JP2005146504A - フルカラーゴブラン織物及びその製織方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明ゴブラン織物は、表色系の中から一つの表色系を選択し、色相差が等間隔となるように選択した少なくとも6色を表す色糸と、白糸、黒糸との少なくとも8本を一単位として整経した経糸と、白糸、黒糸及び押え糸とを一単位として少なくとも3本の緯糸とを製織の一単位とした組織からなるゴブラン織物である。一単位組織の縦及び横の長さは0.4〜2mmの大きさであり、一単位の経糸及び緯糸のうち、所定の色を並置混色により表すのに必要な糸を、平織の変化組織で表面組織に、残りの糸を裏面組織に製織することにより、多種類の色を並置混色により表すようにする。
【選択図】図12
Description
(1)従来のゴブラン織は、比較的多くの色彩を表現しようとしてジャカード機に仕掛た場合でも6重たて迄であり、機仕掛けの色彩表現能力に限界があり、例えば、たて糸で色相を表現する場合、たて糸が多くても6色程度でよこ糸が3色程度までであり、これにより表現できる色相は多くても10数色となるのが一般的であり、フルカラー表現が困難であった。又、主によこ糸で色相を表現する織物(よこ出し方式)では、疑似的な多色使いの織物を製織できるものの、一単位に使用できるよこ糸数に織物としての制限があり、つまり常時使用できるよこ糸数は3色程度でないと織物組織を形成できず、織機のよこ糸挿入機構的に12色まで使用できても、決して自由自在には使用できないため、織物の任意のブロックに自由に色を表現することができず、たて糸で表現する場合と同様フルカラー表現が困難であった。
1)使用糸デ−タの入力たて糸・よこ糸使用糸の色情報、及び太さを入力する。この入力方法には、(a)CCDカメラ、デジタルカメラ、イメ−ジスキャナ−等を使用して糸の色デ−タを入力する方法、(b)糸のデ−タを測色機等で測色し、デザインシステムに入力する方法等がある。
2)フルカラ−ゴブラン織物単位図の設定単位図のレイアウトを設定し、システムに登録する。織物表面の単位図における、たて糸・よこ糸・押さえ糸・間隙それぞれの形状・面積を反映する。
3)ソフトウェア−による升見本デ−タの計算及び登録使用する糸のデ−タ及び単位図のレイアウトから並置混色による合成色(升見本デ−タ)を計算で導いて、システムに登録する。ここで、たて糸及びよこ糸で表現したもので、実際に織物にしようできるものすべてを、それぞれを組織で作成する場合の組織デ−タと対応させて登録する。
4)織物デザイン画の編集フルカラ−ゴブラン織物用のデザイン画に編集する。実際の織物にできるだけ近い色で表現し、色数をまとめる。
5)ソフトウェア−による色の選定デザイン画に使用している各色に、最も近い升見本デ−タを選定する。
6)製織デ−タの作成選定した升見本デ−タに付属の組織デ−タを利用して、製織デ−タを作成する。
ここで、1)〜3)は一度行えば以後は登録デ−タを利用できる。4)〜6)は新しい織物設計する度に行うが、設計者が行うのは4)のみの作業となる。
2 白のよこ糸
3 黒のよこ糸
4 黄のよこ糸
5 青緑のよこ糸
6 紫のよこ糸
Claims (6)
- 色を定量的に表示して体系化した表色系の中から一つの表色系を選択し、その表色系において色相差が等間隔となるように選択した少なくとも6色をそれぞれ表す色糸と、白糸、黒糸との少なくとも8本を一単位として整経した経糸と、白糸、黒糸及び押え糸とを一単位として所定の順番で緯入れされる少なくとも3本の緯糸とを製織の一単位とした組織からなるゴブラン織物であって、一単位組織の縦及び横の長さは0.4〜2mmの大きさであり、一単位の経糸及び緯糸のうち、所定の色を並置混色により表すのに必要な糸を、平織の変化組織で表面組織に、残りの糸を裏面組織に製織することにより、一単位組織において多種類の色を並置混色により表すようにするとともに、複数の色と、これらの色をそれぞれ並置混色により表す複数の組織図とを対応付けた升見本により、使用柄の特定部位の色に対応する色を表す組織図を割り出して製織データを作成し、該製織データに従って製織することにより、多色の柄を表現できるようにしたことを特徴とするゴブラン織物。
- 色を定量的に表示して体系化した表色系の中から一つの表色系を選択し、その表色系において色相差が等間隔となるように選択した3色から5色までをそれぞれ表す色糸と、白糸、黒糸との5本から7本までの色糸を一単位として整経した経糸と、同様に選択した少なくとも3色をそれぞれ表す色糸と、白糸、黒糸及び押え糸と含めて一単位として所定の順番で緯入れされる少なくとも6本の緯糸とを製織の一単位とした組織からなるゴブラン織物であって、一単位組織の縦及び横の長さは0.4〜2mmの大きさであり、一単位の経糸及び緯糸のうち、所定の色を並置混色により表すのに必要な糸を、平織の変化組織で表面組織に、残りの糸を裏面組織に製織することにより、一単位組織において多種類の色を並置混色により表すようにするとともに、複数の色と、これらの色をそれぞれ並置混色により表す複数の組織図とを対応付けた升見本により、使用柄の特定部位の色に対応する色を表す組織図を割り出して製織データを作成し、該製織データに従って製織することにより、多色の柄を表現できるようにしたことを特徴とするゴブラン織物。
- 表色系にLab表色系を用いた請求項1または2記載のゴブラン織物。
- 色を定量的に表示して体系化した表色系の中から一つの表色系を選択し、その表色系において色相差が等間隔となるように選択した少なくとも6色をそれぞれ表す色糸と、白糸、黒糸との少なくとも8本を一単位として整経した経糸と、白糸、黒糸及び押え糸とを一単位として所定の順番で緯入れされる少なくとも3本の緯糸とを製織の一単位として製織するゴブラン織物の製造方法であって、一単位組織の縦及び横の長さを0.4〜2mmの大きさとして、一単位の経糸及び緯糸のうち、所定の色を並置混色により表すのに必要な糸を、平織の変化組織で表面組織に、残りの糸を裏面組織に製織することにより、一単位組織において多種類の色を並置混色により表すようにするとともに、複数の色と、これらの色をそれぞれ並置混色により表す複数の組織図とを対応付けた升見本により、使用柄の特定部位の色に対応する色を表す組織図を割り出して製織データを作成し、該製織データに従って製織することにより、多色の柄を表現できるようにしたことを特徴とするゴブラン織物の製織方法。
- 色を定量的に表示して体系化した表色系の中から一つの表色系を選択し、その表色系において色相差が等間隔となるように選択した3色から5色までをそれぞれ表す色糸と、白糸、黒糸との5本から7本までの色糸を一単位として整経した経糸と、同様に選択した少なくとも3色をそれぞれ表す色糸と、白糸、黒糸及び押え糸とを含めて一単位として所定の順番で緯入れされる少なくとも6本の緯糸とを製織の一単位として製織するゴブラン織物の製織方法であって、一単位組織の縦及び横の長さは0.4〜2mmの大きさとして、一単位の経糸及び緯糸のうち、所定の色を並置混色により表すのに必要な糸を、平織の変化組織で表面組織に、残りの糸を裏面組織に製織することにより、一単位組織において多種類の色を並置混色により表すようにするとともに、複数の色と、これらの色をそれぞれ並置混色により表す複数の組織図とを対応付けた升見本により、使用柄の特定部位の色に対応する色を表す組織図を割り出して製織データを作成し、該製織データに従って製織することにより、多色の柄を表現できるようにしたことを特徴とするゴブラン織物の製織方法。
- 表色系にLab表色系を用いた請求項4または5記載のゴブラン織物の製織方法。
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JP2004377423A JP2005146504A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | フルカラーゴブラン織物及びその製織方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174065A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-08-06 | Yamanashi Prefecture | ジャカード織物の製造方法 |
CN103526387A (zh) * | 2013-07-24 | 2014-01-22 | 临安盛昌织造有限公司 | 棉织工艺画的织造工艺 |
CN103526432A (zh) * | 2013-07-24 | 2014-01-22 | 临安盛昌织造有限公司 | 仿十字绣织锦工艺画的织造工艺 |
CN103526429A (zh) * | 2013-07-24 | 2014-01-22 | 临安盛昌织造有限公司 | 金银丝线工艺画的织造工艺 |
-
2004
- 2004-12-27 JP JP2004377423A patent/JP2005146504A/ja active Pending
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CN103526387A (zh) * | 2013-07-24 | 2014-01-22 | 临安盛昌织造有限公司 | 棉织工艺画的织造工艺 |
CN103526432A (zh) * | 2013-07-24 | 2014-01-22 | 临安盛昌织造有限公司 | 仿十字绣织锦工艺画的织造工艺 |
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