JP2005153614A - 昇降ドアガラスの保護構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ガラスラン10内を、ドアガラス4が昇降する昇降ドアガラスの保護構造において、ガラスラン10の少なくとも車内側側壁12の先端部13bに一体に形成したセンサーカバー部19を設け、センサーカバー部19と先端部の間にセンサー保持孔18を設け、センサー保持孔に接触型センサー30を取り付け、センサーカバー部19をスポンジ材で形成し、少なくとも車内側側壁の先端部13bをソリッド材で形成し、スポンジ材とソリッド材の境界面を、車外側側壁11の先端部と車内側側壁13の先端部を結んだ線と略平行に形成したドアガラスの昇降を制御する昇降ドアガラスの保護構造である。
【選択図】 図2
Description
ドアフレーム20の上辺部21は、その断面が下側に開口した断面略U字形をなし、その上辺部に取付けられたガラスラン110も断面略U字形をなし、車外側側壁111、底壁112と車内側側壁113からなり、車内側側壁113の開口側の先端には、接触型センサー130が一体的に取付けられている。
接触型センサー130は、内部に空間を隔てて上下に導電性部材が設けられ、その導電性部材は非導電性の弾性材料で保持されている。
このようにして、ドアガラス4の上昇時に、異物がドアガラス4の上縁とドアフレーム20の上辺部との間に挟まれても、それを検知して、それ以上のドアガラス4の上昇を止め、逆に下降させることにより、異物や駆動機構等を破損することを防止している。
また、ドアフレーム20とドアガラス4の間に異物が挟まれなくても、ドアガラス4に異常な負荷がかかったときは、その負荷を駆動機構が検知して、ドアガラス4の上昇を止める機構も開発されている。
この隙間に異物が挟まると、ドアガラス4の上昇につれてドアフレーム20の縦辺部とドアガラス4の傾斜部の隙間は徐々に狭まり、異物が挟まれることとなる。このとき、ドアフレーム20の縦辺部には、従来、接触型センサー130が設けられていないため、異物が挟まれたことを検知することができない。
なお、上記の接触型センサー130では、非導電性材料部分がガラスラン本体のソリッドゴムと同じ材料で形成されており、剛性が高く、変形するのに方向性が生じ、鉛直方向に対しては容易に変形するが、斜め方向に対しては、このソリッドゴムが変形の阻害となっている。
センサー保持孔をガラスランの側壁の先端部に設けたため、ガラスランを成形するときに同時にセンサー保持孔を形成することができ、成形が容易であり、コストも低減することができる。
センサー保持孔により、接触型センサーをセンサー保持孔に挿入するのみで接触型センサーを簡単に取付けることができ、製造が容易である。
接触型センサーは、ガラスランの車内側側壁の先端部に取付けたため、ガラスランの車外側側壁を小さく、薄くすることができ、ドアガラスを車外側にシフトすることができ、ドアガラスとドアフレームの車外側の面の段差を小さくすることができ、見栄えも良く、風切り音等も低減できる。車内側側壁が車外側側壁よりもガラスランの開口部の外方に突出しているため、ドアガラスが上昇したときに、すぐに検知することができる。
本発明について、リヤドアを例にとり、リヤドア2のドアフレーム20とドアガラス4との間の保護構造について、即ち、ドアフレーム20の上辺部21とドアガラス4の上端との間、及びドアフレーム20の後縦辺部23がドアフレーム傾斜部24を有する場合のその縦辺部23とドアガラス4の側端の間について説明するが、本発明は、リヤドア2の前縦辺部22、フロントドアの前縦辺部あるいは後縦辺部が傾斜部を有する場合にも、同様に実施することができる。
ドアフレーム20は、車体のルーフに近接した上辺部21と、その上辺部21のフロント側の先端から下方に延びる前縦辺部22と、その上辺部21のリヤ側の先端から下方に延びる後縦辺部23とから形成される。後縦辺部23は、上辺部21との連結部分から下方に少し、例えば4分の1から2分の1程度の長さがリヤ側に傾斜しているドアフレーム傾斜部24を有している。
このドアフレーム傾斜部24は、ドアガラス4のリヤ側側端の傾斜部に対応して形成される。
チャンネル部25の車外側側壁11と車内側側壁13の先端がガラスラン10を嵌め込む開口部となり、ドアフレーム20の開口部20aを形成する。
フロントドア1のドアガラス4は、ドアフレーム20のリヤ側の縦辺部のガラスラン内をガイドされつつ昇降し、ドアガラス4が最上部まで上昇すると、ドアガラス4の上端が上辺部のガラスラン内に収納される。従って、上辺部のガラスランに接触型センサーが設けられたり、ドアガラス4の駆動機構にトルク検出機を設けて、異物の挟み込みを防止している。
ガラスラン上辺部10aとガラスラン後縦辺部10cには、接触型センサー30が取付けられている。
ガラスラン後縦辺部10cは、ドアフレーム20のドアフレーム傾斜部24に対応する部分が下方に向けて広がり、リヤ側に傾斜したガラスラン傾斜部10dを有している。ガラスラン傾斜部10dの長さは、ガラスラン後縦辺部10cの長さの略4分の1から2分の1程度である。ドアガラス4の側端の形状に対応してドアフレーム20の後縦辺部23が形成され、その形状に合わせてガラスラン傾斜部10dの長さが定められる。
ガラスラン上辺部10aは、ドアフレーム20の上辺部21の略全長にわたり取付けられ、ガラスラン上辺部10aの全長にわたり接触型センサー30が取付けられている。
非センサー部10hは、通常のガラスランの断面形状で押し出し成形により直線状に形成される。ガラスラン上辺部10aと、ガラスラン後縦辺部10cのセンサー部10gと非センサー部10hは、それぞれ型成形により形成された接合部10fにより接合される。この型成形時に、ガラスラン傾斜部10dとガラスラン垂直部10eの間の曲げ部分を加熱等によりくせ付けして、曲げ加工をしても良い。
ガラスラン傾斜部10dは、ドアガラス4が下降して、ドアフレーム後縦辺部23のガラスラン10とドアガラス4の側端との間に隙間ができ、その隙間に異物が挟まれた場合に、ガラスラン傾斜部10dの傾斜角度が小さいと、異物はドアガラス4の側端の傾斜部を転がり、上方に移動しやすくガラスラン後縦辺部10cとドアガラス4の間で挟まれ難く、ガラスラン上辺部10aとドアガラス4の上端で挟まれやすい。このときは、ガラスラン上辺部10aに接触型センサー30等を取付けることにより対応することができる。
ガラスラン10は、断面略U字形をなし、側壁車外側11、底壁12と車内側側壁13から形成される。側壁車外側11、底壁12と車内側側壁13は、それぞれチャンネル部25の車外側側部26、底部27と車内側側部28の内面に当接して、ガラスラン10が保持される。車外側側壁11と車内側側壁13の開口側先端の内面には、それぞれ車外側シールリップ16と車内側シールリップ17が、断面U字形の内部に向かって延出されている。車外側側壁11の先端の外面には車外側カバーリップ14が設けられ、車外側カバーリップ14は、ドアフレーム20の車外側側部26の先端をカバーする。
このため、車内側側壁13の先端部13bが車外側側壁11の先端部よりもドアフレーム20の開口部側に突出している。従って、車内側側壁13の先端部13bに接触型センサー30を設けると、ドアガラス4が上昇したときには、異物を素早く、的確に検知することができる。また、車内側に接触型センサー30を設けることにより、車内側から侵入する異物を素早く、的確に検知することができる。
なお、ドアフレーム20の車外側の面をカバーするためにガーニッシュ5を取付けてもよい。
接触型センサー30は、例えば、中空で押圧力により弾性変形可能な合成樹脂により形成された外皮部と、外皮部の内側に設けられ、外皮部の弾性変形により互いに接触して導通する複数の電極を有するものを使用することができる。このような接触型センサー30を使用すると、圧力を全方向から検知することができ、異物がどのように挟まれても、的確に検知することができる。
ガラスラン10は、ソリッドゴム、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマー等の材料で、押出成形により成形され、ガラスラン上辺部10a、ガラスラン前縦辺部10bはそれぞれ1本の押出成形品から形成され、ガラスラン後縦辺部10cは、センサー部10gと非センサー部はそれぞれ1本の押出成形品から形成され、同一または同種の材料の接合部10fで接合されている。ガラスラン10のセンサーカバー部19以外はソリッド材で形成され、センサーカバー部19はスポンジ材で形成されている。
この実施の形態は、ガラスラン10の車外側側壁11と車内側側壁13の長さが略同じ場合のものであり、ガラスラン上辺部10aおよび縦辺部10,10cのいずれにも取付けることができる。ガラスラン10は、最初の実施の形態と断面形状が異なり、他の部分は略同様であり、同様の部分の説明は省略する。
車内側側壁13の先端部13bには、センサー保持孔18が設けられている。このセンサー保持孔18は、図1に示すように、ガラスラン後縦辺部10cのセンサー部10gの部分の全長にわたって設けられている。センサー保持孔18の周りには、スポンジ材で形成された、センサーカバー部19が設けられている。車内側側壁13の先端部13bの開口部側の面は、車外側側壁11と車内側側壁13の先端を結んだ線と平行な、ほぼ水平の平面をなしている。この平面に、センサーカバー部19が一体的に形成されている。車内側側壁13の先端部13bの開口部側の面の一部は、センサー保持孔18に面している。
図2の形態において、ドアガラス4が下降して開いているときは、ドアガラス4とドアフレーム20の間には空間ができる。このときドアガラス4とドアフレーム20の間には異物が存在する可能性がある。即ち、ドアフレーム20の上辺部21とドアガラス4の上端との間や、リヤドアの後縦辺部23のように傾斜部24を有する場合は、そのドアフレーム縦辺部23の傾斜部24及び傾斜部24の下部と、ドアガラス4の側端との間に隙間ができ、その隙間に異物が挟まる可能性がある。
13 車内側側壁
18 センサー保持孔
19 センサーカバー部
20 ドアフレーム
24 ドアフレーム傾斜部
30 接触型センサー
Claims (6)
- 自動車用ドアの上部の上辺部と、該上辺部から縦方向下方に延びる縦辺部とを有するドアフレームと、該ドアフレームのドアガラス開口側から嵌め込まれたガラスランとを有し、該ガラスラン内をドアガラスが昇降する昇降ドアガラスの保護構造において、
該ガラスランは、車外側側壁、底壁と車内側側壁からなる断面略U字形をなし、少なくとも上記車内側側壁の先端部に一体に形成したセンサーカバー部を設け、該センサーカバー部と上記先端部の間にセンサー保持孔を設け、該センサー保持孔に接触型センサーを取り付け、
上記センサーカバー部をスポンジ材で形成し、少なくとも上記車内側側壁をソリッド材で形成して上記先端部の剛性を高くするとともに、上記スポンジ材とソリッド材の境界面を、上記車外側側壁の先端部と車内側側壁の先端部を結んだ線と略平行に形成した上記ドアガラスの昇降を制御する昇降ドアガラスの保護構造。 - 上記ドアガラスは、少なくとも一方の縦辺部の上部に下方に向けて広がる傾斜部を有し、上記ドアフレームは、上記ドアガラスの傾斜部と対応するドアフレーム傾斜部を有し、上記接触型センサーは、上記ドアフレーム傾斜部を有する側のドアフレーム縦辺部の上記ガラスランの車内側側壁の先端部に取付けた請求項1に記載の昇降ドアガラスの保護構造。
- 上記接触型センサーは、上記ドアフレームの上辺部に嵌め込まれた上記ガラスランに取付けられた請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の昇降ドアガラスの保護構造。
- 上記ガラスランの車内側側壁の先端部の上記スポンジ材とソリッド材の境界面は、車内側が高く車外側が低くなる斜面である請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の昇降ドアガラスの保護構造。
- 上記車外側側壁又は車内側側壁の先端部の上記スポンジ材とソリッド材の境界面は、ドアガラス側と外側が同じ高さの水平面である請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の昇降ドアガラスの保護構造。
- 上記接触型センサーと上記センサー保持孔が設けられた上記ガラスラン側壁の先端部は、肉厚に形成され、ソリッドゴムまたは合成樹脂である請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の昇降ドアガラスの保護構造。
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2003
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