる。
(b)本発明によるアセンブリナットは容易に製作できるので、コスト的に優れている。
(c)本発明ではスリーブの端面内径を広げたことにより、チューブの挿入が容易になり、更にチューブの揺動によるチューブの損傷を防ぐことができる。
(d)ナットの締付量を、継手本体に突き当たる位置で定めているので、締付量が明確となる。
(e)スリーブとインサート部間でのチューブの圧着により、チューブの引抜きを防止しているのでチューブの保持力が強く、また、くい込み個所がないのでチューブの切断の危険がない。
本発明の一実施例に係るステンレス製継手は、図1に示すように、継手本体1と、スリーブ2と、ナット3とを備えている。
前記継手本体1は、機器などにねじ込まれる雄ネジ部4と、スパナ掛け部5と、樹脂チューブ9を接続するための管接続部6とから構成されている。スパナ掛け部5の側面は、後述するナット3の側面に対向する対向面とされている。なお、管接続部6と反対側の構成を雄ネジ部としているが、それに限定されるものではなく、ソケット部、管接続部などとすることができる。前記管接続部6は、図2に示すように、ナット3が螺合される雄ネジ部7と、雄ネジ部7の端面から軸方向に伸びているインサート部8とから構成されている。前記インサート部8は、円筒状で、樹脂チューブ9の内径とほぼ同じ外径を有する。その中央近傍には、断面台形状の突起部8aが円周方向に形成されている。このインサート部8に樹脂チューブ9が雄ネジ部7の端面まで挿入可能とされる。
前記スリーブ2は、樹脂チューブ9の外径よりやや大きい内径を持つ内面を有し、その内面の図中左側には外に向かって広がる傾斜面が形成されている。スリーブ2の外面には、雄ネジ部側を大径部2a、反対側を小径部2bとした段差部が形成され、この大径部2aの外径は、ナット3の雌ネジの内径より小さくされている。
前記ナット3は、その内面に継手本体1の雄ネジ部7に螺合する雌ネジ部と、スリーブ2の小径部2bの外径よりやや大きい内径を有し、スリーブ2の段差部と係合してスリーブ2を雄ネジ部7側に移動可能とする押圧部3aが形成されている。
前記スリーブ2の小径部2bの長さは、スリーブ2をナット3に挿入した状態において、スリーブ2の小径部2bの端面がナット3の押圧部3aより外部に突出するような寸法とされている。この端面内径をプレスにより押し広げることにより、スリーブ2のナット3内での自由な回転と、ナット3からの抜け(分離)を防止することができる。
このナット3とスリーブ2を一体化したアッセンブリナットを継手本体1の雄ネジ部7に螺合して、ナット3の側面を、継手本体1のスパナ掛け部5の側面に当接した状態において、前記インサート部8の断面台形状の突起部8aと、スリーブ2の大径部2aが樹脂チューブ9を介して対向するようにされている。
次に、上記樹脂チューブ用ステンレス製継手と樹脂チューブの接続方法について説明する。
(a)継手と樹脂チューブの選択
継手の形式、使用するチューブ9の内径および外径によって、それに合致する継手本体1と、ナット3とスリーブ2とからなるアセンブリナットを選択する。樹脂チューブ9は、その接続側端部を鋭利な刃物で直角に切断する。
(b)樹脂チューブの挿入
チューブ9にアセンブリナットを挿入した状態で、チューブ9を継手本体1のインサート部8に挿入し、チューブ9の端面が継手本体1の雄ネジ部7の端面に接触するようにする。
(c)アッセンブリナットを継手本体1側に移動して、ナット3を手で継手本体1の雄ネジ部7に締付けた後、スパナでアッセンブリナットの側面が継手本体1のスパナ掛け部5の側面と突き当たるまで締付ける。このとき、継手本体1のスパナ掛け部5にはバックアップスパナを掛けて固定する。これにより、ナット3の適正な締付量が得られる。樹脂チューブ9は、インサート部8の突起部8aとスリーブ2との間で押圧され、継手本体1に密封、係止される。
(d)継手本体とアセンブリナットの再使用
アセンブリナットを緩め、樹脂チューブ9を継手本体1のインサート部8から抜き取った後、樹脂チューブ9の端面の変形部を外した位置で再度直角に切断し、上記(b)以降の組み込みを行なうことにより、再使用ができる。
(a)使用チューブ
サイズ:φ4×φ2.5、φ6×φ4、φ8×φ6、φ12×φ8、φ18×φ12
材質 :ポリウレタン、テフロン、ナイロン
(b)気密試験
N2ガスでチューブ使用圧力の2倍で漏れなし(目視)。
繰り返し曲げで継手部よりのHe(1.5MPa)リークなし。
(c)引張試験
チューブの伸びの発生まで、又は200N以上で問題なし。
(d)内圧破壊
チューブ破壊まで抜けなし。
2 スリーブ
2a 大径部
2b 小径部
3 ナット
3a 押圧部
4、7 雄ネジ部
5 スパナ掛け部
6 管接続部
8 インサート部
8a 突起部
9 樹脂チューブ
Claims (3)
- インサート部(8)を有する継手本体(1)と、スリーブ(2)と、継手本体(1)に螺合してスリーブ(2)を押圧するナット(3)とを備え、前記インサート部(8)には、挿入する樹脂チューブ(9)の内径とほぼ同じ外径を有する外面と、当該外面より大きな外径を持つ突起部(8a)が設けられ、前記スリーブ(2)には、挿入する前記チューブ(9)の外径よりやや大きい内径を持つ内面が設けられ、前記インサート部(8)に前記チューブ(9)を挿入し、継手本体(1)にナット(3)を螺合してスリーブ(2)を移動し、インサート部(8)とスリーブ(2)間でチューブ(9)を押圧・係止する管継手において、
前記スリーブ(2)の外面には、大径部(2a)と小径部(2b)とからなる段差部が形成され、前記小径部(2b)の長さは、スリーブ(2)をナット(3)に挿入した状態において、小径部(2b)の端面がナット(3)より外側に突出するような寸法とされ、この端面内径は押し広げられてナット(3)とスリーブ(2)が一体化されていることを特徴とする樹脂チューブ用ステンレス継手。 - 前記スリーブ(2)とナット(3)とを一体化した状態で、ナット(3)を継手本体(1)に螺合して、ナット(3)の側面を、継手本体(1)のスパナ掛け部(5)の側面に当接した状態において、前記インサート部(8)の突起部(8a)と、前記スリーブ(2)の大径部(2a)が対向するようにされていることを特徴とする請求項1記載の樹脂チューブ用ステンレス継手。
- 前記ナット(3)は、その内面に継手本体(1)の雄ネジ部(7)に螺合する雌ネジ部と、スリーブ(2)の小径部(2b)の外径よりやや大きい内径を有し、スリーブ(2)の段差部と係合してスリーブ(2)を移動可能とする押圧部(3a)が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂チューブ用ステンレス継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003436085A JP4298497B2 (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | 樹脂チューブ用ステンレス製継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003436085A JP4298497B2 (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | 樹脂チューブ用ステンレス製継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005164018A true JP2005164018A (ja) | 2005-06-23 |
JP4298497B2 JP4298497B2 (ja) | 2009-07-22 |
Family
ID=34736734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003436085A Expired - Fee Related JP4298497B2 (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | 樹脂チューブ用ステンレス製継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4298497B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309503A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-29 | Ihara Science Corp | 樹脂チューブ用ステンレス製継手 |
US8152205B2 (en) | 2005-09-01 | 2012-04-10 | Ihara Science Corporation | Stainless-steel fitting for resin tubes |
-
2003
- 2003-12-01 JP JP2003436085A patent/JP4298497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8152205B2 (en) | 2005-09-01 | 2012-04-10 | Ihara Science Corporation | Stainless-steel fitting for resin tubes |
JP2007309503A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-29 | Ihara Science Corp | 樹脂チューブ用ステンレス製継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4298497B2 (ja) | 2009-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7469936B2 (en) | Pipe coupling | |
EP3258154A1 (en) | Hoses and hose adaptors | |
KR20100068282A (ko) | 관 이음매 | |
US7488009B2 (en) | Pipe joint | |
KR20130119930A (ko) | 페룰을 갖는 푸시 접속 도관 피팅 | |
KR20080070667A (ko) | 튜브 및 파이프용 피팅 | |
US20080203723A1 (en) | Detachable pipe joint and joining method | |
US20060244257A1 (en) | Pipe joint | |
KR20210047379A (ko) | 스프링클러 어댑터 및 파이프 플러그 | |
US11493156B2 (en) | Hammerless and torqueless union connection | |
JP2009168075A (ja) | 管継手構造及び管接続方法 | |
JP6276321B2 (ja) | 管継手構造 | |
JP2007162730A (ja) | ホース継手 | |
JP4298497B2 (ja) | 樹脂チューブ用ステンレス製継手 | |
US20060163872A1 (en) | Pipe coupling | |
JP2009115154A (ja) | チューブ継手、およびその施工方法 | |
EP1063463B1 (en) | Releasable tube coupling devices | |
US10890285B2 (en) | High pressure hose coupler | |
US20070046022A1 (en) | Stainless-steel fitting for resin tubes | |
JP5875182B2 (ja) | ホース用の継手機構 | |
JP2009287646A (ja) | 管継手 | |
JP2007309503A (ja) | 樹脂チューブ用ステンレス製継手 | |
JP2010038258A (ja) | 管継手 | |
JP4057310B2 (ja) | 管継手の解除引抜き治具及び解除引抜き方法 | |
EP1342944A1 (en) | A connecting device for coupling a flexible tube to either a tap or a rigid pipe |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20051212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081125 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20090119 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090407 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090415 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |