JP2005141625A - 無線タグ内蔵物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ID機能を持った半導体装置が埋め込まれたタグまたはカード類において、製造工程中や使用中の負荷によって生じる、半導体素子の破損を防止する。
【解決手段】
半導体素子の厚さを薄くする、または、テープ基板の厚さを厚くする、または、スペーサを設けるなどして、半導体装置において半導体素子が突起しない構造とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線タグ内蔵物品に関し、特に、紙、若しくは樹脂からなるベース部材に無線タグが埋め込まれた無線タグ内蔵物品に適用して有効な技術に関するものである。
半導体装置として、例えば無線タグと呼ばれるものが知られている。この無線タグは、内部に電池などの電源を備えておらず、例えば読み取り装置(リーダー)が発した電波をアンテナを介して受け取り、受け取った電波の電磁誘導で電源を発電し、発電した電源で回路を動かし、記録(格納)した識別情報を無線で送信するものである。このような無線タグは、RFID(Radio Frequency Identification)タグ、非接触IDタグ、無線IDタグ、非接触タグとも呼ばれている。
無線IDタグにおいては、商品などに埋め込んでその管理に役立てたり、有価証券、入場券、乗車券などに埋め込んでその偽造防止に役立てたり、カードなどに埋め込んでIDカードとして利用したりすることが期待されている。
埋め込まれる無線タグは、例えば、特開2002−184872号公報(特許文献1)に開示されているような構造をした、書き換え不可能なROM(Read Only Memory)である。無線タグは、紙などにも埋め込まれる必要があるため、折り曲げられたときの破損を防止するため、外形サイズ(平面サイズ)が、できるだけ微小サイズであることが望ましい(0.5mm程度以下)。
上述したような用途を考慮すると、無線タグの埋め込みは、極めて低コストに実現される必要がある。そのため、特開2002−319006号公報(特許文献2)で提案されているように、細幅のフィルム上に半導体チップ(半導体素子)を装着してスレッド状の無線タグとし、その無線タグを対象物に埋め込む方法が現実的と考えられる。
上記特開2002−319006では、半導体チップに通信用のアンテナが内蔵されているが、スレッドのフィルム上にアンテナを設け、このアンテナと半導体チップの端子とを接続する方法も考えられる。この場合、例えば、図1に示すような、TCP(Tape Carrier Package)構造や、図2に示すような、COF(Chip On Film)構造となる。
特開2002−184872号公報 特開2002−319006号公報
上述のようなスレッド構造とした場合、通常、半導体チップは、フィルム(テープ)の表面に対して、突起状に突出することになる。この場合、無線タグを紙やプラスチックシートなどに挟み込んで圧着して挿入する工程において、0.5mm以下と微小な半導体チップに荷重が集中し、半導体チップが破損する恐れがある。また、仮に破損させずに挿入できたとしても、紙などの薄いシートに挟みこむ場合、半導体チップによる突起がシート表面にも現れてしまうため、この部分に荷重が加わった場合に、同様に荷重が集中し、半導体チップが破損し易くなる。
本発明の目的は、このような半導体チップ(半導体素子)の破損を抑制することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記目的を達成し、信頼性の高い無線タグ内蔵物品を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
半導体チップの破損は、突起した微小の半導体チップに荷重が集中して過大な応力が発生することが原因であるため、これを防止するためには、突起を解消し、荷重が半導体チップに集中し難い構造とすることが有効である。TCP構造の場合、半導体チップの厚さを薄くするか、テープ厚さを厚くすることにより、突起を解消することができる。COF構造や、特開2002−319006号公報で開示されている構造の場合は、フィルム上にスペーサシートを追加することにより、突起を解消することができる。この場合、スペーサシートを追加する工程が増え、コスト増となってしまう難点はあるが、TCP構造では、図1のように、半導体チップの回路形成面側が、樹脂によって若干突起するのに対し、COF構造では、図2のように、半導体チップの回路形成面側が、もともと平坦形状なので、その点では、COF構造の方が有利である。
本発明によれば、半導体チップの破損を抑制することができる。
また、本発明によれば、信頼性の高い無線タグ内蔵物品を提供することができる。
以下、無線タグ内蔵物品の1つであるカードに本発明を適用した実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、実施の形態を説明するための断面図においては、図面を見易くするため、断面を示すハッチングは省略している。
(実施形態1)
本実施形態1では、TCP構造の無線タグを有するカードについて説明する。
図3は、本実施形態1のカードの要部模式的断面図であり、
図4は、本実施形態1のカードに埋め込まれる無線タグの概略構成を示す図((a)は半導体チップの裏面側からみた模式的平面図,(b)は(a)の一部を拡大した模式的平面図)であり、
図5及び図6は、本実施形態1のカードに埋め込まれる無線タグの1製造工程を説明するための模式図であり、
図7は、本実施形態1の無線タグの1製造工程を説明するための図であり、
図8は、無線タグの他の製造を説明するための模式図である。
本実施形態1のカードは、図3に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたTCP構造の無線タグ11とを有する構成になっている。ベース部材6としては、例えば、紙からなるベース部材、若しくは、PET樹脂等のプラスチックからなるベース部材が用いられている。
無線タグ11は、図3及び図4((a),(b))に示すように、主に、半導体チップ1、基板2、アンテナ3、及び樹脂4等を有する構成になっている。
半導体チップ1は、厚さ方向と交差する平面形状が方形状になっており、本実施形態1では例えば0.45mm×0.45mmの正方形(長方形)になっている。また、半導体チップ1は、互いに反対側に位置する主面(第1の面,回路形成面,素子形成面)1x及び裏面(第2の面)1yを有し、半導体チップ1の主面1xには、接続用端子として例えば突起状電極5が複数配置されている。
基板2は、互いに反対側に位置する主面(第1の面)2x及び裏面(第2の面)2y、並びにチップ搭載用の開口部2aを有する構成になっており、厚さ方向と交差する平面がスレッド状になっている。基板2としては、例えばポリイミド系の材料からなるテープ基板が用いられている。
アンテナ3は、基板2の主面2xに固定され、一部が開口部2aに突出している。アンテナ3としては、例えば銅(Cu)からなるアンテナが用いられている。開口部2aは、基板2の主面2xから裏面2yに亘って形成されている。
半導体チップ1は、図3に示すように、その主面1xの突起状電極5がアンテナ3の一部(開口部2aに突出する突出部)に接続され、更にその裏面1yが基板2の裏面2yから突出しない状態、換言すれば、その裏面1yが基板2の裏面2yと同一の高さ、若しくは基板2の裏面2yよりも基板2の主面2x側に位置する状態で、基板2の開口部2aに配置されている。本実施形態1において、半導体チップ1は、その裏面2yが基板2の裏面2yよりも基板2の主面2x側に位置し、その主面2xが基板2の主面2xよりも基板2の裏面2y側に位置するように基板2よりも薄い厚さで形成され、基板2の開口部2aの中に配置されている。例えば、基板2の厚さは80[μm]程度になっており、半導体チップ1の厚さは50[μm]程度になっている。
アンテナ3の一部(突出部)と半導体チップ1の突起状電極5との接続は、熱圧着により行われている。具体的には、200℃以上の高温に熱せられたボンディングツールにより、半導体チップ1の突起状電極5にアンテナ3の接続部を押し付けて行われる。アンテナ3の接続部には、接続性が良好なSnなどの金属層がメッキや蒸着などにより設けられている。半導体チップ1の内部配線には、アルミニウム(Al)膜や、より導電性の高いCu膜が用いられているが、突起状電極5としては、Snとの接続性が良いAuからなる突起状電極が用いられている。Au突起状電極は、例えばメッキや蒸着によって形成される。
基板2の開口部2aには、半導体チップ1の主面1x、及びアンテナ3の接続部を覆うようにして、樹脂4が注入されている。樹脂4は、基板2の裏面2yと同一側の面が基板2の裏面2yと同一、若しくは基板2の裏面2yよりも基板2の主面2x側に位置している。半導体チップ1の裏面1yは、樹脂4から露出している。樹脂4としては、例えばエポキシ系の熱硬化性樹脂が用いられている。
無線タグ11は、まず、アンテナ3の接続部と半導体チップ1の突起状電極5とを熱圧着にて接続し、その後、基板2の開口部2aにエポキシ系の熱硬化性樹脂4を塗布し、その後、100℃〜200℃のベース処理を施して樹脂4を硬化させることによって製造される。半導体チップ1の主面1x及びアンテナ3の接続部は、樹脂4によって保護される。
無線タグ11の製造では、生産性を高めるため、図5や図6のように、テープ状の基板2に半導体チップ1を流れ作業で順次実装し、最後にテープ状の基板2をスレッド状に個片化する。個片化は、通常、対象物(無線タグ内蔵物品)に埋め込まれる前に行われる。但し、スレッド状の無線タグ11として使用される場合は、図7のように、チップ実装後、ある適当な大きさにテープ(基板)が切断された後、PET樹脂などに挟み込まれ、その後、さらに、スレッド状に個片化される場合もある。対象物への埋め込みは、例えば紙からなるベース部材6に埋め込まれる場合は、図8のように、接着材が塗られた紙上に、無線タグ11を貼り付け、さらに、ローラーなどを使用して、もう1枚の紙を、上から貼り合せることにより行われる。PET樹脂などのプラスチックからなるベース部材6に埋め込まれる場合は、2枚のプラスチックに無線タグ11が挟み込まれ、プレートで熱圧着される。半導体チップ(半導体素子)1の破損を防止するため、半導体チップ1が基板表面から突起しないように、埋め込まれる無線タグ(半導体装置)11は、半導体チップ1が薄板化されるか、厚い基板2が用いられている。
本実施形態1のカードにおいて、無線タグ11は、半導体チップ1の裏面1yが基板2の裏面2yと同一の高さ、若しくは基板2の裏面2yよりも基板2の主面2x側に位置する状態で、基板2の開口部2aに半導体チップ1を配置した構造になっており、荷重が半導体チップ1に集中し難い構造となっているため、半導体チップ1の破損を抑制することができる。また、信頼性の高いカード(無線タグ内蔵物品)を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態2では、COF構造の無線タグを有するカードについて説明する。
図9は、本実施形態2のカードの模式的断面図であり、
図10は、本実施形態2のカードに埋め込まれた無線タグの概略構成を示す図((a)は半導体チップの裏面側から見た模式的平面図,(b)は(a)の一部を拡大した模式的平面図)である。
本実施形態2のカードは、図9に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたCOF構造の無線タグ12とを有する構成になっている。ベース部材6としては、例えば、紙からなるベース部材、若しくは、PET樹脂等のプラスチックからなるベース部材が用いられている。
無線タグ12は、図9及び図10((a),(b))に示すように、主に、半導体チップ1、基板2、アンテナ3、樹脂4、及びスペーサ7等を有する構成になっている。
半導体チップ1は、前述の実施形態1と同様に、厚さ方向と交差する平面形状が0.45mm×0.45mmの正方形(長方形)になっている。また、半導体チップ1は、互いに反対側に位置する主面(第1の面,回路形成面,素子形成面)1x及び裏面(第2の面)1yを有し、半導体チップ1の主面1xには、接続用端子として例えば突起状電極5が複数配置されている。
基板2は、互いに反対側に位置する主面(第1の面)2x及び裏面(第2の面)2yを有する構成になっており、前述の実施形態1のようなチップ搭載用の開口部は設けられていない。基板2としては、例えばポリイミド系の材料からなるテープ基板が用いられている。
スペーサ7は、互いに反対側に位置する第1の面7x及び第2の面7y、並びにチップ搭載用の開口部7aを有する構成になっており、第1の面7xが基板2の主面2xと向かい合う状態で基板2に固定されている。開口部7aは、スペーサ7の第1の面7xから第2の面7yに亘って形成されている。
アンテナ3は、基板2の主面2xとスペーサ7の第1の面7xとの間に配置され、一部がスペーサ7の開口部7aと平面的に重なるように配置、換言すればスペーサ7の開口部7aに突出するように配置されている。アンテナ3としては、例えば銅(Cu)からなるアンテナが用いられている。
半導体チップ1は、図9に示すように、その主面1xの突起状電極5がアンテナ3の一部(開口部2aに突出する突出部)に接続され、更にその裏面1yがスペーサ7の第2の面7yから突出しない状態、換言すれば、その裏面1yがスペーサ7の第2の面7yと同一の高さ、若しくはスペーサ7の第2の面7yよりもスペーサ7の第1の面7x側に位置する状態で、スペーサ7の開口部7aに配置されている。本実施形態2において、半導体チップ1は、その裏面1yがスペーサ7の第2の面7yよりもスペーサ7の第1の面7x側に位置するようにスペーサ7よりも薄い厚さで形成され、スペーサ7の開口部7aの中に配置されている。例えば、スペーサ7の厚さは80[μm]程度になっており、半導体チップ1の厚さは70[μm]程度になっている。
アンテナ3の一部(突出部)と半導体チップ1の突起状電極5との接続は、熱圧着により行われている。具体的には、200℃以上の高温に熱せられたボンディングツールにより、半導体チップ1の突起状電極5にアンテナ3の接続部を押し付けて行われる。アンテナ3の接続部には、接続性が良好なSnなどの金属層がメッキや蒸着などにより設けられている。突起状電極5としては、Snとの接続性が良いAuからなる突起状電極が用いられている。
基板2の主面2xと半導体チップ1の主面1xとの間には、半導体チップ1の主面1x、及びアンテナ3の接続部を覆うようにして、樹脂4が注入されている。樹脂4は、半導体チップ1の突起状電極5とアンテナ3の接続部とを接続した後、半導体チップ1と基板2との間に注入され、その後、100〜200℃程度の温度でベーク硬化される。
スペーサ7の取り付けは、アンテナ3の取り付け後、半導体チップ1の実装後、又は、樹脂4の注入後の何れでも良い。信頼性向上のため、空隙9は、樹脂4で埋められることが望ましい。スペーサ7の材質は、接着性を考慮して、ポリイミドなど基板2と同じ材料か、紙やPET樹脂など、埋め込まれる対象物(ベース部材)と同じ材料が良い。半導体チップ1の破損を防止するため、無線タグ(半導体装置)11は、半導体チップ1が突出しないようにスペーサ7が用いられている。
本実施形態2のカードにおいて、無線タグ12は、半導体チップ1の裏面1yがスペーサ7の第2の面7yと同一の高さ、若しくはスペーサ7の第2の面7yよりもスペーサ7の第1の面7x側に位置する状態で、スペーサ7の開口部7aに半導体チップ1を配置した構造になっており、荷重が半導体チップ1に集中し難い構造となっているため、本実施形態2においても半導体チップ1の破損を抑制することができる。また、信頼性の高いカード(無線タグ内蔵物品)を提供することができる。
(実施形態3)
本実施形態3では、アンテナが内蔵された半導体チップを有するカードについて、図面を用いて説明する。図11は、本実施形態3のカードの要部模式的断面図である。
本実施形態3のカードは、図11に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたCOF構造の無線タグ13とを有する構成になっている。ベース部材6としては、例えば、紙からなるベース部材、若しくは、PET樹脂等のプラスチックからなるベース部材が用いられている。
無線タグ13は、主に、半導体チップ1、基板2、アンテナ3、樹脂4、及びスペーサ7等を有する構成になっている。
半導体チップ1は、その裏面1yがスペーサ7の第2の面7yから突出しない状態、換言すれば、その裏面1yがスペーサ7の第2の面7yと同一の高さ、若しくはスペーサ7の第2の面7yよりもスペーサ7の第1の面7x側に位置する状態で、スペーサ7の開口部7aに配置されている。本実施形態3において、半導体チップ1は、その裏面1yがスペーサ7の第2の面7yよりもスペーサ7の第1の面7x側に位置するようにスペーサ7よりも薄い厚さで形成され、スペーサ7の開口部7aの中に配置されている。
本実施形態3の半導体チップ1には、特開2002−319006号公報で開示されているもののように、アンテナが内蔵されている。このため、スレッド状の基板2とは、実施形態1、2のように電気的接続を図る必要はなく、接着材8で貼り付けられているだけである。ただし、回路形成面(主面1x)を保護するため、基板2と接着される面は、回路形成面側である。半導体チップ1の破損を防止するため、半導体チップ1が突起しないように、基板2にスペーサ7が貼り付けられている。このスペーサ7の構造、材質、取付け方法は、実施形態2と同様である。空隙9は、信頼性向上のため、樹脂で埋められることが望ましい。また、実施形態1及び2と同様に、半導体チップ1は、テープ上の基板に、流れ作業で接着されていき、スペーサ7が取り付けられた後、スレッド状に個片化される。個片化された無線タグ13が対象物に埋め込まれる方法は、実施形態1及び2と同様である。
本実施形態3のカードにおいて、無線タグ13は、半導体チップ1の裏面1yがスペーサ7の第2の面7yから突出しない構造になっており、荷重が半導体チップ1に集中し難い構造となっているため、本実施形態3においても半導体チップ1の破損を抑制することができる。また、信頼性の高いカード(無線タグ内蔵物品)を提供することができる。
(実施形態4)
本実施形態4では、TCP構造の無線タグを有するカードについて説明する。図12は、本実施形態4のカードの模式的断面図である。
本実施形態4のカードは、図12に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたTCP構造の無線タグ14とを有する構成になっている。ベース部材6としては、例えば、紙からなるベース部材、若しくは、PET樹脂等のプラスチックからなるベース部材が用いられている。
無線タグ14は、主に、基板2と、基板2に設けられた開口部2aと、基板2の主面2xに固定され、一部が基板2の開口部2aに突出するアンテナ3と、第1の面7xが基板2の裏面2yに固定されたスペーサ7と、基板2の開口部2aと平面的に重なるようにしてスペーサ7に設けられた開口部7aと、その主面1xの突起状電極5がアンテナ7の一部に接続され、更にその裏面1yがスペーサ7の第2の面7yから突出しない状態、換言すれば、その裏面1yがスペーサ7の第2の面7yと同一の高さ、若しくはスペーサ7の第2の面7yよりもスペーサ7の第1の面7x側に位置する状態で、開口部2a,7aに配置された半導体チップ1とを有する構成になっている。本実施形態4において、半導体チップ1は、その裏面2yがスペーサ7の第2の面7yと同一の高さ、若しくはスペーサ7の第2の面7yよりもスペーサ7の第1の面7x側(基板2側)に位置し、その主面1xが基板2の主面2xよりも基板2の裏面2y側に位置するように開口部2a,7aの中に配置されている。
半導体チップ1の薄型化、基板2の厚板化は、技術的またはコスト的理由などにより、困難である可能性がある。この場合、半導体チップ1の破損を防止するため、TCP構造の無線タグ14においても、スペーサ7を取付けることが有効となる。スペーサ7の構造、材質は、実施形態2、3と同様である。空隙9は、信頼性向上のため、樹脂で埋められることが望ましい。なお、半導体チップ1の接続、個片化、対象物への埋め込みなど、その他の製造方法、構成については、実施形態1と同様である。
本実施形態4のカードにおいて、無線タグ14は、半導体チップ1の裏面1yがスペーサ7の第2の面7yから突出しない構造になっており、荷重が半導体チップ1に集中し難い構造となっているため、本実施形態4においても半導体チップ1の破損を抑制することができる。また、信頼性の高いカード(無線タグ内蔵物品)を提供することができる。
(実施形態5)
本実施形態5では、TCP構造の無線タグを有するカードについて、図面を用いて説明する。図13は、本実施形態5のカードの模式的断面図である。
本実施形態5のカードは、図13に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたTCP構造の無線タグ15とを有する構成になっている。ベース部材6としては、例えば、紙からなるベース部材、若しくは、PET樹脂等のプラスチックからなるベース部材が用いられている。
本実施形態5の無線タグ15は、基本的に実施形態1の無線タグと同様の構成になっており、実施形態1と異なる点は半導体チップ1の裏面1yも樹脂4で覆われている。半導体チップ1の裏面1yの高さが、基板2の裏面2yの高さよりも低い場合、図13のように、回路形成面側(主面1x側)だけでなく、裏面1y側も樹脂で埋めることにより、さらに信頼性を向上することができる。実施形態4において、半導体チップ1の裏面1yの高さが、スペーサ7の第2の面7yの高さより低い場合についても同様である。
(実施形態6)
本実施形態6では、COF構造の無線タグを有するカードについて説明する。図14は、本実施形態6のカードの模式的断面図である。
本実施形態6のカードは、図14に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたCOF構造の無線タグ16とを有する構成になっている。
本実施形態6の無線タグ16は、基本的に実施形態2の無線タグと同様の構成になっており、実施形態2と異なる点は半導体チップ1の裏面1yも樹脂4で覆われている。実施形態5と同様に、COF構造の実施形態2においても、半導体チップ1の裏面1yの高さが、スペーサ7の第2の面7yの高さよりも低い場合は、図14のように、裏面1y側も樹脂4で埋めることにより、さらなる信頼性向上が可能である。
(実施形態7)
本実施形態7では、COF構造の無線タグを有するカードについて説明する。図15は、本実施形態7のカードの模式的断面図である。
本実施形態7のカードは、図15に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたCOF構造の無線タグ17とを有する構成になっている。
本実施形態7の無線タグ17は、基本的に実施形態3の無線タグと同様の構成になっており、実施形態3と異なる点は半導体チップ1の裏面1yも樹脂4で覆われている。実施形態3において、半導体チップ1の裏面1yの高さがスペーサ7の第2の面7yよりも低い場合、図15のように、裏面1y側も樹脂4で埋めることにより、さらなる信頼性向上が可能である。ただし、この場合、半導体チップ1を接着する工程と、半導体チップ1の裏面1y側を樹脂4で埋める工程は、別工程となる。実施形態5,6の場合は、半導体チップ1の主面(回路面)1x側と裏面1yを樹脂で埋める工程は、1工程で行うことが可能だが、回路面側と裏面側の樹脂埋めが、それぞれ別工程で行われたとしても、信頼性の性能が低下することはない。
(実施形態8)
本実施形態8では、TCP構造の無線タグを有するカードについて説明する。図16は、本実施形態8のカードの模式的断面図である。
本実施形態8のカードは、図16に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたTCP構造の無線タグ18とを有する構成になっている。
本実施形態8の無線タグ18は、基本的に図1に示すTCP構造と同様の構成になっており、図1と異なる点は半導体チップ1の裏面1y側を広く覆うように樹脂4が設けられている。半導体チップ1の薄型化、基板2の厚板化、スペーサ7の取付けのいずれも、技術的、コスト的などの理由で困難な場合、半導体チップ1の破損を防止する次善の方法として、半導体チップ1の裏面1y側を広く覆うように、素子保護用樹脂を塗ることが有効である。半導体チップ1の裏面1y側が樹脂4で覆われることにより、樹脂4の緩衝材としての効果が期待できるとともに、多少でも突起部分の面積が大きくなることによって、負荷が分散化され、応力が低下することが期待できる。その他の製造方法、構成については、実施形態1と同様である。
(実施形態9)
本実施形態9では、COF構造の無線タグを有するカードについて、図面を用いて説明する。図17は、本実施形態9のカードの模式的断面図である。
本実施形態9のカードは、図17に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたCOF構造の無線タグ19とを有する構成になっている。
本実施形態9の無線タグ19は、基本的に図2に示すCOF構造と同様の構成になっており、図2と異なる点は半導体チップ1の裏面1y側を広く覆うように樹脂4が設けられている。半導体チップ1の破損防止のため、実施形態8と同様に、半導体チップ1の裏面1y側に保護用の樹脂を塗ることが有効である。半導体チップ1の接続、個片化、対象物への埋め込みなど、その他の製造方法、構成については、実施形態2と同様である。
(実施形態10)
図18は、本実施形態10のカードの模式的断面図である。
本実施形態10のカードは、図18に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたCOF構造の無線タグ20とを有する構成になっている。無線タグ20は、主に、基板2と、その主面2xが基板2の裏面2yと向かい合う状態で基板2の裏面2yに接着材8を介在して接着固定された半導体チップ1と、半導体チップ1の裏面1yを広く覆うようにして基板2の裏面2y上に設けられた樹脂4とを有する構成になっている。
実施形態3で示した無線タグにおいて、スペーサ7の取り付けが困難な場合、半導体チップ1の破損防止のため、実施形態8,9と同様に、半導体チップ1の裏面1y側に保護用樹脂を塗ることが有効である。半導体チップ1の接続、個片化、対象物への埋め込みなど、その他の製造方法、構成については、実施形態3と同様である。なお、この場合、半導体チップ1を接着する工程と、半導体チップ1の裏面1y側を樹脂4で埋める工程は、別工程となる。実施形態8,9の場合は、半導体チップ1の裏面側の樹脂を塗る工程は、半導体チップ1の回路面側の樹脂を塗る工程と同時に行うことも可能だが、回路面側と裏面側の樹脂を塗る工程が、それぞれ別工程で行われたとしても、信頼性の性能が低下することはない。
(実施形態11)
図19は、本実施形態11のカードの模式的断面図である。
本実施形態11のカードは、図19に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたTCP構造の無線タグ21とを有する構成になっている。
本実施形態11の無線タグ21は、基本的に実施形態1の無線タグと同様の構成になっており、実施形態1と異なる点は、アンテナ3の突出部にオフセット加工が施されておらず、アンテナ3の突出部が開口部2aにおいて真っ直ぐ延びている。
TCP構造の無線タグの場合、半導体チップ接続のためのツールの形状によって、例えば図1のように、アンテナ3の突出部の形状がオフセットした形状となる。これを、できるだけ半導体チップの裏面高さを低くし、実施形態1、4,5又は8に示した対策が実施しやすくなるように、ツール形状を工夫するなどして、オフセットしない形状とすることが有効である。その他の製造方法、構成については、第1、第4、第5または第8の実施例と同様である。
(実施形態12)
図20は、本実施形態12のカードの模式的断面図である。
本実施形態12のカードは、図20に示すように、主に、ベース部材6と、このベース部材6の中に埋め込まれたTCP構造の無線タグ22とを有する構成になっている。
本実施形態12の無線タグ22は、基本的に実施形態1の無線タグと同様の構成になっており、実施形態1と異なる点は、基板2の主面2xに、アンテナ3を介在してスペーサ7が接着固定されている。
実施形態1、4、5、8又は11において、さらなる信頼性向上をはかるため、半導体チップ1の主面1x側において保護用の樹脂4による突起も除去することが有効で、そのために、スペーサ7を取付けることが有効である。このスペーサ7によって、アンテナ3の表面が保護されるため、第2、第3、第4の実施例実施形態2、3、4と同様である。スペーサ7の取付けは、アンテナ3の取付け後、半導体チップ1の接続後、または、樹脂4挿入後のいずれでも良い。その他の製造方法、構成については、実施形態1、4、5、8、又は11と同様である。
なお、実施形態1〜12において、無線タグは、識別情報を記憶(格納)するメモリ回路、無線通信用のRF回路、これらをつなぐロジック回路を含む集積回路を有し、この集積回路は半導体チップ1に搭載されている。この無線タグは、内部に電池などの電源を備えておらず、例えば読み取り装置(リーダー)が発した電波をアンテナを介して受け取り、受け取った電波の電磁誘導で電源を発電し、発電した電源で回路を動かし、記録(格納)した識別情報を無線で送信するものである。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
例えば、前述の実施形態では、無線タグ内蔵物品の1つであるカードについて説明したが、本発明は、有価証券、入場券、乗車券等の無線タグ内蔵物品にも適用できる。
従来のTCP構造の無線タグの模式的断面図である。 従来のCOF構造の無線タグの模式的断面図である。 本発明の実施形態1であるカード(無線タグ内蔵物品)の模式的断面図である。 本発明の実施形態1であるカードに埋め込まれる無線タグの概略構成を示す図((a)は無線タグの裏面側からみた模式的平面図,(b)は(a)の一部を拡大した模式的平面図)である。 本発明の実施形態1であるカードに埋め込まれる無線タグの1製造工程を説明するための模式図である。 本発明の実施形態1であるカードに埋め込まれる無線タグの1製造工程を説明するための模式図である。 本発明の無線タグの1製造工程を説明するための模式図である。 本発明の実施形態1であるカードの1製造工程を説明するための模式図である。 本発明の実施形態2であるカード(無線タグ内蔵物品)の模式的断面図である。 本発明の実施形態2であるカードに埋め込まれた無線タグの概略構成を示す図((a)は半導体チップの裏面側から見た模式的平面図,(b)は(a)の一部を拡大した模式的平面図)である。 本発明の実施形態3であるカード(無線タグ内蔵物品)の要部模式的断面図である。 本発明の実施形態4であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態5であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態6であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態7であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態8であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態9であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態10であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態11であるカードの要部模式的断面図である。 本発明の実施形態12であるカードの要部模式的断面図である。
符号の説明
1…半導体チップ(半導体素子)、2…基板、3…アンテナ(Cu箔)、4…樹脂、5…突起状電極(接続用端子)、6…ベース部材、7…スペーサ、8…接着材、9…空隙、11〜22…無線タグ

Claims (15)

  1. 記録した識別情報を無線で送信する無線タグと、前記無線タグが埋め込まれたベース部材とを有する無線タグ内蔵物品であって、
    前記無線タグは、
    開口部、並びに互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有する基板と、
    前記基板の第1の面に固定され、一部が前記開口部に突出するアンテナと、
    互いに反対側に位置する主面及び裏面、並びに前記主面に配置された電極を有し、前記電極が前記アンテナの一部に接続され、更に前記裏面が前記基板の第2の面よりも前記基板の第1の面側に位置する状態で、前記開口部に配置された半導体チップとを有することを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  2. 請求項1に記載の無線タグ内蔵物品において、
    前記半導体チップの主面は、前記基板の第1の面よりも前記基板の第2の面側に位置していることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  3. 請求項1に記載の無線タグ内蔵物品において、
    前記半導体チップの主面、若しくは主面及び裏面は、樹脂で覆われていることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  4. 請求項1に記載の無線タグ内蔵物品において、
    前記ベース部材は、紙、若しくは樹脂からなることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  5. 記録した識別情報を無線で送信する無線タグと、紙、若しくは樹脂からなり、前記無線タグが埋め込まれたベース部材と、を有する無線タグ内蔵物品であって、
    前記無線タグは、
    第1の面を有する基板と、
    開口部、並びに互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有し、前記第1の面が前記基板の第1の面に固定されたスペーサと、
    前記基板と前記スペーサとの間に配置され、一部が前記開口部に突出するアンテナと、
    互いに反対側に位置する主面及び裏面、並びに前記主面に配置された電極を有し、前記電極が前記アンテナの一部に接続され、かつ前記裏面が前記スペーサの第2の面よりも前記基板側に位置する状態で、前記開口部に配置された半導体チップとを有することを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  6. 請求項5に記載の無線タグ内蔵物品において、
    前記半導体チップの主面、若しくは主面及び裏面は、樹脂で覆われていることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  7. 請求項5に記載の無線タグ内蔵物品において、
    前記スペーサは、前記基板、若しくは前記ベース部材と同種の材料からなることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  8. 記録した識別情報を無線で送信する無線タグと、紙、若しくは樹脂からなり、前記無線タグが埋め込まれたベース部材と、を有する無線タグ内蔵物品であって、
    前記無線タグは、
    第1の面を有する基板と、
    開口部、並びに互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有し、前記第1の面が前記基板の第1の面に固定されたスペーサと、
    アンテナ、並びに互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有し、前記第1の面が接着材を介在して前記基板の第1の面に接着され、前記第2の面が前記スペーサの第2の面よりも前記基板側に位置する状態で、前記開口部に配置された半導体チップとを有することを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  9. 請求項8に記載の無線タグ内蔵部品において、
    前記半導体チップの第2の面は、樹脂で覆われていることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  10. 請求項8に記載の無線タグ内蔵物品において、
    前記スペーサは、前記基板、若しくは前記ベース部材と同種の材料からなることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  11. 記録した識別情報を無線で送信する無線タグと、紙、若しくは樹脂からなり、前記無線タグが埋め込まれたベース部材と、を有する無線タグ内蔵物品であって、
    前記無線タグは、
    互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有する基板と、
    前記基板に設けられた第1の開口部と、
    前記基板の第1の面、若しくは第2の面に固定され、一部が前記第1の開口部に突出するアンテナと、
    互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有し、前記第1の面が前記基板の第1の面に固定されたスペーサと、
    前記第1の開口部と平面的に重なるようにして前記スペーサに設けられた第2の開口部と、
    互いに反対側に位置する第1の面及び第2の面、並びに前記第1の面に配置された電極を有し、前記電極が前記アンテナの一部に接続され、かつ前記第2の面が前記スペーサの第2の面よりも前記基板側に位置する状態で前記第1及び第2の開口部に配置された半導体チップとを有することを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  12. 請求項11に記載の無線タグ内蔵物品において、
    前記半導体チップの第1の面は、前記基板の第2の面よりも前記スペーサ側に位置していることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  13. 記録した識別情報を無線で送信する無線タグと、紙若しくは樹脂からなり、前記無線タグが埋め込まれたベース部材と、を有する無線タグ内蔵物品であって、
    前記無線タグは、
    開口部、並びに互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有する基板と、
    前記基板の第1の面に固定され、かつ一部が前記開口部に突出するアンテナと、
    互いに反対側に位置する第1及び第2の面、並びに前記第1の面に配置された電極を有し、前記電極が前記アンテナの一部に接続された状態で、前記開口部に配置された半導体チップと、
    前記アンテナの一部、並びに前記半導体チップの第1及び第2の面を覆う樹脂とを有することを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  14. 記録した識別情報を無線で送信する無線タグと、紙、若しくは樹脂からなり、前記無線タグが埋め込まれたベース部材と、を有する無線タグ内蔵物品であって、
    前記無線タグは、
    互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有する基板と、
    前記基板の第1の面に固定されたアンテナと、
    互いに反対側に位置する第1及び第2の面、並びに前記第1の面に配置された電極を有し、前記電極が前記アンテナに接続された状態で、前記基板の第1の面上に配置された半導体チップとを有し、
    前記半導体チップの第1及び第2の面は、樹脂で覆われていることを特徴とする無線タグ内蔵物品。
  15. 記録した識別情報を無線で送信する無線タグと、紙、若しくは樹脂からなり、前記無線タグが埋め込まれたベース部材と、を有する無線タグ内蔵物品であって、
    前記無線タグは、
    第1の面を有する基板と、
    アンテナ、並びに互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有し、前記第1の面が接着材を介在して前記基板の第1の面に接着された半導体チップと、
    前記半導体チップを封止する樹脂とを有することを特徴とする無線タグ内蔵物品。
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