JP2005141858A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体メモリ装置において、高速でかつ安定したデータ読み出しを可能とし、データの読み出し動作および書き込み動作の特性を向上させる。
【解決手段】 第1のノードSN1と第2のノードSN2とを有するラッチ回路10と、読み出し用ビット線BLと上記第1のノードSN1との間に接続されたメモリトランジスタQn3と、書き込み用ビット線XBLと上記第2のノードSN2との間に接続されたメモリトランジスタQn4とを備え、上記各メモリトランジスタQn3及びQn4のゲートを、それぞれ異なるワード線WL1及びWL2に接続した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体メモリ装置に関し、特にSRAMのセル構成に関するものである。
従来のSRAMの構成について説明する。
第1の従来例は、SRAMのメモリセルにおいて、メモリセルを、2つのノードを有し、各ノードを駆動する能力が異なるラッチ回路と、該ラッチ回路の各ノードと、対応するビット線との間に接続され、同じワード線信号で制御される2つのメモリセルトランジスタとを有する回路構成としたものである。この従来のSRAMでは、ワード線を選択すると、ラッチ回路のそれぞれのノードが、対応するビット線に接続される(例えば、特許文献1参照)。
図7は、上記第1の従来例のSRAMを示す図である。
従来のSRAMは、メモリセル200を複数有し、該メモリセル200は、データをラッチするラッチ回路20を有している。このラッチ回路20は、接地電圧源VSSと第1のノードSN1との間に接続された第1のNチャネル型MOSトランジスタQn1と、電源電圧源VDDと第1のノードSN1との間に接続された第1のPチャネル型MOSトランジスタQp1と、接地電圧源VSSと第2のノードSN2との間に接続された第2のNチャネル型MOSトランジスタQn2と、電源電圧源VDDと第2のノードSN2との間に接続された第2のPチャネル型MOSトランジスタQp2とを有している。そして、第1のNチャネル型MOSトランジスタQn1と第1のPチャネル型MOSトランジスタQp1の共通ゲートが上記第2のノードSN2に接続され、第2のNチャネル型MOSトランジスタQn2と第2のPチャネル型MOSトランジスタQp2の共通ゲートが上記第1のノードSN1に接続されている。ここで、上記ラッチ回路20を構成する同一導電形トランジスタの駆動能力は異なっている。
また、上記メモリセル200は、上記第1のノードSN1と第1のビット線BLとの間に接続され、ゲートがワード線WLに接続された第3のNチャネル型MOSトランジスタQn3と、上記第2のノードSN2と第2のビット線XBLとの間に接続され、ゲートが上記ワード線WLに接続された第4のNチャネル型MOSトランジスタQn4とを有している。
このような構成のSRAMでは、ワード線が選択されると、対応するメモリセルのラッチ回路20のそれぞれのノードSN1,SN2が、対応するビット線BL,XBLに接続され、ラッチ回路20からのデータの読み出し、あるいはラッチ回路20へのデータの書き込みが行われる。
第2の従来例は、SRAMにおいて、メモリセルを、2つのノードを有するラッチ回路と、ワード線信号で制御される1つのメモリセルトランジスタとを備え、ラッチ回路の片側のノードがメモリセルトランジスタを介してビット線に接続される回路構成としたものである(例えば、特許文献2参照)。
このようにラッチ回路の片側のノードからデータの読み出しあるいは書き込みを行うSRAMでは、回路構成の小型化を図ることができるが、セルから論理値〔0〕を読み取りやすくする条件と、セルに論理値〔1〕を書き込みやすくする条件とが相反するものとなる。このため、この第2の従来例のSRAMでは、書き込み時に、書き込み動作を行いやすくする、つまり書き込み時にラッチ回路に要求される駆動能力が小さくなるようにする付加的な回路を設け、読み取り時の安定性と書き込み動作の高速性を確保している。
特開2001−257275号公報 特開平11−353880号公報
このように従来のSRAMには、ラッチ回路を、一方のノードを駆動する回路構成と他方のノードを駆動する回路構成とが異なる非対称な回路構造として、アクセス動作の安定性や高速性を高めたものがあるが、これらのSRAMは、さらに読み出し動作の安定性や回路構成の簡略化が求められている。
例えば、第1の従来例では、ワード線が選択されると、ラッチ回路のそれぞれのノードが、対応するビット線に接続されるため、ラッチ回路の駆動能力が低ければ、一方のノードがビット線の電位に設定されてしまい、その結果、他のノードの電位が反転して、データ破壊またはデータの誤読み出しを起こすという課題がある。
また、第2の従来例では、ラッチ回路は、片側のノードのみがメモリセルトランジスタを介してビット線に接続されるものとしていることから、書き込み時に、ラッチ回路に要求される駆動能力を小さくして書き込みしやすくする付加的な回路が設けられているが、このような付加的な回路を設けることによって、SRAMの回路構成および動作が複雑なものとなるという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、回路構成や動作を複雑なものとすることなく、データの読み出し動作及び書き込み動作の特性を向上させることができる半導体メモリ装置を提供することを目的とする。
本願請求項1に係る発明は、接地電圧源と電源電圧源との間に直列に接続された第1のNチャネル型MOSトランジスタ及び第1のPチャネル型MOSトランジスタと、接地電圧源と電源電圧源との間に直列に接続された第2のNチャネル型MOSトランジスタ及び第2のPチャネル型MOSトランジスタと、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタと第1のPチャネル型MOSトランジスタの接続点である第1のノードと、第1のビット線との間に接続された第3のNチャネル型MOSトランジスタと、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタと第2のPチャネル型MOSトランジスタの接続点である第2のノードと、第2のビット線との間に接続された第4のNチャネル型MOSトランジスタとを備え、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートは、前記第2のノードに接続され、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと第2のPチャネル型MOSトランジスタのゲートは、前記第1のノードに接続され、前記第3のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと前記第4のNチャネル型MOSトランジスタのゲートは、それぞれ異なるワード線に接続されている、ものである。
本願請求項2に係る発明は、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力と異なり、前記第1のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力と異なる、ものである。
本願請求項3に係る発明は、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きくし、前記第1のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きくし、前記第1のビット線は、読み出し用ビット線とした、ものである。
本願請求項4に係る発明は、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のビット線は、読み出し時にビット線プリチャージ電位が電源電圧と接地電圧の間の値に設定される読み出し用ビット線とした、ものである。
本願請求項5に係る発明は、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のビット線は、読み出し用ビット線とし、前記第2のノードと前記接地電圧源との間に容量素子を接続した、ものである。
本願請求項6に係る発明は、請求項5記載の半導体メモリ装置において、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きくし、前記第1のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きくし、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタまたは前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力と、前記容量素子の容量とは、前記第1のビット線へのデータ読み出し時に、前記第1のノードの電位変動による、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタおよび前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのスイッチング状態の反転が起こらないよう設定した、ものである。
本願請求項7に係る発明は、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のビット線は、読み出し用ビット線とし、前記第2のノードは、抵抗素子を介して前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートに接続した、ものである。
本願請求項8に係る発明は、請求項7記載の半導体メモリ装置において、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートの共通接続ノードと前記接地電圧源との間に、容量素子を接続した、ものである。
本願請求項9に係る発明は、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のビット線と前記第2のビット線は同一の信号線とした、ものである。
本願請求項10に係る発明は、請求項9記載の半導体メモリ装置において、前記第2のノードと前記接地電圧源との間に容量素子を接続した、ものである。
本願請求項1の発明によれば、半導体メモリ装置において、メモリセルの第1のノードと第1のビット線との間に接続されたトランジスタと、メモリセルの第2のノードと第2のビット線との間に接続されたトランジスタとを、別々のワード線により制御するようにしたので、一方のノードからビット線にデータを読み出している状態で、他方のノードをビット線と絶縁することができる。これにより、他のノードを駆動する能力を書き込みに適切な能力に設定しても、データ読出し時には、一方のノードの電位が他方のビット線の電位の影響で反転するのを抑えることができ、この結果、データの読み出し動作を高速でかつ安定したものでき、しかも書き込み動作の特性も適切なものとできる。
また、書き込み動作の特性が適切なものとなっているため、書き込み時に要求される駆動能力が小さくなるようにする付加的な素子も不要である。
本願請求項2の発明によれば、請求項1記載の半導体メモリ装置において、上記第1のノードを駆動するトランジスタと、上記第2のノードを駆動するトランジスタとを、駆動能力が異なるものとしたので、データ読み出しノードを駆動するトランジスタの能力を大きくし、かつデータ書き込みノードを駆動するトランジスタの能力を小さくして、より高速でかつより安定したデータ読み出し動作を実現することが可能となる。
本願請求項3の発明によれば、請求項1記載の半導体メモリ装置において、上記第1のノードを駆動するトランジスタを、上記第2のノードを駆動するトランジスタより駆動能力の大きいものとしたので、上記第1のノードからのデータの読み出しを高速にかつ安定して行うことができる。
本願請求項4の発明によれば、請求項1記載の半導体メモリ装置において、上記第1のビット線を、メモリセルからデータを読み出す読み出し用ビット線とし、上記データ読み出し時のビット線プリチャージ電位を電源電圧と接地電圧の間の値に設定するようにしたので、読み出し時には、第1のビット線の電位を、第2のビット線のプリチャージ電位と比較して、データの判定を容易に行うことができる。
本願請求項5の発明によれば、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のビット線を、読み出し用ビット線とし、前記第2のノードと前記接地電圧源との間に容量素子を接続したので、読み出し時にビット線の電位変動により第2のノードの電位が変動するのをさらに抑えることができ、より安定してデータの読み出しを行うことができる。
本願請求項6の発明によれば、請求項5記載の半導体メモリ装置において、上記第1のノードを駆動するトランジスタを、上記第2のノードを駆動するトランジスタより駆動能力の大きいものとし、前記第1のノードを駆動するトランジスタの駆動能力と、前記容量素子の容量とを、前記第1のビット線へのデータ読み出し時に、前記第1のノードの電位変動による、前記第1のノードを駆動するトランジスタのスイッチング状態の反転が起こらないよう設定したので、より一層安定したデータの読み出し動作を実現することができる。
本願請求項7の発明によれば、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のビット線を読み出し用ビット線とし、前記第2のノードを、抵抗素子を介して前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートに接続したので、データを読み出すノードを駆動するトランジスタのゲート電位がより変動しにくくなり、より安定したデータの読み出し動作を実現することができる。
本願請求項8の発明によれば、請求項7記載の半導体メモリ装置において、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートの共通接続ノードと前記接地電圧源との間に、容量素子を接続したので、データを読み出すノードを駆動するトランジスタのゲート電位がより一層変動しにくくなり、より一層安定したデータの読み出し動作を実現することができる。
本願請求項9の発明によれば、請求項1記載の半導体メモリ装置において、前記第1のビット線と前記第2のビット線とを、同一の信号線としたので、ビット線の本数が削減されることとなる。これによりメモリセルを高集積化したり、ビット線の配線ピッチをゆるくして歩留まりの向上や隣接配線間でのノイズの低減を図ったりすることが可能となる。
本願請求項10の発明によれば、請求項9記載の半導体メモリ装置において、前記第2のノードと前記接地電圧源との間に容量素子を接続したので、第1のノードからデータを読み出す時には、該ノードを駆動するトランジスタのゲート電位がより変動しにくくなり、より安定してデータの読み出しを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による半導体メモリ装置を説明する図であり、メモリセルの回路構成を示している。
この実施の形態1の半導体メモリ装置はSRAMであり、メモリセル100は、従来のメモリセル200と同様、4つのトランジスタQp1、Qp2、Qn1、Qn2からなるラッチ回路10と、2つのメモリセルトランジスタQn3及びQn4とを有している。
但し、本実施の形態1では、ラッチ回路10は、その一方のノードSN1と第1のビット線BLとの間に接続されたメモリセルトランジスタQn3と、もう一方のノードSN2と第2のビット線XBLとの間に接続されたメモリセルトランジスタQn4とを、異なる制御信号で制御する回路構成となっている点が従来のものと異なる。また、このラッチ回路10の駆動能力は、駆動能力の大きい方の第1のノードSN1が読み出し用ビット線BLに接続され、駆動能力の小さい方の第2のノードSN2が書き込み用ビット線XBLに接続されるアンバランス設定となっている。
以下、具体的にメモリセル100の回路構成を説明する。
この実施の形態1のメモリセル100では、第1のNチャネル型MOSトランジスタQn1と第1のPチャネル型MOSトランジスタQp1は、第1のノードSN1を接続点として、接地電圧源VSSと電源電圧源VDDとの間に直列に接続されている。第2のNチャネル型MOSトランジスタQn2と第2のPチャネル型MOSトランジスタQp2は、第2のノードSN2を接続点として、接地電圧源VSSと電源電圧源VDDとの間に直列に接続されている。前記第1のNチャネル型MOSトランジスタQn1と第1のPチャネル型MOSトランジスタQp1のゲートは、前記第2のノードSN2に接続され、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタQn2と第2のPチャネル型MOSトランジスタQp2のゲートは前記第1のノードSN1に接続されている。前記第1のノードSN1と第1のビット線BLとの間には、第3のNチャネル型MOSトランジスタQn3が接続され、前記第2のノードSN2と第2のビット線XBLとの間には、第4のNチャネル型MOSトランジスタQn4が接続されている。
第1のNチャネル型MOSトランジスタQn1の駆動能力は第2のNチャネル型MOSトランジスタQn2の駆動能力より大きく設定され、第1のPチャネル型MOSトランジスタQp1の駆動能力は、第2のPチャネル型MOSトランジスタQp2の駆動能力より大きく設定されている。第3のNチャネル型MOSトランジスタQn3のゲートは、第1のワード線WL1に接続され、第4のNチャネル型MOSトランジスタQn4のゲートは第2のワード線WL2に接続されている。また、第1のビット線BLは、ラッチ回路10からデータを読み出す読み出し用のビット線、第2のビット線XBLは、ラッチ回路10にデータを書き込む書き込み用ビット線となっている。
次に動作について説明する。
この実施の形態1では、図2に示すように、読み出し時T1には、第1のワード線WL1が選択され、ラッチ回路10のノードSN1の電位が第1のビット線BLに読み出される。この読み出しでは、第1のビット線BLは、電源電圧Vddと接地電圧Vssの間の値、例えば1/2(Vdd−Vss)にプリチャージされ、メモリセルトランジスタQn3がオンした時には、第1のビット線BLの電位は、電源電圧VddまたはVddからメモリセルトランジスタQn3のしきい値だけ低い電圧、または接地電圧Vssに遷移し、この電位が読み出されることとなる。
このとき、第2のワード線WL2は選択されていないため、メモリセルトランジスタQn4はオフ状態であり、第2のノードSN2がビット線XBLの電位の影響を受けることはない。また、第1のワード線WL1が選択されると、第1のノードSN1の電位は、ビット線XBLの電位の影響を受けて変動し、第2のノードSN2を駆動するトランジスタQp2及びQn2のゲート電位も変動するが、これらのトランジスタQp2及びQn2の駆動能力は小さく設定されているので、第2のノードSN2の電位はあまり急激には変動しない。従って、データ読み出し時には、駆動能力の高いトランジスタQp1及びQn1によりビット線BLが充放電され、しかも、これらの駆動能力の高いトランジスタQp1及びQn1のスイッチング状態は、安定に保持されることとなる。
一方、書き込み時T2には、第2のワード線WL2が選択され、第2のビット線XBLからラッチ回路10のノードSN2にデータが書き込まれる。このとき、第2のノードを駆動するトランジスタQp2及びQn2の駆動能力は小さく設定されているため、ビット線XBLの電位が第2のノードSN2の電位と逆レベルであっても、第2のノードSN2の電位はすばやくビット線XBLの電位となる。
このように本実施の形態1では、ラッチ回路10の第1のノードSN1と読み出し用ビット線BLとの間に接続された第1のメモリセルトランジスタQn3と、ラッチ回路の第2のノードと書き込み用ビット線XBLとの間に接続された第2のメモリセルトランジスタQn4とを、別々のワード線WL1及びWL2により制御するようにしたので、読み出し時には第1のメモリセルトランジスタQn3を制御するワード線WL1のみを選択して、第2のノードSN2である、第1のノードSN1を駆動するトランジスタQp1及びQn1のゲートがビット線XBLの電位の影響を受けるのを回避できる。これによりラッチ回路が第1のノードSN1を駆動する能力を高く保持することができ、メモリセルから高速に安定してデータを読み出すことができる。
また、この実施の形態1では、ラッチ回路10が第1のノードSN1を駆動する能力は大きく、ラッチ回路10が第2のノードSN2を駆動する能力は小さく設定しているため、読み出し動作を、より安定でかつより高速なものとでき、また、第2のノードSN2の電位がビット線XBLの電位により反転しやすいことから書き込み動作も高速で行うことが可能となる。
また、読み出しの際には、読み出し用ビット線BL及び書き込み用ビット線XBLを電源電圧と接地電圧の間の電位にプリチャージしているので、読み出し用ビット線BLの電位を、第2のビット線XBLのプリチャージ電位と比較して、ラッチ回路10からHまたはLデータを容易に読み出すことができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2による半導体メモリ装置を説明する図であり、そのメモリセル構造を示している。
この実施の形態2の半導体メモリ装置はSRAMであり、メモリセル100aは、第1及び第2のノードSN1及びSN2を有するラッチ回路10aと、第1及び第2のメモリセルトランジスタQn3及びQn4とを有している。
そして、この実施の形態2のメモリセル100aは、該ラッチ回路10aの第2のノードSn2と接地側電源VSSとの間に接続された容量素子C2を有しており、その他の構成は、実施の形態1のものと同一である。
このような構成の実施の形態2の半導体メモリ装置では、実施の形態1と同様、第1のメモリセルトランジスタQn3と第2のメモリセルトランジスタQn4とを、別々のワード線WL1及びWL2により制御するようにしたので、メモリセルから高速に安定してデータを読み出すことができる。また、ラッチ回路10aのノードを駆動する能力を、実施の形態1と同様、駆動能力の大きい方のノードが読み出しビット線に、駆動能力の小さい方のノードが書き込みビット線に接続されるアンバランス設定としたので、読み出し動作のさらなる安定化及び高速化を図り、さらに書き込み動作の高速化も図ることができる。さらに、読み出し時のビット線プリチャージ電位を電源電圧と接地電圧の間の電位としたので、ラッチ回路10aからのHまたはLデータの読み出しを容易に行うことができる。
また、この実施の形態2では、データを読み出す第1のノードを駆動するトランジスタQn1及びQp1のゲートである第2のノードSN2と接地電圧源との間に容量素子C2を接続したので、この第2のノードSN2の電位はさらに変化しにくくなっている。従って、読み出し時に第1のノードSN1がビット線BLの電位の影響を受けて、第2のノードSN2を駆動するトランジスタの動作状態が変化しても、第2のノードSN2の電位変動はゆるく、第1のノードを駆動するトランジスタQn1及びQp1のスイッチング状態が反転するのを抑えることができる。このため、この実施の形態2では、実施の形態1に比べて、より安定した読み出し動作が可能となるという利点がある。
なお、上記実施の形態2では、半導体メモリ装置はSRAMである場合について説明したが、半導体メモリ装置はDRAMや強誘電体メモリ等を混載したデバイスでもよく、このようなデバイスでは、これらのメモリで用いる容量素子を、上記ラッチ回路の書き込み用ノードに付加されている容量素子として使用することができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3による半導体メモリ装置を説明する図であり、そのメモリセルの構造を示している。
この実施の形態3の半導体メモリ装置はSRAMであり、メモリセル100bは、第1及び第2のノードSN1及びSN2を有するラッチ回路10bと、第1及び第2のメモリセルトランジスタQn3及びQn4とを有している。
この実施の形態3のラッチ回路10bは、実施の形態1のラッチ回路10を構成するトランジスタQp1、Qn1、Qp2、Qn2に加えて、上記第2のノードSN2とトランジスタQn1及びQp1の共通ゲートとの間に接続された抵抗素子R2と、該共通ゲートと接地側電源VSSとの間に接続された容量素子C4とを有している。ここで、上記抵抗素子R2には、半導体メモリ装置を構成するゲート配線層や拡散層のシリサイド化させない部分を用いることができる。
このような構成の実施の形態3では、実施の形態1と同様、第1のメモリセルトランジスタQn3と第2のメモリセルトランジスタQn4とを、別々のワード線WL1及びWL2により制御するようにしたので、メモリセルから高速に安定してデータを読み出すことができる。また、ラッチ回路10bのノードを駆動する能力を、実施の形態1と同様、駆動能力の大きい方のノードが読み出しビット線に、駆動能力の小さい方のノードが書き込みビット線に接続されるアンバランス設定としたので、読み出し動作のさらなる安定化及び高速化を図り、さらに書き込み動作の高速化も図ることができる。さらに、読み出し時のビット線プリチャージ電位を電源電圧と接地電圧の間の電位としたので、ラッチ回路10bからのHまたはLデータの読み出しを容易に行うことができる。
また、この実施の形態3では、ラッチ回路10bの、第2のノードSN2を駆動する能力は低い上、第1のノードSN1を駆動するトランジスタQp1及びQn1の共通ゲートと上記第2のノードSN2との間には抵抗素子が挿入され、さらに共通ゲートと接地電圧源VSSとの間には容量素子が接続されているため、第2のノードSN2の電位変動はより一層起こりにくくなっている。従って、ビット線BLの電位の影響により第1のノードSN1の電位が変動して、第2のノードSN2を駆動するトランジスタの動作状態が変化しても、第2のノードの電位は急激に変化することはなく、第1のノードSN1を駆動するトランジスタQn1及びQp1のスイッチング状態が反転するのを抑えることができる。このため、この実施の形態3では、実施の形態1に比べて、より安定した読み出し動作が可能となる。
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4による半導体メモリ装置を説明する図であり、そのメモリセルの構造を示している。
この実施の形態4の半導体メモリ装置は、上記実施の形態1のSRAMにおける第1のビット線BLを第2のビット線XBLと共通化したものであり、その他の構成は、実施の形態1と同一である。
このような構成の実施の形態4では、実施の形態1のSRAMにおける読み出し用ビット線BLをその書き込み用ビット線XBLと共通化したので、実施の形態1と同様にデータの読み出し動作及び書き込み動作の特性を向上できるだけでなく、ビット線の本数を削減することができる。これによりメモリセルの高集積化を図ったり、あるいはビット線の配線ピッチをゆるくレイアウトしたりすることが可能となる。配線ピッチをゆるくレイアウトした場合には、歩留まり向上や隣接配線のノイズの影響を低減できるなどの効果が得られる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5による半導体メモリ装置を説明する図であり、そのメモリセルの構造を示している。
この実施の形態5の半導体メモリ装置は、上記実施の形態2のSRAMにおける第1のビット線BLを第2のビット線XBLと共通化したものであり、その他の構成は、実施の形態2と同一である。
このような構成の実施の形態5では、実施の形態2のSRAMにおける読み出し用ビット線BLを書き込み用ビット線XBLと共通化したので、実施の形態2と同様にデータの読み出し動作及び書き込み動作の特性向上を実現できるだけでなく、ビット線の本数の削減により、メモリセルの高集積化や配線密度の緩和を図ることができる。
本発明の半導体メモリ装置は、高速にかつ安定してデータを読み出すことができ、データの読み出し動作特性および書き込み動作特性を向上させることができるものであり、特にSRAMのセル構成において有用である。
本発明の実施の形態1に係る半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。 上記実施の形態1の半導体メモリ装置の動作状態を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。 本発明の実施の形態5に係る半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。 従来の半導体メモリ装置のメモリセル構造を説明する図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c ラッチ回路
100、100a、100b、100c、100d メモリセル
Qp1、Qp2 Pチャネル型MOSトランジスタ
Qn1〜Qn4 Nチャネル型MOSトランジスタ
C2、C4 容量素子
SN1、SN2 ノード
WL1、WL2 ワード線
BL、XBL ビット線
VDD 電源電圧源
Vdd 電源電圧
VSS 接地電圧源
Vss 接地電圧

Claims (10)

  1. 接地電圧源と電源電圧源との間に直列に接続された第1のNチャネル型MOSトランジスタ及び第1のPチャネル型MOSトランジスタと、
    接地電圧源と電源電圧源との間に直列に接続された第2のNチャネル型MOSトランジスタ及び第2のPチャネル型MOSトランジスタと、
    前記第1のNチャネル型MOSトランジスタと第1のPチャネル型MOSトランジスタの接続点である第1のノードと、第1のビット線との間に接続された第3のNチャネル型MOSトランジスタと、
    前記第2のNチャネル型MOSトランジスタと第2のPチャネル型MOSトランジスタの接続点である第2のノードと、第2のビット線との間に接続された第4のNチャネル型MOSトランジスタとを備え、
    前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートは、前記第2のノードに接続され、
    前記第2のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと第2のPチャネル型MOSトランジスタのゲートは、前記第1のノードに接続され、
    前記第3のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと前記第4のNチャネル型MOSトランジスタのゲートは、それぞれ異なるワード線に接続されている、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 請求項1記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力と異なり、
    前記第1のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力と異なる、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  3. 請求項1記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きく、
    前記第1のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きく、
    前記第1のビット線は、読み出し用ビット線である、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  4. 請求項1記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のビット線は、
    読み出し時に、その電位が電源電圧と接地電圧の間のビット線プリチャージ電位に設定される読み出し用ビット線である、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  5. 請求項1記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のビット線は、読み出し用ビット線であり、
    前記第2のノードと前記接地電圧源との間に容量素子が接続されている、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  6. 請求項5記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きく、
    前記第1のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力は、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力より大きく、
    前記第2のNチャネル型MOSトランジスタまたは前記第2のPチャネル型MOSトランジスタの駆動能力と、前記容量素子の容量とは、
    前記第1のビット線へのデータ読み出し時に、前記第1のノードの電位変動による、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタおよび前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのスイッチング状態の反転が起こらないよう設定されている、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  7. 請求項1記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のビット線は、読み出し用ビット線であり、
    前記第2のノードは、抵抗素子を介して前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートに接続されている、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  8. 請求項7記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのゲートと前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートの共通接続ノードと前記接地電圧源との間に、容量素子が接続されている、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  9. 請求項1記載の半導体メモリ装置において、
    前記第1のビット線と前記第2のビット線は同一の信号線である、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
  10. 請求項9記載の半導体メモリ装置において、
    前記第2のノードと前記接地電圧源との間に容量素子が接続されている、
    ことを特徴とする半導体メモリ装置。
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