JP2005145679A - Multiple stacking device of box-like workpiece - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、段ボール箱等の包装箱に箱状ワークを上下数段又は上下数段に段積みしたものを左右数列まとめて箱詰めする箱状ワークの自動梱包ラインにおいて、箱状ワークを上下方向に任意段数積み重ねる作業を担当する箱状ワークの段積み装置に関する。 The present invention relates to an automatic packaging line for box-shaped workpieces in which box-shaped workpieces stacked in several upper and lower stages or several upper and lower stages are packed in a packaging box such as a cardboard box, and the box-shaped workpieces are vertically moved. The present invention relates to a stacking apparatus for box-shaped workpieces in charge of stacking an arbitrary number of stages.
小売段階以前の流通過程におかれる箱状ワーク(立方体又は直方体形状の被加工物や製品、包装物品等の物品いう。以下同じ)は、サイズや価格等によって取扱い易い個数を1包装とした取引単位で流通する。そして1個の包装箱に取引単位をなす多数個の箱状ワークを包装する場合、一般には、最小限の容積の包装箱を利用することができるように、被包装物である多数個の箱状ワークの上下左右方向の配列が考慮される。箱状ワークの段積み装置は、この上下左右方向の配列のうちの上下方向の配列、すなわち、上下方向の段積み操作を機械的に実現するものである。 Box-shaped workpieces (referred to as cubes or rectangular parallelepiped workpieces, products, packaging articles, etc .; the same shall apply hereinafter) in the distribution process prior to the retail stage are handled as a single package that is easy to handle depending on size, price, etc. Distributes in units. When packaging a large number of box-shaped workpieces that constitute a transaction unit in a single packaging box, in general, a large number of boxes that are packaged items can be used so that a packaging box with a minimum volume can be used. The vertical and horizontal arrangements of the workpieces are considered. The box-shaped workpiece stacking apparatus mechanically realizes the vertical alignment of the vertical and horizontal alignments, that is, the vertical stacking operation.
箱状ワークの段積み装置としては、それぞれ一定間隔を保って取り付けてなる多数のエプロンを備え、上下方向に同期して循環駆動する1対の搬送チェーンを並設し、1対の搬送チェーンの対応する位置のエプロン上に、そのエプロンを下降させながら順次に箱状ワークを供給するようにした段積み装置が本願出願人によって既に提案されている(特許文献1)。 The box-shaped workpiece stacking device includes a large number of aprons that are attached at regular intervals, and is provided with a pair of conveyance chains that circulate in synchronization with the vertical direction. The applicant of the present invention has already proposed a stacking apparatus in which box-shaped workpieces are sequentially supplied onto aprons at corresponding positions while lowering the apron (Patent Document 1).
この段積み装置は、図11に示すように、上下方向に所定長さの各搬送チェーンCHにおけるエプロン41が搬送チェーンCHの走行方向に対して直交する方向、つまり、搬送チェーンCHが上下方向に向いた時に水平姿勢となるように取り付けられ、各搬送チェーンCHにおける複数のエプロン41は、取り扱うことが予定されている物品Bのサイズと、物品の積み重ね段数(5個の箱状ワークによる5段)に応じて設定される等間隔を保って配設されている。また、各搬送チェーンCHは左右1対配されているが、1対の搬送チェーンCHにおいて対応する位置のエプロン41は、同一の上下位置において一直線上に向かい合う姿勢を保ち、その状態を維持して下降する。
As shown in FIG. 11, in this stacking apparatus, the
段積みされる物品B(B1,B2,B3,B4,B5)は、向かい合う姿勢を維持しつつ下降する各1対のエプロン41ごとに所定の供給位置において、段積みする所定個数ごとに供給装置20,30から連続的に供給される。すなわち、向かい合う各1対のエプロン41は、下降動作しながら順次に受け取った物品Bの上に次の物品Bを受け取ることによって上下方向の段積み作業を実行する。また、1対の搬送チェーンCHにおいて各々向かい合う姿勢をとって上下に位置する複数対のエプロン41間における物品Bの供給タイミングは、連続的ではなく段積み個数ごとに間欠的に供給される。例えば、1対のエプロン41に対して5個の物品B(B1,B2,B3,B4,B5)が連続して供給されると、物品Bの供給は一旦停止され、その後、次順位の1対のエプロン41が所定の供給位置に到来するのを待って次の5個の物品B(B1,B2,B3,B4,B5)が連続して供給される。
Articles B (B1, B2, B3, B4, B5) to be stacked are supplied for each predetermined number of
段積みが完了した物品B,B…は、プッシャ装置50によって段積み完了順にエプロン41から押し出される。プッシャ装置50は、プッシャ板51を側方に向けて往復運動させることを動作内容とする装置である。プッシャ装置50は、物品Bを積載して下降するエプロン41がプッシャ装置50の前面を通過するタイミングにおいて、エプロン41との干渉を避けながらエプロン41に搭載された物品Bのみをプッシャ板51を介して突き出すように作動する。複数のエプロン41の上下間隔は、作動したプッシャ板51が原位置に復帰し、次順位のエプロン41に対し同様に排出動作を反復することができる間隔として設定されている。
The articles B, B... That have been stacked are pushed out from the
上記従来の多段積み装置102においては、1対のエプロン41上において段積みが完了した物品B,B…の排出は、往復運動を動作内容とするプッシャ装置50が実行している。そして、作動したプッシャ装置50を次順位のエプロン41上に段積みされた物品(箱状ワーク)Bと干渉することなく原位置に復帰させることの必要上、複数のエプロン41の上下間隔は、一定以下に抑えることができない。上下のエプロン41の間隔を一定の限界を超えて小さくすると、原位置への復帰動作中のプッシャ装置50に下降動作してきた次順位のエプロン41が衝突してしまうからである。また、エプロン41を循環駆動している搬送チェーンCHの高速化も困難である。搬送チェーンCHの高速化は、プッシャ装置50との関係においては、エプロン41の上下間隔を狭く設定することと等価的であるからである。このため、5個の物品B(B1,B2,B3,B4,B5)の段積み単位ごとにある1対のエプロン41とその次の1対のエプロン41との間隔を十分にあける必要があるため、装置50の高さを十分に確保しなければならないことから、装置が大きなものとならざるを得なかった。
In the above-described conventional
この結果、従来の多段積み装置102においては、安全を見込んだプッシャ装置50の作動期間を確保する必要上、搬送チェーンCHにおけるエプロン41の上下間隔を狭めることができないので、多段積み装置102の前後に設置される装置(周辺装置)、例えば、多段積み装置102に物品Bを供給する供給装置20,30や多段積み装置102から排出された物品Bを次工程に搬送する搬送装置等にその性能を十分に発揮させることができないという問題があった。つまり、供給装置20,30が十分に高い物品供給能力を具えるものであっても、多段積み装置102の間欠的な動作に適するようにその本来の性能を絞り込んで利用せざるを得ない。例えば、第1の搬送コンベヤA21により中継コンベヤ210の高さまで上昇させられた物品B(B1,B2,B3,B4,B5)は、上記供給装置20,30としての搬送コンベヤ210上に多段積み単位ごとにするための間隔D2を設定する必要が生じるため、多段積み単位ごとに所定間隔D2に間隔をあける装置が必要になる。なお、従来の装置では、搬送コンベヤ210のコンベヤベルト217の駆動速度V2は、第1の搬送コンベヤA21のコンベヤベルトの駆動速度V1より小さく設定され、また、ピッチャコンベヤ30のコンベヤベルト31,31の駆動速度V3は、中継コンベヤ210の駆動速度V2より相対的に大きく設定されている(V1>V2<V3)。また、従来装置では、循環駆動するエプロン41と上記供給装置20,30との落下タイミング(動作タイミング)を落下距離等を考慮して設定しなければならない。このような問題は、多段積み装置102に後置される搬送装置A2等についても指摘することができる。
As a result, in the conventional
そこで本発明の目的は、多段積み装置の動作の定速度化と高速度化を図ることによって、多段積み装置の前後に設置される物品の供給装置や搬送装置に本来的でない間欠動作を要求することなくこれらの性能を有効に活用し得る状態にするとともに、多段積み単位ごとに精密なセッティングを要する余分な周辺装置をできる限り不要にする箱状ワークの段積み装置を提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to request an intermittent operation that is not essential for the article supply device and the conveyance device installed before and after the multi-stage stacking device by increasing the speed and speed of the operation of the multi-stage stacking device. It is an object of the present invention to provide a box-shaped workpiece stacking apparatus that can effectively use these performances without any unnecessary peripheral devices that require precise setting for each multi-stacking unit.
本願の請求項1記載の箱状ワークの段積み装置は、供給コンベヤから連続的に供給される箱状ワークを順次受け止め支持する複数のブレードと、複数のブレードを回転させる回転軸を備えた繰下げユニットを左右に一対配置してなり、一対の各繰下げユニットおける複数のブレードは、所定の上下間隔を保って段階的に配設されるとともに、回転方向について上位置のブレードから下位置のブレードに向かって順次に位相を遅らせて各回転軸に均等の角度間隔で取り付けられ、左右1対の繰下げユニットは、1対の回転軸間において向かい合った上位置の左右1対のブレード上に順次に供給される箱状ワークを1対の回転軸の回転により順次に向かい合う下位置の左右1対のブレードに繰り下げることを特徴とする。
A box-shaped workpiece stacking apparatus according to
この発明によれば、1対の回転軸における複数のブレードは、それぞれ所定の上下間隔を保って段階的に配設されている。したがって、1対の回転軸における上位置のブレードの高さが同一に設定されていれば、下位置で対応するブレードの上下位置も同一となる。また、各回転軸に取り付けられた複数のブレードは、回転方向について順次に等角度ずつ位相が遅れている。したがって、1対の回転軸を同期駆動させると、上位置の1対のブレードが1対の回転軸間において向かい合う姿勢となった後、1対の回転軸が所定の位相角度回転することにより、左右1対の上位置のブレードは、向かい合う姿勢を解消するとともに、次順位の左右1対のブレードが1対の回転軸間において向かい合う姿勢を完結する。 According to the present invention, the plurality of blades on the pair of rotating shafts are arranged stepwise while maintaining a predetermined vertical distance. Therefore, if the heights of the blades at the upper position on the pair of rotating shafts are set to be the same, the vertical positions of the corresponding blades at the lower position are also the same. In addition, the plurality of blades attached to each rotation shaft are sequentially delayed in phase by an equal angle in the rotation direction. Therefore, when the pair of rotating shafts are driven synchronously, the pair of rotating shafts rotate at a predetermined phase angle after the pair of blades in the upper position face each other between the pair of rotating shafts. The pair of upper left and right blades eliminates the facing posture, and completes the posture in which the next pair of left and right blades face each other between the pair of rotating shafts.
ここで仮に、1対の回転軸に各々6枚のブレード取り付けられ、上下のブレード間の位相角が72度に設定され、最上位のブレードに対して最下位のブレードの位相角が360度遅れているものとして、つまり72度の等間隔であるとして説明すると、上位置の左右1対のブレードが向かい合ったタイミングにおいて、1対の回転軸間に連続的に供給される箱状ワークの最初の1個が上位置の左右1対のブレードによって受け止められ、そのブレードの高さ位置で支持される。ここで回転軸の位相が72度進むと、箱状ワークを支持していた上位置の左右1対のブレードが箱状ワークの下方から抜け出し、箱状ワークは落下する。このとき、同時に一段下位置の左右1対のブレードが箱状ワークの下方において向かい合う姿勢をとり、落下した箱状ワークを受け止める。連続的に供給される次順位の箱状ワークは、このタイミングにおいて先順位に落下した箱状ワークの上に重なるように落下し、2段重ね状態となる。 Here, it is assumed that six blades are attached to each pair of rotating shafts, the phase angle between the upper and lower blades is set to 72 degrees, and the phase angle of the lowermost blade is delayed by 360 degrees with respect to the uppermost blade. In other words, at the timing when the pair of left and right blades at the upper position face each other, the first of the box-shaped workpieces continuously supplied between the pair of rotating shafts is explained. One is received by a pair of left and right blades in the upper position, and is supported at the height of the blade. Here, when the phase of the rotating shaft advances by 72 degrees, a pair of left and right upper blades supporting the box-shaped workpiece come out from below the box-shaped workpiece, and the box-shaped workpiece falls. At this time, a pair of left and right blades in the lower position at the same time are in a position facing each other below the box-shaped workpiece, and receive the box-shaped workpiece that has dropped. The next-order box-shaped workpieces that are continuously supplied fall so as to overlap the box-shaped workpieces that have fallen in the previous rank at this timing, and are in a two-tiered state.
このような動作を持続しつつ1対の回転軸の位相がさらに進むと、2段重ね状態の箱状ワークを支持している2段目のブレードは、箱状ワークの下から位相の進行方向に脱出し、箱状ワークは、2段重ねの状態を維持しながら落下する。この際、落下する箱状ワークの下方には、上から3段目のブレードが1対の回転軸間において向かい合う姿勢をとる動作を完了している。したがって、落下する2個の箱状ワークは、上から3段目のブレードによって受け止められ、同時に受け止められた2個の箱状ワークの上に3個目の箱状ワークが供給され、箱状ワークは、3段重ね状態となる。 When the phase of the pair of rotating shafts further advances while maintaining such an operation, the second stage blade that supports the two-stage stacked box-shaped work moves from the bottom of the box-shaped work in the direction of phase advancement. The box-shaped workpiece falls while maintaining a two-tiered state. Under the present circumstances, the operation | movement which takes the attitude | position which the braid | blade of the 3rd step from the top faces between a pair of rotating shafts under the box-shaped workpiece | work falling is completed. Accordingly, the two box-shaped workpieces that fall are received by the third-stage blade from the top, and the third box-shaped workpiece is supplied onto the two box-shaped workpieces received at the same time. Will be in a three-tiered state.
連続的に供給される4個目の箱状ワークは、同様に動作内容によって4段目のブレード上に4段重ね状態となる。5個目に供給される箱状ワークについても同様である。この時点では、最上位の1対のブレードは、互いに向かい合う姿勢をとり、したがって、6個目に供給される箱状ワークは、5段積みとなった箱状ワークの上ではなく、新たな段積みサイクルの1個目の箱状ワークとして最上位のブレードによって受け止められる。 Similarly, the fourth box-shaped workpiece continuously supplied is in a four-stage stacked state on the fourth-stage blade according to the operation content. The same applies to the box-shaped workpiece supplied to the fifth piece. At this time, the uppermost pair of blades are in a posture to face each other, and therefore the box-shaped workpiece supplied to the sixth piece is not on the box-shaped workpiece stacked in five stages, but a new stage. It is received by the uppermost blade as the first box-shaped workpiece of the stacking cycle.
次いで、回転軸の位相がさらに72度進むと5段重ねの状態の箱状ワーク支持している1対のブレードは、向かい合った姿勢を解消しながら箱状ワークの下方から脱出し、箱状ワークは、5段重ねの状態で6段目のブレード上に落下すると同時に、最上位置のブレード上の箱状ワークは、回転軸間において向かい合う姿勢を完了した2段目のブレードによって受け取られ、以後段積み動作が進行する。6段目のブレード上に落下した5段重ねの箱状ワークは、7段目のブレードが存在しないことから、自然落下によって、すなわち、格別の排出装置および排出工程を要することなく繰下げユニットの下方に排出される。繰下げユニットは、このように段積み動作と排出動作とを同時に実行することができる。一方、5段積みの多段状態を繰り返して得るとすると、次の5段積みの1段目は、最上段の左右のブレード12Aが一回転して次の回転に入ったときの状態のときに1段目を受け止め支持する。そして、上記動作を繰り返す。
Next, when the phase of the rotating shaft further advances by 72 degrees, the pair of blades supporting the box-shaped workpiece in a five-layered state escapes from the lower side of the box-shaped workpiece while eliminating the facing posture. Falls on the sixth stage blade in a five-tiered state, and at the same time, the box-shaped workpiece on the uppermost blade is received by the second stage blade that has completed the facing posture between the rotation axes. The stacking operation proceeds. The five-step stacked box-shaped workpiece dropped on the sixth-stage blade is free from the seventh-stage blade, so that it falls under the lowering unit due to natural fall, that is, without requiring a special discharge device and discharge process. To be discharged. The carry-down unit can thus simultaneously execute the stacking operation and the discharging operation. On the other hand, if the multi-stage state of five-stage stacking is repeatedly obtained, the first stage of the next five-stage stacking is the state when the uppermost left and
本願の請求項2記載の箱状ワークの段積み装置は、前記請求項1記載の発明を前提として、前記左右1対の繰下げユニットの回転軸間に配置されるガイド筒を備え、このガイド筒は、箱状ワークを投入する上部の開口部と、箱状ワークを排出する下部の開口部と、1対の繰下げユニットの複数のブレードを通過させる複数のスリットを有し、上記左右1対の繰下げユニットは、複数のスリットを順次に通過するブレードによってガイド筒内において、箱状ワークの繰下げ動作を実行することを特徴とする。
A box-shaped workpiece stacking device according to
この発明によれば、ガイド筒には、1対の繰下げユニットのブレードを通過させるためのスリットが形成されているので、1対の回転軸におけるブレードは、ガイド筒と干渉することなく回転軸の回りを旋回する動作が可能である。すなわち、上部の開口部から連続的に投入される箱状ワークは、ガイド筒によってその水平位置をガイド筒内の範囲に規制されながら段積みされるので、箱状ワークの段積み姿勢の位置ズレが防止されるとともに、段積みされた箱状ワークの排出位置を一定化することができる。 According to the present invention, the guide cylinder is formed with the slits for allowing the blades of the pair of lowering units to pass therethrough, so that the blades in the pair of rotation shafts do not interfere with the guide cylinder. An operation of turning around is possible. In other words, the box-shaped workpieces continuously fed from the upper opening are stacked while the horizontal position of the box-shaped workpiece is regulated by the guide cylinder within the range in the guide cylinder. Is prevented, and the discharge position of the stacked box-shaped workpieces can be made constant.
本願の請求項3記載の箱状ワークの段積み装置は、前記請求項1記載の発明を前提として、繰下げユニットにおける各ブレードが、表面と裏面とで摩擦力が異なる仕上げがなされているとともに、回転軸を挿通するための中心孔から外周部に連絡する切り欠きが形成されていることを特徴とする。
The box work stacking device according to claim 3 of the present application is based on the invention of
本発明によれば、各ブレードの切り欠きを使用してブレードの中心孔から回転軸を外して、別の形状のブレードに差し替えたり、回転軸に表裏反転させて取り付ける作業が容易に行うことができる。また、表面と裏面とで摩擦力が異なる仕上げがなされていることから、段積みする箱状ワークの重量、表面態様、包装の種類等の摩擦力発生の条件に対応して適切なブレードの表裏を選択して使用することが可能であり、より端正な段積み姿勢を実現することができる。 According to the present invention, the notch of each blade is used to remove the rotating shaft from the center hole of the blade and replace it with a blade having a different shape, or the work can be easily reversed and attached to the rotating shaft. it can. Also, since the front and back surfaces have different frictional forces, the appropriate front and back surfaces of the blades correspond to the frictional force generation conditions such as the weight of the box-shaped workpieces to be stacked, the surface mode, and the type of packaging. Can be selected and used, and a more neat stacking posture can be realized.
本願の請求項4記載の箱状ワークの段積み装置は、前記請求項1記載の発明を前提として、繰下げユニットにおける各ブレードは、回転軸を中心としてブレードの回転半径が小さい部分とブレードの回転半径が大である部分とからなる形状とされ、回転軸の回転に伴い、回転軸を中心としてブレードの回転半径が小さい部分がブレードの回転半径が大である部分より先に箱状ワークの下方から抜け切ることを特徴する。
According to
繰下げユニットのブレードによって支持された箱状ワークは、回転軸の回転に伴って旋回運動するブレードが箱状ワークの下から完全に抜け切ったときに正しい姿勢で落下することができる。また、ブレードが、箱状ワークを支持している位置に箱状ワークを止めたまま箱状ワークの下から抜け出すためには、すなわち、箱状ワークの静止慣性を利用してブレードを脱出させるには、箱状ワークとブレード間に摩擦力が働く期間をできるだけ短期間とし、一気に脱出させる必要がある。本発明によれば、ブレードの形態を、回転軸を中心として旋回運動する際の速度が相対的に遅い部分、すなわち、ブレードの回転半径が小さい部分をブレードの回転半径が大である部分より先に箱状ワークの下方から抜け切ることにより、箱状ワークの下に最後に残る部分をブレードの速度が速い部分とすることができるので、ブレードを箱状ワークの下から高速で一気に脱出させ、箱状ワークがブレードに付随してブレードの進行方向に位置ずれすることを抑制することができる。 The box-shaped workpiece supported by the blades of the lowering unit can fall in the correct posture when the blade that swivels along with the rotation of the rotating shaft has completely pulled out from under the box-shaped workpiece. In order to escape from the bottom of the box-shaped workpiece while the blade is stopped at the position where the blade supports the box-shaped workpiece, that is, to let the blade escape using the stationary inertia of the box-shaped workpiece. It is necessary to make the period during which the frictional force acts between the box-shaped workpiece and the blade be as short as possible and to escape at once. According to the present invention, the shape of the blade is changed so that the portion where the rotational speed is relatively slow around the rotation axis, that is, the portion where the blade rotation radius is small is ahead of the portion where the blade rotation radius is large. Since the part that remains at the bottom of the box-shaped workpiece can be the part where the blade speed is fast, by letting the blade escape from the bottom of the box-shaped workpiece at a high speed, It is possible to prevent the box-shaped workpiece from being displaced in the moving direction of the blade accompanying the blade.
本願の請求項5記載の箱状ワークの段積み装置は、前記請求項1記載の発明を前提として、繰下げユニットにおける各ブレードの後方エッジを、回転軸の回転に伴って箱状ワークの下方から抜け切るときに、箱状ワークの外形に沿うこととなる形状に形成することを特徴する。
The box work stacking apparatus according to
この発明によれば、搭載した箱状ワークの下方で旋回運動するブレードは、ブレードの進行方向である前方エッジから箱状ワークの下方に進入し、後方エッジを限りとして、箱状ワークの下から抜け出す。この際、ブレードの一部が箱状ワークの下方から脱出し、その時点でブレードの一部分が箱状ワークの下に残存する状況は、箱状ワークの姿勢崩れの原因となる。そこで、ブレードの後方エッジを箱状ワークの外形に沿った形状に形成すると、ブレードの後方エッジは、箱状ワークとの重なりの有無という観点から、その全体が箱状ワークの下方に位置するか又はその全体が箱状ワークの下方に位置しないかという二者択一的な明確な動作をすることが可能となり、ブレードの旋回動作の影響による箱状ワークの姿勢崩れを最小限に抑えることができる。 According to the present invention, the blade that swivels below the mounted box-shaped workpiece enters the lower portion of the box-shaped workpiece from the front edge, which is the moving direction of the blade, and the rear edge is limited from below the box-shaped workpiece. Get out. At this time, a situation in which a part of the blade escapes from below the box-shaped workpiece and a part of the blade remains under the box-shaped workpiece at that time causes the posture of the box-shaped workpiece to collapse. Therefore, if the rear edge of the blade is formed in a shape that conforms to the outer shape of the box-shaped workpiece, the entire rear edge of the blade is positioned below the box-shaped workpiece in terms of whether or not it overlaps with the box-shaped workpiece. Alternatively, it is possible to perform a clear and alternative operation of whether or not the whole is located below the box-shaped workpiece, and to minimize the posture collapse of the box-shaped workpiece due to the influence of the blade turning motion. it can.
本願の請求項6記載の箱状ワークの段積み装置は、請求項1記載の発明を前提として、前記供給コンベヤに接続して設けられ供給コンベヤから物品を受領し所定高さの投出位置にして物品を投出させるピッチャコンベヤと、供給コンベヤを停止させることなく供給コンベヤに順次搬送される物品を間欠的に強制停止させて複数の物品を貯留した後に開放する間欠貯留用シャッタ装置が供給コンベヤに設けられ、供給コンベヤのコンベヤベルトの駆動速度に対してピッチャコンベヤのコンベヤベルトの駆動速度が相対的に大となるように設定されていることを特徴とする。
A box-shaped workpiece stacking apparatus according to
この発明によれば、供給コンベヤは、搬送コンベヤから順次搬送されてくる物品を多段積み単位の物品群に一揃えにして、ピッチャコンベヤは、多段積みする物品群毎に投出動作する。このときの投出動作は、供給コンベヤのコンベヤベルトの駆動速度に対してピッチャコンベヤのコンベヤベルトの駆動速度が相対的に大となるように設定されているので、勢いをつけて箱状ワークの段積み装置に供給される。なお、箱状ワークの段積み装置の最上方のブレードが供給コンベヤからの箱状ワークを搭載可能な位置に来たことを検出する検出センサ等を配置して、上記間欠貯留用シャッタ装置のシャッタ板が解放されるようにすることも可能である。 According to the present invention, the supply conveyor aligns the articles sequentially conveyed from the transfer conveyor into a multi-stack unit group, and the pitcher conveyor performs a dispensing operation for each multi-stack article group. The dispensing operation at this time is set so that the driving speed of the conveyor belt of the pitcher conveyor is relatively higher than the driving speed of the conveyor belt of the supply conveyor. Supplied to the stacking equipment. It should be noted that a detection sensor for detecting that the uppermost blade of the box-shaped workpiece stacking device has come to a position where the box-shaped workpiece from the supply conveyor can be mounted is disposed, and the shutter of the shutter device for intermittent storage is arranged. It is also possible for the board to be released.
本発明に係る箱状ワークの段積み装置は、直立姿勢で並設する1対の回転軸の各々に、複数のブレードをその回転軸の回転方向に対して順次に位相角を遅らせるとともに、所定の上下間隔を保つように配置してなる1対の繰下げユニットを備え、1対の繰下げユニットの最上位置において向かい合う1対のブレード上に箱状ワークを連続的に供給し、1対の回転軸を反対方向に同期駆動することによって、ブレードの位相を順次に箱状ワークの下方に進め、箱状ワークを段階的に下方に繰り下げながら先順位に供給された箱状ワークの上に次順位の箱状ワークを段積みして、次の多段積みの単位についても、その多段積み単位ごとの間隔をおく必要がなくなった。すなわち、段積み動作と排出動作の定速度化と高速度化が図ることが可能である。また、段積みが完了した箱状ワークを最下位置のブレードから自然落下によって下方に排出することができるので、格別の排出装置を設置する必要性および排出工程を確保する必要性がなくなった。さらに、段積み装置の前後に設置される周辺装置に本来の性能が発揮されるとともに、多段積み単位ごとにセッティングする余分な周辺装置を不要にすることが可能になる。 The box-shaped workpiece stacking device according to the present invention sequentially delays the phase angle of each of a pair of rotating shafts arranged in parallel in an upright posture with respect to the rotational direction of the rotating shaft, A pair of lowering units arranged so as to maintain a vertical distance between them, and a box-shaped work is continuously supplied onto a pair of blades facing each other at the uppermost position of the pair of lowering units, and a pair of rotating shafts Are driven synchronously in the opposite direction, the blade phase is sequentially moved downward to the box-shaped workpiece, and the box-shaped workpiece is lowered downward step by step while the next rank is placed on the box-shaped workpiece supplied in the previous order. It is no longer necessary to stack the box-shaped workpieces and set the interval for each multi-stack unit. That is, it is possible to increase the speed and speed of the stacking operation and the discharging operation. Further, since the box-shaped workpieces that have been stacked can be discharged downward from the lowermost blade by a natural drop, it is no longer necessary to install a special discharge device and to secure a discharge process. Furthermore, the original performance is exhibited in the peripheral devices installed before and after the stacking device, and it becomes possible to eliminate the need for an extra peripheral device that is set for each multi-stacking unit.
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明に係る箱状ワークの段積み装置10は、箱状ワークの自動梱包ラインにおいて上流側に前置される箱状ワークWの供給コンベヤAと、後流側に後置される箱詰め装置Cとの間に設置して利用される(図1)。なお、以下の各図に示す箱状ワークWは、一般的な20本詰めの紙巻タバコ10パックを紙包装してなるパーセルタイプ(平成11年12月から資源保護の観点から従来の紙製箱から「パーセルタイプ」と呼ばれる包装紙に移行している。)と称するものを模式的に現している。但し、箱状ワークの段積み装置10で取扱い得る箱状ワークWの範囲に関しては、一般的に、形状とサイズとが一定範囲に維持されるものであること以上の制限はない。そして、上記箱状ワークWを5段積み(5段を一つの単位として)の多段状態を繰り返して得るものとして説明する。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
The box-shaped
箱状ワークの自動梱包ラインは、通常、最終的に共通の目的に向けられた異なる作用を担当する多数の装置群から構成される。ここでは、本発明に関連する範囲として、その装置群を構成する供給コンベヤAから箱詰め装置Cまでの概略を図1に示す。一方、箱状ワークWは、図示しない上流の装置群で仕分けされて下流に送出され、供給コンベヤAはこれを受領して段積み装置10に供給する。供給コンベヤAは、箱状ワークWを段積み装置10に供給する位置にまで上昇させるステップアップコンベヤA1と、ステップアップコンベヤA1より低速で運転され、上昇した箱状ワークWを搬送しながら徐々に貯留する低速コンベヤA2と、ステップアップコンベヤA1より高速で運転され、低速コンベヤA2から受け取った箱状ワークWをその下流端から段積み装置10上に投出するように供給する高速コンベヤA3とからなる。
An automatic packing line for box-like workpieces is usually composed of a number of devices that are responsible for different actions that are ultimately directed to a common purpose. Here, as a range related to the present invention, an outline from the supply conveyor A to the boxing device C constituting the device group is shown in FIG. On the other hand, the box-shaped workpieces W are sorted by an upstream device group (not shown) and sent downstream, and the supply conveyor A receives this and supplies it to the stacking
ここで、高速コンベヤA3が単位時間当りに段積み装置10に供給する箱状ワークWの個数は、ステップアップコンベヤA1が単位時間当りにさらに上流側から受け取る箱状ワークWの個数とは同一であり、3基のコンベヤ装置は、全体として、上流から受け取った箱状ワークWの上下位置を変換する作用と、段積み装置10に箱状ワークWを供給する際の投出速度の変換作用を担当している。そして、段積み装置10は、供給された箱状ワークWを所定個数ごとに段積みし、段積み完了したものを順次に排出コンベヤ20上に排出する。
Here, the number of box-shaped workpieces W that the high-speed conveyor A3 supplies to the stacking
排出コンベヤ20は、段積みされた箱状ワークWの段積み状態を維持しながら搬送することができるように工夫された特殊なコンベヤである。排出コンベヤ20の側方には、箱詰め装置Cに至る搬送コンベヤBが並設されており、排出コンベヤ20は、段積み装置10から受け取った箱状ワークWを連絡スライダ20Aを介して搬送コンベヤB側に順次に移載する。この際、搬送コンベヤB側には、箱状ワークWの段積み状態を維持するための空のケース20Bが準備されており、箱状ワークWは、各段積み単位でケース20Bに収納された状態で搬送コンベヤB上を移動する。
The
箱詰め装置Cは、空の包装箱C1を所定の経路で移行させるようにして制御する箱制御装置C2と、搬送コンベヤB上の箱状ワークWを空の包装箱C1内に突き入れるプッシャ装置C3等とからなり、搬送コンベヤBの下流部に沿って設置されている。箱制御装置C2は、空の包装箱C1の開口部を搬送コンベヤB側に向けて位置決めし、プッシャ装置C3は、搬送コンベヤBを挟んでその反対位置で待機している。箱状ワークWは、搬送コンベヤBの下流部において、ケース20Bを含めて数列単位で幅寄せ処理され、例えば、上下5段かつ左右5列、合計25個の箱詰め単位を形成する。プッシャ装置C3は、このタイミングにおいて、搬送コンベヤBの反対側から箱状ワークWのみを包装箱C1内に突き入れ、搬送コンベヤB上には、空のケース20Bが残る。
The boxing device C includes a box control device C2 that controls the empty packaging box C1 so as to move along a predetermined path, and a pusher device C3 that pushes the box-shaped workpiece W on the transport conveyor B into the empty packaging box C1. It is installed along the downstream part of the conveyor B. The box control device C2 positions the opening of the empty packaging box C1 toward the transport conveyor B, and the pusher device C3 stands by at a position opposite to the transport conveyor B. The box-shaped workpieces W are subjected to width alignment processing in units of several rows including the
なお、搬送コンベヤBの上流端および下流端には、それぞれエレベータ装置E1,E2が設置され、2基のエレベータ装置E1,E2は、搬送コンベヤBに沿ってその上方に架設される図示しないリターンコンベヤによって連絡されている。そして、搬送コンベヤBの下流部において余剰となった空のケース20Bは、エレベータ装置E1,E2とリターンコンベヤとの協働によって搬送コンベヤBの上流側に復帰し、反復して使用される。
Note that elevator devices E1 and E2 are installed at the upstream end and the downstream end of the conveyor B, respectively, and the two elevator devices E1 and E2 are installed above the conveyor along the conveyor B. Has been contacted by. And the
上記箱状ワークの自動梱包ライン中に設置される箱状ワークの段積み装置10は、物体の有する静止慣性と自重による自然落下作用とに着目し、これらを組み合わせて利用することによって、極めて簡単な機械構成による箱状ワークWの段積み動作と排出動作とを実現するものである。段積み装置10には、自然落下を利用するために箱状ワークWが上方から下方に移動する構成が採用され、段積み装置10に対して箱状ワークWを供給する供給コンベヤAは、その下流端が段積み装置10の上部に隣接するように配置される。また、排出コンベヤ20は、その上流端が段積み装置10の下方にオーバラップするように配置されている(図2,図3,図4)。つまり、段積み装置10に対する箱状ワークWの供給位置と排出位置とを考慮した配置とされている。
The box-shaped
段積み装置10は、上下方向の支柱部材11Aと水平プレート11Bとを組み合わせてなる骨組みフレーム11を有する。支柱部材11Aは、装置のセンタ位置を中心として左右に4本当て振り分け配置され、水平プレート11Bは、その上下方向に振り分けて横設されている。複数の水平プレート11Bの中、支柱部材11の上端に取り付けられる水平プレート11Bは、骨組みフレーム11の天板を形成し、支柱部材11Aの下端に取り付けられる水平プレート11Bは、骨組みフレーム11の底板を形成している。底板の4隅には、アジャスト機能を有する機械脚gが付属する。一方、支柱部材11Aの中間位置に配置される水平プレート11Bは、段積み装置10を構成する主要な機械要素の取り付け部材として利用される。
The stacking
骨組みフレーム11には、そのセンタ位置を中心として一定間隔を保って並設される1対の繰下げユニット12が組み付けられている。各繰下げユニット12は、上下の水平プレート11Bの対応する位置に配置する軸受けによって上下2箇所を支持することによって回転自在に立設される回転軸12Bと、この回転軸12Bに取り付ける6枚のブレード12Aとを主要部材としてなる。
The
1対の繰下げユニット12における1対の回転軸12Bの上端部は、直上の水平プレート11Bの上面に抜けており、その水平プレート11B上には、1対の回転軸12Bを回転駆動するための駆動モータM等が収納されている。そして、1対の回転軸12Bは、駆動モータMの出力軸の回転方向を問わず、常に反対方向に同期駆動される。すなわち、1対の回転軸12Bの一方の回転軸12Bに隣接して中間軸12Eが設けられ、駆動モータMは、他方の回転軸12Bに直結されている。そして、駆動モータMに連結された回転軸12Bと中間軸12Eとには、専用のプーリ12Cが取り付けられ、その回転軸12Bと中間軸12Eとは、プーリ12C間に掛けられるタイミングベルト12Dによって連結されている。また、中間軸12Eと他方の回転軸12Bには、歯数比1:1で噛合するギヤ12Fが取り付けられている。なお、タイミングベルト12Dを介しての回転軸12Bと中間軸12Eとにおける回転伝達比率は1:1である。したがって、例えば、一方の回転軸12Bが時計回り方向に1回転するときには、他方の回転軸12Bは反時計回り方向に1回転する。
The upper ends of the pair of
1対の回転軸12Bには、それぞれラジアル方向に向けて6枚のブレード12Aが取り付けられている。各ブレード12Aは、金属の薄板を特殊な外形に整形してなる板状体であり、6枚のブレード12Aの形状はいずれも同一である。各ブレード12Aは、回転軸12Bに前もって固定されたフランジ12Gにねじ止めされ、ねじを取り外すことによって表裏を反転させて取り付け直すことができる。この反転操作を可能とするため、各ブレード12Aには、回転軸12Bを挿通するための中心孔eから外周部に連絡する切り欠きfが形成されている(図6(a))。なお、各ブレード12Aの表面と裏面とは、主に、他物と接触した際の摩擦力を異なるものとする目的で、異なる表面仕上げがされている。表面仕上げには、研磨、塗装、コーティング、腐食、ブラスト加工、シート部材の貼着等の手段が含まれる。
Six
各ブレード12Aの形状については、安定に箱状ワークWを支持することが可能であって、支持された箱状ワークWに対してブレード12Aの旋回運動による影響が少ないものでなければならないという要求に応える形状として考えられている。そして、このようなブレード12Aの形状の決定は、上記ブレード12Aの表面仕上げの問題も含めて、取り扱う箱状ワークWの性状との関係に依存する部分も少なくない。
Regarding the shape of each
このような要求を満たすものとしてのブレード12Aは、例えば、回転軸12Bを通る中心線CLについて非対称であり、回転方向K2についてその前方エッジF1および後方エッジF2の先端寄りに突出部a,bを設けるとともに、後方エッジF2の突出部bの内側、すなわち、回転軸12Bを中心とする回転半径が小さい部分に切欠き部cを形成してなる(図5,図6(a))。突出部a,bおよび切欠き部cを組み合わせてなる外周形状を有するブレード12Aは、回転軸12Bを中心としてブレード12Aの回転半径が小さい部分がブレード12Aの回転半径が大きい部分より先に箱状ワークWの下方から抜け切る形状であるということができる。また別に、各ブレード12Aにおける後方エッジF2は、回転軸12Bの回転に伴って箱状ワークWの下方から抜け切るときに、各ブレード12Aの長さの範囲内において、特に突出部bの形状において箱状ワークWの外形に沿うこととなる形状に形成されているということができる(図6(a))。
The
そして、各繰下げユニット12における6枚のブレード12Aは、回転軸12Bに対して均等の上下間隔を保って段階的に配置されるとともに、段階的に配置されたブレード12Aは、箱状ワークWの種類と供給方向K0との関係で決定される1対の回転軸12B,12Bの回転方向K1,K2について、上位置のものから下位置のものに向かって順次にθ=72度位相を遅らせて取り付けられている。したがって、最下位置のブレード12Aは、360度位相遅れの状態で最上位置のブレード12Aと同一方向に向いている(図2,図5)。ここで、6枚のブレード12Aの各々の角度は、所定角度に調節可能である。すなわち、図6(b)(c)に示すように、各ブレード12Aの上方には取付け用のフランジ12Gが配され、下方には調節用基台12Hが配され、調節用基台12Hには、回転軸12Bの方向に向かうように調節用ボルトBBが螺合され、この調節用ボルトBBを締めると、ブレード12Aを回転軸12Bに対して固定する状態にし、緩めるとブレード12Aを回転軸12Bに対する角度が調整可能になっている。フランジ12Gと調節用基台12Hとは、ブレード12Aを介してネジ止めされている。また、上記調節用基台12Hと調節用ボルトBBにより、6枚のブレード12Aにおける上下間隔は、取り扱う箱状ワークWのサイズおよび要求される積み上げ段数に従い、回転軸12Bに沿って調節される。
The six
1対の繰下げユニット12間には、上下に開口部13A,13Bを設け、全体として角筒状に形成したガイド筒13が設置されている(図2,図3,図5)。ガイド筒13は、繰下げユニット12を介して上下方向に移動する際の箱状ワークWの水平位置およびその位置における姿勢を制御することを目的とし、ガイド筒13における上部の開口部13Aは、箱状ワークWを投入し、また、下部の開口部13Bは、箱状ワークWを排出するためものである。したがって、ガイド筒13の平面形状は、投入姿勢における箱状ワークWの平面形状に倣ったものであり、上下の開口部13A,13Bの寸法は、箱状ワークWの寸法上のばらつきを考慮してその平面形状より一回り大きく設定されている(図5)。ただし、ガイド筒13としては、投入される種々の箱状ワークWの外周形状に倣った内周形状を有すれば足り、四角形状に限られるものではなく、また、コーナー部のみを有するようなガイド筒13でも良い。
Between the pair of lowering
ここで、ガイド筒13の4周の側面には、両側に位置する繰下げユニット12のブレード12Aを通過させる複数のスリットdが設けられており、ブレード12Aは、スリットdを通過することによってガイド筒13の存在に拘わらず、回転軸12Bを中心として旋回動作をすることが可能である。ガイド筒13の高さは、少なくとも繰下げユニット12におけるブレード12Aの取付け範囲全体に及んでおり、1対の繰下げユニット12の動作を阻害することなく、箱状ワークWのみを規制することが可能である。
Here, a plurality of slits d through which the
排出コンベヤ20は、上流端と下流端に配置するコンベヤロール21間に掛けられたコンベヤベルト22を循環駆動し、繰下げユニット12の下方に排出された箱状ワークWを次工程に搬送するものである(図2,図3,図4)。コンベヤベルト22には、段積みされた箱状ワークWをそのままの状態で倒壊しないように拘束する多数のフラップ23がコンベヤベルト22の幅方向に向けて立設されている。各フラップ23は、先端部23aの厚みが基部23bの厚みより小さくなる向きのテーパを付与した板状体であり、多数のフラップ23は、コンベヤベルト22の長さに対して均等間隔となるように割り付け配置されている。したがって、隣接するフラップ23間の間隔は、コンベヤベルト22のいずれの位置においても一定であり、また、基部23b側の間隔に対して先端部23a側の間隔のほうがより広くなっている。つまり、先端部23a側から箱状ワークWをフラップ23間に受け入れ易くするためである。排出コンベヤ20は、繰下げユニット12に同期して駆動され、繰下げユニット12からの箱状ワークWの排出タイミングと繰下げユニット12下を通過するコンベヤベルト22の速度とは関連付けられている。なお、各フラップ23は、コンベヤベルト22のいずれの位置においても、その位置におけるコンベヤベルト22に直立した状態を維持してコンベヤベルト22に伴って循環する。
The
供給コンベヤAの終端に位置する高速コンベヤA3は、コンベヤベルト上に箱状ワークWを一定間隔で搭載し(図2ないし図4)、常時一定速度で運転される。したがって、箱状ワークWは、高速コンベヤA3の下流端から一定間隔でガイド筒13の上側の開口部13Aに向けて継続的に投出される。高速コンベヤA3と1対の繰下げユニット12とは同期運転されており、1対の繰下げユニット12の最上位置において対応するブレード12A,12Aは、最初の箱状ワークWがガイド筒13の開口部13Aに到来する時点で、ガイド筒13内部において、1対の回転軸12B、12Bを結ぶ線上において向かい合う姿勢を完結する(図5)。なお、箱状ワークWは、同図の矢印K0方向から供給され、この供給方向K0に対応する1対の繰下げユニット12における回転軸12Bの回転方向は、それぞれ矢印K1、K2で示される。
The high-speed conveyor A3 located at the end of the supply conveyor A has box-shaped workpieces W mounted on the conveyor belt at regular intervals (FIGS. 2 to 4), and is always operated at a constant speed. Therefore, the box-shaped workpiece W is continuously thrown out from the downstream end of the high-speed conveyor A3 toward the
高速コンベヤA3によって投出され、ガイド筒13の上側開口部13Aから入った箱状ワークWは、スリットdを介してガイド筒内13に進入した最上位置の1対のブレード12Aによって箱状ワークWの底の両端が支持される。この際箱状ワークWと各ブレード2Aとの重なり量は、ブレード12Aの長さ設定によって調節することができる(図7(A),図8の(S2))。また、ブレード12Aの表面又は裏面のいずれの面を使用するかは、取り扱う箱状ワークWの表面の態様によって選択される。例えば、箱状ワークWが極めて平滑なラップによって包装されているような場合においては、ブレード12Aの表面はラップに膠着しない表面仕上げ、例えば、梨地仕上げの面を使用することが好ましい。ガイド筒13を使用する限りにおいては、箱状ワークWの水平位置は、ガイド筒13内に制限されるのであり、ブレード12Aと箱状ワークWとの間に滑りが生じることに格別の支障はないからである。すなわち、ガイド筒13は、箱状ワークWがブレード12Aによって受け止めた時点で箱状ワークWの水平位置が一定の定範囲内に画一的に定まる場合には、必ずしも使用する必要がない。ガイド筒13を使用しないときは、従来例で説明したプッシャ装置50は不要になる。
The box-shaped workpiece W thrown out by the high-speed conveyor A3 and entered from the
繰下げユニット12の回転軸12Bが所定の回転速度で位相角θ=72度回転駆動されると、箱状ワークWは、静止慣性によってその位置に止まろうとし、箱状ワークWを支持していたブレード12Aは、箱状ワーク12の下方から回転軸12Bの回転方向K1,K2に抜け出す。また、この時点では、2段目のブレード12Aが互いに一直線上に向かい合う姿勢を完結している。そこで、静止慣性を失った箱状ワークWは、2段目のブレード12A上に重力の加速度によって落下すると同時に、高速コンベヤA3から2個目の箱状ワークWが供給され、供給された箱状ワークWは、1個目の箱状ワークWを介して2段目のブレード12Aによって受け止められる(図7(A),図8の(S3))。このようにして、箱状ワークWの2段積みが完了する。
When the
同様にして回転軸12Bの位相が72度進むごとに、箱状ワークWは順次に下段のブレード12Bに繰り下げられ、箱状ワークWの3段積み、4段積み、5段積みが実行される(図7(B),(C),図8の(S4)ないし(S6))。箱状ワークWの5段積みが完了した後、さらに回転軸12Bの位相が72度進むと、すなわち、回転軸12Bが一回転すると、5段積みの箱状ワークWは、5段積みの状態のまま最下段のブレード12A上に落下し、最上段の左右のブレード12Aはこの時点で、一直線上に向かい合う姿勢を完了する。ここで、一直線上に向かい合う姿勢とは、図5に示す箱状ワークWの下に位置する左右のブレード12Aが各中心となる一点鎖線CEを共通にして対峙することを言う。ここで、6個目に供給された箱状ワークWは、次の5段積みの1個目として最上位置のブレード12Aによって受け止められる(図7(C),図8の(S7))。すなわち、5段積みの多段状態を繰り返して得るものであるが、次の5段積みの1段目は、最上段の左右のブレード12Aが一回転して次の回転に入ったときの状態のときに1段目を受け止め支持する(図7(C),図8の(S7))。そして、上記動作を繰り返す。したがって、高速コンベヤA3から等間隔で箱状ワークWが連続的に供給されれば良く、従来装置のように多段積み単位ごとの間隔をおく必要がない。
Similarly, each time the phase of the
回転軸12Bの位相が72度進むと5段積みの箱状ワークWは、繰下げユニット12の下方に設置された排出コンベヤ20のフラップ23間に落下するとともに、最上位置のブレード12Aに支持されていた箱状ワークWは、2段目のブレード12A上に落下し、その上に2個目の箱状ワークWが供給される(図7(C),図8の(S8))。
When the phase of the
すなわち、このような段積み装置10の動作においては、一定期間を割いて実行すべき独立の排出工程がなく、この結果、箱状ワークWを供給し得る限りの高速運転を達成することができる。ただし、上下のブレード12A間における箱状ワークWの上下方向の移行が重力の加速度を利用するものであることに基づく高速化の限界は否定できないが、その限界以前において十分な作業能率向上の利益を享受することが可能である。
That is, in the operation of the stacking
以上の実施の形態において、繰下げユニット12における1対の回転軸12Bの1個のモータMによる同期駆動方式、回転軸12Bの回転方向K1,K2、回転軸12Bに取り付けるブレード12Aの枚数、上下間隔、位相角θ、ブレード12Bの形状や大きさ、供給コンベヤA、排出コンベヤ20の形式や態様等は、いずれも一例である。
In the above embodiment, the synchronous driving method by one motor M of the pair of
例えば、繰下げユニット12の1対の回転軸12Bの駆動に関しては、両端にべベルギヤを取り付けた連結軸を用いて同期駆動するものとしてもよく、2個の駆動モータMを電気的に同期させて用いることもできる。また、回転方向についても、段積み動作を実現する上では、必ずしもK1,K2方向に回転駆動することを要するものではない。ブレード12Aの形状や態様に関しては、各ブレード12Aをジェラルミン等の軽量金属を用いた2枚重ねの構成とし、重ね代を変化させることによって形状および最大半径を可変とすれば、多様な箱状ワークWに対する適合性を高めることができる。駆動モータMによる回転軸12Bの駆動に関しては、回転軸12Bの位相を連続的に進めてもよく、また、ステッピングモータを用いて所定の位相角度単位で寸動的に回転駆動することもできる。なお、ブレード12Aからの箱状ワークWの落下を促進させるために、滑り効果の高いテープをブレード12Aの表面に貼着させる等することは実施に応じ可能である。
For example, the driving of the pair of
次に、本実施の形態と上記従来の多段積み装置102とを比較したところ、上記供給装置20,30との落下タイミング(動作タイミング)において落下距離を厳密に考慮することがなくなるとともに、稼働率は約50%アップした。これは、供給装置20,30による供給に多段積みごとに間隔をおく必要がなくなったことにより高速化が可能になったことによる。ただし、従来装置102は、高さを確保する必要のある場所の使用や、多段積みの姿勢等に本実施の形態よりも優位性が見込まれ、箱状ワークWの種類によっての使い分け使用になると考えられる。
Next, when the present embodiment and the conventional multi-stage stacking
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、図9及び図10に示すように、ブレード12Aの枚数は上記第1の実施の形態と同様に6枚であるが、段階的に配置されるブレード12Aは、上位置のものから下位置のものに向かって順次にθ=51度位相を遅らせて取り付けられた段積み装置40である。すなわち、上記第1の実施の形態では、最上位置のブレード12Aと最下位置のブレード12Aとは同一方向に向くもので、各ブレードはθ=72度の間隔の等間隔で配置されていたが、本実施の形態では、上位置のものから下位置のものに向かって順次にθ=51度位相を遅らせて取り付けられ、最上位置のブレード12Aと最下位置のブレード12Aとは105度の間隔θ2が形成されている(図10中の符号θ2=360度―51度×5)。そして、この段積み装置40に箱状ワークWを供給する供給コンベヤ110に接続して設けられ供給コンベヤ110から箱状ワークWを受領し所定高さの投出位置にして箱状ワークWを投出させるピッチャコンベヤ130と、供給コンベヤ110を停止させることなく供給コンベヤ110に順次搬送される箱状ワークWを間欠的に強制停止させて複数の箱状ワークWを貯留した後に開放する間欠貯留用シャッタ装置120が供給コンベヤ110に設けられている。
(Second Embodiment)
In this embodiment, as shown in FIGS. 9 and 10, the number of
供給コンベヤ110は、順次搬送されてくる箱状ワークWを多段積み単位の箱状ワーク群W1…W5に一揃えにする装置であり、そのコンベヤベルト111の上面が水平面として構成され、第1の搬送コンベヤA1からの搬送されてくる箱状ワークW1…W5を水平姿勢に移行させる。供給コンベヤ110は、一般的な高摩擦材料からなるコンベヤベルトを有するコンベヤとは異なり、平滑度が高い低摩擦のフィルム状材料からなるコンベヤベルト111を有する特殊なコンベヤである。コンベヤフレーム116の上流端側(搬送コンベヤA1側)110Bと下流端側(ピッチャコンベヤ130側)110Fとには、小径のコンベヤロール112,112が各々横設され、コンベヤフレーム116の下方のボックス118内には、駆動ロール115を取り付けた駆動モータMT1が配置されている。駆動ロール115の斜め上方には、テンションロール113Rを備える一対のテンショナ113,113が配置されている。
The
供給コンベヤ110のコンベヤベルト111は、前後のコンベヤロール112,112を経由して駆動ロール115に至るループを形成するように巻き掛けられ、一対のテンショナ113,113は、テンションロール113R,113Rを介して駆動ロール115とコンベヤベルト111の接触面積を増大させるように、駆動ロール115の直近位置において両側からコンベヤベルト111を絞り込んでいる。これによって、駆動モータMT1は、駆動ロール115を介して低摩擦のコンベヤベルト111の滑りを防止する。
The
供給コンベヤ110には、コンベヤベルト111の両側に沿って一対のガイドバー117,117が設けられている(図9、図10)。各ガイドバー117は、表面に微細な梨地加工を施すことによって滑りを良くしたアルミニウム合金のパイプ部材からなり、一定間隔でコンベヤフレーム116に配置する支持金具117b,117b…によって、コンベヤベルト111から浮かせた状態で固定されている。一対のガイドバー117,117は、供給コンベヤ110の上流端側110Bから下流端側110Fに向かって間隔を狭めるように曲げ加工され、先端部はピッチャコンベヤ130の両側に及んでいる。
The
間欠貯留用シャッタ装置120は、順次搬送される箱状ワーク群Wを間欠的に強制停止させた後開放するもので、断面L字状のシャッタ板121を備え、供給コンベヤ110の下流端側110Fに配置されている。下流端側110Fのコンベヤフレーム116,116には、軸受けを設けた一対のブラケット122,122が立設され、ブラケット122,122間には、一対のすり割りブロック122c,122cを取り付けた軸122bが横設されている。シャッタ板121は、すり割りブロック122c,122cにねじ止めされている。軸122bの一端側には、アーム123が取り付けられるとともに、フレーム1Fの支柱部材f1の側面に足場となるブラケット125bが突設されている(図9)。シャッタ板121は、エアシリンダ125によって起倒動作可能(回転動作可能)となり、エアシリンダ125は、アーム123とブラケット125bとの間に介装されている。エアシリンダ125は複動シリンダであり、ロッドの往復双方向に強制駆動することができる。シャッタ板121は、構造強度を付与するために断面L字形に曲げ加工され、下向きで箱状ワークWを遮断し、下向きから搬送方向に回転して(図1中では、反時計回りに回転)する。なお、本実施の形態のエアシリンダ125は、片側の1個であるが、両側に2個配置させて同期駆動させることも可能である。
The intermittent
ピッチャコンベヤ130は、供給コンベヤ110から箱状ワークWを受領し所定高さにして物品を投出させるもので、供給コンベヤ110のコンベヤベルト111の幅方向に間隔を保つ一対のコンベヤベルト131,131を備え、供給コンベヤ110の下流端側の段積み装置40の側110Fに接続するようにして箱状ワークW1…W5の移行が可能に配置されている(図9、図10)。このピッチャコンベヤ130のコンベヤベルト131,131には、供給コンベヤ110とは逆にゴム系の素材からなる摩擦係数の大きいものが採用されている。
The
間欠貯留用シャッタ装置120は、上記段積み装置40の最上位置のブレード12Aが供給コンベヤ110からの箱状ワークWを搭載可能な位置に来たときに断面L字状のシャッタ板121を解放するように制御されている。すなわち、上記段積み装置40には、最上位置のブレード12Aが供給コンベヤ110からの箱状ワークWを搭載可能な位置に来たことを検出する検出センサSSが設けられ、この検出センサSSによって間欠貯留用シャッタ装置20のシャッタ板121が解放されるようになっている。したがって、段積み装置40と供給コンベヤ110、段積み装置40と排出コンベヤ20とのセッティング位置等においては、これらの相互の調整を図ることが可能になる。すなわち、上記段積み装置40にて5段積みされた箱状ワークWの排出コンベヤ20への排出に時間がかかる場合(5段積み以上になると特に排出に時間がかかり、全部を落下させるときに最上部の箱状ワークWが落下する前にブレード12Aに衝突することも予想される。)、段積み装置40と箱状ワークWを供給する供給コンベヤ110との距離が遠かったりして、段積み装置40の回転軸12Bの回転とマッチングしないような場合でも、ブレード12Aは51度の等間隔で詰めるように配されるとともに、最上位置のブレード12Aと最下位置のブレード12Aとは105度の間隔が形成されているので、最上位置のブレード12Aから順次に正確に段積みが効率良く行えるようになっている。
The intermittent
ここで、上記構造とすることにより、5段積みされ落下されるときの角度を供給コンベヤ110から搬送されて来たときとは方向を変更して排出コンベヤ20に排出することも可能である。なお、上記段積み装置40において、段階的に配置されるブレード12Aは、上位置のものから下位置のものに向かって順次にθ=約51度位相を遅らせ、かつ等間隔で取り付けるとともに、最下位置のブレード12Aは、360度位相遅れの状態で最上位置のブレード12Aと同一方向に向け、6段積みや7段積みを行うようにすることも実施に応じ任意である。
Here, by adopting the above-described structure, it is also possible to change the direction when the five stages are stacked and dropped from the
W(W1…W5) 箱状ワーク
θ 位相角
A,110 供給コンベヤ
d ブレードのスリット
e ブレードの中心孔
f ブレードの切り欠き
K1 回転方向
K2 回転方向
F1 前方エッジ
F2 後方エッジ
10,40 段積み装置
12 繰下げユニット
12A ブレード
12B 回転軸
13 ガイド筒
13A 開口部
13B 開口部
20 排出コンベヤ
23 フラップ
120 間欠貯留用シャッタ装置
130 ピッチャコンベヤ
W (W1... W5) Box-shaped workpiece θ Phase angle A, 110 Supply conveyor d Blade slit e Blade center hole f Blade notch K1 Rotation direction K2 Rotation direction F1 Front edge
Claims (6)
一対の各繰下げユニットおける複数のブレードは、所定の上下間隔を保って段階的に配設されるとともに、回転方向について上位置のブレードから下位置のブレードに向かって順次に位相を遅らせて各回転軸に均等の角度間隔で取り付けられ、
左右1対の繰下げユニットは、1対の回転軸間において向かい合った上位置の左右1対のブレード上に順次に供給される箱状ワークを1対の回転軸の回転により順次に向かい合う下位置の左右1対のブレードに繰り下げることを特徴とする箱状ワークの段積み装置。 A plurality of blades that sequentially receive and support box-shaped workpieces continuously supplied from a supply conveyor, and a pair of lowering units provided with rotating shafts that rotate the plurality of blades are arranged on the left and right,
The plurality of blades in each of the pair of lowering units are arranged in stages while maintaining a predetermined vertical distance, and each rotation is performed by sequentially delaying the phase from the upper blade to the lower blade in the rotation direction. Mounted at equal angular intervals on the shaft,
The pair of left and right lowering units are arranged so that the box-shaped workpieces sequentially supplied onto the pair of left and right blades facing each other between the pair of rotation shafts are sequentially opposed to each other by the rotation of the pair of rotation shafts. A box-shaped workpiece stacking device characterized by being lowered into a pair of left and right blades.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003387480A JP2005145679A (en) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | Multiple stacking device of box-like workpiece |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003387480A JP2005145679A (en) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | Multiple stacking device of box-like workpiece |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005145679A true JP2005145679A (en) | 2005-06-09 |
Family
ID=34694824
Family Applications (1)
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JP2003387480A Pending JP2005145679A (en) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | Multiple stacking device of box-like workpiece |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005145679A (en) |
-
2003
- 2003-11-18 JP JP2003387480A patent/JP2005145679A/en active Pending
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