JP2005153540A - Storage type seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用の格納式シートに関し、詳しくは、シートクッションをリンク機構の作動によってフロア側に倒し込むことで、シートが格納される形式の格納式シートに関する。 The present invention relates to a retractable seat for a vehicle, and more particularly, to a retractable seat of a type in which a seat is retracted by lowering a seat cushion to a floor side by an operation of a link mechanism.
この種のシートは、例えば特許文献1に開示されている技術が既に知られている。この技術では、シートがフロア側に対して前後のリンクによって昇降動作できるように支持されている。そして、後リンクのシート側支点に設けたヒンジ手段に、リンクの回動規制機能をもたせている。この回動規制機能により、シートをフロア側の格納凹部内に収めた格納状態、およびシートを格納凹部上方に位置させた使用状態に保持することができる。
しかしながら、リンクで支持された格納式シートにおいては、ヒンジ手段におけるリンクの回動規制機能だけでは、使用状態での支持強度に不安がある。例えば車両の衝突時のように、シートに過大な荷重が加わったときの信頼性について課題が残る。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、格納式シートであっても、その使用状態における支持強度を高め、シートに過大な荷重が加わったときの信頼性を向上させることである。
However, in the retractable seat supported by the link, there is anxiety in the support strength in the use state only by the function of restricting the rotation of the link in the hinge means. For example, there remains a problem with reliability when an excessive load is applied to the seat, such as when a vehicle collides.
The present invention is intended to solve such problems. The purpose of the present invention is to improve the support strength in the use state of a retractable seat, and to improve the reliability when an excessive load is applied to the seat. It is to improve.
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、シートクッションが、各々左右一対の前側脚および後側脚で構成されたリンク機構によって車両のフロア側に支持され、前記一対のどちらか一方の脚が駆動手段によって前記フロア側に対して傾倒するように構成されているとともに、この駆動手段によるリンク機構の作動によってシートを使用状態あるいは格納状態に切り換えることが可能な格納式シートであって、シートの使用状態において、前記一対のどちらか一方の脚の長さ方向における略中央部と車内フロアとが当接するように設定されている構成である。この構成によりシートは使用状態において、シートの前側脚は上下の支点の略中央部で車内フロアと当接するために、例えばシートに対し前方向に力が作用した場合でも前側脚に作用するモーメントを半減できるためシートの支持強度を高めることができる。
The present invention is for achieving the above object, and is configured as follows.
In the first aspect of the present invention, the seat cushion is supported on the floor side of the vehicle by a link mechanism including a pair of left and right front legs and rear legs, and either one of the pair of legs is driven by driving means. The retractable seat is configured to be inclined with respect to the floor side, and the seat can be switched to a use state or a storage state by an operation of a link mechanism by the driving unit. The configuration is such that the substantially central portion in the length direction of either one of the pair of legs is in contact with the vehicle interior floor. With this configuration, when the seat is in use, the front leg of the seat comes into contact with the vehicle interior floor at the approximate center of the upper and lower fulcrum. Since it can be halved, the support strength of the sheet can be increased.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された格納式シートであって、前記一対のどちらか一方の脚の長さ方向における略中央部には前記一方の脚間を接合する接合部材を水平方向に備え、シートの使用状態において、前記接合部材と前記車内フロアとが当接するように設定されている構成である。そのため車内フロアに対し、接合部材がその長さ方向に当接する構成となる。したがって車内フロアに対し、前側脚が略垂直に当接する場合と比較すると、当接範囲が広がるため、シートの支持強度を高めることができる。
Invention of
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載された格納式シートであって、前記駆動装置によって前記一対のどちらか一方の脚の長さ方向における略中央部もしくは前記接合部材が、当接する前記車内フロアに対し付勢するように設定されている構成である。そのため前側脚または接合部材は車内フロアに対し付勢された状態で当接している。したがって、この当接位置にスキが生じたりガタが発生することなく、シートの支持強度を高めることができる。
Invention of Claim 3 is a retractable sheet | seat described in
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載された格納式シートであって、前記接合部材と前記車内フロアとが結合可能なロック機構を備えている構成である。そのため車内フロアと一方の脚の接合部材を結合すると、シートに対し車両の前方向に荷重が作用した場合だけでなく、車両の後方向に荷重が作用した場合でも、車内フロアは接合部材と結合しているためシートの支持強度を高めることができる。 A fourth aspect of the present invention is the retractable seat according to the second or third aspect, and includes a lock mechanism capable of coupling the joining member and the interior floor. For this reason, when the interior floor and the joint member of one leg are joined, the interior floor is joined to the joint member not only when the load acts on the seat in the forward direction of the vehicle but also when the load acts on the rear direction of the vehicle. Therefore, the support strength of the sheet can be increased.
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜11を用いて説明する。
図1は、本発明の車両用の格納式シートを使用状態で表した側面図である。図2は、格納式シートの骨格(フレーム)を表した斜視図である。これらの図面に示されている格納式シートは、シートクッション10に対するシートバック20の前後方向への傾倒角度を、リクライニング装置26によって調整することができる。このリクライニング装置26は、シートバック20を前方へ倒すことによってシートクッション10上に重合させ、その状態に保持することも可能である。シートクッション10は、車両の第1のフロアF1側に一対の前側脚40および一対の後側脚60によって支持されている。また、この格納式シートに着座したときに、足を置く第1の車両フロアF1より一段高い第2のフロアをF2とする。なお各実施例に記載の「第1のフロア」、「第2のフロア」が本発明の「車両のフロア」、「車内フロア」にそれぞれ相当する。
Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
(Example 1)
First, Example 1 of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a side view showing a retractable seat for a vehicle according to the present invention in use. FIG. 2 is a perspective view showing the skeleton (frame) of the retractable seat. The retractable seats shown in these drawings can adjust the tilt angle of the
なお、シートバック20はヘッドレスト21を備えている(図1)。このヘッドレスト21は、バックフレーム22に対して昇降できるように支持されている。そして、シート格納する際でのヘッドレスト21は、その一部がシートバック20前面に重なった状態まで下降するようになっている。
The
図1,2で示すようにリクライニング装置26は、シートクッション10のクッションフレーム12と、シートバック20のバックフレーム22とを連結している。また、前側脚40および後側脚60は、クッションフレーム12を第1のフロアF1側に対して支持している。そして、前側脚40と後側脚60は、クッションフレーム12および第1のフロアF1と共に四節の平行リンク機構を構成している。このリンク機構の作動により、クッションフレーム12(シートクッション10)を第1のフロアF1側に倒し込むことが可能である。
As shown in FIGS. 1 and 2, the reclining
図3は、クッションフレーム12とバックフレーム22との関連部材を分解状態で表した斜視図である。この図面からも明らかなように、クッションフレーム12およびバックフレーム22は、それぞれU字状に形成されたパイプ材が主体となっている。そして、クッションフレーム12の両端部に固定されたロアアーム16と、バックフレーム22の両端部に固定されたアッパアーム24とがリクライニング装置26を介して連結されている。また、左右のロアアーム16は、これら相互の間に架け渡された補強ロッド14によって結合されている。
FIG. 3 is a perspective view showing related members of the
クッションフレーム12における片側のロアアーム16には、リクライニング装置26の駆動手段30が装着されている。この駆動手段30は、モーター32および差動装置34を備え、モーター32は正逆両方向の回転制御が可能である。このモーター32の回転は、差動装置34を通じて一方のリクライニング装置26の作動軸36に伝えられる。この作動軸36の回転は、コネクティングロッド37を通じて他方のリクライニング装置26のリクライニング軸38に伝達される。この結果、駆動手段30によって両リクライニング装置26が、相互に同期して作動する。
A driving means 30 of a reclining
図4は、クッションフレーム12と前側脚40との関連部材を分解状態で表した斜視図である。この図面からも明らかなように、前側脚40は左右一対のパイプ部材からなり、これらの下端部は一本のロア軸支部42にそれぞれ固定されている。また、前側脚40の上端部は、アッパ軸支部46をそれぞれ備えている。ロア軸支部42の両端部は、第1のフロアF1上に固定された一対の軸受けブラケット44に対し、それぞれ回転可能に支持されている。両アッパ軸支部46は、クッションフレーム12の前側下面に設けられた左右のヒンジブラケット12aに対し、ヒンジピン47によってそれぞれ連結されている。これにより前側脚40は、クッションフレーム12前部と第1のフロアF1とに対して平行リンクの一部を構成する。
FIG. 4 is a perspective view showing related members of the
前側脚40の前方における第1のフロアF1上であって第2のフロアF2の下側には、クッションフレーム12を第1のフロアF1側に倒し込んだり、元の状態に戻したりするための駆動手段50が設けられている。この駆動手段50は、モーター52および差動装置54を備え、これらが第1のフロアF1上に固定された取付けブラケット56に対し、ピン57によって上下方向へ回動可能に支持されている。モーター52は、正逆両方向の回転制御が可能であり、その回転が差動装置54における作動部材58(スクリューロッド)の往復移動に変換される。
On the first floor F1 in front of the
この作動部材58の先端部に結合されている連結部材58aは、前側脚40のロア軸支部42に固定された連結アーム42aに対し、連結ピン58bによって回動自在に連結されている。また、連結部材58a先端のフック58a-1は、前側脚40の下部寄りに固定された係合部材48に対し、係合あるいはその解除が可能に位置している。また、前側脚40の長さ方向における略中央部にも前記前側脚40間を接合する接合部材(例えば、ストライカー)43を水平方向に備え、シートの使用状態において、第2のフロアF2(図4において記載なし)のシート側の端部と当接するように設定されている。
The connecting
図5,6は、クッションフレーム12の補強ロッド14と左右の後側脚60との関連部材を分解状態で表した斜視図である。図7は、後側脚60の関連部位を拡大して表した側面図である。これらの図面からも明らかなように、両後側脚60は、共に同じ構造のものが左右対称に配置されている。個々の後側脚60は、二枚のプレート部材61,62をワンセットに組み合わせた構造である。後側脚60を構成する両プレート部材61,62の下端部は、第1のフロアF1上に固定された軸受けブラケット64を両側から挟み付けるように位置し、軸受けブラケット64の長孔64aにヒンジピン66で連結されている。そして、第1のフロアF1上における軸受けブラケット64の前方位置には、ストッパー68が配置されている。後側脚60の下端部を支持している長孔64a、およびストッパー68の機能については後で説明する。
5 and 6 are perspective views showing the related members of the reinforcing
後側脚60を構成する両プレート部材61,62の上端部は、これらの相互間にスペーサー72を挟み込んだ状態で、クッションフレーム12の補強ロッド14に固定されたヒンジブラケット14aに対し、ヒンジピン70により連結されている。これにより左右の後側脚60は、クッションフレーム12後部と第1のフロアF1とに対して平行リンクの一部を構成する。なお、左右の後側脚60は、これらの間に架け渡された補強ロッド73によって相互に結合されている。
The upper end portions of both
つづいて、シートが使用状態から格納状態に切り換えられるときの動きを、主として図8〜10にしたがって説明する。なお、図8〜9において、(A)はシート全体図であり、(B)は(A)における仮想円内の拡大図である。また、シートクッション10およびシートバック20の動きを、クッションフレーム12およびバックフレーム22の動きとして説明する。
Next, the movement when the sheet is switched from the use state to the storage state will be described mainly with reference to FIGS. 8 to 9, (A) is an overall view of the sheet, and (B) is an enlarged view in a virtual circle in (A). The movement of the
図8で示すシート使用状態において、格納操作のためのスイッチ(図示省略)が操作されると、最初に駆動手段30のモーター32が始動する。これに伴うリクライニング装置26の作動により、シートバック20が図9(A)で示すように前方向へ傾倒し始める。続いて、駆動手段50のモーター52が駆動を開始する。これに連動して作動部材58が差動装置54側から押し出され、連結部材58aおよび連結アーム42aを通じて前側脚40のロア軸支部42が、その軸線回りに回転する。
When the switch (not shown) for storing operation is operated in the sheet use state shown in FIG. 8, the
これにより、前側脚40が図9(A)で示すように後方へ向けて傾き始める。なお、作動部材58が押し出され始めた後は、図9(B)からも明らかなように、連結部材58aのフック58a-1は前側脚40の係合部材48から外れ、前側脚40の傾倒が可能となっている。また接合部材43と第2のフロアF2との当接も併せて解除される。
Thereby, the
前側脚40が後方へ傾倒することに伴い、この前側脚40を含めたリンク機構の作動により、クッションフレーム12が第1のフロアF1側へ下降するとともに、後側脚60も後方へ傾倒する。またバックフレーム22の傾倒動作も続けられている。
As the
図10で示すように前側脚40を完全に倒した時点で、駆動手段50のモーター52が停止する。この状態において、クッションフレーム12が第1のフロアF1面とほぼ平行な状態に倒れ込み、シートは格納状態になる。なお、駆動手段30,50が停止状態にあることで、シートの格納状態が保持される。
As shown in FIG. 10, when the
シートを図10で示す格納状態から図8で示す使用状態に切り換えるには、スイッチ(図示省略)の操作により、駆動手段30,50のモーター32,52をそれぞれ格納操作時とは逆方向に回転駆動させる。この後、バックフレーム22が図8の状態まで回動し、また前側脚40が略垂直状態となり接合部材43が第2のフロアF2と当接するまで回動するとシートは使用状態に戻り、駆動手段30,50のモーター32,52は、それぞれ停止する。
In order to switch the seat from the storage state shown in FIG. 10 to the use state shown in FIG. 8, the
また、シート使用状態に戻ったとき、図8(B)からも明らかのように駆動手段50における連結部材58aのフック58a-1は、前側脚40の係合部材48に再び係合する。そして、このフック58a−1の係合により係合部材48が駆動装置50側に引き込まれることに伴い、前側脚40も駆動装置50側に引き込まれるため、接合部材43が強い力で第2のフロアF2へ押しつけられる状態となり、当接の度合いが増す状態となる。
Further, when the seat is returned to the use state, the
また、シート使用状態に戻ったとき、後側脚60の下端部がストッパー68に接触して後方へ押される。この結果、ヒンジピン66が軸受けブラケット64における長孔64a内において最も後方寄りに位置し(図7)、後側脚60が再び後方へ傾倒し始めるまで、この状態に保たれる。
When the seat is returned to the use state, the lower end portion of the
続いて図11を用いて、シートの使用状態においてシートに対し車両の前方向に力「N」が作用したときの前側脚40に作用するモーメントについて、前側脚40の接合部材43が第2のフロアF2に当接していない場合(図11(A))と、当接している場合(図11(B))との各状態をそれぞれ説明する。なお図示するようにシートが使用状態においては、シートクッション10は第1のフロアF1に対して前側脚40および後側脚60によって支持されており、前側脚40における上下の支点(ヒンジピン47,42)距離は「H」である。
Subsequently, with reference to FIG. 11, the
まず前側脚40の接合部材43が第2のフロアF2に当接していない場合(図11(A))について説明する。この場合前側脚40に作用するモーメント「M1」は、前側脚40の下支点であるロア軸支部42を中心に車両の前方向(図において、反時計回り)へ向けて作用する。そして、このモーメント「M1」の大きさは「NH」となる。
First, a case where the joining
次に前側脚40の接合部材43が第2のフロアF2に当接している場合(図11(B))について説明する。この場合前側脚40に作用するモーメント「M2」は、前側脚40と第2のフロアF2との当接位置を中心に車両の前方向(図において、反時計回り)へ向けて作用する。この当接位置は、前側脚40の長さ方向の略中央部に位置しているため、このモーメント「M2」の大きさは「(NH)/2」となる。
Next, the case where the joining
このように前側脚40の長さ方向の略中央部に第2のフロアF2と当接する当接位置を設ければ、シートの使用状態においてシートに対し車両の前方向に力「N」が作用したときの前側脚40に作用するモーメントは、当接位置を設けない場合と比べて半減する。したがって格納式シートであっても、その使用状態においてシートに対し車両の前方向に過大な荷重が加わった場合でも、その支持強度が高められ信頼性が高められる。
In this way, if a contact position that contacts the second floor F2 is provided at a substantially central portion in the length direction of the
(実施例2)
つづいて、本発明の実施例2を、図12〜14を用いて説明する。なお、図12〜13において、(A)はシート全体図であり、(B)は(A)における仮想円内の拡大図である。また、本実施例もシートクッション10およびシートバック20の動きを、クッションフレーム12およびバックフレーム22の動きとして説明する。図12は、格納式シートの使用状態を表した側面図である。図面で明らかなように、この実施例2は、既に説明した実施例1と比較して、第2のフロアF2に備えたロック機構L1により第2のフロアF2と前側脚40の接合部材43とが結合しており、実施例1で説明した第2のフロアF2と接合部材43との当接をより強力にしている構成である。以下の説明にあたっては、実施例1と同一もしくは均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
(Example 2)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 12 to 13, (A) is an overall view of the sheet, and (B) is an enlarged view in a virtual circle in (A). In this embodiment, the movement of the
図12に示すように、第2のフロアF2のシート側の端部には、シートの使用状態において第2のフロアF2と前側脚40の接合部材43とを結合可能なロック機構L1を備えている。まず、このロック機構L1について詳細を説明する。ロック機構L1の主要構成部品は、一対のベースプレート80,82と、それらのベースプレート80,82の間には、ラッチ84と、ポール86が挟み込まれた状態で組み付けられている。このラッチ84とポール86は、ほぼ同一平面内に配置されている。なお、図12(B),13(B)においては、ラッチ84,ポール86等の動きが分かり易いように手前側のベースプレート82を外した状態で表記する。
As shown in FIG. 12, the end of the second floor F2 on the seat side is provided with a lock mechanism L1 that can couple the second floor F2 and the joining
ベースプレート80は、その右端部において右向きに開放した凹部80aを備えている。この凹部80aは、その開放側から接合部材43を受け入れることが可能であり、その受け入れを容易にするために、右方向に向って開口幅を漸増させている。
The
ラッチ84は、ベースプレート80に対して支持軸88により、その軸心回りに回動できるように支持されている。またラッチ84は、その下方に開口したフック部分84aを備えている。ラッチ84の回動により、フック部分84aは、凹部80aに受け入れた接合部材43に係合し、あるいはその係合を解除することが可能である。フック部分84aが接合部材43に係合した状態では、このフック部分84aと凹部80aとの間で、接合部材43を挟持してロック状態となる(図12(B))。またラッチ84は、フック部分84aの左下方に係合凹部84dを備え、係合凹部84dとフック部分84a−1との間に突起84bを備えている。またラッチ84の左上部には、ばね掛け孔84cが設けられている。
The
ポール86は、ベースプレート80におけるラッチ84の隣接箇所に、支持軸90の軸心回りに回動できるように支持されている。この支持軸90は、ポール86と一体的に回転可能で、ベースプレート80に対して回転自在に支持されている。ポール86はラッチ84と対向する側(図12(B)において上方)において係合凸部86aを備えている。この係合凸部86aは接合部材43に係合したロック状態におけるラッチ84の係合凹部84dに対し、係合可能に位置している。またポール86の左下部には、ばね掛け孔86cが設けられている。そしてラッチ84とポール86の各ばね掛け孔84c,86cには、テンションばね92が掛けられている。このテンションばね92により、ラッチ84とポール86とは、それらの間隔を狭くする方向(図12(B)において、ラッチ84は反時計方向、ポール86は時計方向)に付勢されている。
The
またベースプレート80の外側に位置する支持軸90の端部には、解除レバー94の一端部が結合され、解除レバー94の他端部には操作ケーブル96が結合されている。そしてロック解除操作によって操作ケーブル96が引っ張られると、解除レバー94および支持軸90を通じて、ポール86が図12(B)において反時計方向へ回動操作されることになる。
One end of a
ロック機構L1は、図12(A)で示すシートの使用状態において、ベースプレート80の凹部80aに接合部材43を受け入れたロック状態となっている。このロック状態では、既に説明したようにラッチ84のフック部分84aが接合部材43に係合している。そしてテンションばね92の付勢力により、ラッチ84とポール86との係合凹部84dと係合凸部86aは係合状態となるためラッチ84とポール86保持される。この保持状態では、ラッチ84のフック部分84a−1に接合部材43を受け入れた状態となる。したがって接合部材43はフック部分84a−1と凹部80aとの間で挟持された状態となるため第2のフロアF2と前側脚40は結合される。
The lock mechanism L1 is in a locked state in which the joining
つづいて、シートが使用状態から格納状態に切り換えられるときの動きを説明する。このシートの切り換えは、実施例1ではスイッチ操作のみ必要であったが、実施例2ではスイッチ操作と併せてロック解除操作も必要である。スイッチ操作は、既に実施例1で説明しているため省略し、ロック解除操作について図13(B)を用いて説明する。ロック解除操作は既に説明した操作ケーブル96を図において右方向に引っ張ると、ポール86がテンションばね92の弾性力に抗して反時計方向に回動操作される。この回動によりラッチ84の係合凹部84dとポール86の係合凸部86aとの係合状態が外れるとともに、ラッチ84の突起84bが接合部材43を凹部80aの開放側へ押し出す構成となる。そして係合凹部84dと係合凸部86aとの係合が外れた状態で再度保持される。このようにしてロック機構L1は、接合部材43がラッチのフック部分84a−1およびベースプレート80の凹部80aから押し出されて外れた状態となりロック解除状態となる。
Next, the movement when the sheet is switched from the use state to the storage state will be described. In this embodiment, only the switch operation is necessary in the switching of the sheet in the first embodiment. In the second embodiment, the unlocking operation is also necessary in addition to the switch operation. Since the switch operation has already been described in the first embodiment, it will be omitted, and the lock release operation will be described with reference to FIG. In the unlocking operation, when the
そして、スイッチ操作とロック解除操作との各々の操作により、ロック機構L1をロック解除させ、各駆動手段30,50の駆動モータ32,52を駆動させバックフレーム22を前方向へ、前側脚40を後方向へ各々傾倒させる。そして図14に示すように、各々倒れ込みが完了すると、各駆動モータ32,52を停止させシート格納状態を保持する。
Then, the lock mechanism L1 is unlocked by each of the switch operation and the lock release operation, the
つづいてシートを図14で示す格納状態から図12で示す使用状態に切り換えるには、実施例1と同様にスイッチ(図示省略)の操作により、各駆動手段30,50の駆動モータ32,52をそれぞれ格納操作時とは逆方向に駆動させバックフレーム22を後方向へ、前側脚40を前方向へ各々引き起こす。やがて引き起こされた前側脚40の接合部材43がラッチ84の突起84bにあたることにより、ラッチ84は押し込まれ回転(図13(B)において時計方向に回転)し始め、ラッチ84の係合凹部84dとポール86の係合凸部86aが係合した状態で保持されることによりラッチ84のフック部分84a−1は接合部材43に対して上方向から引き込みベースプレート80の凹部80aとともに接合部材43を挟持する。
Subsequently, in order to switch the seat from the stored state shown in FIG. 14 to the used state shown in FIG. 12, the
このようにして第2のフロアF2に付設のロック機構L1によって、第2のフロアF2と前側脚40の接合部材43を結合すると、シートに対し車両の前方向に荷重が作用した場合だけでなく、車両の後方向に荷重が作用した場合でも、第2のフロアF2は接合部材43と結合しているためシートの支持強度を高めることができる。
In this way, when the second floor F2 and the joining
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例1では、前側脚40の接合部材43が第2のフロアF2と当接する構成を例に説明したが、これに限定されるものでなく、第2のフロアF2と直接に前側脚40を当接させる構成でも構わない。その場合には、接合部材43を設けなくてもよい。またこのように接合部材43を設けない場合には、車両の側方向から第1のフロアF1と接合している支持部材(例えば、アングル等)を垂直に引き出し、その支持部材と前側脚40とを当接させる構成でも構わない。
The contents described above are only related to one embodiment of the present invention, and do not mean that the present invention is limited to the above contents.
In the first embodiment, the configuration in which the joining
また実施例2では、ロック機構L1を第2のフロアF2側に設ける構成を例に説明したが、これに限定されるものでなく、前側脚40側に設ける構成でも構わない。その場合には、第2のフロアF2側に接合部材43を設ける必要がある。
In the second embodiment, the configuration in which the lock mechanism L1 is provided on the second floor F2 side has been described as an example. However, the configuration is not limited to this, and the configuration may be provided on the
また上述以外でも、前側脚と後側脚を前方へ傾倒させてシートを折り畳み格納されるタイプでも適用でき、この場合は後側脚と駆動手段が回動可能に連結されており、シート使用状態において後側脚の後端面を車両の第2のフロアへ直接または接合部材を介して当接される構成でもよい。 In addition to the above, it can also be applied to a type in which the front leg and the rear leg are tilted forward and the seat is folded and stored. In this case, the rear leg and the driving means are rotatably connected, and the seat is used. Alternatively, the rear end surface of the rear leg may be brought into contact with the second floor of the vehicle directly or via a joining member.
10 シートクッション
20 シートバック
40 前側脚
43 接合部材
30,50 駆動手段
60 後側脚
F1 第1のフロア
F2 第2のフロア
L1 ロック機構
DESCRIPTION OF
Claims (4)
4. The retractable seat according to claim 2, wherein the retractable seat includes a lock mechanism capable of coupling the joining member and the vehicle interior floor. 5.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003390500A JP2005153540A (en) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | Storage type seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003390500A JP2005153540A (en) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | Storage type seat |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005153540A true JP2005153540A (en) | 2005-06-16 |
Family
ID=34717855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003390500A Pending JP2005153540A (en) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | Storage type seat |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005153540A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012144089A (en) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Ts Tech Co Ltd | Stowable rear seat |
-
2003
- 2003-11-20 JP JP2003390500A patent/JP2005153540A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012144089A (en) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Ts Tech Co Ltd | Stowable rear seat |
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