JP2005152366A - 特殊光観察システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 蛍光観察時に、蛍光部分とバックグランド部分とが適正な色や明るさで観察する。
【解決手段】 特殊光観察システムは、蛍光物質を励起する所定波長のピーク波形の励起光及び所定波長のピーク波形の励起光の長波長側に位置する波長の複数のピーク波形のバックグランド光を透過する透過特性と、蛍光物質が発する蛍光波長のピーク値から短波長側で所定の波長値以下に第1のカットオフ値とを有し、第1のカットオフ値以上の波長の光をカットオフする特殊光透過フィルタ13を備えた光源装置1と、所定波長のピーク波形の励起光より長波長側に所定の波長値以上に設定された第2のカットオフ値を有したカットオフフィルタ36を備えたスコープ3とを具備したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蛍光物質を投与して化学変化を起こさせ前記被検査対象物に励起光を照射して蛍光観察を可能とし、かつ、当該蛍光観察時に蛍光部とバックグランブ部とが適正な明るさと色で観察可能にしてなるようにした特殊光観察システムに関する。
この種の特殊光観察システムは、蛍光物質を被検査対象物に投与し前記被検査対象物に励起光を照射して蛍光観察を可能とた装置として知られている。この種の特殊光観察システムの一つとして光ダイナミック診断装置が提案されている。
この光ダイナミック診断装置は、380〔nm〕から680〔nm〕の波長域の光を発光するランプ系を有する少なくとも一つの光源と、前記光源からの光を被検査対象物に導く光ガイド及び前記被検査対象物からの反射光を取込み画像用光ガイドを有するスコープと、前記スコープからの画像を画像処理する画像処理手段とを備えている。また、この光ダイナミック診断装置は、前記スコープの光ガイドのスペクトル透過率を被検査対象物に照射する蛍光励起光のスペクトルに合わせ、前記画像用光ガイドのスペクトル透過率を被検査対象物が発する蛍光のスペクトルに合わせ、かつ、光ガイド及び画像用光ガイドのスペクトル透過率を全体の50nmの帯域内で5%以上の透過率を有し、これ以外では前記値より小さいスペクトル透過率を有するようにしたものである(特許文献1:ドイツ公開特許第19639653A1号公報)。
このような光ダイナミック診断装置によれば、被検査対象物を蛍光観察ができる。
ドイツ公開特許第19639653A1号公報
しかしながら、上述した従来の光ダイナミック診断装置では、被検査対象物に蛍光励起光を与えることができるとともに、被検査対象物が発する蛍光を光ガイドが有効に取り込ことができるものの、蛍光による画像とバックグランド光による画像の色や明るさの調整ができないという不都合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、蛍光観察時に、蛍光部分とバックグランド部分とが適正な色や明るさで観察することのできる特殊光観察システムできるを提供することを目的としている。
本発明の特殊光観察システムは、蛍光物質を投与して化学変化を起こさせかつ被検査対象物に励起光を照射して蛍光観察を可能とした特殊光観察システムにおいて、前記蛍光物質を励起する所定波長のピーク波形の励起光及び前記所定波長のピーク波形の励起光の長波長側に位置する波長の複数のピーク波形のバックグランド光を透過する透過特性と、前記蛍光物質が発する蛍光波長のピーク値から短波長側で所定の波長値以下に第1のカットオフ値とを有し、該第1のカットオフ値以上の波長の光をカットオフする特殊フィルタを備えた光源装置と、前記所定波長のピーク波形の励起光より長波長側に所定の波長値以上に設定された第2のカットオフ値を有し、該第2のカットオフ値以下の波長の光をカットオフする第2のカットオフフィルタを備えたスコープとを具備して構成される。
本発明によれば、蛍光観察時に、蛍光部分とバックグランド部分とが適正な色や明るさで観察することができるという効果がある。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について述べる。
図1ないし図3は本発明の実施例1に係わり、図1は特殊光観察システムを示すブロック図、図2は図1の特殊光観察システムで用いられるスコープの先端部を患部とともに示す図で、図3は図1の特殊光観察システムで用いられる光源装置に設けられた特殊光透過フィルタを透過した光や蛍光の特性とカットオフフィルタの特性を示す図である。
図1及び図2において、本実施例の特殊光観察システムは、大別すると、光源装置1と、スコープ3と、画像処理装置5と、モニタ7とを備え、前記光源装置1から出射する光をライトガイドケーブル31で前記スコープ3に導いて被検査対象物に照射し、被検査対象物からの反射波をスコープ3で撮像した撮像信号を複合ケーブル32で前記画像処理装置5に導き、当該画像処理装置5で映像信号に変換してモニタ6で表示できるようにしたものである。
さらに、各構成要素について説明すると、前記光源装置1は、光源であるキセノンランプ11と、回転板12に設けられた特殊光透過フィルタ13と、集光レンズ14と、前記回転板12を回転させる回転板駆動手段15と、前記回転板駆動手段15を制御する回転板コントロールユニット16と、前記回転板12に設けられた可視光透過フィルタ17とを少なくとも備えている。
前記光源装置1には、前記ライトガイドケーブル31の一端に設けられたライトガイドコネクタ33が着脱可能になっている。前記キセノンランプ11から出射して光は、例えば特殊光透過フィルタ13を透過して集光レンズ14で集光された後、前記ライトガイドコネクタ33を介してライトガイドケーブル31に供給できるようになっている。
前記特殊光透過フィルタ13は、図3に示すように、短波長側から長波長側に渡って3つの中心周波数λa,λb,λc(λa<λb<λc)を持ち、各中心周波数λa,λb,λcを中心に長短波長に所定の帯域の透過率をもった特性を有していて、かつ、3つの中心周波数λa,λb,λcで透過した光の強さがピーク値をとるような透過率に設定されている。
また、前記特殊光透過フィルタ13は、中心周波数λaが例えば410〔nm〕で蛍光物質を励起する波長域の励起光を所定のピーク値で照射可能とする透過率を有している。また、前記特殊光透過フィルタ13は、前記ピーク値以外の波長域(λd<λ)では前記ピーク値と同じか、それより所定のレベル低い値となるような透過特性に設定されている。さらに、前記特殊光透過フィルタ13は、前記中心周波数λcの波長域の低カットオフ値λfを前記蛍光物質が発する蛍光波長λk(=例えば630〔nm〕)のピーク値から短波長側に所定の波長値以下に設定されてなる。
具体的には、前記特殊光透過フィルタ13は、前記中心周波数λcの波長域の低カットオフ値λfを、前記蛍光物質が発する例えばλk=630〔nm〕の蛍光波長のピーク値から短波長側に例えば20〔nm〕以下の波長値(λf≦630〔nm〕−20〔nm〕)に設定されている。
前記スコープ3は、図2に示すように、ライトガイド34と、レンズ35と、カットオフフィルター36と、撮像素子としてのCCD37とを備え、前記ライトガイド34を介して伝送されてきた光をライトガイド34の先端から被検査対象物20に光を照射し、前記被検査対象物20からの反射光をレンズ35、カットオフフィルター36を介してCCD37に結像させられるようになっている。このCCD37は撮像信号を複合ケーブル32を介して画像処理装置5に入力できるようになっている。
前記スコープ3にはカットオフフィルタ36が設けられており、このカットオフフィルタ36は、図3に示すように、そのカットオフ値λpを前記励起光のピーク値(例えば、波長420〔nm〕)の波長位置から長波長側に20〔nm〕以上になるように設定されており(λp≧420〔nm〕+20〔nm〕)、しかも、励起光を透過させずに、かつ、そのカットオフ値λp以上の波長域の光を透過できるような透過率に設定されている(図3の特性CF参照)。
前記画像処理装置5は、前記スコープ3のCCD37からの撮像信号を複合ケーブル32を介して取込み、当該取り込んだ撮像信号を画像処理して映像信号に変換し、その映像信号をモニタ7に供給できるように構成されている。なお、前記画像処理装置5は、光源装置1の回転板コントロールユニット16に電気的に接続されており、必要に応じて切換え指令を前記画像処理装置5を介して回転板コントロールユニット16に与えることにより、回転板12を回転制御して特殊光透過フィルタ13または可視光透過フィルタ17を選択できるようになっている。
前記モニタ7では、前記画像処理装置5からの映像信号を画像としてディスプレイ上に表示できるようになっている。
このように構成された特殊光観察システムの動作について図1ないし図3を参照しながら説明する。
例えば、膀胱癌の癌組織を検査し、治療する場合には、5−ALA(5−Aminolevulinic acid)を投与することにより、ProtoporphyrinIXに化学変化を起こさせる。
このような状態になったところで、前記光源装置1では、キセノンランプ11からの光を特殊光透過フィルター13を通した後、集光レンズ14でライトガイドコネクタ33に集光し、ライトガイドケーブル31を介してスコープ3のライトガイド34に光を導き、スコープ3のライトガイド34の先端部分から前記被検査対象物20に照射する。
このときに、スコープ3のライトガイド34の先端から被検査対象物20に照射される光は、図3に示すようにλa=410〔nm〕でピークを持つ中心周波数λaを中心として所定波長幅(所定周波数幅)の成分を有する励起光と、図3に示すように中心周波数λb,λcでピークを持ち当該中心周波数λb,λcを中心として所定波長幅(所定周波数幅)の成分を有するバックグランド光を含んでいる。
図3に示すように、例えば410〔nm〕でピークを持つ所定周波数幅の励起光が前記被検査対象物20に照射されると、前記被検査対象物20の部分は例えば630〔nm〕で蛍光発光する。
また、前記被検査対象物20には、前記スコープ3のライトガイド34の先端から図3に示すように中心周波数λb,λcでピークを持ち当該中心周波数λb,λcを中心として所定波長幅(所定周波数幅)の成分を有するバックグランド光が照射されている。
前記被検査対象物20からの反射光と蛍光は、前記スコープ3の先端のレンズ35、カットオフフィルタ36を介してCCD37に入射される。
前記カットオフフィルタ36は、カットオフ周波数(波長λp)が前記励起光の中心波長(λa=410〔nm〕)から20〔nm〕以上に設定されており、かつ、カットオフ周波数(波長λp)より長い波長域の光を取り込めるよにうな特性となっているので、バックグランド光と、被検査対象物20からの蛍光とを充分に透過できるものの、前記被検査対象物20からの励起光の反射成分を透過させることはない。
また、前記被検査対象物20を照射しているバックグランド光のピーク値は、前記被検査対象物20からの蛍光のピーク値より大きくしてあるが、バックグランド光を取り込む光の周波数帯域(波長域)を小さくしているので、相対的にバックグランド光のエネルギと、蛍光のエネルギとの近づくようにしているので、両者をほぼ同じようなレベルでCCD37に取り込むことが可能になる。
したがって、このような蛍光観察時に、蛍光部分とバックグランド部分とが適正な色や明るさでもって観察できることが可能になる。また、前記特殊光透過フィルタ13は、励起光の透過レベルと、バックグランド光の透過レベルと、蛍光の発光レベルとを考慮し、必要に応じて各波長域の透過レベル設定することにより、バックグランド光の色や明るさを調整することが容易になる。
なお、前記回転板12には可視光透過フィルタ17が設けられており、この可視光透過フィルター17は通常光を観察するための可視光を通すことができるようになっている。
また、スイッチなどにより、蛍光観察か可視光観察かを選択可能にし、この情報を回転板コントロールユニット16に入力することにより、特殊光透過フィルタ13または可視光透過フィルタ17に切り換えられるように構成されている。そして、この切換えにより、特殊光透過フィルタ13または可視光透過フィルタ17を使用し、蛍光観察の他に可視光観察も可能にされている。
図4及び図5は本発明の実施例2に係わり、図4は特殊光観察システムを説明するためのものであって、ヘモグロビン及び酸化ヘモグロビンの分子吸光係数と波長との関係を示す特性図、図5は特殊光観察システムで観察した患部部分の画像を示す図である。
実施例2は、実施例1とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
本実施例の特殊光観察システムでは、光源装置1の特殊光透過フィルタ13の透過特性に特徴を持たせたものであって、他の構成用途は図1の特殊光観察システムと全く同一である。したがって、前記特殊光透過フィルタ13の特性の説明のみをすることにし、本実施例の特殊光観察システムの構成や動作については説明を省略する。
本実施例の特殊光観察システムは、光源装置1の特殊光透過フィルタ13に関して、前記励起光の中心波長λaを実施例1と同様にするとともに、前記バックグランド光の中心波長λb,λcを酸化ヘモグロビンの吸収波長あるいはヘモグロビンの吸収波長に合わせた点に特徴を持たせたものである。
すなわち、前記光源装置1aの特殊光透過フィルタ13aは、前記励起光の中心波長λaを例えば5−ALAのピーク波長の410〔nm〕に設定し、かつ、前記バックグランド光の中心波長λbを酸化ヘモグロビン(HbO2)の吸収波長520〔nm〕(図4参照)付近に、前記バックグランド光の中心波長λcをヘモグロビン(Hb)の吸収波長550〔nm〕(図4参照)付近に、それぞれ設定したものである。
上述したようにバックグランド光が得られるように設定したが、これに限らず、例えば前記特殊光透過フィルタ13は、励起光については上述同様に設定し、かつ、前記バックグランド光の中心波長λbをヘモグロビン(Hb)の吸収波長550〔nm〕(図4参照)付近に、前記バックグランド光の中心波長λcを酸化ヘモグロビン(HbO2)の吸収波長570〔nm〕(図4参照)付近に、それぞれ設定するようにしてもよい。なお、酸化ヘモグロビンは動脈を、ただのヘモグロビンは静脈を表している。
このように設定した特殊光観察システムにおいて、光源装置1aの特殊光透過フィルター13aを通過して光は、例えば5−ALAのピーク波長λaである410〔nm〕でピーク値を示す励起光と、酸化ヘモグロビンの吸収波長520〔nm〕に合致する中心波長λaでピークを示すバックグランド光と、ヘモグロビンの吸収波長550〔nm〕に合致する中心波長λcでピークを示すバックグランド光とを含んでいる。
この光は、集光レンズ14で集光されてライトガイドコネクタ33に供給され、ライトガイドケーブル31、スコープ3の内部のライトガイド34を介してスコープ3の先端から患部周囲に照射される。
すると、前記スコープ3の先端から被検査対象物20及びそれの周囲に照射された光は次のような作用を起こさせる。すなわち、前記被検査対象物20については図5に示すように励起光によって蛍光を発し、また、動脈22については動脈22を流れる血液の酸化ヘモグロビン(HbO2)の分子吸光係数による作用により、さらに、静脈24については静脈24を流れる血液のヘモグロビン(Hb)の分子吸光係数による作用により、図5に示すように動脈22及び静脈24が強調された状態になる。
このような被検査対象物20、動脈22及び静脈24が強調された画像は、レンズ35、カットオフフィルタ36を介してCCD37に結像される。ここで、前記カットオフフィルター36は、第1の最良の形態と同様に、励起光の中心周波数(410〔nm〕)から20〔nm〕以上の短波長域側に設定されているので、励起光を遮断し、かつ、バックグランド光及び蛍光のみをCCD37に到達させる。これにより、CCD37は、図5に示す画像を撮像して前記画像処理装置5に送出する。前記画像処理装置5は、前記図5に示す画像を画像処理してモニタ6に表示させる。
このような本実施例によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することになる。また、癌組織など被検査対象物20の周囲の血管走行の情報を提供できる効果がある。このため、腫瘍摘出時に、血管への損傷などを最小限に抑えることができる。
図6及び図7は本発明の実施例3に係わり、図6は特殊光観察システムの光源装置の概略構成図、図7は図6の光源装置で使用する光透過フィルタを設けた回転板を示す図である。
実施例3は、実施例2とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
本実施例の特殊光観察システムでは、図6に示すように、前記光源装置1aは、光源であるキセノンランプ11と、回転板12に設けられた光透過フィルタ18と、集光レンズ14と、前記回転板12を回転させる回転板駆動手段15と、前記回転板駆動手段15を制御する回転板コントロールユニット16とを少なくとも備えている。
前記光源装置1aには、前記ライトガイドケーブル31の一端に設けられたライトガイドコネクタ33が着脱可能になっている。前記キセノンランプ11から出射して光は、例えば光透過フィルタ18を透過して集光レンズ14で集光された後、前記ライトガイドコネクタ33を介してライトガイドケーブル31に供給できるようになっている。
前記光透過フィルタ18は、図7に示すように、回転板12の回転中心から所定の半径の円周上に3つのエリアに別れて設置された構造を備えている。さらに、前記光透過フィルタ18としては、上記第1の最良の形態のように、複数のピーク波長や、R(レッド(赤色))、G(グリーン(緑色))、B(ブルー(青色))を連続的に出射可能としている。
本実施例の特殊光観察システムは、スコープ(図示せず)に、カラーモザイクフィルタを持たないCCD、いわゆる白黒CCDを備えたものである。
このような本実施例の特殊光観察システムは、複数のピーク波長を光源装置1から得られているときには、蛍光観察や動脈、静脈の血管部を写出すことができるとともに、RGBの連続光で照射するときには通常の観察を行うことができる。
このような本実施例の特殊光観察システムによっても、実施例2と同様な作用効果を奏する。
なお、上記実施例2及び3の特殊光観察システムでは、得られた画像情報を基に、観察の必要に応じて通常光の画像と、蛍光観察や静脈・動脈などの血管観察の画像とをスーパーインポーズできる画像処理装置を設けることができる。すなわち、この画像処理装置には、上記実施例2や、実施例3によって得られた画像情報を蓄積し、これを画像処理してスーパーインポーズ(重ね合わせなど)することができる手段が設けられる。
このようなスーパーインポーズ等の画像処理を画像処理装置で行わせ、その画像処理装置で行った画像処理結果をモニタに表示させると、通常光観察時の画像と、蛍光観察や静脈、動脈の血管部観察時の画像の違いがモニタ上で確実にわかる画像情報を提供することができる。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の実施例1に係る特殊光観察システムを示すブロック図 図1の特殊光観察システムで用いられるスコープの先端部を患部とともに示す図 図1の特殊光観察システムで用いられる光源装置に設けられた特殊光透過フィルタを透過した光や蛍光の特性とカットオフフィルタの特性を示す図 本発明の実施例2に係る特殊光観察システムを説明するためのものであって、ヘモグロビン及び酸化ヘモグロビンの分子吸光係数と波長との関係を示す特性図 本発明の実施例2に係る特殊光観察システムで観察した患部部分の画像を示す図 本発明の実施例3に係る特殊光観察システムの光源装置の概略構成図 図6の光源装置で使用する光透過フィルタを設けた回転板を示す図
符号の説明
1…光源装置
3…スコープ
5…画像処理装置
7…モニタ
11…キセノンランプ
12…回転板
13…特殊光透過フィルター
14…集光レンズ
15…回転板駆動手段
16…回転板コントロールユニット
17…可視光透過フィルター
18…光透過フィルター
31…ライトガイドケーブル
32…複合ケーブル
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (4)

  1. 蛍光物質を投与して化学変化を起こさせかつ被検査対象物に励起光を照射して蛍光観察を可能とした特殊光観察システムにおいて、
    前記蛍光物質を励起する所定波長のピーク波形の励起光及び前記所定波長のピーク波形の励起光の長波長側に位置する波長の複数のピーク波形のバックグランド光を透過する透過特性と、前記蛍光物質が発する蛍光波長のピーク値から短波長側で所定の波長値以下に第1のカットオフ値とを有し、該第1のカットオフ値以上の波長の光をカットオフする特殊フィルタを備えた光源装置と、
    前記所定波長のピーク波形の励起光より長波長側に所定の波長値以上に設定された第2のカットオフ値を有し、該第2のカットオフ値以下の波長の光をカットオフする第2のカットオフフィルタを備えたスコープと
    を具備したことを特徴とする特殊光観察システム。
  2. 前記光源装置の前記特殊フィルタは、前記バックグランド光のピーク値を示す波長を、参加ヘモグロビン及びヘモグロビンの吸収波長に合致させてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の特殊光観察システム。
  3. 前記スコープは白黒の撮像素子を備え、前記光源装置は赤、緑、青を連続的に照射できる可視光透過フィルタを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の特殊光観察システム。
  4. 通常観察時の画面と、蛍光観察時の画面と、酸化ヘモグロビンを観察した画面とをスーパーインポーズできる画像処理装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の特殊光観察システム。
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