JP2005142809A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話装置に搭載されている撮影機能の性能が向上するとともに、撮影した画像データを容易に配布できるようになった。
【解決手段】制御情報取得部110は、撮像部104の機能を制御するための制御信号を受信する。その制御信号は、例えばコンサート会場で受信できるように送信される。モード設定部108は、制御信号に基づいて、機能部102を通常モードまたは制限モードで機能させる。制限モードは、機能部102が生成する画像の画質を、通常モードにおける画像の画質より悪くするモードである。これにより、携帯電話装置100が生成する画像の画質を通常モードと制限モードとで変えることができる。
【選択図】図2
【解決手段】制御情報取得部110は、撮像部104の機能を制御するための制御信号を受信する。その制御信号は、例えばコンサート会場で受信できるように送信される。モード設定部108は、制御信号に基づいて、機能部102を通常モードまたは制限モードで機能させる。制限モードは、機能部102が生成する画像の画質を、通常モードにおける画像の画質より悪くするモードである。これにより、携帯電話装置100が生成する画像の画質を通常モードと制限モードとで変えることができる。
【選択図】図2
Description
この発明は電子装置が有する機能の制御技術に関し、とくに外部からの指示に応じて、機能を制御可能な電子装置、およびその装置を含むシステムに関する。
通信技術、情報処理技術、製造技術など各種技術の高度化にともない、携帯電話を初めとする様々な携帯端末の小型化が進み、それらの普及率も年々増加の一途を辿っている。こうした携帯端末の機能は年々高度化し、例えば携帯電話は、通話機能だけでなく、プログラムを実行することにより電子メールクライアント、ウェブブラウザなどを実現できる。更に、携帯電話の中には、カメラ、GPS(Global Positioning System)、録音機能、ラジオなどの機能を備える機種もある。
携帯端末は、常にユーザに携帯されていることが多く、そうしたことから携帯時に便利な機能が携帯端末に付属されるようになってきた。例えば、カメラを携帯電話に装備することにより、ユーザは、撮影したいと思った情景を逃さず画像として残すことができる。こうしたユーザにとってのメリットも、例えば劇場やコンサート会場の運営者にとってはデメリットになることもある。つまり、劇場の場合、撮影のためのフラッシュは演出効果上禁止する必要があるが、手軽に撮影できる手段を有するユーザが増えるほど、撮影の禁止を徹底することが困難になる。こうしたことから、電波を利用して制御信号を送信することにより、強制的に携帯電話の機能を制限するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−135838号公報
一般に、人は抑圧されると、反発する傾向がある。このため、強制的に機能を制限する従来の技術では、ユーザが劇場等の運営者に対して反感や不信感をもつことが予想され、そうしたイメージはビジネス的に問題になる。また、ユーザが強制的に機能制限されていることを知らず、単なる故障と判断してしまうことも考えられる。これは、携帯端末メーカーのイメージの低下を招く。
一方、携帯端末に付加される各種機能の性能は高くなり、例えば携帯電話に搭載されているカメラの性能は、通常のデジタルカメラとほぼ同等である。また、携帯電話は、電子メールの送受信機能などを備え、撮影した画像を容易に配布することができる。このため、例えばユーザは、コンサートの状態を撮影し、勝手に配布することができる。
本発明はこうした点に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザと運営者との思惑のバランスを適度に保つように、電子装置の機能を制御する技術の提供にある。
本発明者は、携帯電話など電子装置の撮影機能や録音機能などで得られるコンテンツの品質を調整することにより、例えば、撮影したいというユーザの気持ちと、配布されたくないという運営者の思惑を絶妙に保ちながら携帯端末の機能を制御することに想到した。
本発明のある態様は、第1ユーザの指示に応じて所定のコンテンツを生成する電子装置である。この装置は、第1の品質と第2の品質とでコンテンツを生成する機能部と、第1ユーザとは異なる第2ユーザの指示に応じて送信された制御信号を受信する受信部と、制御信号を受信した場合、第2ユーザの意図に応じた品質のコンテンツを生成することを機能部に指示するモード設定部とを備える。これにより、第2ユーザは、第1ユーザの電子装置が生成するコンテンツの品質を強制的に調整することができる。また、第1ユーザも電子装置を使い、第2ユーザが設定した品質でコンテンツを生成させることができる。
「コンテンツ」は、例えば画像データ、映像データ、音声データなど所定のアプリケーションで処理することにより、ユーザが視覚、聴覚、触覚などで認識可能な情報である。また、そのコンテンツは単一のファイルで構成されていてもよいし、複数のファイルおよびデータの組合せで構成されてもよい。要は、コンテンツは、所定のアプリケーションで所定の処理を実行するために必要な情報である。
本発明の別の態様は、所定の機能を実現する電子装置である。この装置は、第1の品質と第2の品質とで所定の機能を実現する機能部と、機能部における所定の機能の品質を決定するための制御情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、制御情報に基づいて、ユーザの許可を受け付けることなく、機能部に第1の品質または第2の品質で所定の機能を実現させるモード設定部とを備える。これにより、この装置は、受信した制御情報に応じて、強制的に品質を切り替えることができる。
この装置は、機能部に対する起動指示を検出する検出部と、起動指示を検出した場合、受信部に制御情報を受信する処理を実行させる指示部とを更に備える。これにより、機能部を利用する際、必ず制御情報の有無を確認し、制御情報に応じて適切な品質で所定の機能を実現することができる。
機能部が実現する機能は、当該電子装置の外部における環境状態をサンプリングする機能であって、第2の品質で機能する場合、機能部は、第1の品質で得られる品質より低い品質で環境状態をサンプリングしてもよい。
機能部が実現する機能は、環境状態を撮影する機能であって、第2の品質で機能する場合、機能部は、第1の品質で撮影した画像より低い画質の画像データを出力してもよい。
機能部が実現する機能は、環境状態を録音する機能であって、第2の品質で機能する場合、機能部は、第1の品質で録音した音声より低い音質の音声データを出力してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、電子装置が有する機能で得られるコンテンツに関係するビジネスプレイヤの思惑のバランスを適当に保つように、その機能を強制的に制御できる装置、およびシステムを提供できる。
<第1の実施の形態>
図1(a)は、第1の実施の形態に係る通信システム10の構成図である。制御情報送信装置50は、例えばコンサート会場、美術館、映画館、書店、コンビニエンスストアなど携帯電話装置100が有する機能を制限すべき制限範囲12に、携帯電話装置100の機能を制限するための制御情報を送信する。その制御情報は、例えばコンサート会場の運営者や書店の経営者など、制限範囲12の管理者により設定される。制限する機能は、例えば携帯電話装置100の撮影機能、録音機能など携帯電話装置100の周辺の環境状態をサンプリングする機能であってよい。本実施の形態では、制限の対象となる機能として撮影機能を例に説明する。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る通信システム10の構成図である。制御情報送信装置50は、例えばコンサート会場、美術館、映画館、書店、コンビニエンスストアなど携帯電話装置100が有する機能を制限すべき制限範囲12に、携帯電話装置100の機能を制限するための制御情報を送信する。その制御情報は、例えばコンサート会場の運営者や書店の経営者など、制限範囲12の管理者により設定される。制限する機能は、例えば携帯電話装置100の撮影機能、録音機能など携帯電話装置100の周辺の環境状態をサンプリングする機能であってよい。本実施の形態では、制限の対象となる機能として撮影機能を例に説明する。
携帯電話装置100は、撮像部104を有する携帯可能な電話装置である。携帯電話装置100は、制御情報に基づいて、自動的に撮像部104が生成する画像の画質を調整する。例えば制限範囲12の中で、ユーザが被写体20を撮影した場合、携帯電話装置100は、管理者の思惑に応じた画質で画像を生成する。
図1(b)は、画質の調整が行われていない時の被写体20の画像70(以下、「通常画像70」という)の一例を示す図であり、図1(c)は、画質の調整が行われた時の被写体20の画像72(以下、「制限画像72」という)の一例を示す図である。このように携帯電話装置100は、ユーザの指示に応じて制限範囲12の内側でも被写体20を撮影できるが、通常画像70より画質の悪い制限画像72を生成する。これにより、ユーザは、通常画像70には劣るが、個人的に楽しむことができるレベルの画質の制限画像72を手に入れることができる。一方、他人へ販売や配布するための画像としては、制限画像72は画質的に問題があるので、販売行為や配布行為を抑制できる。また、制限画像72には、制限画像であることを示す付加情報74が合成される。これにより、後日この制限画像72を見たときにも、制限画像のため画質が悪いということを認識することができる。
図1(d)は、制限範囲12の内側で携帯電話装置100に表示される画面80の一例を示す図である。制限範囲12の内側では、携帯電話装置100には、機能制限中であることを示すメッセージ82が表示される。これにより、ユーザは機能制限中であることを認識して、撮影を行うことができる。機能制限を認識した上で、ユーザは撮影を行うので、機能制限中に撮影した画像に対して、ユーザが例えば携帯電話装置100の故障と判断することを防止できる。
制御情報送信装置50は、制御情報を生成するための情報を格納する制御情報格納部56と、アンテナ52を介して制御情報格納部56に格納された情報に基づいて生成した制御情報を無線で送信する送信部54とを備える。制御情報格納部56は、制御内容を示すコマンドを保持してもよいし、制御内容として送信すべきデータを保持してもよい。要は、制御情報格納部56は、アンテナ52から送信する制御情報を生成するために必要な情報を保持する。
送信部54は、制御情報格納部56に保持されている情報に基づいて制御情報を生成し、アンテナ52を介して送信する。アンテナ52は、指向性のあるアンテナでもよいし、無指向性のアンテナであってもよい。また、制御情報送信装置50は、複数のアンテナ52を介して制御情報を送信してもよい。制御情報は、単に制限範囲12であることを示す情報(以下、単に「制限情報」という)だけを含んでもよいし、後述する携帯電話装置100における制限の度合いを示す情報(以下、単に「品質情報」という)を含んでもよい。そうした品質情報は、制限範囲12の管理者により任意に設定することが可能であり、制御情報格納部56に対応する制御内容を格納することで実現できる。
図2は、図1の携帯電話装置100の内部構成図である。携帯電話装置100の各構成要素は、ハードウエアコンポーネントで言えば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、DSP(Digital Signal Processor)、所定の通信プロトコルに準じて通信を行うための通信モジュール等を中心に実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。これから説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
通話部128は、電話装置としての機能を実現するユニットであり、マイク130が入力した音声をADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)やV−SELPなどを利用してデジタルデータに変換し、第1通信部126に出力する。また、通話部128は、第1通信部126を介して受信したデジタルデータをアナログ信号に変換し、スピーカ132から音声を出力する。第1通信部126は、公衆交換電話回線網に接続された基地局と無線回線を形成し、例えばTDMA(Time Division Multiple Access)やCDMA(Code Division Multiple Access)などの通信方式を利用して通信を行う。
操作部116は、携帯電話装置100に設けられたスイッチ、ボタン、ジョイスティックなどの入力デバイスであり、ユーザから種々の操作を受け付ける。本実施の形態では、操作部116は、後述する撮像部104を起動するためのカメラ起動ボタン118を有する。
利用部124は、例えば電子メールクライアント、ウェブブラウザ、後述する機能部102が撮像した画像コンテンツを管理するアルバム機能など種々の処理を実現する。利用部124は、操作部116を介してユーザから様々な指示を受け付け、それに応じた処理を実現する。そして、利用部124は、例えば電子メールクライアントなどの画面を表示部122に表示させる。
機能部102は、携帯電話装置100における機能のうち、図1の制御情報送信装置50から送信される制御情報に応じて、強制的に制御される機能を実現する。機能部102は、撮影機能、録音機能、着信音の発声機能など任意の機能を実現してもよい。本図の機能部102は撮影機能を実現する。機能部102は、CCD(Charge Coupled Diode)などを有し、RGB形式の画像データを出力する撮像部104と、その画像データに所定の処理を施す画像処理部106とを有する。
撮像部104は、例えばCCDが蓄光する時間を任意に調整可能であり、携帯電話装置100の外部の明るさに応じて自動的に調整するとともに、後述するモード設定部108からの指示に応じて、蓄光時間を調整する。
画像処理部106は、撮像部104から供給された画像データに対して、明度や彩度の調整、ノイズ除去などの各種の画像処理を施す。また、画像処理部106は、画像データを例えばPNG(Portable Network Graphics)などに準じて圧縮し、所定のフォーマットの画像ファイルを生成する。そして、画像処理部106は、生成した画像ファイルを格納部120に格納する。また、画像処理部106は、モード設定部108からの指示に応じて、明度や彩度を調整したり、各種のフィルタ処理を施したり、所定の文字やイメージを合成し、図1(b)および図1(c)を用いて説明した通常画像70ならびに制限画像72のいずれかを生成する。利用部124は、こうして格納部120に格納された画像ファイルを必要に応じて利用する。
起動指示部114は、カメラ起動ボタン118が押下されたことを検出して、機能部102を起動することをモード設定部108に指示する。モード設定部108は、制御情報取得部110に制御情報の取得処理を開始することを指示する。そして、モード設定部108は、制御情報取得部110から供給された制御情報に基づいて、機能部102を通常モードまたは制限モードで起動する。以下、「通常モード」と「制限モード」とを、「動作モード」と総称する。
通常モード設定値格納部134は、通常モードで機能部102を機能させるときの設定値を予め保持する。制限モード設定値格納部136は、制限モードで機能部102を機能させるときの設定値を予め保持する。通常モード設定値格納部134および制限モード設定値格納部136に保持される設定値は、例えば、撮像部104における蓄光時間、画像処理部106における明度や彩度の調整量、フィルタ処理の種類、文字やイメージの合成処理などを指定する情報であってよい。この設定値は、制限モードにおいて、どのように画像の品質を下げるかにより任意に設定することができる。例えば、図1(c)の制限画像72のように被写体20をぶれた状態にすることで品質を下げるためには、蓄光時間を設定値として通常モード設定値格納部134および制限モード設定値格納部136に格納すればよい。そして、制限モード設定値格納部136には、通常モード設定値格納部134に格納する蓄光時間より長い蓄光時間を格納する。つまり、蓄光時間を長くすることで、手ぶれなどの影響が画像に生じる。
モード設定部108は、制御情報取得部110から制御情報を受け付けた場合、制限モード設定値格納部136に保持されている設定値に基づいて画像ファイルを生成することを機能部102に指示する。また、制御情報取得部110から制御情報を取得できないこと、つまり、制限範囲12で無いことを指定する情報を受け付けた場合、モード設定部108は、通常モード設定値格納部134に保持されている設定値に基づいて画像ファイルを生成することを機能部102に指示する。また、制限モードで機能部102を機能させる場合、モード設定部108は、制限モードであることをユーザに通知するメッセージを表示部122に表示させる。これにより、図1(d)を用いて説明した表示画面80が、表示部122に表示される。
他の例で、機能部102が録音機能を有する場合には、例えばモード設定部108は、サンプリング周波数などを動作モードに応じて変えることにより、音声に関しても品質を変えることができる。
制御情報取得部110は、モード設定部108から制御情報の取得指示を受け付けると、第2通信部112を起動し、通信可能な状態にした後、制御情報の取得処理を開始する。第2通信部112は、例えば電波や赤外線などをキャリアとし、例えば10mから50m程度の比較的長距離の通信を可能とする無線で制御情報を受信する。前述した起動指示部114は、カメラ起動ボタン118の押下を検出すると、モード設定部108に機能部102の起動を指示する。そして、モード設定部108は、まず制御情報取得部110に制御情報の取得を指示する。つまり、ユーザが撮像部104の使用を要求した場合、必ず制御情報に基づいた動作モードの決定処理が行われる。これにより、第2通信部112が常に起動している必要がなく、制御情報を取得する際に自動的に起動される。このため、第2通信部112による消費電力を必要最小限に抑えることができる。
また、制御情報の取得処理を行った後であり、かつ機能部102が作動中の場合、制御情報取得部110は、第2通信部112を停止してもよい。そして、制御情報取得部110は、定期的に第2通信部112を起動し、制御情報の取得処理を行ってもよい。
図3は、図2の携帯電話装置100における撮影処理のフローチャートの一例である。図2の起動指示部114は、カメラの起動指示を検出し(S10)、図2の機能部102の起動を図2のモード設定部108に指示する。モード設定部108は、図2の制御情報取得部110に制御情報の取得処理の開始を指示する。そして、制御情報取得部110は、図2の第2通信部112を起動し(S12)、図2の制御情報取得部110は、制御情報の取得処理を行う(S14)。モード設定部108は、制御情報に基づいて、機能部102における機能に制限を加えるか否かを判定する(S16)。モード設定部108が制限を加えると判定した場合(S16のY)、モード設定部108は、機能部102を制限モードで動作するように設定する(S18)。
また、ステップ16で、モード設定部108が制限を加えないと判定した場合(S16のN)、モード設定部108は、機能部102を通常モードで動作するように設定する(S24)。そして、モード設定部108は、制限モードまたは通常モードで機能部102を起動する(S20)。そして、機能部102は、設定された動作モードで撮影処理を行う(S22)。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、比較的長距離の通信が可能な無線キャリアを利用することで、例えばコンサート会場や美術館など広い範囲で機能制限を行う形態を説明した。第2の実施の形態では、近距離の通信が可能な無線キャリアを利用してスポット的に機能制限を行う形態を説明する。
第1の実施の形態では、比較的長距離の通信が可能な無線キャリアを利用することで、例えばコンサート会場や美術館など広い範囲で機能制限を行う形態を説明した。第2の実施の形態では、近距離の通信が可能な無線キャリアを利用してスポット的に機能制限を行う形態を説明する。
図4は、第2の実施の形態に係る通信システム30の構成図である。被写体側携帯電話装置200および撮影側携帯電話装置250は、図2を用いて説明した携帯電話装置100と略同一の構成を有する。被写体側携帯電話装置200は、被写体となるユーザが保持する。撮影側携帯電話装置250は、撮影者であるユーザが保持する。被写体側携帯電話装置200は、撮影の許否を指定する撮影許否フラグ201を保持する。撮影許否フラグ201は、被写体となるユーザにより予め設定される。例えば、撮影されてもよい場合、ユーザは、予め撮影許否フラグ201を撮影の許可を示すフラグに設定する。撮影されたくない場合、ユーザは、予め撮影許否フラグ201を撮影の拒否を示すフラグに設定する。
撮影者が、撮影側携帯電話装置250のカメラ起動ボタン118を押下すると、撮影側携帯電話装置250は、被写体側携帯電話装置200に対して許否情報を要求する(S30)。そして、被写体側携帯電話装置200は、撮影許否フラグ201を許否情報として撮影側携帯電話装置250に送信する(S32)。この撮影側携帯電話装置250および被写体側携帯電話装置200間の、撮影の許否確認処理は、例えばブルートゥース(登録商標)やIrDAなどの近距離通信により行われる。これにより、撮影側携帯電話装置250の周辺に存在する被写体側携帯電話装置200と許否確認処理を行うことができる。
図5は、図4の被写体側携帯電話装置200および撮影側携帯電話装置250間の処理のシーケンスの一例を示す図である。図4の撮影側携帯電話装置250は、カメラの起動指示を検出すると(S50)、許否情報の取得処理を開始する(S52)。撮影側携帯電話装置250は、周辺の被写体側携帯電話装置200に向けて許否情報を要求する(以下、単に「拒否情報要求」という)(S54)。その要求を受信した被写体側携帯電話装置200は、許否情報を撮影側携帯電話装置250に向けて送信する(S56)。撮影側携帯電話装置250は、受信した許否情報に基づいて、撮影を許可されたか否かを判定する(S58)。許可された場合(S58のY)、撮影側携帯電話装置250は、通常モードに設定し(S60)、撮影を行う(S62)。ステップ58で、撮影が許可されなかった場合(S58のN)、撮影側携帯電話装置250はカメラ部分を起動せずに、撮影が許可されないことを示すメッセージを表示する(S64)。これにより、例えば被写体となる被写体側携帯電話装置200のユーザが、撮影者となる撮影側携帯電話装置250のユーザに勝手に撮影されることを防止できる。
図6は、図4の被写体側携帯電話装置200の内部構成図である。本図で既に説明した構成と同一の符号を付した構成は、機能および動作が既に説明した構成と略同一である。以下、既に説明した構成における機能とは異なる点を中心に説明する。許否フラグ設定部202は、操作部116を介してユーザから撮影を許可するか否かを受け付ける。そして、ユーザから撮影を許可することを受け付けた場合、許否フラグ設定部202は、許可を示す撮影許否フラグ201(以下、単に「許可フラグ」という)を許否フラグ格納部204に格納する。また、ユーザから撮影を拒否することを受け付けた場合、許否フラグ設定部202は、拒否を示す撮影許否フラグ201(以下、単に「拒否フラグ」という)を許否フラグ格納部204に格納する。
許否情報提供部206は、第2通信部112を介して受信した拒否情報要求に応じて、許否フラグ格納部204に格納されている撮影許否フラグ201を許否情報として撮影側携帯電話装置250に送信する。つまり、許否情報提供部206は、許否確認処理を行う。
起動部208は、許否フラグ格納部204に拒否フラグが格納されている場合、許否情報提供部206に起動を指示する。また、許否フラグ格納部204に許可フラグが格納されている場合、起動部208は許否情報提供部206の機能を停止させる。つまり、許否フラグ格納部204に拒否フラグが格納されている場合、起動部208は許否情報提供部206が常に許否情報提供部206からの許否情報要求に応答できるようにする。これにより、許否情報提供部206が動作することにより発生する消費電力を抑えることができる。もちろん常に許否情報提供部206が機能していてもよい。
一方、図4の撮影側携帯電話装置250は、被写体側携帯電話装置200と同一の構成であってよい。制御情報取得部110は、モード設定部108から指示されると、制御情報または許否情報の取得処理を開始する。そして、制御情報取得部110は、取得した制御情報および許否情報をモード設定部108に出力する。モード設定部108は、制御情報に基づいて、図2を用いて説明した処理を行う。また、モード設定部108は、許否情報に基づいて機能部102を起動する処理を行う。撮影を拒否することを示す許否情報を取得した場合、モード設定部108は機能部102を起動せず、撮影できないことを示すメッセージを表示部122に表示させる。撮影を許可することを示す許否情報を取得した場合、モード設定部108は機能部102を通常モードで起動する。これにより、ユーザが認識していない状態で、勝手に被写体として撮影されることを防止できる。
図7は、図4の撮影側携帯電話装置250における撮影処理のフローチャートの一例である。図4の撮影側携帯電話装置250は、図5の被写体側携帯電話装置200と同一の構成を有するため、図5の構成を用いて本フローチャートを説明する。起動指示部114は、カメラ起動ボタン118の押下を検出すると(S80)、モード設定部108に機能部102の起動を指示する。そして、モード設定部108の指示に応じて、制御情報取得部110は制御情報と許否情報の取得処理を開始する(S82)。制御情報取得部110が、制御情報のみを取得した場合(S84のa)、モード設定部108は第1の実施の形態を用いて説明した広エリアの制限モードで機能部102を機能させる(S86)。また、制御情報取得部110が許否情報のみを取得した場合(S84のb)、モード設定部108は狭エリアの制限モードで機能部102を機能させる(S88)。また、制御情報取得部110が制御情報および許否情報を取得した場合(S84のc)、モード設定部108は制御情報に基づいた制限モードを優先するように機能部102を機能させる。つまり、モード設定部108は、機能部102を広エリアの制限モードで機能させる(S90)。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。こうした変形例として、第1の実施の形態および第2の実施の形態では、電子装置の所定の機能により生成されるコンテンツの品質を低下するように外部から制御しているが、例えば良質のコンテンツを生成できるように、コンテンツの生成に係る設定値を外部から制御してもよい。
10 通信システム、12 制限範囲、20 被写体、30 通信システム、50 制御情報送信装置、52 アンテナ、54 送信部、56 制御情報格納部、70 通常画像、72 制限画像、100 携帯電話装置、102 機能部、104 撮像部、106 画像処理部、108 モード設定部、110 制御情報取得部、112 第2通信部、114 起動指示部、116 操作部、118 カメラ起動ボタン、120 格納部、122 表示部、124 利用部、126 第1通信部、128 通話部、130 マイク、132 スピーカ、134 通常モード設定値格納部、136 制限モード設定値格納部、200 被写体側携帯電話装置、201 撮影許否フラグ、202 許否フラグ設定部、204 許否フラグ格納部、206 許否情報提供部、208 起動部、250 撮影側携帯電話装置。
Claims (6)
- 第1ユーザの指示に応じて所定のコンテンツを生成する電子装置であって、
第1の品質と第2の品質とで前記コンテンツを生成する機能部と、
前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの指示に応じて送信された制御信号を受信する受信部と、
前記制御信号を受信した場合、前記第2ユーザの意図に応じた品質のコンテンツを生成することを前記機能部に指示するモード設定部と、
を備えることを特徴とする電子装置。 - 第1の品質と第2の品質とで所定の機能を実現する機能部と、
前記機能部における前記所定の機能の品質を決定するための制御情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、
前記制御情報に基づいて、ユーザの許可を受け付けることなく、前記機能部に前記第1の品質または前記第2の品質で前記所定の機能を実現させるモード設定部と、
を備えることを特徴とする電子装置。 - 前記機能部に対する起動指示を検出する検出部と、
前記起動指示を検出した場合、前記受信部に前記制御情報を受信する処理を実行させる指示部と、
を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。 - 前記機能部が実現する機能は、当該電子装置の外部における環境状態をサンプリングする機能であって、前記第2の品質で機能する場合、前記機能部は、前記第1の品質より低い品質で前記環境状態をサンプリングすることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の電子装置。
- 前記機能部が実現する機能は、前記環境状態を撮影する機能であって、前記第2の品質で機能する場合、前記機能部は、前記第1の品質で撮影した画像より低い画質の画像データを出力することを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
- 前記機能部が実現する機能は、前記環境状態を録音する機能であって、前記第2の品質で機能する場合、前記機能部は、前記第1の品質で録音した音声より低い音質の音声データを出力することを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003376832A JP2005142809A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003376832A JP2005142809A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 電子装置 |
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JP2005142809A true JP2005142809A (ja) | 2005-06-02 |
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Family Applications (1)
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JP2003376832A Pending JP2005142809A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 電子装置 |
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JP (1) | JP2005142809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325158A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 情報提示制御装置および情報提示制御方法 |
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2003
- 2003-11-06 JP JP2003376832A patent/JP2005142809A/ja active Pending
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