JP2005156391A - 時計装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 好みに応じて文字盤を交換可能であり、文字盤の着脱を簡単且つ迅速に行える時計装置を提供する。
【解決手段】 時計の外形を構成する環状ケース2の内壁面に着脱可能に設置される時計盤4と、その表面側に着脱可能に設置される文字盤6と、その表面側に位置する時計針8,9を駆動する駆動部10とを備えた時計において、文字盤6は、その表面側に時計針を位置させるため針の回転軸11を通す孔12を有し、ケース2の内壁面は、その正面側部分21の内径が背面側部分22の内径よりも小さくなるように形成し、その背面側部分22には文字盤6と時計盤4を重ねた状態で係止する係止部(23,24)を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 時計の外形を構成する環状ケース2の内壁面に着脱可能に設置される時計盤4と、その表面側に着脱可能に設置される文字盤6と、その表面側に位置する時計針8,9を駆動する駆動部10とを備えた時計において、文字盤6は、その表面側に時計針を位置させるため針の回転軸11を通す孔12を有し、ケース2の内壁面は、その正面側部分21の内径が背面側部分22の内径よりも小さくなるように形成し、その背面側部分22には文字盤6と時計盤4を重ねた状態で係止する係止部(23,24)を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば好みに応じて、文字盤を交換できる時計装置に関する。
この種の時計装置として、下記の特許文献1に示されているように、ケース内部に格納空間を設けて、前記格納空間のほぼ中央部位に時針、分針及び秒針を枢設し、かつ前記格納空間の内面側に文字盤を取付けて、文字盤の文字や時針、分針及び秒針の走行位置から時間を表示する時計において、前記ケースの格納空間周縁の適当な部位に開口を形成して、格納空間内の前記開口と対応する部位に嵌合板を凸設し、文字盤を少なくとも一つ以上設けて、各文字盤の一方側辺に前記嵌合板と嵌合する切欠きを凹設し、文字盤をケースの開口から格納空間内へ挿入して、前記切欠きと嵌合板を嵌合させるようにしてなる文字盤取換え可能な時計装置が知られている。
上記の時計装置においては、文字盤を取換え可能にするためにケースの格納空間周縁に形成した開口と対応する部位に嵌合板を凸設する一方で、文字盤の側辺に前記嵌合板と嵌合する切欠きを凹設し、文字盤を取付ける際にはケースの開口から格納空間内へ挿入した文字盤の切欠きと前記嵌合板を嵌合させるという構造を採用しており、文字盤取換えのために必要な付加的な部品が多く、その構造は簡単でなく、時計の価格の増大を招くものである。
本発明は、好みに応じて文字盤を交換可能であり、簡潔な構造で文字盤の着脱を迅速かつ容易に行える時計装置を提供することを目的とする。
本発明の時計装置は、時計の外形を構成する環状のケースと、該ケースの内壁面に着脱可能に設置される時計盤と、該時計盤の表面側に着脱可能に設置される文字盤と、前記時計盤の裏面側に配置されて、その表面側に位置する時計針を駆動する駆動装置とを備え、前記文字盤は、その表面側に前記時計針を位置させるため針の回転軸を通す孔を有し、前記ケースの内壁面は、その正面側の内径が背面側の内径よりも小さくなるように形成され、その背面側の内壁面部分には前記文字盤を前記時計盤の表面側に重ねた状態で係止する係止部を設けたことを特徴とする。
本発明の実施態様では、前記係止部は、前記ケースの内壁面の正面側部分と背面側部分との境界に形成された平坦部、及び該平坦部との間に前記文字盤と前記時計盤とを挟んで保持する突部で構成される。
別の実施態様では、前記ケースは、その正面側の環状部が中空に形成され且つその背面側が開放されて内径の大きい内壁面を構成し、前記係止部は、前記ケースの内壁面の正面側部分の端縁、及び該端縁との間に前記文字盤と前記時計盤とを挟んで保持する突部で構成される。
本発明の時計装置を組み立てる時、或いは新たな文字盤を取付ける時には、時計盤の表面に文字盤を重ね合わせる。その際、時計盤の表面に位置している時計針を文字盤の孔に通すことで、時計盤の表面に文字盤を重ねたとき、時計針の回転軸が文字盤の孔を通って時計針が文字盤の表面側に現れる。こうして重ね合わせた文字盤と時計盤をケースの背面側から挿入すると、当該文字盤と時計盤は、内壁面の内径が異なる正面側部分と背面側部分との間に形成された段差部と、内壁面の背面側部分に設けた係止部とにより、挟まれた状態で止められる。すなわち、文字盤と時計盤は、人の手による1回の押し込み(いわゆるワンタッチ)操作でケース内に装着される。
一方、時計装置に組み込まれている文字盤を交換する際には、ケースの正面側から文字盤と時計盤を背面側に押すことにより、上記の係止部による文字盤と時計盤の係止が解除され、文字盤と時計盤は同時にケースの背面側に押出されるので、文字盤の取り出しもワンタッチ操作で行われる。
かくして、本発明によれば、ワンタッチ操作により、好みに応じて文字盤や時計盤を取付けたり交換したりすることができる。しかも、その構造は、ケースの内壁面の形状のみで実現され、既存のものよりはるかに簡潔であるから、時計装置の構成及び価格の点で非常に有利である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る時計装置1は、円環状のケース2と、このケースの内壁面に着脱可能に設置される円盤状の時計盤4及び文字盤6と、時計盤4の裏面側に配置されてその表面側に位置する時計針(図示の場合、長針8と短針9)を駆動する公知の駆動部(ムーブメント)10とを備えている。
文字盤6は、周知のとおり、その表面側に長針8と短針9の位置で時刻を示すための数字或いは文字を表示するものであるが、図示の実施形態では、文字盤6の中心部に時計針の回転軸11を通す孔12を設けている。
ケース2の内壁面は、その正面側部分21の内径が背面側部分22の内径よりも小さくなるように形成され、その背面側部分22には、文字盤6を時計盤4の表面側に重ねた状態で係止する係止部として、内壁面の正面側部分21と背面側部分22との境界に形成された平坦部23、及び平坦部23との間に文字盤6と時計盤4とを挟んで保持する複数の突部24を備えている。この突部24は、図示の場合、背面側部分22の内側に円弧状に突出した形状を有し、円周に沿って等間隔で3つ(従って120度の位置に)設けられている。
上記のように構成される時計装置1を組み立てる時、或いは新たな文字盤6を取付ける時には、まず図2に示すように、時計盤4の表面に文字盤6を重ね合わせる。その際、時計盤4の表面側に位置している時計針を一直線にする、すなわち長針8と短針9を重なる位置まで移動した上で、文字盤6の孔12に通すようにする。これにより、時計盤4の表面に文字盤6を重ねたとき、時計針の回転軸11が文字盤6の孔12を通って時計針が文字盤6の表面側に現れる(図4)。
こうして重ね合わせた文字盤6と時計盤4をケース2の背面側から挿入する。すなわち図3に示すように、ケース2の背面側を上に向けたとき、重ね合わせた文字盤4と時計盤6は、時計盤6の裏面側の駆動部10を上に向けた状態で、ケース2の背面側から挿入される。このとき、ケース2の正面側から見て、文字盤4の表面の数字又は文字のうち12時を表す表示が必ず12時の位置に来るように位置決めするため、ケース2の背面側端面上の所定位置(例えば、突部24の位置)と、時計盤4の裏面上の所定位置(例えば、文字盤6の12時を表す表示の位置)とに目印(マーク)25を付けておくことが好ましい。
上記のように重ね合わせた文字盤6と時計盤4をケース2の背面側から挿入すると、その挿入方向の先頭に位置する文字盤6の周縁部が、内壁面の内径が異なる正面側部分21と背面側部分22との境界に形成された段差部を構成する平坦部23上に当接する。そこで、文字盤6の周縁部全体がケース2内の環状の平坦部23に当接するように周縁部全体を押し込むことにより、文字盤6と時計盤4の周縁部は、ケース2内の平坦部23と内壁面の背面側部分22に設けた突部24とで挟まれた状態で止められる。こうして、文字盤6と時計盤4は、人の手による1回の押し込み(ワンタッチ)操作で、図4及び図5に示すようにケース2内に装着され、時計装置1が完成する。
一方、時計装置1に組み込まれている文字盤6を、図6に示すような別の文字盤7に交換する際には、図4に示すケース2の正面側から文字盤6と時計盤4を背面側に押すことにより、上記の平坦部23と突部24による係止が解除され、文字盤6と時計盤4は同時にケース2の背面側に押し出されるので、文字盤6の取り出しもワンタッチ操作で行われる。なお、先の文字盤6は、時刻を表示するのに必要な数字や文字のみ表示したものであるが、別の文字盤7は、時刻表示の数字などに加えて子猫の図柄13を表したものである。このように、任意の図柄や装飾などを施した文字盤を複数若しくは多種用意することにより、1台の時計で好みの文字盤を複数揃えることができる。
次に、図7及び図8は、本発明の第2の実施形態に係る時計装置において特にケース3を示す。この実施形態のケース3は、その正面側の環状部が中空に形成されて、内壁面の正面側部分31の内側は中空部35となっており、その背面側は開放されて内径の大きい内壁面部分32を構成している。そして、上記第1の実施形態と同様に文字盤6を時計盤4の表面側に重ねた状態で係止する係止部として、ケース3の内壁面の正面側部分31の端縁33、及びこの端縁33との間に前記のように重ね合わせた文字盤6と時計盤4を挟んで保持する複数の突部34で構成される。この突部34は、1つの角がケース3の内側に突出した略三角形に形成されている。この第2の実施形態でも、文字盤6と時計盤4は、ワンタッチ操作でケース2内に装着し、或いは取り出すことができる。
この第2の実施形態によれば、ケース3を合成樹脂などの材料で一体成形することができ、その構成は時計装置を量産するのに適している。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。例えば、ケースの形状は円形に限らず、環状であれば任意の多角形でもよい。また、係止部を構成する突部も図示の形状に限らず、ケース内の段差部に文字盤と時計盤の周縁部を止めることができる任意の形状でよい。
1…時計装置、2,3…ケース、4…時計盤、6,7…文字盤、8…長針、9…短針、10…駆動部、11…回転軸、12…孔、13…図柄、21,31…内壁面の正面側部分、22,32…内壁面の背面側部分、23…平坦部、24,34…突部、25…マーク、33…端縁、35…中空部。
Claims (3)
- 時計の外形を構成する環状のケース(2,3)と、該ケースの内壁面に着脱可能に設置される時計盤(4)と、該時計盤の表面側に着脱可能に設置される文字盤(6,7)と、該文字盤の表面側に位置する時計針(8,9)を駆動する駆動装置(10)とを備え、前記文字盤(6,7)は、その表面側に前記時計針(8,9)を位置させるため針の回転軸(11)を通す孔(12)を有し、前記ケース(2,3)の内壁面は、その正面側部分(21,31)の内径が背面側部分(22,32)の内径よりも小さくなるように形成され、その背面側部分(22,32)には前記文字盤(6,7)と前記時計盤(4)とを重ねた状態で係止する係止部を設けたことを特徴とする時計装置。
- 請求項1記載の時計装置において、前記係止部は、前記ケース(2)の内壁面の正面側部分(21)と背面側部分(22)との境界に形成された平坦部(23)、及び該平坦部との間に前記文字盤(6,7)と前記時計盤(4)とを挟んで保持する突部(24)で構成されていることを特徴とする時計装置。
- 請求項1記載の時計装置において、前記ケース(3)は、その正面側の環状部が中空に形成され且つその背面側が開放されて内径の大きい内壁面を構成し、前記係止部は、前記ケース(3)の内壁面の正面側部分(31)の端縁(33)、及び該端縁との間に前記文字盤(6,7)と前記時計盤(4)とを挟んで保持する突部(34)で構成されていることを特徴とする時計装置。
Priority Applications (1)
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JP2003396615A JP2005156391A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 時計装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008001605A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Instrument indicateur |
CN106164785A (zh) * | 2014-03-25 | 2016-11-23 | Eta瑞士钟表制造股份有限公司 | 设有表盘的钟表和相关的紧固方法 |
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JPH04122885A (ja) * | 1990-09-14 | 1992-04-23 | Citizen Watch Co Ltd | 時計ケース及びその製造方法 |
JPH09166670A (ja) * | 1995-10-27 | 1997-06-24 | Smh Manag Services Ag | 時 計 |
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2003
- 2003-11-27 JP JP2003396615A patent/JP2005156391A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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