JP2005142509A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造工程に用いる超純水に含まれるイオン化アミンを検知することのできる技術を提供する。
【解決手段】イオン化アミンが含まれた超純水を用いてウエハを長時間洗浄すると、ウエハ表面が徐徐に削れるため、エリプソメータを用いて測定されるウエハ表面の見かけ上の自然酸化膜の膜厚が厚くなって表れる。そこで、超純水を用いてウエハを洗浄する前に、超純水を用いてSiが露出した検査ウエハを洗浄し、その表面に成膜された自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定し、その結果から検査ウエハの削れ量および超純水中に含まれるイオン化アミン量を検知し、さらにイオン化アミンの製品への影響を予測して、製品の着工を判断する。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、半導体装置の製造工程に用いる純水の品質を検査する方法に適用して有効な技術に関するものである。
半導体デバイスの製造は集積回路の微細加工であることから、半導体ウエハ(以下、単にウエハと略す)の表面および界面に存在する不純物(コンタミネーション)を洗浄などにより除去し、清浄に保つことが求められる。ウエハ表面の異物は配線の断線や短絡を引き起こす可能性があり、特に、重金属成分はデバイスの電気特性に大きな影響を与えてしまうことから確実に除去することが求められている。
ところで、純水は、薬液を用いた洗浄工程後やウエットエッチング工程後に薬液を洗い流し、清浄なウエハ表面を得るために用いられたり、洗浄工程やウエットエッチング工程などに用いる薬液の調合工程に用いられる。これらのような工程で用いられる純水は、河川水または地下水(井戸水を含む)などを利用した原水中の微粒子、有機物および高分子イオンなどを、例えばRO(Reverse Osmosis;逆浸透)膜を用いたRO装置によって除去し、さらにイオン交換樹脂を用いて原水中の他のイオンを除去した後、RO装置およびイオン交換樹脂によって除去できなかった原水中の他の微粒子および生菌などをUF装置(Ultra-filtration Equipment;限界濾過装置)によって除去することで製造されている。このような純水の製造方法については、たとえば特開平4−78483号公報(特許文献1)において開示されている。また特開2003−142447号公報(特許文献2)には、例えばUF装置の有する中空糸膜を熱溶着またはアミンを含まない材料で接着する技術が開示されている。
特開平4−78483号公報 特開2003−142447号公報
ところで、純度の高い純水(以下、超純水と称する)の製造工程の最終工程で用いられるUF装置は、一般にエポキシ樹脂などを原料とする接着剤により毛管状の中空糸膜を複数本束ねてモジュール化したフィルタを有している。中空糸膜を束ねる接着剤にはアミンが含まれており、アミンの一部はイオン化して存在する。しかしこのイオン化したアミン(以下、イオン化アミンと略す)は、UF装置に通水することで親水化して超純水に溶け出し、ウエハを形成するSi(シリコン)をエッチングすることから、半導体デバイスの特性不良を発生させる原因の一つとなっている。
例えばMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)のゲート絶縁膜を形成する直前のウエハの洗浄工程にイオン化アミンを含む超純水を用いると、ウエハを形成するSiがエッチングされてウエハの表面に凹凸が形成され、このような状況下で形成されたゲート絶縁膜に耐圧不良が生じてしまう。
このため、超純水を分析してUF装置から流出するイオン化アミンを検出し、超純水の異常をいち早く見つけ出すことが望まれている。これまでも超純水の分析は行われており、例えばICP−MS(Inductively Coupled Plasma-Mass Spectrometer)、イオンクロマト、TOC(Total Organic Carbon)、溶存酸素、全反射X線、ライフタイム、SCA(Simple Component Analysis)、比抵抗、微粒子測定等が分析方法として用いられてきた。しかしながら、本発明者らが検討したところ、上記した分析方法では超純水中のイオン化アミンは検出できないことが明らかとなった。またAFM(Atomic Force Microscope)、SEM(Scanning Electron Microscope)またはTEM(Transmission Electron Microscope)等を用いて、ウエハ表面の凹凸を観察することも検討されたが、これらの観察は日数および費用を要し、製品完成後に初めて超純水の異常が判明することが多く、超純水中のイオン化アミンによる製品歩留まり低下が回避できなかった。
本発明者らが行った実験によれば、上記したイオン化アミンはRO装置およびイオン交換樹脂などからも流出していることがわかった。このようなUF装置以外から発生したイオン化アミンも超純水中に溶け出してしまう可能性を含んでいる。
本発明の目的は、半導体装置の製造工程に用いる超純水に含まれるイオン化アミンを検知することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による半導体装置の製造方法は、半導体ウエハに対して純水を用いて洗浄を実行する工程の前に、Siが露出した検査ウエハに対して純水を用いて洗浄を実行する工程と、検査ウエハの表面の自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定する工程と、自然酸化膜の膜厚から、半導体ウエハに対して洗浄を実行するか否かを判断する工程とを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
超純水を用いて洗浄された検査ウエハの表面の自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定することにより、半導体装置の製造工程に用いる超純水に含まれるイオン化アミンを検知することができ、さらに短時間で超純水の製品への着工を判断することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態1は、例えばフラッシュメモリ(半導体装置)の製造方法に適用したものである。このフラッシュメモリの製造方法を図1〜図17に従って工程順に説明する。
図1に示すように、本実施の形態1のフラッシュメモリが形成される半導体基板(円形の薄い板に加工したウエハ)1は、例えば5V系のnチャネル型のMISFET(以下、nMISと略す)が形成される領域1A、5V系のpチャネル型のMISFET(以下、pMISと略す)が形成される領域1B、フラッシュメモリのメモリセルとなるMISFET(以下、MISと略す)が形成される領域1C、高耐圧系片側オフセットnMISが形成される領域1D、高耐圧系負荷用nMISが形成される領域1E2および高耐圧系片側オフセットpMISが形成される領域1Fからなる。
まず、p型の単結晶Siからなる半導体基板1を希フッ酸(HF)および超純水を用いて洗浄した後、その表面に酸化処理を施すことにより、酸化シリコン膜2Aを形成する。続いて、その酸化シリコン膜2Aの上部に窒化シリコン膜(図示は省略)を堆積し、これをエッチングして、酸化シリコン膜2Aの上部に選択的に窒化シリコン膜を残す。
次いで、上記窒化シリコン膜をマスクとして、半導体基板1にn型の導電型を有する不純物(例えばP(リン))をイオン注入法等により導入する。続いて、酸化処理により、その上部に窒化シリコン膜が存在しない領域の酸化シリコン膜2Aの膜厚を選択的に増加させた後、例えば熱リン酸を用いて上記窒化シリコン膜を除去する。さらに続いて、半導体基板1をNH4OH(水酸化アンモニウム)/H22(過酸化水素)/H2O、希フッ酸および超純水を用いて洗浄した後、半導体基板1に熱処理を施し、上記不純物を拡散させることにより、n型アイソレーション領域NiSOを形成する。
次に、図2に示すように、半導体基板1を希フッ酸および超純水を用いて洗浄した後、その表面に酸化処理を施すことにより酸化シリコン膜2を形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして、半導体基板1にn型の導電型を有する不純物(例えばP)をイオン注入法等により導入する。次いで、そのフォトレジスト膜を除去した後、新たにフォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして、半導体基板1にp型の導電型を有する不純物(例えばBF2(二フッ化ホウ素))をイオン注入法等により導入する。続いて、半導体基板1をNH4OH/H22/H2O、希フッ酸および超純水を用いて洗浄した後、熱処理により上記不純物を拡散させ、n型ウェル3およびp型ウェル4を形成する。
次に、図3に示すように、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより酸化シリコン膜(図示は省略)を形成する。続いて、その酸化シリコン膜の上部に窒化シリコン膜(図示は省略)を堆積した後、フォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしてその窒化シリコン膜をエッチングすることにより、その酸化シリコン膜の上部に選択的に窒化シリコン膜を残す。続いて、そのフォトレジスト膜を除去した後、半導体基板1をNH4OH/H22/H2Oを用いて洗浄した後、さらにHCl(塩化水素)/H22/H2Oを用いて洗浄する。次いで、選択酸化法により、半導体基板1の表面に素子分離用のフィールド絶縁膜6を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして、p型の導電型を有する不純物(例えばBF2)をイオン注入法等により導入する。次いで、熱処理により、その不純物を拡散させることにより、p型チャネルストッパ領域7を形成する。その後、半導体基板1上に残っている窒化シリコン膜を、例えば熱リン酸を用いて除去する。
続いて、半導体基板1を希フッ酸および超純水を用いて洗浄する。本実施の形態1における超純水は、超純水製造システムによって製造される。超純水製造システムについては、例えば本発明者らによる既出願特願2001−314813号および特願2003−142447号に記載されているので省略する。
ここで、超純水を用いた半導体基板1の洗浄工程において、超純水中にイオン化アミンが含まれていると、イオン化アミンにより半導体基板1を形成するSiがエッチングされて、半導体基板1の表面に凹凸が形成されてしまう。さらに、この凹凸は後の工程で半導体基板1の表面に形成されるゲート絶縁膜の形状にも影響を与え、ゲート絶縁膜の耐圧低下を引き起こしてしまう。一方、イオン化アミンが含まれない超純水を用いた場合は、半導体基板1の表面に凹凸は形成されない。それにより、半導体基板1の表面に形成されるゲート絶縁膜は所望する耐圧を得ることができるので、例えば領域1CにフラッシュメモリのメモリセルとなるMISを形成した場合においては、メモリセルへの書き込み特性および消去特性が劣化してしまうことを防ぐことができる。
そこで、超純水を用いて半導体基板1を洗浄する前に、Siが露出した検査ウエハを超純水により洗浄し、その表面に成膜された自然酸化(SiOx)膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定することにより、その結果から検査ウエハの削れ量および超純水中に含まれるイオン化アミン量を検知し、さらにイオン化アミンの製品への影響を予測して、製品(半導体基板1)に対して洗浄を実行するか否かを判断する検査工程を設ける。
図4は、イオン化アミンが含まれない超純水を用いた洗浄工程後の検査ウエハの界面形状およびエリプソメータの円偏光状態を説明する模式図、図5は、イオン化アミンが含まれた超純水を用いた洗浄工程後の検査ウエハの界面形状およびエリプソメータの円偏光状態を説明する模式図である。エリプソメータは、光(レーザ)がSiからなるウエハの表面で反射する際の円偏光状態の変化を観測して、ウエハ上の膜の厚さを測定する測定装置であり、ウエハの表面状態の違いにより反射する光の位相差(Δ)および振幅幅(ψ)が変動する。
図4に示すように、検査ウエハSWの表面が平坦な場合は、Δおよびψをパラメータとしてエリプソメータにて測定される検査ウエハSW表面の自然酸化膜SIの膜厚は0.3〜0.4nm程度となる。これに対し、図5に示すように、検査ウエハSWの表面が削れて凹凸が形成された場合は、Δおよびψをパラメータとしてエリプソメータにて測定される検査ウエハSW表面の見かけ上の自然酸化膜SIの膜厚は0.4nmよりも厚くなり、かつそのバラツキも相対的に大きくなる。従って、エリプソメータを用いて検査ウエハSW表面の自然酸化膜SIの膜厚を測定することにより、検査ウエハSWの削れ量および超純水中に含まれるイオン化アミン量が検知できるので、このエリプソメータによる測定を製品(半導体基板1)の着工開始の判断手段とすることができる。
また、超純水による洗浄を長時間行うと、ウエハ表面の状態がより顕著に現れる。図6は、イオン化アミンが含まれた超純水またはイオン化アミンが含まれない超純水を用いて洗浄した場合のエリプソメータを用いて測定した検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚と水洗時間との関係を示すグラフ図である。イオン化アミンを含まない超純水を用いて検査ウエハを100分洗浄しても自然酸化膜の膜厚はほとんど変化しない。一方、イオン化アミンを含む超純水を用いて検査ウエハを洗浄すると、洗浄時間が長くなるに従い自然酸化膜の膜厚が厚くなり、100分洗浄すると自然酸化膜の膜厚は約0.5nm以上となる。これは、自然酸化膜の実際の膜厚が厚くなっているのではなく、ウエハ表面が徐徐に削れていくため、エリプソメータを用いて測定される見かけ上の自然酸化膜の膜厚が厚くなって表れるものである。
そこでまず、検査ウエハ(第1ウエハ)を超純水により長時間、例えば100分程度洗浄し、乾燥した後、エリプソメータを用いて検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定する。この自然酸化膜の膜厚が0.3〜0.4nm程度であれば、イオン化アミンの影響が無いと判断することができて、希フッ酸で半導体基板1をウエットエッチングした後、超純水により半導体基板1を洗浄することができる。続いて、スピン乾燥法により半導体基板1を乾燥させることにより、洗浄工程を完了する。
100分程度の洗浄により自然酸化膜の膜厚が約0.5nm以上となった場合は、イオン化アミンの影響が有ると判断されて、製品(半導体基板1)は着工されない。この場合、例えば超純水製造システムに備わるUF装置を洗浄する、あるいはUF装置の後段にイオンフィルタを配置するなどの対策が執られて、超純水中からイオン化アミンが除去される。その後、再度検査ウエハ(第2ウエハ)を用いて超純水中に含まれるイオン化アミン量を調べ、イオン化アミンの影響が無いと判断されると、製品(半導体基板1)は着工される。
これまで本発明者らは、ウエハを超純水で洗浄し、さらにウエハ表面にゲート絶縁膜、電極および配線を順次形成してTEG(Test Element Group)を完成させた後、このTEGにおいてゲート絶縁膜の耐圧を測定することにより、超純水の評価を行っていた。しかし、この方法は、TEGの製造に2週間程度掛かり、ゲート絶縁膜の耐圧を測定するまでに時間を要するため、製品へのフィードバックが遅れて製品歩留まり低下が回避できないという問題があった。これに対し、本実施の形態1であるエリプソメータを用いて検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定し、この自然酸化膜の膜厚により超純水の評価を行う検査方法は数時間で評価できるので、製品へのフィードバックが早く、不良の発生を抑えることができる。
エリプソメータを用いて検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定する検査は、例えば定期QC(Quality Control)として1日1回またはUF装置を交換した後に行われる。なお、イオン化アミンはUF装置のみでなく、超純水製造システムに備わるRO装置またはイオン交換樹脂などからも流出しており、上記検査はRO膜またはイオン交換樹脂などを交換した後にも行われる。
次に、上記フィールド絶縁膜6(図3参照)の形成に用いた窒化シリコン膜を除去し、半導体基板1を洗浄した後、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより、例えば膜厚20nm程度のゲート絶縁膜8を形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いたウエットエッチングにより、領域1Cにおけるゲート絶縁膜8を選択的に除去する。ここで、そのウエットエッチング工程に前述した超純水の検査工程を行うことができる。検査によりイオン化アミンの影響が無いと判断されると、製品(半導体基板1)が着工される。まず、エッチング液でゲート絶縁膜8をウエットエッチングする。続いて、超純水により半導体基板1を洗浄した後、スピン乾燥法により半導体基板1を乾燥させることにより、ゲート絶縁膜8のウエットエッチング工程を完了する。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、半導体基板1を洗浄する。ここで、その洗浄工程に前述した超純水の検査工程を行うことができる、検査によりイオン化アミンの影響が無いと判断されると、製品(半導体基板1)が着工される。まず、超純水により半導体基板1を洗浄した後、IPA蒸気乾燥法により半導体基板1を乾燥させることにより、半導体基板1の洗浄工程を完了する。
次に、図7に示すように、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより、領域1Cにおけるp型ウェル4の表面に膜厚10nm程度のゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)9を形成する。なお、ゲート絶縁膜9の膜厚は10nm以下としてもよく、例えば5nm程度とすることができる。
続いて、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により半導体基板1の主面(デバイス面)上に膜厚200nm程度の多結晶Si膜10を堆積する。なお、この多結晶Si膜10は、例えばCVD法で半導体基板1上に非晶質(アモルファス)Siを堆積した後、この非晶質Siに熱処理を施すことにより、非晶質Siを多結晶Siへと変化させることで形成してもよい。
続いて、上記多結晶Si膜10の表面に、例えば塗布法によりリンガラス膜(図示は省略)を堆積した後、半導体基板1に熱処理を施すことにより、多結晶Si膜10にPを導入する。次いで、そのリンガラス膜を除去した後、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いて多結晶Si膜10をパターニングする。これにより、領域1Cに多結晶Si膜10を残し、領域1D,1E2,1Fにおいては、それぞれ多結晶Si膜10からなるゲート電極10D,10E2,10Fを形成することができる。次いで、その多結晶Si膜10のパターニングに用いたフォトレジスト膜を除去した後、約950℃の熱処理により、多結晶Si膜10(ゲート電極10D,10E2,10Fを含む)の表面に酸化シリコン膜11を形成する。
図8は、ゲート絶縁膜を形成する前の洗浄工程に用いた超純水のアミン強度とゲート絶縁膜のリーク電流との関係を示すグラフ図である。ここでは、半導体基板とゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極との間に電圧を印加して流れる電流を測定し、電圧が8Vの時の電流をリーク電流とした。図示するように、アミン強度が高くなるに従いリーク電流も増加している。これは、超純水中に含まれるイオン化アミン量が多くなるに従いウエハ表面の凹凸がより顕著となり、この凹凸の影響によりゲート絶縁膜のリーク電流が増加したと考えられる。
図9は、超純水を用いて検査ウエハを洗浄した後、エリプソメータを用いて測定された検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚とゲート絶縁膜のリーク電流との関係を示すグラフ図である。ゲート絶縁膜は、検査ウエハを洗浄した超純水と同じ超純水を用いて洗浄されたウエハ表面に形成されている。リーク電流は、前記図8で説明した電流と同じ方法で測定されている。図示するように、前記図8に示した超純水のアミン強度とゲート絶縁膜のリーク電流との関係と同様の傾向が得られていおり、自然酸化膜の膜厚が厚くなるに従いリーク電流も増加している。すなわち、エリプソメータを用いて測定されるウエハ表面の自然酸化膜の膜厚は、超純水中に含まれるイオン化アミン量と相関があると考えられ、ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定することによって、超純水中に含まれるイオン化アミン量を定量化でき、また、イオン化アミンの影響を予測できることがわかる。
次に、図10に示すように、半導体基板1上に窒化シリコン膜13、酸化シリコン膜14および窒化シリコン膜15を順次堆積する。この時、窒化シリコン膜13,15はCVD法による堆積を例示できる。酸化シリコン膜14は、半導体基板1に酸化処理を施すことにより形成することを例示できる。また、酸化シリコン膜11,14および窒化シリコン膜13,15をまとめて層間容量膜16とする。続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして層間容量膜16をドライエッチングし、領域1A,1Bにおける層間容量膜16を除去する。
その後、酸化処理を施すことにより、領域1Aにおけるp型ウェル4の表面および領域1Bにおけるn型ウェル3の表面に酸化シリコン膜(図示は省略)を形成する。続いて、領域1Aにおけるp型ウェル4および領域1Bにおけるn型ウェル3に、例えばBF2を導入する。
次に、上記層間容量膜16のドライエッチングに用いたフォトレジスト膜を除去した後、図11に示すように、半導体基板1の表面に酸化処理を施すことにより、領域1Aにおけるp型ウェル4の表面および領域1Bにおけるn型ウェル3の表面に、例えば膜厚13.5nm程度のゲート絶縁膜17をそれぞれ形成する。
続いて、半導体基板1の主面上に、多結晶Si膜18、WSix(タングステンシリサイド)膜19および酸化シリコン膜20を順次堆積する。多結晶Si膜18を堆積した後に、例えば塗布法によりリンガラス膜(図示は省略)を堆積した後、半導体基板1に熱処理を施すことにより、多結晶Si膜18にPを導入してもよい。
次に、図12に示すように、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクにして酸化シリコン膜20をパターニングする。続いて、そのフォトレジスト膜を除去した後、酸化シリコン膜20をマスクにしてWSix膜19および多結晶Si膜18をドライエッチングする。これにより、領域1A,1Bにおいては、それぞれWSix膜19および多結晶Si膜18からなるゲート電極29A,29Bを形成することができ、領域1Cにおいては、WSix膜19および多結晶Si膜からなる制御ゲート電極22を形成することができる。また、領域1E2,1D,1Fにおいて、層間容量膜16は窒化シリコン膜13を残してエッチングされる。
次に、図13に示すように、領域1Cにおいて、酸化シリコン膜20をマスクとして多結晶Si膜10をドライエッチングすることにより、浮遊ゲート電極24を形成することができる。この時、領域1C以外の領域は、フォトレジスト膜にて覆われているので、エッチング雰囲気に曝されてしまうことを防ぐことができる。ここで、浮遊ゲート電極24、層間容量膜16および制御ゲート電極22をまとめてゲート電極25とする。続いて、酸化処理によりゲート電極25,29A,29Bの側面および上面に酸化シリコン膜30を形成する。
次に、図14に示すように、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして、ゲート電極25の片側のp型ウェル4にn型不純物(例えばP)をイオン注入法等により導入した後、熱処理を施す。
続いて、上記フォトレジスト膜を除去した後、新たに領域1A,1C,1E2,1D上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、n型ウェル3にp型不純物(例えばBF2)をイオン注入法等により導入することにより、p-型半導体領域31を形成する。
続いて、上記領域1A,1C,1E2,1Dを覆うフォトレジスト膜を除去した後、新たに領域1B,1F上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、p型ウェル4にn型不純物(例えばP)をイオン注入法等により導入することにより、n-型半導体領域32を形成する。その後、領域1B,1Fを覆うフォトレジスト膜を除去する。
次に、図15に示すように、例えばCVD法にて、半導体基板1上に酸化シリコン膜を堆積する。続いて、その酸化シリコン膜をゲート電極29A,29B,25,10E2,10D,10Fの側壁に残し、サイドウォールスペーサ33を形成する。
続いて、領域1B,1F上およびゲート電極29A,25,10E2,10D上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。この時、ゲート電極10Dの片側のn-型半導体領域32の所定の範囲がそのフォトレジスト膜で覆われるようにする。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、p型ウェル4にn型不純物(例えばP)をイオン注入法等により導入する。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、新たに領域1A,1C,1E2,1D上およびゲート電極29B,10F上にフォトレジスト膜(図示は省略)を形成する。この時、ゲート電極10Fの片側のp-型半導体領域31の所定の範囲がそのフォトレジスト膜で覆われるようにする。そして、そのフォトレジスト膜をマスクとして、n型ウェル3にp型不純物(例えばBF2)をイオン注入法等により導入する。続いて、そのフォトレジスト膜を除去した後、半導体基板1に900℃程度の熱処理を施すことにより、p+型半導体領域34およびn+型半導体領域35,35Aを形成する。これにより、領域1Aにおいては5V系nMISQA、領域1Bにおいては5V系pMISQB、領域1CにおいてはフラッシュメモリのメモリセルとなるMISQC、領域1E2においては高耐圧系負荷用nMISQE2、領域1Dにおいては高耐圧系片側オフセットnMISQDおよび領域1Fにおいては高耐圧系片側オフセットpMISQFを形成することができる。
次に、図16に示すように、例えばCVD法により、半導体基板1上に膜厚150nm程度の酸化シリコン膜36を堆積する。続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしたドライエッチングにより、その酸化シリコン膜36にn+型半導体領域35Aに達するコンタクトホール38Aを開口する。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、例えばCVD法により半導体基板1上に非晶質Si膜を堆積し、コンタクトホール38A内をその非晶質Si膜で埋め込む。続いて、この非晶質Si膜に熱処理を施すことにより多結晶Si膜を形成する。その後、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとしてドライエッチングによりその多結晶Si膜をパターニングし、配線TGを形成する。次いで、半導体基板1に熱処理を施すことにより、その配線TGの表面に酸化シリコン膜36Aを形成する。
次に、図17に示すように、例えばCVD法により半導体基板1上にBPSG膜37を堆積した後、N2雰囲気中にて半導体基板1に対して約900℃の熱処理を施すことにより、そのBPSG膜37の表面を平坦化する。
続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いたドライエッチングにより、BPSG膜37、酸化シリコン膜36およびゲート絶縁膜8,17をエッチングすることにより、コンタクトホール38を穿孔する。
次に、上記コンタクトホール38の穿孔に用いたフォトレジスト膜を除去した後、例えばスパッタリング法にて、上記コンタクトホール38内およびBPSG膜37上に膜厚30nm程度のMoSi(モリブデンシリサイド)膜を堆積することにより、バリア導体膜を形成する。続いて、そのバリア導体膜上に、例えばスパッタリング法にてコンタクトホール38を埋め込む金属膜を堆積する。この金属膜はAl(アルミニウム)を主成分とし、Cu(銅)を含むものである。さらに続いて、その金属膜上にMoSi膜を堆積することにより、反射防止膜を形成する。ここで、上記バリア導体膜は、上記金属膜中のAlがBPSG膜37および酸化シリコン膜36中に拡散することを防ぐ機能を有する。また、上記反射防止膜は、後の工程で反射防止膜上にフォトレジスト膜を形成する際に、光が乱反射することを防ぐ機能を有する。
続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)を用いたドライエッチングにより、上記反射防止膜、金属膜およびバリア導体膜をパターニングすることにより配線39を形成し、本実施の形態1のフラッシュメモリを製造する。
なお、本実施の形態1では、フラッシュメモリの製造における超純水を用いた洗浄工程に適用した場合について説明したが、例えばUF装置を製造する半導体製造装置メーカにおいて、UF装置の出荷時に、本実施の形態1であるエリプソメータを用いて検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定し、超純水の評価を行うことにより、UF装置の出荷検査を行うこともできる。
このように、本実施の形態1によれば、イオン化アミンを含む超純水でSiが露出した検査ウエハを長時間洗浄した後、エリプソメータを用いて検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定することにより、超純水中に含まれるイオン化アミンを検知することができる。これにより、イオン化アミンの製品への影響を予測でき、製品の着工開始の判断手段とすることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2である検査ウエハを用いた製造ラインの雰囲気の変動または異常の検知方法を図18および図19を用いて説明する。図18は、検査ウエハを放置したライン、放置方法、エリプソメータを用いて測定した検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚の経時変化をまとめた評価結果である。図19は、エリプソメータを用いて測定した検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚と放置時間との関係を示すグラフ図である。
まず、2枚の検査ウエハを希フッ酸および超純水を用いて洗浄する。2枚の検査ウエハの洗浄装置および洗浄方法は同じであり、超純水による洗浄は、例えば100分行う。2枚の検査ウエハをPP(ポリプロピレン)ケース内のフッ素樹脂で表面加工された製治具に入れて、1枚の検査ウエハを1F(1階)ラインに放置し、他の1枚の検査ウエハを2F(2階)ラインに放置する。2枚の検査ウエハを所定時間放置した後、エリプソメータを用いてこれら検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定する。その結果をモニタし、1Fおよび2Fラインの雰囲気の変動等を監視する。
図18,19に示す結果からは、2Fラインに放置した検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚は放置時間が経つに従って厚くなり、36時間放置した時の膜厚は、1Fラインに放置した検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚の約2倍になっている。このことから、1Fラインと2Fラインとの雰囲気が異なり、2Fラインの雰囲気が変動していることを検知することができる。
なお、本実施の形態2では、エリプソメータを用いて検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定することにより、製造ラインの雰囲気の変動または異常を検知する方法を説明したが、ケース、治具などの違いも検知することができる。
このように、本実施の形態2によれば、エリプソメータを用いて検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚を測定することにより、製造ラインの雰囲気の変動または異常を検知することができる。これにより、製造ラインの雰囲気の変動または異常による製品の劣化を防ぐことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、製造した超純水をフラッシュメモリの製造工程中の半導体基板の洗浄工程に用いる場合について説明したが、フラッシュメモリ以外の半導体装置(例えばロジックLSI)の製造工程中の洗浄工程にも適用可能である。
本発明の検査方法は、半導体装置の製造工程に用いる超純水に含まれるイオン化アミンの検出および製造ラインにおける雰囲気の変動および異常を検知に適用することができる。
本発明の実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。 図1に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 イオン化アミンが含まれない超純水を用いた洗浄工程後の検査ウエハの界面形状およびエリプソメータの円偏光状態を説明する模式図である。 イオン化アミンが含まれた超純水を用いた洗浄工程後の検査ウエハの界面形状およびエリプソメータの円偏光状態を説明する模式図である。 イオン化アミンが含まれた超純水またはイオン化アミンが含まれない超純水を用いて洗浄した場合のエリプソメータにて測定した検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚と水洗時間との関係を示すグラフ図である。 図3に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 ゲート絶縁膜を形成する前の洗浄工程に用いた超純水のアミン強度とゲート絶縁膜のリーク電流との関係を示すグラフ図である。 エリプソメータを用いて測定された検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚とゲート絶縁膜のリーク電流との関係を示すグラフ図である。 図7に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図16に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 検査ウエハを放置したライン、放置方法、検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚の経時変化をまとめた評価結果である。 検査ウエハ表面の自然酸化膜の膜厚と放置時間との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1 半導体基板
1A〜1F 領域
2 酸化シリコン膜
2A 酸化シリコン膜
3 n型ウェル
4 p型ウェル
6 フィールド絶縁膜
7 p型チャネルストッパ領域
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)
10 多結晶Si膜
10D ゲート電極
10E2 ゲート電極
10F ゲート電極
11 酸化シリコン膜
13 窒化シリコン膜
14 酸化シリコン膜
15 窒化シリコン膜
16 層間容量膜
17 ゲート絶縁膜
18 多結晶Si膜
19 WSix
20 酸化シリコン膜
22 制御ゲート電極
24 浮遊ゲート電極
25 ゲート電極
29A ゲート電極
29B ゲート電極
30 酸化シリコン膜
31 p-型半導体領域
32 n-型半導体領域
33 サイドウォールスペーサ
34 p+型半導体領域
35 n+型半導体領域
35A n+型半導体領域
36 酸化シリコン膜
36A 酸化シリコン膜
37 BPSG膜
38 コンタクトホール
38A コンタクトホール
39 配線
NiSO n型アイソレーション領域
QA 5V系nMIS
QB 5V系pMIS
QC MIS
GD 高耐圧系片側オフセットnMIS
QE2 高耐圧系負荷用nMIS
QF 高耐圧系片側オフセットpMIS
SW 検査ウエハ
SI 自然酸化膜
TG 配線

Claims (5)

  1. 半導体ウエハに対して純水を用いて洗浄を実行する工程の前に、
    (a)Siが露出した第1ウエハに対して前記純水を用いて洗浄を実行する工程と、
    (b)前記第1ウエハの表面の自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定する工程と、
    (c)前記自然酸化膜の膜厚から、前記半導体ウエハに対して洗浄を実行するか否かを判断する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. フラッシュメモリ部を形成する半導体ウエハに対して純水を用いて洗浄を実行する工程の前に、
    (a)Siが露出した第1ウエハに対して前記純水を用いて洗浄を実行する工程と、
    (b)前記第1ウエハの表面の自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定する工程と、
    (c)前記自然酸化膜の膜厚から、前記半導体ウエハに対して洗浄を実行するか否かを判断する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体ウエハに対して第1純水を用いて洗浄を実行する工程の前に、
    (a)Siが露出した第1ウエハに対して前記第1純水を用いて洗浄を実行する工程と、
    (b)前記第1ウエハの表面の第1自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定する工程と、
    (c)前記第1自然酸化膜の膜厚から、前記半導体ウエハに対して洗浄を実行するか否かを判断する工程とを有し、
    前記第1自然酸化膜の膜厚が約0.5nm以上の場合は、前記第1純水を製造するシステム内に設けられたUF装置、RO膜またはイオン交換樹脂を交換し、その後前記システムにより第2純水を製造し、さらに、
    (d)Siが露出した第2ウエハに対して前記第2純水を用いて洗浄を実行する工程と、
    (e)前記第2ウエハの表面の第2自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定する工程と、
    (f)前記第2自然酸化膜の膜厚から、前記半導体ウエハに対して洗浄を実行するか否かを判断する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. (a)Siが露出した第1ウエハに対して純水を用いて洗浄を実行する工程と、
    (b)前記第1ウエハを所定時間放置し、前記第1ウエハの表面の自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定する工程とを有し、
    前記自然酸化膜の膜厚から、前記第1ウエハが置かれた雰囲気の変動または異常を検知することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. (a)Siが露出した第1ウエハに対して純水を用いて洗浄を実行する工程と、
    (b)前記第1ウエハの表面の自然酸化膜の膜厚をエリプソメータを用いて測定する工程とを有し、
    前記自然酸化膜の膜厚の規格を満たすUF装置が設置された純水製造システムを、半導体装置の製造工程に用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007170863A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Kurita Water Ind Ltd 水質評価方法、該方法を用いる超純水評価装置及び超純水製造システム

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