JP2005144948A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノイズの影響を受け難い信頼性の高い液滴吐出異常検出と、液滴吐出異常の原因が検出可能な、液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】 駆動回路18により、アクチュエータを駆動してキャビティ内のインクをノズルから液滴として吐出する複数のインクジェットヘッド100Y〜100Kと、インクを収容するインクカートリッジ22と、インクジェットヘッド100Y〜100Kの吐出の異常を検出する吐出異常検出回路55とを備える。吐出異常検出回路55は、インクカートリッジ22に配置され、アクチュエータの残留振動を電気的に検出することにより液滴吐出異常を検知する。
【選択図】 図17

Description

本発明は、液滴吐出装置に係わり、吐出異常検出及びインク残量検出に関する。
液滴吐出装置の一つであるインクジェットプリンタは、インクジェットヘッド及びインクカートリッジを搭載した可動キャリッジがキャリッジ軸に沿って並進移動し、インクジェットヘッドに設けられた複数のノズルからインク滴(液滴)を吐出して所定の用紙上に画像形成を行っている。
インクジェットヘッドのノズルは、インク切れ、気泡の発生、目詰まり(乾燥)、塵や紙粉の付着等の原因によってインク滴が吐出するべき時に吐出しないインク滴不吐出いわゆるドット抜けが生じ、画質を劣化させる原因となっている。
従来、このようなインク滴の吐出異常(以下、「ドット抜け」ともいう)を検出する方法として、インクジェットヘッドのノズルからインク滴が吐出されない状態(インク滴吐出異常状態)をインクジェットヘッドのノズル毎に光学的に検出する方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−309963号公報
しかしながら、従来の光学式の液滴吐出異常の検出方法では、光源及び光学センサを含む検出器が液滴吐出装置(例えば、インクジェットプリンタ)に取付けられている。このため、インクジェットヘッドのノズルから吐出する液滴が光源と光学センサの間を通過することにより光を遮断するように、光源及び光学センサを高精度に配置しなければならないという課題がある。また、このような検出器は通常高価であり、インクジェットプリンタの製造コストが増大してしまうという課題もある。
そこで、本発明は、光学式の液滴吐出異常検出を採用せず、ノイズの影響を受け難い信頼性の高い液滴吐出異常検出が可能な液滴吐出装置を提供することを目的とする。また、インク残量の有無を確実に検出し、液滴吐出異常がインク切れ、あるいは、他の原因かを検出可能な、ノイズの影響を受け難い信頼性の高い液滴吐出装置を提供することを第2の目的とする。
本発明の液滴吐出装置は、駆動回路によりアクチュエータを駆動して、キャビティ内の液体をノズルから液滴として吐出する複数の液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体収容部を有する液体カートリッジと、前記液滴吐出ヘッドの吐出の異常を検出する吐出異常検出回路とを備え、前記液体カートリッジ内に前記吐出異常検出回路を配置したことを特徴とする。
上記の液滴吐出装置によれば、本来、液滴吐出ヘッドの液滴吐出異常を検出するアクチュエータの残留振動の電気的信号は微弱であり、仮に吐出異常検出回路を液滴吐出装置内に配置すると、液滴吐出装置を構成するモータ等からの電気的ノイズを受け易いが、液体カートリッジ内に吐出異常検出回路を配置することにより、吐出異常検出回路が液滴吐出ヘッドの近くに配置されることにより、検出信号が電気的ノイズに対して影響を受け難く信頼性の高い液滴の吐出異常検出が可能になる。
本発明の液滴吐出装置は、駆動回路によりアクチュエータを駆動して、キャビティ内の液体をノズルから液滴として吐出する複数の液滴吐出ヘッドと、前記液体を内蔵する液体カートリッジと、前記液滴吐出ヘッドの吐出の異常を検出する吐出異常検出回路と、前記液体カートリッジ内の液体残量を検出する液体残量センサと、該液体残量を検出する検出回路とを備えた液滴吐出装置であって、前記液体カートリッジ内に前記吐出異常検出回路と、前記液体残量センサと、前記検出回路とを配置したことを特徴とする。
上記の液滴吐出装置によれば、液体カートリッジ内に吐出異常検出回路、液体残量センサ、検出回路とを配置することにより、液滴吐出ヘッドの吐出の異常を検出する検出信号が電気的ノイズに対して影響を受け難く、しかも、カートリッジ内の液体の有無が確実に分かると共に、吐出異常の原因の判定が可能になる。
本発明の液滴吐出装置は、前記吐出異常検出回路は、前記アクチュエータの駆動による前記液滴の吐出動作後、前記アクチュエータとの接続を前記駆動回路から前記検出回路へ切り替えて、前記アクチュエータの残留振動を電気的に検知することによって液滴吐出異常を検出することを特徴とする。
上記の液滴吐出装置によれば、吐出異常検出回路は、アクチュエータの駆動による液滴の吐出動作後に、アクチュエータとの接続を駆動回路から検出回路へ切り替えることにより、駆動回路に影響されずにアクチュエータの残留振動を検出することができる。
本発明の液滴吐出装置は、前記液体残量センサは、発光素子と受光素子とを備え、前記液体カートリッジは、光を透過する光透過部を備えた液体収容部を有し、前記発光素子の発光は前記光透過部を透過して前記受光素子に到達することにより、前記発光素子に印加する電圧を所定値に設定し、初期液体量の時の前記受光素子が受光した光量に比例した電圧値と、液体が消費した時の前記受光素子が受光した光量に比例した電圧値とから、前記液体収容部内の液体の残量を検出することを特徴とする。
上記の液滴吐出装置によれば、液体残量センサを液体カートリッジ内に配置し、同じ液体カートリッジ内の液体収容部に光を透過する光透過部を備えたことにより、液体収容部内の液体の残量を明確に判定することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の液滴吐出装置の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、本発明の液滴吐出装置の一例として、液体としてのインクを吐出して用紙に画像をプリントするインクジェットプリンタを用いて説明する。
図1は、本発明の液滴吐出装置としてのインクジェットプリンタのインクジェットヘッド駆動部の概略構造を示す平面図である。
図1において、インクジェットプリンタ1のインクジェットヘッド駆動部10は、可動キャリッジ2、キャリッジガイド軸3、タイミングベルト4、キャリッジモータ5、制御部6、エンコーダ24、リニアスケール25、ワイパ29、キャップ30等で構成されている。
可動キャリッジ2は、インクの種類に対応した複数のインクジェットヘッド100(ヘッドユニット21)と、各インクジェットヘッド100にインクを供給する複数の、液体カートリッジとしてのインクカートリッジ22を搭載し、タイミングベルト4に連結する連結部23を有している。
インクカートリッジ22は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクを充填した各インクカートリッジを備えており、ヘッドユニット21は、この各色にそれぞれ対応した複数のインクジェットヘッド100が設けられることになる。
2本のキャリッジガイド軸3は、その両端をプリンタフレーム(図示しない)に支持され、このキャリッジガイド軸3に可動キャリッジ2が往復動自在にガイドされている。
タイミングベルト4は、キャリッジガイド軸3と平行に延在し、キャリッジモータ5の作動により、キャリッジモータ5に直結する駆動プーリ51と従動プーリ52を介してタイミングベルト4が正逆走行する。
エンコーダ24は、可動キャリッジ2に取付けられており、可動キャリッジ2(ヘッドユニット21)の位置を、キャリッジガイド軸3に平行に配置したリニアスケール25とによって検出し、検出した検出信号をキャリッジ位置検出回路を介して制御部6に入力する。
ワイパ29及びキャップ30は、2本のキャリッジガイド軸3の間に、断面的には可動キャリッジ2の往復動する近傍に配置されている。また、インクジェットヘッド100のノズル面に接離可能な移動構造を有している。
ワイパ29は、弾性変形可能な例えばゴムからなり、ノズル面に紙粉や浮遊するゴミ等が付着してインクが吐出しなくなる吐出異常の場合、必要に応じ動作指示することによりノズル面に接触する位置に移動して、往復動する可動キャリッジ2のノズル面を擦ることにより、紙粉、ゴミ、インク溜り等を取り除く回復動作を行う。
キャップ30は四角の箱型のキャップであり、動作時にインクジェットヘッド100のノズル面に密着する箱型に開放する4辺部は、弾性変形可能でしかもインクに対して劣化しないゴム材料で構成し、キャップ30内部にインクを吸収するスポンジ状のインク吸収体を備えている。また、四角の箱型の底面には、インク取出し口を有し、インク取出し口には、後述するインクを吸引するためのポンプモータ31に係合するチューブが結合している。
キャップ30は、インクジェットヘッド100内に気泡が混入した場合等に行うフラッシング(予備吐出)や、インクジェットプリンタ1を長期間使用しないことによりノズルが乾燥した等の場合、必要に応じ動作指示することにより、可動キャリッジ2がキャップ30の位置に移動する。そしてキャップ30がインクジェットヘッド100のノズル面に密着移動した後に、ポンプモータ31が稼動してインクジェットヘッド100のノズル、あるいはノズル面に乾燥したインクや、キャップ30内に溜まっているインクを、チューブを用いて吸引し、廃インクタンク等に排出する回復動作を行う。
制御部6は、印刷処理や吐出異常検出処理などの各種処理を実行するCPU等を備えている。この制御部6は、電気信号を伝えるケーブル26によりヘッドユニット21と電気的に接続されている。なお、ケーブル26の長さは、可動キャリッジ2の往復動に対応するために、記録する媒体(記録用紙P)の印刷最大幅寸法の2倍から3倍程度を有する。
このように構成されたインクジェットヘッド駆動部10は、可動キャリッジ2がキャリッジモータ5の作動により、2本のキャリッジガイド軸3に案内されて往復動する。そして、この往復動の際に、印刷される印刷データに対応して、ヘッドユニット21から適宜インクが吐出され、記録用紙P上へ所定の文字や画像の印刷が行われる。
図2は、本発明のインクジェットプリンタの主要部を概略的に示すブロック図である。
図2において、本発明のインクジェットプリンタ1は、ホストコンピュータ8から入力された印刷データなどを受け取るインターフェース部(IF:Interface)9、制御部6、キャリッジモータ5、キャリッジモータ5を駆動制御するキャリッジモータドライバ43、給紙モータ53、給紙モータ53を駆動制御する給紙モータドライバ54、エンコーダ24、キャリッジ位置検出回路27、ポンプモータ31、ポンプドライバ32、ヘッドユニット21、ヘッドユニット21を駆動制御するヘッドドライバ33、吐出異常検出回路55、吐出異常判定回路56とを備えている。
制御部6は、印刷処理や吐出異常検出処理などの各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)61と、ホストコンピュータ8からIF9を介して入力される印刷データを、データ格納領域に格納する不揮発性半導体メモリの一種であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)62と、後述する吐出異常検出処理等を実行する際に各種データを一時的に格納する、あるいは印刷処理などのアプリケーションプログラムを一時的に展開するRAM(Random Access Memory)63と、各部を制御する制御プログラム等を格納する不揮発性半導体メモリの一種であるPROM64とを備えている。なお、制御部6の各構成要素は、図示しないバスを介して電気的に接続されている。
このように構成された制御部6は、IF9を介して、ホストコンピュータ8から印刷データを入手すると、その印刷データをEEPROM62に格納する。そして、CPU61は、この印刷データに所定の処理を実行して、この処理データに基づいて、各ドライバ33,43,54に駆動信号を出力する。各ドライバ33,43,54を介してこれらの駆動信号が入力されると、ヘッドユニット21(後述する複数のインクジェットヘッド100に対応する静電アクチュエータ120)、インクジェットプリンタのキャリッジモータ5及び給紙装置の給紙モータ53がそれぞれ作動する。
このとき、給紙モータ53は可動キャリッジ2の往復動の方向とほぼ直交する方向に記録用紙Pを一枚ずつ間欠送りする。すなわち、可動キャリッジ2の往復動と記録用紙Pの間欠送りとが、印刷における主走査及び副走査となって、記録用紙Pにインクジェット方式の印刷処理が実行される。
なお、吐出異常検出回路55及び吐出異常判定回路56について詳細は後述する。
次に、可動キャリッジ2に搭載されたヘッドユニット21の構造を説明する。
図3は、ヘッドユニット21内の1つのインクジェットヘッド100の概略的な断面図。図4は、図3に示すインクジェットヘッド100を複数適用したヘッドユニット21のノズル面の配置パターンを示す図。図5は、可動キャリッジ2の部分側面断面図である。なお、図3は、通常使用される状態とは上下逆に示している。
ヘッドユニット21は、ノズル110と、振動板121と、静電アクチュエータ120と、キャビティ141と、インク取入れ口131等で構成されたインクジェットヘッド100を所望数備えている。
ヘッドユニット21にはインクカートリッジ22が接続されている。このインクカートリッジ22から各インクジェットヘッド100に、インク取入れ口131を介してインクが供給される。
また、ヘッドユニット21は、シリコン基板140を挟んで、上側に同じくシリコン製のノズルプレート150と、下側にシリコンと熱膨張率が近いホウ珪酸ガラスからなるガラス基板160とがそれぞれ積層された3層構造をなしている。中央のシリコン基板140には、独立した複数のキャビティ(圧力室)141と、1つのリザーバ(共通インク室)143と、このリザーバ143を各キャビティ141に連通させるインク供給口(オリフィス)142としてそれぞれ機能する溝が形成されている。
各溝は、例えば、シリコン基板140の表面からエッチング処理を施すことにより形成することができる。このノズルプレート150と、シリコン基板140と、ガラス基板160とがこの順序で接合され、各キャビティ141、リザーバ143、各インク供給口142が区画形成されている。
これらのキャビティ141は、それぞれ短冊状(直方体状)に形成されており、後述する振動板121の振動(変位)によりその容積が可変であり、この容積変化によりノズル110からインクを吐出するよう構成されている。ノズルプレート150には、各キャビティ141の先端側の部分に対応する位置に、ノズル110が形成されており、これらが各キャビティ141に連通している。また、リザーバ143が位置しているガラス基板160の部分には、リザーバ143に連通するインク取入れ口131が形成されている。
インクは、インクカートリッジ22からインク取入れ口131を通り、リザーバ143に供給される。リザーバ143に供給されたインクは、各インク供給口142を通って、独立した各キャビティ141に供給される。なお、各キャビティ141は、ノズルプレート150と、シリコン基板140の側壁(図示しない)と、底壁121とによって、区画形成されている。
独立した各キャビティ141は、その底壁121が薄肉に形成されており、底壁121は、その面外方向(厚さ方向)、すなわち、図3において上下方向に弾性変形(弾性変位)可能な振動板(ダイヤフラム)として機能するように構成されている。したがって、この底壁121の部分を、以後の説明の都合上、振動板121と称して説明することもある(すなわち、以下、「底壁」と「振動板」のいずれにも符号121を用いる)。
ガラス基板160のシリコン基板140側の表面には、シリコン基板140の各キャビティ141に対応した位置に、それぞれ、浅い凹部161が形成されている。したがって、各キャビティ141の底壁121は、凹部161が形成されたガラス基板160の対向壁162の表面に、所定の間隙を介して対向している。すなわち、キャビティ141の底壁121と後述するセグメント電極122の間には、所定の厚さ(例えば、0.2ミクロン程度)の空隙が存在する。なお、前記凹部161は、例えば、エッチングなどで形成することができる。
ここで、各キャビティ141の底壁(振動板)121は、制御部6から供給される駆動信号によってそれぞれ電荷を蓄えるための各キャビティ141側の共通電極124の一部を構成している。すなわち、各キャビティ141の振動板121は、それぞれ、後述する静電アクチュエータ120の対向電極(コンデンサの対向電極)の一方を兼ねている。そして、ガラス基板160の凹部161の表面には、各キャビティ141の底壁121に対向するように、それぞれ、共通電極124に対向する電極であるセグメント電極122が形成されている。
このように、各キャビティ141の底壁121、すなわち、振動板121と、それに対応する各セグメント電極122とは、キャビティ141の底壁121の図3に示す下側の表面に形成された絶縁層123と凹部161内の空隙とを介し、対向電極(コンデンサの対向電極)を形成(構成)している。したがって、振動板121と、セグメント電極122と、これらの間の絶縁層123及び空隙とにより、静電アクチュエータ120の主要部が構成される。
これらの対向電極の間に駆動電圧を印加するための駆動回路を含むヘッドドライバ33は、制御部6から入力される印刷信号(印刷データ)に応じて、これらの対向電極間の充放電を行う。ヘッドドライバ33(電圧印加手段)の一方の出力端子は、個々のセグメント電極122に接続され、他方の出力端子は、シリコン基板140に形成された共通電極124の入力端子124aに接続されている。なお、シリコン基板140には不純物が注入されており、それ自体が導電性をもつために、この共通電極124の入力端子124aから底壁121の共通電極124に電圧を供給することができる。
なお、ヘッドユニット21は、1組のノズル110及び静電アクチュエータ120を有してなるインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)100を、複数(所望数)備えた構成をして、図4に示すノズル110の配置パターンのように、イエロー(Yと表示する)、マゼンタ(Mと表示する)、シアン(Cと表示する)、ブラック(Kと表示する)の4色のインクに対応した各色毎に、複数のノズル110がα寸法に段をずらして副走査方向に略並行に直線的に配置されている。このノズル110の所望数及びノズル110間のピッチβは、印刷速度や印刷解像度(dpi)に応じて適宜設定される。
また、ヘッドユニット21は、図5の可動キャリッジ2の部分側面断面図に示すように、ヘッドユニット21に対してイエロー(Yと表示する)、マゼンタ(Mと表示する)、シアン(Cと表示する)、ブラック(Kと表示する)のインクカートリッジ22が、それぞれのインク補給口75からインクジェットヘッド100に装着され、各インクカートリッジ22からそれぞれの色のインクがヘッドユニット21のインク取入れ口131を介して供給される。
ヘッドユニット21には、各インクカートリッジ22を案内するカートリッジガイド170が備えられており、カートリッジガイド170に案内されてインクカートリッジ22とインクジェットヘッド100とが確実に結合される。また、各インクカートリッジ22の中のインクが無くなった時には、カートリッジ取出し部171を開けてインクカートリッジ22を独立に取り出して交換することができる。
このように構成されたヘッドユニット21は、ヘッドドライバ33から静電アクチュエータ120の対向電極間に駆動電圧が印加されると、対向電極間にクーロン力が発生し、底壁(振動板)121は、初期状態に対して、セグメント電極122側へ撓み、キャビティ141の容積が拡大する。
この状態において、ヘッドドライバ33の制御により、対向電極間の電荷を急激に放電させると、振動板121は、その弾性復元力によって上方に復元し、初期状態における振動板121の位置を越えて上部に移動し、キャビティ141の容積が急激に収縮する。このときキャビティ141内に発生する圧縮圧力により、キャビティ141を満たすインクの一部が、このキャビティ141に連通しているノズル110からインク滴として吐出される。
各キャビティ141の振動板121は、この一連の動作(ヘッドドライバ33の駆動信号によるインク吐出動作)により、次の駆動信号(駆動電圧)が入力されて再びインク滴を吐出するまでの間、減衰振動をしている。以下、この減衰振動を残留振動とも称する。振動板121の残留振動は、ノズル110やインク供給口142の形状、あるいはインク粘度等による音響抵抗rと、流路内のインク重量によるイナータンスmと、振動板121のコンプライアンスCmとによって決定される固有振動周波数を有するものと想定される。
上記想定に基づく振動板121の残留振動の計算モデルについて説明する。図6は振動板121の残留振動を想定した単振動の計算モデルを示す回路図である。この計算モデルは、音圧pと、上述のイナータンスm、コンプライアンスCm及び音響抵抗rとで表せる。そして、図6に示す回路に音圧pを与えた時のステップ応答を体積速度uについて計算すると、次式が得られる。
Figure 2005144948
この式から得られた計算結果と、別途行ったインク吐出後の振動板121の残留振動の実験における実験結果とを比較する。図7は、振動板121の残留振動の実験値と計算値との関係を示すグラフである。この図7に示すグラフからも分かるように、実験値と計算値の2つの波形は、概ね一致している。
さて、ヘッドユニット21の各インクジェットヘッド100では、前述したような吐出動作を行ったにもかかわらずノズル110からインク滴が正常に吐出されない現象、すなわち液滴の吐出異常が発生する場合がある。この吐出異常が発生する原因としては、後述するように、(1)キャビティ141内への気泡の混入、(2)ノズル110付近でのインクの乾燥・増粘(固着)、(3)ノズル110出口付近への紙粉付着、等が挙げられる。
この吐出異常が発生すると、その結果としては、典型的にはノズル110から液滴が吐出されないこと、すなわち液滴の不吐出現象が現れ、その場合、記録用紙Pに印刷した画像等における画素のドット抜けを生じる。また、ノズル110から液滴が吐出されたとしても、液滴の量が過少であったり、その液滴の飛行方向がずれたりして適正に着弾しないので、やはり画素のドット抜けとなって現れる。
以下、図7に示す比較結果に基づいて、インクジェットヘッド100のノズル110に発生する印刷処理時のドット抜け(吐出異常)現象(インク不吐出現象)の原因別に、振動板121の残留振動の計算値と実験値が概ね一致するように、計算モデルの音響抵抗r、イナータンスmの値を調整して傾向を見た。その結果、インク吐出異常の原因によって、正常吐出の時とは異なった振動板121の残留振動となる事を確認した。
先ず、インク吐出異常の原因としてキャビティ141内へ気泡の混入した場合を、図8に示す。図8(a)は、振動板121の残留振動の実験値と計算値との関係を示すグラフであり、図8(b)は、ノズル110付近の概念図である。
インクが正常に吐出された図7の場合に対して音響抵抗r、イナータンスmを共に小さく設定すると、図8(a)の結果(グラフ)が得られた。
この結果から、図8(b)に示すように、インクジェットヘッド100やインクジェットプリンタ1に衝撃などが加わることにより、キャビティ141内に気泡Bが生じた場合、あるいはキャビティ141内に気泡Bが混入した場合には、キャビティ141内を満たすインク重量が、気泡Bの混入した分減ることにより、イナータンスmが減少し、気泡Bがインク供給口142(図3参照)あるいは、ノズル110近傍に詰まった為に、ノズル径が大きくなった状態と同じとなり、音響抵抗rが減少したと考えられる。これによって、周波数が高くなる特徴的な残留振動波形として検出する事ができる。
この場合の回復動作は、図1に示した、ポンプモータ31を稼動してインクを吸引することが有効である。気泡Bが小さな場合には、フラッシング(予備吐出)により回復することがある。
次に、インク吐出異常の原因としてインクジェットプリンタ1を長期間使用しない等により、ノズル110付近でのインクの乾燥・増粘(固着)した場合を、図9に示す。図9(a)は、振動板121の残留振動の実験値と計算値との関係を示すグラフであり、図9(b)は、ノズル110付近の概念図である。
インクジェットヘッド100(ノズル110)を常温雰囲気下に数日間放置して、吐出しなくなった状態での残留振動を測定した実験値と、インクが正常に吐出された図7の場合に対して、音響抵抗rを大きく設定した計算値とから、図9(a)の結果(グラフ)が得られた。
この結果から、図9(b)に示すように、乾燥によりキャビティ141内のノズル110付近のインクが増粘して、音響抵抗rが増大したと考えられる。これによって、過減衰した特徴的な残留振動波形として検出する事ができる。
この場合の回復動作は、図1に示した、ポンプモータ31を稼動して、ノズル110にインクを強制的に流入させることにより、インク濃度を通常の濃度まで低下させることが有効である。ノズル110の軽微な目詰まりの場合には、フラッシング(予備吐出)により回復することがある。
次に、インク吐出異常の原因としてノズル110出口付近に紙粉が付着した場合を、図10に示す。図10(a)は、振動板121の残留振動の実験値と計算値との関係を示すグラフであり、図10(b)は、ノズル110付近の概念図である。
ノズル110に紙粉を付着して、吐出しなくなった状態での残留振動を測定した実験値と、インクが正常に吐出された図7の場合に対して、音響抵抗rとイナータンスmを共に大きく設定した計算値とから、図10(a)の結果(グラフ)が得られた。
この結果から、図10(b)に示すように、紙粉によりノズル110からインクが染み出す事によって、振動板121から見たインク重量が増加することによりイナータンスmが増加し、さらに、ノズル110に付着した紙粉の繊維によって音響抵抗rが増大したと考えられる。これによって、正常吐出の周期と比べて周期が大きくなる(周波数が低くなる)特徴的な残留振動波形として検出する事ができる。
この場合の回復動作は、図1に示した、ワイパ29でノズル面を擦って紙粉などを除去することが有効である。また、フラッシング(予備吐出)を行って防止することもある。
以上の結果から、振動板121の残留振動の変化によってインク滴不吐出(吐出異常)を検出すると共に、吐出異常の原因を特定する事ができる。
次に、吐出異常検出回路55について説明する。
図11に、ヘッドドライバ33と吐出異常検出回路55の概略的なブロック図を示す。
ヘッドドライバ33は、駆動回路18とスイッチ28などで構成され、吐出異常検出回路55は、発振回路11と、F/V変換回路12と、波形整形回路15とから構成される。
吐出異常検出回路55では、静電アクチュエータ120の振動板121の残留振動に基づいて、発振回路11が発振し、その発振周波数からF/V変換回路12及び波形整形回路15において振動波形を形成して検出する。
静電アクチュエータ120の残留振動波形の検出は、振動板121とセグメント電極122が、駆動回路18によって駆動電圧が印加された後、駆動/検出切替え信号によりスイッチ28が、静電アクチュエータ120と吐出異常検出回路55の発振回路11を接続する。次の駆動タイミングで、駆動/検出切替え信号により、スイッチ28が再び駆動回路18に接続する。
スイッチ28による切替えは、駆動回路18が駆動電圧を印加するとGNDレベルを維持するために行う。これにより、駆動回路18に影響されずに、静電アクチュエータ120の残留振動波形を検出する事ができる。
そして、吐出異常検出回路55によって検出された残留振動波形は、残留振動波形データから周期や振幅などを計測する計測回路17と、計測回路17によって計測された周期などに基づいてインクジェットヘッド100の吐出異常を判定する吐出異常判定回路56とを備えている。
以下、吐出異常検出回路55の各構成要素について説明する。
図12は、静電アクチュエータ120から構成されるコンデンサを含む発振回路の回路図である。発振回路11は、例えば、シュミットトリガ回路のヒステリシス特性を利用するCR発振回路である。シュミットトリガインバータ111の出力がHiの場合、抵抗素子(R)112を経てコンデンサC(振動板121とセグメント電極122との間の電位差)を充電する。コンデンサCの充電電圧が、入力スレッショルド電圧V+に達すると、シュミットトリガインバータ111の出力がLoに反転する。
そしてシュミットトリガインバータ111の出力がLoとなると、抵抗素子112を介してコンデンサCの充電電荷は放電される。この放電によりコンデンサCの電圧がシュミットトリガインバータ111の入力スレッショルド電圧V−に達するとシュミットトリガインバータ111の出力信号が再びHiに反転する。以降、この発振動作が繰返される。
発振回路11による発振周波数は、コンデンサCの静電容量の時間変化を検出するため、例えば、気泡混入時の残留振動周波数の10倍以上となるようにCRの時定数を設定する。この発振周波数の微小変化から残留振動波形を検出する事ができる。発振周波数の周期(パルス)毎に、測定用のカウントパルスを用いてそのパルスをカウントし、初期ギャップで得られるコンデンサCの静電容量での発振周波数のカウント量を測定したカウント量から減算することにより、残留振動波形について発振周期毎のデジタル情報が得られる。これらのデジタル情報に基づいて、デジタル/アナログ(D/A)変換を行うことにより、残留振動波形が生成される。
このような方法を用いても良いが、測定用のカウントパルスには発振周波数の微小変化を測定することが可能な高い周波数が必要となるため、後述するF/V変換回路12を用いている。
図13は、F/V変換回路12の回路図である。このF/V変換回路12は、3つのスイッチSW1、SW2、SW3と、2つのコンデンサC1、C2と、抵抗素子R1と、定電流Isを出力する定電流源13と、バッファ14とから構成される。
F/V変換回路12は、充電信号がLoになると、スイッチSW1は定電流源13とコンデンサC1(以下、C1と示す)を接続する。C1は、定電流源13の出力定電流IsとC1の傾き(Is/C1)によって決定される。そして、充電信号がHiになると、スイッチSW1はオープンとなり定電流源13とC1を切離す。C1には、充電信号のLoの期間充電された電位となって保存される。
そして、ホールド信号がHiになるとスイッチSW2は、C1と抵抗素子R1を経たコンデンサC2(以下、C2と示す)とを接続する。スイッチSW2の接続後、C1とC2の充電電位差によって互いに充放電が行われる。C1に対してC2の静電容量は、約1/10以下に設定されている。C1とC2間の電位差によって生じる充放電で使用される電荷量は、C1の充電電荷量の1/10以下となるためC2の電位は、ほぼC1の充電電位に充電される。
また、C2へ充電する時に配線のインダクタンス等により充電電位が跳ね上がらないようにするため、抵抗素子R1とC2で一次のローパスフィルタを構成している。C2にC1の充電電位が保持された後、ホールド信号がLoとなりC1と抵抗素子R1を経たC2とを切離す。さらに、クリア信号がHiとなりスイッチSW3はC1をGNDに接続し、C1の充電電荷がゼロとなるように放電動作を行う。
C1の放電動作後、クリア信号はLoとなり、C1をGNDから切離し、次の充電信号が来るまで待機する。C2に保持される電位は、充電信号のタイミング毎に更新され、バッファ14を経て残留振動波形として出力される。従って、発振回路11の発振周波数を高く設定すれば静電容量の時間的な変化を、より詳細に検出する事が可能となる。
図14に、発振回路の発振周波数に基づく出力信号を示すタイミングチャートであり、各信号の生成方法について説明する。
充電信号は、発振回路11の発振パルスの立ち上がりエッジから固定時間trを設定し、その固定時間trの間Highレベルとなるようにして生成される。ホールド信号は、充電信号の立ち上がりエッジに同期して立ち上がり、所定の固定時間だけHighレベルに保持され、Lowレベルに立ち下がるようにして生成される。クリア信号は、ホールド信号の立ち下がりエッジに同期して立ち上がり、所定の固定時間だけHighレベルに保持され、Lowレベルに立ち下がるようにして生成される。
次に、図15を用いて、固定時間tr及びt1の設定方法を説明する。
固定時間trの設定は、初期ギャップ時の静電容量で発振した発振パルスの周期から固定時間trを調整し、充電時間t1による充電電位がC1の充電範囲の1/2付近となるように設定する。また、ギャップ長が最大(Max)での充電時間t2から最小(Min)の充電時間t3間で、C1の充電範囲を超えないように充電電位の傾きを設定する。
充電電位の傾きは、dV/dt=Is/C1によって決定されるため、定電流源Isを適当な値に設定すれば良い。この定電流源Isを高く設定することによって、微小な静電容量変化を高感度で検出することができ、静電アクチュエータ120の微小な変化を検出する事が可能となる。
次に、図16の波形整形回路15の回路構成を示す回路図に基づいて、波形整形回路15の構成を説明する。
この波形整形回路15は、計測回路17を介して残留振動波形を矩形波として吐出異常判定回路56に出力するものである。波形整形回路15は、2つのコンデンサC3、C4と、2つの抵抗素子R2、R3と、2つの直流電圧源Vref1、Vref2と、オペアンプ(増幅器)151と、コンパレータ(比較器)152とから構成される。
オペアンプ151は、直流成分が除去されたF/V変換回路12のバッファ14の出力信号を反転増幅するとともに、その出力信号の高域を除去するためのローパスフィルタを構成している。なお、このオペアンプ151は、単電源回路を想定している。バッファ14の出力信号には、静電アクチュエータ120の初期ギャップによる静電容量成分が直流成分として含まれている。この静電容量成分は、インクジェットヘッド100によりバラツキがあるため、コンデンサC3により直流成分が除去され、残留振動の交流成分のみをオペアンプ151に通過させる。
オペアンプ151は、2つの抵抗素子R2、R3による反転増幅器を構成し、入力された残留振動(交流成分)は、−R3/R2倍に振幅される。また、オペアンプ151の単電源動作のために、その非反転入力端子に接続された直流電圧源Vref1によって設定された電位を中心に振動し、増幅された振動板121の残留振動波形が出力される。
ここで、直流電圧源Vref1は、オペアンプ151が単電源で動作可能な電圧範囲の1/2程度に設定されている。さらに、このオペアンプ151は、2つのコンデンサC3、C4により、カットオフ周波数1/(2π×C4×R3)となるローパスフィルタを構成している。
そして、直流成分を除去された後に増幅された振動板121の残留振動波形は、図15のタイミングチャートに示すように、次段のコンパレータ152でもう一つの直流電圧源Vref2の電位と比較され、その比較結果が矩形波として波形整形回路15から出力される。
インクジェットヘッド100のノズル110のメニスカスは、振動板121の残留振動に同期して振動するため、インクジェットヘッド100の駆動動作としては、残留振動が音響抵抗rにより決まった時間で減衰するのを待ってから次のインク吐出動作を行っている。この待機時間を使って残留振動を検出し駆動に影響しないドット抜け検出を行っている。そして、吐出異常判定回路56において残留振動の周期変化を測定しドット抜けの判定を行う。
以上に説明した吐出異常検出回路55は、図5において説明したインクカートリッジ22内に配置される。
図17は、吐出異常検出回路55の配置構造を説明するブロック図であり、図18は、インクカートリッジ22の構造を示す概略断面図である。
図17において、インクカートリッジ22は、イエロー22Y、ゼンタ22M、シアン22C、ブラック22Kの4色のインクカートリッジを備えている。ヘッドユニット21は、各インクカートリッジ22Y〜22Kに対応したインクジェットヘッド(ノズル110及び静電アクチュエータ120を複数有する)100Y、100M、100C、100Kが配列されている。
インクカートリッジ22Y〜22K内には、各インクカートリッジに吐出異常検出回路55が配置されている。この吐出異常検出回路55は、インクジェットプリンタ1本体内に配置された回路ブロック19に、ケーブル26(図1参照)を介してそれぞれ電気的に接続されている。
回路ブロック19は、吐出異常判定回路56、吐出選択手段65、駆動回路18を備えている。
吐出選択手段65は、シフトレジスタ65aと、ラッチ回路65bと、ドライバ65cとを備えており、複数のインクジェットヘッド100Y〜100Kのいずれのノズル110からインク滴を吐出するかを選択する。
シフトレジスタ65aに、図2に示すホストコンピュータ8から出力され、制御部6において所定の処理をされた印字データ(吐出データ)と、クロック信号(CLK)が順次入力される。この印字データは各インクジェットヘッド100Y〜100Kに対応する印字データとしてラッチ回路65bに出力される。
ラッチ回路65bでは、ヘッドユニット21のインクジェットヘッド100の数(ノズル110の数)に対応する印字データがシフトレジスタ65aに格納された後、入力されるラッチ信号によってシフトレジスタ65aの各出力信号をラッチする。ここで、CLEAR信号が入力された場合には、ラッチ状態が解除され、ラッチされていたシフトレジスタ65aの出力信号は0となり、印字動作は停止される。CLEAR信号が入力されていない場合には、ラッチされたシフトレジスタ65aの印字データがドライバ65cに出力される。シフトレジスタ65aから出力される印字データがラッチ回路65bによってラッチされた後、次の印字データをシフトレジスタ65aに入力し、印字タイミングに合わせてラッチ回路65bのラッチ信号を順次更新している。
ドライバ65cは、各インクジェットヘッド100の静電アクチュエータ120とを接続しており、ラッチ回路65bから出力されるラッチ信号で指定された各静電アクチュエータ120(インクジェットヘッド100Y〜100Kのいずれかあるいはすべての静電アクチュエータ120)に駆動回路18からの出力信号(駆動波形)を入力し、それによって、その駆動信号(電圧信号)が静電アクチュエータ120の両電極間に印加される。
そして、ヘッドユニット21のノズル110からインク滴が吐出された直後に、スイッチ28において静電アクチュエータ120の両電極間を駆動回路18から吐出異常検出回路55に切り替える(図11参照)。
インクカートリッジ22Y〜22K内に配置された、各吐出異常検出回路55は、各インクジェットヘッド100Y〜100Kのノズル110について吐出異常(インク滴不吐出)を振動板121の残留振動波形に基づいて検出すると、計測回路17がその波形データに基づいて残留振動波形の周期などを計測し、吐出異常判定回路56が、計測回路17の計測結果に基づいて、正常吐出か吐出異常か、及び、吐出異常(ヘッド異常)の場合には吐出異常の原因を判定して、制御部6の記憶手段(RAM)63にその判定結果を出力する。
以降同様に、駆動回路18の出力信号によって駆動されるインクジェットヘッド100のノズル110についての吐出異常を順次検出・判定する。
次に、図18に基づいて吐出異常検出回路55が配置されたインクカートリッジ22の構造を説明する。
1つのインクカートリッジ22は、カートリッジ本体71と、インクが充填されたインク容器(インク袋)73と、インク容器17の上端部を保持する保持部74と、インク容器73からヘッドユニット21(インクジェットヘッド100)へインクを供給する経路となるインク補給口75と、基板72を備えている。
基板72は、カートリッジ本体71に一体的に取付けられている。この基板72は、カートリッジ本体71の内側面に吐出異常検出回路55が配置され、基板72の外側面には、ケーブル26を介して吐出異常判定回路56及び制御部6に導通するための端子(電気接続部)Tが形成されている。
このように構成された4つのインクカートリッジ22Y〜22Kは、ヘッドユニット21を搭載した可動キャリッジ2にセットされる。
以上に説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)ヘッドユニット21(インクジェットヘッド100)のインク滴の吐出異常を検出する静電アクチュエータ120の残留振動の電気的信号は微弱であり、この微弱な電気的信号(残留振動の検出信号)をプリンタ本体側へ送るとプリンタ本体に配設された、キャリッジモータ5、ポンプモータ31、給紙モータ53等からの電気的ノイズを受け易いが、吐出異常検出回路55をインクカートリッジ22内に備えることにより、吐出異常検出回路55がヘッドユニット21の近くに配置されることにより、検出信号が電気的ノイズに対して影響を受け難く、信頼性の高いインク滴の吐出異常検出が可能になる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、液体カートリッジとしてのインクカートリッジ22B内に、吐出異常検出回路55と、インク残量を検出する液体残量センサとしてのインク残量センサ57と、液体残量を検出する検出回路としてのインク残量検出回路58とを配置した液滴吐出装置である。
この実施形態の基本的な構成及び動作は、第1の実施形態と同様であり、その詳細説明はこれを省略する。
図19は吐出異常検出回路55、インク残量センサ57、インク残量検出回路58を説明するブロック図。図20はインク残量検出回路58とインク残量センサ57との関係を模式的に示す回路図。図21はインクカートリッジ22Bの構造を示す説明図であり、図21(a)は側断面図、図21(b)は正断面図である。
図19において、インクカートリッジ22Bは、イエロー22y、マゼンタ22m、シアン22c、ブラック22kの4色のインクカートリッジを備えている。ヘッドユニット21は、各インクカートリッジ22y〜22kに対応したインクジェットヘッド(ノズル110及び静電アクチュエータ120を複数有する)100Y、100M、100C、100Kが配列されている。
インクカートリッジ22y〜22k内には、各インクカートリッジに吐出異常検出回路55、インク残量センサ57、インク残量検出回路58とが配置されている。この吐出異常検出回路55及びインク残量検出回路58は、インクジェットプリンタ1本体内に配置された回路ブロック19Bに、ケーブル26(図1参照)を介してそれぞれ電気的に接続されている。
回路ブロック19Bは、吐出異常判定回路56、インク残量検出回路58、吐出選択手段65、計測回路17、駆動回路18を備えている。
吐出選択手段65は、シフトレジスタ65a、ラッチ回路65b、ドライバ65cを備えており、複数のインクジェットヘッド100Y〜100Kのいずれのノズル110からインク滴を吐出するかを選択する。
次に、インク残量センサ57とインク残量検出回路58との関係を図20に基づいて説明する。
インク残量検出回路58は、抵抗素子R4、R5と、アナログデジタル変換器(AD変換器)78とで構成されている。なお、抵抗素子R5は、フォトトランジスタ77からの出力信号を電圧として取り出すために設けられている。
インク残量センサ57のインク残量の検出は、インクが消費されていない初期の段階では、発光ダイオード76から発せられた光の多くは、インクによって吸収されてフォトトランジスタ77に到達することができない。フォトトランジスタ77は、わずかに受光した光の量に比例した電圧値を出力信号として出力することになる。
また、インクが消費されて残量がわずかになった段階では、発光ダイオード76からの光の多くがフォトトランジスタ77に到達することができる。なお、発光ダイオード76に印加される電圧値は所定電圧値に固定されている。
こうしたインクが消費されていない初期の段階と、インクが消費された段階におけるフォトトランジスタ77が受光した光の量に比例した電圧値が、フォトトランジスタ77からアナログ信号として出力された出力信号は、AD変換器78によってデジタル信号に変換されて出力信号としてインク残量判定回路59へ送信される。
インク残量判定回路59は、インクが消費されていない初期の段階と、インクが消費された段階におけるフォトトランジスタ77が受光した光の量に比例した電圧値の差を算出して、制御部6のPROM64に保存されているインクの残量を判定するための基準としてのテーブル値と比較して、算出値が所定値に達した場合に、インク残量が所定量を下回ったことを判定する。このインク残量の検出及び判定は、制御部6に構成されたタイマによって、所定の時間毎にインク残量の検出及び判定を行うことにより時間的な変化を得ることができる。
吐出異常判定回路56、吐出選択手段65、計測回路17、駆動回路18の動作については、第1の実施形態と同様であり、その詳細説明はこれを省略する。
次に、図21(a)(b)に基づいて吐出異常検出回路55、インク残量センサ57、インク残量検出回路58が配置されたインクカートリッジ22Bの構造を説明する。
1つのインクカートリッジ22Bは、カートリッジ本体71Bと、液体としてのインクが充填された液体収容部としてのインク容器(インク袋)73Bと、インク容器73Bの上端部を保持する保持部74と、インク残量センサ57と、インク容器73からヘッドユニット21(インクジェットヘッド100)へインクを供給する経路となるインク補給口75と、基板72Bを備えている。
インク残量センサ57は、発光素子としての発光ダイオード76を内蔵する発光部57aと受光素子としてのフォトトランジスタ77を内蔵する受光部57bとで構成され、インク容器73Bの下部を挟んで対向するように配置されている。
インク容器73Bには、透明で可撓性を有する透明樹脂層73aに金属箔など光透過性を有さない気体透過防止層73bを積層した材料からなり、気体透過防止層73bがインク容器73Bの内側となるようにして袋状に形成される。また、インク容器73Bは、インク残量センサ57の光透過部分として、発光部57aと受光部57bとの対向部位において、気体透過防止層73bが施されていない透明樹脂層73aが露出した開口部Wが、袋状の両面に形成されている。
基板72Bは、カートリッジ本体71に一体的に取付けられている。この基板72Bは、カートリッジ本体71の内側面に吐出異常検出回路55とインク残量検出回路58が配置され、基板72Bの外側面には、ケーブル26を介して吐出異常判定回路56、インク残量判定回路59及び制御部6に導通するための端子部Tが形成されている。
このように構成された4つのインクカートリッジ22y〜22kは、ヘッドユニット21を搭載した可動キャリッジ2にセットされる。
以上説明したように第2の実施形態によれば、第1の実施形態における効果(1)〜(6)が同様に得られる他、以下の効果が得られる。
(1)インクカートリッジ22B内にインク残量の検出機能(インク残量センサ57及びインク残量検出回路58)が配置されていると、インクの有無が確実に分かり、インク切れによる吐出異常なのか、あるいは気泡の発生・紙粉付着・乾燥などの原因による吐出異常なのかの判定が容易に可能になる。
(2)インク残量の検出は、インクが消費されていない初期の段階と、インクが消費された段階におけるフォトトランジスタ77が受光した光の量に比例した電圧値の差を用いて検出するため、インク残量を正確に検出できる。
(3)インク滴が吐出されない場面は、
(A)インク容器73Bに、インクジェットヘッド100がインク滴を吐出するに十分なインクが残っていない場合。
(B)インク容器73Bに、インクは十分あるにも関わらず何らかの吐出異常が生じている場合。
の両場面が考えられるが、インクカートリッジ22B内にインク残量の検出機能が配置されていると、(A)又は(B)の何れかの判定を明確にすることができる。
以上の実施形態において、インクジェットヘッド100の構造に静電アクチュエータ120用いた場合で説明したが、公知のピエゾアクチュエータ方式、あるいは、膜沸騰インクジェット方式であっても良い。公知のピエゾアクチュエータ方式としては、例えば、積層アクチュエータ、ユニモルフ型アクチュエータ、シェアモード型アクチュエータ等が提案されており、これらのピエゾクチュエータ方式には本実施形態をそのまま適用することが可能である。また、吐出異常検出回路55についても、静電アクチュエータ120の静電容量と抵抗によりCR発振させる方式で説明したが、ピエゾアクチュエータの場合には逆起電圧を検出する方式でも良く、本実施形態をそのまま適用することが可能である。
なお、膜沸騰インクジェット方式は、キャビティ内に微小ヒータを配置し、この微小ヒータを用いて瞬間的に300℃以上に加熱し膜沸騰させることにより、キャビティ内のインクの気泡を生成し、その圧力変化によってインク滴がノズルから吐出されるという原理であるが、膜沸騰インクジェット方式には振動板と対向電極を設けることにより本発明の技術的思想を適用することができる。
また、インクカートリッジ22,22Bは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクカートリッジを備えた場合で説明したが、インクカートリッジの個数及び各インクカートリッジに対応するインクジェットヘッドの数は、どんな数量の場合であっても良い。
また、吐出異常検出回路55は、インクカートリッジ22に配置した場合で説明したが、インクジェットヘッド100に配置しても良い。この場合でも同様の効果が得られる。
また、インクは、インクカートリッジ22,22Bのインク容器(インク袋)73,73Bに充填された場合で説明したが、インクカートリッジ22,22Bのカートリッジ本体ケース内71,71Bにインクを直接収容する構成も採用できる。
さらに、第2の実施形態において、インク残量センサ57は、発光素子として発光ダイオード76、受光素子としてフォトトランジスタ77を用いた場合で説明したが、発光素子として半導体レーザまたはエレクトロルミネッセンス(EL)を用いた場合、受光素子としてフォトダイオードを用いる場合であっても良い。
本発明の液滴吐出装置のインクジェットヘッド駆動部の概略構造を示す平面図。 本発明のインクジェットプリンタの主要部を概略的に示すブロック図。 インクジェットヘッドの概略的な断面図。 ヘッドユニットのノズル面の配置パターンを示す。 可動キャリッジの部分側面断面図。 振動板の残留振動を想定した単振動の計算モデルを示す回路図。 振動板の残留振動の実験値と計算値との関係を示すグラフ。 残留振動の計算値と実験値を示すグラフ、及びノズル付近の概念図(気泡の場合)。 残留振動の計算値と実験値を示すグラフ、及びノズル付近の概念図(乾燥の場合)。 残留振動の計算値と実験値を示すグラフ、及びノズル付近の概念図。(紙粉の場合) ヘッドドライバと吐出異常検出回路の概略的なブロック図。 静電アクチュエータから構成されるコンデンサを含む発振回路の回路図。 F/V変換回路の回路図。 発振回路の発振周波数に基づく出力信号を示すタイミングチャート。 固定時間tr及びt1の設定方法を説明する図。 波形整形回路の回路構成を示す回路図。 吐出異常検出回路の配置構造を説明するブロック図。 インクカートリッジの構造を示す概略断面図。 吐出異常検出回路、インク残量センサ、インク残量検出回路を説明するブロック図。 インク残量検出回路とインク残量センサとの関係を模式的に示す回路図。 インクカートリッジの構造を示す説明図。
符号の説明
1…液滴吐出装置としてのインクジェットプリンタ、2…可動キャリッジ、6…制御部、10…インクジェットヘッド駆動部、11…発振回路、12…F/V変換回路、15…波形整形回路、17…計測回路、18…駆動回路、19…回路ブロック、21…ヘッドユニット、22…液体カートリッジとしてのインクカートリッジ、27…キャリッジ位置検出回路、28…スイッチ、33…ヘッドドライバ、55…吐出異常検出回路、56…吐出異常判定回路、57…液体残量センサとしてのインク残量センサ、58…液体残量を検出する検出回路としてのインク残量検出回路、59…インク残量判定回路、71…カートリッジ本体、72…基板、73…液体収容部としてのインク容器、76…発光素子としての発光ダイオード、77…受光素子としてのフォトトランジスタ、78…アナログデジタル変換器、100…液滴吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッド、110…ノズル、120…アクチュエータとしての静電アクチュエータ、121…振動板、122…セグメント電極、124…共通電極。

Claims (4)

  1. 駆動回路によりアクチュエータを駆動して、キャビティ内の液体をノズルから液滴として吐出する複数の液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体収容部を有する液体カートリッジと、前記液滴吐出ヘッドの吐出の異常を検出する吐出異常検出回路とを備え、
    前記液体カートリッジ内に前記吐出異常検出回路を配置したことを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 駆動回路によりアクチュエータを駆動して、キャビティ内の液体をノズルから液滴として吐出する複数の液滴吐出ヘッドと、前記液体を内蔵する液体カートリッジと、前記液滴吐出ヘッドの吐出の異常を検出する吐出異常検出回路と、前記液体カートリッジ内の液体残量を検出する液体残量センサと、該液体残量を検出する検出回路とを備えた液滴吐出装置であって、
    前記液体カートリッジ内に前記吐出異常検出回路と、前記液体残量センサと、前記検出回路とを配置したことを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の液滴吐出装置において、
    前記吐出異常検出回路は、前記アクチュエータの駆動による前記液滴の吐出動作後、前記アクチュエータとの接続を前記駆動回路から前記検出回路へ切り替えて、前記アクチュエータの残留振動を電気的に検知することによって液滴吐出異常を検出することを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 請求項2又は請求項3記載の液滴吐出装置において、
    前記液体残量センサは、発光素子と受光素子とを備え、前記液体カートリッジは、光を透過する光透過部を備えた液体収容部を有し、前記発光素子の発光は前記光透過部を透過して前記受光素子に到達することにより、前記発光素子に印加する電圧を所定値に設定し、初期液体量の時の前記受光素子が受光した光量に比例した電圧値と、液体が消費した時の前記受光素子が受光した光量に比例した電圧値とから、前記液体収容部内の液体の残量を検出することを特徴とする液滴吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171209A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Seiko Epson Corp ノズル状態検出装置および画像形成装置

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JP2012171209A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Seiko Epson Corp ノズル状態検出装置および画像形成装置

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