JP2005156122A - ボイラ装置 - Google Patents
ボイラ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005156122A JP2005156122A JP2003399326A JP2003399326A JP2005156122A JP 2005156122 A JP2005156122 A JP 2005156122A JP 2003399326 A JP2003399326 A JP 2003399326A JP 2003399326 A JP2003399326 A JP 2003399326A JP 2005156122 A JP2005156122 A JP 2005156122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- monitoring camera
- opening
- refractory material
- opening part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
【課題】 監視カメラ開口部の周囲に灰が付着し難いボイラ装置を提供する。
【解決手段】 燃焼室を構成する火炉壁に監視カメラ4を設置するための監視カメラ用開口部3を設けたボイラ装置において、前記監視カメラ用開口部3と対応する位置の炉外にシールボックス7を設置し、そのシールボックス7内にキャスタブル耐火材5が充填され、そのキャスタブル耐火材5が炉内側に露出しないようにメンブレンバー2aで覆い、このメンブレンバー2aの前記監視カメラ4と対応する位置に監視カメラ用開口部3が形成され、この監視カメラ用開口部3の付近を通る火炉壁管1aの炉内側にフィン6が取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】 燃焼室を構成する火炉壁に監視カメラ4を設置するための監視カメラ用開口部3を設けたボイラ装置において、前記監視カメラ用開口部3と対応する位置の炉外にシールボックス7を設置し、そのシールボックス7内にキャスタブル耐火材5が充填され、そのキャスタブル耐火材5が炉内側に露出しないようにメンブレンバー2aで覆い、このメンブレンバー2aの前記監視カメラ4と対応する位置に監視カメラ用開口部3が形成され、この監視カメラ用開口部3の付近を通る火炉壁管1aの炉内側にフィン6が取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、火力発電用ボイラなどのボイラ装置に係り、特に火炉壁に監視カメラを設置するための監視カメラ用開口部などの開口部を設けた火炉壁の構造に関するものである。
図3は従来のボイラ装置における火炉壁の監視カメラ用開口部付近を火炉内部側から見た一部正面図、図4は図3中のA−A断面図である。
火力発電用ボイラの燃焼室は火炉壁管1を一定の間隔に配列し、メンブレンバー2と溶接接合し構成されている。また、監視カメラ用開口部3の周囲では複雑に火炉壁管1が入り組みメンブレンバー2を溶接することが困難なため、炉外にシールボックス7を設置し、内部にキャスタブル耐火材5を充填することにより、炉内燃焼ガスの炉外への漏洩を防止している。
監視カメラ用開口部3の周囲では火炉壁管1にピン状のスタッド8を溶接することにより、シールボックス7内のキャスタブル耐火材8の火炉内への落下を防止している。図4中の符号の4は、燃焼室内の火炎状態などを監視する監視カメラである。
なお、この種のボイラ装置に関しては、例えば下記のような特許文献を挙げることができる。
特開平8−136348号公報
特開平5−346227号公報
上記従来技術では、キャスタブル耐火材5が炉内側に露出して高温となることによりキャスタブル耐火材5の表面で灰が溶融すること、及びキャスタブル耐火材5の表面の凹凸に溶融灰が入り込むことにより短時間に灰が付着する。このため監視カメラ用開口部3の周囲において付着灰が成長し、監視カメラ4の視野を遮るなどの欠点を有している。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、開口部の周囲に灰が付着し難いボイラ装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、燃焼室を構成する火炉壁に例えば監視カメラを設置するための監視カメラ用開口部などの開口部を設けたボイラ装置を対象とするものである。
そして本発明の第1の手段は、前記開口部と対応する位置の炉外にシールボックスを設置し、そのシールボックス内にキャスタブル耐火材が充填され、そのキャスタブル耐火材が炉内側に露出しないようにメンブレンバーで覆い、このメンブレンバーに前記開口部が形成され、この開口部の付近を通る火炉壁管の炉内側にフィンが取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記フィンが多重フィンであることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、メンブレンバーを設置することにより、キャスタブル耐火材が炉内側へ露出しないため、開口部の周囲への灰の付着を防止することが可能である。また、メンブレンバーの炉内側にフィンを取り付けることにより、メンブレンバーの炉内への露出面積を低減して、メンブレンバーが焼損することを防止することができる。
次に本発明の実施形態を図とともに説明する。図1は本発明の実施形態に係るボイラ装置における火炉壁の監視カメラ用開口部付近を火炉内部側から見た一部正面図、図2は図1中のA−A断面図である
監視カメラ用開口部3の周囲では複雑に火炉壁管1が入り組みメンブレンバー2を溶接することが困難なため、その監視カメラ用開口部3と対応する位置の炉外にシールボックス7を設置している。
監視カメラ用開口部3の周囲では複雑に火炉壁管1が入り組みメンブレンバー2を溶接することが困難なため、その監視カメラ用開口部3と対応する位置の炉外にシールボックス7を設置している。
そしてこのシールボックス7内にキャスタブル耐火材5が充填され、キャスタブル耐火材5が炉内側に露出しないようにメンブレンバー2aで覆っている。このメンブレンバー2aの監視カメラ4と対応する位置には円形の監視カメラ用開口部3が形成され、この開口部3から火炉内に向けて監視カメラ4が設置されている。
さらにこのメンブレンバー2aが火炉内の高温ガスにより焼損しないように、監視カメラ開口部3の両側を通る火炉壁管1aには、フィン6が多数取り付けている。
なお、フィン先端部の温度を均一化するために、火炉壁管1aの周方向に複数枚のフィン6を取り付けた多重フィンを用いている。
前記実施形態では監視カメラ用の開口部について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば火炎検出器、温度計、スートブロワなど他の部材の設置用開口部にも適用可能である。
1,1a:火炉壁管、2,2a:メンブレンバー、3:監視カメラ用開部、4:監視カメラ、5:キャスタブル耐火材、6:フィン、7:シールボックス。
Claims (2)
- 燃焼室を構成する火炉壁に開口部を設けたボイラ装置において、前記開口部と対応する位置の炉外にシールボックスを設置し、そのシールボックス内にキャスタブル耐火材が充填され、そのキャスタブル耐火材が炉内側に露出しないようにメンブレンバーで覆い、このメンブレンバーに前記開口部が形成され、この開口部の付近を通る火炉壁管の炉内側にフィンが取り付けられていることを特徴とするボイラ装置。
- 請求項1記載のボイラ装置において、前記フィンが多重フィンであることを特徴とするボイラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003399326A JP2005156122A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | ボイラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003399326A JP2005156122A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | ボイラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005156122A true JP2005156122A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34723909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003399326A Pending JP2005156122A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | ボイラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005156122A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011079503A1 (zh) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 上海锅炉厂有限公司 | 一种密封盒 |
CN110566931A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-13 | 西安热工研究院有限公司 | 一种防治锅炉管穿顶棚密封处开裂的穿顶棚结构及改造方法 |
JP2021121776A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-26 | 三菱パワー株式会社 | 炉内監視構造、これを備えたボイラ、監視システム及び点検方法 |
-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003399326A patent/JP2005156122A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011079503A1 (zh) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 上海锅炉厂有限公司 | 一种密封盒 |
CN110566931A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-13 | 西安热工研究院有限公司 | 一种防治锅炉管穿顶棚密封处开裂的穿顶棚结构及改造方法 |
JP2021121776A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-26 | 三菱パワー株式会社 | 炉内監視構造、これを備えたボイラ、監視システム及び点検方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6045295B2 (ja) | 高温炉内監視装置及びこれを備えた高温炉内監視システム | |
JP5452001B2 (ja) | 腐食モニタリングセンサ | |
JP2005156122A (ja) | ボイラ装置 | |
JP6511928B2 (ja) | 測定装置および燃焼炉設備 | |
JP5459836B2 (ja) | 廃棄物ガス化溶融炉の燃焼室の助燃バーナ用のバーナタイル | |
JP2002145627A (ja) | ガラス溶解炉のバーナー設置構造 | |
FR2569827A1 (fr) | Cheminee chevillee | |
JP2008249462A (ja) | 廃棄物焼却炉の燃焼排ガスの温度測定方法 | |
EP0277070B1 (fr) | Plaque tubulaire d'échangeur de générateur thermique | |
JP4544512B2 (ja) | 給湯機 | |
JP6111699B2 (ja) | 燃焼灰測定装置および燃焼灰測定方法 | |
JP2009139044A (ja) | ボイラ構造と覗き窓追設方法 | |
JP5106445B2 (ja) | 修復用配管、修復済みボイラウインドボックス、及びボイラウインドボックスの修復方法 | |
JP2005155944A (ja) | 排ガスダクトの監視装置及び監視方法 | |
JP2005188782A (ja) | ボイラマンホールの蓋 | |
JP2003314821A (ja) | ピンホール式観測装置 | |
JPH11223303A (ja) | ボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造 | |
JP4782171B2 (ja) | 熱交換器の製造方法 | |
JP5476723B2 (ja) | ボイラー入口煙道及び非鉄製錬設備 | |
JP2005282919A (ja) | 給湯機 | |
JP2007278627A (ja) | 高温炉内観察装置 | |
JP6081811B2 (ja) | ボイラ貫通部構造の復旧方法およびボイラ貫通部構造 | |
JP2001304502A (ja) | ボイラーチューブの腐食防止方法およびボイラーチューブ構造 | |
JPH087029B2 (ja) | 燃焼炉の水冷式貫通孔の構造 | |
JP2006343018A (ja) | 水冷ジャケット構造 |