JP2005149411A - Dpc支援ツール - Google Patents

Dpc支援ツール Download PDF

Info

Publication number
JP2005149411A
JP2005149411A JP2003389681A JP2003389681A JP2005149411A JP 2005149411 A JP2005149411 A JP 2005149411A JP 2003389681 A JP2003389681 A JP 2003389681A JP 2003389681 A JP2003389681 A JP 2003389681A JP 2005149411 A JP2005149411 A JP 2005149411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dpc
input
information
classification
classification data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003389681A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fujimori
研司 藤森
Kazufumi Dobashi
和文 土橋
Shigeru Oshima
茂 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HALC CO Ltd
Original Assignee
HALC CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HALC CO Ltd filed Critical HALC CO Ltd
Priority to JP2003389681A priority Critical patent/JP2005149411A/ja
Publication of JP2005149411A publication Critical patent/JP2005149411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】 DPCに基づいた包括支払方式を容易にするのためのDPC番号決定補助システムであり、適切な傷病の決定をサポートし、DPCのコード及び名称を迅速かつ容易に決定することが可能なデータ処理システムを提供する。
【解決手段】 DPC分類データを記録しておくDPC分類データ記録手段と、患者基本情報、入院基本情報、傷病、手術情報、補助療法をそれぞれ入力または決定する手段と、それらに該当するDPC分類を検索して出力するDPC検索・出力手段と、傷病、手術、処置、補助療法のすべての組み合わせに該当するDPC情報を出力するDPCシミュレーション手段と、決定されたDPCに該当するDPC決定のロジックを出力するDPCロジック出力手段と、DPC毎に任意の情報を記憶するDPCメモデータ記憶手段とからなる構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)に基づいた医療機関別包括支払制度のためのDPC番号決定を補助するDPC支援ツールに関する。
従来から、入院費や診療費などの医療費の請求金額は、出来高払い方式と呼ばれる方法で算出されている。出来高方式とは、患者の病気の種類とは関係なく、医師が患者に対して行った1つ1つの医療行為に対して各々計算を行い、それらを合計した診療費を請求する方式のことであり、わが国では従来からこの方式によって医療費の計算を行うのが一般的であった。例えば、投薬、注射等を行った分だけ請求することが可能でもある。しかし、出来高方式では医療機関側に医療コストを抑制しようという意識が働かないケースも多く、大きな問題点があった。
これに対して、アメリカなどでは医療報酬決定方法にDRG(Diagnosis Related Group:診断群分類)を基準に医療費を算出する包括支払方式が採用されている。この方式は、実際に行われた診療行為とそれにかかった医療費用の原価に係わらず、一定の傷病に対してのひとまとまりの医療行為に一定の診療費が支払われる方式であるため、医療機関側に医療コスト抑制の意識が働き、過剰投薬などを抑止することができるというメリットがあった。また、医療事務も出来高払い方式よりも容易であり、事務職員の工数や人件費も削減することが可能となる。そこで、わが国でもDRGによる包括支払方式の試行がされており、2003年4月から特定機能病院にDPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)に基づいた医療機関別包括評価の導入が実施されている。
DPCは日本型に改良された日本版DRGというべきものであり、診療報酬包括評価部分と出来高部分からなっている。包括評価部分とは入院基本料のほか、検査、画像診断、投薬、注射、薬剤などであり、出来高部分とは手術料、麻酔料、1000点以上の処置料、心臓カテーテル法による検査、内視鏡検査、診断穿刺・検体採取、指導管理料、リハビリテーション等である。DPCは患者の最も医療資源を投入した傷病を基本とした分類であり、さらにこの分類は副傷病や診療行為(手術、処置等)、重症度等により細かく分類され、各分類毎に入院期間別の点数が割り振られている。医療費の請求点数は、患者の該当するDPCより、DPC毎の1日当たり点数(入院期間別)×入院日数で計算し、各期間別の請求点数の合計×医療機関別係数で計算される。
DPCの点数は最も医療資源を投入した傷病と副傷病や診療行為(手術、処置等)、補助療法、重症度等から決定されるが、複数の傷病を患っている場合は、どの傷病を最も医療資源を投入した傷病とするかによってDPCは変化することになる。実際には多くの医療行為が行われていたにも関わらず、選んだ最も医療資源を投入した傷病の分類によって低い点数が割り振らる場合があり、病院経営上問題のある医療費の請求が行われる可能性もある。また、患者が複数の傷病を抱えている場合は複数の傷病の中から最も適した傷病を選ばなければならないが、複数の傷病に対して均等に医療行為が行われた場合でも特に傷病が多い場合は、迅速に適切な傷病を判断することが困難なケースも考えられる。そこで、適切な傷病の決定をサポートし、DPCのコード及び名称を迅速かつ容易に決定することが可能なデータ処理システムの開発が待たれていた。
特開2002−132936 特開2003−050868
上記の問題を解決するために本発明のDPC支援ツールは、DPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)に基づいた医療機関別に包括支払方式を容易にするのためのDPC番号決定補助システムであり、適切な傷病の決定をサポートし、DPCのコード及び名称を迅速かつ容易に決定することが可能なデータ処理システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明に係るDPC支援ツールは、DPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)に基づいて医療機関別包括評価にするためのDPC番号の決定を補助するDPC支援ツールであって、予めDPC分類データを記録しておくDPC分類データ記録手段と、患者ID・氏名・生年月日・年齢・性別・出生時体重を入力する患者基本情報入力手段と、入院中の主な診療・入院日・退院日・入院から24時間以内の死亡有無の入院基本情報を入力する入院基本情報入力手段と、患者が患っている傷病を複数入力可能とし、その傷病に対して医療資源を最も投入した傷病もしくは副傷病(入院時依存症・入院後に発症した疾患)に区分する傷病入力手段と、患者が施された手術および処置を診療報酬点数表の手術コード(Kcode)に基づいて入力する手術情報入力手段と、患者に行われた補助療法を入力する補助療法入力手段と、入力または決定された情報に基づいてコンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから該当するDPC分類を検索して出力するDPC検索・出力手段と、コンピュータが入力または決定された傷病、手術、処置、補助療法のすべての組み合わせに該当するDPCをDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから検索し、該当するDPCが存在する場合はDPC情報を出力するDPCシミュレーション手段と、コンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから決定されたDPCに該当するDPC分類を検索してDPC決定のロジック(ルール)を出力するDPCロジック出力手段と、使用者(医師または事務職員等)が入力したDPC毎に任意の情報(傷病の説明、連絡事項、留意点、DPC決定の根拠を含む)をコンピュータが記憶装置に記憶するDPCメモデータ記憶手段とからなる構成である。
また、DPC支援ツールは、主傷病(最も医療資源を投入した傷病)入力手段と副傷病入力手段から構成された傷病名入力手段及び手術情報入力手段および補助療法入力手段において、傷病入力手段または手術情報入力手段または補助療法入力手段が既に入力された情報に基づいてコンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データを検索し、該当する傷病または手術または処置または補助療法を読み込み、該当するDPCが複数ある場合は複数の検索DPCをコンピュータの出力装置に対比決定の為に出力し、DPCが1つの場合には自動的に決定する入力支援手段を備えた構成でもある。
詳述した通り、本発明にかかるDPC支援ツールは、上記のような構成であるので、以下のような効果を奏する、
1.適切なDPC分類を迅速かつ容易に決定することが可能であり、医師や事務職員の負担が軽減されるとともに、患者に医療に対する信頼と安心をもたらす。
2.既に入力された情報を元にDPC分類に存在しているデータに絞り込みながら情報を入力することが可能となり、入力作業を迅速化し、DPCが複数の場合は対比し、単数の場合は自動的に決定することができる。
以下に本発明に係るDPC支援ツールを図面により詳細に説明する。図1は本発明のシステムのフローを示すブロック図であり、図2は本実施例のネットワーク構成図であり、図3は本実施例のDPC分類データ記憶手段に記憶されたデータ構造の一例を示す図であり、図4は本実施例で出力される包括評価点数グラフの一例図であり、図5は本実施例の入力支援手段の画面イメージ図である。
本発明に係るDPC支援ツール10は、DPC分類データ記憶手段20と、患者基本情報入力手段30と、入院基本情報入力手段40と、傷病入力手段50と、主傷病入力手段52と、副傷病入力手段54と、手術情報入力手段60と、補助療法入力手段70と、DPC検索・出力手段80と、入力支援手段90と、DPCシミュレーション手段100と、DPCロジック出力手段110と、DPCメモデータ記憶手段120とからなる。
本実施例のDPC支援ツール10における電気通信回線を介したネットワークの構成を詳細に説明する。図2に示す通り本実施例のDPC支援ツール10は、病院内または外部に設置されたサーバコンピュータ装置12と、サーバコンピュータ装置に病院内に配置されたネットワーク回線(電気通信回線)14を介して互いに通信可能な端末装置16とからなる構成である。本実施例では、所謂サーバクライアント方式のシステムを採用しており、サーバコンピュータ装置に備えられた各手段を、電気通信回線を介して端末装置から利用することが出来る。この為、端末装置には各手段での入力を行うキーボードやマウスなどの入力装置および各手段から出力される情報を表示する表示装置が備え付けられている。端末装置はネットワークを介してサーバコンピュータ装置から送信された情報を付随する表示装置等に出力すると共に、医師または事務職員が入力した情報をサーバコンピュータ装置に送信することが出来る。
サーバコンピュータ装置12には、演算装置や記憶装置等を備えた一般的な電子計算機を使用することができる。また、本実施例のDPC支援ツールは、病院経営システム等と連動して動作することも可能であり、サーバコンピュータ装置はそれらの病院経営システム等と共有することも出来る。
また、本実施例ではサーバクライアント方式のシステム形態を採用しているが、サーバコンピュータ装置と端末装置が同一であるスタンドアローン形態を採用しても良い。ただし、本システムは病院内において医師や事務職員等の使用が考えられるため、病院内の各所に配置することが出来ることが望ましく、したがってLANなどを用いて複数の端末装置から利用可能とすることが好ましい。
DPC分類データ記憶手段20は、DPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)の分類データを予めコンピュータの記憶媒体などに記憶する手段であり、本実施例ではサーバコンピュータ装置12に設けられた記憶媒体にDPC分類データを記憶している構成である。
DPC分類データ記憶手段に記憶するDPC分類データの一例を図3に示す。DPCは最も医療資源を投入した傷病名をもとに手術・副傷病・補助療法の有無等を含めて分類した疾病群分類であって、2552分類が定められており、このうちDPC包括評価の対象となるのは1860分類とされている。現在のDPC診断群分類番号(DPC番号)は、傷病名、手術の有無、処置等1および処置等2の有無、副傷病の有無、重症度等で分類されている。また、DPCの点数は第1の入院期間、第2の入院期間および第2の入院期間以上の特定入院期間に分けて設定されており、それぞれ分類ごとに記憶保持する必要がある。DPC分類記憶手段20は、これらのDPC分類のデータをあらかじめ記憶して置く手段である。記憶されたDPC分類データは必要に応じて呼び出され、その詳細を利用することが可能である。また、DPCの改正などによってDPC分類が追加または変更された場合でも、後からDPC分類データを追加または変更することが可能である。
DPC分類データ記憶手段20に記憶されるDPC分類データは、DPC分類ごとに定められたDPC点数および分類項目をそれぞれ取得可能な形式であればよく、データの構造および記憶装置の形態等は限定されない。例えば一般的な関係データベースとして、ハードディスクやCD−ROM媒体のような記憶媒体に記憶する等の記憶手段が考えられる。ただし、DPC分類が後で変更される可能性を考慮し、システム管理者等がDPC分類データの追加、更新および削除を行うことが可能である構成とすることが望ましい。
また、DPC分類データ記憶手段20は、DPC分類データの他に医療機関別に指定された医療機関係数を記憶することも出来る構成としても良い。診療費の計算時に用いられる最終的なDPCの点数は、分類ごとに予め設定されたDPCの点数に、日数および医療機関別に指定された医療機関係数を乗算して得られる。したがって、あらかじめ医療機関係数を記憶させておけば、特定の医療機関における正確なDPCの点数をコンピュータが自動的に計算処理し、正確な点数(処理結果)を出力することが可能となる。
患者基本情報入力手段30は、患者ID・氏名・生年月日・年齢・性別・出生時体重などからなる患者基本情報を入力する手段である。患者基本情報は患者を識別するための情報であり、DPC点数は患者毎に計算される。本実施例のDPC支援ツールは、別の病院経営システムなどと連動して実施される事が想定されるが、その際には別システムに記録されている患者基本情報をコンピュータが取得してモニタ装置やプリンタ等に表示または出力することも可能である。また、別システムに記録された患者基本情報に未入力の項目が存在する場合は、本システムにおいて都度入力し、コンピュータが入力されたデータをデータベースなどに記憶する等の記憶手段を別途設けることも考えられる。
入院基本情報入力手段40は、入院中の主な診療・入院日・退院日・入院から24時間以内の死亡有無などからなる入院基本情報を入力する手段である。入院期間は診断群分類ごとに第1の入院期間と第2の入院期間、および、特定入院期間(標準偏差の2倍の入院期間)とに分かれて設定されている。入院期間によってDPCの点数は変化する為、入院期間を決定しなければ正確な点数を導くことが出来ない。また、DPCを用いた包括支払制度では、包括支払方式を採用するかどうかの基準が設けられており、例えば入院から24時間以内に死亡した場合は通常の出来高払に戻って、DPCによる包括支払方式の適用基準に該当しないように設定されている。入院基本情報入力手段40では、DPC適用判断基準に該当するかどうかの識別もコンピュータが処理判断し、DPCの点数を決定するのための入院基本情報として入力している。
傷病入力手段50は、DPCに必要な傷病を入力する手段である。DPC分類データに無い傷病は包括支払方式の対象とならないが、患者が患っている傷病の中にはDPC分類データに存在しない傷病も含まれることが考えられるため、DPC分類に存在しない傷病の入力も可能としている。傷病名の入力方法には、使用者が入力したキーワードからコンピュータが傷病名を検索して決定する方法や、コンピュータが病名コード(ICD10)の章立てをツリー式に出力または表示して使用者が選択する方式、使用者が直接キーボード等より病名コード(ICD10)をコンピュータに入力する方法があり、それぞれ選択可能である。
手術情報入力手段60は、DPCに必要な手術情報およびその他の手術情報を入力する手段である。DPCの分類は、例えば「その他手術あり」などのように特定の手術に限定していないものも多いため、分類に存在しない手術情報も入力することが必要となる。手術情報入力手段60には複数の入力方法を設けており、使用者が入力したキーワードに基づいてコンピュータがDPC分類データに存在する手術名を読み取って決定する方法や、使用者が手術コード(Kcode)を直接キーボード等からコンピュータに入力する方法があり、それぞれ選択可能である。
補助療法入力手段70は、化学療法、放射線治療、インスリン注射、インターフェロン、リハビリテーション、血液浄化療法などを入力する手段である。入力された補助療法は、処置1または処置2に分類し(例えば全身麻酔などが処置1に分類される。)、それぞれDPCの分類決定の項目として使用する。
なお、リハビリテーション等は包括支払制度の対象とはなっていない為、従来どおり出来高払い方式で計算されるが、将来的にこれらが包括支払い制度に対応したとしても、DPC分類データ記録手段20に記憶されたデータを変更すれば、本発明のDPC支援ツールで対応することが可能である。
DPC検索・出力手段80は、入力または決定された患者基本情報や入院情報などの情報に基づいて、コンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから該当するDPC分類データを検索し、該当する分類に定められたDPC番号を読み取り、点数などのDPC情報を出力装置に出力する手段である。本実施例では、DPC番号および名称と、入院期間ごとの一日のDPC点数を取得し、コンピュータのモニター装置やプリンタ装置に人間が視認できる状態で出力する。また、医療機関ごとに指定された医療機関係数を乗算した包括点数を表示または出力することも可能である。
本発明のDPC支援ツールでは、ルールによって複数の傷病の組み合わせが存在する場合がある。このような場合は、それぞれのDPC情報を一覧で出力することが可能である。
また、DPC検索・出力手段80では、コンピュータが該当するDPCデータをDPC分類データ記憶手段から読み取り、X軸に入院期間、Y軸に包括評価点数を表示したグラフを作成し、モニター装置等に表示またはプリンタ等の出力装置に出力することも出来る。図4は、本実施例でコンピュータが出力する包括評価点数グラフの一例であり、複数のDPCに関するデータを同時に出力可能としている。例えば、本実施例では、入力された複数の傷病等のすべての組み合わせに対して該当するDPC番号をコンピュータが検索して読み取り、該当するDPCを表示することができるが、図4のようにそれぞれDPC番号についてのデータをグラフ化して出力すれば、入院が長期にわたった場合のDPC点数が一目瞭然であり、医師または事務職員がDPCを決定する際に参考にすることができる。
入力支援手段90は、DPCに該当する傷病、手術情報、補助療法を簡便かつ効率的に行えるように、傷病入力手段または手術情報入力手段または補助療法入力手段で既に入力された情報に基づいてコンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データを検索し、該当する傷病または手術または処置または補助療法を読み込み、該当するDPCが複数ある場合はコンピュータの出力装置に出力する手段であり、1つの場合には自動的に決定する。
図5を用いて入力支援手段90について詳述する。図5は、入力支援手段90の画面イメージ図である。入力支援手段90は、傷病入力手段50を最も医療資源を投入した傷病を入力する主傷病入力手段52と副傷病を入力する副傷病入力手段54とに分割して設けるとともに、手術情報入力手段および補助療法入力手段を設けた構成である。
前述した傷病入力手段50、手術情報入力手段60および補助療法入力手段70はそれぞれDPC分類に存在しないデータも入力の対象としているのに対し、入力支援手段90では既に入力された情報を元にコンピュータがDPC分類データ記憶手段20に記録されたDPC分類データを検索して該当データを読み取り、表示装置等に出力している。例えば最も医療資源を投入した傷病を入力した後に手術情報の入力をする場合、コンピュータが先に入力された最も医療資源を投入した傷病に該当するDPC分類に存在するすべての手術情報をDPC分類データ記憶手段から検索して読み取り、出力装置等に出力することができる。
利用者は出力された複数件のDPC情報から適切な情報を選択して入力することが可能である。さらに最も医療資源を投入した傷病と手術情報を入力後に副傷病名または入院情報を入力するような複数の情報の入力が行われている場合においても、コンピュータが先に入力された情報に基づいてDPC分類をDPC分類データ記憶手段から検索して読み取り、出力装置等に出力することが可能である。
なお、最も医療資源を投入した傷病名、副傷病名、手術情報、入院情報および補助療法の入力順序は特に決まりを設ける必要がなく、自由に入力することが出来る。例えば手術情報から入力することも可能であるが、DPC分類上における手術情報や副傷病等ではその有無を問うだけのものも存在するため、主病名から入力するのが一般的である。したがって、入力支援手段90は最も医療資源を投入した傷病名から順に対話形式で入力する構成としても良い。また、本実施例の入力支援手段は、現在入力されている各情報に該当するDPC分類をDPC分類データ記憶手段からコンピュータが検索して読み取り、読み取ったすべてのDPC分類データを入力部の下部に出力する手段を設けており、利用者は出力された情報から適切なDPC分類を選択して一括で入力することも可能である。
DPCシミュレーション手段100は、入力または決定された傷病、手術、処置、補助療法のすべての組み合わせに該当するDPCをコンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから検索して読み取り、該当するDPCが存在する場合はDPC情報を出力する手段である。本実施例では入力支援手段90を用いた入力により、より適切なDPCを選ぶことが可能である。しかし、DPCの組み合わせは非常に多岐に分かれるだけでなく、最も医療資源を投入した傷病と副傷病を入れ替えるだけでもDPC分類は変わるために、どの傷病を主病名にするかによってDPC点数に差異が発生する。DPCシミュレーション手段では、コンピュータがそれらの組み合わせを自動的に行い、各データに該当するDPC情報をDPCデータ記憶手段から読み取り、コンピュータが出力することが出来るため、より適切にDPCを決定することが可能となる。
DPCロジック出力手段110は、DPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データからDPCを構成している傷病、手術、処置、補助療法および重症度のロジック(ルール)をコンピュータが読み取り、ディスプレイまたはプリンタ等の出力装置に出力する手段である。DPCの決定根拠を確認する事が出来るため、適切なDPCを決定することが可能となる。
DPCメモデータ記憶手段120は、使用者(医師または事務職員等)がコンピュータで入力したDPC毎に任意の情報を、コンピュータが記憶装置に記憶する手段である。使用者がコンピュータで入力することができる情報は任意であり、自由に文章等を入力することができる。例えば、主病名についての詳細な説明および副傷病名との関連や、合併症などが成立しやすいDPC分類の場合はその合併症および関連するDPC番号等を記憶することが考えられる。コンピュータは使用者が入力した任意の情報を、記憶装置に設けられたデータベース等に記憶する。本実施例では文字データを記憶する構成としているが、例えば図面などのような画像データを記憶することも考えられる。
また、コンピュータが過去に入力されたメモデータをDPC番号などに基づいて記憶装置から検索し、メモリ上またはモニタなどの表示装置やプリンタ等に転送・出力することが可能である。例えば、DPC検索・出力手段80やDPC入力支援手段90およびDPCロジック出力手段110において、選択または出力されたDPC番号に基づき、過去に入力されたメモデータを出力することも出来る。
本発明のシステムのフローを示すブロック図 本実施例のネットワーク構成図 本実施例のDPC分類データ記憶手段に記憶されたデータ構造の一例を示す図 本実施例で出力される包括評価点数グラフの一例図 本実施例の入力支援手段の画面イメージ図
符号の説明
10 DPC支援ツール
12 サーバコンピュータ装置
14 ネットワーク回線(電気通信回線)
16 端末装置
20 DPC分類データ記憶手段
30 患者基本情報入力手段
40 入院基本情報入力手段
50 傷病入力手段
52 主傷病入力手段
54 副傷病入力手段
60 手術情報入力手段
70 補助療法入力手段
80 DPC検索・出力手段
90 入力支援手段
100 DPCシミュレーション手段
110 DPCロジック出力手段
120 DPCメモデータ記憶手段

Claims (2)

  1. DPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)に基づいて医療機関別包括評価にするためのDPC番号の決定を補助するDPC支援ツールが、
    予めDPC分類データを記録しておくDPC分類データ記録手段と、
    患者ID・氏名・生年月日・年齢・性別・出生時体重を入力する患者基本情報入力手段と、
    入院中の主な診療・入院日・退院日・入院から24時間以内の死亡有無の入院基本情報を入力する入院基本情報入力手段と、
    患者が患っている傷病を複数入力可能とし、その傷病に対して医療資源を最も投入した傷病もしくは副傷病(入院時依存症・入院後に発症した疾患)に区分する傷病入力手段と、
    患者が施された手術および処置を診療報酬点数表の手術コード(Kcode)に基づいて入力する手術情報入力手段と、
    患者に行われた補助療法を入力する補助療法入力手段と、
    入力または決定された情報に基づいてコンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから該当するDPC分類を検索して出力するDPC検索・出力手段と、
    コンピュータが入力または決定された傷病、手術、処置、補助療法のすべての組み合わせに該当するDPCをDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから検索し、該当するDPCが存在する場合はDPC情報を出力するDPCシミュレーション手段と、
    コンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データから決定されたDPCに該当するDPC分類を検索してDPC決定のロジック(ルール)を出力するDPCロジック出力手段と、
    使用者(医師または事務職員等)が入力したDPC毎に任意の情報(傷病の説明、連絡事項、留意点、DPC決定の根拠を含む)をコンピュータが記憶装置に記憶するDPCメモデータ記憶手段と、
    からなることを特徴とするDPC支援ツール
  2. 前記DPC支援ツールが、
    主傷病(最も医療資源を投入した傷病)入力手段と副傷病入力手段から構成された傷病名入力手段及び手術情報入力手段および補助療法入力手段において、傷病入力手段または手術情報入力手段または補助療法入力手段が既に入力された情報に基づいてコンピュータがDPC分類データ記憶手段に記憶されたDPC分類データを検索し、該当する傷病または手術または処置または補助療法を読み込み、該当するDPCが複数ある場合は複数の検索DPCをコンピュータの出力装置に対比決定の為に出力し、DPCが1つの場合には自動的に決定する入力支援手段を備えたことを特徴とするDPC支援ツール
JP2003389681A 2003-11-19 2003-11-19 Dpc支援ツール Pending JP2005149411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003389681A JP2005149411A (ja) 2003-11-19 2003-11-19 Dpc支援ツール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003389681A JP2005149411A (ja) 2003-11-19 2003-11-19 Dpc支援ツール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005149411A true JP2005149411A (ja) 2005-06-09

Family

ID=34696352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003389681A Pending JP2005149411A (ja) 2003-11-19 2003-11-19 Dpc支援ツール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005149411A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010157128A (ja) * 2008-12-27 2010-07-15 Nichii Gakkan Co 診断群分類検証システム、診断群分類検証プログラムおよび診断群分類検証方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010157128A (ja) * 2008-12-27 2010-07-15 Nichii Gakkan Co 診断群分類検証システム、診断群分類検証プログラムおよび診断群分類検証方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Shekelle et al. Validity of the Agency for Healthcare Research and Quality clinical practice guidelines: how quickly do guidelines become outdated?
Doolan et al. The use of computers for clinical care: a case series of advanced US sites
Aylward et al. Basal ganglia volume and proximity to onset in presymptomatic Huntington disease
Evans et al. Are the results of randomized controlled trials on anticoagulation in patients with atrial fibrillation generalizable to clinical practice?
US8670997B2 (en) Quality metric extraction and editing for medical data
JP5844247B2 (ja) 検査結果表示装置及びその作動方法、並びにプログラム
Baer et al. Automated telephone screening survey for depression
US20020082868A1 (en) Systems, methods and computer program products for creating and maintaining electronic medical records
KR101249528B1 (ko) 한의학 처방 및 조제 지원 시스템
WO2015151805A1 (ja) データ出力装置、方法及びプログラム
WO2003096164A2 (en) Medical information system
KR101177712B1 (ko) 네트워크를 통한 환자 맞춤형 의료 서비스 매칭 방법
Bauchner et al. Health care spending in the United States compared with 10 other high-income countries: what Uwe Reinhardt might have said
JP6196576B2 (ja) 診療支援装置、方法及びプログラム、並びに診療情報保存装置、方法及びプログラム
Rubin et al. How caring for patients could change in a post–roe v wade US
Benishek et al. Improving clinician well-being and patient safety through human-centered design
US20070083395A1 (en) Method and apparatus for a patient information system and method of use
US20160378922A1 (en) Methods and apparatuses for electronically documenting a visit of a patient
US8538771B2 (en) Medical treatment supporting method and medical treatment supporting apparatus for managing nursing care actions
JPH0756947A (ja) 症例データベースとその検索表示方法
JP7319301B2 (ja) 異種医用データの優先順位付け及び提示のためのシステム及び方法
Alpern et al. Trends in pricing and out-of-pocket spending on entecavir among commercially insured patients, 2014-2018
Gysin et al. Nurse practitioners in Swiss family practices as potentially autonomous providers of home visits: an exploratory study of two cases
Gordon et al. Children with febrile seizures do not consume excess health care resources
Tange et al. Information exchange between physicians and nurses

Legal Events

Date Code Title Description
A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20050705

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050905

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090929