JP2005147608A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯タンク内部を任意の目標湯温に沸き上げることができるヒートポンプ給湯装置を提供すること。
【解決手段】圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプ回路を有したヒートポンプ給湯装置であって、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度を検出する吐出冷媒温度検出手段と、前記給湯用熱交換器で熱交換された後の目標出湯温度を設定する目標出湯温度設定手段と、前記目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度に応じて前記圧縮機から冷媒が吐出された後の目標吐出冷媒温度を決定する目標吐出冷媒温度決定手段を備えたことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプ回路を有し、圧縮機の吐出冷媒温度が目標値になるように膨張弁開度を制御するヒートポンプ給湯装置に関する。
従来から圧縮機の吐出冷媒温度が目標値になるように膨張弁開度を制御するヒートポンプ給湯装置が提案されている。
そして、外気温度によって変わる給湯能力と給湯負荷をマッチングさせるために、外気温度に応じて圧縮機の吐出冷媒温度の目標値を決定し、吐出冷媒温度が目標値になるように膨張弁制御を行うことが提案されている(例えば、特許文献1)。
外気温度が高い場合に吐出冷媒温度の目標値を下げることで、増大した給湯能力と低下した給湯負荷をマッチングさせることができ、また外気温度が低い場合に吐出冷媒温度の目標値を上げることで、低下した給湯能力と増大した給湯負荷をマッチングさせることができる。
特開2001−74262号公報(請求項1)
ヒートポンプ給湯装置は安価な夜間電力を使って一日に使用する湯量を確実にタンク内に貯湯する必要がある。
しかし、一日に使用する湯量は使用者によってバラバラであり、一日に使用する湯量に合わせて貯湯タンク内部の湯温を調整する必要がある。
また、外気温度によって吐出冷媒温度の目標値を決定し、給湯能力と給湯負荷をマッチングさせるものではあるが、貯湯タンク内部を任意の目標湯温にするための制御ではない。
本発明は、貯湯タンク内部を任意の目標湯温に沸き上げることができるヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプ回路を有したヒートポンプ給湯装置であって、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度を検出する吐出冷媒温度検出手段と、前記給湯用熱交換器で熱交換された後の目標出湯温度を設定する目標出湯温度設定手段と、前記目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度に応じて前記圧縮機から冷媒が吐出された後の目標吐出冷媒温度を設定する目標吐出冷媒温度決定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のヒートポンプ給湯装置は、前記目標吐出冷媒温度決定手段において、前記目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度に目標出湯温度毎に定めた補正温度を加算して目標吐出冷媒温度を決定することを特徴とする。
また、本発明のヒートポンプ給湯装置は、前記補正温度を前記目標出湯温度が高い場合に大きな値に決定し、前記目標出湯温度が低い場合に小さな値に決定することを特徴とする。
また、本発明のヒートポンプ給湯装置は、前記給湯用熱交換器に供給される入水温度を検出する入水温度検出手段を有し、前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度と前記入水温度検出手段によって検出された入水温度に応じて前記目標吐出冷媒温度を決定することを特徴とする。
また、本発明のヒートポンプ給湯装置は、前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記入水温度が第1の設定温度以上で第2の設定温度未満の場合に前記目標出湯温度に応じて目標吐出冷媒温度を決定することを特徴とする。
また、本発明のヒートポンプ給湯装置は、前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記入水温度が第1の設定温度未満の場合に前記目標吐出冷媒温度を上昇させることを特徴とする。
また、本発明のヒートポンプ給湯装置は、前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記入水温度が第2の設定温度以上の場合に、前記目標吐出冷媒温度を低下させることを特徴とする。
本発明のヒートポンプ給湯装置は、目標出湯温度に合わせた最適な目標吐出冷媒温度を決定することができ、貯湯タンク内部を任意の目標湯温に沸き上げることができる。
第1の発明は、圧縮機から吐出される冷媒の温度を検出する吐出冷媒温度検出手段と、給湯用熱交換器で熱交換された後の目標出湯温度を設定する目標出湯温度設定手段と、目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度に応じて圧縮機から冷媒が吐出された後の目標吐出冷媒温度を設定する目標吐出冷媒温度決定手段とを備えることにより、目標出湯温度から目標吐出冷媒温度を決定するため、貯湯タンク内部を任意の目標湯温に沸き上げることができ、安価な夜間電力を使って、使用者ごとに異なる一日の必要湯量を確実にタンク内に貯湯することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のヒートポンプ給湯装置を、目標吐出冷媒温度決定手段において、目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度に目標出湯温度毎に定めた補正温度を加算して目標吐出冷媒温度を決定することにより、目標出湯温度から目標吐出冷媒温度を決定する際のデータ量を減らすことができ、安価な制御装置を使用することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明のヒートポンプ給湯装置を、補正温度を目標出湯温度が高い場合に大きな値に決定し、目標出湯温度が低い場合に小さな値に決定することにより、出湯温度を目標出湯温度に沸き上げるのに必要な熱量を確実に与えることができる。
第4の発明は、特に第1の発明のヒートポンプ給湯装置を、給湯用熱交換器に供給される入水温度を検出する入水温度検出手段を有し、目標吐出冷媒温度決定手段で、目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度と入水温度検出手段によって検出された入水温度に応じて目標吐出冷媒温度を決定することにより、目標出湯温度から決定される目標吐出冷媒温度を入水負荷に応じて補正することができ、貯湯タンク内部を任意の目標湯温により一層確実に沸き上げることができる。
第5の発明は、特に、第6の発明のヒートポンプ給湯装置を、目標吐出冷媒温度決定手段で、入水温度が第1の設定温度以上で第2の設定温度未満の場合に目標出湯温度に応じて目標吐出冷媒温度を決定することにより、給湯能力不足や高圧の異常過昇を生じない範囲の入水温度であれば、目標出湯温度に応じて目標吐出冷媒温度を決定するため、目標出湯温度に応じた最適な目標吐出冷媒温度を決定することができる。
第6の発明は、特に、第5の発明のヒートポンプ給湯装置を、目標吐出冷媒温度決定手段で、入水温度が第1の設定温度未満の場合に目標吐出冷媒温度を上昇させることにより、入水温度が低すぎる場合には、目標吐出冷媒温度を上昇させて能力不足を補い、貯湯タンク内部を任意の目標湯温により一層確実に沸き上げることができる。
第7の発明は、特に、第5の発明のヒートポンプ給湯装置を、目標吐出冷媒温度決定手段で、入水温度が第2の設定温度以上の場合に、目標吐出冷媒温度を低下させることにより、入水温度が高い場合には、目標吐出冷媒温度を低下させることで、高圧の異常過昇を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の回路構成図である。
まず、本実施例によるヒートポンプ給湯装置のヒートポンプ回路について説明する。
本実施例によるヒートポンプ回路10は、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することが好ましい。
ヒートポンプ回路10は、圧縮機11、給湯用熱交換器12、メイン膨張弁13A、キャピラリーチューブ13B、及び蒸発器14を順に配管で接続して構成されている。ヒートポンプ回路10には、圧縮機11の温度を検出する温度センサ10A、圧縮機11からの吐出冷媒温度を検出する温度センサ(吐出冷媒温度検出手段)10B、圧縮機11からの吐出冷媒圧力を検出する圧力センサ10C、蒸発器14の吸入空気を検出する温度センサ10Dを備えている。ここで、温度センサ10Aは圧縮機の起動の制御方法決定するための温度の検出を、圧力センサ10Cは圧縮機11又はヒートポンプ回路10の冷媒抜け等の異常検出を行う。
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の貯湯回路について説明する。
貯湯タンク20の底部配管21は、減圧弁31を介して水道管等の水供給配管32に接続されている。また貯湯タンク20の底部配管22は、循環ポンプ23を介して給湯用熱交換器12の水用配管12Aの流入側と接続されている。また、貯湯タンク20の上部循環用配管24は、水用配管12Aの流出側と接続されている。なお、本実施例による貯湯タンク20は、積層式の貯湯タンクであり、タンク内での撹拌が防止され、上部に高温水が底部に低温水が蓄積されるように構成されている。
一方、貯湯タンク20の上部出湯用配管33は、混合弁34に接続されている。また、貯湯タンク20の底部配管21から分岐させた出水用配管35は、混合弁34に接続されている。混合弁34の流出側の出湯回路は、キッチン、又は洗面所等の給湯用の蛇口36
に接続されている。この出湯回路には、出湯量を検出する流量センサ30A、出湯温度を検出する温度センサ30Bを備えている。
なお、貯湯タンク20には、貯湯タンク20内の湯量を検出するための複数の温度センサ20A、20B、20Cが設けられている。また、水用配管12Aの流入側配管には、貯湯タンク20の底部配管22から導出される入水温度を検出する温度センサ(入水温度検出手段)20Dが設けられている。また、上部循環用配管24には、水用配管12Aから導出される出湯温度を検出する温度センサ20Eが設けられている。
以下、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の貯湯運転動作について説明する。
時刻が所定時刻になるか、または、貯湯タンク20内の温度センサ20A、20B、20Cによって、貯湯タンク20内の湯量が所定量以下となったことを検出すると、ヒートポンプ回路10を動作させて貯湯運転を開始する。
ヒートポンプ回路10では、圧縮機11で圧縮された冷媒は、給湯用熱交換器12で放熱し、メイン膨張弁13A及びキャピラリーチューブ13Bで減圧された後、蒸発器14にて吸熱し、ガス状態で圧縮機11に吸入される。
一方、循環ポンプ23の運転により、貯湯タンク20内の水は、底部配管22を通って水用配管12Aに導かれ、水用配管12Aで加熱された温水は、上部循環用配管24を通って貯湯タンク20に戻される。
圧縮機11での能力制御及び膨張弁13での開度制御は、温度センサ10Bで検出される冷媒吐出冷媒温度が、あらかじめ設定された温度を維持するように制御される。
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の貯湯運転時の膨張弁制御について図2から図4を用いて説明する。
圧縮機11の起動から所定の時間は、起動時に設定した起動時膨張弁開度にて運転を行う。起動時膨張弁開度にて所定時間運転した後には、圧縮機11からの吐出冷媒温度が所定の温度を維持するような通常運転モードに切り換える。なお、圧縮機11の運転開始から通常運転モードに切り換えるまでは、膨張弁開度を段階的に上昇させる起動制御を行う。
まず、通常運転モードでの膨張弁開度制御機能を、図2を用いて説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の通常運転モードでの膨張弁開度制御機能を示すブロック図である。
膨張弁開度決定手段40は、補正温度設定手段41と目標吐出冷媒温度上限設定手段42と入水負荷設定手段43を有している。補正温度設定手段41では、あらかじめ基準となる補正温度を、目標出湯温度設定手段20Rによって設定される目標出湯温度毎に設定している。目標出湯温度が高い場合は目標出湯温度が低い場合に比べて補正温度を高く設定することが望ましいが、目標出湯温度に依らず補正温度を一定としてもよい。ここで、目標出湯温度とはリモコンなどにより設定される一日の使用予定湯量設定値と温度センサ10Dで検出される外気温度によって決まる出湯温度の目標値である。目標出湯温度は使用予定湯量が少なめと設定された場合は外気温度に依らず一定の低い値にすることができる。使用予定湯量が多めの場合は目標出湯温度を高く設定するが、外気温度が非常に高く過負荷の場合は外気温度が低い場合に比べて目標出湯温度を低く設定する。目標吐出冷媒温度上限設定手段42では、目標出湯温度設定手段20Rによって設定された目標出湯温
度に補正温度設定手段41によって設定された補正温度を加算したものがあらかじめ設定されている目標吐出冷媒温度上限値よりも高いかどうかを判断して、高い場合には基本目標吐出冷媒温度を目標吐出冷媒温度上限値とし、低い場合には加算した値を基本目標吐出冷媒温度としている。入水負荷設定手段43では、入水温度によって複数の区間に区分し、それぞれの区分において増減する目標吐出冷媒温度の修正量を設定している。例えば、この入水負荷設定手段43では、第1の設定温度と第2の設定温度を設け、第1の設定温度と第2の設定温度の間を標準温度として、入水温度が標準温度の場合には基本目標吐出冷媒温度に変更を加えず、第1の設定温度より低い温度では低負荷温度として基本目標吐出冷媒温度を増加させ、第2の設定温度より高い温度では高負荷温度として基本目標吐出冷媒温度を減少させるように設定している。
また、膨張弁開度決定手段40は、基本目標吐出冷媒温度決定手段44と入水負荷決定手段45と目標吐出冷媒温度決定手段46と膨張弁開度操作量決定手段47とを有している。
基本目標吐出冷媒温度決定手段44では、目標出湯温度設定手段20Rによって設定された目標出湯温度と補正温度設定手段41によって設定される補正温度と目標吐出冷媒温度上限設定手段42で設定している判断式から基本目標吐出冷媒温度を決定する。入水負荷決定手段45では、温度センサ(入水温度検出手段)20Dで検出した入水温度と入水負荷設定手段43で設定しているテーブルから入水負荷を決定する。
目標吐出冷媒温度決定手段46では、基本目標吐出冷媒温度決定手段44と入水負荷決定手段45によって目標吐出冷媒温度を決定する。
膨張弁開度操作量決定手段47では、温度センサ(吐出冷媒温度検出手段)10Bで検出した吐出冷媒温度と目標吐出冷媒温度決定手段46で決定した目標吐出冷媒温度との差から膨張弁開度操作量を決定する。この膨張弁開度操作量決定手段47で決定された膨張弁開度操作量によって膨張弁開度制御手段48がメイン膨張弁13Aを制御する。
図3は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の通常運転モードでの膨張弁開度操作量決定の流れを示すフローチャートである。
運転開始時には、まず目標出湯温度信号を受信するとともに、温度センサ(入水温度検出手段)20Dで入水温度を、温度センサ(吐出冷媒温度検出手段)10Bで吐出冷媒温度を、それぞれ検出する。
まずステップ1にて、受信した目標出湯温度信号に基づいて補正温度を決定し、ステップ2にて、目標出湯温度に補正温度を加算したものが目標吐出冷媒温度上限値よりも高いかどうかを判断し、低い場合(ステップ3)には、目標出湯温度に補正温度を加算したものを基本目標吐出冷媒温度とし、高い場合(ステップ4)には、目標吐出冷媒温度上限値を基本目標吐出冷媒温度とする。入水温度が第1の設定温度よりも低い場合(ステップ5)には、基本目標吐出冷媒温度を上昇させるように修正を行う(ステップ7)。また、入水温度が第2の設定温度よりも高い場合(ステップ6)には、基本目標吐出冷媒温度を低下させるように修正を行う(ステップ9)。
以上のようにして、通常運転モードの目標吐出冷媒温度が決定され(ステップ8)、吐出冷媒温度と目標吐出冷媒温度との差から膨張弁開度操作量が決定される(ステップ10)。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の通常運転モードで
の目標吐出冷媒温度を示すグラフである。
図4に示すように、入水温度が第1の設定温度と第2の設定温度との間の標準領域にある場合には、基本的には目標出湯温度によって目標吐出冷媒温度が決定される。しかし、入水温度が第1の設定温度より低い低負荷領域では、入水温度の低下に応じて目標吐出冷媒温度を増加させるため、目標出湯温度と入水温度によって目標吐出冷媒温度が決定される。また、入水温度が第2の設定温度より高い高負荷領域では、入水温度の上昇に応じて目標吐出冷媒温度を低下させるため、目標出湯温度と入水温度によって目標吐出冷媒温度が決定される。
なお、本実施の形態では、貯湯タンクを有する場合で説明したが、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯する瞬間湯沸かし式のヒートポンプ給湯装置であってもよい。
以上のように、本発明は、ヒートポンプ給湯装置における貯湯タンクの沸き上げ運転の他、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯する瞬間湯沸かし運転にも適用でき、また本発明のヒートポンプ給湯装置は、給湯機能の他に、例えば、浴槽給湯機能、暖房機能、乾燥機能を有する装置にも適している。
本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の回路構成図 本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の通常運転モードでの膨張弁開度制御機能を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の通常運転モードでの膨張弁開度操作量決定の流れを示すフローチャート 本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の通常運転モードでの目標吐出冷媒温度を示すグラフ
符号の説明
10 ヒートポンプ回路
10B 温度センサ(吐出冷媒温度検出手段)
11 圧縮機
12 給湯用熱交換器
13A メイン膨張弁
14 蒸発器
20 貯湯タンク
20D 温度センサ(入水温度検出手段)
22 底部配管
24 上部循環用配管

Claims (7)

  1. 圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、及び蒸発器を配管で接続したヒートポンプ回路を有したヒートポンプ給湯装置であって、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度を検出する吐出冷媒温度検出手段と、前記給湯用熱交換器で熱交換された後の目標出湯温度を設定する目標出湯温度設定手段と、前記目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度に応じて前記圧縮機から冷媒が吐出された後の吐出冷媒温度を決定する目標吐出冷媒温度決定手段を備えたことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 前記目標吐出冷媒温度決定手段において、前記目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度に目標出湯温度毎に定めた補正温度を加算して目標吐出冷媒温度を決定することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 前記補正温度を前記目標出湯温度が高い場合に大きな値に決定し、前記目標出湯温度が低い場合に小さな値に決定することを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 前記給湯用熱交換器に供給される入水温度を検出する入水温度検出手段を有し、前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記目標出湯温度設定手段によって設定された目標出湯温度と前記入水温度検出手段によって検出された入水温度に応じて前記目標吐出冷媒温度を決定することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記入水温度が第1の設定温度以上で第2の設定温度未満の場合に前記目標出湯温度に応じて目標吐出冷媒温度を決定することを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプ給湯装置。
  6. 前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記入水温度が第1の設定温度未満の場合に前記目標吐出冷媒温度を上昇させることを特徴とする請求項5に記載のヒートポンプ給湯装置。
  7. 前記目標吐出冷媒温度決定手段で、前記入水温度が第2の設定温度以上の場合に、前記目標吐出冷媒温度を低下させることを特徴とする請求項5に記載のヒートポンプ給湯装置。
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