JP2005141886A - 消し取り可能な表面を有する光学ディスク及びその製造方法 - Google Patents
消し取り可能な表面を有する光学ディスク及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005141886A JP2005141886A JP2004026472A JP2004026472A JP2005141886A JP 2005141886 A JP2005141886 A JP 2005141886A JP 2004026472 A JP2004026472 A JP 2004026472A JP 2004026472 A JP2004026472 A JP 2004026472A JP 2005141886 A JP2005141886 A JP 2005141886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- optical disk
- erasable
- recording layer
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
【課題】筆記用具等で書いた情報、文字等を擦って消し取ることが可能な表面を有する光学ディスクの提供。
【解決手段】透明基板24と、記録層23と、反射層22と、消し取り可能な書き込み層10から構成される光学ディスク。記録層24は透明基板23と反射層22の間に形成され、反射層23は記録層22と消し取り可能な層10の間に形成されている。光学ディスクはさらに保護層21を含むことができ、該保護層21は消し取り可能な書き込み層10と反射層22の間に形成される。
【選択図】図2
【解決手段】透明基板24と、記録層23と、反射層22と、消し取り可能な書き込み層10から構成される光学ディスク。記録層24は透明基板23と反射層22の間に形成され、反射層23は記録層22と消し取り可能な層10の間に形成されている。光学ディスクはさらに保護層21を含むことができ、該保護層21は消し取り可能な書き込み層10と反射層22の間に形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は光学式記憶メディア及びその製造方法に関し、特に、消し取り可能な表面を有する光学ディスクに関する。
DVD(digital versatile disk)は従来のCD−ROMから発展したものであり、それと同じ直径を有する。DVDは、音楽、映像その他一般のデジタルデータのような種々のデータ情報を記憶するために用いられる。DVDに記憶されたデータ情報は、従来の記録メディアに記憶されたものよりも優れた品質を持つ。更に、DVDの容量は、トラック幅を小さくし記録方式を変えることで、どんどん大きくなってきている。動画の記録にMPEG2デジタル圧縮技術が用いられ、その質はLD、VHSビデオテープ、及び現在のVCD光学ディスクを超える。データの記録にドルビーAC3音響技術が用いられる。
従来技術である図1を参照すると、片面DVDは4.7GBの容量を持ち、135分以上の高画質フィルムを記録できる。この容量は従来のCDの7倍に相当するが、DVDの寸法はCDのものと同じである。加うるに、DVDは1つのルートディレクトリを持つものと、2つのルートディレクトリを持つものとに分類される。1つのルートディレクトリを持つDVDは4.7GBの容量を持つ。2つのルートディレクトリを持つ片面DVDはデータを片面に記録するが、2つの異なるルートディレクトリを利用することで、2層記録を行うことができる。このため、片面DVDの容量を8.7GBにすることができる。
しかしながら、光学ディスクはその表面に有用な情報を書き込み記録することが非常に困難であり、また、その表面特性のために書き込んだものを消し取ることことができない。
従って、上に述べた従来技術の欠点を解消することができる、消し取り可能な(筆記具等で書いた情報、文字等を擦って消し取ることができる意)表面を有する光学ディスク及びその製造方法を提供することが望まれている。
本発明の目的は、消し取り可能な表面を有する光学ディスク及びその製造方法を提供することである。
上記目的を達成するため、消し取り可能な表面を有する光学ディスクは、透明基板と、記録層と、そして反射層と、消し取り可能な書き込み層とを有する。本発明において、記録層は透明基板と反射層の間に形成され、反射層は記録層と消し取り可能な書き込み層の間に形成されている。
本発明において、記録層は、1ルートディレクトリ又は2ルートディレクトリ構造を有する。光学ディスクは更に保護層を含むことができ、この保護層は消し取り可能な書き込み層と反射層の間に置かれる。透明基板はポリカーボネートから作ることができ、記録層は、シアニン化合物又はアゾ染料化合物を含む有機染料からなる。
消し取り可能な表面を有する光学ディスクの製造方法は、(1)モールディングマシーンの型の上にDVD母材ディスクを載せ、(2)射出成形により透明基板を形成し、(3)ステップ(2)において形成された透明基板上に記録層を形成し、(4)ステップ(3)において形成された記録層上に反射層を形成し、(5)ステップ(4)において形成された反射層上に消し取り可能な書き込み層を形成する経時的なステップを含んでなる。
本発明において、この方法は、前記反射層と前記消し取り可能な書き込み層の間に保護層を更に含む。記録層はスピンコーティングにより形成され、反射層はスパッターコーティングにより形成される。方法は、光学ディスクに2ルートディレクトリを作るステップを更に含む。光学ディスクは、DVD、CD、VCDとすることができる。
発明の理解を容易にする目的で、1つの実施の形態をここで添付図面を参照して説明する。
ここで図を詳細に説明し、図2は、本発明に従った消し取り可能な表面を備える(DVDのような)光学ディスクを示す。光学ディスクは透明基板24と、該透明基板24上に形成された記録層23と、該記録層23上に位置する反射層22を含んでなる。本発明において、光学ディスクは、反射層22上に消し取り可能な書き込み層10を更に含む。該消し取り可能な書き込み層10は、ポリカーボネート(PC)を除く、一種のプラスチックから作られている。
好ましくは、光学ディスクはまた、反射層22と消し取り可能な書き込み層10との間に保護層21を有する。本発明の光学ディスクは、短い波長、特に、635−650nmの波長のレーザ光を用いる光学記録に適する。記録層は1ルートディレクトリ又は2ルートディレクトリ構造とすることができる。
本発明の消し取り可能な表面を有する光学ディスクの製造方法は、最初にモールディングマシーンの型の上にDVD母材ディスクを載せ、次に射出成形により透明基板24を形成し、その後、スピンコーティングにより透明基板24上に記録層を23を形成する。その後、スパッターコーティングにより記録層23上に反射層22を形成する。最後に、反射層22上に消し取り可能な書き込み層10を形成して、本発明の消し取り可能な表面を有する光学ティスクが完成することになる。
本発明において、方法は、反射層22と書き込み層10の間に保護層21を形成するステップを含む。透明基板24はポリカーボネート(PC)から作られ、記録層23は、シアン化合物又はアゾ染料化合物を含んでなる有機染料からなる。
上記方法において、消し取り可能な表面を有する異なる光学ディスクを製造することができる。例えば、光学ディスクを0.6mm厚のDVD−R又はDVD−RW(すなわち、DVD−5又はDVD−9)とすることができる。
消し取り可能な表面を有する光学ディスクは消し取り可能な書き込み層10を有するので、光学ディスクの使用及び管理をしやすくするために、光学ディスク上に何らかの有用な情報を書いて記録することができる。同時に、光学ディスク、特にDVDはCD−ROMの容量(約650MB)を超えるのみではなく、ハードディスクの容量(約2GBから4GB)をも超える。即ち、消し取り可能な表面及び1ルートディレクトリ記録層を有するDVDの場合、4.7GBの容量を有し、2ルートディレクトリ記録層を備え消し取り可能な表面を有するDVDの場合、8.5GBの容量を有する。さらに、光学ディスクは1層の読み/書き光学ディスクと、2層の読み/書き光学ディスクとに分類される。
VCDやCDにもまた消し取り可能な層10を形成することができ、それにより消去機能を得ることができることは極めて明白である。そういった光学ディスクを製造する方法は、DVDの製造方法と非常に似ているので、その方法を詳細に説明することは省略する。
発明をその技術的思想から逸脱することなく別の態様とすることもできることが理解される。従って、例示の実施の態様はすべての面において、説明的なものかつ非限定的なものであり、それに限定されるものではない。
10 書き込み層
21 保護層
22 反射層
23 記録層
24 透明基板
21 保護層
22 反射層
23 記録層
24 透明基板
Claims (10)
- 透明基板と、記録層と、反射層と、消し取り可能な書き込み層とを含んでなる、消し取り可能な表面を備える光学ティスクであって、
前記記録層は前記透明基板と前記反射層との間に形成され、かつ、前記反射層は前記記録層と前記消し取り可能な書き込み層との間に形成されている光学ディスク。 - 前記消し取り可能な書き込み層と前記反射層との間に形成された保護層を更に含んでなる請求項1の光学ディスク。
- 前記透明基板はポリカーボネートからなり、前記記録層は、シアニン化合物またはアゾ染料化合物を含む有機染料からなる請求項2の光学ディスク。
- 前記記録層は1ルートディレクトリ構造である請求項3の光学ディスク。
- 前記記録層は2ルートディレクトリ構造である請求項3の光学ディスク。
- 消し取り可能な表面を有する光学ディスクの製造方法であって、
(1)モールディングマシーンの型の上にDVD母材ディスクをのせ、
(2)射出形成により基板を形成し、
(3)ステップ(2)で形成した基板上に記録層を形成し、
(4)ステップ(3)で形成した記録層上に反射層を形成し、
(5)ステップ(4)で形成した反射層上に消し取り可能な書き込み層を形成する、
ステップを含んでなる方法。 - 前記反射層と前記消し取り可能な書き込み層の間に保護層を形成するステップを更に含む請求項6の方法。
- 前記記録層はスピンコーティングにより形成され、前記反射層はスパッターコーティングにより形成される請求項7の方法。
- 前記光学ディスクに2ルートディレクトリを設けるステップをさらに含む請求項8の方法。
- 前記光学ディスクはDVD、CD又はVCDである請求項6の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN03112023 | 2003-11-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005141886A true JP2005141886A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34683154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004026472A Withdrawn JP2005141886A (ja) | 2003-11-05 | 2004-02-03 | 消し取り可能な表面を有する光学ディスク及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005141886A (ja) |
-
2004
- 2004-02-03 JP JP2004026472A patent/JP2005141886A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08203126A (ja) | 光学的情報記録媒体ならびに光学的情報再生方法および 光学的情報記録再生消去方法 | |
JP3264867B2 (ja) | 光記録媒体 | |
WO2001059779A1 (fr) | Support optique d'enregistrement d'informations | |
TWI282549B (en) | Data media, manufacturing method thereof, playing control method and drive device | |
JP2003308631A (ja) | ハイブリッド光ディスク | |
JP2007507829A (ja) | 高密度再生専用光ディスク | |
JP2005141886A (ja) | 消し取り可能な表面を有する光学ディスク及びその製造方法 | |
US6711118B1 (en) | Optical information recording medium for recording optically reproducible signals thereon through the use of a recording laser beam and method for recording optical information thereon | |
US7289418B2 (en) | Optical disk with erasable surface and manufacturing method thereof | |
JPS61237239A (ja) | 光デイスクおよび光記録方法 | |
JPH02278519A (ja) | 光記録媒体の記録方法 | |
JPH0512680A (ja) | 光情報記録媒体及び光情報記録媒体用スタンパの原盤製造方法 | |
JP2002123981A (ja) | 光学情報記録媒体、光学情報記録再生方法および光学情報記録再生装置 | |
US7835232B2 (en) | Method to erase data stored on blu-ray disc | |
KR100235330B1 (ko) | 광 기록 매체 및 그 기록 방법 | |
KR100616232B1 (ko) | 고밀도광기록매체그리고그기록/재생장치및방법 | |
KR200361644Y1 (ko) | 멀티 포맷 디스크 | |
TWI252482B (en) | Compound disc and manufacturing method thereof | |
JP2004192723A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPH10289482A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPH11176026A (ja) | 光情報媒体 | |
JP2000339691A (ja) | 光ディスク記録媒体 | |
JP2002245665A (ja) | 情報記録媒体 | |
JP2004103101A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPH01286157A (ja) | 情報記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070205 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20070529 |
|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |