JP2005149008A - 自動搬送台車および搬送システム - Google Patents

自動搬送台車および搬送システム Download PDF

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晴彦 須藤
Kazuhiro Sakai
一博 坂井
Kishiro Kusano
喜四郎 草野
Yuugo Sunaga
祐悟 須長
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Abstract

【課題】
先行する自動搬送台車と一定間隔を保つような自動搬送台車、および、多数の自動搬送台車が自律的かつ安全に運行されるような搬送システムを提供する。
【解決手段】
搬送路30上に並置されたRFID20には、先行している自動搬送台車10により先行台車通過時刻データが書き込まれている。後続の自動搬送台車10は、この先行台車通過時刻データを読み出し、先行台車通過時刻データの時刻と自己の時刻とにより差分時間を算出し、算出した差分時間に基づいて自律して移動する。このような複数の自動搬送台車10により、それぞれ一定距離を保つような搬送システムとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、屋内外の敷地に設置された搬送路に沿って自律的に移動する自動搬送台車、および、この自動搬送台車を用いる搬送システムに関する。
自律的に移動する車は従来より鋭意研究開発がなされており、例えば、特許文献1(発明の名称:自律移動車の進路誘導方法ならびに自律移動車の進路誘導装置および進路誘導装置を備えた自律移動車)がある。
この自律移動車は、RFID(Radio Frequency Identification Device:超短波標識)を用いるシステムである。RFIDでは、互いに近接した情報記憶部と情報読み取り部の間で超短波の電波を授受し、情報読み取り部から情報記憶部へ電力を供給して情報記憶部を作動させ、そして情報記憶部に記録されている情報(例えば位置データ)を情報読み取り部へ伝送し、情報読み取り部でその情報を受信している。
このようなRFIDを利用し、通路における位置情報を記録した多数の情報記憶部を通路に沿って配設して経路を形成する。情報読み取り部を搭載した移動車は走行に伴って情報読み取り部が上記各情報記憶部と順次十分接近したときに情報読み取り部・情報記憶部間で電波を受発信し、この電波の授受を介して移動車から情報記憶部へ電力を伝送し、この電力で情報記憶部を動作させて上記位置情報即ち移動車位置情報を情報読み取り部に取り込み、この位置情報を基に移動車の進行方向を制御するというものである。
特開2001−282354号公報(段落番号0014〜0028)
上記したシステムでは、多数の車が連なるような事態を考慮していなかった。このようなシステムでは先行者に後続車が追いついて、渋滞が発生するおそれもあった。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、先行する自動搬送台車と一定間隔を保つような自動搬送台車、および、多数の自動搬送台車が自律的かつ安全に運行されるような搬送システムを提供することにある。
本発明の請求項1に係る自動搬送台車は、
複数のRFIDが並べて設けられた搬送路を自律的に移動する自動搬送台車であって、
台車制御装置と、
台車制御装置と通信信号を送受信するRFID読み書き装置と、
RFID読み書き装置と無線信号を送受信し、また、RFIDと電波を送受信するRFIDアンテナと、
台車制御装置から送信される操舵制御信号により操舵力を出力する台車操舵装置と、
台車操舵装置から出力される操舵力により操舵される操舵輪と、
台車制御装置から送信される駆動制御信号により駆動信号を送信する駆動装置と、
駆動装置から送信される駆動信号により駆動力を出力するモータと、
モータから出力される駆動力により駆動される駆動輪と、
を備え、
台車制御装置は、
先行する自動搬送台車によりRFIDに書き込まれた先行台車通過時刻データを読み出す読み出し手段と、
自己の通過時刻を先行台車通過時刻データとしてRFIDに書き込む書き込み手段と、
先行台車通過時刻データの時刻と自己の通過時刻とにより差分時間を算出する算出手段と、
算出した差分時間に基づいて運行制御を行う制御手段と、
して機能し、自律的な運行を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動搬送台車は、
請求項1に記載された自動搬送台車において、
運行制御は、先行する自動搬送台車と後行する自動搬送台車との差分時間を一定とする速度制御であって、先行する自動搬送台車と一定距離を保つことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る自動搬送台車は、
請求項1または請求項2に記載された自動搬送台車において、
RFID読み書き装置とRFIDアンテナとによる系統を二系統設け、
一方は先行する自動搬送台車によりRFIDに書き込まれた先行台車通過時刻データを読み出す読み出し系統とし、他方は自己の通過時刻を先行台車通過時刻データとしてRFIDに書き込む書き込み系統とすることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る自動搬送台車は、
請求項3に記載された自動搬送台車において、
読み出し系統を自動搬送台車の進行方向の前側に設置し、書き込み系統を自動搬送台車の進行方向の後側に設置することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る搬送システムは、
所定経路となる搬送路と、
搬送路に沿って並べて設けられた複数のRFIDと、
この搬送路を自律的に移動する請求項1〜請求項4の何れか一項の複数の自動搬送台車と、
を備える搬送システムであって、
自動搬送台車は、
先行している自動搬送台車によりRFIDに書き込まれた先行台車通過時刻データを読み出し、
自己の通過時刻を先行台車通過時刻データとしてRFIDに書き込み、
先行台車通過時刻データの時刻と自己の通過時刻とにより差分時間を算出し、
算出した差分時間に基づいて運行制御を自律して行うことにより、複数の自動搬送台車が一定距離を保つことを特徴とする。
以上のような本発明によれば、先行する自動搬送台車と一定間隔を保つような自動搬送台車、および、多数の自動搬送台車が自律的かつ安全に運行されるような搬送システムを提供することができる。
続いて本発明を実施するための最良の形態の自動搬送台車および搬送システムについて図を参照しつつ説明する。まず、第1発明の最良の形態の自動搬送台車および搬送システムについて一括して説明する。図1は本形態の自動搬送台車の構成図、図2は搬送路およびRFIDの配置図、図3は本形態の自動搬送台車の一部構成図、図4はRFIDの構成図、図5はRFIDのメモリに記憶される情報の説明図である。
自動搬送台車10は、図1で示すように、台車制御装置1と、センサ2と、RFID読み書き装置3と、RFIDアンテナ4と、台車操舵装置5と、前輪6と、駆動装置7と、モータ8と、後輪9と、を備えている。自動搬送台車10は、図1の矢印A方向に移動する。このような自動搬送台車10は、図2で示すように、複数のRFID20が連続して並べられた搬送路30上を、移動制御プログラムに沿って自律的に移動するものである。
台車制御装置1は、センサ2、RFID読み書き装置3、台車操舵装置5、駆動装置7と接続されており、内部に搭載された移動制御プログラムに基づき、接続されている各部と信号の送受信を行って制御する(制御内容については後述する)。
センサ2は、自動搬送に必要な各種の検出信号を出力する。このセンサ2は、例えば、画像信号を出力するカメラ、距離信号を出力する測距センサなどである。センサ2が検出した検出信号は台車制御装置1へ出力される。
RFID読み書き装置3は、RFIDアンテナ4と台車制御装置1とに接続される。そして、RFID読み書き装置3は、台車制御装置1から送信された通信信号に、電源搬送波を重畳した無線信号に変換してRFIDアンテナ4へ送信する。また、RFID読み書き装置3はRFIDアンテナ4が受信した無線信号を増幅・整形して通信信号に変換して台車制御装置1へ送信する。
RFIDアンテナ4は、RFID読み書き装置3に接続され、図3で示すように、RFID20と電磁結合により接続される。そして、RFIDアンテナ4は、RFID読み書き装置3から送信された無線信号を微弱電波としてRFID20へ出力する。この微弱電波には電源搬送波・送信信号が含まれている。
また、RFIDアンテナ4は、RFID20から出力された微弱電波を無線信号としてRFID読み書き装置3へ送信する。この微弱電波には返信信号が含まれている。
台車操舵装置5は、台車制御装置1と接続されており、台車制御装置1から送信される操舵制御信号により操舵力を出力する。台車操舵装置5は、具体的には操舵制御信号に基づいて前輪6の切れ角を変更して移動方向を変更する操舵機構(図示せず)である。
前輪6は、台車操舵装置5と連結されて操舵される。
駆動装置7は、台車制御装置1から送信される駆動制御信号を受信して、モータ駆動用の駆動信号を送信する。
モータ8は、駆動装置7から送信される駆動信号により駆動力を出力する。
後輪9は、駆動力に応じて回転し、自動搬送台車10は推進力を得る。
このような自動搬送台車10は、図1からも明らかなように、前輪6が操舵輪に、また、後輪9が駆動輪となる前輪操舵・後輪駆動方式である。このように本形態では前輪操舵・後輪駆動方式であるとして説明しているが、この方式に限定するものではなく、後輪操舵・前輪駆動方式(図示せず)を採用しても良い。
続いて、搬送システムについて説明する。
搬送システムは、図2で示すように、複数(図2では2台)の自動搬送台車10と、複数のRFID20と、一筆(図2では長方形状の路)の搬送路30と、を備えるシステムである。
RFID20は、図4で示すように、RFIDアンテナ21、電源回路22、RFID読み書き装置23、メモリ24を備えている。
RFIDアンテナ21が受信した微弱電波の中の電源搬送波が電源回路22へ出力される。電源回路22は電源搬送波から電力を受電し、RFID読み書き装置23へ電力を供給する。
RFID読み書き装置23は、RFIDアンテナ21が受信した微弱電波の中の送信信号を解読して各種の制御(後述)を行う。また、無線信号を生成し、RFIDアンテナ21を介して出力する。
メモリ24は、内部に数〜数十バイトの情報を保持することができ、後述する各種のデータを記憶する。
このようにRFID20へは電源搬送波によって電源が供給され、非接触近接型で読み取り/書き込みとを行う通信方式を採用している。
RFID20そのものは、非常に小さく、頑丈で、また薄く製造することが可能であり、カード状の薄型品を使用することもできる。また、RFID20は様々な形状をとることが可能である。
搬送路30は、例えばゴム製マットなどの敷物により、図2で示すような一筆の路を形成したものである。RFID20は搬送路30に埋め込まれ、工場内に台車走行路として敷設される。床面の搬送路30にRFID20を埋設しても、自動搬送台車10のRFIDアンテナ4と、RFID20のRFIDアンテナ21との間に、金属板などの電波阻害要因となる物体がなければ、通信が可能である。
また、工場内に電波ノイズが多く存在する場合でも、RFIDアンテナ4とRFIDアンテナ21との距離が十分近く、また自動搬送台車10そのものの構造で周辺ノイズを遮断すれば、非常に対ノイズ性の高い通信性能を持たせることができる。
このような搬送路30は、走行路に変更、工場ラインの移動、増改築、拡張などに非常に容易に対応できる。
このような搬送システムでは、自動搬送台車10は、多数のRFID20が設置される搬送路30上を自動的に移動するシステムであり、先に説明したが工場内の製造ラインの一部を担っている。この搬送システムの搬送路30には、人が作業する作業区間と、台車専用走行区間と、があり、人が作業する作業区間では自動搬送台車10は低速直進し、台車専用走行区間では高速直進し、また、四隅の角部では低速で90度右折するものとして説明する。なお、本形態ではこのような搬送路30に限定する趣旨ではなく、各種の経路設定が可能である。
続いて、本形態の搬送システムによる自動搬送台車10の自律的な移動について説明する。
まず、通信の詳細について説明する。自動搬送台車10が移動して、図3で示すように、自動搬送台車10のRFIDアンテナ4が、RFID20のRFIDアンテナ21に近接した場合、まず読み出しを行う。
RFID読み書き装置3は、電源搬送波と、送信信号である読み出し制御信号と、を含む無線信号を常時送信しており、RFIDアンテナ4は微弱電波として出力する。微弱電波をRFID20側のRFIDアンテナ21で受信した場合、電源搬送波により電力を受電した電源回路22がRFID読み書き装置23に電力を供給し、さらにRFID読み書き装置23が読み出し制御信号に応じてメモリ23の読み出し情報領域および書き込み情報領域にアクセスして、図5で示すような読み出し情報および書き込み情報を読み出す。
RFID読み書き装置23はこれら読み出し情報および書き込み情報を含む返信信号を、RFIDアンテナ21を介してRFID読み書き装置3へ出力する。返信信号の読み出し情報および書き込み情報は、RFID読み書き装置3を経て台車制御装置1へ送信される。
続いて書き込みを行う。図3で示すように、書き込み制御信号と書き込み情報とを含む送信信号、および、電源搬送波からなる無線信号をRFIDアンテナ4が出力し、RFID20側のRFIDアンテナ21で受信した場合、RFID読み書き装置23はメモリ24の図5で示すような書き込み情報領域にアクセスして書き込みを行い、先行台車通過時刻データ・先行台車番号データを更新する。
そして台車制御装置1は、RFID20から読み出された読み出し情報および書き込み情報、すなわち、図5で示すような、絶対位置データ(座標データ)、進行方向データ(直進、90度右折、90度左折)、適正速度データ(km/h)、領域データ(台車専用/作業領域)に応じて速度制御を行う。
例えば、適正速度情報(km/h)、領域情報(台車専用/作業領域)から台車専用走行区間であると判断されるなら高速直進とし、また、人間が作業する区間と判断されるなら低速直進とするように、駆動装置7に駆動制御信号を出力する。
また、進行方向情報(直進、90度右折、90度左折)、適正速度情報(km/h)から角部であると判断されるなら、低速90度右折をするように、台車操舵装置5に操舵制御信号を、また、駆動装置7に駆動制御信号をそれぞれ出力する。
これら制御により台車制御装置10は速度制御がなされる。
なお、搬送路30上の軌道のふらつきの修正(トラッキング)、その他の運転制御が行われるが、例えば自動搬送台車10のセンサ3から出力される画像信号などの検出信号を用いて、画像処理により位置決め、台車軌道制御を行っており、埋設もしくは敷設されたRFID20による識別標を蛇行することなく正しくトレースする。
さて、このような読み出し・書き込みを行う自動搬送台車10は、搬送路30に沿って走行する。この際、搬送路30に敷設されたRFID20上を順次通過していく。その都度、RFID20に対して先に説明した読み出し・書き込みを行う。先行する自動搬送台車10が、搬送路30上の識別標であるRFID20を通過する際、先行台車通過時刻データを書き込んでおり、後続の自動搬送台車10がそれを読み出すことで、後続の自動搬送台車10は先行する台車と自己との時間間隔を知ることができる。なお、この時間間隔による制御については後述する。
このような自動搬送台車10では、単に搬送するだけでなく、搭載物の積み下ろし処理が行われる。これらは自動もしくは手動で行われるので、必要な処理時間を確保して順序よく自動搬送台車10が運行されることが望ましい。ここでは、敷地内のエリアごとに、適正な速度を設定し、それらの適正速度データ・領域データをRFID20から読み出して、エリアごとの速度制御を行っている。
例えば、図2で示すように人や障害物などが存在しない台車専用走行区間と、作業車や人が作業する作業区間周辺などで、台車の走行速度を明確に変えることができ、それも台車が中央からの指示無しに自己の動作に反映している。
しかしながら、この速度制御は先行する自動搬送台車を考慮した制御ではなく、このままでは渋滞を引き起こすおそれもある。そこで、RFID20から読み出した先行台車通過時刻を用いて、先行する自動搬送台車10を考慮した速度制御を行う。まず、自己のタイマー装置(図示せず)から現在時刻を読み出し、この現在時刻から先行台車通過時刻を引いて差分時間を算出する。
そして、自動搬送台車10は、搬送路30に沿って走行し、搬送路30に敷設されたRFID20上を順次通過していく都度、差分時間を算出していく。
この差分時間を用いて速度制御を行う。例えば、差分時間が減少していくならば、駆動装置7・モータ8を制御して、後輪(駆動輪)9の回転速度を落とすように制御する。すると差分時間が増加して、先行する自動搬送台車10に近づかないようにすることができる。
同様に、差分時間が増加していくならば、駆動装置7・モータ8を制御して、後輪(駆動輪)9の回転速度を大きくするように制御する。すると差分時間が減少して、先行する自動搬送台車10から遠ざからないようにすることができる。
このようにして差分時間が増減することなく一定となるように制御すれば、先行する自動搬送台車10との距離を一定にすることができる。
このように、自動搬送台車10の台車制御装置1は、RFID20のメモリ24に登録された適正速度データにより速度制御を行い、さらに先行する自動搬送台車10との間に一定の時間間隔をおいてから進行するような移動制御プログラムを登録しておけば、図示しない中央の監視制御装置からの制御を不要として、自律して待ち合わせるような移動制御を行うことができる。
続いて、第2発明の最良の形態の自動搬送台車および搬送システムについて一括して説明する。図6は本形態の自動搬送台車の構成図である。
この自動搬送台車10’は、前方底面と後方底面との二箇所にRFID読み書き装置3およびRFIDアンテナ4を配置している。なお、各部構成は先に図1を用いて説明した構成と同じであり、同じ符号を付するとともに重複する説明を省略している。
本形態では、RFID読み書き装置3とRFIDアンテナ4とによる系統を二系統設け、一方は先行する自動搬送台車によりRFIDに書き込まれた先行台車通過時刻データを読み出す読み出し系統とし、他方は自己の通過時刻を先行台車通過時刻データをRFIDに書き込む書き込み系統とするものである。本形態では読み出し系統を自動搬送台車の進行方向の前側に設置し、書き込み系統を自動搬送台車の進行方向の後側に設置する。
このように前後方に2つのRFIDアンテナ4を配置し、前方のRFIDアンテナ4で読み出し動作を行って台車制御装置1が速度制御を行い、自動搬送台車10’が移動して、後方のRFIDアンテナ4が、同じRFID20の上方に位置した場合に書き込み動作を行う。このような自動搬送台車10’では読み出し動作と書き込み動作とを時間をずらして行えるため、自動搬送台車10’の速度を上昇させることができる。
以上、本発明について概略説明した。本発明では自動搬送台車10,10’がRFID読み書き装置3・台車制御装置1とを搭載したため、中央制御装置からの通信無しに、自己の位置情報、その区間の適正速度、進行方向などを知り、自律した走行制御を実現することができる。
また、RFID20のメモリ24が登録する読み出し情報・書き込み情報は、自動搬送台車10,10’台車とは別に用意された読み取り/書き込み装置(図示せず)によっても読み出し・書き込みが容易に行うことができる。このため、運行中のメンテナンス・試験なども容易に行える。特に、既存の工場設備などにおいて、例えば床面の掘削工事や、無線、有線通信設備の敷設などの必要がないため、自動搬送台車による搬送システムを導入する際の初期投資を小さく抑えることが可能となる。
また、RFIDによる通信システムは、通常の無線通信システムに比べ、比較的安価に製造することができる。また、台車本体の自律性を高めることによって、中央制御装置に処理負荷、移動制御プログラム容量などを低く抑えることができ、自動搬送台車および搬送システム全体のコストダウンにつながる。
第1発明を実施するための最良の形態の自動搬送台車の構成図である。 搬送路およびRFIDの配置図である。 第1発明を実施するための最良の形態の自動搬送台車の一部構成図である。 RFIDの構成図である。 RFIDのメモリに記憶される情報の説明図である。 第2発明を実施するための最良の形態の自動搬送台車の構成図である。
符号の説明
1:台車制御装置
2:センサ
3:RFID読み書き装置
4:RFIDアンテナ
5:台車操舵装置
6:前輪
7:駆動装置
8:モータ
9:後輪
10,10’:自動搬送台車
20:RFID
21:RFIDアンテナ
22:電源回路
23:RFID読み書き装置
24:メモリ
30:搬送路

Claims (5)

  1. 複数のRFIDが並べて設けられた搬送路を自律的に移動する自動搬送台車であって、
    台車制御装置と、
    台車制御装置と通信信号を送受信するRFID読み書き装置と、
    RFID読み書き装置と無線信号を送受信し、また、RFIDと電波を送受信するRFIDアンテナと、
    台車制御装置から送信される操舵制御信号により操舵力を出力する台車操舵装置と、
    台車操舵装置から出力される操舵力により操舵される操舵輪と、
    台車制御装置から送信される駆動制御信号により駆動信号を送信する駆動装置と、
    駆動装置から送信される駆動信号により駆動力を出力するモータと、
    モータから出力される駆動力により駆動される駆動輪と、
    を備え、
    台車制御装置は、
    先行する自動搬送台車によりRFIDに書き込まれた先行台車通過時刻データを読み出す読み出し手段と、
    自己の通過時刻を先行台車通過時刻データとしてRFIDに書き込む書き込み手段と、
    先行台車通過時刻データの時刻と自己の通過時刻とにより差分時間を算出する算出手段と、
    算出した差分時間に基づいて運行制御を行う制御手段と、
    して機能し、自律的な運行を行うことを特徴とする自動搬送台車。
  2. 請求項1に記載された自動搬送台車において、
    運行制御は、先行する自動搬送台車と後行する自動搬送台車との差分時間を一定とする速度制御であって、先行する自動搬送台車と一定距離を保つことを特徴とする自動搬送台車。
  3. 請求項1または請求項2に記載された自動搬送台車において、
    RFID読み書き装置とRFIDアンテナとによる系統を二系統設け、
    一方は先行する自動搬送台車によりRFIDに書き込まれた先行台車通過時刻データを読み出す読み出し系統とし、他方は自己の通過時刻を先行台車通過時刻データとしてRFIDに書き込む書き込み系統とすることを特徴とする自動搬送台車。
  4. 請求項3に記載された自動搬送台車において、
    読み出し系統を自動搬送台車の進行方向の前側に設置し、書き込み系統を自動搬送台車の進行方向の後側に設置することを特徴とする自動搬送台車。
  5. 所定経路となる搬送路と、
    搬送路に沿って並べて設けられた複数のRFIDと、
    この搬送路を自律的に移動する請求項1〜請求項4の何れか一項の複数の自動搬送台車と、
    を備える搬送システムであって、
    自動搬送台車は、
    先行している自動搬送台車によりRFIDに書き込まれた先行台車通過時刻データを読み出し、
    自己の通過時刻を先行台車通過時刻データとしてRFIDに書き込み、
    先行台車通過時刻データの時刻と自己の通過時刻とにより差分時間を算出し、
    算出した差分時間に基づいて運行制御を自律して行うことにより、複数の自動搬送台車が一定距離を保つことを特徴とする搬送システム。
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