JP2005149824A - 集合型発光ダイオードを用いた照明装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 発光ダイオードからの照射光の有効利用率の向上を図り、視認性が向上し、サイズを小さく構成することができる集合型発光ダイオードを用いた照明装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 筒状ケース１１の内底部近傍に位置して、表面実装型発光ダイオード１３を装着し、また筒状ケース１１を光透過性材で構成してある。また筒状ケース１１の内底部近傍に装着した表面実装型発光ダイオード１３からの直射光が、筒状ケース１１の上端から１５０°の照射角を有して照射されるように構成してある。また集合型発光ダイオードを支持してなる筒状ケース１１を、グローブ支持体２０に装着し、さらに筒状ケース１１を光透過性グローブで覆って構成してある。また同集合型発光ダイオード用いた照明装置の点灯方式は、点灯専用発光ダイオードの順電圧の２倍以上の逆電圧特性を有する発光ダイオードで構成してある。
【選択図】 図３

Description

本発明は、照明や表示装置に使用する集合型発光ダイオードを用いた照明装置の改良に関する。

店頭等の一般照明や道路における行先表示等の表示装置に使用する光源は、白熱電球や蛍光ランプが広く使用されている。しかし近年は、発光ダイオードを装着した照明器具や表示装置が多用される傾向にある。従来は例えば図５に示すように、口金１の一端にいわゆる砲弾型の発光ダイオード２を複数個設け、また同口金１をグローブ取付体３に支持し、さらに砲弾型の発光ダイオード２を透光性のグローブ４で覆って構成してある。
また例えば特開平１１ー４３９０８号の視線誘導灯でも砲弾型の発光ダイオードを用いて構成してある。また他の実施例としては、特表２００２ー５２５８１４号に記載されているように、一端に電球口金を有し、その口金に連接して構成された外球の内部に多数の発光ダイオードを配置したものが実施されている。

特開平１１ー４３９０８(図４) 特表２００２ー５２５８１４(図１)

ところで、上記した図５に示す従来構造と、いわゆる砲弾型の発光ダイオードを用いて構成してあるので、照射角度が狭くなり、縦寸法が大きくなる欠点がある。また特開平１１ー４３９０８号によると、砲弾型の発光ダイオードを用いて構成してあるので、発光面積が小さく、側面方向からの視認性が劣る欠点がある。また特表２００２ー５２５８１４号によると、外球の内部に発光ダイオードを配置して構成してあるので、発光ダイオードからの照射光の有効利用率が低い欠点がある。

本発明は、上記の点に鑑み発明したものであって、発光ダイオードからの照射光の有効利用率を向上することができ、視認性が向上し、サイズを小さく構成することができる集合型発光ダイオードを用いた照明装置を提供することを目的とする。

本発明は上記課題を解決するために次ぎの構成とする。
請求項１に記載の発明は、筒状ケースの一端に口金を有する集合型発光ダイオードにおいて、筒状ケースの内底部近傍に位置して、表面実装型発光ダイオードを装着して構成してある。また筒状ケースを光透過性材で構成してある。

請求項２は、筒状ケースの内底部近傍に装着した表面実装型発光ダイオードからの直射光が、筒状ケースの上端から１５０°の照射角を有して照射されるように構成してある。

請求項３は、集合型発光ダイオードを支持してなる筒状ケースを、グローブ支持体に装着し、さらに筒状ケースを光透過性グローブで覆って構成してある。

請求項４は、筒状ケースの内底部近傍に装着した表面実装型発光ダイオードを、拡散性微粒子を混入した樹脂で封止して構成してある。

上記した請求項１から請求項４に記載の発明によると、筒状ケースの内底部近傍に位置して、表面実装型発光ダイオードを実装し、また筒状ケースの上端から広角の照射光を有して照射されるように構成してあるので、照射光の有効利用率の向上を図ることができ、また視認性が向上し、さらに装置全体を小型に構成することができる。

請求項５は、交流電圧にて点灯する点灯方式において、点灯専用発光ダイオードの順電圧の２倍以上の逆電圧特性を有する発光ダイオードで構成してある。

上記した請求項１から請求項４に記載の発明によると、照射光の有効利用率の向上を図ることができ、また視認性が向上し、さらに装置全体を小型に構成することができる。
また装置全体を小型に構成しても発光ダイオードからの照射光の有効利用率の向上を図ることができる。

上記した請求項５に記載の発明によると、逆電圧は順電圧より大きくなり、回路は安全に動作する特有な効果がある。

以下本発明を実施するための最良の形態について説明する。

以下本発明の実施例を図１乃至図４について説明する。図１は本発明に係る集合型発光ダイオードを用いた照明装置の一部切欠断面図である。図２は図１の集合型発光ダイオードを用いた照明装置の正面図である。図３は図１の集合型発光ダイオードをグローブ取付体に支持し、筒状ケースを光透過性グローブで覆って構成した一部切欠断面図である。図１乃至図３において、１１は筒状ケースであって、光透過性材で構成してある。光透過性材としては、例えばポリカーボネート材を用いて構成する。また筒状ケースの直径は２ｃｍ、高さは０．５ｃｍに構成してある。１２は筒状ケース１１の一端に装着してなる捻じ込み型の口金である。１３は表面実装型発光ダイオードであって、基板１４に例えば８個を実装し、筒状ケースの内底部近傍に位置して配置してある。１５は筒状ケース１１の内部の表面実装型発光ダイオード１３を封止してなる樹脂である。また同樹脂は拡散性微粒子を混入して構成してある。

筒状ケース１１の内底部近傍に装着した表面実装型発光ダイオード１３は、直射光が、筒状ケースの上端から１５０°の照射角を有して照射されるように構成してある。
このように、広角の照射角を有して構成すると、装置全体を小型に構成しても発光ダイオードからの照射光の有効利用率の向上を図ることができ、さらに視認性を向上することができる。

２０はグローブ支持体であって、筒状ケース１１を支持して構成してある。同グローブ支持体２０は、例えば直径は９ｃｍ、高さは１．５ｃｍに構成してある。また同グローブ支持体２０は、例えばプラスチック材を用いて構成する。２１は光透過性グローブであって、筒状ケース１１を覆って構成してある。また光透過性グローブ２１は例えばプラスチック材を用いて構成する。筒状ケース１１の外周上端は、グローブ支持体２０の外周上端より低くなるように構成してある。このよう構成すると照射範囲が増大する。

図４は、直流及び交流電圧にて点灯する点灯方式における回路図であって、発光ダイオードによりブリッジ回路を構成してある。図４において、３０は電流制限抵抗、３１は整流と発光を兼ねたもので、例えば４個の発光ダイオードを用いて構成してある。３２は発光を目的として設けたもので、例えば４個の点灯専用発光ダイオードを用いて構成してある。また点灯専用発光ダイオードの順電圧(Ｖf)より、整流と発光を兼ねた発光ダイオードの逆電圧(Ｖr)が高いものを使用する。交流電圧にて点灯する点灯方式においては、点灯専用発光ダイオードの順電圧の２倍以上の逆電圧特性を有する発光ダイオードで構成する。整流と発光を兼ねた発光ダイオードの逆電圧が高いものを使用すると、安価に構成することができる。さらに点灯専用発光ダイオードの順電圧が、逆電圧としてかかることがないので、回路は破壊することなく、安全に作動する。

本発明に係る集合型発光ダイオードを用いた照明装置の一部切欠断面図。 図１の集合型発光ダイオードを用いた照明装置の正面図。 集合型発光ダイオードをグローブ取付体に支持し、筒状ケースを光透過性グローブで覆って構成した一部切欠断面図。 直流及び交流電圧にて点灯する点灯方式における回路図 従来の発光ダイオードを用いた照明装置の一部切欠断面図。

符号の説明

１１ 筒状ケース
１２ 口金
１３ 表面実装型発光ダイオード
１４ 基板
１５ 樹脂
２０ グローブ支持体
２１ 光透過性グローブ
３０ 電流制限抵抗
３１ 整流と発光を兼ねた発光ダイオード
３２ 点灯専用発光ダイオード

Claims (5)

1. 筒状ケースの一端に口金を有する集合型発光ダイオードにおいて、筒状ケースの内底部近傍に位置して、表面実装型発光ダイオードを装着し、また筒状ケースを光透過性材で構成したことを特徴とする集合型発光ダイオードを用いた照明装置。
2. 筒状ケースの内底部近傍に装着した表面実装型発光ダイオードからの直射光が、筒状ケースの上端から１５０°の照射角を有して照射されるように構成したことを特徴とする請求項１記載の集合型発光ダイオードを用いた照明装置。
3. 集合型発光ダイオードを支持してなる筒状ケースを、グローブ支持体に装着し、さらに筒状ケースを光透過性グローブで覆って構成したことを特徴とする請求項１及び請求項２記載の集合型発光ダイオードを用いた照明装置。
4. 筒状ケースの内底部近傍に装着した表面実装型発光ダイオードを、拡散性微粒子を混入した樹脂で封止したことを特徴とする請求項１乃至請求項３記載の集合型発光ダイオードを用いた照明装置。
5. 交流電圧にて点灯する点灯方式において、点灯専用発光ダイオードの順電圧の２倍以上の逆電圧特性を有する発光ダイオードで構成したことを特徴とする請求項１乃至請求項４記載の集合型発光ダイオード用いた照明装置。

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